ボトルNo.11〜No.20

2005年05月11日

d9d5b1ce.JPGB14 Wisdom in the New Aeon

去年の夏、初めてパラグライダーのタンデム飛行を体験しました。

細長いパラシュートを背負ってインストラクターと共に、山の崖っぷちから飛び立ち空中遊泳を楽しむものです。

朝霧高原という所で飛んだのですが、目の前に富士山がそびえ立ち右手奥には駿河湾が見え、そりゃもう気分は最高!(^_^)v

標高約1100m付近から見下ろす景色はちょっぴり地球の丸さを感じさせてくれます。(かなり心理的なもの…笑)
約20分の短い飛行でしたが、すっかり空の魅力を堪能することができました。

そんな私ですが、実は高所恐怖症です(でした?)。
タンスの上くらいの高さから足がぞくぞくしてきたり、超高層ビルの真下からビルを見上げるのさえも冷や汗が出るくらい高い所が苦手。

でも、どういうわけか空を飛ぶことは私の長年?のだったんです。
なので…、とりあえず飛んでみました。笑

実際に飛んでみると、腰から足が笑っているみたいにヘロヘロしてくるし、ロープを握る手は汗ばんでくるし、自分の頭さえも動かすのが困難なほど怖い!!!
どんどん気流に乗って上空まで押し上げられ、左右にぶんぶん振り回されるし。
\(◎o◎)/!イヤ〜!

どっと汗を噴出しながらグルグルしている最中ふと何かと目が合いました。
それは富士山
なんだか私の様子を見て笑いをこらえているように見えたんです。
そうしたら私まで急に可笑しくなっちゃって。

わざわざ怖い思いまでして空飛んじゃったりしてるけど、こんな宙ぶらりんな状態でジタバタ怖気づいてもぜーんぜん意味ないじゃーん。って。

だって本当に富士山はデーンと居座っているし、緑の大地はまるでコケのように地面に張り付いているし、空はどこまでも高くて想像以上に地球は広いってかんじなの。

そうなると私っていう小さな生き物がちょっと空飛んだくらいで怖いだとか、生命の危機だとか言っているのがバカらしい。
怖がる暇があったら周りをよく見渡して、普段では見られない風景や状況を楽しみなさいって言いたいよね(自分に)。


富士山の助けもあって、飛行の後半は十分自然のダイナミックさを楽しむことができました。

p.s:その時一緒に行って飛んだ私の父はすっかりハマり、今ではパラグライダー教室に通ってます。うらやまし〜!

(19:08)