くまとわたくし

くまとの写真をのせます。

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早朝とったやつ
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やや遅れP1090965

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とりあえずあげる。

新シリーズ

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休む暇なし

 14時に役所の方が仮設商店街に車で連れていってくれる、ということで、それまで図書館にいることに。
 今回は奥のキッチンをシアターにあつらえて、アニメや地元の古いフィルムを流してました。

キッチンシアター





 普通車に野菜や果物、お菓子などを積んで集会所の前の広場に移動販売に来た女性は、石巻の仮設商店街の八百屋の方でした。そちらを閉めて毎週火曜日、金曜日に来てるということ。
キャベツ1個105円とか、安かったです。形が不ぞろいのものを仕入れるなどして、安いものを提供しているようです。
 帰りの電車のつまみ用に、笹かまぼこを買いました(でもそれ、裏を確認したら上野で製造されたものだった)。
 行商
 ベンチに座っているおじいさんがいたので話を聞こうとしたのですが、正直、半分も聞き取れませんでした。うとうとしはじめたのでその場を離れることに。それから4時くらいまでそこに座っていました。声をかけて話しておられた女性の姿に少し安心。

 島で罹災した、というおばあさんと、もう一人の司書さんと一緒に前日にオープンした仮設商店街に。ひとつの店は20坪で、スポーツ用品店、八百屋、本屋、食堂などが軒を並べます。
 そのおばあさんがつくったマスコットが、いろんな店に置いてありました。

商店街 

 









 図書館にもどると学校帰りの子どもで大賑わい。少し離れて展示していた絵本の原画が大丈夫か目を配らせていましたが、女の子が一人寄ってきたので、ゲームをすることに。そしたら途中で「かけっこしよう」とその子が言い出し、走ったり、サッカーしたり。次々に別の子もくるので少しも休ませてもらえず、運動不足の身には堪えました。

中央広場


図書館風景
















 他の司書さんも、それぞれいい感じで子どもの相手をしてました。
 

 そうこうするうちに閉館時間の5時に。その日は集会の予定があり、原画と本棚をいったん脇に寄せるという作業がありました。危うくバスに乗り遅れそうに。

 当日帰る二人組の女性と石巻駅で別れ、切符をとったら、降りた電車が20分も止まっているので同じ列車に戻ることに。
おいでませ
 石巻から小牛田で乗り換えるとき、「おいでませ山口」のポスターが。仙台を経由し、10時半に東京着。最終電車になることを覚悟していましたから、思ったより早く自宅に着きました。

ささやかな交流

 翌日は7時に石巻駅前に集合。タクシーで日和山に登ったら、かすんでて風景が見えない状況でした。そうすると手前の桜しか視界に入らないから、現実と切り離された世界のような環境に。

かすんだ日和山

 雨が心配でしたが、風が出てきて、徐々に雲が晴れていきました。
 それから再び女川に。

 平日なので図書館にそんなに多くの人は来ないかな、と思っていたら、朝から年配の方がちらほら。それでも全員が常時詰めておく必要はないようでした。
 そこで周囲を散策することに。写真の展示があるという掲示があったので、歩いていくと、散歩をしているおばあさんに出会いました。
 あいさつして少し立ち話をするうちに、「コーヒーでも飲んでいきませんか」とありがたいお招き。
 仮設住宅に入れていただいて、しばらく話をうかがいました。

仮設住宅










 ご主人を亡くして結構大きな家で一人暮らしをしているときに震災に遭い、周囲の人に支えられて逃げることができたけれども、家が流されて残ったのは杖1本だけ。大崎市の娘さんのところに一時身を寄せることになったけれども、慣れない土地で話相手がいないのがとにかくつらかった。
 1か月前に女川にもどってきたら、知り合いがいてみんな助けてくれるので、本当に楽になったそうです。6畳の部屋はベッドを入れるともうほとんどスペースがないような手狭なところでしたが、「住まわせてもらえるのはありがたい」と感謝の言葉を重ねておられました。
 明るく話好きな方で、もとは生命保険会社の外交員をされていたというのをうかがい、なるほどと思いました。それでも言葉の端々に、何度も絶望を感じたということがうかがえました。

 仮設住宅には一通りのものがそろっていますが、やはり殺風景。娘がカーテン買ってくれたとか、ひ孫さんの写真を飾るとか、生活にそうした彩りは大切なんだ、と考えさせられました。
 
 気がつくと2時間ほどたっていました。他の司書さんとそろそろ交代しなきゃ、と感じたのと、午後からお孫さんが来るかもしれない、というので、「よかったら集会所に遊びに来てください」と言って図書館に戻りました。

現地に入る

 石巻駅前発の14時の在来線のバスに乗りました。古くてかなり揺れ、車に弱い人はダメだろうなと感じつつ、一路女川へ。地元民でなさそうな女性の乗客が一人いて、お仲間かと思いましたが、別口だったようです。
 車窓から見える女川線の線路は、とてもすぐ復旧できそうな状態ではありませんでした。
 1時間ほどで女川の仮設住宅に到着。一山越えると、そこに広がっていたのは「すべてが流された世界」。
想像はしていましたが、その光景を目の当たりにするとやはりショックを受けました。

女川風景1











 高台の運動公園のスコアボードのあるグラウンドに仮設住宅が建てられ、その中央集会所が、絵本の図書館「ミミオ図書館」になっていて、そこで司書として活動する、というのが今回の旅の主目的なのでした。
 ここは建築家・坂茂さんの提案によって、趣の違う空間になっていました。
 ミミオ図書館はアーティストの鴻池朋子さんが始めたプロジェクトで、寄贈絵本(寄贈者のメッセージ付き)と小さな展覧会(アニメ上映など)による期間限定の図書館を被災地で開いて交流をはかる、という企画。
 司書はその場をメンテナンスしつつ、読み聞かせをしたり、ワークショップをやったり、来館者との交流をはかります。
 女川で開催するきっかけとなった高校の美術の先生と、地元で調整役をつとめる広告代理店の方に、現地の裏話などを聞きつつ、お茶飲んでるうちにこの日は閉館時間になりました。

集会所
 いったんホテルのある石巻に戻り、翌日一緒に入る司書さんに誘われ、4人で夕食をともにすることに。
 雲丹丼が安くてうまいと地元の人に薦められたという居酒屋の前で待ち合わせをしたのですが、残念ながらその日は定休日。結局、地元のボランティアの皆さんがやっているというバーベキューに参加。
 最初は19時スタートという話でしたが、肉が焼かれて食べられるようになったのは20時過ぎてからでしょうか。そのぐだぐだ感が心地よい。一見でもなんとなく輪に入れてもらってそれなりになじんでました。
 通りがかった人権活動家という男性は、アフリカからイギリスに亡命し、いまは大阪に家があって、こっちに来てるというので、家どこですかと聞いたら「平野」とのこと。平野といえば20年前に私が住んでたあたり。
 楽しい時間を過ごし、日が変わらぬうちにホテルに引き揚げました。


変わる風景、変わらない風景

 約半年ぶりの石巻。ここでぜひ行ってみたいところがありました。
 日和山に上がる坂の手前に喫茶店があり、昨年石巻図書館で第1回のミミオ図書館が開館された際、そこを覗いたときにおばさんに「開けてないけど寄っていってよ」と誘われたのですが、つい遠慮してしまいました。
 「むぎ」というその店がどうなっているのかが気になっていたのです。
 石巻図書館の2階がどうなってるのかを見にいったら、残念ながら閉館日。そういえば月曜日だった。
 そして喫茶店に行くと「営業中」の看板が。
 またあとこようと考えて、日和山に登りました。 いい天気だったので、午前中でもかなりの花見客が。自販機の冷たい飲料がコーヒーを除いて軒並み売り切れ。
 日和山からは、海側の被災地域が一望できます。再開した工場はあるけれど、いまだに石ノ森漫画館は再オープンできていません。たしかにいまの場所で再開するのは防災上問題あるかも。
 残すかどうかで物議をかもし、結局撤去されることになった巨大鯨缶も肉眼で確認できました。

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 満開の桜と被災地、山の上と下では別世界。
 
 坂をおり、喫茶店の扉は開いているのに誰もいない。しばらく周辺を歩きつつ覗いて3回目、ようやくマスターがいるのを発見。
 地元に戻ってオープンして52年、建物は助かったものの、上にかけてあるメニューの真ん中あたりまで水がきて電気系統がダメになり、ことしに入ってようやく再開できた、といいます。
 昔ながらのサイフォンで淹れたアイスコーヒーは懐かしい味がしました。


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 最初は震災について話をしていたのですが、途中からテレビでやっていた高速バスの事故でバス談義に。
 マスターは「バスに乗るときは絶対に運転手側に乗る」。
 石巻で目を引いたのがピンク映画館が営業してたことでした。いまだに客はいるのでしょうか。
 それからごはんを食べようと仮設商店街へ。牛タン屋が混んでるからとちょっとうろうろしていた隙に、その店は全部売り切れ。

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 となりの弁当屋さんをのぞき、結局その隣の揚げたてというカレーパンとメロンパンを買い、川べりで昼食。いよいよ今回の主目的の「女川」に向かうことに。







災害からのリスタート

 五味さんといえば、翌日から参加予定の「ミミオ図書館」に絵本を寄贈しようかと思った作家さん(とはいえ五味さんクラスになると、すでにある本と被らないものがどれかの確認ができなかったので、選んだのは飛び深川の古本屋で手に入れた飛び出す「スノーホワイト」と「ひゃっかいだてのいえのひみつ」とはまのゆかとウルトラマン、というチョイスに)。

 館外のオブジェを少し見て、隣の県立図書館に。ビジネスの書架担当の方にごあいさつしつつ話をうかがいました。

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 福島では建物の被害はそうなかったものの、大きなホールなどは壊れたところがいくつかあったそう。福島図書館では天井から空調のダクトが全部落ちたり、大きな被害が出たそうです。そこで玄関から少しのスペースを使ってしばらく仮開館の状態で、1年以上かかってようやく全面オープン。とはいえ外壁の工事等はまだ終わっていないようでした。
 建物の被害よりも、その後の放射能の状況と風評被害のほうがこたえてるのが実情、とのことでした。
 
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 そんななかでも、子育て関連本の企画を設けたり、震災情報のアーカイブを整備していたり、精力的に活動しておられます。そうしたことができるのは、正規職員の多い「県立」という特性もあるのでしょう。
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ビジネス情報の充実していた川崎図書館でも感じたことですが、民間委託を進めるのは単純によい選択とは思いません。

 美術館前には私鉄が走ってるのですが、見えた電車に乗り遅れ、巡回バスが駅に戻ったときには予定していた電車の発車時刻でした。バスを降りる子連れのお母さんが万札しか持ってなかったら「次に乗るバスの運転手に払ってもらえればいいです」。都心ではない対応ですね。
 駅前の温度計をみると32.4度。「まじかよ」と思ったら、実際にこの日福島は日本でいちばん暑かったそうです。

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 駅ビルにえらく流行っていた蕎麦屋があったので、そこで昼食。味は…ふつう。

 次の在来線でのんびり仙台へ。前に座っていた大家族のお母さんのしかりつける言葉が乱暴でとてもよろしくなく(お父さんは空気)、子どもの行く末をちょっと心配。
 途中で花見客がどっと乗ってきて、川沿いの桜に沿って走るときには、わざわざ電車のスピード落として見せてくれました。本数少ないとそういうことができるなあ。ということで、仙台に着いたのは4分遅れ。

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 乗り継ぎにあまり時間がなくなり、結局鳴子温泉に着いたのも食事の出る6時過ぎになってしまいました。


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 泊まった宿は施設の古さは否めないものの、部屋はまあまあ、食事もそれなり(ぜんまいが新鮮だった)。ここで東北の味付けは全般に甘い、ということに思い至りました。あとビールはもうちょっと冷やしてほしい。
 温泉もよし。ただ、名物らしかった薬湯(大浴場とは別部屋になっていた)はタイミングが合わずに入れず。
 翌朝、午前中のそこそこ早い時間に石巻にはいるには8時の電車に乗らねばならぬ、ということで、鳴子散策は断念。朝食もそこそこに駅に向かって、駅のそばでやってたささやかな朝市でこけしキャラのミニタオルのみ購入し、また電車の人に。
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