ゆうきともからのお知らせ 2

主に monthly Magic Lesson に対するお知らせや、ゆうきともの個人的な見解等を不定期に書き込むblogです!

体調は多少よくなりましたが、季節の変わり目についていけない虚弱体質のゆうきです。

この時期、遠方で炎天下 (まあ雨よりはましですが)のもと、芝生の上で30分の演技?を2回ほどしてみたり (^_^.) ……mMLや他の映像しかしらない人は想像つかないでしょ! 自分でも驚きますが、こう見えて (どう見えて?) まあいろんな仕事をしております。 地方でレクチャーしてみたり、いや、つくづく自分の年齢を感じております。

さて11月15日、12月20日の予定で (やっと) 本が販売されそうです。

11月の本は文庫本の 「ハウツーもの」 で、12月はここでも何度かふれてきた新書本であり、一応一般向けの読み物です。たとえそう見えなくても、表向きは一応そうなっています。

どちらも一般の (マジック専門ではない) 出版社なので、想像以上にこちらの最初の思惑とは違った感じのものになりそうですが (特に一般ハウツーものという前提ですと、本のタイトルや演目のタイトルが驚くほどベタになるようです)、まあ安いので、見かけたら2,3冊買ってやってください。

正式なタイトル等決定いたしましたら、もう一度お知らせいたします。

「一般向け」 で思い出しましたが、私のDVDである 「ワイズ・ワークス」 や 「トランプの友」 を、本当に初心者の方にススメテくれる方が (結構) いるらしいのですが、ビジネス的にはまあ、売り上げがよければ (それはそれで) いいのですが、はっきり言ってしまうと、これらのソフトは一般向けでもなければ、初心者向けでもありません。ある程度の知識や技術、経験のある方たちを対象としておりますので、くれぐれも注意が必要かと。

より詳しくいえば、 「トラ友」 は完全に専門家を対象にした、カードマジックの古典や、プロブレムに対するゆうきなりのアプローチですから、元になるトリックをご存じない方にとっては、単なるトリックの解説ビデオとしか受け止められないでしょうし、当然基本的な技法や用語の解説もしておりません。何かすぐに覚えられるかと思って買った初心者は面食らうことになるでしょう。

「ワイズ・ワークス」 は、そもそもUGMというマジックショップのお客様を対象として製作している関係上、収録作品はバラエティにとんだものとなっており、技術的にやさしいものが数点解説されてはおりますが、少なくとも私自身が、これから初めてマジックを覚えようとする方にオススメすることはありません。

結局 「mML」 は、これから映像ソフトでクロースアップ、特にカードを学びたいという方にオススメできるよう (私の責任において) 製作をはじめた、初の教材ということです。普通に余技として楽しみたいのであれば、1〜3号くらいで充分だとおもいますし、1年分の内容を本当に理解し、実践していただければ、一生楽しめるくらいのボリュームは充分あると考えます。無論これはカードとカジュアルなクロースアップ・トリックの基本ということですが……。
あとは、より深く専門的な技術や知識を学びたいという方、まがりなりにも一応映像でトリックを確認してみたいという方、そういった方たちに続けていただければと (ゆうきは) 考えています。

ちなみに 「トランプ・タイム」 という冊子の4号がやっと単売される運びとなりました。1〜4号には、精選されたカードマジックの傑作が全部で20種類解説されており、カードを配る、混ぜる、広げる、そういった本当の基本だけで成立する、すばらしいアンソロジーです。mMLでいえば、1〜3号程度の技量で楽々とこなせる内容ですから、お持ちでない方はこの機会にぜひどうぞ!

1,2号くらいならば初心者にオススメしてもよろしいかと。

「温泉レクチャー2」 も無事発売されました。無論初心者には勧めませんが、音や映像はともかく、パケットがひとつおまけで付属しておりますし、実用的なトリックをお求めの方にはよろしいかと。小冊子 「モダクラ・DX3 あなたのカードの行方」 も、収録されております。  

日比谷の 「シャンテ・シネ」 にて観てまいりました。で、まずは本編と関係ないことなのですが、劇場によってはチケットを持っているにもかかわらず、窓口にて当日の指定時間、指定席のチケットと、あらためて (窓口にならび) 交換しなければならない場所が最近増えてますよね。多分。

今回は (たまたま) 何度か足を運んだことのある劇場で、そのシステムの融通のきかなさや、かなり待たされることを想定して出かけたので (比較的) 問題はなかったのですが、初めて行くと混乱しますし、イライラすることになるかと思いますので注意が必要です。

まあ映画館に限ったことではないのですが、一見便利そうで、実は客のことを考えていないサービスって多いよなあ〜……なんて、すぐ後ろで (案の定) もめているバイトと客のやりとりを聞きながら考えてしまいました。

さて、本編の方ですが、だいたい予想どおりの展開ではありましたが、個人的には結構楽しめた映画です。ただし、軽快 (で、ブラック) なセリフのやりとりがキモとなる映画なので、字幕を追っていると画面の展開についていけなくなるキライがあり、やさしい日本語オンリーの耳しか持たない私の場合、少〜しばかり悔しい思いをすることも確かで、ここは是非、完璧な職人による日本語吹き替え版を観たいなと。

ところで以前紹介したアダム・サンドラー主演の新作も面白そうですし、「カポーティ」 も見逃せないかと。今週は 「紀子の食卓」 が楽しみなゆうきでした。

来月23日の発表会メンバーが決まりました。昼、夜2回の公演によってメンバーが異なりますが、ゲストは同じですのでご安心を。

昼の回はほぼ席がうまったようですが、夜の回はまだ空きがあるようです。申し込み等詳細は、「フォーサイトからのおしらせ」 をチェックしてみてください。直接お会いできる方は、私に申し込んでいただいてもOKです。

また、来月のEXは渋谷にて予定通り行うつもりですが、発表会前ということで、後半の 「自由演技」 の時間があまりとれないかもしれませんので、その点はご了承ください。

ちなみに来月の講習会 「ともの会その前に」 は、今のところ14日(火)に開催する予定です。もしかすると、田端にて行うのはこれが最後かもしれません。なにか変更があれば、このスペースにてお知らせいたします。

超マニアの集い 「たっぷりとクロースアップ」 ですが、今年は来月4日(土)に開催されるようです。私も出演しますが、かなり特殊な会なので、初めての方は覚悟しておいでください。まちがっても普通の方を連れてきてはいけません。(^_^.)

初参加の演者として、京都からYuji村上さん (マジック同人誌 「掌・パーム」 の編集長として有名 )が参加されます。関東の会ではなかなか観る機会がないと思いますのでお楽しみに!

タバコ業界の宣伝マンを主人公にした映画 「サンキュー・スモーキング」 の、予告編において使われていたコピーが最高でした。

 《彼は嘘をつかない。ただ、真実に手を加えるだけ。》

今週末から公開されるみたいで、それはそれで楽しみなのですが、上記のコピー、マジシャン (という立場) の場合でも、結構重要な要素ではないかと。

これまた切り口によって、とらえ方は変わってくるのですが、一つには “演者の負担を軽くする” という意味において、なるべく余分な嘘はつかないようにした方がよい (特に心理的負担が軽くなる) ということがあります。また、単純にスマートな手法を好まれる方にとっては、理想のスタイルの一つと言えそうです。

実は以前からさりげなく?宣伝していた、 (一応一般向け) 某新書本の12月発売が決定いたしまして、そのなかでも考察している事項です。

まあ、後2ヶ月もありますので、発売される頃にはこんな話題もとっくに忘れられてしまいそうですが、もし一演者として、これまでに考えたことのない概念であったとすれば、今後は少しばかり考えてみるとおもしろいんじゃないかな?

マギー師匠最高!(8日) 秋山選手最高!(9日) ゆうきは体調不良!(7日〜)。 

今 「アウト・オブ・ジス・ワールド」 について壮大な? まあ、今回のmMLについての覚書、注意書きとでもいうべきものを書きあげた……と、思ったところでぜ〜んぶ消えてしまいました! (-_-;) 残念! と、いうわけで、ここは是非いつも以上に想像力をたくましくしていただき、会員の皆様におかれましては、少しでもmMLを役立てていただければと思う所存でございます。 おしまい。

ある芸人の弟子が師匠に相談したそうです。

「師匠、言われたとおりにやってみましたが、ウケないんです (-_-;)」

それを聞いた師匠が一言。

「おれはまだウケかたなんて教えてねえ! (`´)」

まあ二人の関係や、程度の問題等で、上記内容の意味合いは変わってくるのですが……。 

結果的に私自身が学ぶためとはいえ、「教える」 ということを(まがりなりにも)続けてきて一番感じるのは上記の師匠側の気持ちです。

mMLにしろ、他の会の講習内容や、ともの会EXでの私のコメントにせよ、私がやっていることや出来ることというのは、本当に基本的な部分についてだけです。

例えば演技内容に対してアドバイスを求められたときに、その方がどこまで本気でそれを求めているのか、また、その目的が分からないと、コメントのしようがありません。

そして、たいていの場合、ご本人もはっきりとした目的を持っていないことが多い感じがします。

知識的に答えられる範囲であれば何でもお答えしますが、はっきりと目的の分からないことは無論のこと、ご本人のポジション(どの程度の知識を持ち、どのくらい経験があるのか等)が明確でないと、結局は無駄なことを説明することにもなりかねません。

ともの会EXにて行っているのは、《あきらかにマズイ部分を取り除く》 それだけのことです。しかし、実際にはそれだけのことで、たいていの場合は 《良くなったように》 見えるのです。 どんな簡単なことでもいいのですが、機会があれば是非自分の演技を撮影してみてください。 (-_-;) と、思えた方で、原因や手当ての方法が分からない方は是非遊びにきてください。多少ではありますが、お手伝いできるかと思います。

という訳で、今月のともの会EXは、10月16日(月)渋谷にて行います。詳細は「フォーサイトからのおしらせ」 にてご確認ください。

第二回 大・上方落語祭 渋谷繁昌亭 なるイベントにいってまいりました。9月30日の夜の回です。

第一回がいつの開催だったのかは定かではないのですが、とある筋の話によると、今回の会場は、前回よりもかなり見やすかったようなのですが(恵比寿ガーデンホール、キャパはおよそ800人くらい)、ぎりぎりに申し込んだので席は一番後ろでした。(^_^.)

席自体はかなり傾斜のあるひな壇になっていて、充分に見えることは確かなのですが、休憩時間に会場を移動してみると、生なんだし、やっぱりもう少し近くで見てみたいなあ〜と、あらためて実感してしまいました。

先週は三越劇場にて(キャパは同じくらいかな?二階席がある分三越の方が広いかも)マジックを鑑賞したわけですが、ライブの広さとしてはギリギリのサイズではないかと。

どうせランス・バートンとか、カパーフィールド見るなら、せめてこのくらいの箱で見たいものだなと。いくら前で見ても、ステージが大きすぎるとバランスも悪いんですよね……東京国際フォーラムのAホール。

で、上方落語祭に戻りますと、前半4人の後、中入り(20分)をはさんで、後半2人の計6人の出演で2時間40分。一人あたり20分から25分ほど話しているのですが……聞けちゃいました!さすがです。まあプロですから当たり前……といいたいところですが、なかなかそうもいかないのが生の難しさ……。

「……あんな、ありのままの自分をお見せできたら大成功や!」

というのは、さっき久しぶりに見た 「さんまのからくりテレビ」 で、ナニワの将棋少年、和田なおた君が発したありがた〜いお言葉。しかしこれ、プロでもなかなか……^_^;

前半の3人の方は、ちょっとばかり間が早いのかな〜なんて、感じてしまいましたし、大とりの鶴光さんも少〜し調子が悪いかな……と思いました。

個人的には桂春団治さんを初めて生で聞けたことと(いやあ、さすがです)、桂小枝さんの落語(なんか枕と小話で終わってしまいましたが)?を聞けただけで満足でありました。

次回も機会があれば見たいんですが、五千円はちょっと高いかな?年齢層も(やはり)高かったと思いますし、もう少し安いといいんでしょうけどねえ。

「スーパーマン・リターンズ」 です。いやあ〜30代後半から40代くらいの、クリストファー・リーブ主演のスーパーマン世代にとっては、ジョン・ウィリアムズのテーマ曲が流れるオープニングの5分だけで感動しそうになります。とにかく劇場で鑑賞できてよかった!

2時間半くらいあるので、正直長いな……ってえのはありましたが、予想以上に良く出来ておりました。特に前半部分の見せ場である、大型旅客機を救う場面は、おそらく99パーセントがCGなのだろうと思うのですが、そのような映像表現の究極ともいえる出来ばえであり、スーパーマンならではのリアルさと、おバカのバランスが絶妙で、すばらしい (今年最高の) カタルシスを味わうことができました。 (^^♪

で、先ほどある方に 「エレ片」 のライブに招待していただいたのですが……あっ、これで分かる人は、かなりお笑いに詳しい方かと。決して 「エレベーターに乗りそこねたカズ・片山」 でもなければ、 「エレキングと戦うカズ・片山」 ではありません。

実は事前情報では、てっきり 「ラーメンズ」 (というお笑いコンビ) のライブかと思ってでかけたら、 「エレキコミック」 (というコンビ) と、片桐仁 (ラーメンズ) のユニット名ということでした。

コントを見るつもりで行ったら、実質コントは一本だけだったのには驚きましたが  (大勢の観客を舞台上に呼び出してからんでみたり、映像に突っ込むといった感じのネタが多く、テレビのバラエティの公開録画といった感じです)、充分に力のある3人だったので、それなりに楽しませていただきました。

まあ、いろいろと思うところはあったのですが、初めの挨拶から、最後の挨拶 (ほぼフリートークで15分くらい) まで入れて、ちょうど90分でして……やはり長くないことは重要だなと。あらためてそう感じたゆうきでありました。 

全国の奇術ファンのお楽しみ。 「テンヨーマジックフェスティバル」 にいってまいりました。ちなみに夜の回です。

第何回から観ているかはよく覚えてはいないのですが、間違いなくこの10年以上は毎年観に行っておりまして…… 今回のショーがベストだったような気がします。

カズ・カタヤマ、ナポレオンズ、そして渚晴彦へと続く第一部の内容があまりにもすばらしかったため、第二部は大丈夫だろうか?そう心配してしまったほどです。

出演予定者が一組減っていたこともあるのでしょうが、時間も例年より短めで (毎年少しばかり長すぎるような気がします。まあ、マジックファンにとっては良いのでしょうが……) 結果的には是非一般の人々にこそ観てほしい最高のショーになっておりました。

あえて言わせてもらうならば、MCをもっと普通にしていただけたならば、より鑑賞しやすかったかと。 (^_^.)

IBMや、FISMで話題だった (らしい) 若手マジシャン、アーサー・トレースも良かった (個人的には大好きです) のですが、現在間違いなく日本を代表するトップ・プロ三組の演技を、あのような最高のシチュエーションで鑑賞できたことに本当に感謝です。 ありがとうございました。

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