2026年02月22日

Kinetic Poetic Japan 2026 Spoken Word Poetry × Live Improvised Music

2026.02.22(日)16:10〜18:10 長者スタジオ
「Spoken Word Poetry × Live Improvised Music/詩と音楽が出会う。/詩人の頭の中に描かれた地図と、そこに即興で応答する音楽。/Kinetic Poeticは、スポークンワードとライブ即興音楽による一回性のパフォーマンス・シリーズです。/詩人と音楽家は、「朗読」と「伴奏」という関係を越え、互いに反応しあう対話・セッションとして言葉と音を共鳴させる。/ジャンル、言語、文化背景を越えて、その瞬間にしか存在しえない表現が生まれる。」と、アトリエサードのHPにあります。
 
 自作詩や文学作品の朗読をしている私は、いつもキイボードを弾いてくれる村上さんを誘って、
 〈詩人のことばと音楽家の音楽がどのように即興でコラボするのか〉、
 興味津々で会場に行こうとした。
 が、なかなか見つからなかった。地図検索しても、その位置に見つからない。
 結局、ラーメン屋の隣の古いマンションの入口を入るも見つからず、試しに2階に上ってみたら、やっと見つけたのである。しかし、村上さんも見つかっていなかった・・・・・・。
 入ると、すでに靴がたくさん脱いであって、中も畳敷きの客席が殆ど埋まっていた。30人もいたろうか。
 部屋の半分は板敷きで、そこに演奏家たちが待機していた。

 前日東京公演と両方出ているのは、Rory Breaker-Morant、今井尋也、岩田恵。
[出演]
Rory Breaker-Morant(詩朗詠)
八潮れん(詩朗読)
清水久未(劇団THEATRE ATMAN)(朗読)
戸松美 貴博(肉態)
今井尋也(ピアノ、謡、声、倍音、鼓、シンギングボール)
平本圭治(ギター)
Marcos Fernandes(ドラム、鐘)
加納伊都(ヴァイオリン)
岩田恵(箏、口琴、手の舞い)
主催:ライフアートユニオン
協力:アトリエサード/THaNATOS6/ comcomtonvivo
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[プログラム]
1 Rory Breaker-Morant(詩朗詠)
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2 八潮れん(詩朗読)ランボー「地獄の季節」など[仏語、日本語、分裂詩]
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3 Rory Breaker-Morant(詩朗詠)
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ー休憩ー
4 清水久未(朗読)寺山修司など
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5 八潮れん(詩朗読)ボードレールなど
6 清水久未(朗読)寺山修司など
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7 Rory Breaker-Morant(詩朗詠)

 ひさびさにアングラな体験をした。
 詩の読み方も内容も、演奏家たちの多様な音楽と肉態も、そしてその総合が、たいへんおもしろかった。

 Rory Breaker-Morant(バンコク在住のオーストラリア人)は英語で詩のパフォーマンスをしていて、その意味はほとんど分からなかった。
 が、演奏家や、途中で闖入する肉態(戸松美 貴博)の即興セッションが意外性の連続で刺激的だった。
 八潮れんは、もっと若い詩人を想像していたが、身なりもふるまいも、茅ヶ崎の吉田地子さんを彷彿とさせた。
 ただ、半分以上はフランス語で、日本語も断片的な音が多く、これも意味ではなく、耳に入ってくる音や声質が演奏家たちの音と反応して、たいへんおもしろく観た。

 〈演劇〉の清水久未は、寺山の詞章を中心に力強く読みあげていった。寺山が主宰した劇団天井桟敷の雰囲気を背負っていた。しかし、プロフィールを調べると、そうではないようだ。日韓で芝居を作る劇団に属している俳優らしい。
 戸松美 貴博は、ねずみ男のようなパーカーに身をつつみ、言葉と音の間を、貼りつくように肉体を泳がせていた。
 時たま開(はだ)ける肉体は美しさを匂わせた。
 
 演奏家もそれぞれ魅力を発揮していた。
 ヴァイオリンの加納伊都は、いくつかの音列を繰り返し、音の個性を出していた。
 憂国旅団ライブでゲスト出演した太田恵資の奏法を思い出した。
 平本圭治のギターの音はあまり聞こえてこなかったが、ドラムのMarcos Fernandesはベテランで、時には小さな鐘を鳴らしたり、渋い音とリズムを奏でていた。村上さんが感心していた。

 能楽師の今井尋也は、ピアノを見事に弾き始め、大小のシンギングボウルを廻したり、声を長く伸ばしたり、果ては、倍音を鳴らしたり、多彩な業(ワザ)を醸し出していた。本職の鼓は僅かだった(小池博史の舞台では、大いに鳴らしていたが)。

 箏の岩田恵は、箏を華麗に弾くだけでなく、弓で擦ったり、叩いたりもした。
 そして、口琴を奏でたりもした。村上さんは彼女も褒めていた。
 ただ、Bank Art Stationでの吉原幸子の詩朗読とセッションした箏演奏では、高貴な声を披露していたのだが。
 さらにさらに、舞踏の経験者と聞いている彼女の手は、箏から離れても、空中を艶めかしく漂うのであった。

 前列にダウン症の子たちが坐って見ていたが、戸松美の誘いで男女二人が舞台に出、共にセッションに参加したのには、驚くと同時に、温かい心になった。
 この子たちは、どうやらダウン症のダンサーチームらしい。

 そういう体験も、大切な経験になった。
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 階下にある勝鬨家でラーメン並900円。スープはしょっぱいし、チャーシューもふにゃっていた。
2026.02.22長者町”勝鬨家”ラーメン900円

 村上さんとラーメン食べたあと、寿町を通って石川町駅へ。
 石川町ー大船ー茅ヶ崎ー



 

tomtom_poem at 23:30│Comments(0) mixiチェック 詩歌 | 音楽

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