2015年02月

2015年02月28日

「春待ち人参」

 苦難に耐えたモノは、それなりの味が出る。
人も野菜も・・・。
郡上市高鷲町ひるがの高原は豪雪地帯。
かつては三白産業の、“白”で売り出した。
高冷地野菜の大根の白。
高原に広がる牧場から牛乳の白。
ウインタースポーツの雪による白。
何れもかつては花形産業だった。
だがその“白”にやや陰りが出て来た。
と思いきや、次は“赤”が出て来た。
冬の人参である。
普通、人参は秋の収穫野菜だが、ここは冬。
雪の下に一冬寝てもらうのだ。
人参は自ら凍らない様に、糖分を増やすらしい。
寝ているのではない、凍らない様に努力しているのだ。
野菜と言うより、果物と言う感じの甘さだ。
友達のよしみで、不揃いの品を頂いてきた。
不揃いでも、その味は変わらない。
そのお礼に宣伝しているのではない。
ここを覗いて見て下さい。
http://www.hirugano-raphanus.com/
 寅はこれを真似して“春待ち大根”を作った。
家の前の農園に大根を植えて、未だ雪の下である。
時おり、必要なだけ掘り起こして食べている。
この事は昨年暮れ、下記に書いた。
http://blog.livedoor.jp/torajiro0421/archives/52414337.html
正直言うと、大根の保存が面倒で、そのままにしただけなのだ。
それが、大きく味を変えてくれた。
食べに来いよ!
時には常識をはずす事もいい事だ。
                           ほとんど外している 寅次郎
harumachini

harumachi

harumachi2

harumachida2

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torajiro0421 at 09:42|PermalinkComments(0) 植物 

2015年02月26日

「楽しい家紋」

 お袋の棺に、家紋の着いた訪問着を入れてやった。
ちなみに我が家は“丸に橘”。
多く見かけるが、有名な家柄では彦根藩の井伊家。
外孫の上村家は青山藩と同じの“葉菊”は珍しい。
青山藩と上村家のつながりは、トンと解らない。
菊のご紋を使うのだから、かなりのものか?
 信州真田家の六文銭が面白い。
六文銭は六道銭ともいい、死者の三途の川の渡り賃。
三途の川は有料道路発祥の地らしい?
ここを渡るには三つの方法があるとの事。
善人は橋で渡れる。
軽い罪人は、浅瀬を渡る。
重い罪人は、深いふちを渡るらしい。
六文銭を家紋や旗印にした真田家は、
戦場などでは死をも恐れない気持ちを表したもの。
三途の川等は、何時でも渡る用意がある、と言う決意の表れ。
今一つは、戦国武将・石田三成の家紋。
“大一大万大吉”である。
何と欲張りな家紋かと思うが、その訳は、
“万民が一人のため、一人が万民のために尽くせば太平の世が出来る”
と言うものらしい。
これはラグビーだ。
One for all、 all for one
一人は皆のために、皆は一人のために!
三成はラグビーの祖と言える。
2019年日本でラグビーのワールドカップが開催される。
その時のオールジャパンのマークにしたら面白い。
だが関が原の決勝で負けるから駄目か?
寅も考えた、土建屋だから、縦縞につるはしを。
                                工事中? 寅次郎
marutachibana

kamon

hagiku

kamon1

kamon2

kamontora

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torajiro0421 at 08:43|PermalinkComments(0) 雑学 

2015年02月24日

「西なのに・・・」

 初月忌を終えた。
母が他界して、はや一ヶ月。
この間、母を含めて五人の縁者が旅立った。
線香の匂いの消える暇がなかった。
お寺様は、毎週、我々は毎日。
夕食後、居るものだけで読経する。
寅の導師振りも大分、スムーズになってきた。
一人で上げる時は新幹線読経!
正信偈を12〜3分で読み切る。
酔うと更に早くなる。
我が家の菩提寺・円覚寺は浄土真宗本願寺派である。
所謂、お西である。
お東は、浄土真宗大谷派と称する。
この地域は、お東が多い。
 親父は野々村家からの養子である。
野々村家は、この地のお東の重鎮。
生前、親父は毎日、正信偈を上げていた。
寅は当然、それを聞いて、覚えた。
従って、流派はお東である。
親父が他界して35年が過ぎた。
寅は40歳から家督を継いで、世間と付き合ってきた。
聞くお経の大半はお東である。
今はお西のお経を聞く機会が増えた。
だが、どうしても覚えられない。
今更と言う気持ちが駄目なのだろうか?
“西なのに 西のお経が 詠えない
        父は養子で 東から来た”
                                西に弱い 寅次郎
getuki

nisinanoni

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torajiro0421 at 09:21|PermalinkComments(0) 風習 

2015年02月22日

「72歳」

 昨日、親戚の女性を黄泉の国へ見送った。
72歳だった。
その夜、愚妻の誕生会を子や孫が催してくれた。
これも72歳。
明暗が分かれた。
一日の内に、弔と慶をやってしまった。
若干、複雑であった。
普通に考えれば、不謹慎かも知れない。
だが、勝手に言い訳を考えた。
72歳で往生を遂げた人は弔なのか?
煩悩多き娑婆を卒業し、極楽へ向かったと思えばどうか?
そこは苦界のない処と聞く。
楽になったと思えないか?
この際、地獄は考えない。
あの世に地獄はない。
地獄は、この世にあるとする。
 一方、誕生会は慶なのか?
ここまで生き永らえた事は慶としよう。
全ては喜、楽ばかりではなかったとしても。
今日までの怒、哀は忘れるとして。
祝ってくれる人の居る事に感謝しよう。
だが、この先は、何が待つのか?
順風満帆の保証は誰もしてくれない。
煩悩と戦い、喜怒哀楽、泣き笑いの続きだろう。
老いるにつれて、足腰は痛む。
ボケて、徘徊すれば、好かれる事はない。
何時までも長生きしてね!と孫、子は言うが。
少子高齢化は、年寄り冷遇方向の政治。
長生きは、果たして慶といえるか?
ひねくれは老化の始まりらしい・・・。
                              かわゆくない 寅次郎
barba1

barba2

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torajiro0421 at 10:55|PermalinkComments(2) 独り言 

2015年02月18日

「金婚式無念」

 母の他界から、暗い話ばかりで気が滅入る。
一昨日、無常の嵐止まず、と記した。
もう、止んでほしいと言う願いからだった。
今朝早く、その願いは打ち砕かれた。
弟の嫁の姉が逝った。
72歳の若さである。
その夫婦は今年、結婚50年目であった。
25年前に、青年会議所OB会主催で銀婚式を上げた。
寅はその時、司会を務め、賑々しく祝った記憶がある。
写真を引っ張りだしたが、いかにも若々しい。
あれから四半世紀過ぎた今日、
今度は金婚のお祝いをする筈であった。
その日は、2月14日が予定されていた。
だが、今年に入り体調が優れず、断念された。
代わって、別のカップルが金婚式を上げた。
その時、本人はベットの上であった。
さぞかし残念であったろうと、心が痛む。
女房が営む喫茶店へは毎朝、来ていただいた。
喜怒哀楽の話題満載で、陽気な人であった。
季節の折々に作る料理は地元に伝わる昔の味。
それは既製品だらけの食卓に、物申すかの存在であった。
よそ者の愚妻など、遠く及ぶものではなかった。
その味の消えてゆくのも淋しい。
期待した金婚式が告別式とは・・・。
運命の悪戯とは言え、あまりにも酷ではないか!
愚痴れども、悲しめども、元に戻らず・・・。
                           旅の衣をととのえよ 寅次郎
wada

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torajiro0421 at 22:55|PermalinkComments(0) 人物 

2015年02月16日

「無情の風止まず」

 母の葬儀の後、近辺で訃報が続く。
菩提寺の奥様77歳。
ソフトボールチーム同僚の母者90歳。
会社関連のお婆さん95歳。
そしてソフトボールの同僚76歳。
これにはびっくり!
 昨日、関市で県ソフトボール連盟の新年総会を開いた。
その席上で彼の訃報を聞いた。
各務原クラブに在籍して、数年前は監督でもあった。
監督会議では親しく話した。
リーグ戦の試合は常に互角であった。
なかなかの理論派で、投手の攻略法の伝授も受けた。
体は華奢であり、甘く見てホームランを打たれた記憶がある。
監督を辞めても一兵卒として、よくライトのポジションで見た。
聞けば突然だったようだ。
気分が悪くなり、自分で救急車を呼び、
自分で歩いて乗り込んで、そこまでであった由。
何とも、あっけないと言うか、信じられない。
数日前までは練習に来ていたと言うから・・・。
ご冥福をお祈りします。
何せ我々は60〜80歳までのプレーヤーだ。
この日の新年総会でも、健康保持を訴えた。
グランドにはAEDの設置を求めた。
ない所は、一番近くにある所を確認しておいて下さいと。
グランドで死ねば本望だ!豪語する輩もいた。
強がりも程々にしなされ!
この歳で、コロリと逝けば周りが楽なだけだ。
何の準備もしていない本人は、さぞ無念に違いない。
それとも、そろそろ準備を始めるかい?
彼のチームメイトは今年、彼を登録すると明言。
一年を共に戦う!と。
                              良き仲間達だ 寅次郎
yamadahirosi

BlogPaint

sinzo

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torajiro0421 at 12:49|PermalinkComments(0) スポーツ 

2015年02月13日

「雅号あれこれ」

 句集を頂いた小川二三男君の俳号が素晴らしい。
小川二三男が何故、藤尾 州なのか?
二三男の次は二四男イコール藤尾。
小川は1字に圧縮すれば州と言う。
成る程、お見事!
これで、俳人に変身出来る訳だ。
 NHK大河ドラマ“花燃ゆ”の吉田松陰。
本名・杉寅次郎
養子に行き吉田寅次郎→吉田松陰となる。
彼の唱える“至誠”を調べていたら別名が出て来た。
“二十一回猛士”と云う名を使っている。
生家の姓“杉”を分解すると“十、八、三”となる。
これを足せば二十一になる。
又、“吉田”を分解すると“十、一、口、十、口”となる。
これを組み合わせると“二十一回”となる。
“猛士”は本名が寅次郎であるところから、
寅を虎に読替え“虎=猛獣”で“猛士”にしたらしい。
獄中で見た夢に神が現れ“二十一回猛士”を示された。
その謎を、獄中で解き、雅号にした由。
 今一つは正岡子規。本名=恒則、幼名=升(のぼる)
彼は沢山の雅号を持っている。
子規も雅号、子規とはホトトギスの意。
血を吐くまで鳴くホトトギスと自分の喀血を結んだ。
野球が大好きだった彼は“野球”(のぼーる)とも称した。
彼の幼名が升(のぼる)、これに引っ掛けた。
漱石と称した事もある。
後に、夏目金之助が貰いうけ、夏目漱石を名乗った。
ちなみに漱石の俳号は愚陀仏とは面白い。
親鸞は愚禿(ぐとく)なら、寅次郎なんザぁ愚愚寅か?
土建屋寅次郎なんざぁ面白くも何ともねぇ。
でも、すぎとらじろう≒せぎとらじろう
                            一字違いだが・・・寅次郎
ogawa

sisei

sikihi

gudabutu

sinaran

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torajiro0421 at 17:57|PermalinkComments(0) 雑学 

2015年02月11日

「安倍は信長か?」

 イスラム国に殺害された二人の日本人。
敵は昨年の秋ごろ拘束して、殺害の機会を窺っていた感じだ。
安倍総理が中東を訪問し、2億ドルの支援を口にした。
テロ集団は、好機到来と取引に出た。
世評は様々だ。
*総理は、テロには絶対に屈しない。
断固戦うと言った感じのコメント。
*総理はしきりと、他国と強調して、を言う。
*総て外国任せであった日本。
*総理は中東情勢が解っていないと言う批判。
*二人とも殺されて何も出来なかった日本。
*勝手に敵地に行った人だ、真剣になれない日本。
*自己責任だとの言も多く聞く。
*これを機に、総理は自衛隊出動を目論むのではと勘繰る向きも。
その他、様々な問題を問いかけたこの事件。
戦国時代の軍師・竹中半兵衛なら何とした?
事前に敵の情報をつぶさに収集し、秀吉に進言した。
敵に弱みを見せない、隙を与えない事が先決と。
ならば今一人の軍師・黒田官兵衛ならば如何にした。
人質解放に自らが、丸腰で乗り込んで交渉をした。
この二兵衛が難関を乗り越え、秀吉を天下人に仕立てた。
残念ながら安倍大将には、軍師不在じゃのう・・・。
諮問機関は沢山作るが、お友達集団では屁の河童だ。
大将に、モノ申し、意見具申する将不在。
“この道しかない”と眼帯着けた馬では、暴走必至だ。
信長も側近にはモノを言わせなかった。
比叡山焼き討ち等、力ずくで天下統一を夢見たが・・・。
歴史は繰り返されるのか?
人材不足なのか?
腰ぬけばかりなのか?
                     うちには半兵衛と言う親戚がある 寅次郎
abetero2

abetero1

abetero3

hanbe

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torajiro0421 at 13:39|PermalinkComments(0) 独り言 

2015年02月09日

「至 誠」

 NHK大河ドラマ“花燃ゆ”ではいい言葉が次々と出て来る。
“至誠にして動かざる者は、未だこれ有らざるなり”
真心をもって挑めば、必ず相手は動く。
吉田寅次郎の中を終始貫いている言葉だ。
気にくわねぇのは、安倍が座右の銘にしているらしい。
下痢腹で一度は国を放り出した男の言うことじゃねぇ。
松蔭曰く。
“本は文字ではない、本はひとじゃ”と。
開けば触れる事が出来る、他の人の考えに。
“人は何故学ぶのか?”
知識を得る為でも、職を得る為でも、出世のためでもない、
人にものを教えたり、尊敬される為でもない。
己のためじゃ!
己を磨くために人は学ぶんじゃ!
お役に就く為でも、与えられた役割を果たすためでもない。
かりそめの安泰に満足し、身の程をわきまえ、無知で世間知らずで
何の役にも立たぬ己のまま生きるのはごめんです!
何故学ぶのか?
この世の中のため、己がなすべき事を知るために学ぶのです!
“ガァーン!”と来た!
彼等は、学んだだけではない、それを行動に移した!
これが凄いと思う。
世に学問を修める輩は五万と居る。
だが、それを即、行動に移せる御仁はあまた少なし。
昨今、ゼロに等しい。
寅は、食う為、かっこ良く生きる為、楽する為に学んできた?
寅は、人と己を誤魔化す為に学んできたのではないか?
・・・はずかしい・・・同じ寅次郎として。
虚栄虚装に満ちたこのブログが、それを如実に証明している。
でも、低レベルだが、寅なりにものを見、聞き、考えている積もりだ。
しからば行動はと問われれば、
その思いを駄文にて、発信するに止まる。
やはり恥ずかしい・・・姿勢悪し、至誠薄し。
                        でも、止むに止まらぬ・・・寅次郎
sisei1

ino

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tora1

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torajiro0421 at 16:19|PermalinkComments(0) 独り言 

2015年02月07日

「神と仏と」

 田舎に住む限り、我々と神と仏は同居である。
一生を通してみれば、
まず赤子が生まれれば、近くの神社に初宮詣でに行く。
七五三参りも神社である。
必勝祈願、合格祈願も神社が多い。
結婚式は神前が多かったが、今やキリストにおされ気味。
“あだやおろかで添われるならば神にご苦労かけやせぬ”
と、越中おわらは歌う。
最近は別れ易くするのか、神仏や、仲人なしが多いとか。
人生のお終いは、葬式仏教の独壇場。
途中にある、先祖供養の法事は勿論仏式。
一年を通してみれば、
初詣の多くは神社である。
春と秋のお彼岸、墓参りは仏事。
八月お盆の迎え火、送り火も仏事。
クリスマスはキリスト教。
武田鉄也がガキの頃、母に聞いた。
“うちにはサンタは来るの?”
貧乏だった母は“来ないよ!”とあっさり言った。
“何故来ないの?”と鉄也。
“うちは浄土真宗だか!”・・・偉い!
12月大晦日、除夜の鐘はお寺。
神様、仏様、キリストさんを見事に使い分けている。
こんな優秀な民族は世界にいるだろうか?
我が家には、仏壇と神棚が隣り合わせている。
過日、母の葬儀の時、いち早く家の神棚を白紙で隠した。
神の世界へ穢れの入るのを防ぐ意味とかで。
ところが浄土真宗では死者は決して穢れ人ではないと言う。
ある時は阿弥陀如来、又ある時は天照大神、
そして又、ある時はアーメンの神にすがる・・・。
数珠を持ち、拍手を打ち、十字を切り、極楽を願う!?
                                 迷う! 寅次郎
kamikakusi

kamidana

butudasn

uedingu

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torajiro0421 at 18:02|PermalinkComments(0) 宗教 

2015年02月05日

「西南西」

 何とも静かな夕食だった。
3日の夕方、多くの日本人は一斉に、西南西を向いていた。
黙って恵方巻きをほうばっている。
一種異様な光景に見えた。
何時もうるさい孫共までが、真剣に黙っている。
黙々と食べている・・・。
何をお願いしているのだろう?
食べ終わったら、順番にしゃべり始めた。
危うく、吊られてしゃべりそうになった。
バーバはしゃべってしまった。
孫に“あっ、しゃべった!”とからかわれていた。
皆が食べ終わったら、又何時もの喧騒に戻った。
そして豆まきが始まった。
鬼は、一番強そうな“父ちゃん”に決まった。
父ちゃんはお面をかぶり、豆を投げつけられ外に逃げた。
うちの孫達は鬼を追い出すだけで、福を入れようとしない。
何とも欲のない孫達だこと。
鬼も外から戻って、歳の数だけ豆を食べた。
これで今年もまめに暮らせると言うものか!
鬼の面の裏側を見て、笑った。
そこには、こんな事が書かれていた。
“お面を顔につけますと視野が狭くなり
思わぬ事故の危険がありますので、
頭かおでこ(額)につけてお遊び下さい”
(対象年齢3歳以上)
日本玩具協会の合格ナンバーが記してある。
親切というか、責任逃れと言うか・・・。
事故が起きても、玩具製作者には何の責任もござんせん!
“お見事!”と言う他ない。
昨今はここまでしないと、いちゃもんを付けられるのか?
何とも、世知辛いご時勢だなー・・・。
                               弱い鬼だ! 寅次郎
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torajiro0421 at 08:53|PermalinkComments(0) 歳時記 

2015年02月03日

「夫婦でダウン」

 1月もアッと言う間に過ぎた。
中旬から月末の間は、息つく暇がなかった。
母の入院、退院、そして葬儀と・・・。
昨年の10月に、4人目の外孫が誕生した。
その3ヵ月後に、入れ替わる如く、母が他界した。
人は高齢になるほど、赤子に帰ると言われるが、然り。
食べさせてもらい、オシメをして、歩けない。
話す言葉はちんぷんかんぷん。
時にはニコッと笑い、悩みもなく、屈託がない。
葬儀を終えて、ホッとしたのか、体が緩んだ。
一晩くらいの徹夜は、へでもなかったが・・・昔は。
先に女房が寝込んだ。
意外とだらしないなー・・・。
言った翌日ごろから、己がおかしく成りだした。
酒を飲んだが治らない。
嫌いな医者の門を叩いた。
“一年ぶりですね、ここに来るのは”と主治医。
正月過ぎは、毎年医者通いかよ?
そう言えば、ここ3年は神社で年末年始、徹夜している。
神は手加減をしないのか?
70半ばには、きついのかも知れない。
24時間しっかりと寝た。
何も考えず・・・こんな時間は滅多にない。
時には良い事なのかもしれない。
もう2〜3日寝てみるか。
俺なんか居なくたって世の中廻ってゆくよ!
ズーと居なくたって、もか?
そう、ズーと居なくても・・・。
                           駄目だ、起きよう! 寅次郎
kazehiki

kazehiki1

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torajiro0421 at 14:17|PermalinkComments(0) 健康 

2015年02月01日

「木偶坊」

 友達が、句集を発刊した。
その名が“木偶坊”(でくのぼう)
木偶坊とは、その昔、木で彫った操り人形とか。
この句集は、題名とは裏腹に、本物の実力派だ。
それだけに、凡人の寅には、やや難解な句多し。
でも、解り易く、素晴らしい句もある。
発刊祝賀の席で挨拶が廻ってきた。
我が鈍き琴線に触れたモノを、と断り読み上げた。
“柏崎 刈谷原発 雁帰る”
原発だから、ガンに掛けて謳ったのか?
“うぐいすや 江戸や猫八 いる如く”
本物のうぐいすが、間違えたと言う。
“花つけし このドクダミに 罪はない”
小さく白い花が可憐なのに・・・。
“何時までも 黒き髪あり 雛飾る”
買った時、己の髪も黒かったのに・・・。
最後に己の駄句も追唱
“気兼ねなく 朝から呑める 三が日”
寅も散歩しながら、読む事もある。
誠に幼稚な句で、ただ文字が並んでいるだけであるが。
寅の俳句感は、小林一茶であり芭蕉の解り易さである。
“我と来て 遊べや親の ないすずめ”
“静けさや 岩に沁み入る 蝉の声”
説明を聞かないと解らない句は苦手だ。
茨城に住む義兄からも句集が届く。
昔、霞ヶ浦航空隊で特攻志願者だった。
84歳が謳う多くは、戦争に関すモノが多い。
それは、辞世に近くなってゆく。
財産などおよそ残せない我が身。
“残せしは 三人の子と 五七五”
“美田なし 五七五が 残るだけ”
                             悔いも残るか? 寅次郎
dekunobo

dekunobo1

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torajiro0421 at 15:22|PermalinkComments(0) 文化