不倫疑惑に揺れる民主党の新人・姫井由美子参院議員(48)が3日、「政治のこと以外で世間を騒がせたことは、大変申し訳なく思っている」と話し、不倫報道以降、初めて謝罪を口にした。だが、詳細については「弁護士を通して話し合いを進めている」とし、明確な説明はなかった。
 この日、姫井氏は長野県軽井沢で行われた参院会派「民主党・新緑風会」の研修会に参加。研修後は報道陣に囲まれもみくちゃになったが、同党の森ゆうこ参院議員にがっちりガードされた。夜の懇親会では、お酒も入り“ホロ酔い姫”になっていた。
 研修会には民主党、無所属の議員合わせて107人が出席。だが、賭けゴルフ問題に揺れる「さくらパパ」こと横峯良郎参院議員と、公選法違反で関係者が逮捕された青木愛参院議員は病気を理由に欠席した。

 先日のお昼のテレビ朝日の番組を見ていたらこの問題をニュースの紹介のコーナーで取り上げた時の出演コメンテーターなど出演者の擁護がすごくて違和感を感じました。
 金銭トラブルや不倫騒動に関しても「たいした問題じゃない」と笑いながら話して終わりはさすがにまずいだろうと思いました。
 明らかに自民党の問題を取り上げる時の態度と全然違って報道機関としてあれはないだろうと思いました。

 この姫井由美子議員は政策を検索で調べてみると「家庭、地域、教育」を中心にしているようです。このような政策を掲げて当選して不倫騒動と金銭トラブルの説明がないのは無責任だと思います。
 有権者はこのようなトラブルを抱えていたと知っていたら姫井由美子議員に投票したかどうかが問題でしょう。不倫騒動がもし事実なら「家庭、地域、教育」の政策には説得力がなくなると思います。

 そして元教師が裁判所を通して請求してきた「給料未払いの1500万円」の問題にはもっと説明責任はあると思います。民主党は「政治と金」の問題で自民党を批判して世論を味方にしたのでこの問題は重要です。
 そして民主党と姫井由美子議員が問題にしている「格差問題」にも影響します。「給料未払い」なら派遣社員やフリーターより酷い状態です。
 これを民主党の議員が行っているのなら「格差問題」を語る資格はないと思います。こういう金銭トラブルはすごい問題だと思います。

 この元教師は捨て身の印象を持っています。「週刊文春」もまだまだネタを持っていて姫井由美子議員の対応を見てこれから少しずつ出してくるでしょう。
 民主党はどこまで「週刊文春」側の情報を把握しているかが問題でしょう。情報収集能力も問われます。そしてこの問題の対応で問題解決能力も問われると思います。
 今は野党なので数々の問題に対してマスコミはテレビではあまり報道しない姿勢みたいです(それにしては自民党との差が露骨すぎて違和感がありますが)。
 ただ政権交代して与党になればそうは行かないでしょう。これまでの不祥事の対応ならあっという間に政権を取り返されそうです。

 今回の姫井由美子議員の問題はマスコミは不倫騒動を中心に「私生活問題」出終わらせようとしていますがこの問題の本質は金銭トラブルでしょう。
 もし元教師が主張するように約束が守られていないようなら「お金に対する約束を守らない人間」と印象で政治家としては適正はどうなのかなと思ってしまいます。
 そして県議会議員の時にこういう不倫旅行やカフェ経営などに議員の公費は関係してないのかということも気になります。
 これはやはりきちんとした説明をさせるべきでしょう。民主党も対応が今のところ駄目だと思います。
 これから姫井由美子議員がどういう対応をするか注目しています。選挙で投票された時のイメージと今の状況は結構違っていると思います。