2007年02月14日

目標3

以前、一緒に働いていた人がいて、その人は自分のスキルアップの為に、今、東京で働いている。

学生時代は東京で過ごしていたというから、全く東京を知らない人ではないし、東京に知人もいるだろう。
でも、長い間、名古屋でフリーで働いていたその環境を捨てて上京し、慣れない宮仕えをしようとした決心の程はいかばかりか、想像するだに難しい。
既に最初の企業は辞め、次の企業にステップアップしている。
そして、今、さらにもう一段高い企業へ就職するための挑戦をしている。

先日、そういう状況を聞き、その生き様はかっこいい、是非頑張って欲しい、とエールを送ったのだが、今日、その本命企業の一次試験通過の知らせが来た、と報告が入った。
こちらも嬉しくなり、よかったねぇ、とメールを返す。
俺より6つほど年上の女性で、言いたい事ははっきり言うタイプ。
東京に出て、環境が変わって、自身のスキルは勿論、それ以外の部分でも吸収する事が多いようで、ギャイも出てくれば?という冗談とも本気とも解らない事を言っていたりもする。

この側面だけを見ると、一大決心をして上京し、曲がりなりにもキャリアアップを果たし、順風満帆であるかのように映る。
しかし、世の中はそんなに良い事ばかりではないらしい。

慣れない土地での一人暮らし。
スキルへの向上心。
次々と変わっていく職場の人間関係への配慮。

大変な事は山ほどある。

そして、どうやらおっきなストレスを抱えてしまっているらしい。
その大きさは、自分で抱えきれるかどうかの、ぎりぎりのラインといった感じだ。
そもそも、精神的にちょっとやばそうだけどどうしよう、という相談から、次のステップアップの話も聴きだしたのだ。

性格的には喜怒哀楽の波が大きく、一緒に働いているときも、怒ったり笑ったりと扱うのが大変だった覚えがある。
波が大きいという事は、良好な状態のときはいいが、事態が悪化した時はどんどん沈んでいってしまうのだろう。
もっとも、激しい気性の持ち主なので、沈む、というよりは荒れる、という方が表面的には正しい表現になるだろう。
ただ、内面については、やはり思うようにいかなければ、苛立ちがつのり、落ち込んだり、悩んだりするのだろう。
表面的に、ストレスを貯めないように見えるため、なかなか他人に理解されないのではないかと思うが、きっとこれまでも色々な事があったに違いない。

相談を受けたのは、先週の金曜日。
昼間、電話がかかってきて、「ギャイ、今何やってる?」という問いに、家にいるよと答えたところ、「私も家にいる」と返してきた。
最初、その日が金曜日、という事に全く気が行ってなかったので、「ふーん」と返事をした。
「何で家にいるか聞かないの?」と言われて初めて平日の昼間に家にいる事のおかしさに気がついた。
どうやらストレスで会社を休んだらしい。
それも木・金と二日連続で。
さらに、今週は月曜日が祝日の振り替えで休みなので、都合5日間会社に顔を出さないということになる。
身体に異常はなく、行きたくない、という理由で休んだそうだ。
通常、良識ある社会人が、行きたくない、という理由だけで二日も会社を休んだりはしない。
ちょっとやばい状態なのかな、と思った。

彼女は、俺がウツで会社を辞めた事を知っていたので、どんなもんなのかを聞きたく連絡してきたのだ。
そこで、自分の体験を話し、彼女の現状を聞き、どんな状態にあるのかを、素人ながら分析して、アドバイスをしてみた。
話を聞いた感じでは、まだ、ウツにはなっていないけれど、後一押しすればウツに転がり落ちるかも知れない、という状況だ。
ただ、先にも記したとおり、彼女は気性が激しいので、一押しされたら、ウツには転ばず、キレて暴れてしまう、という方向に向かいそうだとは思った。

が、いずれにしても抱えているストレスは大きいようだ。
顔に吹き出物が出来たり、肌がぼろぼろになったりしているようで、身体的にも兆候が現れているようだ。
かかりつけの内科の先生に精神安定剤を処方してもらっているようで、それを飲んでやり過ごしている、という感じだ。

アドバイスをする、といっても、自分自身の病もままならない身で、何を言えるのか、とは思うが、こういう話を聞くと、自分と同じになって欲しくない、という気持ちが働くのか、必要以上に親身になって話をしてしまう。
とりあえず、知っている事はみんな話した。
「これをやるとストレス解消できる」というものを、趣味でもなんでも持っていると、ストレスのたまり方が違うらしい、といった事など、最近仕入れた知識も総動員だ。
そして、何より、ちょっとでも疑いがあれば、心療内科などに通って、早く治した方がいい、という事を強調した。
もちろん、行きゃ治るってもんでもない。
でも、少しでも早ければ、回復も早かろうし、まだウツじゃなければ、ウツにならずに済むかもしれない。
そんなことを一生懸命しゃべったので、2時間近く電話していた。

後から、ありがとうのメールをもらった。
そして今日、一次試験通過の喜びのメールももらった。
まだまだこれからも辛い暮らしをしていく彼女であるが、その辛さが少しでも和らいでくれたのなら嬉しい。

俺以外にもいろんな人に相談したんだろうが、ウツかも、という相談はきっと他の人には出来なかったと思う。
ストレスがたまって困る、とは言えても、ウツっぽいけどどうしよう、とは中々普通の友達には言えない。
俺がウツだから打ち明けてくれたと信じる。

自分の事を考えてみよう。
自分でも、やはりウツの事はウツの人にしか相談できない。
普通の人には愚痴はこぼせても、こちらの心情を一向に理解してくれる気配はないからだ。
自分は、社会保険労務士を目指している。
これは、企業の労務関係を取り仕切る仕事だ。
一般には社会保険の手続きや給料計算などが主な仕事になるのだろう。
でも、労務とは、会社で働く人たちの面倒を見ると広く解釈する事も可能である。
ならば、会社の中で苦しんでいる人たちのメンタルをも面倒見てやっても、何らおかしいところはないだろう。

俺は、今の資本主義社会・自由競争社会そのものに対して怒りをもっている。
決して共産主義者ではないが、カール・マルクスという人に尊敬の念を抱いてもいる。
なぜならば、如何にすれば労働者が幸せを享受できるか、という事を、自分の人生すべてをかけて考え抜いた人だからだ。
俺は、社会を変革するような大それた事はできやしない。
しかし、自由競争こそ正義、という人を不幸にすることを厭わない不完全な社会体制の中で、もっと具体的に言えば、企業という機械組織の中で、人間関係や仕事の重圧にもがき苦しんでいる、そうした人々にほんの少しでも助けの手を差し伸べたいと思っている。
心理カウンセラーだとか、メンタルヘルスという分野に手を伸ばしていきたい。
社会保険労務士で、なおかつ心理カウンセラー。
会社の制度というハードも面倒見つつ、働く人々の心というソフトも面倒を見られる存在。
薄ぼんやりとだが、そんなビジョンを今持ち始めている。
いつ、そこに到達できるのかはわからない。
まずは社労士試験に合格しなければ話にもならない事だ。

今までの人生の中で、やりたい仕事、と考えたとき、それは、自分に向いているのかどうか、食っていけるのかどうか、やっていて楽しいかどうか、という事が主眼に置かれていた。
でも、今持っているビジョンは、初めて、社会のため、人のために役に立ちたい、という願いがこめられている。
自分に向いていて、やって楽しく、社会の役にも立つ。
そんな素晴らしい仕事こそ、人生を賭けるに値するのではなかろうか。
そんな事を考えながら、今は生きている。
自分の抱えるウツと闘いながら・・・。

tomo7336 at 03:03│Comments(2)TrackBack(0)clip!

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この記事へのコメント

1. Posted by stareer   2011年11月27日 04:20
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2. Posted by monotonousis   2011年11月27日 08:03
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