「交流」

　政治家後援会同士の交流会と言うのはあまり聞かない。
何故か？
従来、後援会と言うのは、選挙がある時にのみ集合がかかり、運動を展開する事が主であり、時に旅行をする位で、日頃はほとんど活動はやらない。
我々が組織する「藤政会」は年会費を徴収して、それにより独自の後援会活動を行うものである。
藤政会も創立以来20年が過ぎ、21年目に入る時に、小泉劇場選挙で苦汁を飲まされた。
それを機に組織改革をして、拡大・増強・企画・広報・総務の5部門を新設し、各部門別の角度から支援体制を確立し、提言し、先生と一体となって、活動を展開してゆこうと再出発をした。
拡大担当の第一弾が奥飛騨・宝藤井会との交流と相成り、藤政会から4人が出向き新平湯温泉で、情報交換をして親交を深めた。
交流風景画像は　ここ　をクリックして下さい。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　出会いの素晴らしさを感じた　寅次郎

「最終戦」

　勤労感謝の日、今年の最終戦を無事終えた。
春まだ浅き３月、岐阜市をかわきりに始まった、平成１８年度岐阜県シニアソフトボール・リーグ戦は関、多治見、中津川、高山、下呂、郡上と転戦した。
その他、三重県志摩市でササユリカップ、山梨県笛吹市で全国大会、ネンリンピック予選、東海北陸６県春のサクラカップ、秋のもみじカップ、宇治山田との交流戦と元気に戦ってきた。
自分が参加した試合の成績は２０勝１７敗３引き分け。
今年は合計で４０試合を戦った。
昨年は９月始めに鎖骨骨折で戦線離脱したが、その時点で４０試合を消化していたから、全部出場すれば５０試合はゆうに超える。
今年は日曜日に雨が多くて、試合数は激減した。
個人成績は１１９打数―５８安打、打率＝０．４８７。
四死球―８で出塁率＝０．５２０。
トップバッターとしては、まずまずで契約更改はしてもらえそう。
個人成績は昨年とほぼ同じ。
違うのは本塁打が少なくなり、２塁打が増えた。
明らかにパワーは落ちてきている。
俺はたやすく老化はしないぞ！と思っていたが、昨年の骨折を機に、老化現象は明らかになってきた。
　　　　　　　　　　　パワーからワザ師にモデルチェンジを狙う　寅次郎

「恥を知る」

「そんな事をすると人に笑われるよ」
子供の頃、親から絶えずこう言われた。
人に叱られるより、笑われる事の方が、みじめで悪い事だと、親は躾たのだ。
笑われると言うことは恥をかくことなのだ。
礼儀作法然り、弱い者をいじめること等は恥ずかしい事であった。
しかし、昭和２０年８月１５日を境に、日本特有の「大和魂」武士道」と言った道徳規範が否定され、西欧の合理主義、自由主義が幅を利かせるようになった。
そして今、日本の社会問題は、いじめ、虐待、官僚の腐敗、少子化、教育の歪み等々で、恥ずべき事が満載で、これからの日本を、衰退に導く諸問題の山積である。
昭和１８年、日本の生活が長かった、あるフランス人がこう言った。
「日本人は貧しい、しかし高貴だ。世界でただ一つ、どうしても生き残ってほしい民族を上げろと言われれば、それは日本人だ」と。
戦後６０余年を過ぎ、高貴な日本人はほとんどいなくなった。
「富」が魂を食い潰している。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今、温故知新の時だと思う　寅次郎

「アイスブレーク」

　さすがだと思った。
２００８スノーボードワールドカップｉｎ郡上をお手伝いする為に、ある講演会に参加した。
講師は、昨年、愛知地球博でボランテア30,000人を束ね、動かしたリーダー栗木梨絵衣女史。
演題は「国際交流におけるボランテアの役割」
場所は100人入場がリミットのレストラン「おがたま」（大和市）
レストランのテーブルは普段のままで、そこに座ると、自然とグループ化される。
ボランテアを動かす＝人を動かす、その為にはまずコミニケーションが第一だとし、一方通行の講演会でなく、皆の参加型講演会にしようと始められた。
会費が￥５００出してあるから、ケーキとコーヒーor紅茶が出てくる。
参加者をリラックスさせれば、この会は半ば成功だと言う。
まずはスキンシップ。
立ち上がって、近くにいる人に手当たり次第、名前を名乗り握手をして自己紹介をする事。
これを１分間に出来るだけ沢山やりなさいと言われ、やったが５〜６人がやっとであった。
更に、最後に逢った人から、最初の人に戻れと言う。
これは難しかった。
二つ目は自分の名刺を作ろうと言うもの。
半紙を４等分して、四つ、自分のキャッチフレーズを作り書きなさい。但し四つの内の一つは「嘘」のキャッチフレーズにしなさい。
出来たらグループ内で披露して「嘘」を皆で当ててくださいと言う。
「女房を愛している」「酒は嫌いだ」「仕事が好きだ」・・・・ｅｔｃ。
ウソのキャッチフレーズは次々とすぐに浮かんできたが・・・・・。
最初固まっていた心の氷はすぐに溶けた。見事である。
こうして３０，０００人を掌握し、動かしたらしい。
ワールドカップに対し、再度ご指導を願いたいと名刺を交わした。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　出逢いで学ぶ　寅次郎

「国家の大義」

　良い本に出会った。
今年の始めに「国家の品格」を読んで、目から鱗であった。
そしてこの秋、友人が「国家の大義」これを読めと持って来てくれた。
国家シリーズの二番煎じ、二匹目の泥鰌はいないだろうと、たかをくくって読み始めた。
止まらなくなった！
今、病める日本が、何故こうなったのかを喝破している。
戦後生まれの総理が誕生して、日本はさも新しい方向に舵をきり、その先に何か良いものでもあるのではないか・・・・ただ「漠然」と動いている日本。
戦後、「失われた60年」が産みだしたものが、この「漠然」なのだ。
確固たる文明感、国家感、歴史感を持たない、幼稚な指導者を、ただ人気があるからと言うだけで産みだしている日本。
良く考えれば、産み出している、我々国民が一番幼稚なのかも知れない。
かって素晴らしかった日本人を、今、思い起こし、復活せよと警鐘を連打している本だ。
多くの日本人が読むべく、お薦めしたい本だ。
そばに置いて、何度も読み返す本だ。
友人に多謝！
　　　　　　　　　　　　　借りた本を返せず、そばに置いている　寅次郎

「血圧」

　３年振りに下がった！
それまでは下が９０以上、上が１５０以上が常であった。
今回、検診を受ける一週間前に、旅行をして、大酒を飲んで、体調は最悪である。
検診三日前に、自宅で測定したら、下が１００を越え、上は１６０近くあった。
いよいよ俺も、高血圧病の仲間入りかと観念した。
検診当日、問診票にも高血圧の欄に丸をして出した。
圧をかける帯を巻いて、看護婦さんが、優しく、「深呼吸して１分間落ち着きましょう」と言う。
今日検診に来た人は、何故か女の人が多い。
美しい看護婦さんも沢山いる。
そんな環境の中、深呼吸だけで、しかも１分くらいで落ち着くのかと考えていたら、「それでは」と言ってスイッチＯＮ。
・・・圧が抜けてゆく、数字が並ぶ。何と下が９０，上が１４５ではないか！・・・・元に戻った！と内心喜んだ。
しかし看護婦さんは、「少し高いね、後でもう一度計りましょう」と言う。
総ての検診を終えて、最後に再度血圧測定。
数字が並んだ、下が８５，上が１３８！ではないか。
この機械は壊れていないかと疑った。
翌日、自宅で測ってみた、何と、下が８３，上が１４０。
この一年、別段変わった事はやらなかったが、運動量だけは増やそうと思ってきた。
　　　　　　　　　　　　　　節酒すれば、俺は正常だ！と自認の　寅次郎

「ミラーマジック」

　老いの肉体美を自慢する積もりは無い。
ホテルのバスルームで鏡に向かい、ストレッチをしていたら、何かおかしい？
正面の鏡は普通通り、右腕は左腕に見える。
ところが、左側にある、正面の鏡に直角に張られた鏡を見ると、右腕は右腕に見えるのだ。
左右対称では説明がつかないと思い、デジカメを右手に持って、鏡に向かい、己の肉体美を撮ってみたのである。
酒を飲んで風呂に入っていて、思考がぼんやりしているせいかと思い、取り合えず写真に残しておいて、酔いが醒めた時じっくり見てみようと撮ったわけ。
酔いが醒めても、答えは同じであり、説明がつかない。
一人ホテルで（本当だよ）暇していると、くだらない事に気がついて、遊んでしまう。
そう言えば、このホテルはインターネットが出来るようになっていた。
これからは超小型のパソコンを携帯してゆけば、時間を無駄にすることもないかと、まじめに考えた。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　何だか言い訳してるみたいな　寅次郎

「住民検診」

　はしたないお話。
一年に一度だけ、女房に口うるさく言われて、いやいや検診を受けてくる。
受ける前に、２日ががかりで「便」を取らなければならない。
自動の水洗便所は便座から離れて数秒すると、すぐに水が出て、せっかく採取したモノをアッと言う間に流してしまう。
去年はこれで失敗した。
丁寧に採取作業をしていたら、いきなり、ゴー！アアアアアッ！
折角、慎重に紙を敷き、水に濡れないように、苦労して確保した出し物が、一瞬に流されてしまった。
又やり直そうと構えたが、もう今日はおしまいで出ない。
結局、翌日の一本しか提出できなかったが、結果は正常だった。
WCは家それぞれで、そのスタイルは違うはずだ。
説明書はそんなことには無頓着で、簡単な方法しか書いてない。
律儀な俺は、それを忠実に守ろうとするから、悲劇が起きて、喜劇になるのだ。
みんなはどうしてるんだろう？
その日、検診に来た人は、女の人も多かったが、一様にすました顔している。
苦労してるに違いない！
もっと便利な方法はないものかと、検診を受けているうち考えていたが、妙案も浮かばない内に、検診も無事に終わった。
この苦労、来年まで、又忘れてしまうだろう。
そう言えば、昔はマッチ箱に入れて持って行ったなー。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　臭いモノに蓋をしない　寅次郎

不許葷酒入山門

父の２７回忌と母の米寿祝いを同時にやった。
本来は別々にやるモノだろうが、２７回忌法要が出来るのも生きている者が、幸せな生活を送っている証拠であり、目出度い内に入ることだと、自分勝手に解釈をして行った。
読経が終わり、住職の説教があった。
半紙に「不許葷酒入山門」と墨書したモノを見せて、知ってるか？
と聞いてきた。
何処かで見たことがあるが、自信はない。
禅宗のお寺に行くとその入り口（山門）に「不許葷酒入山門」とある。
これは「葷酒（くんしゅ）の山門に入るを許さず」と読む。
葷（くん）と酒を寺の中に持ち込んでは行けないという意味である。
葷とはニラ、ニンニク、ラッキョウ、ネギ、といった臭の強い物をさす。
臭の強いものや、酒を持ち込んでは禅宗の修行に差し障りがあるからと説明があった。
お釈迦さまはよっぽど酒や臭の強いものが嫌いであったのだろう。
お坊さんだって般若湯などと言って、こっそりお酒を呑んでいるではないか。
その後、酒の害を説かれた。
これが過ぎると、酒乱となり、怒る、喧嘩する、健康を損ねる、思考は乱れる・・・・・・ｅｔｃ。
母の米寿祝いは、親子・孫達が和やかに語り合い、母にプレゼントを渡し楽しいものだった。
父の写真をプロジェクターで映し、在りし日も忍び、今あることを皆で感謝した。
自宅に戻り、二次会が楽しく始まった。
しかし、飲むほどに、弟達の言葉が荒くなり、最後は大喧嘩となってしまった。
つい先ほど、住職に酒の害を聞かされたばかりなのに・・・・・。
愚かなる凡人共！
偉そうな言葉は吐くが、聴く耳を持たぬ悲しさ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　山門にはとても入れない　寅次郎

「記憶のスポーツ」

「１００以上　もう叩かないと　１０１（ひゃくひとつ）」
今までに、何回この川柳を繰り返したことか。
この所、調子も良く、安定してきたので、１００以上はもう叩かないと、懲りもせず宣言をしてみたが、何のことはない、いとも簡単に宣言は破れてしまった。
不調の原因が、ラウンドの終わり頃に、ようやく解ってきた。
時すでに遅し。正しい振り方を忘れていたのだ。
　ゴルフはスポーツだという言う人もいれば、ゲームだという人もいる。
両方兼ね備えたモノだと思う。
スポーツに記憶はあまり関係なく、筋肉に染みこんでしまえば良いのだろう。
しかし、ゲームとなると、頭に様々な事が記憶されないと、上手くならないのではないかと思うが、いかがなモノか？
その観点からするとゴルフは打つたびに状況が違うから、その都度、対処する方法を瞬時に、思い出さないといけない。
従って「記憶のスポーツ」となるのではないだろうか。
体に染み込ませるほど練習も出来ないし、やらない。
従って頭の記憶に頼らざるを得なくなる。
その記憶も、馬齢を重ねるに従い、怪しくなり、覚えても、すぐに忘れてしまう。
ミスを犯して、始めて、“ああ、こうするんだった”と思い出して、ホゾを噛む場面が多くなってきた。
　　　　　　　　　　　「聞きたくない　フォアーの声が　紅葉に」　寅次郎

　　「フォアー！」

「飛騨トンネル」

　完成すれば日本で第2番目の長いトンネルになる。
ちなみに1位：関越トンネル＝１１．０５５ｋｍ（関越自動車道）
　　　　2位：飛騨トンネル＝１０．７１０ｋｍ（東海北陸自動車道）
　　　　3位：アクアトンネル＝９．２３３ｋｍ（東京湾自動車道）
　　　　4位：恵那山トンネル＝８．６４９ｋｍ（中央道）
我が社も飛騨トンネル工事のほんの一部分に末端業者として、参加しているので、現場を視てきた。
公共工事を嫌う、小泉前総理でも視察に来ている。
日本列島を改造する壮大なスケールの土木工事である。
想像を絶する水圧・土圧・破砕帯等に苦しめられての難工事と聞く。
1１月1日現在で６００ｍを残す所まできたと言う。
そして月間、２５０ｍ掘削の新記録を達成したとも言う。
このペースで進めば、あと７０日位で貫通が可能になってきている。
　白川郷は今、世紀の土木工事で活気を見せているが、秋・紅葉と世界遺産を見に来る人で賑わっている。
昼食をとりに入った食堂は、相席で満員である。
平日でこの様子である。
入り口に順番を待つ間に座る椅子が並んでいた。
日曜祭日はここに座って待つ人で、更なる賑わいかと羨ましかった。
スノーボードワールドカップ開催で、外国人も混じって、通年賑わう様に・・・と想像した。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　土方家業に誇りを持つ　寅次郎

「来宮神社」

　JR伊東線、熱海の隣に来宮駅があり、降りて左に１００ｍ程歩くと、来宮神社がある。
樹齢２，０００年と言われる、大楠木がご神木として祀られていると知り、参拝した。
一口に２，０００年と言うが、日本が生まれて２６６０余年だから、日本とともに生きてきたといえる。
凄い！大自然の前では、何と小さい己の存在。
周囲が２４ｍあり、この大楠をひと回りすると、一年寿命が延びるらしい。
又、思う事を誰にも言わずに一回りすると、願いが叶うと言われる。
最初にそれを知らなかったので、裏に回って写真を撮ったが、一周はしなかった。
一周すらしなかった俺は、「明日のゴルフに勝てますように」と、お願いし、更にその夜の宴会で、酔った勢いで、「俺は来宮神社に参拝してきたから、明日のゴルフは俺のモノだ」と、皆に喋ってしまった。
二つのルールを無視したものに、神はソッポを向いた。
ゴルフは勝てなかった。
そう言えば、あの時、一人の何となく訳ありそうな若い女性が、正面で参拝して、裏へ回り一周し、正面に戻り、ながく手を合わせていた姿が思い出された。
相談にのってやるやるべきであったろうか？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　浅学非才の　寅次郎

新幹線会

　年に一度のゴルフコンペである。
その歴史は古い。
昭和３９年、東海道新幹線は開通した。
日本国土開発（株）が受注した神奈川工区、そこに従事した者達を中心にして、そのブレーンの集まりである。
新幹線が開通して１０年後に集まり、第一回が千葉県八千代パブリックゴルフコースでやっている。
その後、断続的な開催もあり、長く休んでいた時もあったが、平成に入り、年一回定期的に開催するようになり、今に至っている。
今回は、箱根くらかけゴルフコース。酒を浴びる宿は、熱海ビレッジ。
メンバーは各地に散らばっていて、栃木・埼玉・千葉・東京・神奈川・静岡・長野・岐阜・愛知・兵庫・島根あたりから集まってくる。
かって青春を謳歌した若者も今は老いて、最高齢者は７０歳に到達してしまった。
現在の在籍者は３０名くらいであり、一番賑やかな時は、ゴルフだけで２０名がプレーし、夜の宴会だけに参加する人も多く、過ぎ去りし青春時代を、酒を借りて語り、吼え、歌い、取っ組み合う元気の良さ！
しかし、昨年、一人がガンで亡くなった。
ゴルフプレーの出来なくなってくる人も徐々に増えてきて、一抹の寂しさも禁じ得ない。
名古屋から新幹線に乗ると、新横浜の少し手前、自分たちの手がけた所が近づくと、目は意識して、窓の外に向く。
景色は面影を残していないが、当時を思い起こし、少しセンチになる。
まださほど豊かではなかった時代、当時の最先端土木工事と戦ったと言う仲間意識！
“戦友”と同じ感覚の同士と言えば、やや大袈裟か？
でも、それに近いモノがあるから、距離をモノともせず集まるのではないのだろうか。
　カメラも酔ってる　　　　いい男達と巡り会えたと誇る　土建屋寅次郎

「おしょべ節」

　北陸・粟津温泉に初めて入った。
北陸の温泉は、華々しく艶かしいイメージの芦原、山中、山代、片山津に代表されるが、粟津は少し落ち着いた感じのする所かな、と思った。
ホテル金閣は、良い方の予想外であった。
まずロビーが豪華。
正面に舞台があり、漆塗りの大鳳凰が描かれていて、琴が置いてある。
正面左に苔生した日本庭園の視界が広がる。
池の中央には大灯篭が浮かび、周辺を錦鯉が悠然と泳いでいる。
男には楽しいと言われて栄えた、北陸温泉のイメージはここには無い。
　箸袋の裏に「おしょべ節」と言うのがあり、仲居さんに聞いてみた。
「おしょべ」とは昔、宿に奉公していた下女「お末」の名前が訛ったもので、そのお末の恋物語が、粟津民謡「おしょべ節」となった由。
「べ」は若い娘の名に「べ」つけて呼ぶのがこの地の慣わしで、一種の愛称だったらしい。
「お末」が「おすえべ」になり、「おしょべ」になったと言われている。
郡上で言えば、年配者に付ける「ま」に相当するものだろう。
ちせま・よしま・すえま・まさま・よねま。あんま・あねま、は男女の総称だろう。
その夜、我々の宴席に付いた仲居とコンパニオンは「いさべ・かよべ・まいべ」の三人だったが、恋物語の成立を見ることはなかったようだ・・・・。
・・・がしかし、かなり危険ゾーンに近づいたと翌朝、証言する者もいた。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　俺は早く寝たと言う　寅次郎

「選手宣誓」

　「我々選手一同は、正々堂々と、戦わない！」と言うのである。
快晴の秋空の元、ハイシニア（65歳以上）東海６県ソフトボール大会・もみじカップ争奪戦が郡上市白鳥町で各県から１６チームが集い、盛大に行われた。
　選手宣誓は、サクラカップ・もみじカップの常連チームである、三重県の津ハイシニアクラブ主将、田辺　勇選手である。
「宣誓！
　昭和の時代を生き抜いた青年達も
　今は年金生活をする、ハイシニアとなりました。
　この二日間、ケガをせず、審判の目をごまかしながら
　多少、ずる賢くプレーする事を誓います！
　　平成１８年１０月２８日
　　選手代表　津ハイシニアソフトボールクラブ
　　主将　田辺　勇　６７歳！」・・・・・・・とやってのけた。
開会式は笑いが広まり、一気に楽しいムードに変わっていった。
わずか３０秒足らずの短い時間の言葉が、参加した２５０余名の心を、実に明るくした。
この瞬間、この大会は成功すると確信した！
　　　　　　　　　　　　　宿敵、津クラブ・田辺キャプテン有難う　寅次郎