2016年03月

2016年03月30日

「朝立ち」

 我が息子のお話ではない。
市議会議員選挙が始まり三日が過ぎた。
38歳、無名の新人を担いでいる。
ジバン、カンバン、カバン総てゼロ!
自慢じゃないが何もない!
あるのは、若さとやる気だけである。
許される選挙運動は総てやろう!
毎朝、7時に国道脇に立っている。
宣伝カーを並べて、運動員が無言で手を振る。
三月下旬、奥美濃の早朝は暖かくはない。
大日おろしに身を震わせて頑張っている。
手を振る、頭を下げる・・・ただひたすらに。
通勤の車が、南へ、北へ。
この場に立って始めて解った、その車の多さに。
大半が無表情で走り去るが、総てではない。
手を振り返してくれる人、頭を下げてくれる人。
クラクションで応答してくれる人。
中には窓を開けて“頑張れ!”と言ってくれる人。
その時、寒さは一瞬に飛んでゆく。
まさに様々である。
その日のスタートである、この時間帯。
もう少し笑顔で一日のスタートをしたらどうだろう?
全体的に、顔は暗く感じる。
一昨年、名古屋駅前でビラ配りをことがある。
その時の反応は、ほとんどなかった。
“迷惑だ”“うるさい”と言わんばかりの反応。
都会は冷たい!とひしひし感じた。
それに比べると、田舎の人達は暖かい。
朝のスタートだ、明るく行けば、その日は明るくなりそうだが・・・。
他県ナンバーでも手を振ってくれる車がある。
他県だからと無視はできない。
ひょっとしたら、こちらに親戚がないとも限らない。
総てをポジティブに解釈すれば、自分も明るくなる。
つらい中傷や批判は、どんどん出てくる。
それらは総て肥やしと受け止めて耐えよう。
日々打たれ強くなってゆく!
                               後三日だ! 寅次郎
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torajiro0421 at 14:00|PermalinkComments(0) 政治 

2016年03月28日

「必勝祈願」

郡上市市議会議員選挙が始まった。
後期高齢者になって選挙でもあるまいとたかをくくっていた。
が、生きのいい若い者が、是非挑戦したいと言って来た。
故郷の将来を熱く語って見せた。
ほおって置く訳には行かなくなった。
若者を育てるのは年寄りの義務だ!
火が着くのに多くの時間は要しなかった。
集まってきた者は、40前後の若者達。
我が息子同然の野郎共だ。
選挙のせの字も知らない、ど素人集団。
何が何でもやります!やらせて下さい!
このままでは、我が故郷は廃墟となる!
何もしなきゃ、その責任は、あなた達ですよ!
半ば脅迫、ほとんど脅しである。
肝っ玉の小さい寅次郎は“よし、やろう!”と言ってしまった。
が、内心うれしかった。
故郷の将来を真剣に思うチンピラ共の心意気に・・・。
年寄りが俺一人では心もとない。
自治会長の首に縄をつけた。
彼も喜んで、縄に着いた。
彼を選対委員長に、若者を後援会長にして船出した。
今年の1月から、具体的に行動を開始。
後援会加入を勧めて、チラシを持って全町を廻った。
そして3月27日、告示までこぎつけた。
その朝、白鳥神社に神前にて、必勝祈願。
花冷えの中で戴いた直らいのお神酒が胃に浸みた。
“しゃきっとして頑張ります”と神前に誓った。
ラグビーの五郎丸は言った。
“今を変えない限り、未来は変わらない!”と。
その資格のある者は貴様達、若者だ!
及ばずながら助太刀いたす!
共にやってみようじゃないか!
選挙に必要な、地盤・カバン・看板、何もない!
あるのは、若さとやる気だけ!
19人中、一人が落ちる選挙戦。
制限時間一杯、待ったありません!
                              老いた舵取り 寅次郎
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torajiro0421 at 09:57|PermalinkComments(0) 政治 

2016年03月26日

「寄らば大樹か?」

 3月22日、自民党党紀委員会委員会で復党が認められた。
満場一致で2名の復帰が叶えられた。
その内の1名が藤井孝男氏である。
今夏の参議院選挙を応援していただきたい、
と新聞は報じている。
単なる応援だけとは受け取れない。
衆参ダブル選挙となり、出馬も噂されている。
だが真相は闇の中だ。
何せ、一寸先は闇の政治世界だから。
復党の報に接して、正直、複雑な気持ちである。
復党されて今一度バッジをつけて活躍してほしい。
多く人は、こう思うかもしれない。
だが愚生は素直にそうは思えない。
郵政選挙に端を発した愚かな政治劇場。
この時、何とも醜い政治の仕組みを見てしまった。
数だけが最優先する日本の民主主義。
政治信条、信念等は何処にも見当たらない。
あるのは手段を選ばず勝つことだけであった。
従わない奴は粛清すると言う独裁政治。
何が国家の為か?
議論の余地すら与えない、偏見政治。
もの言えぬ政治屋集団と化してしまった。
自由民主党とは名ばかりの政党に成り下がった。
その時、藤井氏が新党に向かった事を快挙とした。
だが、その道は平坦ではなかった。
自民党を追い出され、復党し、再度離縁した。
その中で、新しい政治を求め東奔西走してきた。
逆境の中でも信念を曲げない男・藤井氏にエールを送り続けた。
一時は光明もさしたが、大きなうねりの中で敗北の憂き目。
一時は引退も囁かれた・・・。
野に下りて一年余・・・復帰の報。
藤井氏はどんな気持ちで古巣に戻られるのか?
愚生はあの時、新党への進出を強く進めた一人だ。
すんなりと付いてゆく気にはなれない。
自分の気持ちを偽る事は出来ない。
藤井氏は尊敬するが、自民党が嫌いなのだ。
一度別れた女(自民党)に媚を売る気はない。
我がミッションは終了しました。
                            身勝手だろうか? 寅次郎
fukuto

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torajiro0421 at 11:07|PermalinkComments(0) 政治 

2016年03月24日

「小学校卒業」

 我が初孫が小学校を卒業した。
この日が、こんなに早く来るとは思わなかった。
平成15年8月2日、午前8時35分、誕生!
この日俺は、お袋を一ノ宮の眼科に連れて行った。
その途中で、朗報を聞いて、帰りに病院で初対面!
第一印象は、息子・幹太に似ていると感じた。
4000gを超えるジャンボベービー。
娘夫婦は、命名権を与えてくれた。
「この孫の両親の結婚式は土砂降りの大雨。
 この時期の雨は生命の源、大地を固める雨。
 集まって大河となり、大海にそそぐ。
 悠々と大きく、そんな人間に、そして、そんな人生を。
 この日に結ばれた事、この日を忘れない為に。
 今一つは
 今年は念願の強いタイガースが誕生し、快進撃中。
 この年に生まれ、多くの人に愛され、
 そして強く育て!と念じて、大河と命名」
我が家に来ると、猛スピードでハイハイをして止まる事なし。
最後は、我が膝に収まり、双方ともにご機嫌。
“初孫や よくぞこの世に 来てくれた”
と我が目は、一段と細まるばかりなり。
外に出ると、何故か水溜りが大好きだった。
小さな長靴を履き、水溜りで跳ね、びしょぬれで喜んだ。
4年後には、妹・優が誕生してお兄ちゃんに。
小学校入学は緊張、きんちょう、キンチョウ・・・。
何故か友達は女の子が多かった!
これはジージの隔世遺伝がなせる業。
自転車にも乗れるようになった。
父ちゃんと福井へ魚釣りにも行くようになった。
昨年、次女・美夜が誕生し、更にお兄ちゃんとなり責任重大。
今年に入り、ついにジージの身長を越してしまった。
うれしいやら、悔しいやらのジージ。
63年前、ジージは同じ小学校を卒業した。
自動車などなく、自転車すらなかった。
貧乏であった。
でも、元気さは、今日の大河に負けるものではなかった。
                       ジージを大きく超えてくれ! 寅次郎
taigautau

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torajiro0421 at 20:37|PermalinkComments(0)  

2016年03月22日

「終わった人」

 出勤途中のラジオでこの本を知った。
“定年って生前葬だな”で始まる。
著者は女だてらに大相撲横綱審議委員を長年務めた。
朝青龍の品格のなさに激怒した女丈夫。
東大法科出のエリートサラリーマンが定年になり、話は始まる。
過去の学歴、栄光が邪魔をして、意のままにならない人生。
だがある人物との出会いが、その後の人生を変えてゆく。
再度栄光の道を歩き始めるが、それもつかの間。
ITベンチャー企業はあえなく倒産。
多大な負債を抱えて失意のどん底へ。
反対に女房は美容院で独立し、意気揚々。
ここに夫婦の亀裂が生じる。
定年後を如何に生きるか・・・。
大なり小なり、多くの人が抱える問題だ。
それをシリアスに、リアルに、時にはユーモラスに書いている。
若い女性との片思い的恋愛ゲームも出てくる。
卒業後様々な方向に散っていった同級生も出てくる。
学校の成績なんぞは、ある時期だけのものだ。
人生の終盤になると何の役にも立たない。
思い出と闘っても勝てない!
ゴールはみんな、ほぼ横一線となる。
この先は、好かれようと思わず、何を言われようと、
どんな事に見舞われようと“どこ吹く風”・・・。
好きなように生きる!
長くはないのだ!
とは言っても“品格ある衰退”が理想だ、と。
わが身に置き換えて読む所も多々ある。
納得しながら、ページの先を急ぐ。
最後に夫婦は離婚を決意するが別れられない。
そこで“卒婚”と言う言葉を編み出す。
結婚を卒業して、別居すると言い張る女房。
女房は東京に残り、夫は郷里・岩手へ旅立つ。
列車が福島を過ぎる頃、携帯が鳴った。
女房からだ・・・次の列車に乗っている・・・と。
最後はほろりとした。
                           終わっていないぞ! 寅次郎
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torajiro0421 at 08:59|PermalinkComments(0) 読書 

2016年03月20日

「杉道助・余話」

 杉道助氏は吉田松陰の兄・梅太郎の孫に当たる。
杉道助氏からすれば吉田松陰は大叔父になる。
こんな凄い人が、日本国土開発で一緒だったとは。
この上ない光栄のいったりきたりである。
会社の先輩に、詳しい事情を聞いたら、便りが来た。
杉道助氏の人となりを紹介する資料を得た。
これは司馬遼太郎が“歴史と風土”に記したものとか。
杉氏の墓は、誠に小さい。
大阪商工会議所会頭まで勤めた人にしては。
これには後日談があったようだ。
親戚の偉人・松蔭より大きな墓を造るなと言われた由。
これを律義に守るあたりが一族の結束か?
先輩から頂いた資料の末尾の一節が気になる。
当時のある寺の住職は、吉田寅次郎等知らないと言っている。
松陰などは後世、山県有朋あたりが華美にでっち上げたとも言われる。
司馬遼太郎氏も松陰を有名にした一人かもしれない。
だから、変な具合だ、と吐露している様に感じる。
話は元に戻るが、
杉 道助は毎日放送の初代社長をつとめた。
映画俳優の“司葉子”は山陰の名家のお譲さんだ。
彼女が社会人になり就職の話が出た。
その時、杉はおかしな会社には勤めさせてはいけないと、
自分の秘書として使ったと聞く。
何とも粋な人にも見える。
当時の大阪は、東京に負けない力があった様だ。
その中心人物が、杉道助だったのだろう。
その大阪をぶっ壊そうと言うひ若い兄ちゃんが居る。
維新の名を借りて勢いはいいが・・・。
杉道助が見たら何と言うだろうか?
                            下品?ゲス?・・・寅次郎
michisuke

michisukehaka

tukasa

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torajiro0421 at 21:57|PermalinkComments(0) 人物 

2016年03月18日

「時の流れか?」

 岐阜県シニアソフトボールリーグ戦開幕。
無事にスタートが切れた。
開幕戦は昨年の成績順に組み合わせた。
Aクラス(前年1位〜4位)4チーム。
Bクラス(5位〜8位)4チーム。
Cクラス(9位〜11位)3チーム。
我がチームはこの処、Aクラスに定住?
昨年は2連敗スタートだったが、最終的に3位。
今年は1勝1敗でまずまず。
若手の飛車角が抜けていて、この成績は良しとする。
それにしても、己の力が落ちた事は歴然とした。
打っては、速球を空振りする。
守っては、早い打球に追いつけない。
この一年、衰退は顕著だった。
多忙、雑用に負けて練習不足だと言い訳ぐだぐだ。
シニアクラスでのレギュラーは完全に消えそうだ。
後は、ハイシニア、古希クラスに活路を求めるしかない。
 開幕の日、元監督の戸川氏が応援に来られた。
氏は監督を11年間務められた(H11〜H21)
今は長男の住む静岡県磐田市に住まわれる。
新車に代えた、とアクアを蹴って長駆のドライブ。
当年とって81歳、新東名を走ってきたと意気盛ん!
当時の球友、シルバー岐阜の栗田氏とも久々の歓談。
元気な姿に、安心した。
 一転、淋しい話題が二つ。
昨年まで我がチームの代表の高橋氏(85)。
最近、救急車で搬送されて入院中。
今は、会話が思うに任せない状況。
今一人は、同級生で、ともに競った曽我富男君。
岐阜大学病院に収監されている。
糖尿病と癌の二悪と闘っている。
それに比ぶれば、己の足腰が痛むなんぞは病にあらず。
速球に空振り、打球に追いつけないなんぞは贅沢千万!
もっと練習をしろ! 酒飲む暇があるならば・・・。
時の流れを感じるが、押し流されたくもない!
                       もう少し歳に逆らってみよう 寅次郎
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torajiro0421 at 09:06|PermalinkComments(0) スポーツ 

2016年03月16日

「写真の片隅に」

東日本大震災から5年の翌日の新聞。
一面に、花束を海に投げる女性が写しだされた。
津波で命を落とした同級生に捧げる花束だった。
そして、あなたの分まで一生懸命生きますと誓った。
その翌日の新聞に、この写真の説明が載った。
この写真の奥の方に人がうずくまって小さく写っている。
悲嘆にくれて、ただそこにうずくまるだけ・・・。
カメラマンもその姿に、声をかけられなかった、と。
5年目、その日のブログに、寅は奇しくも書いた。
“忘れられない一枚”と題して。
女川病院の高台から被災地の惨状を写した写真。
同行した友人が、俺の背後から写してくれた。
その写真の片隅に、一人の女性がうずくまっている。
眼下に広がる、無残な瓦礫の町に向かって祈っている。
近づいて声など掛けられるものではない。
ジーっと一緒に見つめるだけである。
この震災は、二万近くの人々が被災された。
例えようもない苦難がのしかかっている。
人生が目茶九茶にされてしまった。
そこには二万の悲惨な違った物語があるのだ。
数字で一からげなどに出来るものではない。
神は何ゆえに、罪なき人を、これ程までに叩いたのか!
この世に、神や仏など居るものではない、と思った。
試練というには、あまりにも過酷だ。
人生とは何なのか?
家族とは何なのか?
生きるとは何なのか?
出ない答えに苛立ちがつのる。
忘れてはいけない!・・・が、
忘れなければ生きられない・・・。
都合により、人はそれを風化とよぶのか?
二枚の写真の片隅に、見過ごしてはいけないものを見た。
そして、様々な事が脳裏を去来した。
                              答えが出ない 寅次郎
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torajiro0421 at 10:36|PermalinkComments(0) 独り言 

2016年03月14日

「忘れちゃった」

 東日本大震災の日に“忘れたれない一枚”を書いた。
今日は、忘れてしまった話題を。
岐阜県シニアソフトボール連盟リーグ戦が開幕した。
この開幕に向けて、この一カ月、準備に明けくれた。
基本資料となる冊子作り。
報道、後援願いの新聞社との連絡。
昨年度優勝者へのレプリカ段取り。
来賓者への案内状発送。
選手登録の追加処理。
試合の組み合わせ作成・・・etc。
 俺はソフトボールを楽しむ為に入ったのだ。
何が悲しくて、この雑用をせねばならぬのか!?
18チーム、400名位が参加している連盟。
誰かがこれをやらないと、皆が楽しめないのだ。
観念をしてやった。
 開会式のハプニング。
優勝旗返還、前年度優勝チームとアナウンスしたが・・・。
“忘れてしまい、現在取りに走っております”との答え。
“ふざけんな!”と心の中で叫んだ。
でも、レプリカだけは渡した。
選手宣誓。
前年度優勝チームがやる事になっている。
これは忘れてはいなかった。
前年度MVPに輝いた選手が、見事にやってのけた。
“少ない年金にも負けず、正々堂々・・・”と誓った。
この時、優勝旗が到着。
改めて、返還を求めた。
以後気をつけます、と一言あった。
以後とは、これからも勝ち続ける事ですか?
この日、この前年度チャンピオンは、二連敗を喫した!
春の珍事と、みんなは叫んだ。
勝利の女神は、優勝旗を忘れる様なチーには、そっぽを向いた。
この調子なら、以後気をつける必要はない。
忘れてもかまいません。
女神さま、この調子でお願い致します!
この日、我がチームは1勝1敗だった。
                              忘れません! 寅次郎
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torajiro0421 at 11:21|PermalinkComments(0) スポーツ 

2016年03月11日

「忘れられない一枚」

 5年が過ぎた。
5年前に関東の友達に連絡した。
なかなか繋がらなかった。
電気がなく、何ともならないと叫ぶ。
携帯も充電が出来ないから、早く切ると言う。
水とガスが出ない、暖房もストップ、寒い!と。
関東北部でこの状態だ。
東北は地獄だろう・・・。
何も出来ない自分にいらだちを覚えて一カ月が過ぎた。
一か月目に関東の友人と、現地に向かった。
車に食料品を満載して、ガソリンも積んだ。
陸前高田、気仙沼、南三陸、石巻、女川を廻った。
この世の地獄である。
腐臭が立ちこめ、凄惨さに身震いした。
今にして思えば、大川小学校付近で迷ってしまった。
ナビが道なき道を教えている。
完全に通れない北上川の新北上大橋を渡れと言うのだ。
砂利道を右往左往しながら遠回りして石巻から女川に入った。
高台から被災した女川を見た。
この時、友人が写真を撮ってくれた。
その写真の片隅に、ひざまずいた一人の女性を見た。
瓦礫に向かって祈り続けていた。
大切な人を亡くしたのだろう・・・。
まだ、見つかっていないのかもしれない・・・。
この光景は今も忘れられない。
見つかっただろうか・・・。
女川の復興が一番早いとメディアは言う。
他の地区もそれなりに進んでいる様だ。
だが、人が帰ってこないらしい。
物理的には、復興できても心の復興、復旧はまだまだ・・・。
5年やそこらで、消え去る傷跡ではない。
静かに見守り、寄り添うしかないのか?
”寄りそう”とは、
何かをしてやる事ではない
 同じ方向を見て、たたずんでいる事である、とあった。
                            つい動いてしまう 寅次郎
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torajiro0421 at 13:31|PermalinkComments(0) 事件 

2016年03月09日

「生理券?」

 二年振りの同窓会が岐阜で開かれた。
昨年、後期高齢者記念一泊旅行を計画したがお釈迦になった。
原因は、集まり具合が今一悪く断念。
その代わりの同窓会と相成った。
東西南北から25人が集まった。
東京から、金沢から、名古屋から、伊丹から・・・。
故郷郡上からは8名が出席。
それぞれが痛い足腰を引きずりながら辿り着いた。
一人では来られなくて、娘をサポーターにして来た人もあり。
ステッキをつきながらの人もあり。
歴史を感じる!?
ゼニカネではない、丈夫な奴が勝利者だ!
ここに来られた人が、幸せ者であり、ウイナーだ!
来られる人の条件は、
健康である事
要介護や、要子守の人がいない事
暇でやる事のない人、これは合格者多数だろう。
行って来いと勧めてくれる人のいる事。
ズーッと行ったまま、帰らなくても良いと言ってもらえる人。
その為に多少の路銀に有りつける人。
意外とハードルは高い?
 今回はローカル鉄道で行った。
ちょいとした小旅行気分だった。
同行の女性陣は、日頃の口ほどにもなく、だらしなかった。
まず自販機で切符が買えない。
無人駅は切符を買わなくても良い。
その代わり乗る時に、整理券を取れと言う。
止まる駅ごとに、整理券、整理券とうるさい。
降りる際に清算するのだ。
意味の解らない、後期高齢者女性陣はいら立ってきた。
降りる際、車掌に“私達は生理ありません!”と叫んだ。
いや、叫びそうになった。
何とか降りたが、自動改札の通り方が解らない?
挟みを持った駅員はいない。
入る方の改札に向かったが、扉は開かない!
“いじわる!”と叫びそうだった。
生理が無くなるとはこうゆう事だったのか?
                            長生きも又楽し! 寅次郎
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torajiro0421 at 14:29|PermalinkComments(0)  

2016年03月06日

「欅の力」

 白鳥神社のご神木、欅の枯れ枝を製材した。
神社の部分的修繕に使う材料として。
枯れ枝と言っても、完全には枯れていなかった。
50cmから1.5mまで位の細い材料を採取。
驚いた!
5cm角で1.5m位の材料を製材した。
引き終わって2〜3時間したら、反り出した。
何んだこりゃ!
製品にならないじゃないか!
欅はよほど乾燥させないと反って、狂ってくる。
まるで怒りをあらわにするが如くにだ。
何故、反り、狂うのだろう?
木は切り倒しても生きている。
それは水分を含んでいるかららしい。
これがほぼ抜け切らないとねじれるようだ。
木の芯の部分と外側では水の抜ける速さが違う。
早く抜けると乾燥し収縮が始まり、ねじれが出てくる。
丸太のままで5年から10年の乾燥時間が必要とか。
今回は枝の部分で細いからいいだろうと判断したが違った。
又、育った過程も影響があるようだ。
土壌や日当たりも良く、すくすく育った木は狂いが少ないらしい。
年輪も粗くて、加工も楽とか。
反面、悪い環境で成長に時間の掛かった木は狂い易い。
木自体が曲がったり、捩れたりして育っている。
年輪も詰まり、より硬い木になり乾燥時間も長くかかる。
年輪模様も複雑になり、面白味が出る由。
こう見てくると、何だか人間とよく似ている。
いい環境で何不自由なく育ったお坊ちゃま、お嬢さん。
良い大学に入り、良い会社に入るエリート街道。
敷かれたレールを走るだけで、凡そ面白味はない。
片や貧乏等の悪環境で苦学した人間は味がでる。
ひねくれも知り、悪をも知るかもしれない。
が、これを克服した処に人を魅了する年輪が現れる。
扱い難いかもしれないが、そこが魅力だ・・・欅も。
                            ひねくれたままの 寅次郎
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torajiro0421 at 22:11|PermalinkComments(0) 雑学 

2016年03月04日

「認知の母にキッスされ」

 巨人フアンの友人が、読んでみろと送ってきた。
阪神フアンの俺に送り付けるのだから、余程自信があるのだろう。
著者はこれまた巨人フアンの、ねじめ正一。
前にも“長島少年”と言う本を送ってきた。
阪神フアンとしては、読みたくなかったが・・・読んだ。
涙が出そうになった。
今回も、なかなか読み出せなかった。
その理由の一つは、我が母が認知症だったからだ。
どうせ同じ様な境遇の愚痴話だろうと推測して。
1年前に母は逝った。
今にして思う。
何故もっと早くに読まなかったのか!と。
ねじめ正一氏に比べると、俺は何と親不孝だったのか。
マザコンと呼ばれるのがいやで、病院へ行かなかった。
忙しさに事寄せて、行かなかった。
行かなくても済むから行かなかった。
女房が病んで、行けなくなり、仕方なく行った。
その時は、洗濯物を持ち帰り、洗濯もした。
女房が回復して、行ける様になったら、又行かなくなった。
たまに病院に行っても、義務であった。
そこには愛情のかけらもなかった。
父は35年前、肺ガンで亡くなった。
意識は最後まで正常だった。
母は96歳だったが、最期の数年は痴呆症だった。
俺としては、初めての経験で、どうすればよいのか解らなかった。
介護の大半は女房に任せた。
逃げていた節が無きにしも非ずだ。
この世において二人とない肉親だ。
他人である女房に任せた事は卑怯であったやも知れぬ。
母に対して、卑屈であったかもしれない。
最後は、誰も何も解らず、自分すら解らず旅立った。
淋しい思いをさせたかもしれない。
自分の家で看取れた事がせめてもの罪滅ぼしか・・・。
巨人フアンであるが、ねじめ正一氏を尊敬する。
多くの人に読んでもらいたいと思う。
                              何時も後手の 寅次郎
nejime

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torajiro0421 at 08:55|PermalinkComments(0) 家族 

2016年03月01日

「表紙になった」

 写真を撮りたいから来てくれと言う。
何の写真家と問えば、小冊子の表紙に使うと言う。
何と言う小冊子か?と問えば、
郡上+(プラス)と言うフリーパーパーだと言う。
何の為にと問えば、
東日本大震災をテーマにしたいと言う。
それなば断る訳にもゆくまいと出向いた。
東日本大震災のボランテアに関わった3団体が集まった。
我々は気仙沼と繋がっている。
“郡上気仙沼を支援する会”
瓦礫撤去、家屋内の泥排除、五十鈴神社の修復。
津波が到達した高さの場所に、桜の植樹。
現地では“気仙沼荘川桜保存会”も出来た。
救援物資、義捐金送付etc。
気仙沼からは、大漁旗一対、多くの海産物も戴いた。
そして昨年暮れは、多額のふるさと納税を戴いた。
何だか、逆に支援を戴いている感じもして恐縮。
他の団体は、郡上奉仕隊。
炊き出しに行ったり、
郡上踊りで、心のケアを目指して現地入り。
今一つの団体は、女性防災クラブ。
災害発生時に、女性の役割を認識し、日頃の訓練、
意識の高揚に努めておられる。
この小冊子の中で、被災地に姉妹誌の有るのを発見。
その名を“んだっちゃ!”〜仙台弁。
そうだ!そうですよ!の意味。
石巻市、東松島市、女川町に50,000部発行と言う。
“みんなで一日も早い復興に取り組むんだっちゃ!”と。
小冊子が互いの距離を縮めて繋がる。
そしてお互いを知る、理解する。
そこから又、新たな絆が芽生える・・・様な気がする。
双方発行元の“中広”さん、がんばってけさい!
これぞメディアの真骨頂!
                              んだっちゃ! 寅次郎
gujyo

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ndaltucya

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torajiro0421 at 09:38|PermalinkComments(0) ボランテア