2013年11月

2013年11月30日

「光の山」

 正直言って“玄侑宗久”氏は難しいと思っていた。
講演会を聞いたが、難しかった。
本を読んだが、すぐ眠くなった。
最後まで読まずに、放り投げた。
だが、この“光の山”は違った。
震災に見舞われた6人が、悲しいけれど、凛と描かれている。
ある人が、こんな事を言っていた。
この大震災を「2万人が死んだ一つの事件」とすれば、
被害者の事は、殆んど理解できない。
そうではなく「一人が死んだ事件が2万件あった」と見るべきだと。
それぞれに、それぞれの人生があったのだ。
それを十把一絡げにする事は出来ない。
又、やってはいけない。
玄侑氏は6人を短編に現わした。
最後の“山の光”は事故後30年経過した時の話。
老人になった被災者が語る物語だ。
廃棄物の仮置き場が決まらない時、彼の父親は自分の土地を提供した。
そこには廃棄物の山が出来、放射線量も増えた。
その量はベラルーシと同じになった。
しかし、ベラルーシは人が避難せず、住み続けた。
これと同じ飯館村は全村が避難した。
そして彼も老いた、しかし体調を崩す事はなかった。
やれ除染だ、危険だ、と騒いだが、全てはうやむやになってしまった。
当時、腰の座らぬ貧しい政治を皮肉った。
30年後、福島は若者で賑わったと結んだ。
これは、玄侑氏の願望であろう。
この短編は、うなずきながら読ませてもらった。
                        宗久さんサンキュー! 寅次郎
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torajiro0421 at 09:30|PermalinkComments(0) 読書 

2013年11月28日

「白鳥神社の秋」

 小春日和の白鳥神社は鮮やかだった。
白銀の世界になる前の、最後の装いは見事。
忙しさに負けていると、見落としてしまう。
残り僅かな時間を、目一杯着飾って見せてくれる。
自分一人が見ているだけではもったいない。
もみじの紅、黄金の銀杏・・・。
眺めていると、何かしてみたい衝動にかられる。
中年婦人二人が現れた、美濃加茂から来たと言う。
うっとりと眺めていたが、長滝に行きたいと言う。
今流行りの、中年神社ガールだろうか?
こうゆう方々の為にも、何かおもてなしが必要だなー。
何もしなきゃ、何も変わらない、むしろ衰退だ。
銀杏の特徴は
火災に強い、生命力が強い、精がつく、抗菌、防虫
子供が授かる、母乳が出る 等々沢山ある。
加えて、寅に縁のない、東京大学の校章である。
白鳥神社社務所前に、雄雌仲良く立っている。
このオス・メスが銀杏の実を産み落としてくれる。
この鮮やかな黄色には、オーラがある。
神が宿っている!
唯、眺めているだけでは、やはりもったいない。
東京大学合格祈願のお札でも作ろうか・・・。
いやいや、縁結びがいい・・・。
                            少し暇だった 寅次郎
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icyo

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torajiro0421 at 08:49|PermalinkComments(0) 自然 

2013年11月26日

「リハビリ」

 膝が治らない。
思えば今年の6月からおかしいのだ。
その内に治るだろうと、タカをくくっていたがダメだ。
今までは、その内に、治っていたのに・・・。
これが古希を過ぎた体なのだろうか?
ポジションを一塁にしたり、DHにしたりしてきた。
誤魔化し、ごまかしやって来たが、ダメだ。
総てを甘く見ていた。
9月の試合中に、致命的なダメージを受け、歩行困難に。
車椅子、松葉杖の世話になり、医者通い。
ヒアルロン酸を討ったり、塗り薬を塗ったり。
良くならない・・・。
大和の温泉に通い、ジェットバスでマッサージ。
目立った効果は現れない。
何故か夜中に、突然、部分的に鈍痛が襲う。
平坦な所は普通に歩ける迄にはなった。
だが、ある角度になると、痛みが走る。
寒いとダメだ。
動き出すときが、固まっていて、ダメだ。
保温用のサポーターも装着した。
リハビリをやってみようと先生に言われ、始めた。
これが意外ときつい。
長島茂雄は「リハビリは裏切らない」と吐いた。
信じてやるしかない。
このオフは、リハビリとメントレと決めた。
徹底的にオーバーホールするぞ!
                      このまま引退は出来ない! 寅次郎
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torajiro0421 at 08:45|PermalinkComments(0) 健康 

2013年11月24日

「11月23日」

 勤労感謝の日として国民の祝日である。
各家の玄関先には国旗が・・・ほとんどない。
そして日本中の神社では収穫感謝の新嘗祭が行われた。
これらについて、新聞、TVは何の報道もしなかった。
国家機密保護法案と都知事の\5,000万、借り入れ問題がトップ。
感謝もへったくれもあったもんじゃない。
 23日宮中では夕方6時から新嘗祭「夕の儀」が2時間行われる。
更に3時間後の11時から翌日の1時にかけて「暁の儀」が行われる。
合計4時間新嘗祭が行われた。
この間、陛下は正座して、祭主を勤められる。
新嘗祭は宮中行事ではもっとも大事な儀式との事。
それに備え、陛下は常日頃、鍛錬されているとか。
TVをご覧になるときはほとんど正座しておられる由。
この儀式を如何に大切にされているかがうかがわれる。
命の源である、食物に対し、真剣に祈り、感謝されている。
 世の中は、やれB-グランプリだ、食の祭典だと騒いでいる。
これでもかと飽食を追い求めて。
そしてメタボだ、ダイエットだと大騒ぎ。
食材の偽装なんざぁ、大恥の罰当たりもんだ!
食の原点である自然への感謝意識はゼロ以下だ。
TPPで日本の農業はピンチとか。
農業は工場の中で、水と肥料で作るとか。
合理化、コストダウンは自然を無視しつつある。
カネ、モノ万能主義は、この先も猛烈に走るのか?
これでは新嘗祭も消える運命かもしれない。
日本の伝統文化が消える。
日本も消える。
心も消える。
                         式中、漠然と考えた 寅次郎
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torajiro0421 at 10:11|PermalinkComments(0) 風習 

2013年11月22日

「初めての笑顔」

 S官房長官。
何時も、苦虫を噛み潰した顔で喋りはじめる。
表情を殺し、淡々と語る。
ぼろが出ない様に。
苦労人の様でもある。
秋田で高校を卒業後、集団就職で上京。
働きながら法政の夜間に学んだ。
政治家になってからは、多くの派閥を転々とする。
それでも転ばないしぶとさがある。
 昨晩、TVの記者会見で、始めて笑顔を見た。
西ノ島が噴火して、島が出来、領土が増えたと笑った。
領海が増えると喜んだ。
尖閣、竹島、北方と島問題に悩む日本。
無条件で、島が増える事に、つい笑顔になるのだろうか?
でもこの笑顔、何だか淋しかった。
「泣くも夢、笑うも夢ぞ、人の世は、限りある身に、限りなき欲」
詠み人を知らないが、ふと頭をよぎった。
領土拡大を果てしなく追い求める人類、世界。
その先に何があるのか?
経済だけが果てしなく成長して、幸せがあるの?
この程度の事で、にこにこ会見する政府に、淋しさを覚えた。
地球は生きている。
大自然のエネルギーの凄さ。
大自然に国境はない・・・etc。
こうした事を伝え、考える、お話が出来ないの?
アベノミクスに無関係な寅は、ヒガムしかない。
                          焼酎の量が増える 寅次郎
suga

nisinosima

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torajiro0421 at 10:09|PermalinkComments(0) 政治 

2013年11月20日

「キャロライン」

 ジョン・フィッツジェラルド・ケネディ。
何時までも記憶に残っている。
「国家が、何をしてくれるのかと問うなかれ、
我々は、国家に何をなすべきかを問いたまえ」
有名な大統領就任演説は、今も忘れない。
彼が暗殺された時(昭和38年11月)寅は福島にいた。
福島原発に近い原ノ町、今の南相馬市である。
陸前浜街道(国道6号線)のバイパス工事に従事していた。
昼食時にTVで見て、大きなショックは今も鮮明。
その時、5歳だったキャロラインちゃんが日本に来た。
50年の歳月を経て、駐日大使として。
寅は昨年、約半世紀ぶりに、福島原ノ町を訪ねた。
一時は立ち入り禁止区域であったが、大きく変貌を遂げていた。
当時そこでケネディ暗殺を知り、今又、その娘さんが日本に来た。
寅の頭の中は、福島とケネディがごっちゃになっている。
原ノ町には、高さ200mの無線塔があった。
戦前、対アメリカ通信網確立の意味で立てられたとの事。
彼女は日本各地を見て回りたいと言う。
是が非でも、福島を見てほしいと願う。
何かが繋がっている様な気がしてならない。
この二つの50年前が思い出され、感慨深く彼女を見た。
母親の面影がある。
                             ・・・・・ 寅次郎
kyarorin

kendy

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torajiro0421 at 09:43|PermalinkComments(0) 人物 

2013年11月18日

「屋号の復活」

 白鳥踊り保存会50年誌を読んだ。
そこに出てくる昔話の会話〜聞き取り、古老の話。
「その頃の音頭取りは誰んたやったな」
「栄太郎さや、藤平さ、喜助のエッツァ、源寅のイッツァ、小駄良の久太郎さ、奥次郎さ、新八の岩さ、吉野家の輿三さ、よしろの輿三さ、信さの達ッァ、太郎兵のカネさ、齋二まのつっつぁまの与ソさ、女共では、与曽衛のお千代さ、与右衛門のシンイチのカカんたが歌ったなー」
「太鼓は万助の謙ちゃんやったが、今は半兵衛の健ちゃんが叩いて、笛は和平の喜平や、畳屋の幸さ、かじやの薫が吹いとる」
「踊り手は、太三吉のおばあ、久右ヱ門の乙さんとこのおばぁ、喜造さんとこのおヒメさ、かく長のおそさん、蜂谷のおっかぁ、白美のヒサまんたが、おそうまで踊らせた」
「その当時の会長は彦兵衛で総務が太郎佐やった」
生粋の白鳥町民なら、うなずきながら読めると思う。
何とも味のある会話である。
今、こうゆう話の出来る人、通じる人は希少価値になった。
テレビ、ラジオが、この味のある言葉を壊してしまった。
「あのさー、そいでサー、そうじゃない?」
バカヤロー! 東京面さげんじゃねぇ!
ここぁ美濃の国、白鳥村なんやぞー!
しゃーな言葉を使ってはだしかん!
郡上ケーブルテレビも方言でやってみさっせ!
ちったぁ見るモンが、多ならずや!
今、残さんと、のうなってまう!
てな事で、手始めに「屋号」を復活させたい。
お宮の御神木、欅の枯れ枝で作った。
これを掲げていただき、家内安全、五穀豊穣を願いたい。
そして白鳥の魅力、地方の復活になればと。
                          ちいたっつやろう 寅次郎
                          (ちいたっつ=少しずつ)
yago1

yago26

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torajiro0421 at 09:12|PermalinkComments(0) 地方・地域 

2013年11月16日

「忙中閑話」

 貧乏暇なし。
9月から11月前半まで忙しかった・・・貧乏だった。
ここに来て、少し暇が出来たが、貧乏には変わりない。
膝の調子が悪く、2カ月歩かなかった。
正確には歩けなかった。
朝夕、長良川の風に吹かれないと、内臓が腐りそうだ。
その余波が、上昇して頭の中も腐臭がする。
前の畑は、大根と白菜が残っている。
空いたとこへ、ニンニクと玉ネギを植えた。
ニンニクは蒸して、黒ニンニクを作る。
玉ねぎは、血液サラサラ野菜。
今年は、なめ茸が豊作とかで、天然モノを頂いた。
汁に良し、ネギと味噌煮に、ご飯は進む。
天高く、ダイエットなんざぁ、空念仏。
生きているから美味いんだ!
痩せた女にぁ未練はないが、飯炊き女は居ないと困る。
この所、近くが見えなかった。
バタバタしてる内に秋が来た。
今年の紅葉は、夏が長かったのか、鮮やかさがない。
庭の植木もそれなりに色ンだ。
写真に切り取ると、意外と綺麗。
黄色の小菊、南天の赤、白菜の緑、柿深紅、ススキの銀。
彼等はもの言わず、咲き誇って見せる。
今朝、奥の山はうっすらと白く薄化粧した。
                        タイヤをはき替えるか 寅次郎
aka

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torajiro0421 at 09:19|PermalinkComments(0) 自然 

2013年11月14日

「素朴な疑問」

 この所、理解に苦しむ事がチラホラある。
その1
みずほ銀行頭取の年収が1億1千600万円らしい。
月にすると約1千万円の給料取りになる。
暴力団へ融資したお詫びに、半分の5千8百万返すと言う。
誰に返すの? みずほ銀行に返すの?
だとすれば、銀行は痛くも痒くもない。
逆に支払わないのだから、益が出る。
おかしくない?
おかしいと言うのは、笑う事なんだ。
おかしくないと言う事は、笑えないと言う事。
それはイコール、怒り!だよ。
その2
東京電力が黒字決算だと言う。
世紀の大事故を引き起こした企業が黒字かよ!
経常利益=1416億円だそうだ。
これは、浜岡原発の大擁壁工事と同額。
飛騨トンネルを掘って、お釣りがくる金額だ。
福島の後始末に、国は税金を投入する様だ。
おかしくない?
その3
福島の汚染水はコントロールされていると総理は言う。
この言葉は、正しい様だ。
何故なら、コントロールとは
「自分のやりたいように調節する」とNetに出た。
コントロールされているとは、意のままにされているとなる。
コントロールはイコール「安全」とは断言できない。
国民の大多数は、そうは思っていないと新聞は言う。
言葉の遊びだろうか?
その4
高級食材偽装で暴利をむさぼる、有名店。
貧乏人には縁がねぇから、ザマぁ見ろ!だ。
何だかバカらしくて、真面目に働く気が失せてきた。
                          焼酎でも飲むか! 寅次郎
mizuho

kuroji

kontorol

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torajiro0421 at 09:00|PermalinkComments(0) 独り言 

2013年11月12日

「はなの会」

 先輩の先生と、愚妻が立ち上げた、会の名前。
日本舞踊西川流・静恵会の枝の会として。
その温習会が開かれ、立場上少し関わった。
この一カ月ほど愚妻は、それにかかりっきり。
当初は、小規模らしかったが、何故か膨らんでしまった。
ロビーには、贈られた祝儀の花が、所狭しと並ぶ。
二階の大部屋は男子禁制の支度部屋。
姿見が数台置かれ、化粧、着付けやさんが、出演者と格闘。
午前11時半に始まり、ぶっ通しで午後の4時半までの5時間。
出演者は53組、総勢85名の大舞台となった。
踊り手の年齢は3歳〜80ウン歳と超ワイド。
童謡、民謡、演歌、古典とこれ又、幅広。
オムツをした子、した人も居たかも知れない。
バカヤロー!和服にパンツ履く奴がいるかぁ!
大向こうから「ニシカワ!」の声がかかる。
これが飛ぶと、会場の雰囲気が俄然高まる。
愚生、女房の趣味には、あまり関わらない様にしてきた。
しかし、規模が膨らんで来たら、重荷になってきたらしい。
裏方として、パソコンで応援をした。
ポスター、チラシ、役割表、案内状、お礼状・・・etc。
お客様も増え、舞台は盛況の内に幕を下ろした。
引き続き、懇親会。
これも部屋に入りきれない数となり、嬉しい悲鳴!
再び踊りを見ながら、盃が交わされた。
表面上は成功裡だったが、こうゆう事の運営が如何に大変か。
踊りの修行に加え、人間修養の場面でもあったと思う。
“雀百まで踊り忘れず”何時までも元気で。
最後は踊りながら旅立ってほしい。
素晴らしい人達に出会い、囲まれた、幸せ者。
多大なるご支援に深謝と結んだ。
                           ご苦労様でした 寅次郎
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torajiro0421 at 09:57|PermalinkComments(0) 芸能 

2013年11月10日

「ハロウイーン」

 孫娘が黒のとんがり帽被って来た。
保育園でハロウイーンをやって楽しかったと言う。
異様な姿に変装、変身が楽しかったようだ。
ハロウイーンて何だろう?
昔、日本人中学生が留学先のアメリカでハロウイーン中に殺された。
変装して家を訪問したら「フリーズ!」が「プリーズ!」と間違えて。
銃で撃たれて亡くなった。
この事で、寅はハロウイーンを余り良いイメージがない。
元々は秋の収穫を祝うとか、悪霊を追い払うとかの宗教行事らしい。
それが変じて、子供が変装して、各家庭を訪問し、お菓子を貰う行事になった。
今は、宗教的な意味合いは消え、娯楽性のイベントになった。
我がふるさとに、これと似た行事が近年まであった。
二つあり、一つは「ぼとぼと」と言う。
一月の十五日正月に行われた。
つげの木に、繭玉に似せたモノをくくりつける。
これを子供達数人が、各家を訪れ、買ってもらうモノ。
子供は神の使いと思われ、それが豊作や幸せを配りに来る。
各家はそれを餅花と同じように、家に飾ったと言われる。
もう一つは、夏の弁天祭りと言って、竹笹に飾りをつけて各家を廻った。
これは主に女の子が主体だったらしい。
ところが、この二つの行事がある時パッタリとなくなった。
学校がこれを禁じたとの事。
「乞食の様だ」が理由との事。
本質は物乞いではない、幸せを運ぶ素朴な文化行事である。
何かを履き違えている。
ハロウイーンが流行り、素朴な行事が消えるのは何なんだろう?
                       カタカナ崇拝者の嫌いな 寅次郎
howin

botoboto

benten

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torajiro0421 at 10:45|PermalinkComments(0) 風習 

2013年11月08日

「大青教の行く末」

 今年も秋の大祭が営まれた。
祖父のお弟子さんで、唯一活動されている今枝さん。
その息子さんと親子で営んで頂いた。
大祭と言っても参拝者は、我が孫と、弟の3人だけ。
家族は仕事や、雑用で、参拝が叶わなかった。
座して、祝詞を聞いていると、祖父たちが思い出される。
昔は、門前の小僧宜しく、和讃を唱じた。
若かくして覚えたモノは、記憶に残っている。
本を見ながらなら、今でも唱えられそうである。
今年も小四の孫が、作法通りに玉櫛を奉奠して見せた。
教えた記憶はない・・・見て覚えたと言う。
大人のしぐさを、つぶさに見ているものだと感心。
 今日は孫が、別の楽しみを作った。
毎年、拝殿の掃除をして落ち葉を焚く。
これを孫は覚えていた。
サツマイモと栗をラップに包んで、山に登った。
全て孫が考えて、自分で準備をしていた。
TVやゲームの渦の中に居る現代の子供達。
良否は別にして、我が孫は、ゲーム機を持たない。
親の方針の様だ。
その代わり、読書魔である・・・マンガ主体だが。
又、父親がよく海へ釣りにつれて行く。
そんな事の影響が、自然への溶け込みを覚えたのだろうか?
祖父が築き上げたこの宗教も、後継者が手薄になってきた。
今は今枝さんのお陰であるが、その先は読めない。
今、若い女性の間で神社ブームとも聞く。
或いは、その中から、後継者が名乗り出るかも・・・?
様々な事をじっくり考える一日であった。
                          生臭さが消えた? 寅次郎
taisai1

taisai2

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torajiro0421 at 08:37|PermalinkComments(0) 宗教 

2013年11月06日

「共 震」

 楽天イーグルスが快挙を成し遂げた。
相手が巨人で更に良かった!
あれが阪神だった、寅次郎は悩んだ。
星野は言った。
「大震災が起きて少しでも癒してあげたいと戦ってきた」
TVに映し出されるフアンは一様に感涙にむせんだ。
共に震える一瞬であった。
それとは別に「共震」と言う本を読んだ。
 東日本大震災で復興を支える県職員が殺害された事に始まる。
復興と言う餌に群がるハイエナの如き輩がいる。
許せない現実がある。
これを一つの殺人事件に仕立て、暴いてゆくミステリー小説。
この事件はフィクションだが、それ以外の描写はノンフィクションだ。
寅は気仙沼に行った時、これに近い事を現地で聞いた。
地元消防団の幹部が恥話と言いつつ話してくれた。
あの、阿修羅の中で、銀行を襲う奴がいた。
パチンコ屋の機械から現金を抜く奴もいた。
死人の懐、ポケットをあさる奴がいた。
暫くして、ボランティアを犯す奴が出てきた・・・etc。
テレビや新聞は「この難儀の時でも日本人は秩序を守った」と報じた。
「あんなのメディアつくった嘘です」と言い切った。
「避難所の中では嫌らしいほどの格差があった」とも。
耳障りのいい言葉だけで震災を見たらダメです。
さもないと、汚い人間の本質が隠されてしまう。
これをあぶり出したのが、この本である。
筆者は震災後三週間目で現地に入った。
愚生は四週間後であった。
今でもあの時の恐ろしい景色は脳裏を離れない。
楽天イーグルスがそれを総べて、消してくれたとは思えない。
                             素直でない 寅次郎
kyosin

rakutan

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torajiro0421 at 12:48|PermalinkComments(0) 独り言 

2013年11月04日

「初宮と753」

 白鳥神社で初宮と七五三を開催した。
昨年は9名のお参りであった。
今年は初宮が9名、七五三が17名、計26名。
昨年の約3倍とは驚いた。
何故だろう?
たまたまなのだろうか?
初宮の案内は昨年と変化はない。
七五三のポスターは一新した。
今年の秋の例祭は、かなり派手に宣伝した。
例祭ポスターも大きく豪華にした。
演芸会の復活、秘仏の公開・・・etc。
新聞紙上にいろいろ取り上げていただいた。
白鳥神社名が少しは認知されたのだろうか?
初宮、七五三共に、兄姉、ご両親、祖父母と賑やかである。
26名だと、最低で78名、最大で130名近くになる。
とても一度に拝殿には入りきれない。
2回に分けてやらせていただいた。
初宮は、赤子の泣き声が元気よく響く。
泣くのが仕事だから、泣かせておきない、と宮司は言う。
初宮は、人生に於ける、最初の儀式である。
七五三になると、きちんと神妙に構えている。
それだけの成長が見られる。
今朝の新聞に、小三の長男と5歳の長女に万引きをやらせていた親が逮捕。
何とも悲しい現実がある。
今の幸せを噛みしめて、良い家庭を築いて下さい、と結んだ。
                        子供がまぶしく見えた 寅次郎
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torajiro0421 at 18:19|PermalinkComments(0) 歳時記 

2013年11月02日

「週刊新潮の表紙」

 友人から絵を頂いた。
何処かで見た事がある絵だなー・・・。
「白鳥神社に関係のある絵だ」と言って渡された。
社務所にでも飾ろうと思い、頂いた。
ところが社務所の欄間に同じモノは飾ってあるではないか。
何か謂われがあるだろうと、額縁の裏を覗いた。
これは、週刊新潮、平成3年9月号の表紙であった。
作者は、田中正秋とある。
正確には版画である。
コピーか?
絵の下隅に、書き込みがあった。
54/100 白鳥神社大神楽 MASAAKI・TANAKAと。
社務所に掲げてあるものは、88/100・・・・だった。
これは100枚の内の54枚目と、88枚目の意なのか?
だとすれば本物なのか?
いや、それのコピーなのか?
絵の価値には、とんと疎い寅次郎には解らない。
それは別にして、新潮の表紙になった事が凄い。
22年前の事であるが、その時は脚光を浴びたのだろうか?
その3年後に、例祭日は変わり、三ヶ日が二日に減少。
衰退の方向に向いている。
逆に経済は上昇している。
物質文化が精神文化を無視する時代だったのか?
今もアベノミクスがもてはやされている。
そろそろ視点を変える時ではないのか・・・。
                             一人愚痴る 寅次郎
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sin3

sin4

sin1

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torajiro0421 at 09:19|PermalinkComments(0) 文化