『アイドルグループ・ももいろクローバーZの有安杏果が21日、千葉・幕張メッセで行われたライブ「ももいろクローバーZ 2018 OPENING 〜新しい青空へ〜」に出演し、グループを卒業。4人が一人ひとり有安へメッセージを送り、リーダーの百田夏菜子は「本当は10周年は5人で迎えたかった」と本音を打ち明けた。

百田は「最初はどうしても呑み込めない自分がいて…。でも、杏果がいっぱいいっぱい悩んで決めた道を私たちが応援してあげるのが一番じゃないかなと思いました」と決断を受け止めるまでの思いを語り、唇を震えさせながら「本当は10周年を5人で迎えたかったです」と本音を吐露。この告白に号泣するファンが続出する中、百田は「これから別々の道を歩んでお互い夢を叶えていけるように、私たちも応援していきたいし、自分たちも頑張りたいと思います」と前を向き、「今まで本当にありがとう」と感謝の気持ちを伝えた。

一人ひとり有安へメッセージを伝えた後、4人の有安への思いが歌詞に込められた贈る歌「新しい青空へ」をサプライズでプレゼント。さらに一人ひとりから花束を受け取った有安は「私のためだけに曲を用意してくれて、歌ってくれて、うれしかったー!」と笑顔を見せ、「本当にももクロがこの4人でよかったなと思っています。ありがとう」と4人の顔を見ながら語った。

また、「私も10周年は5人で迎えられると思っていました。でも4人のこれからのためにこうするしかなかったから」と有安も10周年への思いを告白。「ももクロはね、よく奇跡の5人って言われているけど、私は実はそうは思ってなくて、この4人とモノノフさんで5人だと思っています」と語り、「だから、この4人のことをこれからもよろしくお願いします」とファンに呼びかけた。

なお、有安がステージを去り4人体制のももクロがスタートした場面で、松崎しげるが登場し、「愛のメモリー」を歌いながら5月23日に東京ドームで10周年記念ライブを開催することをサプライズ発表された。

■百田夏菜子の有安杏果へのコメント全文

8年間お疲れ様でした。杏果とは口内炎の薬の情報を交換していて、最近一番新しく渡したプレゼントも新しく見つけた口内炎の薬。すぐに口内炎ができちゃうところ、これからも新しい口内炎の薬を見つけたらすぐに連絡すると思います。

そうですね。本当に4人になるって想像できなくて、なんだろう。でも杏果が伝えてくれたときに、杏果の中で決まってるんだなというのがすごく伝わって、でも最初はなんか、どうしても呑み込めない自分がいて、どうしたらいいのかなっていっぱい考えたんだけど、でも、杏果がいっぱいいっぱい悩んで、たぶん一人でたくさん苦しんで決めた道を、私たちが応援してあげるのが一番じゃないかなと思いました。

あまりにも真っすぐすぎて伝えることができなかったんだけど、本当は10周年は5人で迎えたかったです。迎えられると思っちゃってる自分がいて。叶わない夢もあるんだなと感じているけど、これから別々の道を歩いて、お互い新しい道で見つけた夢を叶えていけるように、私たちも応援したいし、自分たちも頑張りたいなって思ってます。

たくさんのモノノフさんと私たちメンバーの思いを今日はいっぱい受け取って、笑顔で新しい道に進んでください。今まで本当にありがとう。』

この卒業にはメンバーで結構温度差がありますね。グループ内で合う合わないがあるでしょうし微妙な卒業コンサートになりました