2013年10月

2013年10月31日

「緊急放送」

 夕食時、サイレンが鳴る!
広報無線が火事を知らせる!
「白鳥の・・・」と聞いて、すぐカーテンを開ける!
何と目の前ではないか!
南側に位置する、木材加工工場だ!
一瞬「やばい!」と感じた。
消防車は来ていない!猛烈に燃えている!
火花が飛び散っている。
これが向かってくるかも知れない。
何かをしなきゃいけないと思いながらも現場に飛んだ!
手の施しようがない!
消防に任せ、祈るしかない!
放水が始まったが、火勢は衰える気配なし!
隣の木材倉庫に移れば、大ごとになる・・・落ち着かない。
暫くして、風のない事に気がついた。
これで少し、落ち着いた。
密集地だ、風があったら、その方向は全滅だろう。
風の吹かない事を祈った。
約2時間後に「鎮火しました」の放送。
猛火を見て「やばい!」と感じながら何も出来なかった。
火事場とは直線距離で70m位。
風によっては類焼が十分あり得た。
避難する準備等、何も心得ていない自分を知った。
阪神淡路大震災にあった友人が、日頃の準備が大切だと言っていた。
その時は、他人事と、意に介さなかった。
この火事で、日頃の危機感はゼロに近いと反省。
女房、子供、孫達も恐怖感を味わった。
火の用心は勿論の事、いざ!と言う時の為にも。
                      他山の石とせねばならん! 寅次郎
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torajiro0421 at 10:15|PermalinkComments(0) 事件 

2013年10月30日

「円空ふるさとまつり」

 小春日和の美並で円空祭りを見て来た。
美並は円空ゆかりの地である。
円空の出生地は羽島市か美並町か定かでない。
しかし、美並の粥川寺で得度して、多くの仏像を彫っている。
今年、白鳥秋の例祭で、秘仏と言われた円空仏を公開した。
そんな関係で、美並にも知己が増え、お邪魔した。
野外ステージでは、美並太鼓が勇壮に演奏された。
そのバックは、円空仏が20体程、居並ぶ。
等身大で、愛好家が彫りあげた見事な作品群。
玄人裸足=円空さんが見たら、逃げ出しそうである。
不動明王、十一面観音、馬頭観音、薬師如来、善女竜王・・etc。
近くに、直径1mはゆうにある大鍋が足場の上に組まれている。
円空大鍋と称し、美味しそうなにおいを漂わせている。
居並ぶテント村は、様々な食べ物が食欲の秋を演出。
県議、市議諸氏の顔も見える。
偶然、絵・詩・書家の加藤先生にバッタリ。
加藤先生は美並がホームグランドでもある。
ここで様々な催し物を展開されている。
この秋には、書展を大々的に開くとか。
その名も「縁遊会」
京都・清水寺の森貫主の色紙展もあるようだ。
森貫主はその年の世相を一字で揮毫する事で有名。
今年の一字を当てた人には、ご褒美が出るらしい。
加藤先生は岐阜EMのパーソナリティー大野さんを同行。
絵・詩・書の次は言葉に狙いを定めたか?
守備範囲をさらに広げるバイタリティーに感服。
外に出れば、様々な方に出会える。
                            棒に当たる犬 寅次郎
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torajiro0421 at 08:47|PermalinkComments(0) イベント 

2013年10月28日

「海賊とよばれた男」

 この本は、読んでいると涙が出そうになる本だ。
その個所に来ると、何度も読み返し、前に進まない。
これ又、関東の寅次郎殿が送ってくれた本である。
出光興産創業者・出光佐三(国岡鉄蔵)がモデルの物語。
幼少の頃は、ひ弱で、目が悪く、本が読めなかった。
その代わり、「何故、どうして」と言う、考える習慣を身に付けた。
20歳で神戸商高に入り水島校長の薫陶を受ける。
「士魂商才」〜カネの奴隷になるな、武士道を忘れるな、と。
駆け出しの小さな店では、縄張り争いで石油が売れない。
そこで彼は、海上で漁船に乗り、石油を売った。
これが海賊と呼ばれた所以。
彼が一貫しているのは、人を大事にすることである。
徹底的に育て上げ、それを自分の家族だと言う。
首を切らない、定年を設けない、出勤簿は不要、労組は作らない。
愚痴を言うな!泣き言は止めろ!そこからは何も生まれない!
苦しい時でも、自分が借金をして社員に給与を払った。
彼は終始、世界の石油大手にいじめられてきた。
当時、イランも英国資本に油田を搾取されていた。
イランと日本を救おう!と日章丸でペルシャ湾に向かう。
英国海軍に攻撃されれば、全てを失うと言う乾坤一擲の大勝負!
素晴らしい部下に恵まれ、無事日本に石油を運び込んだ。
苦しい時代にも、素晴らしい日本人がいた事を知らされる。
「やりがい」があれば、きつい仕事でも人は喜んで働く。
現代はその「やりがい」が失われたのではないか?
それを与える経営者が見当たらない。
「題名のない音楽会」と言う、TV番組がある。
スポンサーは出光だが、中間でCMが入らない。
出光佐三は「芸術に中断はない」という。
何処かが違うのである。
この本を読んだら、出光で給油しようかな、と思ってしまう。
関東の寅次郎殿、有難う! 
                             美濃の山賊 寅次郎
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torajiro0421 at 08:44|PermalinkComments(1) 読書 

2013年10月25日

「発祥の地」

 白鳥神社境内にある石碑がある。
“白鳥おどり発祥の地”と言う石碑。
だが、何故か、石碑がポツンと淋しげにあるだけ。
毎年、白鳥踊りの発祥祭は町内の商店街で行われる。
それも、各地区が持ち回りである。
発祥祭と言うのは、発祥の地でやるモノじゃないの?
何とも腑に落ちない、踊り発祥祭である。
盆踊りと言うモノは、神社かお寺が始まりと聞く。
白鳥踊りは、お盆の終わりに一晩だけ行われる。
翌日には拝殿踊りが行われる。
これを発祥祭と入れ替えればと思うが・・・。
発祥祭には、神社関係者は誰ひとり呼ばれない。
白鳥踊り発祥祭と神社は無関係なのだろうか?
白鳥神社には氏子総代が16名居る。
自治会の組長さん達も同じ数が居る。
これらの人を呼んで、氏子衆も皆で踊ろうよ!とゆかないのか?
地元の人が踊りに出てこない!と言う嘆き節が聞える。
 調べたら、保存会が出来て今年で66年目らしい。
発足当時は、商工会のバックアップなしには成り立たなかったとか。
そこらの流れから、商店街でのスタートとなったやにも感じる。
一時の隆盛が影をひそめる昨今、原点に戻ってみてはと思うが・・・。
余計なお世話か?
                              お節介屋 寅次郎
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2013年10月23日

「当たらぬ競馬」

 何とも勝負事に弱い連中だ!
ゴルフ遠征で、競馬を組んだ。
発行者は、穴馬専科・寅次郎社。
出走馬は10頭とやや少ない。
日頃の実力はケツの穴まで知り尽くした面々なのに。
これを如何に迷わせるかが、寅社の腕の見せ所。
寸評は、何を書かれても怒らないとの約束。
例えそれが、肉体的欠陥であったとしても。
家庭内のもめ事、不倫をあばかれたとしても。
それらを書くことによって、馬に心理的動揺を抱かせる。
ひ弱な馬は、便所への回数が増えたり、落ち着かなくなる。
会話が減り、人を避け、冗談が言えなくなる。
逆に、心の動揺を隠そうと、饒舌になる馬もいる。
要は普通じゃない状態になる。
こう言う馬は買ってはいけない。
寸評を信じるバカ、信じないバカ・・・。
このしゃじ加減が作者の楽しいところ。
初日の立山特別
二着のヒモはかなり売れていたが、頭に来た雌が売れなかった。
本人達も買っていないのだから、信じるモノはない!
「2−5」は該当者なし!
二日目、加賀特別
初日の1着、2着馬は着外に沈んだ。
何と、初日のビリ馬が一着、ブービー馬が二着と来た!
連勝複式「5−5」これ又、該当者なし!
寸評に踊らされた気弱き馬共、あわれ!
哀れと言うも、なかなか愚かなり・・・。
                        あなかしこ、穴いずこ 寅次郎
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torajiro0421 at 16:00|PermalinkComments(0) 独り言 

2013年10月21日

「新聞記事」

 中日新聞が寅如きを過大評価して下すった。
10月19日付け地方版“主役・脇役”で。
今回の秘仏公開に付いての記事である。
愚生も、梅原先生の著書で、その存在を始めて知った。
そもそも「秘仏とは何ぞや?」から考えた。
氏子の皆さんは、その存在をほとんど知らなかったと思う。
現に氏子総代は16名居るが、全員が知らなかった。
「故に秘仏だ!」のヤジも聞いた。
一部に批判のあることは風聞していた。
寅はバチ当たりであろうか?
しかし「これは秘仏にあらず」と思っている。
340年前に円空さんが長滝神社で彫り、阿名院に納めた。
そして150年程前、幕末の頃に廃仏毀釈があった。
それを免れるために、白鳥神社に移された。
今回の公開により、この通説が色濃くなったと思う。
こんな例は、全国にもかなりあると聞く。
白鳥神社に円空仏があることを知って貰いたい。
それが何故、此処にあるのかも知りたい。
それにより、白鳥神社の存在感が別の意味で鮮明になる。
 今一つ。
この十一面観音像の柔和な顔!
円空さんは秘仏化を望んだであろうか?
本殿の奥深くに鎮座することを望んだであろうか?
この顔を、多くの人々に見て貰い、穏やかになることを夢見たと思う。
それが衆生を救う、遊行僧の本分ではないだろうか。
 又、今回公開するにあたり、燻蒸を義務付けられた。
搬出の際、本殿に多くの虫の痕跡が見られた。
そのまま放置しておけば、虫害は免れなかっただろう。
今回の事は、仏像の延命治療でもあったことは断言できる。
新聞記事は限られたスペースで、カット面は否めない。
でも今回は、その主旨を充分に伝えて頂いたと思う。
白鳥神社の存在感をPRして頂き有り難うございました。
我々としては、これで終わった訳ではない。
                       スタートしたばかりです 寅次郎
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torajiro0421 at 10:13|PermalinkComments(0) 歴史 

2013年10月19日

「戦捷記念碑」

 白鳥神社入り口左側に大きな石碑が建っている。
通称「忠魂碑」として通っている。
忠魂碑とは、
主に日清・日露の戦争で戦死者供養の為、 自治体で建立した碑らしい。
ところがここに立つ碑はよく読むと「戦捷記念碑」とある。
土地の古老に伺った。
これは日露戦争に行き、勝って凱旋した人達の記念碑だとの事。
日露戦争の相手ロシアはが強大であった。
その戦勝は国民の熱狂的歓喜となり、盛大な凱旋歓迎会が開催された。
それを記念して戦勝記念碑が各地に建設されたらしい。
この碑の裏に出征した人の名前が彫られている。
この中で、戦死した人は3人と聞いた。
ほとんどが凱旋者である。
碑に向かって右側の下に、鎮魂の碑がある。
ここに彫られている人達は、主に太平洋戦争の犠牲者である。
この碑が、忠魂碑なのである。
此処は喜びと悲しみが、同居しているスペースとも言える。
いずれにしても、今は亡き人達である。
そして戦争に振り回された人達である。
戦争の為に生れてきた人たちとも言える。
勝っても負けても、戦争の犠牲者である。
そうした意味合いで合掌すべきなのだろうか?
                           若干複雑である 寅次郎
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torajiro0421 at 17:24|PermalinkComments(0) 歴史 

2013年10月17日

「三日会」

 立て続けに、町内で葬儀が続く。
80歳と87歳で双方共、よく知っている人である。
裏の堤防もよく歩いておられた。
二人とも、意外とあっさり逝ってしまわれた。
 組内の有志で「三日会」と言う、飲み会をやっている。
平成2年に発足し、23年が経過した。
創立メンバーは16名であった。
以後10名余の出入りがあり、総勢26名が名を連ねた。
その後、退会者は8名、物故者が9名、行方不明者1名。
現在は8名でやっている。
毎月3日が定例日である。
組みの、重要な事柄はここを経ないと決まらない。
正式な機関ではないが、兎に角、うるせぇ奴らなんだ。
平均年齢=71歳のシルバーエイジ。
最近、会則を軟らかく変更した。
組み以外の、若いオナゴでも入会出来る様にした。
魂胆はない・・・。
飢えているわけでもない。
格好よく言えば“ロスジェネの逆襲”かな?
                          淋しいのだ 半沢・寅次郎

3nichi

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torajiro0421 at 22:22|PermalinkComments(0) 独り言 

2013年10月15日

「歩けない」

 9月22日、ねんりんピック準決勝で右膝を痛めた。
翌日、医者に行き、車椅子に始めて乗った。
意外と快適な乗り物である事を知った。
松葉杖も借りてきた。
思えば、かなり重傷である。
松葉杖では、格好悪くて、出歩けない。
それでも数日で、ビッコ引き引き歩けるようになった。
月末に秋祭りを控えて、かなり焦った。
酒を飲めば、一時的に麻痺はするが・・・・。
そのぶり返しがひどい!
医者ではヒアルロン酸を2回、注射した。
それで祭りは何とか乗り切った。
少し楽になったので、ゴルフの北陸遠征に付き合った。
無理が祟り、痛みはぶり返してきた。
ソフトは完全に休んでいる。
真剣に治す気にならないと・・・と思うが。
つい動いてしまう。
                          貧乏性なんだなー 寅次郎
kurumaisu

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torajiro0421 at 09:29|PermalinkComments(0) 健康 

2013年10月13日

「女上位」

 アベノミクスはカカァにそそのかされたのか?
突然、女性を重要視し、取り立てると言い出した。
その魂胆は何か?
人気取りなら、何でもありか?
そうでもないらしい。
女性労働力を増やして、JDPを押し上げ、経済を活性化する狙いとか。
あくまで経済一辺倒の、やれ稼げ、やれ儲けろ!らしい。
若者に正規な働き場がないのに、何故女性なの?
男女雇用機会均等法が出来、四半世紀が過ぎたが、機能していないらしい。
人口の少子化問題が深刻だ。
寅は、その原因の一つが、男女雇用機会均等法だと思ってきた。
女性が社会に進出すれば、子供は作れないだろう。
男は外でガンガン働き、女性は内にて、子供を育てる。
これが男女の基本的なスタイルであり、これが平等だと思う。
何も、同じ事をやるのが平等ではない。
それぞれの役目を果たしてこそ、平等ではないのか?
この上、おなごを、社会に出せば、家の中はどうなるの?
 話は変わるが、我がゴルフクラブの遠征大会があった。
ホテルでは「白鳥グランドゴルフクラブ様」とあった。
バカヤロー!こちとらそんな年寄りじゃねぇー!
勝ったのは二日間ともウーマンだった。
総合優勝もウーマン! 野郎は形無し!
家で子育てでもしてろ!と、おなごに言われそう。
でもここで勝ったのはウーマン(産―まん)の古老。
女を卒業したウーメン(産―めん)の面々。
子供に疎まれ、孫にも嫌われ始めた、口だけ達者な方々。
ゴルフやるしか仕方のない、自己中で元気な女(メ)郎さん達。
今更、アベに言われなくとも、こちとら女性優遇の世界に居る。
でも、決して豊かではない!・・・経済も、心も。
                          耐えているだけだ 寅次郎
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2013年10月11日

「デジタルアーカイブ」

 偉い先生から、自著を頂いた。
先生は東大卒、NHKプロデューサー、東大講師。
NHKの会長になり損ねたお方、とも聞いた。
寅なんざぁ、てんで足元にも及ばねぇお方だ。
縁あって昨年、中国山西省の旅にお伴出来た。
今回「記憶と記録を紡ぐ」の副題で出版された。
世界には膨大な文化遺産が眠っている。
これらをデジタル化して如何に保存するか。
その提言書である。
日本にも、廃仏毀釈等で多くの仏像が眠っていると言われる。
寅は今秋、白鳥神社秘仏の一般公開に踏み切った。
これも何らかの理由で、表に出てこなかったモノの様だ。
円空初期の作品で「十一面観音像」である。
偶然なのか、この事で、俄然この本に興味が湧いてきた。
昨年、ご一緒出来た中国の雲岡石窟の事や、
白鳥・石徹白にある虚空蔵菩薩の事も出てくる。
表に出ていない膨大な文化財をデジタル化しアーカイブする。
データベース化して、多くの人が見られるようにする。
白鳥神社の秘仏公開も、偶然ながら、この意に沿ったものかと自己満。
秘仏を白日のもとにさらすとは、大罰あたりだ!の声も聞く。
円空さんは、秘仏のままを喜ぶだろうか?
皆に、あのにこやかな顔を見てもらいたいと彫ったのではないだろうか?
寅には難しい本だったが、勉強になりました。
                           観に来て下さい 寅次郎
takasima

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torajiro0421 at 15:08|PermalinkComments(0) 読書 

2013年10月09日

「梅原猛先生の事」

 水谷先生に薦められて、梅原先生の著書「歓喜する円空」を読んだ。
その中で、大きな発見があった。
白鳥神社には、円空作の十一面観音が安置されている。
それは秘仏として、拝観は出来ないと書かれていた。
始めて知った。
150年程昔、日本は廃仏毀釈運動で仏教が弾圧された。
それを避ける為、長滝の阿名院から移されたと推測される。
そんな事から、表に出す事を秘したものと思われる。
だから、本来の秘仏とは違う性質の秘仏である。
これと同じケースの仏像で有名なのがある。
奈良県桜井市の聖林寺に2m余の国宝の十一面観音がある。
明治の廃仏毀釈の時期に、三輪明神の大御輪寺から移された由。
全国には、こうした事情の仏像はかなりあるようだ。
白鳥神社の秘仏は、梅原先生が見たくても見られなかった像である。
是非、見て頂いて、そのルーツを解明していただきたいと願った。
ご高齢を押して、ご夫妻で白鳥神社おいでいただいた。
秘仏以外にも、拝殿踊りを話題にされた。
鳴りモノのない、素朴な民俗伝統芸能に、もっと光を当ててはと語られた。
秘仏公開記念シンポジュームでもご講演をされた。
天下の文化勲章受章者のご来白は意義深く、誠に光栄であった。
今回の事を、しっかりとまとめ、次なるステップに踏み込みたい。
余談だが一昨年、梅原;寂聴の対談集を読んだ。
東日本を見据えて、梅原氏曰く、
「日本人は神仏への畏敬の念、宗教心を取り戻すべきだ。
人間を越えたモノ、我欲を越えたモノの存在を信じる時代に戻るべきだ。
原発の安全神話など、欲望の為の、へ理屈にすぎない。
近代文明は、自然を征服すると言う、人間の傲慢さにすぎない」等と。
このブログの、2011/12/05「生ききる」に少し書いた。
今回のご来白も偶然とは思えない。
        円空僧の導きか? 寅次郎
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2013年10月08日

「復活・奉納大演芸会」

 昔、白鳥神社秋の例祭は、三大奉納で賑わった。
奉納大神楽、奉納大演芸会、奉納寄合大相撲の三つ。
この三つは、総て神に関係がある。
大神楽は言うに及ばない。
大演芸会は、その昔、天照が天岩戸に隠れた時に、
天 鈿女命(アメノウズメノミコト)が岩の前で踊り、天ちゃんを引きずりだした。
その時、彼女は、肌も露わに踊り、誘いだした由。
相撲はその所作の総てが神事に繋がると言われる。
横綱はしめ縄を締めて、土俵入りを神に奉納する。
奉納演芸会と奉納大相撲が消えて久しい。
その分、お宮はひっそりとしてしまった。
自治会長とタッグを組んで、演芸会の復活を目論んだ。
スタートの雰囲気は必ずしも明るくはなかった。
「何で又、そのよなめんどくさい事を・・・・」
組に相談しても、出演は「ノー!」ときた。
しかし、一部に、やる気の人がいて「やろう!」と燃えた。
こうなりゃ言い出しっぺとして、後にはひけねぇ!
保育園の孫は、日本舞踊「花かげ」を踊ってくれた。
娘は小四の子供達と十人位ソーラン節を熱演。
ジージは歌謡寸劇「逃げた女房」を演出し、端役で出た。
合計で17組がエントリーしてくれた。
3時間に及ぶ、演芸会は立ち見席が出るくらいの盛況だった。
お捻りも飛んだ!
最初に懇願した「皆さん、バカになりきって下さい!と」
見事、バカになりきってくれた利口な人達!
天気も良く、気候も良かった。
総てに恵まれた、やって良かった、そして飲み過ぎた。
                             毎度バカな 寅次郎
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2013年10月07日

「指揮者」

 我が孫・優、保育園最後の運動会に付き合った。
年長組になり、はつらつと動いていた。
午前中の最後は鼓笛隊。
何と優ちゃんは指揮者だ!
このところ、頻繁にトイレに行く。
呑気なバーバは「優ちゃんお腹痛いの?」
「生理なの?」と、ジージは聞けない。
どうやら緊張からだったようだ。
家に来ても、棒きれを持って、一人で練習してた。
何かに集中しているようでもあった。
それでも指揮者をやるとは知らなかった。
当日、少し不安げな顔でスタートしたが、始まったら、堂々とこなした。
自分から立候補したという。
日舞で鍛えているから、人前は大丈夫と見た。
しかし、それでもトイレに通うあたりは、やや可愛そう。
いやいや、そこまで成長してきたのだろう。
家にいてはだだをこねる事もあり、甘えん坊でもある。
だが、やるときはきっちりやるもんだと感心、感激、驚きであった。
さすがマイ・クオーター!
ジージもソフトの指揮者(監督)だが・・・。
最近、負けが込んでいる。
                          トイレに通おう! 寅次郎
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2013年10月06日

「本樂・神事」

 午後1時30分、神事出席者の行列が動き出す。
羽織袴の露払い二人を先頭に、神社に向かう。
露払いの後ろは楽人が、奏楽しながら続く。
続いて自治会―総代―宮司―櫃―献弊使、殿は総代長の愚生。
右膝が痛むが、痛い顔は出来ない。
総勢五十数名の行列。
鳥居前、うがい手水で身を清め、神殿に一礼して入る。
午後2時、本殿前での神楽奉納が終わる頃に神事は始まる。
献撰は社守、副総代長と愚生の三人。
手と足が一緒に動くんじゃあるめぇかと言うほどの緊張。
三宝を目線より上に掲げろと言う。
水平に持って歩かないと、お供え物が落ちる心配がある。
落ちても、拾うな!そのまま続けろ!が作法とか。
撤撰はお供え物を下げる儀式。
献撰の逆になるが、これも簡単そうで息は抜けない。
金弊社から献弊使がおいでになり荘厳さが増す。
献弊使の神事に於ける所作は、一段と違う。
随所に雅楽が鳴る。
儀式は何とか終えたが、何かもの足らない。
巫女の舞いがないのだ。
折角、生の雅楽があるのだ。
来年は、是非、巫女を仕込んで舞わせよう!
世の中、経済一辺倒で、アベノミクスに湧いている。
こんなんで日本は良いのだろうか?
精神文化を神社から見直そう、と挨拶して結んだ。
                        二年目の難関を終えた 寅次郎
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torajiro0421 at 16:53|PermalinkComments(0) 風習 

2013年10月05日

「巫女五人」

 今年は三人から、五人に増やした。
昨今、神社ガールと称して、若い女性が神社に近付く。
心の安らぎを求めるヤングが増えたのだろうか?
そんな影響なのか、巫女希望者が増えた。
彼女達の存在は、神社が華やかになる。
今迄は三人で、主にお神酒をふるまう役目だった。
今年は、御神木である欅の縁起物を売りだす。
それの担当に選んだ。
むさ苦しい、年寄り総代が売り子では、売れまいと。
巫女とは、神職の補助役で、神事で神楽、舞を奉仕するとある。
遠くは天岩戸で舞った、天 鈿女命(アメノウズメノミコト)が原点とも。
巫女さんの衣装は高価である。
単なる、売り子さんでもったいない。
いずれは、神事の中で、舞ってもらおうと思う。
幸い雅楽は、神事で演奏しているから、丁度いい。
格調高く変化してゆくなら、古老も文句は言うまい。
若い女性が、関心を持ってくれる事を見逃してはいけない。
その内、神社総代も、女性部を作ろうか。
白鳥神社の祭神はイザナミノミコトと日本武尊である。
イザナミは女性、日本武尊は男性である。
女性の総代が居て何の不思議があろう?
                             女性を敬う 寅次郎
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torajiro0421 at 16:24|PermalinkComments(0) 文化 

2013年10月04日

「秘仏のお出まし」

 一日限りの展示に、博物館へ秘仏を移動した。
宮司と総代三役が付き添い、閉館後に運び込んだ。
この仏像、燻蒸の為、密封され薬漬け状態だった。
今日、四週間ぶりに娑婆の空気が吸える。
可愛そうな気もしたが、良く耐えた。
これで博物館では、みんなと肩を並べられる無垢状態。
そんな無菌状況の中へ、我々雑菌だらけが入って良いのか?
展示する前に、セミプロによる写真撮影を行った。
ブロマイド用と、学術的にとスケールを当てたモノと。
照明も本格的にセットしての撮影。
白い手袋をはめて、仏像を動かし、撮影角度を求める。
仏像一体に、やや大げさな・・・と思った。
後日、出来上がったモノを見てビックリ!
神々しい!
円空さんの心がにじみ出ていると言って過言でない。
円空さんの思いまでも映し出している。
実物も素晴らしいが、このモノクロの静止画は凄みすらある。
愚生も、何れの日にか、己の写真が必要になる時が来る。
事前に、このセミプロに頼みたいと願った。
セミプロ曰く。
「神々しさが出るか出ないかは、中身です」と。
                             あきらめた 寅次郎
satuei

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torajiro0421 at 20:33|PermalinkComments(0) 文化 

2013年10月03日

「出立ち」

 稽古場の仮神前にぬかずく。
今年の神楽の無事と成功を祈る。
使う道具を払い清める。
役者衆はお神酒を口に含む。
午前10時、花火が上がる!
いざ、出陣!
一か月に及ぶ厳しい練習の総仕上げだ。
それぞれの衣装が、まぶしく見える。
今年の例祭ポスターは大きく豪華にした。
役者衆の心意気に合わせて。
獅子頭と蚊帳も新調した。
獅子頭は市内大和町の、とある住職が彫った。
蚊帳は北陸高岡市の専門職人が仕上げた。
現地を訪れ、細かく注文を付けた。
神事は麻が基調、総て麻で仕上げた。
あくまで本物にこだわるが、その分値が張る。
役者衆も一部師匠の引退があり、世代交代が進んだ。
新人も入り、雰囲気も変わってきた。
多少のぎくしゃくは、気合いで乗り切れ!
稽古場で送り出し、神社に廻って迎えた。
                         二日間の無事を祈る 寅次郎
sisibarai

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torajiro0421 at 15:33|PermalinkComments(0) 風習 

2013年10月02日

「例祭準備」

 例祭の前日、自治会各組長と各総代、総出で取り組む。
総代は神事と神楽が行える、総ての準備である。
神楽の様々な飾り付けをする為に、花切り作業が行われる。
御幣が9本作られる。
子役の衣装、道具、草鞋、草履に色紙、色布で飾りを付ける。
これらは、先人から教わり、受け継いで来た技術である。
ずぶの素人が簡単に手の出せるモノではない。
昔は葬式に花切りは欠かせないモノだった。
しかし、今は商業化され、その技術は不要となった。
処が祭りだけは、商業化出来ない。
これは、この先も残るし、残さなければならない。
モノを作りながら、コミニケが図られ、祭りが盛り上がってくる。
自治会はしめ縄作りである。
大きいモノを、全部で九数本作り上げる。
時期的に新藁は無理で、前年に採れた藁を保存して置いて作る。
拝殿の鴨居にロープで藁を吊して、みんなで撚り上げてゆく。
かなりの力と技が必要である。
他の神社では、ビニールで撚り上げた、既製品が多く見られる。
そこには、氏子の魂みたいなモノは何も感じられない。
一回架ければ、十数年は持つと言われる。
合理的、かつ経済的かも知れないが、何か白々しい。
その地で採れた藁で作り上げてこそではあるまいか。
ビニールでは神様は喜ぶまい?
お祭りまで、機械化され、商業ベースに乗ってほしくない。
手間暇かけてこそ、感動も生まれ、慶びも高まろう。
                        古さから抜け出せない 寅次郎
hanakiri

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torajiro0421 at 16:04|PermalinkComments(0) 風習 

2013年10月01日

「神事復活」

(秋の例祭で寝食を忘れ、ブログも忘れていた、再開します) 
 昔は、白鳥神社秋の例祭日は9月17,18,19日であった。
これが社会環境の変化から、変更せざるを余儀なくされた。
お祭りの中心となる青年団員の不足。
平日に休暇を取ることの難しさ。
より多くの人に、お祭りを見て貰いたい。
主にこれらの理由で平成7年から、9月の第三土、日と変わった。
その後、小学校の都合で第4土、日に再度変わった。
これらは、自治会、総代会、神楽、商工会、婦人会等の代表者会議で決められた。
しかし、昔からの9月18日の本樂にこだわる空気も残っていた。
賛否は両論である。
少し調べてみた。
頑なに、昔からの日にちを守っている処が、県内にどれ程あるか?
半数近くあった。
そこには、神事のみ旧来の日にちでやるところもあった。
自治会と総代の三役会に諮り、やることに決めた。
参加義務者は役員のみとして、一般参加は神社報で知らせた。
今回は試験的な面もあり、参加者は多くはなかった。
しかし、出席された人は、一様に喜んでおられた。
旧来の日にちが、どのように決められたのかは定かでない。
神のお告げであったのか、今となっては知るよしもない。
しかし、頑なに守られて来た伝統を壊すべきでないと言う機運も根強い。
今回は妥協案的にやったが、これで総べて丸く収まるなら、それも良し。
こうゆう事を通じて、神社に感心が寄せられることがうれしい。
復活の意味は、そこらあたりにあるのでは、と勝手に思っている。
                        やはり古い人間なのか 寅次郎
oharai

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torajiro0421 at 11:14|PermalinkComments(0) 宗教