2013年03月13日
冒頭の匿名ダイアリー記事にあるように、もちろん羽生さんの演技ではありません。
苦悶の表情なのですが、それを上手くネタにした勝利でしょう。

そしてこの記事は、それをネタにするだけではもったいない熱戦でしたよ、というものになっています。
羽生さんの形勢判断は極めて厳しく、他棋士が「羽生ペース」とか言っていても、本人は「まだまだこれから・・・・むしろ苦しい」というのが、だいたいです。
「勝ったと思ったのは、終局の数手前」というのがほとんどというくらい、実に慎重な態度で対局に挑んでいます。
それでなくても、この将棋はテレビ用に持ち時間の少ないもので、通常1分ある棋戦が多いのですが、このNHK杯は30秒で指さなければなりません。
さすがのプロでも30秒では到底読みきれず指してしまうようで、時間一杯できるだけ考え抜いている表情が羽生さんのこれでしょう。
少し話がそれますが、先月名人戦において「羽生vs渡辺戦」という挑戦者を決定づける大一番がありました。
この戦いでは、終盤お互い読み違いがあり結果、羽生勝利となりましたが、対局後に見に来ていただいているお客さんの前で解説会が行われ、その際に解説をしていた棋士から
「これこれこう指すとどうされたのですか?」
と問われ、初めて指していた二人が読み抜かっていたことに気付いたことがありました。
その際、観客者から笑い声が聞こえたのだとか。
順位戦の持ち時間はそれぞれ6時間もあります。
朝から指しはじめ、終わるのは深夜になることも多いですが、夜中まで延々と考え抜き、最後の最後の読み違いを笑われれしまう・・・。
もちろん会場の雰囲気や、解説者の喋りの上手さ(解説していた木村さんという棋士は落語家のように上手な方)もあり、つい笑ってしまったのだとは思いますが、指していた二人の心境は複雑だったでしょう。
そして今回。
ネタとして秀逸で将棋に関心を持っていただけると嬉しくはありますが、それだけで羽生さんが、いや棋士全体が演技派・・・そこまでは考えないでしょうが「そうではないんだよ」という記事がはてな匿名だいありーで取り上げられ、また多くのブックマークが付いていることから、ちょっと安心もしたところでした。
最後に、最近将棋ネタがまとめサイトなどでもちょくちょく扱われるように思います。
サイト管理者には案外将棋ファンが多いのかもしれません。
当サイトもご存じのようにその一つでありまして、また一人熱い将棋ネタを書いてしまうかもしれませんので、ほどほどにお付き合いをお願いいたします。
苦悶の表情なのですが、それを上手くネタにした勝利でしょう。

そしてこの記事は、それをネタにするだけではもったいない熱戦でしたよ、というものになっています。
羽生さんの形勢判断は極めて厳しく、他棋士が「羽生ペース」とか言っていても、本人は「まだまだこれから・・・・むしろ苦しい」というのが、だいたいです。
「勝ったと思ったのは、終局の数手前」というのがほとんどというくらい、実に慎重な態度で対局に挑んでいます。
それでなくても、この将棋はテレビ用に持ち時間の少ないもので、通常1分ある棋戦が多いのですが、このNHK杯は30秒で指さなければなりません。
さすがのプロでも30秒では到底読みきれず指してしまうようで、時間一杯できるだけ考え抜いている表情が羽生さんのこれでしょう。
少し話がそれますが、先月名人戦において「羽生vs渡辺戦」という挑戦者を決定づける大一番がありました。
この戦いでは、終盤お互い読み違いがあり結果、羽生勝利となりましたが、対局後に見に来ていただいているお客さんの前で解説会が行われ、その際に解説をしていた棋士から
「これこれこう指すとどうされたのですか?」
と問われ、初めて指していた二人が読み抜かっていたことに気付いたことがありました。
その際、観客者から笑い声が聞こえたのだとか。
順位戦の持ち時間はそれぞれ6時間もあります。
朝から指しはじめ、終わるのは深夜になることも多いですが、夜中まで延々と考え抜き、最後の最後の読み違いを笑われれしまう・・・。
もちろん会場の雰囲気や、解説者の喋りの上手さ(解説していた木村さんという棋士は落語家のように上手な方)もあり、つい笑ってしまったのだとは思いますが、指していた二人の心境は複雑だったでしょう。
そして今回。
ネタとして秀逸で将棋に関心を持っていただけると嬉しくはありますが、それだけで羽生さんが、いや棋士全体が演技派・・・そこまでは考えないでしょうが「そうではないんだよ」という記事がはてな匿名だいありーで取り上げられ、また多くのブックマークが付いていることから、ちょっと安心もしたところでした。
最後に、最近将棋ネタがまとめサイトなどでもちょくちょく扱われるように思います。
サイト管理者には案外将棋ファンが多いのかもしれません。
当サイトもご存じのようにその一つでありまして、また一人熱い将棋ネタを書いてしまうかもしれませんので、ほどほどにお付き合いをお願いいたします。
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コメント一覧
1. Posted by 名も無き一般読者 2013年03月13日 21:41
そういう事情があったのですね。
将棋はあまりわからないので助かります。
将棋はあまりわからないので助かります。
2. Posted by 管理人:tomov 2013年03月13日 22:18
勢い長文失礼しました。
またお楽しみに!(誰がじゃ)
またお楽しみに!(誰がじゃ)
3. Posted by 声優の名無しさん 2013年03月14日 00:35
対戦相手の表情も見られればまた印象が違ったのかもしれませんね。
相手の棋士の方にとっては衝撃の逆転負けになるわけですし
相手の棋士の方にとっては衝撃の逆転負けになるわけですし
4. Posted by 管理人:tomov 2013年03月14日 08:40
相手の棋士は郷田さんという超一流棋士です。今、タイトルも1つ持ってます。
割と顔に出やすいタイプのようで、問題の羽生さんの手が出て以降、悔しさと諦めとが入り混じったような、悲しくもちょっとふてくされた感じの指し方をされてました。
郷田さんはプロでも気づきにくい本流の手を指すので、一般の方はもとよりプロの棋士にもファンが多いのだとか。
割と顔に出やすいタイプのようで、問題の羽生さんの手が出て以降、悔しさと諦めとが入り混じったような、悲しくもちょっとふてくされた感じの指し方をされてました。
郷田さんはプロでも気づきにくい本流の手を指すので、一般の方はもとよりプロの棋士にもファンが多いのだとか。