読書メモ。

4795297517本を読みっぱなしにするのはもったいない。でも、ノートにメモしてもどこに書いたかすぐにわからなくなる。ということで、ブログに書くことにしました。

書名:『本づくりの本―武田式・自費出版入門
著者:村上 光太郎
出版社:武田出版(1990年3月)
※図書館で借りる

自費出版で本を出したいと考えている人に対して書かれた解説本です。別に私は本を自費出版したいわけではないのですが、将来何かまとまった文章を書いて、ネットででも発表できたらいいなあと考えているので、何か参考になることはないかと思い、読んでみました。

◆ともかく思いつくままに書く
《 とにかくあなたの思ったこと、書きたいことを書いておくことです。別に面倒なしきたりがあるわけではありませんので、自由に書き上げることです。文章の巧拙は天分にもよりますが、多分に慣れによるところが大きいのですから、どんどん書きためてください。出版するという強い意志を持ち、恥ずかしがらずに書き上げます。ある程度本にするためのテーマが決まっていて、資料やメモ書きなどを揃えて書き出そうとしている人は、思いつくまま一項目ずつでも原稿用紙へ書きつけてゆくことが出発点です。その場合、あまり細かいこと(表記の統一やら誤字など)を気にせず書き進めていきます。最初の原稿は下書き原稿と考え、気楽に書いていくことが基本です。文章の上手、下手は、さして問題ではありません。要は自分が言いたいことをはっきりと書き、その書き手らしい言い回しや、たどたどしくても訴えかける力があるかどうかということが大切なのです。ともかく思いつくままに書いてみることですし、読む人の気持ちになって文章を書けば、自然に解りやすい良い文章になるものです。
 書いたものは基本的にどんなふうにでも形にすることが出来ると思ってください。》(p11)

※書きたいと思っているだけではだめ。とにかく頭の中から外に出すこと。うまく書こうとか、効率よく書こうとか、書く目的など無駄に考えるより、なんでもいいから毎日少しでも書き続けること。


◆荒原稿を作る
《 さて「書くことは山ほどあるのだが、どこから手をつけていいものか」と悩んでいらっしゃる方が多いようです。これにはいくつかの方法がありますのでご紹介しておきましょう。
(a)骨格を先に作る
 略
(b)とにかく思いついたことから書いていく
 これは一の章、何故人は書くのかの、どんどん書く、の項でも触れましたように一番簡単で、頭の中で何もかも決めてしまわない、悪く言えば成り行き任せといった方法です。慣れていない人には一番やりやすい方法だと思いますが、ある程度で全体の骨組みを考えるようにしないと収拾がつかなくなる恐れもあります。
(c)原稿を二通りに分ける
 いきなりマス目のついた原稿用紙に向かわないことも一つの方法です。またこれはある作家の弁ですが、「さあ傑作をものにしてやる」という意気込みはいいのですが、山のように原稿用紙を積み上げてスラスラ書いていくことなど、プロの作家でもなかなか難しいそうです。そこで原稿を二通りに分けるという方法が出てくるわけです。最初に白紙やノートなどに思いつくまま書いてこれを荒原稿とし、改めて推敲しながら原稿用紙に清書をしていくと、意外にスムーズに筆が進むというお話でした。
(d)辞書を利用する
 略 》(p78)

※いかに書くことに対する抵抗感を少なくするかがポイント。自己流の書きやすい方法を見つけること。安いメモ用紙やチラシの裏に書く、メールやTwitterに書く、マインドマップで骨格を作ったりアイデアを出したりする、一日のノルマを決める、書く時間や場所を決めるなど、いろいろ試してみること。

感想:
 自費出版で出された本の例がいくつも紹介されているのですが、正直なところタイトルを見ても内容を見ても読みたいという気になりません。「書きたい」ということと、「読んでもらいたい」ということとは、一見同じようで実際は大きな違いがあります。読んでもらいたいなら、そのように書かないとだめ。