とんの読書ブログ

2007年12月8日-9日に新大阪で開催された内方恵一郎先生のフォトリーディング・セミナーに参加した記念にこのブログを作りました。読書を通じて人生を変えたいと思っています。

読書メモ:多田文明『それでも会社を辞めますか? 実録・40歳からの仕事選び直し』

4048676652それでも会社を辞めますか? 実録・40歳からの仕事選び直し (アスキー新書)
多田 文明
アスキー・メディアワークス 2009-02-11

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キャッチセールス潜入取材ルポ『ついていったら、こうなった』で有名な多田文明さんの転職論の本。図書館で見つけて借りてみました。

多田さん本人の転職体験談も書かれていました。本が売れて有名になっても、フリーライターでは全然生活できません。収入を得るため就職しようと面接を受けても「さぞかし作家先生としてもうかっているのでしょうねえ」と嫌味を言われ、『ついていったら、こうなった』で取り上げた企業から損害賠償請求の訴えを起こされ、テニスのインストラクターを始めるも体力が続きません。

《転職にはこれだ!というコンプリートなテキストはない。それゆえ、本書で述べたような生きた体験談こそ、いざ倒産、リストラ、解雇などの憂き目にあった時に役立つものになるのではないだろうか。》(p187)とあとがきにありますが、人によって置かれている環境もこれまでの経緯も違うので、他人の体験談がそのまま役立つということはありません。

《中高年の働き口はタイミングで決まるものだといってもいいかもしれない。》(p128)と書いてあるとおり、努力していろいろやってみてもうまくいかないときもあれば、逆になんとなくうまくいくということもあるでしょう。結局は、運次第だと思います。だから、他人の意見や人目を気にせず、自分が納得いくように、好きなようにやるしかないと思います。

◆あなたは会社派?それとも独立派?
 自分が会社派か独立派かを見分けるための設問というのがあったので、やってみました。下記の設問でYESが多いほど独立派の傾向が強いそうです。

Q1:考えてみると、会社の中で評価された記憶があまりない。
Q2:興味関心のあり方が非常に狭い。
Q3:様々な個性の人間をまとめてチームを率いていくような作業は苦手である。
Q4:毎年、出す年賀状の数ともらう年賀状の数は3:1以上の開きがある。
Q5:会社の忘年会は何かと理由をつけて欠席したいタイプである。
Q6:はっきりいって空気を読むのは苦手だ。
Q7:自分が決めたやり方を押し通す傾向がある。
Q8:仕事以外の人脈を多く持っている。
Q9:出来ればランチは一人で食べたい方だ。
Q10:仕事はできるだけ早く終わらせて、次のことに入りたい。

やってみたら、私は完ぺきに独立派でした。単に人付き合いが苦手なだけだと思いますけど。

読書メモ:本多信一『あなたを活かす これからの職業』

4620317357これからの職業―あなたを活かす
本多 信一
毎日新聞社 2005-09

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無料職業相談で有名な本多信一さんの本。少し古い本ですが、図書館でふと目にとまったので借りてみました。内容は、本多さんが190のさまざまな職業についてそれぞれ1ページコメントを加えたものです。

もくじより:
第1章 時代の最先端をいく仕事群(ビジネスマン職種)
*他人に負けない専門性を身につける

 法務部員、マーケティング専門家、消費生活アドバイザー、広報マン、語学スペシャリスト、科学技術者の心理がわかる人事マン、社内臨床心理士(人事マン)、特許部スタッフ、電気主任技術者、退職者による販売代理店など

第2章 時代を先取りした仕事群(自由業&資格取得職種)
*内気で組織に合わないタイプの人に

 株式デイトレーダー、フリープログラマー、リスクコンサルタント、ガーデンプランナー、ネット犯罪対策専門家、音楽の出張サービス業、中国語通訳、公認会計士、弁護士、司法書士、不動産鑑定士、土地家屋調査士、農業補助スタッフ、四季別労働者、小説家、フリーライター、自伝ライターなど 

第3章 リスクの少ない安定型仕事群(公務員などの職種)
*保安・警備型の公務員採用は増加する

 外務省専門職員、国立国会図書館職員、国税専門官、労働基準監督官、海上保安庁スタッフ、防衛大学校学生、防衛医科大学校学生、入国警備官、皇居護衛官、児童福祉士、社会福祉士、清掃局スタッフ、公務員獣医師、中途採用の地方公務員、警察官、教諭、資格取得が有利な公務員職種など

第4章 女性の特性を生かした仕事群(女性優位の職種)
*女性間での協力、伸ばし合いが大切

 レンタルボックスの店、フリーマーケットのミニ商人、トリプルワーク方式、在宅勤務、女性専用はり・きゅう・マッサージ指圧所、幼児向け芸術教室、出張型工芸講師、NGOの設立、警視庁婦人警察官、専門秘書、有料の職業紹介業、女性牧師、翻訳者、中高年向けランジェリー販売、移動販売車商法、民芸品店、朝採り野菜販売市場、女性専用酒場、女性限定断食道場、女性専用エステ民宿など

第5章 時代のニーズで伸びる仕事群(商売、経営などの職種)
*潜在ニーズを探して、オリジナルな商いを

 医療心理士、合同会社運営、コンサルタントファーム、インターネット新聞、SOHO型商品販売、SOHO型国家試験合格塾、マンツーマン公務員試験塾、ミニ学習塾、講師派遣業、セールスマン訓練講座、健康運動指導士、スイーツ専門店、できたてのパン宅配業、ペットショップ、出張型ドッグセラピスト、新感覚のおしゃれ漢方薬店、ひとり客専用飲食店、メイドカフェ、健康麻雀ハウス、シニア専用カラオケ店、小武道道場、お掃除代行業、農業体験民宿、孤独な老人の相談員、画家・陶芸家、少女マンガ家、手作り家具職人、かけはぎ師、竹細工職人など


◆小説家 *プロへの道は修行次第 (p93)
「内気で組織に合わないタイプの人」向けの職業ということで、「小説家」が取り上げられています。本多さんのところにも、「小説家になりたい」と相談する内気な青年男女が多く来たそうです。現実的には小説だけで生活するのは無理ですが、文章を書くのが好きな人なら誰でもチャンスがあると考えて、「夢を失うな」と励ますそうです。
《 文章修行は毎日書き続けると必ず上達する。投稿誌を見ると数百の新人賞の募集があるから、落ちても落ちてもめげずに応募し続けるのがよい。
 かつて小説家志望者は「同人誌」に加わって、作品を掲載してもらいながらチャンスを得たが、今は投稿して入選することでプロとなる道が主である。一応、純文学、大衆小説、ミステリーといった分野はあるが、読み手からすればこの区分けは無意味。何らかの文学賞に入選すれば、さまざまなジャンルで活躍できるはず。
 「文は人なり」であって、文はその人の個性が書かせるもの。だから「プロの指導」は不要と見るが、全くの初心者ならカルチャーセンターの「文章教室」に通うのも一方法。
 小説家となれば高収入の印象があるが、実情はその逆。一年かけて一作を生み出し、一万部売れたとして、定価一五〇〇円なら手取りの原稿料は一三五万円ぐらい。よほどのベストセラーを連発しないかぎり生活は苦しいのが普通。そのため教師やサラリーマンをつづけながら、作家人生を兼ねる人が多い。これからは、女性上位の小説化時代がくると予想する。》


画家・陶芸家 *“ひとりコツコツ型”の人に (p217)
小説家同様、これも夢に終わりそうな職業ではありますが、本多さんは、どこに自分の真のライフワークがあるかはわからなくて当然だから、「いろいろやってみてください」と勧めるそうです。
《 世の中には「集団が合わない男女」は一〇%以上存在する。この人たちは別に病気ではなく“ひとりコツコツ型”の職人、芸術家タイプの個性を生まれながらに持つ。人は集団本能を持つという見方が心理学の常識だが、私はあえてこの人々を“非組織型”とみなしている。集団不適応者イコール変人ないし病人という見方に大反発するから。
 例えば、OLを辞めて益子で陶芸の修業に励み、一〇年の後に大家となった女性がいる。あるいは教師人生に適応できず、洋画家をめざして習作に励み、五十代にしてプロ画家となった男性もいた。ふたりとも別に芸術系大学を出ているわけではないが、努力により栄光をつかんだ人々だ。プロとして名が出れば年に二、三回の個展を開くと、作品が完売して食べていけるようになる。もちろん「プロの道」は実に厳しいために、途中で投げ出したくなるし、貧困生活もつづく。それを励まして「ライフワークを全うせよ!」と応援するのが私の役目。
 (中略)いずれにしてもいったん芸術の道を選んだら、諦めないことだ。お勧め人生は無理でも「食べていくアルバイト」として新聞配達や運送業をする人もいる。最低限の生活費を得ながらプロをめざせば、やがては夢が叶うと考えて、挑戦する人生はすばらしい。》


感想:
 1職業1ページの分量しかないので、どうしても表面的な説明になるのは仕方がないし、どんな職業にも良い面と悪い面があるので、実際にその職業についている人が読んだら、「そんなに簡単じゃないよ」という感想を持つと思われますが、本多さんの視点から見た職業論という部分がこの本の面白いポイントだと思います。
 結局、どんな仕事をやるか、その仕事がうまくいくかどうかというのは運次第のような気がします。努力してうまくいくこともあるし、いかないこともあります。あまり悩まず、状況に流されつつも、その時その時で自分にできること、自分が好きなことをやっていくしかないのかなと思います。人生いろんなことがありますが、なんとかなるはず。じたばたするだけ無駄。

読書メモ:皆神龍太郎『iPadでつくる「究極の電子書斎」』

4062726742iPadでつくる「究極の電子書斎」 蔵書はすべてデジタル化しなさい! (講談社プラスアルファ新書)
皆神龍太郎
講談社(2010-09-22)

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※図書館でふと目にとまりました。iPadを買う予定は無いし、蔵書を自炊してデジタル化したいともまったく思いませんが、多読の効用について書かれてあったので、借りてみました。

読書メモ:
◆プチ南方熊楠もどき(p160)
・博覧強記は昔の人の生き方。情報を入手するにも読むにも簡単にいかない時代と、現代のような情報過多の時代とはやり方が違って当然。(→確かに。)
・南方熊楠は大英博物館や人から借りた本を短期間に書き写して情報を大量に頭に詰め込んだ。今はこんなことをしなくてもスキャンした本を大量に持てば「プチ南方熊楠もどき」くらいにはなれる。(→そう簡単になれるかっ!)

◆同時に1000冊を読む「ギガバイト読書術」(p167〜)
・あふれる書籍の中から手際よく自分に適した情報を取り込むこと。そしてその成果を絶えず社会に濃縮還元していくこと。(→濃縮還元された情報って、あまり面白くないけど・・・)
・何よりも優先して本を読め。読書行為の3か条
 (1)メモなど不要、まずは読め
 (2)併読しながら、多数読め
 (3)仮説、関心、興味が失せたら別の本を読め

感想:
 蔵書をデジタル化する作業時間がもったいないように思われてなりません。そもそも持っている本の数や読んだ本の数を自慢しても意味が無いです。
 ただ、個人的には紙の本より、iPhoneで電子書籍を読んだほうが読書がはかどるのは確か。おそらくiPadやキンドルなら画面が大きい分もっと読書がはかどるでしょう。早く日本でも電子書籍が主流になってほしいなあ・・・。

読書メモ:村上光太郎著『本づくりの本―武田式・自費出版入門』

読書メモ。

4795297517本を読みっぱなしにするのはもったいない。でも、ノートにメモしてもどこに書いたかすぐにわからなくなる。ということで、ブログに書くことにしました。

書名:『本づくりの本―武田式・自費出版入門
著者:村上 光太郎
出版社:武田出版(1990年3月)
※図書館で借りる

自費出版で本を出したいと考えている人に対して書かれた解説本です。別に私は本を自費出版したいわけではないのですが、将来何かまとまった文章を書いて、ネットででも発表できたらいいなあと考えているので、何か参考になることはないかと思い、読んでみました。

◆ともかく思いつくままに書く
《 とにかくあなたの思ったこと、書きたいことを書いておくことです。別に面倒なしきたりがあるわけではありませんので、自由に書き上げることです。文章の巧拙は天分にもよりますが、多分に慣れによるところが大きいのですから、どんどん書きためてください。出版するという強い意志を持ち、恥ずかしがらずに書き上げます。ある程度本にするためのテーマが決まっていて、資料やメモ書きなどを揃えて書き出そうとしている人は、思いつくまま一項目ずつでも原稿用紙へ書きつけてゆくことが出発点です。その場合、あまり細かいこと(表記の統一やら誤字など)を気にせず書き進めていきます。最初の原稿は下書き原稿と考え、気楽に書いていくことが基本です。文章の上手、下手は、さして問題ではありません。要は自分が言いたいことをはっきりと書き、その書き手らしい言い回しや、たどたどしくても訴えかける力があるかどうかということが大切なのです。ともかく思いつくままに書いてみることですし、読む人の気持ちになって文章を書けば、自然に解りやすい良い文章になるものです。
 書いたものは基本的にどんなふうにでも形にすることが出来ると思ってください。》(p11)

※書きたいと思っているだけではだめ。とにかく頭の中から外に出すこと。うまく書こうとか、効率よく書こうとか、書く目的など無駄に考えるより、なんでもいいから毎日少しでも書き続けること。


◆荒原稿を作る
《 さて「書くことは山ほどあるのだが、どこから手をつけていいものか」と悩んでいらっしゃる方が多いようです。これにはいくつかの方法がありますのでご紹介しておきましょう。
(a)骨格を先に作る
 略
(b)とにかく思いついたことから書いていく
 これは一の章、何故人は書くのかの、どんどん書く、の項でも触れましたように一番簡単で、頭の中で何もかも決めてしまわない、悪く言えば成り行き任せといった方法です。慣れていない人には一番やりやすい方法だと思いますが、ある程度で全体の骨組みを考えるようにしないと収拾がつかなくなる恐れもあります。
(c)原稿を二通りに分ける
 いきなりマス目のついた原稿用紙に向かわないことも一つの方法です。またこれはある作家の弁ですが、「さあ傑作をものにしてやる」という意気込みはいいのですが、山のように原稿用紙を積み上げてスラスラ書いていくことなど、プロの作家でもなかなか難しいそうです。そこで原稿を二通りに分けるという方法が出てくるわけです。最初に白紙やノートなどに思いつくまま書いてこれを荒原稿とし、改めて推敲しながら原稿用紙に清書をしていくと、意外にスムーズに筆が進むというお話でした。
(d)辞書を利用する
 略 》(p78)

※いかに書くことに対する抵抗感を少なくするかがポイント。自己流の書きやすい方法を見つけること。安いメモ用紙やチラシの裏に書く、メールやTwitterに書く、マインドマップで骨格を作ったりアイデアを出したりする、一日のノルマを決める、書く時間や場所を決めるなど、いろいろ試してみること。

感想:
 自費出版で出された本の例がいくつも紹介されているのですが、正直なところタイトルを見ても内容を見ても読みたいという気になりません。「書きたい」ということと、「読んでもらいたい」ということとは、一見同じようで実際は大きな違いがあります。読んでもらいたいなら、そのように書かないとだめ。

読書の習慣が復活

また本を読みたい気が失せてしまって、しばらく読書から遠ざかっていましたが、一週間前くらいから本を読む習慣が復活しました。あまりお金を使いたくないので、図書館で借りて読んでいます。

確かに読書はもっとも手軽でお金のかからない自己投資ですね。自己啓発であり、娯楽でもあります。読めば読むほど世界が開けるような手ごたえがあります。

なぜかちょっとした抵抗感があって、まだブログを書く気にはなりませんが、この読書ブログも再開できたらいいなあと思っています。

すらすら読めるブログや、上手に本を紹介しているブログを読むと、自分なんて何を書いても全然ダメで、書かない方がましだ、とまで思ってしまいます。そんなに気負う必要なんて無いのに。

何事も小さく始めて一歩ずつ前に進むしかないので、ぼちぼちやろうと思います。
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