2015年09月

2015年09月30日

「神様御免なさい!」

 八月終わりから準備に入った秋の例祭。
九月末の本楽で、ロングランの幕を閉じた。
幸い天候にも恵まれて、大成功と言って良い。
多くの素晴らしい仲間に恵まれた。
まさに天地人の揃い踏みであった。
大過なくではあったが、小過は少しあった。
その1、初日、秋葉神社神事の際の、玉櫛がない!
神事の始まる30分前に気が付いた。
さあー大変!社守が社務所に走った。
社守はなかなか帰ってこない!
止むなく、舞っている神楽舞を内緒で延長依頼した。
社守は責任を感じて逐電したのではないか!?
予定を15分程過ぎて、社守殿、到着!
東西、東西、大神楽舞納め候ろー!で神事が始まった。
その2、神前に飾る一対の瓶子(へいし)が紛失した。
瓶子とは先が細く筒状になった壺で、お酒を入れるモノ。
この二日間探しまくったが、雲隠れされてしまった。
お神酒上がらぬ神では、様にならない。
神様もむくれるだろう。
急遽、絵柄の入ったモノで御免して頂いた。
その3、本楽神事中でアクシデント。
献饌が始まった。
献饌とは、神に供える品々で今回は11品供えた。
役者は総代長、副総代長と社守の三人。
作法に則り、バトンリレー式に運んで供える。
簡単な作法だが、意外と難しい。
品物を乗せた三宝を目通りに捧げて歩き運ぶ。
一対の瓶子に入れたお神酒の一つを落っことした。
瓶子は割れて酒が散らばった。
この作法上でモノが落ちても、拾わないのが原則。
酒は近くに居た総代数人が拭き取った。
献饌は滞る事無く進めた。
瓶子を紛失した事に神様はお怒りであったのか・・・。
                            お神酒は大事です 寅次郎
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torajiro0421 at 14:20|PermalinkComments(0) 事件 

2015年09月29日

「悪魔払い」

 秋祭り、大神楽が街を廻る。
神主が御幣を担ぎ、獅子を中心に役者40名が繰り出す。
街の随所で止まり、笛、鼓、太鼓に合せ獅子が舞う。
道化師がオーバーアクションを見せる。
神楽が町回りするのは、魔除け、厄払いが本来の意味。
祭り盛り上げの単なるショーではない。
恥ずかしながら、近年までこれを知らなかった。
何処の誰が神楽に出ているか?
今年の子役は可愛いか? 格好良いか、悪いか?
獅子廻しは、上手か、下手か?
審査員的にしか、見ていなかった。
演者にも、その意識は薄かった。
見に来る人達も、その思いは希薄なようだった。
神楽舞は、さにあらず、悪魔払いなのだ。
ならば、その目的を、より鮮明にしてみようと企んだ。
見に来られる方々に、御利益がある様にと考えた。
子供が獅子に噛まれると、丈夫に育つとか、
獅子頭に触ると、いい事があるとか、
この程度は巷間言われてきた。
これ等の他に、お守り札を渡すことにした。
ススキの穂に、短冊型のお札をぶら下げた。
貰ってくれるだろうか?
疑心暗鬼しながらも300本作った。
ところが、初日で200本が無くなった。
二日目の本樂では、完全に不足で、行き渡らなかった。
貰う時に、両の手で合掌して下さる人。
タダでいいのですか?と念を押される方。
有り難い、有り難い と呟かれるお年寄り・・・。
ささやかな心使いが、多くの人に喜んで戴けた。
観衆が多ければ、演者にも熱が入る。
さすれば悪魔も退散するだろう。
秋の日差しの下、平和な光景のひと時・・・。
                               総てに感謝 寅次郎
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torajiro0421 at 09:45|PermalinkComments(0) 風習 

2015年09月24日

「天高豊魚」

 この連休、裏の長良川にも釣キチが数人いた。
この時期に釣れるのだろうか?
車のナンバーを見ると尾張である。
釣れない鮎を求めて、遠路はるばるご足労。
余程の釣り狂か、山奥が好きな粋人か?
やる事のない暇人か?
或いは、家に居られない事情でも有るのか?
竿を握りしめ川面を見つめる姿は、哲学者に見える。
“俺の勝手だ!”と言っている様にも・・・。
暫く眺めていたが、時間の無駄だった。
 その日の夜、娘婿が意気揚々と現れた。
ビニール袋に鮎をぶら下げて・・・。
袋には見事な鮎が混じっている。
“神通川に言ってきました”と言う。
富山の神通川の源流は宮川だと初めて知った。
岐阜県を流れる時は宮川で、富山に入ると神通川になるらしい。
長野県の千曲川が新潟に入り、信濃川になるのと同じとの事。
支流とは言わないらしい。
そうか、高山を流れる宮川は日本海に行くのか・・・。
変な感心をしながら、しみじみ鮎を見た。
この娘婿も、今朝、裏の川で見た狂人の親類か・・・。
でも裏と違って、釣ってくるから偉い!と言うか凄い!
それも、大型を!
この日、同級生の豊満な女性がどぶろくを持ってきてくれた。
娘婿がグラマラスな鮎を持参してくる。
今日は何の日?
シルバーウイーク、国民の日?
国民の日って何だ?
何だっていい!
どぶに鮎が来たのだ!
シルバーの日だ!俺の日だ!
                             神通川に乾杯! 寅次郎
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torajiro0421 at 08:20|PermalinkComments(0) 独り言 

2015年09月22日

「10年後」

 藤政会と言う自分が所属する政治団体がある。
30年前に、我々が中心に立ち上げた。
今年が30年と言う区切りの年に当たる。
30年を振り返る記念誌を創る担当になった。
資料を調べていたら、面白い記事に出会った。
当時書かれた本で、邦光史郎著“10年後”と言う本。
10年後の1990年代に無くなるモノを列挙している。
新自由クラブ・憲法9条、昭和の元号、紅白歌合戦、8mmカメラ、
情報誌、モノクロTV,クジラ肉、電話帳、水虫、湯たんぽ、新聞、
汲み取り式便所、そろばん、東大の権威、終身雇用制、性道徳、
武器輸出三権則、窓際族、医師優遇税制、ノーパン喫茶、電柱、の22項目。
沢山、面白いモノが出ている。
だが、この中で完全に無くなったのは、
新自由クラブ、昭和の元号、モノクロTV,ノーパン喫茶、の4項目。
正解率は18%。
それ以外モノで、影が薄くなったのは、
8mmカメラ、汲み取り式便所、湯たんぽ、窓際族、の4項目。
残りの14項目は35年経った今も、依然として健在である。
この中で気になるモノが二つある。
憲法9条、武器輸出三原則。
この二つ、日本の平和にとって欠かせないものである。
それが今になって風前の灯になりだした。
この二つは、未来永劫無くなるとは思わなかった。
ところが35年前から囁かれていたとは驚きだ。
その頃は中曽根総理で、安倍に似て戦闘的であった。
日本を不沈空母化する言い、日米は運命共同体と叫んだ。
アメリカの言う事に“ノー”とは言えなかった。
今の総理もアメリカの太鼓持ちだ。
拙者が、カカに“ノー”言えないのと同じだ。
20年後、俺は無くなるだろうか?
                           “ノー”と言いたい 寅次郎
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torajiro0421 at 14:58|PermalinkComments(0) 独り言 

2015年09月20日

「予定の2連敗!」

 秋の高山市で戦ってきた。
このところ2回ほど雨で試合が流れている。
今日は爽やかな秋晴れの高山。
コスモスが微風に揺れ、絶好の運動日和。
ところが選手が集まらない。
我がチーム、エースが欠席。加えて若手が全滅。
地域の秋祭りの役が当たり、抜けられないと言う。
二軍で戦った。二試合とも相手は強豪で覚悟の二連敗。
一試合目はシルバー岐阜。
現在、リーグのトップを独走している。
5回7点差でコールドゲーム。
寅は二番セカンドで先発したが、3打数ノーヒット。
第二試合は地元の高山シニア。
4回まで5:2でリードしていたがダメだった。
4回まで軟投でかわしてきたが、捕まった。
一挙に9点を奪われ万事休す。
最終回粘ったが、結局12:7で敗戦。
寅は1打数1安打、二塁打1本、四球が2個はまずまず。
この試合で目立ったことは、皆さんよく転ぶ!
長打を打つと長躯するが、3塁前5〜6メートで転んでいる。
本塁4〜5メートル手前でも、這いつくばっている。
野手は諦めずに、返球をしていれば、アウトになったケース。
守っていても同じ事が言える。
難しい打球を捕るとバランスが崩れる。
転んでしまうのだ。
これが60歳と言う事か?
いや、この状態は60歳後半の選手からの特徴だ。
プレーは最後まで諦めるな!
アクシデントの確立は非常に高いのだ!
シニアの二軍は更に高い!
                  “コスモスが 二連敗をば 笑ってる” 寅次郎
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torajiro0421 at 16:12|PermalinkComments(0) スポーツ 

2015年09月18日

「みんな怒ってる!」

 9月18日は、我が神社不変の例祭日だった。
曜日に関係なくこの日と定められて来た。
ところが十数年前、社会環境の変化で、変更された。
子供は学校がある、大人は勤めがある等々が理由。
9月の第四日曜日が本楽日となった。
ところが最近、昔に戻すべきだと言う声が高まった。
この祭礼は文献によると、今年で517年目に当たると言う。
昭和20年8月15日、日本は無条件降伏で戦争に敗れた。
その年は、お祭り開催はあいならぬと言うお達しだった。
ところが、9月に入り10日過ぎに、やっても良し!となった。
早速、一週間ほどの練習で9月18日に間に合った。
その時は、連続が開催が途切れると思われたが、繋がった。
関係者各位の熱意がそうさせたのだろう。
今年の9月18日、例祭神事。
その前日の夜は、雷鳴が轟き、空は荒れた。
その夜、戦争法案とも言われる安保法案が参議院で強行採決。
世界の安全環境が変わったのだ。
違憲と言われても、国民を安全にする為に必要だと安倍は叫ぶ。
これ等は総てアメリカからの指示である。
日本はもはや、独立国ではない。
数万人が雨中の国会を取り囲んで、反対を叫んでいた。
国会内は、暴力沙汰の委員会可決。
何とも醜い、とても民主主義なんてもんじゃない。
数の暴力沙汰である。
明けて、今朝のTVは津波放送一色である。
南米チリで起きた巨大地震による津波が日本に到達。
岩手県久慈港では80cmの津波を検測した。
太平洋沿岸は厳重に注意せよ、とTVは叫ぶ。
昨晩の雷(イカズチ)と言い、今朝の津波と言い、大自然の怒りに見える。
傲慢な安倍に、誰一人意見が出来ない。
今、反対者が多くても、歴史が証明するとうそぶく安倍。
愚かな戦争で、伝統の祭りが途切れない様に・・・。
                祭りは平和のシンボルです!と挨拶を結んだ 寅次郎
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torajiro0421 at 15:56|PermalinkComments(0) 独り言 

2015年09月16日

「鬼が怒った!」

 このところ、TVで懐かしい地名に出会う。
原発事故5年目の夏〜故郷つなぐ相馬野馬追いを見た。
独身時代に国道6号線改良工事に従事して1年程居た。
この時、野馬追いにであった。
地域の人が、馬の調教がしたいので現場を走らせてくれと言う。
なかなか、土の道路がないモノだから、我々の現場に来たのだ。
その時、お願いして、馬に乗る事が出来た。
馬に初めてまたがり、腹を蹴った。
馬は腹を蹴られると走りだすのだが・・・。
素人の俺が蹴っても、少しは走るが、すぐに止めてしまう。
俺は、完全に馬になめられていたのだ。
そんな、懐かしい事を思い出してTVを眺めていたが、涙が出て来た。
今、野馬追いに出る人達は原発事故で散りじりになっている。
それでもこの日は、集まってくる。
厳しい生活環境の中から、雲雀ヶ原へ来るのだ。
子供たちにも初陣を飾らせる場面もあった。
伝統を未来永劫繋いでゆく姿に、胸打たれた。
東日本大震災の怒りにも負けることなく・・・。
 北関東で大自然災害発生。
“線上降水帯”なる新語を生み出して、豪雨が荒れ狂った。
栃木、茨城、埼玉各県内、昔居た所の地名が出てくる。
こんな災害は誰も予想しない、予想出来ない地域だ。
常総市は昔、水海道市が中心。
そこを流れる鬼怒川は、その水運によって周辺地域は栄えたと言われる。
それが一転、その名の通り、鬼の形相で怒った。
点在する友達に電話したが、幸いみな無事だった。
自然災害の驚異!
5年前の東日本大震災に始まり、御嶽山噴火、広島集中豪雨、
桜島噴火、そして阿蘇山も怒りだした。
戦争法案等に現をぬかしている輩に向かってではないか?
                        国民と言う鬼も怒っている 寅次郎
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torajiro0421 at 10:50|PermalinkComments(0) 自然 

2015年09月14日

「しかぞすむ」

 会社の玄関先に鹿が訪ねて来た。
朝夕の通勤時間に、道路で見る事はある。
カーブを曲がったら、眼前に黒い物体が!
衝突寸前でSTOP!
彼は何事もなかったように、トコトコと山へ・・・。
時期にもよるが、一カ月に2〜3度会う事もある。
ゆっくり近寄って、シャッターも切れる。
玄関に現れた彼女は、5〜6mの位置で動かない。
体は林に向けて、首をこちらに向けている。
何時でも逃げられる体制でいる。
事務所の犬が吠えても、動じない。
角がないから、女性だろう。
つぶらな瞳で、俺を見つめる・・・。
餌付けでもすれば、仲間になれそうな気がする。
 何故か、百人一首が浮かんだ。
“我が庵(いほ)は 都の辰巳 鹿ぞ住む
    世を宇治山と 人は言うなり” 喜撰法師 
文字通りの意味と、別の意味がある。
鹿は然りの意もあり、静かにと掛けている。
宇治山は憂(う)し、憂いの意あり。
“山奥で静かに生きているのに、
世を憂いて隠れ住んでいると人は言う”
我が社は、へそを曲げて山奥に構えたのではない。
建設業はバブルの頃、3Kと嫌われた時代があった。
きつい・きたない・危険な業種だと。
皆様にご迷惑を掛けない様にと、静かな山懐に構えた。
最も、土地代が安かった事が最大の因だったが。
我が事務所も文字通りに読み代えれば、
“我が庵は 郡上の丑寅 鹿も住む
       世を鷲見郷と 人は言うなり”
自然と協生の聖地と自負している。
                           シカトではないぞえ 寅次郎
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torajiro0421 at 12:36|PermalinkComments(0) 独り言 

2015年09月11日

「鮮やか!」

 今年の十姓農園の主役は女房である。
朝の涼しい内に仕事を済ます。
暑い夏を越した野菜達は、鮮やかな色を見せる。
暑かった分だけ鮮明なのだろうか?
パプリカの赤、黄がより鮮やか。
ピーマンの緑も、パプリカに負けない。
ところでパプリカとピーマンの違いは?
ピーマンは苦み、パプリカは甘味が特色。
ビタミンC、カロチンはパプリカが多く含む。
ピーマンは血液サラサラ効果を多く含む。
両者は、ナス科、トウガラシ属の親戚野菜。
同じ親戚なのに、何故こんなに色が違うのか?
ピーマンは未熟な状態で収穫、若い娘状態?
パプリカは完熟して収穫する、熟女?この差だと言う。
親戚兄弟でも、せわしないのがピーマン。
おっとりと構えて、急がないのがパプリカか?
 そこにムラサキ鮮やかなナスが割って入った。
こちらは形で楽しませてくれる。
ワン・ツー・スリーが同時に出て来た。
同じ黒い土から生まれるのに、何故にかくも多彩なのか?
黒から、赤・黄・緑・ムラサキetc。
形も様々に出てくる。
土は魔法使いだ!
育てて、それを料理する女房。
鮮やかな色に、多彩な味を施す。
それが美味ければ、魔術師と褒めてつかわす。
 そこに川からの豊満なお客が来てくれた。
22cm超えのグラマーな姿に“オーイ、酒”
                               秋を感じる 寅次郎
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torajiro0421 at 10:27|PermalinkComments(0) 植物 

2015年09月09日

「秋祭り雑感」

 今月末の本番に向けて、練習が始まった。
向う二十日間、ぶっ通しの稽古である。
今年、神舞子(小学低学年の役者)の新人は二人。
まるっきりの白紙から、神楽八曲を二十日で覚えるのだ。
夜七時〜九時までの二時間。
昼の遊び疲れで、あくびをしながらの時もある。
指導者も真剣である。
時には厳しい声も飛ぶ!
母親も毎晩、一緒に来て稽古を見守る。
これも大変である。
毎年、募集に廻るけれど、親子がなかなか一致できない。
親はやらせたいが、子が嫌がる。
子は獅子が怖いとか、内気だとか、甘えが抜けきらない家庭。
逆に子はやりたいが、親が毎日付き添えない環境。
昨今の少子化で、子供の絶対量が少ない。
加えて、昔と違って母親の勤めが多い。
昔は、この役になる事が望みであり名誉とされてきた。
望んでもなかなかなれなかった。
昔から、そこに住んでいた者が第一条件だった。
それに、親達がお祭りに多く関わって来た等が優先された。
時の流れは如何ともしがたい。
お祭りが出来ない時代が来るやも知れない。
科学は進歩しても、人々は幸せになれるとは限らない。
あの祭りの熱気や、ノスタルジックな哀愁は消えてしまう。
無味乾燥なバーチャルリアリティーでは心は癒されない。
感動はないであろう。
 もう一つの稽古も始まった。
神事の時、神に奉納する“浦安の舞”の舞姫・巫女。
巫女は小学校、中学校、高校の女子。
加えて、曲を奏でるのは古典ゆかしい雅樂である。
雅樂の奏者には高齢者が多い。
幅広い年齢層で成り立つ秋祭り。
故郷の匂いだ!誇りだ!
なくす訳にはゆかない 寅次郎
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torajiro0421 at 16:31|PermalinkComments(0) 独り言 

2015年09月07日

「吉本を見た」

 この片田舎まで吉本が来た。
郡上青年会議所40周年記念事業で呼んだ。
40年過ぎると、発想もかなりニュートラルだ。
我々の頃は、額面どおりのまじめなモノが多かった。
愚寅は5周年記念で“郡上の立ち百姓”だった。
郷土の先人に学ぼうと言う真面目のチャンピオン。
今回は“笑いで郡上の魅力再発見!”と銘打った。
再発見と言うなら、郡上には笑いの基礎はあったのか?
愚寅は、こう言う理屈を言うから嫌われるんだ。
孫達と一緒に見に行った。
孫達はTVで吉本の大フアンである。
最前列の特等席を陣取る事が出来た。
先頭バッターは岐阜に住む、三ツ星ジョージ。
吉本が各県に一人ずつ配置した若手芸人のトーク。
二番手は、若手漫才、マテンロウ。
黒人ハーフ・アントニーと日本人・大野は25歳の同級生。
最近ハーフの活躍が目立つ。
演歌歌手のジェロ、高校野球のオコエ、陸上のサニブラウン。
そして俺・アントニー・・・と吼える巨漢。
実家にはピストルがあると脅し笑わせる。
三番手がベテラン漫才、のりお・よしお。
よしおの懐かしいギャグは生きていた。
ホーホキェキョ、ツクツクボーシ・ツクツクボーシ・・・。
そしてトリは川畑泰史主演の吉本劇場。
テレビでおなじみの連中も沢山出て来た。
軟弱老人Mr・オクレ、象印魔法瓶の帯谷孝史、
シャシュショの諸味里大介、こまいおばちゃん・若井みどりetc。
孫達は床を踏み鳴らして笑いこけていた。
総てを忘れた楽しいひと時だった。
郡上の魅力再発見は出来たのか?
硬い事は言うな!
JC綱領の“明るい豊かな社会”創りは“笑い”からだ!
                        じょうだんはこれからだ! 寅次郎
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torajiro0421 at 15:05|PermalinkComments(0) イベント 

2015年09月05日

「30年の足跡」

 30年間ひたすら一人の国会議員を押してきた。
先生は、愚寅より二歳若い、愚妻と同年。
参議院である親の急逝により、その補選がスタートだった。
同世代と言う事もあり、政治が身近に感じられた。
保守王国・岐阜と言う事で、ある時期まで順風満帆だった。
衆議院議員運営委員長、予算委員長、運輸大臣まで駆け上がった。
その後、自民党の総裁選までも戦った。
ここに一つの陰りがあった。
以後、郵政選挙で、時の小泉に弓を引いた。
その言動に間違いはなかった。
しかし、政治の世界は、当選して何ぼの世界。
自民党に戻り、参議院で復活するも、離党し、新党に走る。
維新旋風に乗り衆議院にも復活を遂げた。
その後、維新を去り、次世代で惨敗!
我々は30年前に後援組織“藤政会”を立ち上げた。
10年前には、ホームページも立ち上げ、先生をバックアップした。
掲示板も儲け、ネット上でも熱い議論が戦われた。
去年の暮れから、投稿がぱったりと止まってしまった。
あまりの完敗に吼える気力も失せたのか・・・・。
反面、世の中、何となくきな臭い。
権力者が独裁化しようとしている。
郵政の時のように“それは違う!”と言う者は居ない。
今反旗を翻せば、郵政の二の舞を懸念する。
男の信念と矜持を持った反骨の志は皆無なのだ。
男を売り出すには絶好のチャンスだよ、今が。
命を賭して改革を成し遂げた明治の若者達。
“花燃ゆ”が佳境である。
御身大切至上主義のサラリーマン政治家。
みんなで渡れば怖くない?
今、心しないと、70年前の“みんな”になってしまうぞ!
子や孫たちの命がかかっているのだ。
                            他人事ではない! 寅次郎
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torajiro0421 at 16:57|PermalinkComments(0) 政治 

2015年09月03日

「にない堂」

 最初に聞いた時は何だろう?だった。
幾ら探しても“にない堂”と言う堂は見当たらない。
近くにいた修行僧に聞いた。
比叡山延暦寺西塔に二つの堂が並んでいる。
向かって右側が法華堂、左側が常行堂。
この二つを“にない堂”と言う。
左右対称に創られていて、中央に渡り廊下で結ばれている。
この渡り廊下が、担い棒と言う訳である。
バーベルの形である。
昔、弁慶はあまりの悪党の為比叡山に預けられた。
西塔の武蔵坊を名乗り、始末におえない破戒僧だった由。
怪力無双の弁慶はこの担い棒で、二つの堂を担いだ。
以後、この二つの堂がにない堂となった。
おらが町にも、弁慶岩がある。
義経と安宅の関に逃げる時に休んだと言われる岩。
主人義経の為に持ち運んで来たという大岩。
にない堂に比べたら、はるかに小さいが、数tonはある。
昔の人は、大法螺吹きか、発想が楽しい。
左側の常行堂からは読経の声が聞えた。
ここでは常行三昧が行われているので立ち入り禁止の札。
常行三昧とは、90日間堂内の阿弥陀如来の廻りを廻り続ける修行。
右側の法華堂は静かだった。
ここは常坐三昧と言って、やはり90日間、ひたすら座禅を行うとの事。
厳しい修行が、すぐ近くで行われている事に威厳と神秘を感じる。
堂の前の杉木立で一服して、しばし読経を聞いた。
 今はロケットで宇宙に行けるITの時代である。
だがこの比叡山の一角には、それらとは無縁の空間がある。
修行堂は俗界を離れた神秘の世界に見える。
宇宙飛行士は暗黒の宇宙に入ると、神に近付いたと言う。
比叡山の千日回峰修行は仏の世界に入るとも言う。
人間とは何ぞや?
                             神仏をになう? 寅次郎
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torajiro0421 at 15:49|PermalinkComments(0) 宗教 

2015年09月01日

「嫁おどし」

 比叡山延暦寺の翌日は、加賀の国・吉崎御坊を参拝。
比叡山は、そのスケールと歴史に圧倒された。
吉崎御坊は“嫁おどし・肉着きの面”で有名。
嫁姑問題は永遠のテーマ。
そこに南無阿弥陀仏を絡ませている。
昨日と違って、半ば物見遊山気分で肉着き面を見に行った。
拝観料¥500とある。
伝説めいた面を見るだけにしては高いと感じた。
30畳程の部屋に案内され“まず楽に座られよ”と言う。
この住職、誠にフランクである。
見てる前で普段着の上に、呂の墨染衣を無造作に着た。
何処から来ました?と聞いてくる。
岐阜ですと答えると、
岐阜では、竹鼻御坊が有名ですと会話調になる。
願慶寺は昔は大きかったが、今は小さくなったと嘆く。
願慶寺の創設者、蓮如の話に入る。
昨日訪れた比叡山は高僧が次々と山を離れたが何故かと聞いた。
住職曰く、当時の比叡山は乱れに乱れていた。
厳しい修行を終えた高僧達は、更に厳しい迫害を受けている。
蓮如もその内の一人である。
坊主共は武装して権力を握ろうとした。
宗教を大きく逸脱して行こうとした。
それを、信長が許さず、焼き討ちにしたのだと語る。
愚寅は、今迄、信長が己の野望の為に比叡山を焼き打ちしたと思ってきた。
どうやら間違っていたようだ。
本題の嫁おどしの話に入った。
姑が鬼の面を被り、嫁を脅したが為に、面が外れなくなった。
南無阿弥陀仏を唱えたら、ポロリと外れたお話。
 語り終わって、住職は聞いてきた。
この話で、悪いのは誰ですか?と。
悪いのは嫁です! と意外な結末。
くわしくは“嫁おどし伝説”を読んで下さい。
楽しい語り口に、時間を忘れて聴き入った。
                                             ¥500は安かった 寅次郎
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torajiro0421 at 20:49|PermalinkComments(0) 宗教