2006年05月

2006年05月30日

「今一歩}

 「有難うございました」とお辞儀をする。
老朽化してきたこの体、最近出社が遅れ気味で、丁度、子供達の登校時間と同じになってきた。こちらは車である。
横断歩道での、ある風景である。
年長の子が黄色い旗を揚げて、渡る意思表示をする。車が止まる。
掲げた旗を横にして、車を遮断する形にして、笛を吹く。
子供達が渡り始める。渡り間中、笛は吹いている。
渡り終えると、全員が車のほうに向かって「有難うございました」といって、ちょこんと挨拶をする。
人と車の微笑ましい朝の風景である。・・・・・と言いたいが、少し物足りない。
小さな声で「有難うございました」といって、無表情に、首をちょこんと動かすか、動かさないかである。
この無表情が機械的に見えて、俺には淋しく写るのだ。
子供達は黄色い帽子をかぶっている。
渡り終えた時に、この帽子を取って、大きく「有難うございました!」と言って、大きく腰を折って礼をして、ニッコリしてくれたら、「ヨーシ、今日も元気でやれよ!」と言いたくなる気がする。
元気良く言われて悪い気はしない。
そして言われた俺も「頑張るか!」的になってはこないだろうか。
総てではない。ある地域では、元気にやっているところがある。
どうせ教える事ならば、儀礼的でなく、今一歩踏み込んで、心を込めた方が、世の中明るくならまいか。
 若い頃は、朝 女房が笑顔で元気良く送り出してくれたが、今や昔。
        家でパワーがもらえないから、外に要求する 寅次郎
通学1通学2

torajiro0421 at 16:15|Permalink 教育 

2006年05月28日

「暴 言」

 迷った。みんなが迷った。
5月28日 朝の6時前。今日はソフトボールねんりんピック岐阜県予選の準決勝・決勝をやる日である。グランドは少しぬかるんではいるが、これ以上降らなければ、開会時刻を遅らせれば、プレーは可能である。天気予報はあがってくるとも言う。
理事長が「予定通りやろう!」と決断して、一旦全員解散した。
念のために、ホームベース上とピッチャーマウンド上はシートで覆った。
しかし、それから降り出して、7時に再度グランドへ行ったときは、水が浮いていた。
各地から選手が集まり始めている。
今やんで、太陽が出れば、まだ開催可能だが・・・・・何とかやまないかと思うが、霧雨状態は依然続いている。
みんながやきもきしている、その時、各務原から来た一人の選手が「こんな状態で出来る訳がないじゃないか!誰がこんなひどい状態なのに、選手に招集をかけたのだ!みんな見て見ろ!これで出来るというのか!何を考えて集めたのか!選手を何だと思っているんだ!バカにしてるのか!こんな状態でやって、怪我でもしたらどうするんじゃ!」とあらん限りの、悪態をついた言葉を吐きながら、みんなの前を歩きながらしゃべり続けている。
一通りで終われば、何も起きなかったかも知れないが、同じような言葉を繰り返し、繰り返し、まるでみんなと自分を鼓舞させるような言動が続いた。
近くでこの言葉を耳にし、我慢をしていた地元の理事長が切れた。
「あんたは誰だ!どこのチームの、何という名前だ!聞き捨てならん!」と大音声!
昨日から地元チーム・審判団が主体でグランドコンデションを整え、何とか開催可能をと、すがる思いでいたところだ。
洞察力のない、およそスポーツマンらしくない言動に、近辺にいた、多くの人も、眉をひそめていたと思う。
名前を名乗らなかったが、どこのチームで、誰だというのは大半の人は知っている。
そのチームはまだ、結成されたばかりであるが、強豪である。
そのチームの前身は県下でも1,2の強豪チームであったが、やはり、マナーの悪さで解散を余儀なくされているチームなのだ。
60歳を越えて、威勢のいいのも結構だが、粗にして野であり卑であっては、孫に笑われよう。
我々はそうゆうチームとは試合をやりたくない。
                    粗にして野だが卑ではない 寅次郎
暴言

torajiro0421 at 22:03|Permalink スポーツ 

2006年05月26日

「まさか」

 友人の奥さんが48歳の若さで急逝され、お通夜に参拝した。
阿弥陀経が終わり、お説教が始まった。
「人生は平坦な道ばかりでなく、上り坂、下り坂、それに今一つ、“まさか”と言う“坂”がある」と。
この坂には、大きな喜びもあれば、計り知れない悲しみも付きまとう。
この“まさか”に対するには、毎日を大切に、精一杯生きることではないだろうかと。
今一つは、「生は偶然、死は必然と言われているが、我ら凡人は“死は偶然”と他人事として、毎日を生きてはいないか?」
じっくりと見つめ直す事が大事ではないと。
最後に、故人は、残った人達に、「何を願って旅立たれたのか」
これを知り、守ってゆくのが、故人へ祈る最大の冥福ではないかと。
短いお説教であったが、久々に心に響いた。
                           安らかにと祈る 寅次郎
まさか 

まさか!


torajiro0421 at 13:30|Permalink 健康 

2006年05月24日

「優勝予告」

 3月に岐阜長良川球場で恒例の阪神:巨人のオープン戦があり、ネット裏最前列の上等席が手に入り、もう一人の虎狂を連れて見に行った。
目の前で見る実物の選手はさすがに新鮮?で迫力がった。
試合結果は4:4のドローであったが、巨人のオーダーを見て驚いた。
知っているのは、二岡、阿部、二志くらいで、後は全然知らない若手だ。
この時俺は、原監督の野郎は岐阜のフアンを舐めてる。
この時期、寒いから主力を温存して若手で、お茶を濁そうとしてけつかるとハッキリ思った。
阪神もだらしがない。こんな若造集団に引き分けで終わるとはと憤慨した。
 しかしどうだ、原監督は敵ながら天晴れだ。
そのときの若手のメンバー中心で、5月現在首位を走り続けている。
球場では、「優勝予告」と言う小旗をジャイアンツが作って、フアンに渡していた。
後学の為と思い、俺も一つ貰って来た。
家に帰ると、我が家の阪神狂が怒った。
何でこんなものを持ってきて・・・・と。
捨てられる運命にあった小旗を、町内にいる、巨人狂にやった。
ゴミを捨てるつもりで。
ところがどうだ。
翌日から、巨人が勝った日には、その巨人狂の家の前に、その小旗が翻っているではないか!もちろん、負けた日は掲げてない。
ゴミになる運命の小旗が象徴的に蘇った。
それを見て、うれしいのか、悔しいのか、寅の心境は複雑なり。
掲げられる日の一日でも少ない事を祈るしかないが、三回に一回見られれば丁度よい。
こんな願いが通じたのか、5月24日現在では0,5ゲーム差まで追いついてきた。
「優勝予告」ではなく、阪神は「優勝・連覇!」の籏をそろそろ作ろうか。
                              やや複雑な寅次郎
優勝予告予告

torajiro0421 at 16:00|Permalink スポーツ 

2006年05月22日

ねんりんピック予選

 第19回ねんりんピック岐阜県予選が5月21日から地元の白鳥で始まった。
我が白鳥シルバースターズは、今から12年前の香川大会に始めて出場し、その6年後の大阪大会にも出場している。
そして今年は、大阪から更に6年後に当たり、この6年サイクル説からすれば、今年は出場する番なのである。
俺達は人の力は信ぜず、己の力すら信じられない半端者だが、この貴重な6年サイクル説だけは、かたくなに信じて今日までその気で練習に打ち込んできた。
 そして21日の第1戦は、柳津シニアを下し勝ち上がってきた、多治見シニアと対戦。
一回裏、先頭打者寅次郎はいきなり三遊間突破レフト前。
続く2番の左打者との間でエンドランを試み、まんまと的中し先取点となる。
一番が出塁し、二番左打者がRightへ引っ張れば、一塁〜三塁の形が出来る。
そしてクリーンナップにつなぐ。勝利の方程式。
今までは二番打者はバントで送る専門であったが、強力な左打者が出来たので、作戦変更を監督に具申し、採用してもらった。
このパターンは、前の晩から、夢に見るくらい何度も何度も思い描いていた。
それが何とも鮮やかに成功したのだ。
成功したときは、まさに宝くじが当たった様な気分だった・・・・・いや、これは嘘だ。
今までに当たったことがないから、そうは言えない。
それに宝くじは他力本願だ・・・・・・・・・これは嘘だ。
それじゃ、恋人と事が成就したときの気分だった・・・・・・・・だろうか。
これは本人の努力と相方との連係プレーだ。
 ・・・・・射精に負けない、実に爽快な気分だった。
その後も加点して、多治見を撃破し、28日の準決勝に駒を進めた。
                              28日に続く。
                              久々爽快の寅次郎


選手宣誓「喜八」

torajiro0421 at 23:54|Permalink スポーツ 

2006年05月19日

ゴルフ

 久しぶりにゴルフに行った。
昨秋の左鎖骨骨折以来、ブランクが効いているのか、元のゴルフに戻らなくなってしまった。
折れた骨を歪んでくっ付けててしまったのではないかと、医者のせいにしたくなる。
ボールが歪んで飛ぶ。真っ直ぐ飛びさらん!
ままならぬはゴルフと女房か。
両方とも好きだし、愛している。いあ、ほんとに。
がしかし、これほど気まぐれで、意のままにならないものはない。
故に時として、イヤになる事はしばしばである。
もう決別しようと思うときは、しょっちゅうである。
顔も見たくない!道具も見たくない!
が・・・「もう、イヤだ 5日もすれば そわそわと」
また、やりたくなる。
「腐れ縁だよ カカアとゴルフ 三日もすれば そっと手を出す」
いいほうに展開すと、これほど良いもはないし、楽しいものだ。
この世の中に、何はなくとも、この二つは、絶対の必需品だ!
一つだけ難を言えば、
片方は古くなれば、買い換えられるが、もう一方は・・・・・。
ままならぬは、浮世の常。
                    100叩きの寅次郎
尚 詳細に付いては
     http://cyacya.o-oku.jp/sirokurabu-5.html をご覧じろ。
OB1

torajiro0421 at 09:30|Permalink スポーツ 

2006年05月16日

「公認コース」申請

 2008年2月の第3週、郡上高鷲スノーパークでスノーボードワールドカップ開催が計画され、実現に向かっている。
これに先立ち、コースの現地調査が5月15日行われ、鷲見村長共々参加した。
今までも数回行われ、ハーフパイプ、クロスについては「OK」であったが、パラレルコースが未調査と言う事で今回行った。
全日本スキー連盟から丸山仁也コース公認委員、佐々木竣理事 他が来られ、コースを丹念に調査し、なおかつ図上で詳細な検討をした。
スタート&ゴール地点もほぼ決め、多少の修正をして「OK」の内諾と相成った。
後は正式書類を作成し、県連を通して全日本そしてFISに提出する工程だが、総て英文での作成だと言う。俺は図面担当を請け負う形になった。
これが承認されると、アルペンスキーのスラロームコースとしても使え、FISポイントを取得するFIS公認の大会も開催できるらしい。
この地域にはないことだけに、素晴らしいことだと思う。
2007年の全日本選手権はこれで正式に3種目開催が決まり、2008年のワールドカップも3種目でエントリーが可能となった。
今後は当初の計画通り、3種目開催の方向で進むものと思われる。
今月(H18/5)の24日、ポルトガルで開催される、FISの理事会で、
2008スノーボードワールドカップ・GUJO大会が2008年2月の第三週で正式にカレンダーに載る予定である。
これからが、開催に向けて正念場となるが、地域住民参加型の大会を目指しており、みんなで楽しい夢を見たいものである!
                              夢見る 寅次郎

公認コース1公認コース2

torajiro0421 at 23:51|Permalink スポーツ 

2006年05月15日

かんしゃくダマ

 仏(ほとけ)の監督、怒る!
 サッカーワールドカップの日本代表が決まった。
残念ながら、選に漏れた人もいる。
しかし彼らは悔しいだろうが文句は言わない。
それは真のスポーツマンだからだろう。
我々クラスのソフトボールとは次元が違うようだ。
 日曜日の午後、ソフトボールの練習をやった。
今回は新人が入り、かなり密度の濃い練習であった。
心地よい疲労感を通り過ぎて、足腰にかなりの“張り”を感じる
までやった。
このまま、家に帰り風呂を浴びて休めば、体は至極健康なのだが、
世の中はそうはゆかない。
お付き合いと言う、男の友情がある。
「汗の後はビール!」・・・・我がチームの固い掟である。
激しく動けば動くほど、その反動はビールの量に比例する。
当然の方程式だ。
この日はネンリンピック予選を目前に控え、酒席もエスカレートした。
監督がみんなの意見を聞きたいと切り出し、オーダーの案を提示した。
この案をめぐり、様々な意見が出てきた。
いろいろな見方があり、それなりに参考になる筈であった。
しかし、酒を飲みすぎたM選手は、いずれの案にも、自分の名前が
オーダーに出てこない事に業を煮やし、「俺はそんなに下手なのか、
それほど評価をされないのか、面白くない、監督は何処を見ている
んだ、もう止めた、明日からもう来ない」とあらん限りの暴言を
監督に浴びせた。
監督も周りの者も、これは皆の案だ、決まった訳ではない。
短気を起こすな、他にもオーダーから漏れた人はいるし、それぞれが
我慢をしながら、チームを形成してるんだ。
皆でなだめたが、なだめればなだめる程、暴言はエスカレートする
のが愚図の酒飲みだ。
M選手の「もう止めた」はこれが初めてではない。過去にも何回か
あり、いわば常習犯だ。
周りは、又始まったかと言いつつも、なだめたが、今回はいっこうに
収まる気配が無い。
すると突然、「バアーン」と机が鳴った!
仏の監督が杯を机に叩き付けたのだ!
「何を生意気なことを言うか!大人しくしてリャいい気になリャ
がって!そんなにぐずぐず言うなら、やってられん、俺が止める!」
と啖呵を切って立ち上がり、ドアーを蹴って出て行った。
「切れた!」なんてものではない。癇癪球の爆発である。
みんな驚いた。長年付き合った人でも、仏(ほとけ)と呼ばれた
監督が怒ったのは始めてみたと。
それでもM選手はぐずぐず言っている。
今度は皆が怒った。「止めたければ止めろ!」「さっさと帰れ!」
のコールだ。
激しい練習の余波が酒を借りて、荒れに荒れた。
60歳半ばを過ぎた男が、いくら酒を飲んでの事とは言え、上司に
喧嘩を売り、チームワークを乱すとは、なんとも情けない話だ。
仏の顔も二度三度。もう誰も誘わないだろう。
サッカーの選手を見習いたいものだ。
ジーコ監督も、我々の監督も人選には苦しむのだ。
M選手にスポーツをする資格はない。
好きな鮎釣りをしているのが相応だろう。
いやいや、鮎とて嫌がるかもよ。
酒で時々失敗する寅次郎もこれを他山の石として、
                    心しないと・・・と飲みなおす。
                           自戒する 寅次郎
監督怒る

torajiro0421 at 22:08|Permalink スポーツ 

2006年05月13日

「左肩」固まる

 ヤンキースの松井が骨折して、思い出した。
昨年秋に、ソフトボールでショートを守っていて、打球を追って背走中、仰向けに転倒したら、なぜか前の鎖骨が折れていた。
後ろを強打して、前の骨が折れたのは何故か?
以来、3ヶ月ほどタスキの形に固定帯をかけられて、寝るときは勿論、風呂に入るとき意外は、ズーとはめて固定されていた。
昼も不便、夜もままならず、極めておとなしい3ヶ月ほどであった。
骨がくっ付いて、ようやく固定帯が外された時は、長年苦しんだ便秘が、一気に解消したすがすがしさ。
サーこれで自由だ、何でもできると思いきや、左肩が上がらない。
無理して上げようとすれば、激痛が走る。こりゃやばい。
手が上がらないどころか、四つんばいで、手をつくと痛いのである。
病院の整形で診てもらったら、長いこと動かさなかったから固まったと言う。
袋状に間接を覆っているところが固まったと。
ほぐすにはリハビリを根気良くすることだと。
翌日からせっせとリハビリに通った。
がしかし、効果はほとんど現れず、リハビリは半月ほどで止めてしまった。
効果に疑問もあったが、待ち時間が長かったのも、止めた理由の一つ。
やむなく、風呂に入った時に自分で痛い部分を我慢して動かして、自己流リハビリで何とか治らないかと苦戦中である。
夏の時期になれば、自然と治るような気もして、今はズボラを決め込んでいる。
この怪我でソフトボールへの影響は、守りで、とっさに左手が上に、目一杯伸ばせない。
ゴルフはバックスイングを深く取れない。
そのせいか、怪我の前より、平均で10打多く打つようになってしまった。
今までは、怪我ぐらいは何とも思っていなかったが、歳をしみじみと考える今日この頃なり。
しかし、これしきで、ソフトもゴルフも仕事も酒も女も現役を降りないぞ!
                       老化を認めたくない 寅次郎
骨折1骨折2

torajiro0421 at 19:46|Permalink スポーツ 

2006年05月11日

大相撲

 夏場所が始まった。
今場所は21歳の新大関・白鵬と、綱取り大関・栃東が焦点となる。
最近、テレビを見ていて、気になる事が二つある。
その一つは「張り手」が多いこと。
昔から「突っ張り」はあったが「張り手」というのは、無かったと思う。
俺達が子供の頃、相撲は良くとった。その時代、突っ張ったことはあるが、相手を張ったことは無い。張る事はボクシングに近く、相撲では、禁じ手に近いものと思い込んでいた。
相撲の醍醐味、美しさは、四つに組む力相撲か、変化に富む技の相撲だと思う。
殴り合いに近い、張り手相撲は外道に見えるし、美しくない。
張るのは一種のごまかし相撲だ。最近これが特に目立つが、俺はいやだ。
今一つは、勝負がついて、相手が土俵下にもんどりうって落ちる。
昔は、土俵に残り勝った力士は、必ず、手を差し伸べて、負けた力士を土俵に引き上げていた。土俵中央で倒した時でも、手を出し、引き起こしていた。
その後に、胸を張って自分の位置に引きあげる。
その姿が自然に出ていて、なんとなく「あーいいなー」と見ていた。
そして両者が揃って、礼をして、片方が勝ち名乗りを受ける。
その間、無表情ともとれる、淡々とした姿に、男の美しさ、たくましさを見てきた。
総てが全部、かくあれとは言わない。かつての水戸泉の大潮まきや、高見盛りのパフォーマンスを否定する気は無い。
これはこれで個性があり、楽しいものである。
しかし、それゆえに、礼節をなくしては、単なる大男のピエロに過ぎない。
立ち上がるまでは、敵同士で、時には睨み付け、闘志をむき出しにしていても、勝負が付けば、敗者へのいたわりが、形となって出てくる。
これは相撲道に見る礼節であり、日本の誇るべき形ではないのか。
この姿が最近はゼロである。少なくとも初日の相撲で、手を差し伸べた力士はいなかった。いかに外国人力士が増えたとはいえ、相撲道の美しさ、そのイロハを教えない、相撲協会の前途は知れたものと言うほか無い。
今、日本全体が拝金・拝物主義で、無節操で情緒の無い方向に向いているのではないか。
「勝ち組だ」といって、闊歩する姿は見苦しい。
                        自称負け組み主将 寅次郎
助ける

torajiro0421 at 12:58|Permalink スポーツ 

2006年05月09日

校 門

肛門でもなく、黄門でもなく、まじめな校門の事。
昭和34年、我が母校白鳥中学校が牛道、北濃と統合され、大島の松並木が代名詞でもあった懐かしの校舎はなくなり、校歌もなくなった。
去年、65歳を期に、半世紀ぶりに、中学校の修学旅行を再現しようと、30数名が集まり、鎌倉・江ノ島・東京と廻ってきた。
50年昔と変わっていなかったのは、皇居前の二重橋だけであった。
同じところで記念写真を撮り、昔の写真と比較したが、この懐かしさは言語にならない。
50年の風雪に耐えた顔・顔・顔・・・・・姿かたちは変わったが、心は昔と変わらず。
この時、変わらないものの素晴らしさを改めて感じた。
話は茶畑に向かい始めたが・・・・。
我々が白鳥中学を卒業する時、記念に建てた校門が、統廃合で無くなっては淋しいと、同級生有志が集まり、荷車に積んで、今の所に移転をしたのである。
これが唯一、大島に有った白鳥中学校の遺産でもある。
これが今年の豪雪で、てっぺんの笠石が両方とも転げ落ちたらしい。
ソフトボールの練習に行って気が付き、何とかしないと・・・・と思いつつ延び延びになってしまった。この連休過ぎても、そのまま放置してあり、今日(9日)ようやく段取りをして乗っけた。
かなりの重量であり、人力では無理で、近くの山本石材店の山本東一氏にお願いして、息子さんにもお手伝いを頂き、持ち上げは同店機械の恩恵にあずかった。
 道路の雪が解けて、3ヶ月近くなろうとしているが、誰も何もしようとはしない。
教育の荒廃が叫ばれて久しい。子供が荒れるのは・・・と考える時、学校、地域社会、大人達、親達自体が、無味乾燥状態ではないのだろか。
「情緒」などと言う言葉は存在するだけで、実体は死語同然ではないだろうか。
この校門も建てた時より、道路が高くなり、かなり埋もれている。
それに二つともピサの斜塔よろしく、かなり傾いている。
いい加減な道路工事が、何の配慮もせずに成した仕業だと思う。
一時、邪魔だと言う話も伝え聞いた。本当に邪魔であれば言ってほしい。
邪魔でないところに我々で移させていただく。
時代と共に変わるものは致し方ないが、変えてはいけない、残さなければいけないものもあるだろう。それらが歴史を語り継ぐのではないだろうか。
古き白鳥中学校、唯一の証人とも言えるものだ。
相手は石だ。朽ちるものではない。どうか末永く建立されていることを切に願う。
                               願う 寅次郎
補修工事の時の写真はここを参照。
http://cyacya.o-oku.jp/koumon.html
校門1校門2

torajiro0421 at 13:21|Permalink 教育 

2006年05月07日

スノーボード・ワールドカップ

 ふるさと福祉村“ちいたっつ”のメンバーの端くれに席を置き、鷲見
村長を核にして、スノーボードワールドカップを、故郷「GUJO」で
開催させたいと夢見てきた。
昨年の12月初旬のちいたっつ村議会で、W−CAP,GUJO
誘致が議決。今年の1月下旬、同議会に企画書が提出され承認。
これを郡上市に提出し、市民全体で誘致に取り組む形に発展し、
誘致準備委員会が郡上市長を中心に組織された。
この間、東京あるいは地元で主要な方々とお会いしたり、北海道から
関係役員の方にこちらに来ていただいたり、鷲見企画委員長が中心
となり、精力的に動いた。
3月には今年のW−CAPを富良野に訪ね、この目で見て肌で
実感してきた。
こうして、ふるさと福祉村“ちいたっつ”が発した夢は→郡上市→岐阜
県スキー連盟→全日本スキー連盟まで到達し、いよいよ今年の6月
に国際スキー連盟(FIS)の理事会での最終議決を待つだけの
ところに来た。
 先月(4月)19日夜、第3回の企画委員会が開かれ、中日新聞社の
島崎記者がその会議を傍聴され一部始終を取材された。
すぐに記事として、新聞に載るかと、毎日注意して見ていたが、
いっこうに載る気配がない。これは没になったかなと、忘れていた
今日(7日)、岐阜版に「2006・現場から」と言う特集で出た。
島崎さん有り難う御座いました。
この先、みんなの関心が高まり、何とか開催に向けて機運が高まる
ことを祈る。
                               祈る 寅次郎
記事の詳細はここを参照。
http://www.geocities.jp/chi_tattsu/sunobo5.html
富良野富良野2

torajiro0421 at 14:57|Permalink スポーツ 

2006年05月06日

トイレ

 少しびろうな話。
夕食前、トイレを使い、流した、が流れない。便器の中は水が
溜まって、溢れる寸前!これはやばい、と早速棒きれを探し
てきて、突いてみたが、流れ込む穴が解らない。棒きれが
入ってゆかない。
そうこうしていると、センサーが働いて、洗浄水が自動的に
流れ出す。水は完全に便器をオーバーフローして床を流れる。
女房は外側から下水を突いてみるが、何の効果もなし。
娘も応援して、中から突いているが、らちがあかない。
そこで俺は冷静になり、便器の取り扱い説明書を探し出し
読んでみた。
便器が詰まった時〜市販されているラバーカップなるモノを、
便器の排水口に当て、強く押したり、引いたりすれば詰まりは
解消するとある。
ラバーカップとは女性のオッパイの先に柄を付けたような
形をしたモノ。
そう言えば、何処かのトイレでちょいちょい見かけるモノである。
その時は、これは何をするモノだろう?ぐらいの軽い疑問で、
トイレを出るとすぐに忘れていた。
早速、女房が近くの金物屋に走り、買い求めて来た。
それを受け取り、娘が数回、押したり、引いたりしたら、
何回目かにゴオー!と抜けていった。
この柄の付いたオッパイは優れものだ!大切なモノだと
感心しきり。
それにしても、オール自動の弊害、こんな時のセンサー程
邪魔なモノはない。
お陰でトイレの中は水浸し。掃除が大変であった。
女房と娘と俺の大人三人が夕食前に「糞詰まり」で大騒動!
これからは、良く噛んで、少し軟らか目のを出すようにしようか・・・。
                   今日は少し利口になった 寅次郎
トイレ1トイレ2

torajiro0421 at 23:52|Permalink 事件 

2006年05月05日

練 習

 今月の14日・21日に ねんりんピックソフトボール全国大会岐阜
県予選が白鳥町で開催される。地元開催でもあり、何とか今一度、
全国大会に駒を進めたいと、この冬から、小向の体育館で練習を
積んできた。
今までは屋外に出ての練習は寒かったが、今日は初めて汗を
かいた。びっしょりと。爽快である。
午後1 時に集合。13名が集まった。
田植えをしなければと言う人も、ほかっておいて練習に来た。
連休で、女房孝行、孫達を行楽地へと言う人も練習に来た。
俺もこの練習がなければ、ゴルフに行く約束だったが、
そちらは断念。
試合も近くなってきたと言うので気合いがかかってきた。
途中で30分程休んだだけで5時近くまで、みっちりと動いた。
終わり頃はさすがに動きが鈍くなったが、みんなタフである。
とても60を越えた男共とは思えない、がんばり、粘り、欲張りの
体力だ。終わってから、脱水症状だ、生ビールに行こう!
と半分ほどは出かけた。
明後日の日曜日に又練習だ。
 目標は「春の城北!」
                        体が悲鳴をあげそうな寅次郎
リーグ戦

torajiro0421 at 21:41|Permalink スポーツ 

2006年05月04日

白鳥まつり

白鳥祭り
 今年は1日だけだという。何故かと問えば、「不景気だから」だそうだ。
俺達がガキの頃は三日ぐらいあったような記憶があるが間違いだろうか。
それが二日になり、一日になった。そのうちなくなるね、これは。
景気が良くなっても復活することはないだろう。
不景気とは言い訳の盾で、その実は、段取りする主催者が、えらい、面倒だ、儲からない、せっかくの連休だ、子供達を他の所へ連れて行ってやりたい、etc。
従って、やりたくないと言う図式の声となってくるのだろう。
 昔は裕福ではなかったけれど、お祭りとなると、大人も子供も熱狂したように思う。
御輿なんぞは、顔を絵取って(化粧して)たすきをかけてもらい担いだものだ。
故郷を離れている者は、お祭りが楽しみで帰省してきた。実際楽しかった。
ふるさと恋しく、帰省してみても、今それは淋しいモノになりつつある。
春の御輿も減ってゆくし、秋祭りの演劇もなくなって久しい。
町全体は過疎化してゆくが、人の心は都市化して、連帯感は薄れつつある。
今、与党が教育基本法を改正しようとその文言作りをやっている。
その中に「伝統文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する・・・云々」とあるが、
人々の心は、これとは全く裏腹である。
お祭りは拝金主義の商工会がやってはいけないのかも知れない。
祭りとは神霊を慰め、また祈る儀式とある。その結果、神の御加護にあずかるのだろう。
本来は自治会がやるべきなのかも知れない。
生意気な事を言うな!そんなら、お前やって見ろ!俺達ぁもう止めた!と商工会は言うだろう。
自治会も今更できねぇよ!何を寝言いってんだ、と言うだろう。
そうだ、それが現実だ、ご時世だ、で逃げるのが関の山。
所詮はやる気の薄れつつある人々なのだろう、俺を含めて。
かくゆう俺とて商工会会員の末端会員だ。
これ以上は言わない、恥ずかしいから。
                             昔者の 寅次郎
白鳥祭り

torajiro0421 at 17:41|Permalink イベント 

2006年05月03日

「命のビザ」

 昨日、用事があって初めて八百津町に行った。
かなり早く着きすぎて、時間を持て余したので、この町で何か見るべきモノはないかと車を走らせていると「人道の丘・杉原千畝記念館」と言う看板が目に入った。
これだ!と迷わず向かった。9時半に着いたら、丁度開館時間と言うことで、この日の一番乗りで入館した。
杉原千畝氏の事は漠然と知っていた。
入館するとまず映像室に入って下さい、ビデオを写しますからと案内され入室。
千畝氏の足跡を映し出す。
20分くらいのビデオだろうか、すぐに画面に釘付けとなり見入る。
 ナチスドイツに迫害され、追いつめられたユダヤ人が、外国に逃げ出すのに、どうしても日本を通過するビザがないと出国が出来ず、殺されるのだ。
彼らは千畝氏の日本領事館に詰めかけ必死に懇願するのだ。
千畝氏は本国の日本政府に、ビザ発行を許可するように何回も打電するするも、日独同盟に影響するから駄目だと言う返事。
このまま放置すれば、間違いなく彼らは殺される。
祖国の命令に従うか、人道愛に生きるか、千畝氏は迷い悩み苦しむ。
悩んだ末に、自分のリスクは省みず、彼らを助けようと「決断」し、ビザを発行し続けるのだ。
この結果、6,000人のユダヤ人が救われたと言われる。
 今まで漠然としか知らなかった事を、ここに来て、肌身に感じ、胸打たれ、驚きと感動を覚えた。
この出来事は1940年で、丁度俺が生まれたときで、その時に、こんな事があったのかと、よけいに関心を持った。
館内に展示されていたナチスドイツの、大量虐殺の写真を見て、胸が詰まった。
戦争の悲惨な写真はこれまでにも、沖縄・広島・長崎等を見たが、これらとは又違ったモノとしての驚きと戦慄が走った。
戦争の愚かさは言うに及ばず、人間はここまで凶暴になれるのかという恐怖が心に突き刺さりその場を動けなかった。
岐阜市の空襲で梅林の山に逃げ込み、何とか助かり、戦争をかすかに知っている自分としては、人ごととして、これらをただ眺めることは出来なかった。
反面、千畝氏の人間としての強さ、優しさ「愛・勇気・心」の素晴らしさに、より心を洗われた。
館内に「歴史の教訓に学ばない者は、また、同じ過ちを犯す」とあった。
経済至上主義、飽食の時代の今、物見遊山、グルメ三昧もいいけれど、時として、こうした所に足を運ぶことも必要ではないかと痛感。
今日は、思わぬ所に案内してくれた神様に感謝。
又何時の日か、今度は女房、子供、孫を連れて来ようと、館を後にした。
                           空襲経験者の寅次郎命のビザ

torajiro0421 at 10:02|Permalink 政治 

2006年05月01日

「ななの会」発会式

 今年のNHK大河ドラマ「巧名が辻」が好評です。
山之内一豊の妻・賢婦ー千代に習って、藤井孝男氏を内面から支える南七子夫人を更に側面から支えようと、「ななの会」が
郡上市白鳥町を中心に誕生し、その発会式が六の里の名刹善勝寺境内で行われた。
 我が愚妻共が千代を夢見て、あれこれと段取るのを横目で見ていた。
当初は総てを、女だけでやると息巻いていたが、次第に息切れがして、当日の準備は「男がやれ」と言う指令になった。
当日の午後、地元の市議、美谷添生一家が中心になり、段取り開始。
寅も邪魔をしない程度に、お手伝いをしてきました。
硲郡上市長もお顔だし下さり、会も面目躍如。
南七子夫人も何時にもまして元気はつらつ。男に気兼ねが要らないせいか・・・?
藤政会会長も、今日は脇役として参加。終始酒注ぎ役に徹した。
女性陣、開会当初は柄にもなく緊張気味で硬さも見られたが、アルコールが入る頃からトーンアップ、女傑パワー全開で佳境に入る。
境内で夜桜を眺めながらの白鳥踊りは、一興であった。
この先、紆余曲折はあろうが、千代を手本に、目的を見誤らないで頑張って下され。
男をこき使わなければ、陰から応援致す所存なり候。

 詳細は このアドレスを http://cyacya.o-oku.jp/nananokai.html ご参照下さい。

                              山之内 寅次郎
ななの会1ななの会2

torajiro0421 at 12:25|Permalink 政治