2012年02月05日

今回の通常国会には農林水産省から日本の復興のためにとても重要な法案が
提出されています。それが「農山魚村における再生可能エネルギー発電促進
法案」です。

 簡単に言えば、耕作放棄地にソーラーパネルを設置して太陽発電設備を容
易にする法案です。

 太陽光発電所を耕作放棄地に設置するには、まとまった面積の土地を確保
するのが大きな問題でした。メガソーラーをつくるには、あちらこちらに点
在する小さな田畑を大きな面積に集約する必要があります。しかしそれを取
りまとめるのが大変なのです。

 まず、1つめのハードルが農地転用許可です。農地に発電設備を設置する
には、都道府県知事からの許可が必要です。この法案では市町村レベルでつ
くる協議会が再生エネルギーのための農地転用を承認できるようにします。

 次にこの協議会は点在する農地を地主である農家と話し合い、合意の上で
所有権を交換し、点在する小さな放棄地を集約し、大きな土地にまとめるこ
とができるようになります。

 まとめられた土地は協議会が認定した再生エネルギー発電業者にメガソー
ラーを設置、運営を任せ、農家は地代や発電収入を得ることができるように
なります。

 この法案は日本の復興に非常に重要です。

 福島県の農村は今回の原発事故でセシウム放射能汚染で農業が困難になっ
てしまった田畑がたくさんあります。この法案は被災農家に太陽光発電によ
る安定収入を得るチャンスを与えます。

 日本の農地の9%は耕作放棄地です。実に40万Haが耕されていない状態
で放置されているのです。一番の問題は高齢化。一旦、耕作放棄した農地は
元に戻すのは困難です。一方、今の技術ではメガソーラーを建設するのは意
外に難しくないのです。高齢者の資産である農地を安定収入源にする大きな
チャンスです。

 日本の太陽電池産業は現在、極度の円高で輸出が厳しい状況におかれてい
ます。太陽電池パネルの価格は毎年、徐々に値下がりしています。一方、国
内需要は低迷していました。今回の法案は国内での需要を間違いなく高めま
す。農林水産省の法案ですが、これは日本のIT産業にとっては救世主とな
りうる産業政策です。

 太陽光発電は夏の間に威力を発揮します。日本の電気の消費は夏の暑い間
に増加します。多くの原発が停止状態になっている今、夏の間の電力の確保
は電力会社にとっても重要です。

 この法案が今回の国会で順調に審議され法律して可決するように、みんな
で応援していくべきではないでしょうか?

過去の記事:−電力問題を耕作放棄地での太陽光発電で解決しよう
http://blog.livedoor.jp/tomsatotechnology/archives/51695198.html

Tomtomsatotechnology at 22:46│コメント(0)トラックバック(0)福島 | 太陽光発電

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