2009年02月
2009年02月28日
「謙虚たれ!」
大不況風が吹き荒れる中、倒されまいとゴルフクラブを杖にして頑張った、年寄り達・・・。
先月の勝者が、今月はダントツ最下位の願以似(がんにし)賞。
”驕る平家、久しからず”平家は17年位威張ったが、我がクラブは1ヶ月である。
”謙虚たれ!”と案内を発信したら、
”我が辞書に「謙虚の文字なし」ただ勝つのみ!”と返信してきた。
その男、今回は第2位だったが、長く続く事はないだろう・・・歴史が証明する。
久々に、安い競馬をやった。
「そろそろ来るぞー」と予想屋の通り、生きのいい牝馬がダントツで飛び込んできた。
2着はオープン牝馬と、オスの古馬が同着!審議の結果、古る手に軍配!
配当は¥4,000。2口もゲットした欲張りもいた・・・おめでとう!
グリーン上で球の衝突があり、表彰式で大もめ!
過少申告で失格だから、握りは俺のもんだと、負けた者が声高に吠える。
個々の握りについて、当局は関知致しません。
御契約の際にキッチリお決めください。・・・・白鳥警察署より。
追記
支持率11%の人は、麻生総理に似て、もがけばもがくほど深みにはまる蟻地獄。
おまけにグリーン上で球突き事故まで起こして、野党の追及が激しく立ち往生。
しどろもどろで記者会見も出来ず、辞任もままならず、さりとて家にも帰れず、やけ酒を求めて安酒場へ・・・・酒は涙か溜息か・・・ああ。
「私の様にならないで下さい」と・・・・中川昭一より
「こうゆう時は練習場へ行くものですよ!」と・・・チャンピオンの平田紀子より
みんな、謙虚たれ! 寅次郎


先月の勝者が、今月はダントツ最下位の願以似(がんにし)賞。
”驕る平家、久しからず”平家は17年位威張ったが、我がクラブは1ヶ月である。
”謙虚たれ!”と案内を発信したら、
”我が辞書に「謙虚の文字なし」ただ勝つのみ!”と返信してきた。
その男、今回は第2位だったが、長く続く事はないだろう・・・歴史が証明する。
久々に、安い競馬をやった。
「そろそろ来るぞー」と予想屋の通り、生きのいい牝馬がダントツで飛び込んできた。
2着はオープン牝馬と、オスの古馬が同着!審議の結果、古る手に軍配!
配当は¥4,000。2口もゲットした欲張りもいた・・・おめでとう!
グリーン上で球の衝突があり、表彰式で大もめ!
過少申告で失格だから、握りは俺のもんだと、負けた者が声高に吠える。
個々の握りについて、当局は関知致しません。
御契約の際にキッチリお決めください。・・・・白鳥警察署より。
追記
支持率11%の人は、麻生総理に似て、もがけばもがくほど深みにはまる蟻地獄。
おまけにグリーン上で球突き事故まで起こして、野党の追及が激しく立ち往生。
しどろもどろで記者会見も出来ず、辞任もままならず、さりとて家にも帰れず、やけ酒を求めて安酒場へ・・・・酒は涙か溜息か・・・ああ。
「私の様にならないで下さい」と・・・・中川昭一より
「こうゆう時は練習場へ行くものですよ!」と・・・チャンピオンの平田紀子より
みんな、謙虚たれ! 寅次郎

2009年02月26日
「奥の細道ー福嶋」
昨年の12月13日に、東京・深川を出発をした。
2月22日に福島県の信夫の里に到着した。
457kmを72日かけている。
栃木の日光までは7,5km/dayであったが、6,6km/dayに落ちた。
ここで芭蕉の詠んだ句は「早苗とる 手もとや昔 しのぶ摺」
しのぶ摺〜信夫の文知摺:模様のある石に、草の葉などを刷り込む染め方。
正岡子規も訪れて「涼しさの 昔を語れ しのぶ摺」と詠んでいる。
百人一首にもある。
「みちのくの 忍もちずり 誰ゆえに みだれそめにし 我ならなくに」
赴任してきた高官が、地元の娘との悲恋を歌ったものらしい。
福島県は主要国道が縦に2本走っている。
1本は国道4号線、通称“中通り”、信夫の里の福島市はこの沿線。
もう1本は国道6号線、太平洋側を走り通称“浜通り”と呼ばれる。
小生、この沿線・原の町市に、23歳の頃、約1年間、生息した。
国道6号線の改良工事に従事し、この地でも青春を力いっぱい謳歌した
相馬の野間追い祭りに感動、民謡“相馬二編返し”等も芸者に教わった。
原の町から仙台まで約80kmを走破しようと、友人二人で挑戦。
仙台の20km手前、阿武隈川の鉄橋を渡り終えたところでダウン!
磐梯山の頂上駅で、バスに置いてゆかれた事。
桧原湖畔で野宿した事など・・・懐かしい福島である。
その時、夜の湖を眺め、いっちょ前に歌を詠んでいる。
「他国来て、波間に漂う半月に、我語れども、揺れて答えず」
青春時代、今思えば、人並みに悩みはあったようだ。
月日は百代の過客にして、行き交う年もまた旅人なり・・・実感! 寅次郎
ポイントクリック



2月22日に福島県の信夫の里に到着した。
457kmを72日かけている。
栃木の日光までは7,5km/dayであったが、6,6km/dayに落ちた。
ここで芭蕉の詠んだ句は「早苗とる 手もとや昔 しのぶ摺」
しのぶ摺〜信夫の文知摺:模様のある石に、草の葉などを刷り込む染め方。
正岡子規も訪れて「涼しさの 昔を語れ しのぶ摺」と詠んでいる。
百人一首にもある。
「みちのくの 忍もちずり 誰ゆえに みだれそめにし 我ならなくに」
赴任してきた高官が、地元の娘との悲恋を歌ったものらしい。
福島県は主要国道が縦に2本走っている。
1本は国道4号線、通称“中通り”、信夫の里の福島市はこの沿線。
もう1本は国道6号線、太平洋側を走り通称“浜通り”と呼ばれる。
小生、この沿線・原の町市に、23歳の頃、約1年間、生息した。
国道6号線の改良工事に従事し、この地でも青春を力いっぱい謳歌した
相馬の野間追い祭りに感動、民謡“相馬二編返し”等も芸者に教わった。
原の町から仙台まで約80kmを走破しようと、友人二人で挑戦。
仙台の20km手前、阿武隈川の鉄橋を渡り終えたところでダウン!
磐梯山の頂上駅で、バスに置いてゆかれた事。
桧原湖畔で野宿した事など・・・懐かしい福島である。
その時、夜の湖を眺め、いっちょ前に歌を詠んでいる。
「他国来て、波間に漂う半月に、我語れども、揺れて答えず」
青春時代、今思えば、人並みに悩みはあったようだ。
月日は百代の過客にして、行き交う年もまた旅人なり・・・実感! 寅次郎
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2009年02月24日
「雪祭り09」
今年は19チームが参加して、我が“籐政会”は中間の第8位に終わった。
成績は今一だったが、新聞はカラー写真で掲載してくれた。
今年は、遠く静岡県浜松市や滋賀県からも参加してきた。
出し物では、何時も時代を反映するものがある。
昨年は、スノーボードのワールドカップであった。
今年は、NHK大河ドラマ「篤姫」が目を引いた。
昨年亡くなった、漫画家・赤塚不二夫の“天才バカボン”が最優秀となった。
草葉の陰で「これでいいのだ!」と好きな酒を飲んでいるだろう。
我が方の「のん兵衛・ポン太」は、裏方が、裏の方で飲んでばっかり・・・。
表舞台から姿を消した、元郡上市長が、その裏方方面を仕切っていた。
雪像は見ずに、裏に沢山人が来て、焼き肉に熱燗、ビールでワッハッハー!
お巡りさんは来る、新聞記者は来る、役人は来る・・・・。
審査員も、元市長に呼び止められ、やんわりと、いや、きつくささやかれていた?
藤井先生ご夫妻も見に来ていただきました。
南七子夫人も、この雪像の前では、さすがにスマートに見えました。
寒風吹きすさぶ日本の政治経済を、しばし忘れてのひと時。
寒い戸外ではあったが、暖かいものを感じた。
参加することに意義がある! 寅次郎






成績は今一だったが、新聞はカラー写真で掲載してくれた。
今年は、遠く静岡県浜松市や滋賀県からも参加してきた。
出し物では、何時も時代を反映するものがある。
昨年は、スノーボードのワールドカップであった。
今年は、NHK大河ドラマ「篤姫」が目を引いた。
昨年亡くなった、漫画家・赤塚不二夫の“天才バカボン”が最優秀となった。
草葉の陰で「これでいいのだ!」と好きな酒を飲んでいるだろう。
我が方の「のん兵衛・ポン太」は、裏方が、裏の方で飲んでばっかり・・・。
表舞台から姿を消した、元郡上市長が、その裏方方面を仕切っていた。
雪像は見ずに、裏に沢山人が来て、焼き肉に熱燗、ビールでワッハッハー!
お巡りさんは来る、新聞記者は来る、役人は来る・・・・。
審査員も、元市長に呼び止められ、やんわりと、いや、きつくささやかれていた?
藤井先生ご夫妻も見に来ていただきました。
南七子夫人も、この雪像の前では、さすがにスマートに見えました。
寒風吹きすさぶ日本の政治経済を、しばし忘れてのひと時。
寒い戸外ではあったが、暖かいものを感じた。
参加することに意義がある! 寅次郎



2009年02月22日
「雪像造り」
今年も藤政会で、高鷲雪まつりのイベントに挑戦した。
今年は暖冬で、素材である3m四方の雪ブロックを作るのに主催者は苦戦したようだ。
実際に削り始めてみると、柔らかい。
何時もなら、ブロックの表面50cmまでは、完全な氷の状態である。
チェンソーがうなりを上げないと切れないのが、今年は簡単に切れる。
困ったのは、細かい細工が出来ない。
ノミで削ってゆくと、崩れてしまうのだ。
細部は夕方、気温の下がるのを待って作り上げた。
今年の作品は、藤政会会長・山下 誠の生まれ変わり。
前世の姿か、来世のあり様か?いずれにしても、今とあまり変わらない。
狸が、金玉ぶら下げ、“徳利と通い”を持っての酒買いスタイル。
見本の置物もあったが、本人が座っていれば、雪像なんかいらないと知人の評。
徳利には 丸八マークが付いており、スポンサー料もかなり高額らしい?
お金はたくさん持ってる!
秋にたくさん貯金をしたんだ・・・・木の葉を!
見に来てくれた人には、¥12,000ずつやろうよ!麻生より早く!
今年は何故か、制作参加者が少なく、皆がフル回転であった。
それだけに、木の葉で買った、本物の飛騨牛とビールは、格別の味だった!
審査員にも賄賂を贈ろう! 寅次郎



今年は暖冬で、素材である3m四方の雪ブロックを作るのに主催者は苦戦したようだ。
実際に削り始めてみると、柔らかい。
何時もなら、ブロックの表面50cmまでは、完全な氷の状態である。
チェンソーがうなりを上げないと切れないのが、今年は簡単に切れる。
困ったのは、細かい細工が出来ない。
ノミで削ってゆくと、崩れてしまうのだ。
細部は夕方、気温の下がるのを待って作り上げた。
今年の作品は、藤政会会長・山下 誠の生まれ変わり。
前世の姿か、来世のあり様か?いずれにしても、今とあまり変わらない。
狸が、金玉ぶら下げ、“徳利と通い”を持っての酒買いスタイル。
見本の置物もあったが、本人が座っていれば、雪像なんかいらないと知人の評。
徳利には 丸八マークが付いており、スポンサー料もかなり高額らしい?
お金はたくさん持ってる!
秋にたくさん貯金をしたんだ・・・・木の葉を!
見に来てくれた人には、¥12,000ずつやろうよ!麻生より早く!
今年は何故か、制作参加者が少なく、皆がフル回転であった。
それだけに、木の葉で買った、本物の飛騨牛とビールは、格別の味だった!
審査員にも賄賂を贈ろう! 寅次郎



2009年02月20日
「誕生祝い」
女房の誕生日祝いに、子供、孫が来てくれた。
岐阜に住む長女夫婦、白鳥の次女夫婦と二人の孫、それに長男。
孫は遊び盛りで、常に腹ぺこ状態、腹がへると眠くなるらしい。
それでも一生懸命、バーバの御馳走作りを手伝う。
自分の腹を満たす為に、卵焼きを自分で焼くと言う。
お姉ちゃんが岐阜からケーキを買ってきてくれた。
これを見たら、もうそこを離れない。
早くローソクを立てて、早く歌を歌って、早くケーキを・・・だ。
歌は何でもいい・・・のばら?十五夜お月さん? 違うだろう!
女房が踊りにほしいと言うので、子供達がお祝いにカセットレコーダーを贈った。
CDの時代になり、カセットテープの機械はこれが最後だったとか。
早速、機械のテストで音楽を流した。
先日の子供舞踊発表会で踊った「花かげ」。
“♪十五夜お月さん一人ぼち、さくら吹雪の花かげに・・・・”
1歳半の孫娘・優が、扇子を手にして立ちあがった。
女房と大河お兄ちゃんが踊りだしたら、優もいっちょ前にしなを作り、踊る。
「かわいいー!」と爆笑、拍手。
この子達の、ひいおじいちゃんは陽気で、歌と踊りが好きだった。
この二人の孫には、その血は流れているようだ。
末が楽しみだ 寅次郎



岐阜に住む長女夫婦、白鳥の次女夫婦と二人の孫、それに長男。
孫は遊び盛りで、常に腹ぺこ状態、腹がへると眠くなるらしい。
それでも一生懸命、バーバの御馳走作りを手伝う。
自分の腹を満たす為に、卵焼きを自分で焼くと言う。
お姉ちゃんが岐阜からケーキを買ってきてくれた。
これを見たら、もうそこを離れない。
早くローソクを立てて、早く歌を歌って、早くケーキを・・・だ。
歌は何でもいい・・・のばら?十五夜お月さん? 違うだろう!
女房が踊りにほしいと言うので、子供達がお祝いにカセットレコーダーを贈った。
CDの時代になり、カセットテープの機械はこれが最後だったとか。
早速、機械のテストで音楽を流した。
先日の子供舞踊発表会で踊った「花かげ」。
“♪十五夜お月さん一人ぼち、さくら吹雪の花かげに・・・・”
1歳半の孫娘・優が、扇子を手にして立ちあがった。
女房と大河お兄ちゃんが踊りだしたら、優もいっちょ前にしなを作り、踊る。
「かわいいー!」と爆笑、拍手。
この子達の、ひいおじいちゃんは陽気で、歌と踊りが好きだった。
この二人の孫には、その血は流れているようだ。
末が楽しみだ 寅次郎



2009年02月18日
「ホームレス中学生」
一年遅れで、ベストセラーを読んだ。
俺のヘソは極端に曲がっていて、人が騒ぐ時は、シラーとしている。
人が騒がなくなったので、買ってきて読んだ。
皆と一緒になって騒ぐだけ、価値のある本だと思った。
へその曲りを直して、すぐに読めばよかったと後悔。
田村少年は、本当に“明るく素直”である。
それに、“人を悲しませてはいけない”優しさと強さがある。
更に、どんな逆境でも“感謝”の気持を持っている。
これは、彼の母親が与えてくれたものと思う。
母親をあれだけ慕い、愛せる事は、何とも素晴らしく、羨ましい。
どうすれば、あのような母親になれるのか・・・?
男親でも、同じであろうか?
最後の章「母に今伝えたいこと」は何回も読み返した。
貧しくても、豊かさを感じさせてくれるところが、随所にある。
日本人から、心の豊かさが消えて久しいと言われる。
スギ花粉の如く、唯物、拝金主義が蔓延する日本。
100年に一度の大不況と騒がれる昨今だが、まだまだ飽食である。
この飽食時代に、一石を投げた本だと、受け止めた。
ヘソを曲がりは、心貧しい事だと悟った 寅次郎


俺のヘソは極端に曲がっていて、人が騒ぐ時は、シラーとしている。
人が騒がなくなったので、買ってきて読んだ。
皆と一緒になって騒ぐだけ、価値のある本だと思った。
へその曲りを直して、すぐに読めばよかったと後悔。
田村少年は、本当に“明るく素直”である。
それに、“人を悲しませてはいけない”優しさと強さがある。
更に、どんな逆境でも“感謝”の気持を持っている。
これは、彼の母親が与えてくれたものと思う。
母親をあれだけ慕い、愛せる事は、何とも素晴らしく、羨ましい。
どうすれば、あのような母親になれるのか・・・?
男親でも、同じであろうか?
最後の章「母に今伝えたいこと」は何回も読み返した。
貧しくても、豊かさを感じさせてくれるところが、随所にある。
日本人から、心の豊かさが消えて久しいと言われる。
スギ花粉の如く、唯物、拝金主義が蔓延する日本。
100年に一度の大不況と騒がれる昨今だが、まだまだ飽食である。
この飽食時代に、一石を投げた本だと、受け止めた。
ヘソを曲がりは、心貧しい事だと悟った 寅次郎

2009年02月16日
「シニア連盟」
岐阜県シニアソフトボール連盟の新年総会を開催した。
県内各地より14チームの各幹部連中が岐阜市に集まった。
過ぎた年度の事業、決算の承認と今年度事業、予算、規約等を審議。
約1時間の総会は、何処かの国の国政とは違い、極めてスムーズに終了。
引き続き懇親会に移る。
当会の執行部は、会長が84歳、副会長(複数)、理事長は70歳後半。
事務局長が72歳で、その副である寅(68)が一番の若手である。
普通なら、ボケの集団と言われても不思議はない。
ところが、中身は恐ろしい。
議論はしっかりしていて、意見は堂々と展開する。
懇親会になれば、酒は飲む、たばこは吸う、仲居さんの尻は触る・・・。
60歳になれば参加資格が出来るが、60なんざぁ、鼻たれ小僧扱いだ。
雪のない所では、もう練習を始めていると言う。
俺達は鍛えているから、病院の世話になる率は少ない。
国の医療費軽減に貢献しているんだ。
国は俺達に、何か恩典を与えろ!
例えば、飲み屋では高齢者割引をするとか・・・。
バイアグラを原価で支給するとか・・・。
言いたい放題だ! でも家に帰ると、かなり虐げられているのでは?とも。
84歳の会長が、おもむろに、携帯電話を取り出した。
女房が買ってくれたと言い、番号を教えます、と読み上げた。
男盛りは8,90!
恐れ入ります 寅次郎



県内各地より14チームの各幹部連中が岐阜市に集まった。
過ぎた年度の事業、決算の承認と今年度事業、予算、規約等を審議。
約1時間の総会は、何処かの国の国政とは違い、極めてスムーズに終了。
引き続き懇親会に移る。
当会の執行部は、会長が84歳、副会長(複数)、理事長は70歳後半。
事務局長が72歳で、その副である寅(68)が一番の若手である。
普通なら、ボケの集団と言われても不思議はない。
ところが、中身は恐ろしい。
議論はしっかりしていて、意見は堂々と展開する。
懇親会になれば、酒は飲む、たばこは吸う、仲居さんの尻は触る・・・。
60歳になれば参加資格が出来るが、60なんざぁ、鼻たれ小僧扱いだ。
雪のない所では、もう練習を始めていると言う。
俺達は鍛えているから、病院の世話になる率は少ない。
国の医療費軽減に貢献しているんだ。
国は俺達に、何か恩典を与えろ!
例えば、飲み屋では高齢者割引をするとか・・・。
バイアグラを原価で支給するとか・・・。
言いたい放題だ! でも家に帰ると、かなり虐げられているのでは?とも。
84歳の会長が、おもむろに、携帯電話を取り出した。
女房が買ってくれたと言い、番号を教えます、と読み上げた。
男盛りは8,90!
恐れ入ります 寅次郎
2009年02月14日
「吉村紳一先生」
頸動脈狭窄手術から半年が経過した。
その後の経過を見る為、第2回目の定期検診を受けた。
前回同様、右腕から造影剤を注入しての写真撮影である。
体を検査台に固定され、ドーナツ型カメラの中へ、体をスライドさせる。
ドーナツの内側をカメラがグルグルと廻って、高速で走る。
撮影時に造影剤を注入すると、体が“カーッ”と熱くなる。
撮影箇所の首だけでなく、尻の穴付近まで熱さが走る。
“尻に火がつく”と言う言葉を一瞬思い出して、苦笑。
検査が終わった後は、水分を沢山取りなさいと言う。
尻まで熱くなった体を、冷やす為だろうか?・・・まさか?
造影剤の副作用を防ぐ為に、水分で薄める為の様だ。
撮影を終えて、主治医である、吉村紳一先生の診察を受けた。
撮影したばかりの写真が、TVモニターに映し出される。
埋設してあるステント断面が、きれいな円形で、鮮明に見える。
拡大出来るから、細部まで見られる。
我々がCAD図面をパソコンで書くのと同じである。
「まったく順調です!」 と。
先生もブログを書いていると言われ、アドレスをお聞きしてきた。
まだ一部分しか読んでいないが、先生の像が浮き彫りになってくる。
素晴らしい先生と、出会えた幸運に感謝、感謝である。
安堵感の深い一日であった 寅次郎

その後の経過を見る為、第2回目の定期検診を受けた。
前回同様、右腕から造影剤を注入しての写真撮影である。
体を検査台に固定され、ドーナツ型カメラの中へ、体をスライドさせる。
ドーナツの内側をカメラがグルグルと廻って、高速で走る。
撮影時に造影剤を注入すると、体が“カーッ”と熱くなる。
撮影箇所の首だけでなく、尻の穴付近まで熱さが走る。
“尻に火がつく”と言う言葉を一瞬思い出して、苦笑。
検査が終わった後は、水分を沢山取りなさいと言う。
尻まで熱くなった体を、冷やす為だろうか?・・・まさか?
造影剤の副作用を防ぐ為に、水分で薄める為の様だ。
撮影を終えて、主治医である、吉村紳一先生の診察を受けた。
撮影したばかりの写真が、TVモニターに映し出される。
埋設してあるステント断面が、きれいな円形で、鮮明に見える。
拡大出来るから、細部まで見られる。
我々がCAD図面をパソコンで書くのと同じである。
「まったく順調です!」 と。
先生もブログを書いていると言われ、アドレスをお聞きしてきた。
まだ一部分しか読んでいないが、先生の像が浮き彫りになってくる。
素晴らしい先生と、出会えた幸運に感謝、感謝である。
安堵感の深い一日であった 寅次郎

2009年02月12日
「貧乏人ド根性」
洗濯機の脱水が出来なくなったと、女房が言う。
「手で絞ればいいじゃねぇか・・」等と言おうものなら猛反撃を食らう。
黙って聞いていると、「型も古いから、買い換えよう」と言う。
洗濯機などは、生まれて此のかたいじった事がない。
だから、自慢じゃないが、自分で洗濯はできない。
この頃の器械は、故障すると部品アセンブリー交換か、使い捨てである。
俺達、戦中派は、自動車のエンジンがかからないと、ばらして直したもんだ。
たかが洗濯機ぐらい直せるだろう。
どうせ、そこいらのネジでも緩んでんだろう。
始めて、洗濯機のスイッチを入れてみた。
回転が今一鈍い。
そこらのネジをいじくりまわしていると、小さな隙間に異物を発見した。
女物らしい下着が、脱水器の外に飛び出し、軸に絡まっているのだ。
狭くて手はとても入らない。
耳かきの親分みたいなカギンコを作って、引っかけて少しずつ取り出した。
約1時間の苦闘のすえ、便秘が治った爽快感。
女房に「テストしてみろ!」とやや威張り気味。
“グー!”であった。
百年に一度の大不況の中、生活を見直せと言わんばかり・・・。
お陰で洗濯の方法も覚えた 寅次郎

「手で絞ればいいじゃねぇか・・」等と言おうものなら猛反撃を食らう。
黙って聞いていると、「型も古いから、買い換えよう」と言う。
洗濯機などは、生まれて此のかたいじった事がない。
だから、自慢じゃないが、自分で洗濯はできない。
この頃の器械は、故障すると部品アセンブリー交換か、使い捨てである。
俺達、戦中派は、自動車のエンジンがかからないと、ばらして直したもんだ。
たかが洗濯機ぐらい直せるだろう。
どうせ、そこいらのネジでも緩んでんだろう。
始めて、洗濯機のスイッチを入れてみた。
回転が今一鈍い。
そこらのネジをいじくりまわしていると、小さな隙間に異物を発見した。
女物らしい下着が、脱水器の外に飛び出し、軸に絡まっているのだ。
狭くて手はとても入らない。
耳かきの親分みたいなカギンコを作って、引っかけて少しずつ取り出した。
約1時間の苦闘のすえ、便秘が治った爽快感。
女房に「テストしてみろ!」とやや威張り気味。
“グー!”であった。
百年に一度の大不況の中、生活を見直せと言わんばかり・・・。
お陰で洗濯の方法も覚えた 寅次郎

2009年02月10日
「眠れない本」
外国の本は、カタカナの名前が覚えずらく、あまり読まない。
ところが、この本は違う。
“読みだしたら止まらない!”とオーバーな宣伝をしやがって、生意気に・・・。
昨年、病床にいた時、娘が暇つぶしにと、持ってきてくれたもの。
今になって、暇ができて、読み始めた。
俺の嫌いなカタカナ名だ、どうせ途中で投げ出すだろう、と言う気で読み始めた。
俺の読書は、床に入り寝る前に、睡眠薬代わりに読むものだ。
ところがどうだ、こいつは眠くならないのだ。
登場人物や大まかな内容は、添付写真の通りである。
それ程、奇抜でもなく、ごくありふれたモノだと思う。
なのに、眠くならず、次のページが気になるほどのモノは、一体何だろう?
ストーリーだろうか?
魅力のある、セクシャルな登場人物だろうか?
解り易い描写力と言うか、表現力だろうか?
簡潔な文章力かも知れない?
何だか知らないが、とにかく面白い。
下手な説明より、まず一読を勧めます。
誇大宣伝に騙されやすい昨今、これは宣伝通りであった。
司馬遼もいいが、シド・シェルもいい 寅次郎



ところが、この本は違う。
“読みだしたら止まらない!”とオーバーな宣伝をしやがって、生意気に・・・。
昨年、病床にいた時、娘が暇つぶしにと、持ってきてくれたもの。
今になって、暇ができて、読み始めた。
俺の嫌いなカタカナ名だ、どうせ途中で投げ出すだろう、と言う気で読み始めた。
俺の読書は、床に入り寝る前に、睡眠薬代わりに読むものだ。
ところがどうだ、こいつは眠くならないのだ。
登場人物や大まかな内容は、添付写真の通りである。
それ程、奇抜でもなく、ごくありふれたモノだと思う。
なのに、眠くならず、次のページが気になるほどのモノは、一体何だろう?
ストーリーだろうか?
魅力のある、セクシャルな登場人物だろうか?
解り易い描写力と言うか、表現力だろうか?
簡潔な文章力かも知れない?
何だか知らないが、とにかく面白い。
下手な説明より、まず一読を勧めます。
誇大宣伝に騙されやすい昨今、これは宣伝通りであった。
司馬遼もいいが、シド・シェルもいい 寅次郎



2009年02月08日
「大河・初舞台」
孫・大河(5)が日本舞踊に挑戦、初舞台を踏んだ。
師匠はバーバである。
バーバの所属する、西川流静恵会が子供舞踊教室を開いた。
文化庁が提唱する「日本の伝統文化を守り、継承する」を受けたもの。
日本文化の基は「礼に始まり、礼に終わる」であり、これを楽しみながら、教え込もうと言う算段。
大河の踊りは童謡「花かげ」。
みんなで習う以外に、家に遊びに来ると、バーバの特訓が始まる。
でも家ではまじめにやらない、どうしても肉親の情とやらで甘くなってしまう。
練習の時、曲が流れてくるのを、そばで聞いていて、認識を新たにした。
題は「十五夜お月さま」だとばかり思っていたら「花かげ」と言うんだそうだ。
メロデーはよく知っていたが、歌詞はおぼろげであった。
じっくり聞くと、実にしんみりとした、いい歌である。
小さい時から、こうゆう素晴らしい歌を聴かせるべきだと、真剣に思った。
「♪ 十五夜お月さま ひとりぼち サクラ吹雪の 花かげに
花嫁すがたの おねえさま くるまにゆられて ゆきました
♪ 十五夜お月さま 見てたでしょ サクラ吹雪の 花かげに
花嫁すがたの ねえさまと お別れおしんで 泣きました
♪ 十五夜お月さま ひとりぼち サクラ吹雪の 花かげに
遠いお里の おねえさま わたしは一人に なりました」
子供たちは全部で15人だったが、14人が女の子。
美女に囲まれ、男一人、堂々のデビューであった。
70歳を目前にして、童謡の素晴らしさが解りだした。
おかしいかな? 寅次郎



師匠はバーバである。
バーバの所属する、西川流静恵会が子供舞踊教室を開いた。
文化庁が提唱する「日本の伝統文化を守り、継承する」を受けたもの。
日本文化の基は「礼に始まり、礼に終わる」であり、これを楽しみながら、教え込もうと言う算段。
大河の踊りは童謡「花かげ」。
みんなで習う以外に、家に遊びに来ると、バーバの特訓が始まる。
でも家ではまじめにやらない、どうしても肉親の情とやらで甘くなってしまう。
練習の時、曲が流れてくるのを、そばで聞いていて、認識を新たにした。
題は「十五夜お月さま」だとばかり思っていたら「花かげ」と言うんだそうだ。
メロデーはよく知っていたが、歌詞はおぼろげであった。
じっくり聞くと、実にしんみりとした、いい歌である。
小さい時から、こうゆう素晴らしい歌を聴かせるべきだと、真剣に思った。
「♪ 十五夜お月さま ひとりぼち サクラ吹雪の 花かげに
花嫁すがたの おねえさま くるまにゆられて ゆきました
♪ 十五夜お月さま 見てたでしょ サクラ吹雪の 花かげに
花嫁すがたの ねえさまと お別れおしんで 泣きました
♪ 十五夜お月さま ひとりぼち サクラ吹雪の 花かげに
遠いお里の おねえさま わたしは一人に なりました」
子供たちは全部で15人だったが、14人が女の子。
美女に囲まれ、男一人、堂々のデビューであった。
70歳を目前にして、童謡の素晴らしさが解りだした。
おかしいかな? 寅次郎

2009年02月06日
「白鳥氷河」
この暖冬の長良川に、氷河が現れた。
除雪の雪を川に捨てたのが、予想外の増水で、大半がえぐられて出来た。
季節外れの大雨が、大量の雪を下流へ押し流した事になる。
降雨量はさほどでなかったが、この暖かさで、山の雪がとけて、増水の因となった。
飛騨古川では、増水により河川工事に災害が発生した。
暖冬、雪不足で困る人がいる。
白鳥のあるスキー場では、1月が終わって、まだ2週間ほどしか営業出来ていないと言う。
冬場のパートとして、あてにしていた人達の収入が無くなる。
スキー場のレストランで使う、食材が売れない。
道路の除雪作業もない。
冬場、工事のない建設業者にしてみれば、唯一の収入源である。
機械が動かなければ、燃料も消費されない。
雪がないと、これ等に関するお金が動かない。
経済は更に冷え込んでしまう。
暖冬で暖かいのは、しのぎやすいが、懐は厳寒となる。
雪のない雪国は、皮肉だが、氷河期となる。
雪には関係のない、近隣の工場も週休4日制だと聞く。
大氷河期だ。
冷たい人間になってしまう 寅次郎


除雪の雪を川に捨てたのが、予想外の増水で、大半がえぐられて出来た。
季節外れの大雨が、大量の雪を下流へ押し流した事になる。
降雨量はさほどでなかったが、この暖かさで、山の雪がとけて、増水の因となった。
飛騨古川では、増水により河川工事に災害が発生した。
暖冬、雪不足で困る人がいる。
白鳥のあるスキー場では、1月が終わって、まだ2週間ほどしか営業出来ていないと言う。
冬場のパートとして、あてにしていた人達の収入が無くなる。
スキー場のレストランで使う、食材が売れない。
道路の除雪作業もない。
冬場、工事のない建設業者にしてみれば、唯一の収入源である。
機械が動かなければ、燃料も消費されない。
雪がないと、これ等に関するお金が動かない。
経済は更に冷え込んでしまう。
暖冬で暖かいのは、しのぎやすいが、懐は厳寒となる。
雪のない雪国は、皮肉だが、氷河期となる。
雪には関係のない、近隣の工場も週休4日制だと聞く。
大氷河期だ。
冷たい人間になってしまう 寅次郎


2009年02月04日
「振動力発電」
28歳の男が、エネルギー革命を起こそうとしている。
何処にでもある、音(騒音)、振動で発電をしようと考えている。
その男とは“速水浩平”1981年栃木県生まれ。
慶応大学卒業後、同大学院博士課程に所属して、この研究開発をやっている。
きっかけは
「発電すればモーターが廻る、モーターが回れば発電する」と言うのを音に置き換えた。
「電気で音を出せるなら、音(振動)から電気が起こせないか」
現在、何カ所かで実験を行い、発電が出来ていると言う。
必要な所で、電気を起こし、必要な所で消費する。
“地産地消”ローコストで、超エコな、夢のエレキである。
ましてや、嫌われ者の、騒音や振動を、エネルギーに変えてしまうのだ。
本を読んだだけでは、ボンクラ頭には、ピンと来ないものがある。
新しモノ好きの寅としては、東京近辺での実験を、是が非でも見てみたい。
寅もこの頃、酒が切れると手に震えが来る。
この震え(振動)で電気が起きるならば、高齢者は発電所だ。
自分で発電して、TVも暖房もクーラーも、そしてカラオケも・・・。
老人天国だなー・・・シビレルぜ!
年寄りは大事にされるぞ。
明るい話を無理に作る 老・寅次郎


何処にでもある、音(騒音)、振動で発電をしようと考えている。
その男とは“速水浩平”1981年栃木県生まれ。
慶応大学卒業後、同大学院博士課程に所属して、この研究開発をやっている。
きっかけは
「発電すればモーターが廻る、モーターが回れば発電する」と言うのを音に置き換えた。
「電気で音を出せるなら、音(振動)から電気が起こせないか」
現在、何カ所かで実験を行い、発電が出来ていると言う。
必要な所で、電気を起こし、必要な所で消費する。
“地産地消”ローコストで、超エコな、夢のエレキである。
ましてや、嫌われ者の、騒音や振動を、エネルギーに変えてしまうのだ。
本を読んだだけでは、ボンクラ頭には、ピンと来ないものがある。
新しモノ好きの寅としては、東京近辺での実験を、是が非でも見てみたい。
寅もこの頃、酒が切れると手に震えが来る。
この震え(振動)で電気が起きるならば、高齢者は発電所だ。
自分で発電して、TVも暖房もクーラーも、そしてカラオケも・・・。
老人天国だなー・・・シビレルぜ!
年寄りは大事にされるぞ。
明るい話を無理に作る 老・寅次郎


2009年02月02日
「冬の豪雨」
体調が戻り、久々に雨上がりの朝、裏の堤防を歩いた。
この時期は渇水が常なのに、赤茶色に濁り、水位の高いのに驚いた。
気温も高く、雪解け水を思わせる水量は、まるで春である。
そう言えば昔(40年ほど前)、初めて任された現場での、河川災害を思い出した。
河川工事は、降雨量の少ない、冬季と相場が決まっている。
ところが、その冬場、1月の終わりに、ゲリラ豪雨にやられたのだ。
その日の午後、飛騨古川の現場で「架設中の橋が落ちた!」と電話が入った。
川の中央部に組んだ、仮設の足場が、濁流に洗掘、流され、落下したと言う。
早速、現場に急行した。
崩れ落ちた姿は無残である。
人災のなかったのが、不幸中の幸いである。
現地はまだ水位も高く、復旧の手はつけられない。
「まさかこの時期に、これほどの雨が・・・」
口を突いて出る言葉は、誰しも異口同音である。
工事の手順に間違いはなく、工程通りに進んでいた。
来週早々にコンクリートを打設して、緊張すればほぼ完了。
あと数日すれば、終わるところであっただけに、悔やまれる。
我々の仕事は大自然が相手である。
過去の統計データの上で、工事は組み立てられる事は、それでいいと思う。
その上で、一歩踏み込み“今年は暖冬である”と言う予報も加味すべきだったか。
“自然を甘く見た“と言われれば、それまでなのか・・・。
奴は忘れた頃にやってくる 寅次郎



この時期は渇水が常なのに、赤茶色に濁り、水位の高いのに驚いた。
気温も高く、雪解け水を思わせる水量は、まるで春である。
そう言えば昔(40年ほど前)、初めて任された現場での、河川災害を思い出した。
河川工事は、降雨量の少ない、冬季と相場が決まっている。
ところが、その冬場、1月の終わりに、ゲリラ豪雨にやられたのだ。
その日の午後、飛騨古川の現場で「架設中の橋が落ちた!」と電話が入った。
川の中央部に組んだ、仮設の足場が、濁流に洗掘、流され、落下したと言う。
早速、現場に急行した。
崩れ落ちた姿は無残である。
人災のなかったのが、不幸中の幸いである。
現地はまだ水位も高く、復旧の手はつけられない。
「まさかこの時期に、これほどの雨が・・・」
口を突いて出る言葉は、誰しも異口同音である。
工事の手順に間違いはなく、工程通りに進んでいた。
来週早々にコンクリートを打設して、緊張すればほぼ完了。
あと数日すれば、終わるところであっただけに、悔やまれる。
我々の仕事は大自然が相手である。
過去の統計データの上で、工事は組み立てられる事は、それでいいと思う。
その上で、一歩踏み込み“今年は暖冬である”と言う予報も加味すべきだったか。
“自然を甘く見た“と言われれば、それまでなのか・・・。
奴は忘れた頃にやってくる 寅次郎


