2007年03月22日

ショウ君のおへそを人差し指で押していた。

照明の薄暗い、どこかの高級レストランに私は一人でいた。
テーブルの一席に座ると、はす向かいに4つくらいの男の子が一人で座っていた。
「名前は?」と聞くと、「ぼく?ショウ君」と答えた。
心配になった私は「どうしたの、お父さんとお母さんは?」と聞いた。
男の子は「お父さんがもうすぐ帰ってくる」と答えた。
しかしそれはもう誰もむかえに来ないことを知っているかのような、少し寂しげな言い方だった。
ショウ君がそう答えたとき、今まで空席だった私の向かいの席に、
男の人が座っていることに気づく。
「そっか、じゃあお父さんが戻ってくるまで僕とこのお姉ちゃんが一緒に待っていてあげるね。」
そう答えた男性は見知らぬ人で、でもなぜか24歳だということを私は知っていた。
男性は坊主っぽい短髪で、黒いジャケットを着ていた。すごく私のタイプの人だった。
なのに私はまったくその男性に興味をもてないでいる。
私はグラスビールを飲みながら、ショウ君をひざのうえに乗せ、ショウ君のおへそを人差し指で押していた。



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