2012年09月

2012年09月30日

「八重の桜」

 新幹線会、今年の談合場所は、幕末動乱の地、会津若松。
ここに決めたのは、二つの理由。
一つは、東日本大震災の復興に少しでもお役に立とうと言う事。
ささやかだが、消費を助け、福島に元気を出してもらおう、と。
今一つは、NHK大河ドラマを追い続ける事が首題の新幹線会。
今迄は、大体その年のドラマを追って来た。
今回は、来年のドラマ“八重の桜”を先取りして訪れた。
八重は幕末、この会津での籠城戦に男装をして戦った女傑。
後、京都に出て、新島穣と結婚し、共に同志社大学を建てた波乱の人。
今年も関東の寅次郎こと、上林正美が意趣を凝らした。
年々、我儘になりつつある輩共の再教育も視野に入れた。
あーだこーだ、ブツブツ言っても「ならぬものはならぬ」と、
会津の少年達が“日新館”で学んだ“什の掟”
この精神を、叩き込み、まともな死期を迎えさせようと企てた。
それには、この会津は格好の場所だと踏んだ。
白虎隊の勇敢さ、家老・西郷頼母一族21人自刃の悲劇、
藩主・松平容保の苦悩、松平家の巨大な墓所、そして飯盛山、
一か月に及ぶ籠城に耐えた鶴ヶ城等々、随所に会津魂を見た。
会津は見れば見るほど、その凄さに引き込まれてゆく。
日本人の魂が最も色濃く凝縮された地が会津若松だと言える。
これだけの予備知識を持てば、来年のドラマは楽しめそうだ。
鶴ヶ城でもすでに何回もロケがなされたとも聞いた。
会津に大好きな政治家がいた。
その昔、竹下登に総理になってくれと乞われた、伊東正義。
「表紙を変えただけでは駄目だ!」とその座を蹴った硬骨漢。
祖父が会津藩士、生粋の会津っぽである。
折しも会津滞在中に、自民党総裁が代わった。
伊東が生きていれば、同じセリフを吐いたに違いない。
                        会津が大好きになった 寅次郎
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torajiro0421 at 19:58|PermalinkComments(0) 歴史 

2012年09月29日

「会津へ」

 白鳥秋祭りの心労、酒労、疲労でダウン寸前。
リポビタンD、アリナミン、朝鮮人参、ニンニクを体に詰め込んだ。
ふらつきながらも、車で岐阜羽島駅へ。
東海道、東北新幹線を乗り継いで福島県郡山へ。
東北新幹線(やまびこ号)には始めて乗った。
東京駅を過ぎると地下に潜る。
地上は超過密、飽和状態で走れないのだろう。
鴬谷を過ぎた頃、地上に出て行く。
大宮、小山、宇都宮と懐かし所を過ぎ、陸前中通りの穀倉地帯を北上。
遠くに見えるのは日光連山か?頂上は雲を被っている。
那須塩原で大半の客が降りたが、何故だろう?
ここは幕末、郡上藩凌霜隊が会津に向かうとき長く逗留したところ。
ここから会津までかなりの距離があるのに・・・。
戦いながら、歩いたのであろうか?
想像もつかない出来事である。僅か140年程前の事なのに。
 ぼんやり考え事をしていたら車内弁当を売りに来た。
サンマすしが美味そうだったので買い求めた。
ラベルを見たら、気仙沼産とあった。
去年、気仙沼に行った事を思い出し、かみしめて食べた。
伝統あるこのサンマのタレは辛うじて震災を免れたとあった。
彼の地の復興は進んでいるのであろうか?
 又してもぼんやり車窓を眺めていると今度は安達太良の連山であろうか?
そこには智恵子が見た、東京にはない、青い空があった。
郡山で磐越西線に乗り換えると、磐梯山が迎えてくれた。
これから向かう会津藩最後の藩主・松平容保は美濃からの養子である。
そして白虎隊と共に戦った凌霜隊は我が郡上藩である。
飯盛山にその石碑が建っている。
歴史的に縁の深い会津若松に向かった。
                  刀をゴルフクラブに代えての戦いに 寅次郎
sanmanittkobandai






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2012年09月25日

「篭に乗る人担ぐ人・・・」

 白鳥神社の秋祭りに携わり、多くを学んだ。
1、多くの人が絡み合っている。
 篭に乗る人担ぐ人、その又わらじを作る人・・・もっともっと居る。
 氏子総代関連20人、自治会関係25人、神楽役者40人、雅楽10人
 花切り職人10人、婦人会20人、商工会10人、ご来賓20人、
 地元自治会20人、拝殿踊り、露天商・・・枚挙に暇がない。
 加えて、町内の商店関係〜折り詰め弁当、酒屋、役者衣類関係、理髪店、
 クリーニング店、写真や、文房具店、賄いの食材店・・・etc。
 まだまだあるが、すぐに浮かんでこない。
 顔を覚えること、店を選ぶこと等、決断の連続。
 全て平等に、等とはとても無理だった。
 花切り作業の中に、長老からの伝統が息吹を感じた。
 雅楽の奏者が減少しつつある。
 優雅であるが、若者にはやや不人気か、来年への課題だ。
1、神楽の稽古に意気を感じた。
 参加者は小学校2年生から、高校生、青年、壮年、実年から古希迄と多彩。
 その稽古は、かなり厳しい。
 荒い言葉も飛び交う。
 礼に始まり、礼に終わる。
 稽古場への出入りも、きちんと礼をしている。
 稽古場は神聖な場所、スリッパ等は厳禁。
 日に日に進歩する練習方法は見事である。
 教育者と称する人達なら、一度はお顔出しがあっても良い。
 神楽は練習の過程こそ、見るべきモノがある。
 まだまだあるが、取り敢えずはこの二つ。
 篭に乗る立場のようでもあったが、わらじ作りもやった。
                     オールマイティー・何でも屋 寅次郎
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torajiro0421 at 21:36|PermalinkComments(0) 風習 

2012年09月24日

「秋祭り神事」

 一年の内で最大のイベントを終えた。
睡眠不足に酒席が続き、ついに医者の門を叩いた。
一時間余の神事は緊張した。
総てが始めての事ばかりの、ぶっつけ本番。
着慣れない紋付羽織はかまが、緊張に追い打ち。
献幣使と宮司を出迎えの接待から始まる。
露払いを先頭に行列が組まれる。
並び順、自分のポジションすら、良く解らない。
拝殿に来賓含め50余名が着座。
神前での神楽奉納が終わる頃に神事は始まる。
雅楽が古式ゆかしく音曲を奏でる。
我が出番は、献撰、玉櫛奉奠、撤饌、最後の挨拶。
献撰とはお供え物を神前に祀る行事。
これには行儀作法がある。
総代長、露払い、社守の三人が受け継いで神前に供える。
撤饌はお供え物を下げる時の事で、この逆を行う。
三宝の捧げ方、礼の仕方、受け取り方、歩き方等々。
簡単なようでも、毎度同じ様には行かない。
お供え物が万が一落ちても拾うな。
間違ってもやり直しはするな、そのまま進めろ。
等々が基本だと云う。
最後の挨拶も何とかまとめた。
終わった!
一気に緊張が緩んだら厠に行きたくなった。
和服はこれが大変だ。
昔の武士達は着るのも、出すのも大変だったんだなー・・・。
厠に立ち、今日までの苦労が、総て流れ出て行く爽快感に浸る。
神事は珍事もなく終わった。
                           ヤレヤレ・・・ 寅次郎
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torajiro0421 at 22:46|PermalinkComments(0) 風習 

2012年09月22日

「トザイ・トーザイ」

 20日間の練習を終え、秋祭りがスタートした。
何も知らない、素人氏子総代長のデビューでもある。
6時半に始動開始、子供の化粧、役者の衣装を終え、10時。
花火の合図と共に、笛、太鼓、鼓が鳴る。
40人の役者が動き出した。
向かうは白鳥神社。
本殿前で舞う。
秋分の日としては暑すぎる天気。
役者衆は汗だくである。
顔見知りの人が見に来てくれている。
人が来てくれるのが一番うれしい。
・・・・・。
緊張と風邪気味で、疲れた!
医者に行き、注射2本打ってもらった。
思考が鈍ってきた。
この先は明日書く。
兎に角今日は寝よう!
                            意外とやわな 寅次郎

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2012年09月21日

「越美セミナー終章」

 三日目は予期せぬ台風の奴めが予定を狂わせた。
本来なら、標高1,000mにある、樹齢1,800年の大杉とご対面だった。
これを諦め、〆の講義と、皆の感想を述べてもらう座学となった。
水谷先生は、白鳥の地形はイタリアのフレンツェに似ている。
フレンツェはイタリアルネッサンス発祥の地である。
Think Globally Act Locallyだ、と。
白鳥発のルネッサンスの波を起こせ!と発破!?
石徹白は西の遠野物語になりうる所である、と。
更に岐阜県地図を眺めると、形はプードル犬に似ている。
その犬は、残念な事に、顔を東に向け、西に尻を向けている。
東京一極集中姿勢であり、近くの関西(ローカル)に背を向けている。
古田県政には、変革は地方からの姿が見えない、とバッサリ!
印象に残った感想を抜粋してみました。
*小学校の運動会で子供たちは、石徹白をイシトシロと歌っていた。
昔の読み方を今も続けている事に、歴史の奥行きを感じた。
*過去の文化にしがみついていてはダメだ!と叱咤の声。
*小さな運動会に、大きく考えさせられるモノを沢山感じた。
*不便な山奥に住む価値とは何か?を、じっくり検証したい。
*この小さな集落で、これほど立派な神社社屋等を維持されている事に感服。
*連綿と続いている、歴史、時を立ち切っているのではないか?
*実に楽しかった。
*福井県は石徹白と言う、大きな宝物を失った。ただ不便と言うだけで。
*地域の力(縄文の力)を強く感じた。
*おみやげを買う所がなかった・・・良い事なのかも?
*まず、知る事から始まるのではないか。多くを学んだ。
*山村留学(年単位の)を試みたい。〜大賛成!
*今日の小学校の様にこの大自然の中で、子供を育ててみたいと感じてほしい。
これ以外にも、沢山の意見が出た。
これをテコに、深く掘り下げる必要がある。
愚生、一実行委員として残念だったのは、地元白鳥の若手の参加がなかった。
日頃は、白鳥には「何もないから」と言って、アクションを起こさない若者達。
こんなに凄い遺産があるではないか!真摯に学ぼうよ!
石徹白を復元するには「天領」にすべきだ!
石徹白を知ると、思考スケールが違ってくる。
                      橋本の船中八策など屁だ! 寅次郎
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2012年09月20日

「石徹白の夜空」

“食べて、歌って、踊って学ぶ”野外バーベキューの宴。
都会から参加の人達と、地元の人達との交流大宴会。
準備セッティングは後輩の、郡上JC若手OB連中が手伝ってくれた。
次代を担う諸君である。
願わくば、この連中こそ、セミナーに加わってほしかった。
運動会で汗した体に、生ビールが心地良く滲みわたる。
程なくして、夜空に、アフリカのリズムが響きだした。
美濃と越前の民謡ワークショップに突如アフリカが乱入!
3人の若者太鼓奏者に一人の女性ダンサーが跳ねる。
4人が歌いながら熱狂的なリズムを奏でる。
一緒に踊ろうと誘う!踊りに流儀はない!リズムに乗るだけ!
何人かが飛び入り、即興的にステップを踏んだ。お見事!
二番手は、地元石徹白民謡が、踊り付きで披露された。
かすりの衣装にもんぺ履き、赤い鼻緒に白足袋雪駄、
ピンクのたすきに、豆絞り、その高音は白山に響く。
これぞ石徹白!伝統は受け継がれ、きっちり守られている。
三番手は、石徹白への登り口、前谷神社の拝殿踊り。
若者数名が下駄の音だけで、音頭を取り、繋いで行く。
その外に、参加者が輪を作り、囃子を入れながら踊る。
これは白鳥踊りである。
飲んでは踊り、踊っては飲む!そして歌う!
品を変えながらも、エンドレスに続く。
夜も深け始める頃、中締めの音頭が入った。
だが宴は終わる気配を見せない。
寅次郎も酔いに任せて、相撲甚句「当地興業」を唸った。
久しく歌っていなくて、声がかすれたが何とかフィニッシュ。
さればここいらでと水谷先生の友人、関山邦彦さん。
そのテノールはロシア人を驚かせたと言う実力派。
「楢山」を朗々と、漆黒の山々に響かせた。
石徹白初秋の夜は、和やかに、そして熱く、ボルテージを上げた。
                     石徹白の夜は日本酒が似合う 寅次郎
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2012年09月19日

「からだで学ぶ」

 奥州平泉から虚空像菩薩が石徹白に届けられた。
源の義経は奥州平泉への逃避行中、ここ石徹白を通った。
それを援護する為に、藤原秀衡は白山に仏像寄贈をダミーとした。
武士を山伏姿に変えさせ、ここ石徹白へ。
山を越え、越前安宅の関へのルートにのせた。
その時の武士団は上杉家であり、上村家である。
その後彼等は奥州へ帰国できず、石徹白に永住、今もその子孫は健在。
午前の座学を切り上げ、石徹白小学校大?運動会へ。
折しも運動場は、大相撲石徹白場所が佳境であった。
しこ名もあり、化粧回しもあり、塩も播く。
四隅には勝負検査役も控えていた。
懸賞金の代わりは、紅白の球である。
行事は校長先生で、行事装束に身を固め、軍配を握る。
呼び出しは女の先生が務め、美声である。
勝負はいずれも力強く、なかなか勝負がつかない。
容易に倒れたり、土俵を割らない!粘り強い!
都会の柔な子達とは全然違う!稽古も十分やっていると見た。
全校生徒12名、その内男子は2名のアマゾネス軍団。
両国のちょんまげ連中よりはるかに良い勝負をする。
そして子供達は、全員が一輪車に乗れる。
サーカスまがいの、素晴らしい演技を見せてくれた。
昼食は校庭の木陰の下に陣取り、父兄の煮込んだトン汁に舌ずつみ。
午後からは、我々セミナー組みも参加させていただいた。
借り物競走、玉入れ、綱引き、ボーリング、年代別リレーと体を張った!
フィナーレは全員参加で石徹白民謡を踊る。
児童生徒はフル出場、その上、運営も自分たちでやる。
数の多い事、大きい事が必ずしも良い事ではないと思った。
この大自然の中でマンツーマンに近い教育が受けられる。
思えばここの児童達は幸せではないだろうか。
学校と地域も一体である。
ここでは“いじめ”等という言葉は死語であろう。
                        石徹白の空は青かった 寅次郎
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2012年09月18日

「おもしろ・いとしろ」

 元NHKチーフディレクター・水谷慶一氏が仕掛けた。
歴史を見ると、時代が大きく変わる時、その震源は必ず地方だ。
今、日本は限りなく閉塞状態だ。
これの打開は、ローカルパワーでしかあり得ない!と。
その地に住む、よそ者が、この地を何と観ているか?
既成概念を持たないで、別の角度から見直そう!
ここらを念頭に、二泊三日のセミナーを仕掛けた。
その俎上に挙げたのが、岐阜県郡上市白鳥町“石徹白”
地元民も、知っている様で知らない神秘の地“石徹白”
これを丸裸にして、解剖する事から始めよう。
そこには計り知れないモノが必ずある!と。
初日は「聞いて学ぶ」として、地元郷土史家・上村俊邦氏。
この人の基調講演に、水谷先生がメスを入れた。
参加者約100人。大阪、京都、奈良、福井、東京、神奈川からも。
この春、中国山西省へご一緒した方々も来られて、懐かしの再会。
石徹白は「自給自足1000人詰め」として、千人住むに丁度良い所。
昭和30年頃までは1200余人が済んでいた。
現在は270人少々であり、過疎化進行形の地。
その昔、ここは天領であった。
何故、天領であったのか?
それには、白山信仰が深くかかわっていた。
白山信仰ネットワークにより、全国の情報が石徹白に集まった。
その実践者は、御師であり、木地師であったと云う。
御師とは?木地師とは?・・・興味は深まって行く。
それを、時の権力者は見逃さず、政治に利用した。
現在、全国に、白山神社は2,700余社ある。
地元にいて、始めて聞く話が多く、浅学の身を恥じる。
                       裸にする事はオモシロイ 寅次郎
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2012年09月13日

「ある送辞」

 8月で閉店する「茶々」のごくろうさん会での送辞。
送辞
 ウソでもいいから、慰労と感謝の言葉を、最低三分は喋れ!
と、お局様より直々にお達しが御座いました。
と言う事で、
珈琲庵・茶々様の閉店に際し、お粗末ながら一言申し上げます。
口達者なお姉様方をさしおいて、若輩の身なれど、一節口説いてみます。
足掛け15年に渡り、新栄町の顔として君臨。
極道の妻の如く仕切って来られたすみ子様、長い間ご苦労様で御座いました。
新栄町に茶々がなくなり、朝の顔のすみ子さんが見えないと言うことは大変淋しい限りであります。
ある人は茶碗蒸しが食べられない事が残念と嘆きます。
カウンター越しに見たくもない顔もあったと思います。
相手の顔の皺を数えながら口裏を合わせに大変ご苦労された事と思います。
みんなの悩み事を聞き極道の妻の如くアドバイスされました。
常に、姉御の如く頑張ってこられたすみ子様に感謝申し上げます。
かく言うこの私、姉御にご挨拶もなく喫茶・暖を開店させてしまいました。
この茶々の閉店を早めたのではないか、と少なからず心を痛めております。
改めてお詫びを申し上げます。
まだ長男の嫁も決まっていない今、長男の嫁探しの旅も残っております。
又、踊り、三味線、百姓等々、趣味の輪を一層広げて下さい。
ここにいる私共全員が、引退はまだ早いと思っております。
この先心配なのは、暇になり、認知症になり、私達を忘れることです。
難しそうな旦那様を適当にあしらい、極道の妻宜しく、私達を仕切ってください。
長い間本当に有り難うございました。
茶々なきあとも又みんな仲良くよろしくお願い申し上げます。
姉御の妹分 N子より
心に突き刺さるような、熱く、暖かいお言葉有難うございました。
                           極道の妻の旦那 寅次郎
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torajiro0421 at 17:04|PermalinkComments(0) イベント 

2012年09月11日

「鉄人72号」

 定宿となった、粟津温泉「のとや」の女将は茨城出身。
我が愚妻と同県と言う事で、しばし話は弾んだ。
カラオケを歌いつくすと白鳥踊りが始まる。
そのお返しに、小松民謡「おっしょべ節」の踊り。
酒が入ると明日の事など眼中になくなる単細胞集団。
力一杯飲み、歌い、かつ踊った!
 義経戦初戦の相手は福井シルバー宝永クラブ。
初回、寅のセンター前ヒットで先制、その後も2点を追加。
最終回、1点差まで詰め寄られたが逃げ切った。
ヒット4本(この内、寅が2本)で辛うじて準決勝に進出
準決勝の相手は、大阪シニア。
この試合は、終始先行し7:2で手堅く勝ちをおさめた。
この試合で、インフィールドフライをめぐり紛糾!
審判団が統一されておらず、彼らが二つのミスを犯していた。
試合後も、ネット裏で、審判団同士が声高に叫んでいた。
いよいよ決勝、相手は地元、小松シニア。
三重のササユリカップの常連でもある。
走力を絡めた洗練されたチーム。
我がチームの選手は11名、相手は倍の22名居る。
少数の我が方の疲労は極限に近い・・・気力だけで戦っている。
初回にミスが出て4点を献上、その後も追加点を許した。
だが、こちらも開き直りで6点を奪ったが、それまで。
結局11:6で時間を少し残して、タオルを投げた。
二日間で五試合を戦った。
交代出来たのは二人だけで、残り七人はフル出場。
フル出場の最高齢者は寅次郎72歳。
義経戦、堂々の準優勝!
12打数6安打3打点1三振1犠打の成績で終えた。
帰途、山中温泉に浸かり、そこで飲んだ生ビールは正に点滴以上!
生き甲斐とはこの瞬間の事を言うのだろう!
             鉄人72号、まだスクラップにはならないぞ! 寅次郎
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torajiro0421 at 20:56|PermalinkComments(0) スポーツ 

2012年09月09日

「小松の戦い」

第7回シニアソフトボール小松市長杯を戦った。
3年連続の出場である。
今回は大阪、京都、岐阜、福井、富山、石川から29チームが参加。
初日は6ブロックに分けて予選リーグを行う。
各ブロックの1位チームは翌日の弁慶戦決勝トーナメントに進む。
2位チームは富樫戦決勝トーナメント
3位チームは義経戦決勝トーナメントを戦う。
弁慶、富樫、義経の各ランクでチャンピオンが決めるわけ。
歌舞伎・弁慶勧進帳でおなじみの安宅の関の町らしい運営。
安宅の関には「勇仁智」と書かれた3人の銅像がある。
義経の勇気、富樫の仁義、弁慶の知略を称賛した姿である。
開会式で和田慎司小松市長は健康長寿都市を目指しているとも語った。
いつまでも元気でいる為の秘訣。
「仕事を持つ事」「社会貢献をする事」「趣味を持つ事」の3点を挙げた。
自分に当てはめてみたが、何とかクリアーしている。
今年の初戦は福井の鯖江球友クラブ。
先行したが逆転され、追いついたが又離された。
しかし最後は集中打で逆転、11:7で勝利!
寅は始めてファーストで4番と荷は重かったが責任は果たした。
3打数2安打、同点になる2打点。
第二戦目は京都の強豪、舞鶴グレート。
ピッチャーは実業団クラスと言う触れ込み。
相手が強いと聞くと、とたんにミスが出るのが我がチームの大きな特徴。
立ちあがり、そのミスが如何なく出て、5点を与えてしまった。
そして実業団クラスを打ち込む事はなかった。
寅は3打数ノーヒット、1三振と振るわず。
7:0、屈辱の完封負け。
でも、1勝1敗で辛うじてこのブロックの3位を確保。
翌日、義経戦への進出が決まった。
安宅の関の義経は弁慶に叩かれる脇役である。
明日は叩かれて勝とう! 寅次郎
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torajiro0421 at 22:44|PermalinkComments(0) スポーツ 

2012年09月07日

「メダルの色」

 ロンドンオリンピックはパラリンピックに移った。
オリンピックの結果は金=7、銀=14、銅=17だった。
始まりは盛り上がらず、冷めていた。
ところが、女子柔道の松本が火を付けた。
もの凄い形相! 闘志むき出しで相手を攻めたてる。
あの集中力!これぞ戦うファイターだと感じた。
予想外の人が、日本の金メダル第1号に輝いた。
総じて、女子力がファイトむき出しで頑張った。
気にいらねぇのは、負けても、ケロリとしてる奴だ。
「試合を楽しめました」とシャーシャーと言う。
バカヤロー!だ。
死に物狂いで戦ってこそ、感動があり、美しさが出てくるのだ。
「楽しむ」=「遊ぶ」が普通の日本語感覚だ。
真剣な試合に、楽しむ=遊ぶ感覚なぞあるはずもない。
日本語をしらねぇのか?
そんな奴はオリンピックなんぞに行くな!
「東北を思って戦いました」〜福原愛の言や良し!
ベストを尽くせば、メダルの色は何色でもいい!
「銅」という字は、金に同じと書く。
「銀」は金に良と書く。
総て「金」だ。
俺の金へんには失が付く「鉄」である。
                              金を失う 寅次郎
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2012年09月05日

「伝統を守る!」

 澄んだ夜空に笛の音が遠く聞こえる昨日、今日。
白鳥神社秋の例祭、大神楽の練習が始まった。
五百有余年の伝統を誇る大神楽を守る、役者衆40名。
世話方を中心に、獅子舞、笛、太鼓、鼓等の役に汗を流している。
役目がら、始めて練習の場を見せていただいた。
本番で見る華麗な姿とは、一味違うモノがある。
プロ野球でも試合の始まる前の練習が見ものである。
又、キャンプ地での、激しい練習に感動が走る。
大相撲然り。
本場所より、地方巡業が面白い。
褌担ぎを徹底的にしごく様は、ハラハラするモノがある。
神楽は小学生、高校生、青年団、壮年、シルバー層が一体である。
そこにも厳しさがあり、優しさも織り交ざっている。
日頃では見られない、上下関係や、規律も見られる。
地域社会における、大切な人間形成の道場にも見える。
諸先輩方が連綿と守ってきた“技と心”
これを守り繋げようと、昼間疲れた体に鞭打っている。
そこに、損得など何も存在しない。
ただあるのは“男の心意気”のみであると見た。
心洗われる姿である。
お子様始め、いろんな階層の皆さんに、是非、見て頂きたい。
感じるモノはあります。
                       応援をして下さい 氏子の寅次郎
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torajiro0421 at 14:44|PermalinkComments(0) 文化 

2012年09月03日

「早期発見」

 住民健診で引っかかり、女房は入院した。
2年前にも一カ月程入院して、親父は専業主夫を経験した。
二度目だ。
だが洗濯機の扱い方を忘れてしまった。
全自動とは全く不便なものだ。
使い方が解らなきゃ、ただの箱だ。
又、麦茶を作ろうとして、ヤカンを空焚きして焦がしてしまった。
これもオール電化の仕業だ。
お湯が噴き出しても、こやつは消える事がない。
洗濯板での洗濯や、薪や炭での湯沸かしでは起きない現象だ。
文明の利器は、俺の性には合わないようだ。
電気なんかなくてもいいと思うが・・・パソコンは別だ。
女房を見舞った。
女房と狭い部屋で、二人っきりで長い時間いるのは久しぶりだ。
だが残念ながら、そこは薬臭い病室だ。
交わす言葉も、途切れがち、女房はウツラ、ウツラしている。
暇だと思い、ノートパソコンを持参した
時折、会話をしながら・・・叩いている。
普段では、こんなゆったりした状態の時間はない。
入院が作り出してくれた時間とも言える。
手術後、主治医の説明があった。
「早期の更に前の段階の状態でした」と。
写真を見せてもらったが、素人の目には、その痕跡は見えなかった。
手術は辛そうだが、反面、安心感もあるようだった。
日常のサイクルが狂うと、失敗もあるが、発見もある。
見えない自分も見えてくる気がする。
時にはこんな時間も必要かもなぁ・・・。
                           ズーとじゃ困る 寅次郎
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torajiro0421 at 23:24|PermalinkComments(0) 健康 

2012年09月01日

「ふるキャラ」

 ふるさとキャラバン隊とは1年に一度の出会いだ。
このミュージカル、今年は環境問題を取り上げてきた。
「瓶が森の河童(シバテン)」
シバテンとは四国に伝わる河童に近い妖怪、もしくは河童の一種とある。
想像上の動物・カッパを使い、人間のエゴを風刺。
人間が森を壊し、そこにゴルフ場を造り、街を造る。
森の不思議が消え、自然は壊れ、人の心も壊れて行く。
今の時代に、大事なテーマでる。
が、しかし、俺の想うフルキャラとは大きく違った。
フルキャラは隣近所にある実在の人達が主役だ。
そして、何処にでもある問題を取り上げる。
それをユーモラスに、刺激的に解決し、街を元気にする。
最初に見た「地震カミナリ火事オヤジ」があまりにも素晴らしかった。
二つ目の「トランクロードのかぐや姫」も面白かった。
だが今回は、正直言って期待はずれ。
テーマはいいが、現実離れしている。
ユーモアがゼロである。
インターバル前の前半は、重苦しいだけであった。
俺の中のフルキャラは、あくまでリアリズム重視だ。
隣のおいちゃん、おばちゃん、ねーちゃん、若者がいないと淋しい。
“ああこの問題は、俺んちの街にもある”・・・これが俺のフルキャラだ。
                        消防団が頭を離れない 寅次郎
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torajiro0421 at 19:42|PermalinkComments(0) イベント