2014年02月21日
2月18日、19日と青森県弘前市において将棋「王将戦第4局」が開催されました。
今期の王将戦は、現在最強と名高い渡辺王将と、将棋界の大スター羽生3冠の対戦となっています。
結果は羽生3冠が勝ち、対戦成績を2勝2敗の5分としました。
しかしこの対戦で、勝った羽生3冠の特徴である
「対局において勝ちが見えたら手がふるえる」
が出ませんでした。
なぜなら羽生3冠は、勝って嬉しいものの、ただ喜んでもいられなかったからです・・・
下の画像が、羽生3冠が勝ちになったにもかかわらず、手が「ふるえなかった」ものです。

「勝ちが分かると手がふるえる」は、これまで何度か羽生3冠の話として紹介させてもらってますが、今回、勝ちとなったにも関わらずふるえませんでした。
これには、「王将戦」の勝者に行われる「恐怖の記念撮影」が関係していると考えています。
「恐怖の記念撮影」とは・・・。
今回の対局である「王将戦」は、スポーツニッポン新聞社と毎日新聞の主催となっています。
そして、この棋戦の勝者は、勝った後の記念撮影が行われ、色々なコスプレやポーズを取らされるのです。
これが棋士にとって相当な恐怖になっているのではないかと推測されます。
では、まず今回勝った羽生3冠の勝利後の写真がこれ。

なんというかシュール。
勝って罰ゲームとはスポニチも酷なことをします。
そして翌日には・・・

なぜか雪かき・・・。
コスプレじゃないけど、「なんでこんなこと・・・」という羽生3冠の表情が読み取れます。
そして前回の第3局、1月29、30日に行われた第3局での撮影がこれ。

「青森へGO!」じゃねえよ。
ちなみに羽生3冠の後ろに映っている人を渡辺王将と勘違いした人もいるようですが、別人です。
その翌日には

笑顔はみせてもこのポーズの中途半端さ。
続いては、第1局、第2局を勝った渡辺王将の記念撮影がこちら。

真顔の目線がなんとも・・・。
そして第1局では

忍者に囲まれる渡辺王将。
つまりは、こういう辛さがあるからこそ羽生3冠の手はふるえなかった―――
「また、あれがあるのか・・・。」と脳裏をよぎった、と。
一方、今回敗けた渡辺王将は局後

「負けたけど、ま、いっか」という表情?
少しだけ安堵の表情が読み取れます。
さて今回は、リンゴの産地・青森県弘前市で行われました。
前日の前夜祭での渡辺王将からは

「さきほど市長様の祝辞で『りんごとアップルパイを食べて』というお話がありましたので、そちらをいただきながら、対局を頑張りたいと思います。」
と挨拶がありました。
ここから対局者の二人のリンゴ合戦が始まります。
まず初日の午前のおやつで渡辺王将が

フルーツ盛り合わせでリンゴを軽く食べます。
そして午後のおやつは、渡辺王将が

アップルパイとリンゴジュース。
ちなみにリンゴジュースは

地元の工場で作られたもの。
そして羽生3冠も負けてはいない。

タルトタタン(リンゴのタルト)を注文。レモンティーはご愛嬌。
翌日は、渡辺王将が朝のおやつで再びフルーツ盛り合わせ。

午後のおやつは羽生3冠が

アップルパイ。
渡辺王将が

リンゴジュースを注文と、地元のリンゴを十二分に堪能されたようです。
ちなみに前夜では

はっぴを着さされ、

「ヤーヤドー!」と掛け声を掛けさせる
この時点で今回の対局の勝負がついていたというのは、全く根拠がない話で終わりたいと思います。