2014年03月
2014年03月31日
「Look East」
藤政会新年総会は消費税値上げ寸前に行われた。
創立が昭和60年だから、今年で29年が過ぎた。
当初は53名でスタートした。
平成20年には、150名近くまで膨らんだ。
たちあがれ日本を結党した頃から、下降線をたどり始めた。
今ではついに100を切ってしまった。
ゴルフは100を切りたが、藤政会は100は切りたくない。
やはり、寄らば大樹なのか・・・離れてゆく。
維新の会の人気下降に、比例しているように・・・。
国政報告で藤井先生曰く。
今日本はLook Eastだと。
大事業が東に集中し、全員がそちらを向いている。
もともと、ルックイーストとは、
1980年代にマレーシアのマハティール首相が発した言葉。
復興著しい日本を中心に、東アジアに学べと。
意味は少し違うが、今、衆目は東日本である。
大震災復興、東京オリンピック、リニア新幹線、等々。
公共事業で空前の建設ラッシュが始まりつつある。
大阪以南はかすんでしまっている。
そこで橋下は、大阪都構想で、大阪の大改革を目論んだ。
だが、良い政策にもかかわらず、前に進めず一人相撲の体だ。
これで、愛する阪神タイガースがこけたら、わいですがな。
栃木の渡辺喜美先生も、何だべぇ・・・。
猪瀬の兄貴分か?8億円のアジェンダにヨレヨレ。
貸した方も、人間性が問われる発言に、守銭奴哀れ、の感。
カネなんざぁ貸した時は、やったと思わなきゃ・・・。
俺は貸さねぇよ・・・残念ながら、ねえから。
白鳥神社でも正月には熊手を売っている。
最高で一万円だが、来年は8億円のを売り出してみよう!
酔いに任せ、暴言も吐いたが、久々の政治談議だった。
酔って候 寅次郎





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創立が昭和60年だから、今年で29年が過ぎた。
当初は53名でスタートした。
平成20年には、150名近くまで膨らんだ。
たちあがれ日本を結党した頃から、下降線をたどり始めた。
今ではついに100を切ってしまった。
ゴルフは100を切りたが、藤政会は100は切りたくない。
やはり、寄らば大樹なのか・・・離れてゆく。
維新の会の人気下降に、比例しているように・・・。
国政報告で藤井先生曰く。
今日本はLook Eastだと。
大事業が東に集中し、全員がそちらを向いている。
もともと、ルックイーストとは、
1980年代にマレーシアのマハティール首相が発した言葉。
復興著しい日本を中心に、東アジアに学べと。
意味は少し違うが、今、衆目は東日本である。
大震災復興、東京オリンピック、リニア新幹線、等々。
公共事業で空前の建設ラッシュが始まりつつある。
大阪以南はかすんでしまっている。
そこで橋下は、大阪都構想で、大阪の大改革を目論んだ。
だが、良い政策にもかかわらず、前に進めず一人相撲の体だ。
これで、愛する阪神タイガースがこけたら、わいですがな。
栃木の渡辺喜美先生も、何だべぇ・・・。
猪瀬の兄貴分か?8億円のアジェンダにヨレヨレ。
貸した方も、人間性が問われる発言に、守銭奴哀れ、の感。
カネなんざぁ貸した時は、やったと思わなきゃ・・・。
俺は貸さねぇよ・・・残念ながら、ねえから。
白鳥神社でも正月には熊手を売っている。
最高で一万円だが、来年は8億円のを売り出してみよう!
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酔って候 寅次郎





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2014年03月29日
「白山信仰の謎と被差別部落」
この本の題名は、非常に興味を引いた。
著者は、前田速夫氏。雑誌“新潮”の元編集長。
とんでもない偉い人と、一昨年の夏、地元の割烹で同席した。
現在、民俗研究の第一人者とは知らずに・・・。
何故、強い興味を覚えたか。
寅は高校の時「部落問題に思う」と題して弁論大会に出た。
早稲田大隈講堂での全国大会で優勝した。
その時、自分の部落に対する思いは評価されたと思った。
以後、半世紀以上の間、深く考える事はなかった。
身近にある白山信仰は、部落に関係があると言うから驚きだ。
文中難しい表現があり、寅の頭では、理解が難しい。
神話伝説では、イザナミは死後、腐敗し醜い姿になる。
それを見たイザナギは驚き、イザナミと険悪な仲になる。
そこに、ククリヒメが現れ、禊祓いをして、仲を取り持つ。
穢れを祓い清めたククリヒメは白山の主祭神となる。
これが元で、白山神を祀る所に、被差別部落があると言う。
穢れを清めると言う事は、祭事では重要な役目である。
ところが、何時の時代からか、その人達は嫌われる人種に差別されていった。
短絡的な理解であろうか?
何故、そうなってしまったのか、寅は理解する力を持たない。
我が町の石徹白は白山信仰の聖地である。
されば、そこは被差別部落なのか?
そんなバカな事はない。
これまた、理解の出来ない処だ。
白山信仰の盛んな所へ、本願寺宗派が攻め込んできた。
日本にも昔は大きな宗教戦争であり、人々は闘ってきた。
だが、太平洋戦争後、宗教心は極度に薄れた。
今ある多くの宗教団体は税を逃れ、保守政治の補完勢力になり下がった。
阪神淡路大震災で、いち早く大量の紙オムツを提供したのは誰か?
教会でも寺でも神社でもなく、非合法のヤクザ組織、山口組だった。
宗教者よ、恥を知れ!
脱線しちゃったと言いながらも、文中で前田氏は怒っている。
魅力的な人だ 寅次郎



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著者は、前田速夫氏。雑誌“新潮”の元編集長。
とんでもない偉い人と、一昨年の夏、地元の割烹で同席した。
現在、民俗研究の第一人者とは知らずに・・・。
何故、強い興味を覚えたか。
寅は高校の時「部落問題に思う」と題して弁論大会に出た。
早稲田大隈講堂での全国大会で優勝した。
その時、自分の部落に対する思いは評価されたと思った。
以後、半世紀以上の間、深く考える事はなかった。
身近にある白山信仰は、部落に関係があると言うから驚きだ。
文中難しい表現があり、寅の頭では、理解が難しい。
神話伝説では、イザナミは死後、腐敗し醜い姿になる。
それを見たイザナギは驚き、イザナミと険悪な仲になる。
そこに、ククリヒメが現れ、禊祓いをして、仲を取り持つ。
穢れを祓い清めたククリヒメは白山の主祭神となる。
これが元で、白山神を祀る所に、被差別部落があると言う。
穢れを清めると言う事は、祭事では重要な役目である。
ところが、何時の時代からか、その人達は嫌われる人種に差別されていった。
短絡的な理解であろうか?
何故、そうなってしまったのか、寅は理解する力を持たない。
我が町の石徹白は白山信仰の聖地である。
されば、そこは被差別部落なのか?
そんなバカな事はない。
これまた、理解の出来ない処だ。
白山信仰の盛んな所へ、本願寺宗派が攻め込んできた。
日本にも昔は大きな宗教戦争であり、人々は闘ってきた。
だが、太平洋戦争後、宗教心は極度に薄れた。
今ある多くの宗教団体は税を逃れ、保守政治の補完勢力になり下がった。
阪神淡路大震災で、いち早く大量の紙オムツを提供したのは誰か?
教会でも寺でも神社でもなく、非合法のヤクザ組織、山口組だった。
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脱線しちゃったと言いながらも、文中で前田氏は怒っている。
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2014年03月27日
「茶々亭」
関東の友人が、うどん屋をおっぱじめた。
昔は、寅と一緒にゼネコンに居た。
彼は電気技術者だった。
昭和51年頃、一念発起して土建屋を立ち上げた。
以後、順調に推移し、地域の建設業協会topにまでなった。
一昨年、息子が後を継ぐと言うので譲った。
行動派の彼は、容易く隠居生活には入れない。
四国はうどんの本場、讃岐へ、うどんの修行に飛んだ。
会社で一緒に居た頃から、料理好きで、酒のつまみ当番だった。
まがいモノが多い昨今、本物の味を極めたいと言う。
チェーン店の様な金儲け主義ではない。
時間をかけ、お客さんの顔を見ながらの、昔風を夢見た。
こんなんじゃ多分、もうからねぇだろうなぁ・・・と呟く。
半分以上、道楽だ。
しかし、その裏は、大店舗の、無機質商法への挑戦だ。
消えかかっている、地域コミュニテーの復活を夢見る
余生を賭けるには良いテーマだ。
ところで、名前を付けてくれ。
そして、その看板を書いてくれ、ときた。
愚妻がやっていた、喫茶店“茶々”が気にいったと言う。
合点承知の介!と安請け合いしてから、悩んだ。
“うどん”と言う、簡単な字が、難しいのだ。
ありきたりの文字じゃ、面白くもおかしくもねぇ。
他に二つとねぇ“うどん”が書けねぇかと、いろいろ悩む。
縦、横一緒にしちまぇ!と独字を作った。
店の名は“茶々亭”
昔、江戸の街には飲み屋はなかったらしい。
酒が飲みたい時は、蕎麦屋だったとの事。
「親父、釜上げに、熱燗一丁!」「ヘーイ!」
うどん屋で、酒は合うかなー・・・。
笑門来福を祈る! 寅次郎




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昔は、寅と一緒にゼネコンに居た。
彼は電気技術者だった。
昭和51年頃、一念発起して土建屋を立ち上げた。
以後、順調に推移し、地域の建設業協会topにまでなった。
一昨年、息子が後を継ぐと言うので譲った。
行動派の彼は、容易く隠居生活には入れない。
四国はうどんの本場、讃岐へ、うどんの修行に飛んだ。
会社で一緒に居た頃から、料理好きで、酒のつまみ当番だった。
まがいモノが多い昨今、本物の味を極めたいと言う。
チェーン店の様な金儲け主義ではない。
時間をかけ、お客さんの顔を見ながらの、昔風を夢見た。
こんなんじゃ多分、もうからねぇだろうなぁ・・・と呟く。
半分以上、道楽だ。
しかし、その裏は、大店舗の、無機質商法への挑戦だ。
消えかかっている、地域コミュニテーの復活を夢見る
余生を賭けるには良いテーマだ。
ところで、名前を付けてくれ。
そして、その看板を書いてくれ、ときた。
愚妻がやっていた、喫茶店“茶々”が気にいったと言う。
合点承知の介!と安請け合いしてから、悩んだ。
“うどん”と言う、簡単な字が、難しいのだ。
ありきたりの文字じゃ、面白くもおかしくもねぇ。
他に二つとねぇ“うどん”が書けねぇかと、いろいろ悩む。
縦、横一緒にしちまぇ!と独字を作った。
店の名は“茶々亭”
昔、江戸の街には飲み屋はなかったらしい。
酒が飲みたい時は、蕎麦屋だったとの事。
「親父、釜上げに、熱燗一丁!」「ヘーイ!」
うどん屋で、酒は合うかなー・・・。
笑門来福を祈る! 寅次郎




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2014年03月25日
「グリーンドクター」
稲荷神社境内の古木が枯れ始めた。
欅の巨木。
木の周囲=4m、高さ=28m、推定年齢=500歳。
等神社に総代16名居るが、これに詳しい者はいない。
一人、営林署出身者が居るが、明言を避ける。
土建屋寅次郎も、一応、一級造園管理技士である。
ペーパー試験で辛うじて得た資格だから、実戦は弱い。
やむなく、緑の相談室、グリーンドクターにSOS!
1時間余に渡り、問診から始まり、診察を受けた。
木は喋らねぇから、宮司と寅が問診に答えた。
病み始めたのは、10年程前から。
数年前にも、一度樹木医に見せた。
その時は、南側は治療をした。
30cm程掘り返し土を入れ替え、養分を補給した。
現況は、
最上部にある、2本の枝が枯れている。
枝と言っても、太さ20cm位はありそうだ。
樹皮は北側のみが激しく剥がれている。
南側は蒼苔が繁茂している。
と言う事は、樹皮と木の間に水分があると言う事らしい。
北側は、稲荷神社の参道があり、掘り起こせない。
そのせいであろうか?
掘り起こして治るならば、参道の掘り越しもやぶさかではない。
しかし、一度枯れたモノは、元へは戻らないと言う。
せいぜい、生きている根を養生する位との事。
ドクターも、これと言った処方箋を出さない。
話を聞いて、こちらが最終判断を下さないといけない。
何はさておき、先端の枯れ枝の落下するのが怖い。
今年の雪でも落ちていないから、すぐにとは言わないだろうが。
もし落下して、参拝者にでも当たれば、重傷は免れないだろう。
榎が倒れた如く、ある日突然が怖い。
早急に枯れ枝を打とう!
祟りだ!と言われない様に 寅次郎





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欅の巨木。
木の周囲=4m、高さ=28m、推定年齢=500歳。
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一人、営林署出身者が居るが、明言を避ける。
土建屋寅次郎も、一応、一級造園管理技士である。
ペーパー試験で辛うじて得た資格だから、実戦は弱い。
やむなく、緑の相談室、グリーンドクターにSOS!
1時間余に渡り、問診から始まり、診察を受けた。
木は喋らねぇから、宮司と寅が問診に答えた。
病み始めたのは、10年程前から。
数年前にも、一度樹木医に見せた。
その時は、南側は治療をした。
30cm程掘り返し土を入れ替え、養分を補給した。
現況は、
最上部にある、2本の枝が枯れている。
枝と言っても、太さ20cm位はありそうだ。
樹皮は北側のみが激しく剥がれている。
南側は蒼苔が繁茂している。
と言う事は、樹皮と木の間に水分があると言う事らしい。
北側は、稲荷神社の参道があり、掘り起こせない。
そのせいであろうか?
掘り起こして治るならば、参道の掘り越しもやぶさかではない。
しかし、一度枯れたモノは、元へは戻らないと言う。
せいぜい、生きている根を養生する位との事。
ドクターも、これと言った処方箋を出さない。
話を聞いて、こちらが最終判断を下さないといけない。
何はさておき、先端の枯れ枝の落下するのが怖い。
今年の雪でも落ちていないから、すぐにとは言わないだろうが。
もし落下して、参拝者にでも当たれば、重傷は免れないだろう。
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早急に枯れ枝を打とう!
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2014年03月23日
「今朝の駄句」
今朝は少し春らしい。
裏の川には昨晩から太公望が陣取り。
他県ナンバーの車が、川原で野宿の体制。
今日は、あまごの放流があるらしい。
地元の人は贅沢というか、誰も竿を出さない。
遠来のお客様に遠慮をしての、ささやかなおもてなしか?
それとも、釣堀状態での釣りに、プライドが許さないのか?
地元民は、明日から釣り残したのを釣るだろう。
徐々に野生化してくるのを待つのか?
愚宅前の畑のたまねぎが落ち着かない。
朝見るたびに、浮き上がって、倒れている。
何時もなら、雪に抑えられているのに。
今年は、その雪がなく、霜柱が毎朝の如く立つのだ。
もみぬかを撒いたが、追いつかない。
「おそ霜に たまねぎの奴 浮かれおり」
今年は玉ねぎが高騰するぞ!
春は選抜からというが、ヨモギの芽吹きも早い。
枯れ草の下で、春の色を見せている。
「真っ先に 春の気配は ヨモギたち」
今年は猫柳が白くならない。
雪不足で、白く染まれないのか?
中国からの黄砂の影響だろうか?
「黄砂なの 白くなれない ねこやなぎ」
思えば昔は、雪を踏みしめ、竿を振っていた。
あまごも温暖化なのか、水ぬるまないと食まない。
すべてが温暖化傾向!
人までも・・・ 寅次郎





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他県ナンバーの車が、川原で野宿の体制。
今日は、あまごの放流があるらしい。
地元の人は贅沢というか、誰も竿を出さない。
遠来のお客様に遠慮をしての、ささやかなおもてなしか?
それとも、釣堀状態での釣りに、プライドが許さないのか?
地元民は、明日から釣り残したのを釣るだろう。
徐々に野生化してくるのを待つのか?
愚宅前の畑のたまねぎが落ち着かない。
朝見るたびに、浮き上がって、倒れている。
何時もなら、雪に抑えられているのに。
今年は、その雪がなく、霜柱が毎朝の如く立つのだ。
もみぬかを撒いたが、追いつかない。
「おそ霜に たまねぎの奴 浮かれおり」
今年は玉ねぎが高騰するぞ!
春は選抜からというが、ヨモギの芽吹きも早い。
枯れ草の下で、春の色を見せている。
「真っ先に 春の気配は ヨモギたち」
今年は猫柳が白くならない。
雪不足で、白く染まれないのか?
中国からの黄砂の影響だろうか?
「黄砂なの 白くなれない ねこやなぎ」
思えば昔は、雪を踏みしめ、竿を振っていた。
あまごも温暖化なのか、水ぬるまないと食まない。
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2014年03月21日
「たまゆらに」
風邪がこじれて体調は極めて不良。
酒もまずく、気分は晴れない。
外にも出られない。
こんな時は、楽しい本を読むに限る。
山本一力に限る!
多くを、床の中で読むのだけれど、これが良くない。
風邪は、床に入り、暖かくして眠るのが鉄則。
一力の本は、それが出来ない。
夜更けまで、ページを繰る手が止まらない。
もう少し、もう一ページ・・・・。
江戸日本橋の大店へ、魚屋の娘、静江は嫁いだ。
娘を産んだが、跡取りの男が産めない。
過酷ないじめにあい、離縁させられる。
娘は朋乃と言う名の、利発な子。
成長して、女だてらに天秤担いで、青菜を売り歩く。
ある朝早く、橋の上で、50両入りの財布を拾っちゃう。
ここから話がややこしくなる。
だが、面白いよ、お立会!
江戸情緒たっぷりだよ、お立会!
岡っ引き二人、市場の頭、頭取番頭、ぐうたら跡取り、
グルの手代、意地悪姑、威張る妾、多士済々。
粋なセリフ、胸のすく啖呵、時々犬のゴンが頷く。
貧乏だが凛として生きる、江戸庶民。
その矜持が胸を打つ!
風邪が治らねぇ 寅次郎
注:たまゆらは勾玉同士が触れて出る、かすかな音。
或いは、ほんのしばらくの間、の意らしい。



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酒もまずく、気分は晴れない。
外にも出られない。
こんな時は、楽しい本を読むに限る。
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風邪は、床に入り、暖かくして眠るのが鉄則。
一力の本は、それが出来ない。
夜更けまで、ページを繰る手が止まらない。
もう少し、もう一ページ・・・・。
江戸日本橋の大店へ、魚屋の娘、静江は嫁いだ。
娘を産んだが、跡取りの男が産めない。
過酷ないじめにあい、離縁させられる。
娘は朋乃と言う名の、利発な子。
成長して、女だてらに天秤担いで、青菜を売り歩く。
ある朝早く、橋の上で、50両入りの財布を拾っちゃう。
ここから話がややこしくなる。
だが、面白いよ、お立会!
江戸情緒たっぷりだよ、お立会!
岡っ引き二人、市場の頭、頭取番頭、ぐうたら跡取り、
グルの手代、意地悪姑、威張る妾、多士済々。
粋なセリフ、胸のすく啖呵、時々犬のゴンが頷く。
貧乏だが凛として生きる、江戸庶民。
その矜持が胸を打つ!
風邪が治らねぇ 寅次郎
注:たまゆらは勾玉同士が触れて出る、かすかな音。
或いは、ほんのしばらくの間、の意らしい。



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2014年03月19日
「抜かれちゃった!」
2本も抜かれちゃった。
ここ2〜3年、歯医者に行かなかった。
多忙でもあったが、歯の調子は良かったのだ。
ところが昨年後半から時折り、痛みが走りだした。
歯が悪くなると、ゴルフボールがまっすぐ飛ばない。
痛い方に曲がる! 寅の新理論だ。
噛むバランスが悪く、軸が傾くのだ。
打つ時は、歯を食いしばるが、それが出来ないのだ。
“歯を治せば、ゴルフは伸びる!”
これ位のコマーシャルを歯医者は出してみろ!
下手なゴルファーが押し寄せてくるぜ。
振り返れば、100が切れなくなった頃から、歯は痛んだ。
片方で噛んで、凌いでいた。
自分の新理論を忘れていた。
思いだして、いやな歯医者の門をくぐった。
「よくこれまで放置していたなぁー」
「治らない、抜くしかない」と宣告された。
歯など、暫く抜いたことがない。
昔は、痛かった記憶がある。
大の大人が「いやだ!」と言う訳にはゆかない。
観念した。
麻酔注射がチクリとした。
それ以外は、騒ぐほどの痛みは皆無だった。
“やれやれ”
これも、ゴルフが上手くなる為の試練だ!
次の週に、もう一本抜かれた。
さすがに、モノが食べずらい。
きちんと治すには、3カ月位はかかると言う。
ゴルフが回復するのは梅雨明けの頃だろうか?
痛いの痛いの飛んでけーツ!
真っ直ぐに 寅次郎




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ここ2〜3年、歯医者に行かなかった。
多忙でもあったが、歯の調子は良かったのだ。
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歯が悪くなると、ゴルフボールがまっすぐ飛ばない。
痛い方に曲がる! 寅の新理論だ。
噛むバランスが悪く、軸が傾くのだ。
打つ時は、歯を食いしばるが、それが出来ないのだ。
“歯を治せば、ゴルフは伸びる!”
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振り返れば、100が切れなくなった頃から、歯は痛んだ。
片方で噛んで、凌いでいた。
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思いだして、いやな歯医者の門をくぐった。
「よくこれまで放置していたなぁー」
「治らない、抜くしかない」と宣告された。
歯など、暫く抜いたことがない。
昔は、痛かった記憶がある。
大の大人が「いやだ!」と言う訳にはゆかない。
観念した。
麻酔注射がチクリとした。
それ以外は、騒ぐほどの痛みは皆無だった。
“やれやれ”
これも、ゴルフが上手くなる為の試練だ!
次の週に、もう一本抜かれた。
さすがに、モノが食べずらい。
きちんと治すには、3カ月位はかかると言う。
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2014年03月17日
「今年も開幕2連勝!」
開幕は長年、岐阜市島西グランドだった。
ところがこのグランドを芝化すると言う事で場所替えを余儀なくされた。
場所は岐阜市の東部、諏訪山グランド。
4面が取れ、12チームが集まり開幕式。
時おり北風が吹き、グランドコートが離せない。
会長挨拶は I shall return!
小保方細胞はやや怪しくなってきたが、若返ろう!と訴える。
そして何時までも元気にソフトボールが出来るようにと。
我がチームは、今年、土の上でボールを握ったのは今日で2回目。
今年の寒気は意外と厳しく、雪はなかったが霜柱に邪魔された。
その上、今日は集まりが極端に悪い。
消費税上昇で駆け込み工事に追われ、暇がないと言う。
消費税増税が、ソフトボールに影響するとは思わなかった。
スコアラー入れて11名の参加。
来たのは、仕事に追われない、年寄りばかり!
全員がフル出場、そして怪我は許されない。
第一試合は高山。
鷲見保がバカ当たり!2ホーマーを放ち5:3で退けた。
第二試合は岐阜のグレートベアーズ。
初戦をモノにして、勢いがついてきた。
控え選手が居なくて、チョンボしても代えられる心配はない。
そんな事で、のびのびプレーが、答えを出した。
7:0のシャットアウト勝ち!
寅も膝に爆弾を抱えながらも、休むわけにはゆかない。
恐る恐るやったが、破裂は免れた。
5打数2安打、2打点、1犠打。9番セカンドを死守。
若手不在の中での2連勝は、飲まずには済まない。
全員が集まり、久々に美酒を痛飲!
言いたい放題に盛り上がった。
騙し騙しなら、何とかプレー出来る事に大きな喜び。
又忙しい一年が幕を開けた。
無事是名馬か? 寅次郎







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ところがこのグランドを芝化すると言う事で場所替えを余儀なくされた。
場所は岐阜市の東部、諏訪山グランド。
4面が取れ、12チームが集まり開幕式。
時おり北風が吹き、グランドコートが離せない。
会長挨拶は I shall return!
小保方細胞はやや怪しくなってきたが、若返ろう!と訴える。
そして何時までも元気にソフトボールが出来るようにと。
我がチームは、今年、土の上でボールを握ったのは今日で2回目。
今年の寒気は意外と厳しく、雪はなかったが霜柱に邪魔された。
その上、今日は集まりが極端に悪い。
消費税上昇で駆け込み工事に追われ、暇がないと言う。
消費税増税が、ソフトボールに影響するとは思わなかった。
スコアラー入れて11名の参加。
来たのは、仕事に追われない、年寄りばかり!
全員がフル出場、そして怪我は許されない。
第一試合は高山。
鷲見保がバカ当たり!2ホーマーを放ち5:3で退けた。
第二試合は岐阜のグレートベアーズ。
初戦をモノにして、勢いがついてきた。
控え選手が居なくて、チョンボしても代えられる心配はない。
そんな事で、のびのびプレーが、答えを出した。
7:0のシャットアウト勝ち!
寅も膝に爆弾を抱えながらも、休むわけにはゆかない。
恐る恐るやったが、破裂は免れた。
5打数2安打、2打点、1犠打。9番セカンドを死守。
若手不在の中での2連勝は、飲まずには済まない。
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又忙しい一年が幕を開けた。
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2014年03月15日
「崩壊の序曲」
一昨年、中国を旅したお陰で、いろいろと目に付く。
今朝の新聞は、四川省大同市の城壁再建を報じていた。
1兆7千億円をかけて、再開発を進めている。
だが、資金ショートで工事がストップ状態。
我々が行った時も盛んに工事をやっていた。
毛沢東の文化大革命で、古いモノを壊し、新しくするのだと。
今時、城壁等は古いから価値があるのではないのか?
これはインフラ整備ではない。
単なる、道楽に見えてしまう。
ひと気のない郊外には、高層マンションの建設ラッシュだった。
方や、古い建物を壊すのは、人力でやっていた。
歩道では屋外食堂よろしく、昼食中?
このギャップは、なかなか理解できない。
昨年、同じ山西省太原で連続爆発事件があった。
天安門広場では、車が突っ込んだ炎上騒ぎもあった。
そして今回、昆明のテロは生々しい。
民族間の対立は、徐々に表面化してきている。
極端な貧富の差は、いずれ爆発しそうだ。
大都市の空気は、汚染の極致。
急速な発展、成長の陰に苦しみ喘ぐ人有り。
内政に大きな問題を抱えながらも政府は息盛んだ。
人の海には侵入する、空には境界の線を勝手に引き直す。
軍事費は、年々上昇の一途。
このまま、この先、何年も続くのだろうか?
かつての日本がそうであったように・・・。
中国の若者が我が町にも研修に来ている。
彼等は、何と思っているのだろうか?
郡上市にも国際交流委員会がある、触れている風はない。
平和ボケも極まれりか?
安倍にませておいて良いのだろうか・・・。
心配性の 寅次郎









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今朝の新聞は、四川省大同市の城壁再建を報じていた。
1兆7千億円をかけて、再開発を進めている。
だが、資金ショートで工事がストップ状態。
我々が行った時も盛んに工事をやっていた。
毛沢東の文化大革命で、古いモノを壊し、新しくするのだと。
今時、城壁等は古いから価値があるのではないのか?
これはインフラ整備ではない。
単なる、道楽に見えてしまう。
ひと気のない郊外には、高層マンションの建設ラッシュだった。
方や、古い建物を壊すのは、人力でやっていた。
歩道では屋外食堂よろしく、昼食中?
このギャップは、なかなか理解できない。
昨年、同じ山西省太原で連続爆発事件があった。
天安門広場では、車が突っ込んだ炎上騒ぎもあった。
そして今回、昆明のテロは生々しい。
民族間の対立は、徐々に表面化してきている。
極端な貧富の差は、いずれ爆発しそうだ。
大都市の空気は、汚染の極致。
急速な発展、成長の陰に苦しみ喘ぐ人有り。
内政に大きな問題を抱えながらも政府は息盛んだ。
人の海には侵入する、空には境界の線を勝手に引き直す。
軍事費は、年々上昇の一途。
このまま、この先、何年も続くのだろうか?
かつての日本がそうであったように・・・。
中国の若者が我が町にも研修に来ている。
彼等は、何と思っているのだろうか?
郡上市にも国際交流委員会がある、触れている風はない。
平和ボケも極まれりか?
安倍にませておいて良いのだろうか・・・。
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2014年03月13日
「忘れない!」
3年が過ぎた。
今年はテレビの前で黙祷を捧げた。
気仙沼の第18共徳丸が消えた。
震災一カ月後、気仙沼に入り信じられないモノ沢山見た。
取り分け、この船に大きなショックを受けた。
友達と二人で行き、しばしその場を動けなかった。
ある人が、そばに寄ってきた。
我々が作業服姿だったせいか、声をかけて来た。
「この船を早く始末してくれ」と言う。
「この船の下は、俺の家があった所なんだ」と。
我々を解体屋と見込んだようだった。
その後も、気仙沼に行く度に、この船に出会ってきた。
五度目に行った時、解体が決まり、周囲は白いフェンスに囲まれていた。
周囲の景色が変わってゆく中で、この船だけは変わらなかった。
気仙沼市はこの一帯を記念公園にして残すと言っていたのに。
しかし、この次来る時は、もういないのか・・・。
訳もなく、もの凄く淋しかった。
“忘れてほしくない”と言いながら、震災遺構が消えてゆく。
“思い出したくないから”と言いながら、忘れてほしくない、と言う矛盾。
つらい思いをする人達は、今を生きている人達だ。
不謹慎なモノ言いかもしれないが、
命尽きれば、その思いも消えてなくなるだろう。
それと同時に、全てが忘却されては、あまりにも淋しい。
遺構を残せば、500年、1000年先までも記憶に留まらないだろうか。
部外者が、深い痛みも解らずに、とお叱りは覚悟の上だ。
何の災害遺構もなくなり、新しい街だけが出来ても・・・。
そこへは、訪れる意味も薄らぐ。
手を合わせる対象物もなくなり、穏やかな海を見るだけだ。
今は、本当に辛いかも知れない。
でも、もう少し先を見て下さい。
連綿と命を繋ぐ子孫に、思いを馳せて・・・。
亡くなられた方々に酬いる為にも。
そして、忘れない為にも・・・。
空襲生き残り派 寅次郎





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今年はテレビの前で黙祷を捧げた。
気仙沼の第18共徳丸が消えた。
震災一カ月後、気仙沼に入り信じられないモノ沢山見た。
取り分け、この船に大きなショックを受けた。
友達と二人で行き、しばしその場を動けなかった。
ある人が、そばに寄ってきた。
我々が作業服姿だったせいか、声をかけて来た。
「この船を早く始末してくれ」と言う。
「この船の下は、俺の家があった所なんだ」と。
我々を解体屋と見込んだようだった。
その後も、気仙沼に行く度に、この船に出会ってきた。
五度目に行った時、解体が決まり、周囲は白いフェンスに囲まれていた。
周囲の景色が変わってゆく中で、この船だけは変わらなかった。
気仙沼市はこの一帯を記念公園にして残すと言っていたのに。
しかし、この次来る時は、もういないのか・・・。
訳もなく、もの凄く淋しかった。
“忘れてほしくない”と言いながら、震災遺構が消えてゆく。
“思い出したくないから”と言いながら、忘れてほしくない、と言う矛盾。
つらい思いをする人達は、今を生きている人達だ。
不謹慎なモノ言いかもしれないが、
命尽きれば、その思いも消えてなくなるだろう。
それと同時に、全てが忘却されては、あまりにも淋しい。
遺構を残せば、500年、1000年先までも記憶に留まらないだろうか。
部外者が、深い痛みも解らずに、とお叱りは覚悟の上だ。
何の災害遺構もなくなり、新しい街だけが出来ても・・・。
そこへは、訪れる意味も薄らぐ。
手を合わせる対象物もなくなり、穏やかな海を見るだけだ。
今は、本当に辛いかも知れない。
でも、もう少し先を見て下さい。
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亡くなられた方々に酬いる為にも。
そして、忘れない為にも・・・。
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2014年03月11日
「影法師」続き
下士である父・千兵衛は上士に向かって刀を抜いた。
バカな上士「上士に向かって刀を抜くか、控えろ!」
千兵衛「子供見殺しにする親など、おらぬわ!」
バカな上司は腕を切られ悲鳴を上げ、刀を落として逃げた。
千兵衛は足が悪く、バカ上士の家来二人に槍で突かれて死んだ。
理不尽!
子供ながらに、勘一は号泣した。
その時、「泣くな!」「武士の子は泣くものではない!」
「お前の父は三人を相手に奮戦した。まことの侍だ。その侍の子が泣くな!」
こう言い放った少年が、もう一人の主人公“磯貝彦四郎”
以後二人は、竹馬の友、刎頸の友となり、青春時代をおくり成長してゆく。
二人は、下士と上士であるが、その境を乗り越えて繋がる。
それは、互いをとことん信頼する事に尽きた。
文中に百姓一揆が出てくる。
おらが郡上にも“宝暦騒動”と言う百姓一揆があった。
一揆には勝者はないと言われる。
藩主も厳罰を食らうが、何といっても民百姓が哀れだ。
首謀者の家族、親、妻、子供まで貼り付け獄門だ。
子供を槍で殺される所を、勘一は見て、これも理不尽!叫ぶ。
これを見て、彼は干潟を豊田に変え、貧乏脱出を夢見る。
されど改革者は常に叩かれる。
が彼は怯まない。
時には、闇の悪党と闘い、それらを抹殺している。
そして、自分も何時殺されるか解らないと思う。
でも、志半ばであろうと、彼は死を恐れない。
親友、彦四郎は、訳あって逐電する。
そこまでして、刎頸の友・勘一を、蔭からサポートする。
ここらの機微は、下手な文章では伝えられない。
今の時代、大いに薦めたい一冊だ。
人間の奥底に住む、崇高な精神。
こうゆうのを全然知らないのを、クズだ、と百田は言うのだろう。
新都知事は読んだだろうか?
余計なお世話か・・・寅次郎


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バカな上士「上士に向かって刀を抜くか、控えろ!」
千兵衛「子供見殺しにする親など、おらぬわ!」
バカな上司は腕を切られ悲鳴を上げ、刀を落として逃げた。
千兵衛は足が悪く、バカ上士の家来二人に槍で突かれて死んだ。
理不尽!
子供ながらに、勘一は号泣した。
その時、「泣くな!」「武士の子は泣くものではない!」
「お前の父は三人を相手に奮戦した。まことの侍だ。その侍の子が泣くな!」
こう言い放った少年が、もう一人の主人公“磯貝彦四郎”
以後二人は、竹馬の友、刎頸の友となり、青春時代をおくり成長してゆく。
二人は、下士と上士であるが、その境を乗り越えて繋がる。
それは、互いをとことん信頼する事に尽きた。
文中に百姓一揆が出てくる。
おらが郡上にも“宝暦騒動”と言う百姓一揆があった。
一揆には勝者はないと言われる。
藩主も厳罰を食らうが、何といっても民百姓が哀れだ。
首謀者の家族、親、妻、子供まで貼り付け獄門だ。
子供を槍で殺される所を、勘一は見て、これも理不尽!叫ぶ。
これを見て、彼は干潟を豊田に変え、貧乏脱出を夢見る。
されど改革者は常に叩かれる。
が彼は怯まない。
時には、闇の悪党と闘い、それらを抹殺している。
そして、自分も何時殺されるか解らないと思う。
でも、志半ばであろうと、彼は死を恐れない。
親友、彦四郎は、訳あって逐電する。
そこまでして、刎頸の友・勘一を、蔭からサポートする。
ここらの機微は、下手な文章では伝えられない。
今の時代、大いに薦めたい一冊だ。
人間の奥底に住む、崇高な精神。
こうゆうのを全然知らないのを、クズだ、と百田は言うのだろう。
新都知事は読んだだろうか?
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2014年03月10日
「影法師」前段
山本一力は、江戸庶民の人情と心意気で泣かせる。
そこへゆくと、百田直樹はハイブリッドだ。
最初に読んだのが「永遠のゼロ」〜戦争の秘話。
二冊目が「海賊と呼ばれた男」〜出光佐三の男意気。
そしてこの三冊目は「影法師」〜下級武士の矜持。
ジャンルが総て違う、まさに雑種(ハイブリッド)
しかし、そのジャンル一つ一つが、超一流。
高級な雑種、血統書等いらない雑種だ。
話は少し古いが、
先般の都知事選で、彼は田母神以外は屑だと切り捨てた。
NHKの経営委員としては、立場上やや勇み足か?
でも、うなずけるよ。
百田さん、気にする事ぁありやせん、会長さんが、会長さんだから。
籾井っていうから、百姓組合の頭かと思ったぜ。
そんなンが、慰安婦問題だ、第四条がどうしたなんて、所詮無理よ。
そんな奴に、税金から年間¥3,000万強、支払われているらしい。
自分ちのテレビに出てきて「すんませんでした」ばかり言ってて。
寅は何が言いたいのか解らなくなってきた。
そうだ、百田ハイブリット論だ。
武士の世界は、総て世襲制。
嫡男はバカでもチョンでも家を継げる。
次男、三男はいくら優秀でも、せいぜい養子縁組で名を建てる位。
今回出てきた主要候補者の図々しさに驚く。
自分でケツ割った自民へ、尻尾振ってゆく恥知らずの種馬。
それで勝てるとみて、受けた自民。
一億の金でケツ割った総理の座を忘れ、5,000万不浄金のケツ拭き殿様。
その又、尻拭きに恥もなく出てきた、郵便局の敵、元やもめ宰相。
百田ならずとも、人間の屑とはまさに二重丸!
主人公・戸田勘一が7歳の時、上士侍の無法な刃に切られる寸前、
下士ではあるが父・千兵衛は、我が子を庇い、死を覚悟で相手に向かった。
こんな屑侍は切るに値すると・・・・。
ここから“影法師”は始まるのである。
あまりの腹立たしさに、前段が長くなってしまった。
明日に続く 寅次郎



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そこへゆくと、百田直樹はハイブリッドだ。
最初に読んだのが「永遠のゼロ」〜戦争の秘話。
二冊目が「海賊と呼ばれた男」〜出光佐三の男意気。
そしてこの三冊目は「影法師」〜下級武士の矜持。
ジャンルが総て違う、まさに雑種(ハイブリッド)
しかし、そのジャンル一つ一つが、超一流。
高級な雑種、血統書等いらない雑種だ。
話は少し古いが、
先般の都知事選で、彼は田母神以外は屑だと切り捨てた。
NHKの経営委員としては、立場上やや勇み足か?
でも、うなずけるよ。
百田さん、気にする事ぁありやせん、会長さんが、会長さんだから。
籾井っていうから、百姓組合の頭かと思ったぜ。
そんなンが、慰安婦問題だ、第四条がどうしたなんて、所詮無理よ。
そんな奴に、税金から年間¥3,000万強、支払われているらしい。
自分ちのテレビに出てきて「すんませんでした」ばかり言ってて。
寅は何が言いたいのか解らなくなってきた。
そうだ、百田ハイブリット論だ。
武士の世界は、総て世襲制。
嫡男はバカでもチョンでも家を継げる。
次男、三男はいくら優秀でも、せいぜい養子縁組で名を建てる位。
今回出てきた主要候補者の図々しさに驚く。
自分でケツ割った自民へ、尻尾振ってゆく恥知らずの種馬。
それで勝てるとみて、受けた自民。
一億の金でケツ割った総理の座を忘れ、5,000万不浄金のケツ拭き殿様。
その又、尻拭きに恥もなく出てきた、郵便局の敵、元やもめ宰相。
百田ならずとも、人間の屑とはまさに二重丸!
主人公・戸田勘一が7歳の時、上士侍の無法な刃に切られる寸前、
下士ではあるが父・千兵衛は、我が子を庇い、死を覚悟で相手に向かった。
こんな屑侍は切るに値すると・・・・。
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あまりの腹立たしさに、前段が長くなってしまった。
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2014年03月08日
「徳州会病院」
主治医が岐大から、兵庫医大の教授に栄転された。
つられて、寅の診察場所も変更になった。
岐阜大学病院から、大垣徳州会病院へと。
今日、始めて、そこでの診察を受けた。
徳州会の元祖は、徳田虎雄氏だ。
彼には想い出がある。
昭和56年、郡上JCが彼の講演会を開いた。
その時の彼は、徳州会を全国各地に造り始めていた時だ。
病院改革を謳い、時代の寵児であった。
JCメンバーが虎雄氏を、富山に迎えに行った時のエピソード。
時間がない、車のスピードを上げろ!と虎雄氏が指示。
お陰で、運転手は2回、スピード違反で捕まった。
講演会後の懇親会で、彼は大法螺を吹いた。
「俺は世界の大統領になる!」と。
出席メンバー個々にも、今後の目標を言え、と迫った。
その中の一人が、
「僕は、ゴルフのシングルを目指す!」と言った。
「バカ者!くだらない遊びに現をぬかすんじゃない!」と虎雄氏。
だが、発言者はひるまなかった。
その後、見事にシングルプレーヤーになった。
その上、地域の商業集積をまとめ、街を発展させた。
そして、一昨日、65歳を一期として、アッサリ旅立った。
その名は、郡上JC第13代理事長、島崎栄治君。
一か月前、JCの銀婚式で、乾杯の音頭を取ったばかりだったのに。
通夜に参り、虎雄氏とのやり取りが、鮮明に蘇った。
一方、虎雄氏は、筋委縮の難病で、会話も出来ず療養中との事。
明日をも知れぬ命と聞く、75歳。
二人共、時代を猛スピードで走り抜けて来た感じ。
大きな業績を残したが、ゴールが早過ぎた。
凡人の寅は、その病院で診てもらい、健康を保っている。
何か複雑な、今日の受診であった。
生き方は様々か・・・。
馬齢を重ねるだけの 寅次郎


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つられて、寅の診察場所も変更になった。
岐阜大学病院から、大垣徳州会病院へと。
今日、始めて、そこでの診察を受けた。
徳州会の元祖は、徳田虎雄氏だ。
彼には想い出がある。
昭和56年、郡上JCが彼の講演会を開いた。
その時の彼は、徳州会を全国各地に造り始めていた時だ。
病院改革を謳い、時代の寵児であった。
JCメンバーが虎雄氏を、富山に迎えに行った時のエピソード。
時間がない、車のスピードを上げろ!と虎雄氏が指示。
お陰で、運転手は2回、スピード違反で捕まった。
講演会後の懇親会で、彼は大法螺を吹いた。
「俺は世界の大統領になる!」と。
出席メンバー個々にも、今後の目標を言え、と迫った。
その中の一人が、
「僕は、ゴルフのシングルを目指す!」と言った。
「バカ者!くだらない遊びに現をぬかすんじゃない!」と虎雄氏。
だが、発言者はひるまなかった。
その後、見事にシングルプレーヤーになった。
その上、地域の商業集積をまとめ、街を発展させた。
そして、一昨日、65歳を一期として、アッサリ旅立った。
その名は、郡上JC第13代理事長、島崎栄治君。
一か月前、JCの銀婚式で、乾杯の音頭を取ったばかりだったのに。
通夜に参り、虎雄氏とのやり取りが、鮮明に蘇った。
一方、虎雄氏は、筋委縮の難病で、会話も出来ず療養中との事。
明日をも知れぬ命と聞く、75歳。
二人共、時代を猛スピードで走り抜けて来た感じ。
大きな業績を残したが、ゴールが早過ぎた。
凡人の寅は、その病院で診てもらい、健康を保っている。
何か複雑な、今日の受診であった。
生き方は様々か・・・。
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2014年03月06日
「越美ぶんけん」
水谷先生との出会いから、早、6年が過ぎようとしている。
大和町、篠脇山荘で受けた講義が初めてである。
その後、場所を白鳥に移して、月に2回の読書会。
方丈記、平家物語、仏像と続いているが、面白い。
一昨年は中国山西省、太原へ旅した。
“日本仏教の源郷を訪ねて”と題して、五台山中心に。
秋には、おもしろ石徹白と銘打って、石徹白再発見。
昨年は、円空一色。
志摩へ円空の書いた仏画200枚を鑑賞に。
秋には、白鳥神社の秘仏十一面観音のご開帳。
哲学者・梅原 猛先生をもお招きしてシンポジューム。
その他、数多くのイベントをやってきた。
水谷先生をフルに活かそう!と遠慮なく、お付き合い願った。
地域が楽しく、元気になるように!と勝手に思い込んで。
お陰さまで、思いもよらない方々との出会いもありました。
越美文化研究所≒越美ぶんけん→代表・水谷慶一。
この団体が、この先、活動しやすいように、法人化を図ろう。
と言う事で、この度、NPO法人・越美ぶんけんが設立された。
昨日、その設立総会が開かれた。
その時、水谷先生がNHK時代に制作したDVDの放映があった。
「知られざる古代」 昔、本は読んだが映像は初めてだった。
古代人が、東西に引いた一本の線に、多くの謎が生まれて来る。
北緯34度32分。
東の端には伊勢神宮(斎宮)、西の端には、淡路の伊勢がある。
それは、太陽の道であると説く。
似た道は、朝鮮にもあり、沖縄にもあると言う。
文明の利器はないが、大空を見つめ、地上に線を引いた古代人。
それらは、壮大なドラマに見えて来る。
話は、時に、脇道にもそれるが、どんどんと面白く進む。
それが“ぶんけん”とやらである。
裃脱いで、気楽に群れよう!
何かが生まれる! 寅次郎
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大和町、篠脇山荘で受けた講義が初めてである。
その後、場所を白鳥に移して、月に2回の読書会。
方丈記、平家物語、仏像と続いているが、面白い。
一昨年は中国山西省、太原へ旅した。
“日本仏教の源郷を訪ねて”と題して、五台山中心に。
秋には、おもしろ石徹白と銘打って、石徹白再発見。
昨年は、円空一色。
志摩へ円空の書いた仏画200枚を鑑賞に。
秋には、白鳥神社の秘仏十一面観音のご開帳。
哲学者・梅原 猛先生をもお招きしてシンポジューム。
その他、数多くのイベントをやってきた。
水谷先生をフルに活かそう!と遠慮なく、お付き合い願った。
地域が楽しく、元気になるように!と勝手に思い込んで。
お陰さまで、思いもよらない方々との出会いもありました。
越美文化研究所≒越美ぶんけん→代表・水谷慶一。
この団体が、この先、活動しやすいように、法人化を図ろう。
と言う事で、この度、NPO法人・越美ぶんけんが設立された。
昨日、その設立総会が開かれた。
その時、水谷先生がNHK時代に制作したDVDの放映があった。
「知られざる古代」 昔、本は読んだが映像は初めてだった。
古代人が、東西に引いた一本の線に、多くの謎が生まれて来る。
北緯34度32分。
東の端には伊勢神宮(斎宮)、西の端には、淡路の伊勢がある。
それは、太陽の道であると説く。
似た道は、朝鮮にもあり、沖縄にもあると言う。
文明の利器はないが、大空を見つめ、地上に線を引いた古代人。
それらは、壮大なドラマに見えて来る。
話は、時に、脇道にもそれるが、どんどんと面白く進む。
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2014年03月04日
「混迷する昆明」
一昨年、中国山西省太原を旅した。
雲崗の石窟、仏教の聖地・五台山、懸空寺、平遥古城、etc。
悠久の歴史に触れ、感動の嵐であった。
今回は、中国を南に下がって、雲南省昆明の旅。
5000年前の日本人の原点に逢える場所とか。
楽しみにしていた。
ところが一転、3月1日、昆明駅でテロ勃発!
無差別殺人で、死者29名、負傷者百数十人。
駅周辺は、阿鼻叫喚、血の海だとの報。
新疆ウイグル地区の独立を目指す民族の対立とか。
チベットと同じ境遇の民族間闘争とも聞く。
壮大な歴史の中で、複雑に絡み合う少数民族の悲哀か?
強大な共産政権に立ち向かうには、テロしかないのだろうか?
何の罪もない、一般大衆が、その餌食にされては残酷だ。
ウクライナでも、ロシアが軍事介入して来た。
オリンピックは終わったが、パラリンピックは始まったばかりだ。
ここでも弱者無視の匂いがする。
オリンピック憲章を忘れた国に、五輪を開催する資格はない。
IOCは何処を向いているのだ。
今回も、悠久の歴史の中に生きる、少数民族に逢いたかった。
そこには、我々の忘れ物が、沢山残っている。
近代化と言う荒波にもみ消された、人間の原点が。
残念ながら、又の機会になりそうだ。
大事のあった後だから、安全だろう・・・行こうか!
と言う、勇気のある人も居たが・・・。
相手は、問答無用!の国だ。
丸腰では行けない 寅次郎




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雲崗の石窟、仏教の聖地・五台山、懸空寺、平遥古城、etc。
悠久の歴史に触れ、感動の嵐であった。
今回は、中国を南に下がって、雲南省昆明の旅。
5000年前の日本人の原点に逢える場所とか。
楽しみにしていた。
ところが一転、3月1日、昆明駅でテロ勃発!
無差別殺人で、死者29名、負傷者百数十人。
駅周辺は、阿鼻叫喚、血の海だとの報。
新疆ウイグル地区の独立を目指す民族の対立とか。
チベットと同じ境遇の民族間闘争とも聞く。
壮大な歴史の中で、複雑に絡み合う少数民族の悲哀か?
強大な共産政権に立ち向かうには、テロしかないのだろうか?
何の罪もない、一般大衆が、その餌食にされては残酷だ。
ウクライナでも、ロシアが軍事介入して来た。
オリンピックは終わったが、パラリンピックは始まったばかりだ。
ここでも弱者無視の匂いがする。
オリンピック憲章を忘れた国に、五輪を開催する資格はない。
IOCは何処を向いているのだ。
今回も、悠久の歴史の中に生きる、少数民族に逢いたかった。
そこには、我々の忘れ物が、沢山残っている。
近代化と言う荒波にもみ消された、人間の原点が。
残念ながら、又の機会になりそうだ。
大事のあった後だから、安全だろう・・・行こうか!
と言う、勇気のある人も居たが・・・。
相手は、問答無用!の国だ。
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2014年03月02日
「流星ひとつ」
風邪で伏せっているお陰で、読書のスピードが上がる。
28歳で引退する藤圭子を沢木耕太郎がインタビューする本。
地文は一切なしで書き上げた、異例のノンフィクション。
だが、この文は世に出ることなく、何故か封印された。
その後、圭子は、永年に渡り精神を病み、奇矯な行動の挙句の投身自殺。
こんな一行で彼女の人生を方付ける事は出来ない。
彼女にも、輝ける素晴らしい人生があった事を知らせたい。
そこで三十数年を経て、自殺後二ヶ月して出版されたのだ。
この本により、引退までの、彼女のあらましを知る事が出来る。
意外な事ばかりである。
「圭子の夢は夜ひらく」をまさしく地で行っている感じ。
中学しか出ていなくて、父母は浪曲師、母は全盲である。
地方をドサ回りして、生活の糧を得ている。
それでいて、芯は強く、自分のきちんとした考えを持っている。
物事を思った通り、ストレートに語る。
そこに、世辞や愛想笑いはない。
かと言って、暗い性格ではない。
藤圭子は“歌う哲学者”だと、寅は表現したい。
彼女、引退後は英語を学びたいとアメリカに渡る。
そこで宇多田と結婚して、ヒカルが誕生する。
ヒカルも天性の歌姫で音楽の世界に君臨するまでになる。
はたから見ていると何の心配のない、幸福な家族に見えた。
しかし、宇多田との離婚あたりから、精神的に病む事が大きくなってきたのだろうか?
去年の夏、63歳を一期として、自らを閉じた。
昨年の8月25日付け「圭子の逝った日」をブログに書いた。
関東の上林寅次郎は、それを読んでくれたのだろうか?
今回「流星ひとつ」を送って来た。
人間が生きるとは、どうゆう事なのだろう?
人は大なり小なり、精神を病むモノだと思う。
寅にも、若干の心当たりがある・・・。
精神科の門を恐る恐るくぐった過去がある。
それのない奴は“糞族”と言って、食って出すだけのミミズ人間だ。
最近、それになりかけてきた・・・老ミミズに。
これじゃ魚も食わねーぞ!
風邪などひいている場合じゃねぇ! 寅次郎


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28歳で引退する藤圭子を沢木耕太郎がインタビューする本。
地文は一切なしで書き上げた、異例のノンフィクション。
だが、この文は世に出ることなく、何故か封印された。
その後、圭子は、永年に渡り精神を病み、奇矯な行動の挙句の投身自殺。
こんな一行で彼女の人生を方付ける事は出来ない。
彼女にも、輝ける素晴らしい人生があった事を知らせたい。
そこで三十数年を経て、自殺後二ヶ月して出版されたのだ。
この本により、引退までの、彼女のあらましを知る事が出来る。
意外な事ばかりである。
「圭子の夢は夜ひらく」をまさしく地で行っている感じ。
中学しか出ていなくて、父母は浪曲師、母は全盲である。
地方をドサ回りして、生活の糧を得ている。
それでいて、芯は強く、自分のきちんとした考えを持っている。
物事を思った通り、ストレートに語る。
そこに、世辞や愛想笑いはない。
かと言って、暗い性格ではない。
藤圭子は“歌う哲学者”だと、寅は表現したい。
彼女、引退後は英語を学びたいとアメリカに渡る。
そこで宇多田と結婚して、ヒカルが誕生する。
ヒカルも天性の歌姫で音楽の世界に君臨するまでになる。
はたから見ていると何の心配のない、幸福な家族に見えた。
しかし、宇多田との離婚あたりから、精神的に病む事が大きくなってきたのだろうか?
去年の夏、63歳を一期として、自らを閉じた。
昨年の8月25日付け「圭子の逝った日」をブログに書いた。
関東の上林寅次郎は、それを読んでくれたのだろうか?
今回「流星ひとつ」を送って来た。
人間が生きるとは、どうゆう事なのだろう?
人は大なり小なり、精神を病むモノだと思う。
寅にも、若干の心当たりがある・・・。
精神科の門を恐る恐るくぐった過去がある。
それのない奴は“糞族”と言って、食って出すだけのミミズ人間だ。
最近、それになりかけてきた・・・老ミミズに。
これじゃ魚も食わねーぞ!
風邪などひいている場合じゃねぇ! 寅次郎


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