2008年10月31日

前回から、思わぬ長期間のブランクが出来てしまいました。
まことに申し訳ありません。


ぼちぼち次のテーマを・・・と考えていたところ


英語の再学習をはじめた・・・という若い友人からメールが届きました。

『 -(略)- 「友達を誘って行く」と英語で書きたいんですが
このとき「誘って」ってaskかjoinどっち使えばいいかなと思いまして
inviteの方がいいんですかね?・・・』

学校時代に習った『英作文』手法を、そのまま反映させようとすると、どうしても元々の日本語のニュアンスをどう取り込むかから考えてしまうこととなり、自縛自縄に苦しみ、「やっぱり私は英語に向いてない」などと思い込んでしまうことになりかねません。

学生時代、英語が「よくできた」人の英語は、どうしてもこの習癖をとどめてしまい、チャンと英語で話しているつもりなのに、また文法も正しいはずなのに、キチンとコミュニケートできない、というおかしな事態を引き起こしてしまいます。

では、学校で習った『英語』ではダメなのかというと、決してそうではありません。 
建物の基礎工事が大切であるのと同様、基礎学力というものがあって、そこから徐々に実力をつけてゆくことが出来るのです。  

「リサイクル英語」は、極々初歩的なことがらの繰り返しを経て、かつて学んだ、または学ぼうとしたこともあった英語を潜在意識のレベルから呼び起こし、将来の展開のため必要最小限度の基礎学力として足場固めを行いながら、少しずつ「使える」= コミュニケートできる英語の力を身につけて行こうとする試みです。

さて

人種偏見と非難されそうですが、かつて西部劇などで白人とインディアンとが対話する場面で、なんとも珍妙な翻訳がつけられていたのを思い出してもらうと、ある意味でのコミュニケーションのコツがつかめます。そう、常套句「白人嘘言う。インディアン嘘言わない。」式で、分解してみると手っ取り早いのです。

『友達を誘って行く』---> 「私行く」+ 「友達行く」+ 「私誘う」

このように、まず「私行く」が第一に浮かんでくるはずです。 

逆順の「私誘う」+「友達行く」+「私行く」を思いつくのは少数派ではないでしょうか。 

これは、メッセージの優先順位が何かを把握する力が自然に働いてくれているからです。

日本語表現は、じつに微妙な状況紹介をしながら、メッセージの結論を(対話相手の反応を読み取りながら)あとで出すというものが多いので、ついつい日本語表現に引き摺られて、優先順位など全部聞いて貰えば自ずと分かるという気分になり、英語でも同様に説明してしまうと混乱を引き起こします。

そこで、やや荒っぽい日本語の分解例で、文辞修飾・レトリックを切り捨てたメッセージに置き直して考えてみることをご紹介したのです。

あとは、これを英語で表現する方法を考えればいいだけです。

上掲の質問の場合、まず伝えたいメッセージは何か? から考えてみると。 
「(私は)行く」がメインとなります。

この質問の文章では「友達と一緒に」行くことが判りますから、
「(私は)行く + 友達と一緒に」です。

コミュニケートする内容からみれば、これで必要十分なメッセージとなります。 
つまり、友人を誘うか、友人が勝手についてくるか、また誘わず独りで行くかは、話者が自ら決めることで、相手には結果としてどちらであるかを伝えれば足りるからです。 

と、いうことで本当に友人の同伴経緯を伝えねばならないとき以外は「誘って」の部分は省略しても十分メッセージは伝わることとなります。

日本語の「〇〇して行く」・「〇〇しに行く」といった表現をもとに英語表現するとき、メッセージの主体が「〇〇する」部分にあるのか、それとも「行く」ことにあるのか、それを判断する力さえあれば、学校で学んだ英語の基礎学力のレベルをもとにしたコミュニケーションが出来ることとなります。

また日本語特有の敬語表現として、「〇〇させていただく」といった表現が出てきたとき、相手に伝えるべきメッセージの主体が何かを判断しておかないと、そのまま無理矢理英語に置き換えようとしても結局ワケの判らないものになってしまいます。

さて、元に戻って、「友達を誘って行く」ですが、状況に応じて英語表現を選び、メッセージの密度についても考えねばなりませんが、これが通常のやりとり・対話の場であれば、「(私は)行く + 友達と一緒に」をそのまま英語に置き換えればいいでしょう。

ひとつの例として、

I'll come with 〇〇 (または相手が知らない友人の場合 a friend of mine).

ぐらいで十分でしょう。

なお、こうして相手のところに向かって行くという場合、go ではなく come をつかうと覚えておいてください。




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リサイクル英語 | JEnglish

2008年02月13日

「国際ビジネスコーディネーター」あまり聞き慣れないタイトルですね。 
そして、さまざまな定義がありえそうなタイトルですね。

私は、英語という言語媒体を使ってさまざまな国際間ビジネスをコーディネートするという意味で『国際ビジネスコーディネーター』と自己紹介しています。

海外企業との取引スタートに到るまでのごく一般的なステップを眺めてみると;
 ・市場調査
 ・取引先候補社探し
 ・見込み相手との予備折衝
 ・ミーティングによる意見交換
 ・取引条件の打合せ
 ・ビジネス契約書の交換
 ・取引スタート

そして、実務レベルでは;
 ・日常交信
 ・各種資料・文献の翻訳
 ・引合、オファー
 ・受発注
 ・輸出・輸入手続き
 ・出入荷手続き
 ・外為決済手続き

・・・etc. 

といったことになろうかと思います


[市場調査・取引候補探し]

サーチエンジンを駆使したインターネット経由の様々な企業情報を読み取る作業は欠かせないでしょう。個々企業のWEBサイト[ホームページ]訪問も必須となるでしょう。


[見込み相手との予備折衝]

そして、興味・関心ある相手先とのコンタクトでは、E-mail、電話、ファクス、書簡、などなどが頻繁に行き来することになるでしょう。


[ミーティング、条件交渉]

打ち解けた中にも、ビジネスに関しては毅然とした態度を示す絶好の機会です。 相手から「あなたはタフだ」と言われるのはビジネスの場では称賛のコトバです。 自分の考えをしっかりと相手に伝えることができるかどうか、それが大切なのです。 

そして、こうした交渉においては、ボトムラインをどこに置くかを予めチームメンバーに認識させておかねばなりません。 それが曖昧だったり、まったく譲歩の余地を示さないと、ひとつの観点に固執した柔軟性のない相手だと評価されることになりかねません。
 

[取引契約書]

海外取引に際しては、国際弁護士を介することをお勧めします。 しかし、法律専門家といえどもあくまで「代理人」なので、ビジネス判断については依頼人の意向がハッキリとしていなければなりません。 国際弁護士に委託する前に、契約(書)の重要ポイントについて十分な理解を持っておかねばなりません。

・・・


このように、各段階それぞれに「情報」の取扱いが変わってきますが、英語圏(それに準じる諸国)取引先との国際取引の場合、これらはすべて『英語』と強く関わっています。

冒頭で、英語という言語媒体を使ってさまざまな国際間ビジネスをコーディネートするという意味で自ら『国際ビジネスコーディネーター』と称していると書きましたが、私はこのすべての段階で求められる「コーディネート」作業を担当対象範囲としています。

一見、極めて広範囲の実務をカバーしているようですね。 

しかし、これらは私が36年間ビジネスの現場で体験してきたことの一部に過ぎません。

最初の10年間は、主に輸出入の実務、営業を担当しました。 貿易関連の法規、手続きは当然のこととして、ビジネス(商用)英語を多用したのはこの時期です。

つぎに10年間、特許・法務に専念しました。 海外特許出願、特許調査、特許契約、海外企業との技術契約、・・・など日常使うものとは違うチョット特殊な英語を用いた時期です。

そして16年に及んだ、社内起業、 海外子会社設立 / 会社経営。 この期間は、それまでの20年で馴染んだ『英語』そして実務知識を子会社トップとしてフル活用した時期といえます。 

M&A手続きをとっての会社設立から始まって、海外販売代理店ネットワーク整備、地元大学・研究機関との連携、新技術開発、QA制度推進、国際会議発表、マーケッティング、営業、・・・等々、数十人のネイティブ社員とともになんとかこなして来ました。 豪国弁護士を交えてのしぶとい相手会社との遣り取りは懐かしい思い出です。


国際ビジネスコーディネーター』は、あくまでコーディネーター・黒子・産婆役という役割であることから、積極的に前に出ることはありませんが、特別の委託を受けた場合は「代行業務」を行うことも含めています。


[[ ご参考までに、私のWebsiteをご紹介します。 なにせ、ホームページ作成用ソフトといった高級なツールが使えないもので、HTML言語からコツコツと書いた素人細工です。 読みづらい点はご容赦ください。

http://www.tsquarenet.com/

フロントページの小さな正方形の下に書かれてあるタイトルバーをクリックしてくだされば、当該ページにジャンプします。 ]]



私は、決して英語学の専門家ではありません。 ネイティブ同等の語学力がある訳でもありません。 しかし、国際ビジネスのさまざまな現場で必要とされるレベルの英語力は維持しています。 

年齢を重ねるにつれて、新しいことを記憶する力は確実に衰えます。 これは仕方のないことです。 やみくもに暗記しようとしても、学生時代のようには行きません。 しかし、「記憶」・「暗記」ではなく、「連想」なら年齢は問題ではありません、むしろ色んなものがアタマに入っている分、若い人よりバリエーションは拡がるかも知れません。

リサイクル英語」がその秘訣です。 そして
JEnglish ジングリッシュ」が私の強い味方です。 






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リサイクル英語 | JEnglish

2008年01月28日


リサイクル
  
今日も「電気製品の無料回収・・・」と軽トラックが住宅街を巡回している。市のリサイクルセンターでは、ガラス瓶を使った工芸品作成の受講希望者を募集している。いまや限られた機会に限られた人が着用する和服・着物も、洋服・用品小物に姿を変えて店頭に並べられている。・・・ 

リサイクルというと、ついこんなイメージが浮かんで来ます。

「リサイクル英語」と表記してしまうと、スグに「そんなこと言っても、私にリサイクルすると言えるだけの英語資産があるのだろうか?」と思われるかも知れませんね。

学生時代マジメに勉強した経験のない人は、そもそもこのブログは読まないだろう・・・
なんて屁理屈はチョット横に置いて、「それでもアナタの潜在意識レベルで英語学習記憶は ちゃーんと残っています」と言い切っておきましょう。


英語学習体験

さて、ごく普通の日本人の英語学習体験と言えば、中学生になってから初めて学んだ「英文和訳」と「和文英訳」。 あと文法知識、簡単な会話、英語の知識の数々・・・といったものだったと思います。

学生時代は、とにかく「合格点」を取るために、教科書・参考書に書かれていること、そして「先生」の言われたことを「そのまま」受け入れることが何よりも求められたのではないでしょうか。 そして、その現実をしぶしぶ受け入れて、何とか「卒業」するやいなや、「もーやめた」と折角の学習体験と決別するのがオチです。

しかし、あえて言います。その学習体験でしぶしぶであれイヤイヤであれ学んだものは、確実に潜在意識のレベルで保管されています。 そう、いつか必要となったときのため。


「和文英訳」について

改めて、学校での「和文英訳」について見直して見ましょう。

単語・イディオム・構文 などなどの学習・習得レベルを確認するためには、しかたない方法論のひとつであったのでしょう。

しかし、日本語の「とおり」を訳出できて初めて合格という英語の勉強でよいのか? 
と疑問符を付けて眺めてみると、そこでは日本語で本来伝えたいメッセージを英語で伝えることを必ずしも評価基準としていなかったことが判ってきます。

海外担当業務また海外駐在をしておられる方のように、日本での「英語力」を前提に、英語圏での生活を経験しておられるにも拘わらず、お話になっている「英語」が相手に理解されにくいと感じておられる方は、学校時代に英語が「出来すぎた」からかも知れません。

皮肉・厭味ではなく、日本人で学生時代英語がよく出来たであろう方の「英語」を聞いていると、その人の頭の中で組み立てられている日本語が浮かんでくるものです。 

日本語ならではの発想を実に巧みに英語に置き換えておられるのに感心することがあります。 また日本らしさを伝えるためか、関係詞を巧みに取込んだ複雑な構成を持った英語で話される方もいらっしゃいます。 しかし、日本語を全く解しないネイティブにそれが通じるかどうかは、また別の問題です。  


作文 (課題作文)

日本語の学習経験の中でも、「作文」というのは、そこで伝えたいメッセージが何であるか、そしてそれが判りやすく伝えられているかという点に評価の重きがおかれ、修辞技法の如何が評価そのものを変えることは少なかったと思います。 

それらの「技」は、各自の読書経験なり社会での体験などを通して、それぞれの遣り方で会得して行きなさいと、言うのが実情ではないでしょうか。

課題論文提出のため、「わかりやすい小論文の書き方」などという参考書を見ながら、日本語の難しさに苦しめられた人も大勢いらっしゃることでしょう。


英語での作文

メールやブログなどの普及で日本語の文章を綴る機会は以前に較べ随分と増えたものの、まだまだ日本語での「作文」の機会そのものは少ないと言えるでしょう。

ましてや英語を使っての「英作文」の機会はそうある訳ではありません。 学生時代に経験があるかも知れないが「英文日記」を書いている人は少数派、大人になってからも日常的に英語メールや英語ブログを書いている人もまだ少ないでしょう。

海外担当業務をするようになって、にわかに英語の勉強をやり始める人が思い知らされるのが「自分の考えを英語で表現する機会がなさすぎた」ということではないでしょうか。


メッセージを伝える

「会話・実務の場では、相手のメッセージの意味を正しく捉え・解釈し、それに対するメッセージを漢字・かな混じりの日本語の文章をアルファベットの英語文に作り変えるのではなく、英語というコトバを介して伝えることが求められる」と多くの方々が理解していらっしゃるでしょう。


英語での練習

とは言うものの、メッセージを伝えるということはそんなに簡単なことではありません。 しかし、そのための練習をしておくことで伝達力を高めることは可能です。 

では、どうすればそれに適した練習が出来るか?  

いつものように前置きが随分と長くなってしまいましたが、ひとつの方法をお話しましょう。 

「まったくのゼロからスタート」というのでは、負担が大きすぎますので、簡便法を考えましょう。 矛盾したことを言うようですが、それは学校時代苦しめられた「和文英訳」を再活用するのです。

どれでもいい、アナタがお使いになった和文英訳の参考書で取り上げられている課題の日本語を利用させてもらうのです。

学生・受験生時代には、課題の日本文を勝手に読み替えるやり方などしては、点数にならなかったはずですが、あえてそれを遣ってみるのです。

まず、「課題の日本語(文)が本当に伝えたいメッセージは何か?」 
からスタートしましょう。

次に 

・文章が複雑な構成を持っている場合、それを簡単な文章に言い換える。
・不足するコトバがあれば補う。 
・メッセージに特別の意味を与えない単なる飾りのコトバは省略する。
・語順・文章順を入れ替えた方が分かりやすければ変更する。

そして 
・いちばん伝えたいメッセージから優先して自分の知っている英語を使って、「作文」してみましょう。  [または、コトバにして発してみましょう。]

「あれー 怪しげな英語になった・・・」などと思う必要はまったくありません。 
それがアナタのいま現在の「えいご」ですから。 

そして、ネイティブはキッチリ理解してくれます。

単語のスペルが間違っていても、[r]と[l]が間違っていても、極端な場合、単語の使い方いや単語そのものが間違っていても『通じ』ます。 

[最近の英語ワープロ機能は、日本人が犯しやすいスペルミス、文法上の間違い・・・などなど学校の先生以上に事細かにチェックして、知らせてくれます。]


これがスタートと思えばいいのです。


[参考書のご紹介]

『使える英語 -学校英語からの再出発』(研究社)ケリー伊藤・著は、ネイティブからみた従来の参考書解答型・和文英訳例の問題点と、これからの通じる英語・『発信型英語』とを対比しながら判りやすく説明しています。 内容はかなり高度なものとなっていますが、これからの英語再学習には最適なテキストになると考え、お奨めします。


{参考}  本文から抜粋

*ある英作文問題集より
『彼女は教師としてたいへん厳しかったが、しかしその厳しさに劣らず、母親としてはたいへん優しかった。』

問題集解答例 ---> She was no less tender as a mother than she was strict as a teacher.

著者は、
「この例文は “no less 〜 than ...”の構文学習のため選ばれたのだろうが、現代英語でこのような使われ方はしない。そしてtenderとstrictを同じレベルで比較級を使って表現しているのはおかしい。「厳しさに劣らず・・・優しい」という日本語はロジカルでない。これが「仕事の上では教師として厳しく非常に優れていて、家庭では母親として立派だった」といいたいのなら、そう言うべき・・・」
云々と説明して、ネイティブにわかる英語・発信型英語を示しておられます。

発信型英語 ===> She was a wonderful teacher at school and fine mother at home.

いかがでしょう? 著者の見解に必ずしも同意できない方もいらっしゃると思います。 私もここまで大胆に踏み込むのは躊躇してしまいます。 しかし、著者が伝えようとしておられるメッセージはハッキリと掴み取ることができます。

前の方で「学生時代英語がよく出来たであろう日本人の英語」と書きましたが、まさにこの問題集解答例を地で行ったような英語だったのです。

文法規則それ自体誤りではなくても、こうした発想の英語を話しがちなのが「英語がよく出来た日本人」特有のJEnglish・ジングリッシュと言われてしまうものなのです。


ちがいのわかる方のため

これでは 満足できないといわれる方もいらっしゃるでしょう。 こうした「ちがいのわかる」方のためには、こんな方法をお奨めします。

まず出来上がった「英語」文を眺めて、「メッセージとして伝えるのに、よりよい表現はないか?」と、いろいろ違った文章表現で書き直してみるのです。

英語圏での国語、つまり英語の授業の様子をみていると、ひとつの答えをいろんな表現形式で言い換えさせているのに気付きます。 日本語でも、ひとつの文章を3〜5通りの違った表現方法で書き出すというのは、思ったほどラクなものではありません。

ちょっとした時間のあるとき、こうした練習をしてみるだけでアナタの「英語」の実力は確実に伸びます

また、より適切な意味を伝えるために、単語そのものを新たに選択し直すことも大切でしょう。 こんなとき、随分と重宝するものに「Thesaurus」と呼ばれる同義語・類語辞典があります。

なかでも「Roget’s Thesaurus」は、コトバが使われる状況をもとに、さまざまな分類基準に従って、同義語・類語・類似表現などをひとまとめにしたユニークな辞典です。 ゆっくりと時間の取れるとき、それぞれの分類からコトバを拾い上げてみるのは結構楽しいものです。

しかし緊急を要する実務現場では、自分が知っている単語をもとに、より適切な意味を持つ別の単語・フレーズを迅速に見つけ出したいということが優先されるでしょうから、普通の辞書と同じようにアルファベット順に編纂し直された「Dictionary Ordered Thesaurus」というのがありますから、ぜひ一冊お手元においてご利用ください。

より意味を判りやすく正確に伝えるための「単語」の選択手法についてはこの辺にしておきましょう。



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リサイクル英語 | JEnglish

2008年01月14日

今年から、タイトルを

『リサイクル英語・JEnglishジングリッシュのすすめ』

にかえて、皆様の記憶の底にたーーっぷりと蓄えられている
英語資源のリサイクルのためのお話をしたいと思っています。 

この貴重な資源を使わずにいるのは「もったいない」限りです。 

本年も どうぞよろしく お付き合いください。


さて

今から ンン十何年も前、ひょんな切っ掛けで
何をするところか分からないまま入部してしまった
高校のESSで使っていた小冊子があります。

『THINKING IN ENGLISH』
J Spencer Kennard Jr著 
Harold E Palmer編集 
[開拓社刊]

随分昔の出版であり、まったくハデさのない本ですので
すでに絶版になっていてもおかしくはないのですが
ネットの書籍購入でサーチしたところ
まだ入手可能だと判りました。 <836円(税込)>


この本は、いわゆるパターン・プラクティス学習のため
同じ構文の質問と回答を延々と繰り返すものです。

高校時代はこれをやるのが嫌で逃げていましたが
ずっと後、社会人となって「社内英語塾」を始めたとき
参加者全員にコレを持ってもらいました。

一回数レッスンというペースで進めたころ
ちょうど三月目に英国からの来客があり
塾生全員で彼を囲んでのパーティを行い
片言ながらメンバーが自分のコトバで話せたと
喜んでいたのを覚えています。

JEnglish紹介記事のなかで
「潜在意識の顕在意識による活性化」というテーマを
取り上げておりますが、英語アーティキュレーション練習
と併せてこのテキストでの口慣らし練習をお続けになると

潜在意識レベルに眠りかけている「英語」が
自分のものとして「活性化」されて来るのに
お気づきになると思います。

英会話書はいろんな工夫をこらしたものがありますが
自分のコトバでどこまで話せるか・・・という
肝心のポイントの薄れたものが多いのではないでしょうか。

会話標準例として紹介されたものを丸暗記してみても
案外使い道は限られているものです。 

「JEnglishと言われても 自分のコトバで話したい」
と思いませんか?


『Thinking In English』の本文をご覧になれば、
「なにコレ 中学生じゃないよ!!」
と思われるかも知れませんが、
敢えてそこからスタートすることが大切なんです。


『Thinking In English』では、
こんな質疑例が紹介されています。

Lesson 1 - Gruop 1

What's a cat? It's an animal.
What's a lion? It's an animal.
What's a horse? It's an animal.
What's a station? It's a building.
What's a hotel? It's a building.


どうです 意外な内容だったでしょう。

[もちろん、徐々に質疑内容は充実したものになります。]

数人の小グループでの会話練習といった場で、
このテキストを使うのが効果的です。

同じ質疑例題を、役割変更でひと回りしてみるのです。 

つまり

まず、ひとりが質問を担当して
メンバーひとりひとりに問い掛け
メンバーはテキストに書かれた通りの回答をする。 

そして質問担当をつぎのメンバーに代えて
テキストなしで質疑が出来るようになるまで
同じことを繰り返すのです。 

実に単純、そして詰まらなく思える繰り返し練習・学習です。 


「学・習」という字は、

学 ==> [まねぶ]とも読むそうです。 
一歩先をすすんでいるものの「まね」をして
基本の基本を会得すること。

習 ==> これは巣立ちを前にした雛鳥が、
まだ弱い羽を風に向かって拡げようと
巣からカラダを乗り出している姿を
形象したものと言われ
「まね」から会得したものを
自分の工夫をまじえ実践へとレベルアップ
することを表しているのだそうです。

『論語』の冒頭に、
「学びて時にこれを習ふ、亦説(よろこ)ばしからずや。・・・」
と書かれています。 

改めて、日本語というコトバ
そしてその骨格を作り出している
漢文化の力を感じてしまいます。


こんな情景を思い浮かべてみてください。

英語が今のように身近な存在ではなかった我々世代では
ネイティブ英語の音を聴くには、洋画館で時間を過ごすか
外国客の宿泊する可能性の高いホテルのロビーで待ち構えるか
空港で難儀している様子の外人旅行客を見つけるか・・・
といった方法しかありませんでした

(関西方面では駐留軍放送・FEN(現AFN)も雑音の多い
聴き取りにくい短波放送で聞くしかなかったのです)

会話の切っ掛けがプッツンと途絶えてしまったとき
また 見知らぬ誰かになにか話しかけてみたいと思ったとき

「最初の一言さえあれば あとはなんとか・・・」 
と思うことってありますよね。


私が よく使ったのは 
「You know "what"?」 
と、さりげなく声を掛けるやり方でした。

たいていの方は 少し怪訝な顔つきながらも
「・・・ About "WHAT"?」 
と、問い返してくれました。

そこで 
「・・・ About ・・・ "OKONOMIYAKI".」 

とかなんとか、その場で思いつきの答えをすると
その後不思議と会話が続いたものです。



さて、『Thinking In English』に戻って
話を続けましょう。

各レッスンをテキスト通りに進めることが
あくまで基本なのですが

ある程度のレベルまで来ているひと
また既に潜在意識レベルに潜んでいた英語力が
活性化されつつあるかたにオススメしたいのが
うえに述べたやり方の変形です

つまり

Lesson 1 の What's a cat? --- It's an animal.

の遣り取りをもとに
「会話」もどきに発展させてゆくのです。

英語で書いているとパニクッてきますので
日本語にしますが

eg:

「It's an animal.
 
Q--->A:私は猫が大好きです ...

Q--->A:我が家にはネココとネコオの二匹のネコがいます

Q--->A:ネココはキャットフードよりねこまんまが好きです

Q--->A: ネコオはビッグマックが大好物です・・・」


というふうに 

ひとつの質問・答えのパターンをもとに
好き勝手な会話を広げてゆくんです

[どんな質問をするかは、ご自分で工夫してみてください]

実際海外生活では、気の利いた会話のフレーズを丸暗記したり
日本人が大好きなネイティブ・スラングを多用したりするより

ごくごく当たり前の 
「ねぇねぇ 奥さん 聞いたぁ〜???」的話し掛けから
笑い声を引き出すのが潤滑油となります。


『Thinking In English』の様々な質問をもとに
こうした独り会話練習をやってみるのも 
結構たのしいものですよ







tomtsuda at 13:37コメント(0)トラックバック(0) 
リサイクル英語 | JEnglish

2007年12月18日

いつも脱線・寄り道ばかり、そして途切れ途切れのアップで、お恥ずかしい限りですが、こんな拙文を本年予想外に多くの方々に読んでいただけたことに心から感謝いたしております。



さて JEnglishに興味をお持ちの方の多くは、普段から何らかの形で英語に接する機会を持っていらっしゃるか、または、かつて学習された英語をもう一度使えるようにしてみたいとお考えの方ではないでしょうか。 

夏以降、随分と中断期間が長引いてしまいましたが、今年の締めくくりとして、チョットお得?な英語学習方法についてご紹介させていただきます。


“・・・  ついに海外旅行が決まった。 さてっと、税関での遣り取りは、これまでも身振り手振りでなんとか切り抜けた。 今回は、せめて独り歩きでもしながら、お気に入りのアイテムを買い求め、どこかのカフェテリアでひと休み、電車やバスにも乗ってみたい ・・・”

団体旅行だけでは満足できなくなってきたアナタは、書店の「英語」コーナーで、シチュエーション毎の英会話例を並べたり、その状況下で使われる頻度の高い単語を一括紹介したり、料理の名前を並べたり、実に懇切丁寧に取り纏められた英会話&ガイドブックをお買い求めになられるかも知れません。

また、「三日で・・・」「三語で・・・」などと、簡単に会話習得を期待させる会話テキストをお探しになるかも知れない。

いずれも、なかなか殊勝なお心掛けだと思いはしても、誰一人冷たい目線を向けるものはおりません。

ところが、それらを最後まで読みきって、実力向上の成果を体感される方は、ごく一部だけではないでしょうか。

ずーっと以前、中学・高校生の頃、吸収力も記憶力もそこそこパワー漲っていた頃、しかも常に「成績」を視野に置かねば成らなかったあの頃、と同じように集中・吸収・消化できると思うこと自体、欲が深すぎます。

どのみち、最初のページから最終まで読み通し、記憶することなど出来はしない。
せめて必要最低限のアイテムだけ記憶のどこかに残ってくれればいい。 と、腹を括って頂けるとこれからのお話が楽になります。

とはいっても、学習であるからには、それを効率的にすすめる教科書・テキストを選択することから始めねばなりません。

書店でも、普段と足を向けるコーナーから少し変えてみましょう。 
出来れば洋書を揃えているやや大型書店を選ぶのがポイントです。

そう、洋書コーナーで、
英語圏ネイティブからみた外国語&その会話テキストを探すのです。

[海外旅行されるご友人に頼んで、トランジット待ち時間に空港内の書店で買ってもらうのが一番手っ取り早いかも。]

その際、まず最初はアナタご自身が第二外国語として学習された言語を紹介する英語テキストを選んでください。 出来れば、同じ出版社でさまざまな言語についてシリーズものとして英語テキストを用意しているところのものを選ぶといいでしょう。 

[それは、将来何かの必要があって、英語でもアナタが学んだ第二外国語でもない「新しい」外国語を少しだけでも知っておきたいというとき、随分とラク出来るからです。]

こうしたシリーズものの外国語テキストは、編集方針に一貫したものがあり、内容・配列・表現・・・といったものにも、それなりの整合性があります。

現場での様々なシチュエィションを想定して、会話主体に親切に取り纏めたものとしては
BERLITZ (ベルリッツ) : [・外国語・] FOR TRAVELLERS
Lonely Planet : [・外国語・] phrasebook
HUGO : [・外国語・] Prase Book
The Rough Guide : [・外国語・] THE ROUGH GUIDE PHRASEBOOK*
などがあります。


[どうしても、日本語がなくては心配だ・物足りない・・・とおっしゃるアナタには、チョット譲歩して、これらのシリーズの「JAPANESE」版をお勧めします。 国内ではこの方が入手しやすいかも。 日本語で説明してから英会話文例を紹介するというパターンに慣れておられる方々には、いささか奇異に見えるかも知れませんが・・・。]


*このうちTHE ROUGH GUIDEは
会話例は少ないのですが、全体が相互訳辞書形式になっているのが特徴です。

イザというとき、こちらが知っている単語を指差すと、相手がその意味を読み取り、今度は相手が自分のコトバのページを繰って伝えたい単語を指差す・・・という限界的コミュニケーションの場で大いに役立ちます。

オーストラリアのパースを拠点にあちこちへと出張しておりましたので、このポケットサイズの小冊子THE ROUGH GUIDEを6ヶ国語分愛用させてもらいました。

ビジネス実務では大抵の場合、英語を使えば必要最小限のコミュニケーションに支障を覚えることはありませんが、シゴトの場を離れ、外国語との馴染みのない人たちと意思疎通を図りたいと思ったときは、身振り手振りではどうしても伝えきれない言葉の壁にぶち当たります。


[寄り道]

一例として、ベトナムの首都ハノイの顧客訪問時、ベトナム出身の同行技術者が、予定外なのに設置している精密機械の修理・調整をせねばならなくなり、丸二日のフリータイムが出来、顧客差し向けの専用車でハーロンベイまで観光を楽しむことになりました。

ところが、この運転手君、英語は全くわからない。わたしとて怪しげなフレーズを無理矢理幾つか頭に叩き込んだだけ、ベトナム語は全くわかりません。

出発まえに、近くの露店に誘いコーラもどきを飲みながら、英語ページの単語を探して「コレ」と指差す、運転手君はベトナム語の説明を読んでから、ベトナム語ページの単語を指差す。 このしんどすぎるほどのコミュケーション法に頼るしかないことをお互いに認識するところから始めました。

途中色んなところに立ち寄り、地元の人しか知らないような美味い食べ物を貪り食ったり、特別の美景スポットを訪ねたり、宿の交渉を一緒にしたり、足踏み式マッサージを楽しんだり、旅行客の行かぬ小さな飲み屋で実に美味いアテを並べて地元の人たちと痛飲・大騒ぎしたり・・・と、いまだに鮮明に思い出せる実に楽しい時間を過ごしたものです。


何冊かのTHE ROUGH GUIDEのページを繰ってみると、いろんなスパイスや調味料や油などのシミが至るところに残っています。 ワインで色づけされたスペイン語版の数ページは「あのとき・・・」などと記憶の引き金になってくれます。


さて、本題に戻らねばなりません。

コトバとしての英語をもう一度振り返ってみたいという、やや本格的な学習を念頭においておられるお方には、
TEACH YOURSELF [・外国語・] A Complete Course For Beginners
ASSIMIL [・外国語・] Without Toil
などがお勧めです。 
[これらはテープ CDなどの音声教材がついており、学習効率を高めることができます。]



さて、そもそも英語・英会話の必要最小限のものを比較的短期に、しかも簡単に習得するために、なぜとんでもない迂回路を辿る必然性があるのか? という疑問にお答えしなければなりませんね。

日本語で書かれた英会話・英語解説書は、確かに「そのまま」理解できるという最大のメリットを持っています。 

と同時に、それを読むときアタマのなかで、常にコトバの置き換えを続け、かつこの表現を記憶しておかなければならないと、受験期に戻った学習をしがちになるという欠点があります。 確実にアタマの硬化はすすんでいるのに・・・

つまり プッツンが起こりやすくなるのです。



おかしなことですが、かつて第二外国語として学んだ記憶の痕跡のあるコトバ(例えばフランス語・フランス語会話)を英語で説明するのを目で追うとき、初めてそれを学んだ当時のいろんなことを思い出すことがあります。

普段お付き合いの少なかった、いや殆どなかった英語が、思いのほか自分のサポート役を果たしてくれていることに気付き感激する一瞬です。


日本語での説明だけでは十分に理解できていなかった、第二外国語(例:フランス語)の基礎の基礎を説明する文例では、第一外国語であった英語もまた基礎の基礎のすがたで現れます。

学校を卒業してある程度の期間を社会人として過ごした方々の大半は、再び英語学習を始めようとするときも、この基礎の基礎のすがたの英語にまではなかなか戻らないものです。

英語の基礎の基礎のすがたから始めるために、自分が何とか会得してきた英語を使って学習し始めるというのは、自己矛盾そのものと批判されてもしかたのない学習方法なのですが、まずは説明本文などすっ飛ばして、文例だけでも見比べてみてください。


たとえば『Teach Yourself FRENCH』の本文は こんなふうになっています。
[フランス語の記号はここでは省略していますので、あしからず]

1 Premiers contact

1 Understanding and answering questions

The same question can be asked in several different ways. A person trying to get you to understand something is likely to rephrase the question (as well as shouting it more loudly).

Trying to find out someone’s nationality

Est-ce que vous etes Francaise? Are you French? (to a woman)
Est-ce que vous etes Francais? Are you French? (to a man)
Est-ce que vous etes Anglaise? Are you English? (to a woman)
Est-ce que vous etes Anglais? Are you English? (to a man)
Est-ce que vous etes Allemande? Are you German? (to a woman)
Est-ce que vous etes Allemend? Are you German? (to a man)
( 以下 略)


上の説明文を飛ばして、フランス語と英語の対比を眺めながら、
「ああ そうだった フランス語には性別があったなぁ・・・」
と、感慨深げに思い出しておられる アナタ 

いま英語は当たり前のサポート役になっていることにお気付きになりましたか?
これって「感激」じゃありませんか?

一旦英語が「こちらサイド」のものだと思えたらしめたもの、コレ以降英語はキッチリとアナタのサポート役を演じつづけてくれます。


一行ずつ、ページ順に丹念に読み続けるというのは苦痛を伴うしんどい作業です。 

それは学生時代のことと割り切りましょう。

パラパラとページを繰って、見開いたところに、対比文例が並んでいれば、いまここでご覧になったように、「ふむふむ・・・」と頷きつつ、遥かな時の彼方を思い出しながら、それぞれを「声に出して」読み上げてください。

第二外国語のほうの発音が覚束ないときは、英語だけでも「声に出して」読み上げてください。  

こうした積み上げで、潜在意識レベルで眠りかけていた英語も第二外国語も、双方活性化されます。 もちろん脳のはたらきも。


まったく日本語活字のない「洋書」をひもといている風情も漂わせながら、必要最小限のコトバの習得につながる学習が簡単にできるのですから、これなら続けられそうではありませんか?



えっ? 英語の発音?

そんなときのため、このブログ前半で「コツ」をお話したんですよ。
バックナンバーを辿ってみてくださいね。

それでは いいお年をお迎えください
今年一年 ご愛読ありがとうございました




tomtsuda at 15:37コメント(3)トラックバック(0) 
リサイクル英語 | JEnglish

2007年06月14日

あれこれと雑事にかまけているうち、
アッと言う間に時間ばかりが過ぎてしまいました。

今日は すこし気分転換しましょうか。

先日 こんなコトバに出会いました。 

Heat Stress

この季節、実に云い得て妙という感じの表現ですね。 

例年に較べ スタートの遅れていた梅雨もどうやら本番に入った様子。
それにしてもこれまでの「真夏日」連続には参りました。

近年注目されているものに LOHAS (ロハスまたはローハス)と呼ばれるライフスタイルの流れがあります。

LOHASとは

Lifestyles Of Health And Sustainability (健康と持続可能性の[もしくはこれを重視する]ライフスタイル)の略。 健康や環境問題に関心の高い人々のライフスタイルとされる。」
      フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ことのようです。

「環境問題」・「健康」といった多義性を持つキーワードでバクッとつかまえようとすると、実に様々な解釈に基づく情報がひしめき合うことになってしまいます。


もともと我々日本人が日常の暮らし・動作のなかで、特別の意図・考慮を伴うことなく発していたメッセージが、感性すぐれたひとりの女性の心に強いインパクトを持つ響きで伝わったことから、いまでは世界中で認知され「Mottainai」となって里帰りしていますね。

その昔・・・

パース市街を真正面に見るサウスパースのアパートは、木造三階立ての古びた建物でした。 冷蔵庫、洗濯機、乾燥機のみならず家具、食器などすべて生活必需品が揃えられ、ホテル宿泊と同じ感覚で身一つで移り住むことの出来る、そんなFully equippedユニット。 そこで7年間単身赴任者として暮らしました。

あるとき洗濯機がまったく動かなくなったため、家主さんに電話連絡を入れ出勤、一日をオフィスで過ごし帰宅すると、玄関に洗濯機の修理が終わった旨のメモが置かれてありました。 

日本での感覚でいうと、物凄い音を立てて動く、いい加減ポンコツと言ってよいほどのマシーンだったので、キット新しいものに入れ替えられているものと期待していただけに、「エッ?」と思ってしまいました。

シャワールーム脇の洗濯機を見ると、外観はそのまま。 蓋を開けてみてビックリしたのは、以前樹脂製回転槽であったものが、新品のステンレス回転槽に入れ替えられていたこと。 

さっそく洗濯物を入れて試運転してみると、音も随分と静かになって、振動も減っていました。

何故か すごく 感動してしまったことを 今でも思い出します。

また

毎日ホテル暮らしをするのと変わらぬほどの家賃を払っていたのに、そのユニットにはエアコンはなかったのです。 

デカイものすごい音を立てて回転する金属翼の扇風機が1台あるきり。  

いちど家主さんに、なんとかならぬのかとお願いしたが、「暑さで耐えられなくなるのは年のうちホンの数日だけだ」と、まるでエアコンなど考慮の外にある様子でした。

真夏には日中温度はゆうに摂氏40度を超す。 従って日中、野外を出歩く人は殆どいない。 ビーチに出向いて波と戯れ、泳ぐのも早朝か午後陽が翳る頃になってから。 

我が家は、三階建ての二階と三階部分。 リビング、キッチン、ベランダは三階、 玄関、バスルーム、ベッドルームが二階部分というやや変則スタイル。

真夏日の初日はまだ何とか耐えられるものの、二日目になると二階へ「避難」。 風の無い三日目になると、二階でもどうしようもなくなりました。

どうしても耐えきれず、クルマを引っ張り出し深夜上映の映画を観ながらカラダを休めたことが幾度もありました。 

とは言え、いずれ帰宅せねばなりません。

そんなときは、水シャワーを浴びて、濡れたままのスツポンポンの姿でデカイ扇風機の前に立ち、風をまともに受けるのがサイゴの緊急避難策。 

さらに、濡れたタオルをカラダに巻きつけ、
♪The answer, my friend, is blowing in the wind ....
などと口ずさんでいるうち、ゾクッとするほど冷えてくるもんです。

素焼きの壺に水を入れて風のよく通る日陰に置くと、表面に滲み出た水の急蒸発でよく冷えた水を飲むことが出来るのと同じ理屈ですね。

こんな暮らしをつづけているうち、偶然出合ったのが、
Body Cooling Neck Wrap “COBBER” というすぐれもの。 

吸水ポリマー樹脂にタップリと含んだ水が徐々に蒸発するときの気化熱だけで、首筋・アタマをヒンヤリと冷やしてくれます。

LOHAS も エコなんとか・・・というコトバも知らぬうち、ドライブ時も、自宅でのひと休み時にも、自己防衛手段のひとつとして "COBBER”を常用したものです。 就寝時にも、氷嚢・水枕代用として使いました。

それが、ひょんなことから、そのメーカーの社長さんと親しくなり、
いつの間にか「COBBER・コバー」を日本で紹介する役割につくことになってしまったのです。

元より私に商売人としての才覚・素質の欠落していることは明白で、「どげーしたもんかのぉー」と思い巡らす日々が続くうち、今年もまたまた暑い季節になってしまいました。 

さあて 

LOHASグッズ COBBER・コバーはいらんかねぇー』っと がんばらにゃー (笑) 


明日は自治会の粗大ゴミ回収日
この雨が小止みになればいいのですが・・・

いつも粗大ゴミ回収作業をお手伝いするとき
「ああ もったいない・・・」という
思いになってしまいます


PS:
T-SQUARE Newsで COBBER・コバーを詳しくご紹介しています
http://www.tsquarenet.com/T-SQUARE-News-2007-COBBER10.pdf






tomtsuda at 23:41コメント(0)トラックバック(0) 
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2007年04月21日



読み・書き・話せて一人前 というのが「硬派JEnglish・ジングリッシュ」の目標・・・云々と初めのほうに書きました。

果たして、その目標に向かって進んできているのか、この辺りで、これまで実に乱雑に思いつくままに書き進んできた内容について、中間整理をしてみましょう。

雑談・寄り道ばかりが多かったことがよく判ります。 (大反省!)

[1] 「話す」について

・「英語の発音・アーティキュレーションについて [母音]」、
・「子音について その1 [l] 」、
・「子音について その2 [s]そして[th]について 」、
・「子音について その3 [t] 」


これらを通じて、正しく聞き取る・聴くことができるための基本となる「発音」のポイント、そして練習の仕方を簡単にお話しました。

・「わたし(は) タコ」

末尾部分で、もっとも簡単な意思表示の仕方として、難しい表現などしなくても、まずいちばん伝えたいことを強調して、それに関する質問のコトバを補うだけで十分に通じることもお話しました。

これらを通じて、まだまだ不十分ながらも、『話す』ための基礎部分に少し触れることが出来たかな?と思っています。


[2] 「読む」について

・「声を出して本を読む」

ここでは英語で書かれた、やさしい「ものがたり」を幼子に「おはなし」してあげるように気持をこめて、声を出して読むことをお勧めしました。 これは、「話す」練習をするうえでも大切なことです。


・「英語の辞書と おともだちになる」

「話す」・「書く」とも大いに関係することですが、なによりも気になる英語の語彙について、基本的な語彙力は既に義務教育そして高校教育段階で学んだもので十分であり、それらはチャンと潜在意識レベルで大切に保存されていることをお話しました。

そして、それらの語彙を英和辞典にカラーマーキングして、それを「核」にして些か強引に関連語彙を急増することで、いつのまにか英和辞典の殆どのページに目を通すことが出来、英語(語彙)に対する距離感がなくなってゆくということもお話しました。 

これは潜在意識レベルにしまい込まれて、滅多なことで浮かび上がってこないアナタご自身の語彙力を引き出す、強力な助っ人です。 受験期を控えたお子様をお持ちの方にとっては、好機到来とお考え下さい。 

『強引ingマイ・ウェイ』方式をここでも発揮させます。 

アナタが読んだこと・学んだことのない教科書であっても、ずーっと昔の学生時代に使った教科書同様、エライ先生方が選びに選んだ語彙が盛り込まれているということには変わりありません。 そうです。 すこし選定の観点・視点が変わっているだけで、義務教育・高校教育段階で必要とされている基本英語語彙は、そこに網羅されているのです。

ですから、「この単語は知っているハズなのだ」・「今、思い出せない、まったく見当もつかないのは、それだけ潜在意識の奥深くに潜んでいるということで、必要があればポッと顔を出してくれるものだ」・・・と、ご自分に言い聞かせるのです。 

あとは 「英語の辞書と おともだちになる」 の要領でやってみてください。 

それだけじゃどうしても不安・・・と仰る方は、お子様から借りるか、コピーするかで、教科書にザーッと目を通されるといいでしょう。 ホント勉強になりますよ。


・秘伝「まんぼー・じゃんぼー」

些か飛び跳ねた感じになってしまいましたが速読法についても触れました。 これは、チョット調子に乗り過ぎたかなと反省しています。

「読む」ことについては、これからもいろんなカタチでお話しすることになると思います。



[3] 「書く」について

前回では、学校で学んできた英語知識をもとにして、視点を変えるだけで「わかりやすい」英語になることもご紹介しました。 

こうしたアプローチは、やがてご紹介する 『PLAIN ENGLISH』 で取り上げられている考え方とも繋がってゆくものなんです。

ところで、現在、英語圏諸国で政府・公的機関主導のカタチで 『PLAIN ENGLISH』 の普及が進められていることを、ご存知でしょうか?  

公式文書というだけで、日本語文であっても敬遠したくなるものですが、英語での公用文についても、つい最近までは、何やら勿体ぶった言い回しで、真意を読み取るまで随分と精神集中を求められる表現が大手を振って歩いている有様でした。

1970年代から、ネイティブにとっても判り難い英語表現を改めてゆこうという機運が高まり、1981年には米国、そして1982年には英国、さらに1984年には豪国、それぞれの政府が公文書に 『PLAIN ENGLISH』 を用いるべきことを決めています。

特に非英語圏の人たちが「書く」ことを学んでゆく上で、この 『PLAIN ENGLISH』 の考え方は、様々有益・有用な示唆を与えてくれます。

『PLAIN ENGLISH』の基本は、「意味」をわかり易く伝えることに置かれているので、「書く」ことだけではなく、「話す」うえでも、そのメリットは大きいものがあります。

いろいろな参考書が発行されている中、私が在豪当時愛用させてもらったのは

OXFORD大学刊 OXFORD Quick REFERENCE シリーズ

『PLAIN ENGLISH GUIDE』
 - How to write clearly and communicate better
- by Martin Cutts


この本は、本文160ページほどの小冊子ですが、我々非英語圏の英語学習者がついつい陥ってしまう問題点をうまく取り上げて、どうすれば判りやすい英語になるかを説明し、あるべき方向へと導いてくれる良書です。

この本で取り上げられた幾つかのポイントを参考にして、 『PLAIN ENGLISH』 のご案内をしてみようかな・・・と考えているところです。 


と、まあ、十数回のブログ投稿を経て見えてきたのは、当初に掲げた「読み・書き・話す」という目標に向かっての、まだホンのはじめの一歩を踏み出したところなんだと、思い知らされているところです。

FESTINA LENTE 悠然と急げ のココロで行きましょう!






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2007年04月19日

あたりをホワイトピンクの幻想にかえた花の季節も、まぶしく萌え出でる新緑へと移ってきました。

ラテン語で「Non sum qualis eram bonae sub regno Cynarae」と題されたErnest Dowsonの詩があります。 

その第三節で「gone with the wind」という表現が使われています。

映画でも知られる、Margaret Mitchellの小説『Gone with the Wind』[風とともに去りぬ]はここから来ています。

と、言っても原詩の「gone with the wind」は、こうした情報の影響で、私たちが殆ど無意識に置き換えている日本語の「風とともに去りぬ・・・」というより、シナラという愛する人を失ったのち、抱えることとなった虚しさを埋めよう、面影を忘れ去ろうと、享楽のひとときに自らを曝し、<風が気ままに吹きすぎるようにすべてを成り行きにまかせた>姿を記した表現であったのです。

さて、今回はラテン語のNon sum qualis eram bonae sub regno Cynaraeを使った、英語へのアプローチをしてみましょう。

英語もこれから始めると言うのにラテン語???と、言われるかもしれませんね。

ご安心ください、あくまでラテン語は参考までのことです。 

Non sum qualis eram bonae sub regno Cynara を日本語にすると
「今の私は、麗しいシナラのもとにあった私ではない」というような意味になります。

ところで、

私は昔の私とは違う」という極めて当たり前の日本語(文)を英語にする[私たちはこれを「和文英訳」するといいました]と、どうなるでしょうか?

ある学習参考書では、
 
[I am not what I used to be.]

といった訳文が示されていました。

確かにこれでよさそうにも思えますが、英語圏のネイティブたちは、この英語文をみたとき極めて不自然な英語だと感ずるハズです。

屁理屈ぽく聞こえるでしょうが、I am ... と現在の私のことを伝えかけ[定義し]ながら、過去の私を持ち出すのはオカシナことになってしまうのです。

では、どう表現すれば「私は昔の私とは違う」という「意味」が相手に伝わるでしょうか?

日本語をもう一度眺めてみると、そこで伝えたいメッセージ・意味は、「私は変わったんだよ」ということであることが判ります。

そう、その伝えたいメッセージ・意味そのものを英語表現する方が、スッキリと相手に理解されます。

[I have changed.]  これでいいのです。

なーんだ そんなことか・・・

そうお感じになっておられることでしょうね。

私たちは、ホンの少し、視点・考え方を変えるだけで、本来あるべき英語の世界に、思いのほかスッと一歩を踏み出すことができるのです。




tomtsuda at 23:37コメント(0)トラックバック(0) 
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2007年04月17日


前回、誰にでも理解できる(ハズの)英文例として、[I am a boy.]と[I am a girl.]という短文を取り上げました。

普段から英語はニガテだと言われる方々でも、見るからに男児っぽい小児が[I am a girl.]と言ったとすると、表明された内容と眼前の実際のズレに違和感を感じてしまう・・・云々、とお話しましたが、

義務教育で、好むと好まざるとに拘わらず英語教育を受けた我々の潜在意識レベルには、かつての学習記録がキチンと残されているからなのだと思います。

ところで、こうした表現は一体どんな場面で使われるのでしょうか。

外観からして、いかにも男児っぽい小児が、[I am a girl.]と発言する場合は、それを聞くものは「エッ?」と思うものの、すぐ[その子は、実はオンナの子だったんだ]と理解することが出来ます。 

つまり、その小児の発したメッセージは、[私は男の子の様に見られるけど、実は女の子なんだよ]という主張だということです。

これに対して、どう見ても男児である小児が、[I am a boy.]と発言するという条件設定はなかなか想像しにくいものです。

[どうみても女児・・・の場合は、上記2例と逆]

文法的には、どちらの文章も決して間違ってはいないのに、片方の表現ではメッセージが伝えられ、他方は単なる記述でしかない。


これに対して、同じく英語を学び始めた頃、出会ったハズの表現、[This is a pen.]というのがあります。 

ここでは、発言者はペンを指して「ここにあるものはペンというものですよ」と聞き手に伝えているだけです。


この様に、簡単な文を比較しているときは、誰にもよく理解できることではありますが、これが実際の会話の中で入り混じると、コミュニケーションがややこしくなってしまいます。

日本語にしても、英語にしても、コミュニケーションを成り立たせるためには、ただコトバそのものの意味の理解だけではなく、そのとき・その場の状況を読み取り・判断することが大切になってきます。

例えば

道端にクルマを停め、何やら不安そうに車体の下を覗き込んでいる人が見えたとします。

よく見ると、タイヤがぺしゃんこになっている。どうやら、ジャッキアップしてタイヤ交換しなければならぬことまでは判っているものの、どうしてやればいいのか自信がなさそうだな・・・ 

と、アナタが状況を読み取ったうえで、[お手伝いしてあげようかな]、[でも、初対面の私が唐突に申し出るのも相手をビックリさせるかも知れないな]・・・と考えながら、

誰が見ても判る、ひとつの事実を切っ掛けに対話を始め、お手伝いを申し出ようと決めて、「パンクですか?」と言ったとき

相手方が、アナタがどういう意図で発言しているのかについて、まったく考えることなく、「見れば判るでしょう」と言い返してしまうと、コミュニケーションはそこでプッツンしかねません。

「いゃー そうなんですよ。 タイヤ交換の遣り方だけは、昔教わったんですが、いざ自分で遣るとなるとどうも・・・」云々と、アナタの意図を感じ取った受け答えをすると、お互いのメッセージが正確に伝わり、コミュニケーションが成り立ちます。

これは、日本・海外の如何を問わず、人間同士のコミュニケーションを支える基本のひとつとなっています。

私たち、日本のコトバ、文化、習慣、環境、・・・に取り巻かれて育ってきたものが、海外に出掛けたとき、コミュニケーションの場で様々なトラブルに遭遇してしまうのは、そのひとのコトバの理解力に問題があるからだけではありません。

その場の状況を読み取ることに関しては、日本人は独自の感覚を持っています。

それを活かさぬ手はありません。 

高度に洗練された敬語・丁寧語表現が駆使されることから、複数の人たちが一同に会するとき、必ずしも相手方の名前を明示しなくても、誰にあてて送られているメッセージなのかを、出席メンバー全員が理解しているというのは、日本人ならではのものでしょう。

いささか皮肉っぽくなりますが・・・

会議が進展して、次々と発言を求められる段になって、[ホントはそうじゃないんたが・・・]と思いつつも[その場]の状況から、「えー xxさんのご意見と同じで・・・」などとウヤムヤな発言をして、会議のあと、赤ちょうちんで同僚に、「アノ場の空気じゃ、ああ言うしかなかったもんなぁ」などと、

「空気」まで読めるというのは日本人くらいなものじゃないでしょうか (笑)


そんなにスバラシイはずの日本人の「感性」が、一旦外国語の環境に置かれると姿を潜めてしまいがちになるのは何故でしょう。

私が、いまさらになってJEnglish・ジングリッシュを取り上げてみようという気持になったのは、こうしたところにあるのかも知れません。




tomtsuda at 12:52コメント(2)トラックバック(0) 
リサイクル英語 | JEnglish

2007年04月16日

これを「私は(人間に見えるでしょうが、じつは) タコなんです」と解釈する日本人は殆ど居ないと思います。 

フーテンの寅さんから「タコ」呼ばわりされていた「社長」さんでも、自分からは「タコです」とは言わなかったですよね。

寿司屋のカウンターで何人かと並んでいるときなら、トロやウニではなく「タコ」の握りが食べたい、という意思表示だと理解します。

また、お好み焼き屋でトッピングを聞かれたときなら、イカや肉ではなく「タコ」にします、ということと解します。

海辺に出掛けたとき、友達が釣竿を持たないアナタに、「釣り道具もなしでナニを釣るの?」と尋ねられたときなら、魚釣りじゃなく「タコ」を捕ろうと思っていることを伝えることになるでしょう。・・・

また、お正月なら、羽根つきをしようかと誘われたことに対する返事として、「たこ」揚げをしたいという意味なのかも知れません。

いずれにせよ、発せられた僅かな単語の纏まりから、実にさまざまな状況下での正確な意味を汲み取るというのは大変な作業です。 

単なる文法法則に合っているかどうかだけでは到底理解できないことを、定義を与える言葉を自動的に補いながら、その状況に合わせた意味を把握しているのです。

日本語の場合、こうした定義を与えるコトバは、後のほうまで出てきません。

例えば、「わたし(は) タコ が・・・」と「が」を付けるだけで、話し手がどういう考えてあるかについて、これから聞き手に伝えようとしているかを、先ず知らせて、聞き手がその意思表示を受け入れる心の準備時間を与えてくれます。 

そのうえで、「わたしは タコが 好きです」、または「わたしは タコが 嫌いなんです」という本当の意思表示がなされます。 

最後の最後まで話し手の意思が判りにくいというのは、日本語の特徴であると言えます。

「(わたしは) タコは 好き・・・ではありません」
「(わたしは) タコは 好き・・・ではありません が このタコは別です おいしいー」
・ ・・・・

この様に、聞き手の反応を観ながら如何様にも対応可能な、柔軟性に富んだコトバだとも言えます。 また、話し手を表す「主語」すら省略されることがあります。


ところで、「英語はまったく判らない」と言われる方も、「I am a boy.」という文が何を伝えようとしているかについては、苦笑いしながらでも、理解を示されると思います。

また、誰が見ても明らかな男児が「I am a girl.」と言ったとすると、「英語はまったく判らない」と言われる方も、「エッ???」と、その違和感に反応されることでしょう。

もし、その男児が「I am a thousand winds ...」(「1000の風」原詩の一節)などと口ずさむと、なにやら哲学的な響きが伝わってくるようですね。

この簡単な文章構造を例にとっても、話し手が子供であろうと成人であろうと、話し手は「I」という一人称で自分がこれから意思表示する主体であることを示し、次にこれから述べる内容についての定義を与えることから始めます。

  「私」は + である  + ひとりのオトコ(オンナ)の子

もし、反対の意味を伝えたいときには
  「私」は + ではない + ひとりのオトコ(オンナ)の子

この様に文の前の部分で定義を与えるコトバが使われ、あとでまったく違う意味にならぬようになっています。

これまた、恐らく知らぬ人はいない「I love you.」という文も、
   他ならぬこのワタクシが(は) + 愛しているのだ + 御身を
と高らかに宣言しているのであります。

ここで、重点が置かれ、伝えたい第一順位に据えられているのは、なによりも「愛している」のだというメッセージであることです。

この伝えたいことを優先し、重点を置くという考え方を持つだけで、英語で話さねばならなくなったとき、随分と意思表示がし易くなります。


今回は、なにやらご大層な取り上げ方をしてしまいましたが、この「定義」の与え方は、様々な国のコトバによって微妙に違ってきます。

ものを示す名詞と、その性質を伝える形容詞の位置の違いを、身近な日本語、英語、フランス語で較べてみると、例えば;
   赤ワイン
   red wine
   vin rouge
となります。

日本語と英語では、「赤い」「red」という属性説明の方が先に伝えられ、フランス語では、「ワイン」そのものが先に伝えられ、その属性説明は後に来ています。

英語でも、法律関係で用いられる表現では、フランス語の様に形容詞の位置が普通と逆になることがあります。 

これは、1066年のノルマン・コンクゥエスト(征服)という歴史的背景が反映されているのだと言われています。 

因みに、このノルマン征服の結果、現在使われている英語の60%以上の単語はフランス語・単語と同じルーツを持つことになったとも言われています。 

つまり、英語の勉強と併せてフランス語の学習をすると、他の外国語習得よりも短期間に成果を挙げることができると言う理屈になるのですが、如何なものでしょうか。



さて、今回は意思表示に関する話題に触れましたので、英語・英会話がニガテだと思っておられる方にも「これならカンタン」と言っていただける、極めて簡単な英語での意思表示・英会話例をご紹介しましょう。

さあ いよいよ JEnglish・ジングリッシュ 登場ですよ !
 
日本人同士では、ハッキリと言い切ってしまわなくても、この状況なら判っているだろうなどとついつい考えがちで、また曖昧なままでも以心伝心で何とかなってしまうことがあるものですが、海外の人たちとの意思表示では、曖昧は禁物です。

YES / NO をハッキリと伝えることは、何よりも大切です。

また、日常の生活では
   「好き」・「嫌い」
   「欲しい」・「要らない」
といった、嗜好・願望そして反対意思を表すコトバが大きな部分を占めます。

こうした意思表示する場合も、ハッキリとアナタの気持が判るように、「好き」・「嫌い」、「欲しい」・「要らない」といった意思を示すコトバについては、先ず明瞭に言い切ることがポイントとなります。

このような嗜好・願望に関する英単語を何通りか用意しておくと便利です。

「好き」 ----->  like / love
「嫌い」 -----> don’t like

「欲しい」--->  want / need
「要らない」---> don’t want / don’t need

と言った要領で、先ず必要最小限のコトバをメモにでも書いて、いつでも使えるようにしておけばいいでしょう。

また、何かを探すとき、どこかへ行きたいときなども、伝えたいことを優先し、重点を置くという考え方をつかって、まずアナタの関心が何なのかを強調するのです。

次に “駅に行きたい”  “駅はどこにあるのか” という状況では、
あれこれ考えて 英語の文章を作ろうなどとせずに、

まず 「駅」 -------> station (ステーション) を思い出し、
大きな声で Station .... と アナタの最大関心事が何であるかを明らかにして

次に 「どこ?」------> where (フェア?) を 苦し紛れに思い出し、
これまた 大きな声で Where?と 尋ねる口調で尻上がりに言えばいいのです。

“Station! (間 ...) Where?” これで十分です。






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