秋が深まって
乾いた冷たい風とか
冬の香りとか
色づく木々とか落ち葉の音とか
哀しい知らせとか

この時期心がざわつくのは私だけでもあなただけでもなくて、人の習性です。

何千年も前から、冷え乾き始める季節の心身の状態を整えるケアが行われ、伝えられてきました。

今日は、アーユルヴェーダのセラピストさんのお力を借りて、簡単なセルフケアをお伝えしますね。
5分でできるから、やってみてくださいね。

教えてくれるのは、小金井のアーユルヴェーダサロン「つむぎのいえ」オーナーセラピスト
高島美沙さん。
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※カフェでくつろぐみさちゃんを激写。
笑顔がかわいくて器の大きな素敵セラピストさんです。
つむぎのいえH.P.

ちょくちょく彼女の可愛い息子さんとも写真に写っているので、「智子さんは何人か子供がいる」と思われるのですが、どの子も人様の子です。笑

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※みさちゃんの息子さんとの夏の甘い思い出


さてさて
いきなりやり方いきましょう。
なぜそれをするのかは、後ほど。

【【耳のオイルマッサージ】】

◎用意するもの「太白ごま油」

スーパーの食用油コーナーで数百円で売っています。
茶色くない、ごま油特有の香りのない透明なごま油です。
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アーユルヴェーダに詳しい方は、キュアリングを思い浮かべたと思います。
キュアリングというのは、ごま油を90度に温めて、ゴマが本来持つ熱質を高め皮膚への吸収を高めるための方法。
それが面倒に感じてやめてしまった方もいるかもしれません。油の温度を測る温度計を探すところからスタートかいと思うとね。
でもご安心ください。
必ずキュアリングが必要なのはインドの油。
日本で売っているごま油は、そのまま使っても問題ありません。
においやべたつきもほとんど気にならないと思いますよ。

だけど
「可能なら、浄化のために火を入れるとより良いですよ」
と美沙せんせい。
なるほどね!

余力のある方はぜひキュアリングしてくださいね。


◎最適な時間は 「朝」

東洋医学やアーユルヴェーダの考え方では、行動に適した時間というものがあります。
耳のマッサージをするのに最適な時間は、朝です。
ゆっくりできる日の朝に、お白湯を一杯飲んで、自分をいたわる時間をひととき持ちましょう。

朝はデトックスの時間なので、耳に限らず例えばおなかのセルフマッサージも朝がおすすめです。

だけど朝はどうしても時間がとれない方は、時間は気にしなくていいかなって私は思います。
何もやらないより、夜でもいいからやったほうがいいと思います。

◎HOW TO 耳マッサージ◎

1.左手にオイルを取ります。掌のくぼみにほんのり溜まる程度。(どちらからでもOK)
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2.右手の人差し指・中指・薬指の3本にオイルをつけて
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3.右耳の上部内側(図の①地点)からスタートし、耳の形に添って矢印の方向に優しく小さな円を描くようにこねながら下がっていく。
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4.耳たぶのあたりまで下がったらひとつ内側に入って(図の②地点)同じく優しく小さな円を描きながら下がり、耳たぶまで下がったらまたひとつ内側へと移っていく。
滑りがわるくなったらオイルを時々足す。
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5.耳の穴の近くまできたら、☆印のところに3本指をそろえて添え、軽くプレス。(ここは経絡でいう胆・三焦・小腸の重要ポイントの集まる場所でもあります)
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6.人差し指と中指の股で下から耳を挟み、上下に優しくスライドする。
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7.こめかみに軽く3本指を添えて円を描くように皮膚をスライドする。


8.掌でふんわりと耳を覆って、3回深呼吸しましょう。
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反対側も同様に行います。


難しかったら、細かいことはこだわらず耳全体をオイルで優しくマッサージできればOKよ!
耳を覆って深呼吸するだけでも助けになると思います。

余力のある方は、そのまま頭と足の裏もオイルマッサージしましょう。

タイ古式マッサージでも、最後に両耳を覆って鎮める手技があります。
バリニーズマッサージにもあるそうです。

耳って、人間の感覚器の中で最も受容的な、愛の器官なんですって。
愛と受容の器官。

耳は腎臓の経絡の感覚器でもある。
そして腎臓は、卵巣・子宮とともに生殖に携わる重役。

アーユルヴェーダでは耳はVata(風の性質)、内臓では大腸と繋がるそうです。
肺と大腸の経絡は秋に影響をうけるところ。
感情では、悲しみとつながってる。

腎臓が影響を受ける季節は冬、感情は不安や恐怖。

だから秋から冬に移っていく今。耳のマッサージが必要なんです。


かけがえのない1日1日を、健やかに幸せに生きるために。
むかしむかしインドや中国やいろんなところで賢者や聖者や癒し人が、各地でみんなの同じ悩みを解決するために考えて伝えて来た智慧。

耳がオイルで潤ってまったり落ち着くと、心がすごく落ち着きますよ。
よく眠れるようになるので、この時期多い寝つきが悪かったり眠りが浅い症状にもおすすめです。

それから、超簡単な方法で耳から心を落ち着けるのが
「耳を温める」。

イヤーマフで耳をホカホカしてもいいし、耳に綿を軽く詰める方法も良いです。
いらいらソワソワしなくなりますよ。


何もケアしていなかった20代の頃の私は、秋風が吹く頃になると毎年ソワソワふらふらと
「バイトやめようかな」
「旅に出ようかな」
「恋人とお別れしてみようかな」
などど、地に足がまったくついていない思い付きだけの行動をとっていたものです。
東洋の智慧に出会うまで、金木犀の香りにはこころをザワつかせる作用があるのかも知れないとか仮説を立ててポエム書いてましたね。爆)

はい、そんなわけですので、すぐに太白ごま油をゲットして、耳をオイルまみれにして落ち着いてくださーい!



みさ先生、ありがとうございます🌸
みさ先生のアーユルヴェーダサロン↓
https://tumuginoie.amebaownd.com/


【年末年始の営業】
2020年は12/29(火)まで
2021年は1/4(月)より営業いたします。

例年通りですと11月を飛ばして12月末からご予約が埋まっていきますので、年末のメンテナンスをとお考えの方はお早めのご予約をおすすめいたします★
※おひとりごとにタオルやシーツを交換し、換気と必要な消毒を行っております。

【11月のご案内可能日】
24日(火)26日(木)29日(日)
12月のご予約も承っております。ご希望日とお時間をお知らせください。

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