2017年02月

2017年02月27日

「完全犯罪」

 ログハウス別荘の窓ガラスが割られた。
このハウス、平素は無人である。
久方ぶりに来られた家主ご夫婦から電話が来た。
来てほしい、と。
行ってみると、
南側ベランダの中央に位置する大きな窓が割れている。
ペアの二重ガラスだ。
主人曰く、昔、鳥がぶつかった事があったと。
その時は割れなかった。
その時は、鳥の羽がいくつか落ちていた、と。
所が今回は、何の形跡もない。
ベランダの先は雑木林である。
林には、枯れ枝も見られる。
その枯れ枝が強風に煽られて、飛んできたのか?
だが、枯れ枝が落ちている痕跡がない。
昔、裏のドアーを破られたことがある。
ノブ近くのガラスを割り、ノブを内側から回して侵入している。
以後、防犯ブザーを取り付けた。
今回も、人間が窓ガラスを叩けば、そのブザーが鳴る位置である。
ペアガラスは、手で叩いたくらいでは割れない。
ハンマー等で叩かないと割れない。
割れ落ちたガラスを見ても、叩いた痕跡は皆目ない。
割れた後を見ると、鋭いもので叩いた形跡もない。
窓枠一ぱいに大きく割れている。
人間か、或いはカモシカあたりが体当たりをしたか?
その窓下には、薪ストーブの細い薪が積まれている。
それに、何の乱れもないから不思議だ。
名探偵コナン、迷探偵トナン・寅次郎も考え込んだ。
現場を何度も見た。
広いベランダには大きな丸太の手すりがある。
今は、それに雪が積もり、小山状態である。
その山にも何の変化もない。
誰かが来た形跡はゼロである。
・・・ふと上を見上げた。 解った!
犯人は、屋根雪だ!
屋根の妻先には、雪が覗いている。
これが落ちて、ベランダの雪山に滑って、窓へ!
数日して気温が上がり、犯人は跡形もなく消えた。
                              犯人は無罪! 寅次郎
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torajiro0421 at 08:56|PermalinkComments(0) 事件 

2017年02月25日

「国岡鐡造=出光佐三」

 久々に女房と映画鑑賞。
2年ほど前に読んだ“海賊とよばれた男”
その時のブログにも書いた読書感想文は、大賛辞!
読みながら、涙腺ゆるゆる・・・だったと。
映画は違った。
涙腺の緩むところもあったが・・・。
あれだけのドラマを2時間半にまとめるのは無理だ。
本を読んだ人が映画を見れば理解できるが、
映画だけを見た人は、理解できただろうか?
映画は原書の価値を下げた。
これが見終わった偽りのない感想だった。
でも、本を読んで、全然記憶に残らない所が見られた。
それは出光の妻の事である。
あまりにも仕事の事が鮮烈で、女性の事が残らなかった。
それを映画で見る事で、何故か救われた気がした。
映画を見終わってから、妻の所だけ読み直した。
妻・ユキは12年添ったが、子供が出来ず身を引く。
献身的な女性だが、ただ子供が出来ないだけで・・・。
昨今では考えられない事である。
離婚の翌年に出光は再婚している。
これでは先妻・ユキが余りに可愛そうだ。
後妻は三人の子供を産み、後継者を育てる。
この後妻と子供達の事は、本も映画も取り上げない。
そして、幾星霜・・・佐三94歳。
このエンディングも記憶になかったが、映画で再見。
年老いた佐三の元に、一冊の本が届けられる。
それは先妻・ユキが、佐三の新聞記事をスクラップしたもの。
そしてユキは数年前、施設で息を引き取ったと聞く。
再婚をせず、終生、外から佐三を見守り続けた。
佐三を愛し続けたユキ・・・。
だが、佐三はユキを忘れてしまっていた。
功成り、名を遂げたが、大事な人を忘れてしまっていた。
社員は家族だ、首を切らない!と豪語してきた佐三が・・・。
一人のかけがえのない女性の首を切っていた。
彼女との結婚記念の写真を握り締め、悲嘆に暮れる・・・。
凄い男だった、日本男子の矜持そのものだった、だが・・・。
仕事だけの男だったのか?と憐れみも禁じえなかった。
車椅子で嗚咽する佐三に、ユキの笑顔がダブった。
                             佐三の負けだ! 寅次郎
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torajiro0421 at 15:56|PermalinkComments(0) 人物 

2017年02月23日

「つばき・山本一力」

 つばきは、深川で一膳飯や“だいこん”を営む、女丈夫。
ミスっても、災い転じて福となす器量。
素直さが大店の旦那衆に認められる。
たかが小さな一膳飯屋だが、人脈が広がってゆく。
キャリァウーマン的な感じ。
事がうまく運びすぎる印象が残る。
もっと泥臭い江戸下町人情が見たい。
つばきは完璧に近い。
もう少し、女の感情と言うか、色恋があってもいいのでは?
あまりにもビジネスオンリーでは淋しい。
才色兼備な女性は好きになれないなー。
時には酒でも飲んで、頬そめて、しなだれかかる・・・。
女の弱さと言うか・・・があってもいいと思うねぇ。
最後は、大工棟梁・与五郎の理不尽な振る舞いに啖呵を切る!
読んでいても、スカッとする。
小股の切れ上がったいい女だなーと瞬間、惚れる!
吉本新喜劇の、白豚こと、未知やすえも啖呵を切る。
“われの頭割ってストローで脳みそチューチュー吸うたろけー!“
やくざが退散すると“怖かったー”とはにかむ。
この“はにかみ”がつばきにほしい。
“時には娼婦のように”と言う歌もある。
乱れる女、崩れる女、弱さを見せる女、・・・魅せられる。
小さい時から親父の博打好きに一家が苦しめられる。
こんな苦労が、弱みを見せない女に成長したのだろう。
完璧な女には魅力はない・・・怖いのか?
綺麗でも、理詰めの女は肩がこる!
つばきの終わりが、何とも中途半端だ。
これは、この先を書く積りと睨んだ。
つばきも長女として塗炭の苦しみを舐めてきた。
まずはつばきを女として、幸せにしてやってくんねぇ。
まだその先に、かわいい女が二人いる。
妹さくら、かえでも、違った女として読みたい。
彼女らを通して、江戸下町情緒を堪能したい。
下町の、情にもろい、かかあ天下が、楽しくていい!
柴又・寅さんちの、つねさんみたいな・・・。
                               博打の弱い 寅次郎
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torajiro0421 at 08:58|PermalinkComments(0) 読書 

2017年02月21日

「74」

 二人で静かにTVを見ていた。
突然、近くに住む孫一家が、ドヤドヤと現れた。
いきなりパンパァーン!パンパァーン、パン!と爆竹!
“誕生日オメデトー!” 孫達が叫んで乱入してきた。
折角二人で静かに過ごしていたのに・・・。
ハイハイ、ケーキにローソクを立てて!
何本立てるの?
バーバに聞いてみな!
74本!
そんなにないよー!
ハイ、火をつけて!ハイ電気消して!
ハッピバースデーツウユー、ハッピバースデー・・・。
1歳半のチビも、片言でアッピバーエーむにゃむにゃ・・・。
孫達三人が、それぞれ花束を贈った。
今日のケーキはオリジナル!
今日、半日かけて、皆で作り上げたと言う。
市販の既製品のように華美な飾りはない。
だが武骨な姿に、皆の気持ちが表れている。
ケーキ入刀! 八つに切り分けられた。
うまい!おいしいー!
これなら、ケーキ屋さんが始められるぞ!
娘の旦那が越前からのお土産を持ってきた。
羽二重シュー。
福井産コシヒカリの米粉に、シュークリームを詰めた餅。
羽二重は福井の名産・高級絹織物。
それを連想させる、柔らかく粘りのあるお菓子。
これも美味しかった!
和服の好きなバーバに似合った菓子だろう!
それぞれが、心を込めた贈り物に、感謝、深謝、多謝!
バーバは24で寅の妻となって50年。
昨年、金婚式を祝って頂いた。
24の時、74の今夜を想像しただろうか?
この子や孫も、いずれ行く道であるが、
こ奴らに、不様な姿を見せられない!
今日、バーバはTVで“ロシアより愛をこめて”を見ていた。
今、そのテーマ曲を、ピアノで練習中だ。
まだ伸びしろはあるのだろうか?
                         何もしなかった ジージ・寅次郎
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torajiro0421 at 08:38|PermalinkComments(0) 家族 

2017年02月19日

「藤代昇夫妻・金婚式」

 JC恒例の金婚式。
昨年は俺達が祝って頂いた。
今年はポン友・藤代昇。
祝辞を一席ぶてとご下命があり、ぶった。
 彼との出会いは、郡上JC創立時。40年前になる。
当時の彼は超まじめ、堅物人間。
伊知子一筋。
若い者はゴルフなんぞやるべきでない!とほざいた。
所が2,3年の内に、俺より上手くなっていた。
あろうことか、カカの伊知子までがナイスショット!
ふざけんじゃない!
ゴルフを覚えてから、人間の幅が出てきた。
当時の白鳥町は三島町制が長く続いていた。
マンネリを打ち破れっ!
と、39歳の美谷添生を担ぎ出して戦った。
もう少しだったが、敗れた。
これで若い者に自信がついた。
年寄りも、我々を認めだしてきた。
 話し変わって、藤井孝男後援会に藤政会がある。
そこの二代目会長を藤代に譲った。
選挙に強いというのが最大のポイントだった。
ある時、藤井をそろそろ総理大臣にしようと言い出した。
東京まで出かけてゆき、檄文を読み上げた。
“美濃を制する者は天下を制する!”
自民党総裁選に立つべし!と気合をかけた。
まさかと思ったが“やります!”と言う返事。
こりゃ弱ったなーと二人で相談したが、やるしかない!
やった! 小泉に負けた!
この頃から、小泉とは反りが合わなかった。
郵政選挙で激しく戦って敗れた。
それ以後は、勝ったり、負けたり・・・。
こうなったのも、全て藤代が悪いのだ!
あの時、おだてなければよかったのだ。
でも、お陰で、楽しい時代を過ごせた。
その後、彼は、年と共に成長を見せた。
その要因の一つは、俺と付き合ってきた事である!?
そして今一つは、大変な読書家である。
彼のモットーは晴耕雨読。
晴れた日にはゴルフをやり、雨の日には本を読む。
そしてその陰に、伊知子夫人が寄り添って支えた。
決してでしゃばる事無く・・・。
最近、ようやくお金を使うことを覚えてきた。
これで更に一段とスケールの大きな人間に成るだろう。
期待を申し上げて祝辞といたします。
おめでとうございました!
                       今宵もまた2ごう超えである 寅次郎
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torajiro0421 at 11:38|PermalinkComments(0) イベント 

2017年02月17日

「初舞・29」

 西川流・静恵会の初舞にお呼ばれ。
その前に、親戚に3回忌法要があり、出席。
12時から、お斎が出て、当然酒も出る。
今日は夕方4時から、初舞があるから飲んではいけません!
飲んでも程々に!と大奥からのお達しがあった。
“酒と女は2ごうまで”が我が信条。
2ごうまで、2合までと言いながら、2合が終わらない。
帰宅したのが午後5時。
孫の初舞は見ることが出来なかった。
6時から、バーバ達、経験豊かな人達の舞。
人生を長くお務めだから、格式は高い。
来賓は郡上市長さん、市議会議長さん他、
初代市長さん、初代市議会議長さん。
病院の院長さん、自治会長さん等々多士済々。
中日新聞の記者も取材に来ていた。
写真撮影はご法度らしかったが、撮っちゃった。
超お姉さん達20人位が、順番に舞った。
日頃の練習の成果をご披露下さった。
市長さんは踊りがお好きなようだ。
正座して、かぶりつきでご覧になっている。
年増が好きなのだろうか?
いや、日本の伝統文化がお好きなのだ。
古い、古い、伝統文化が・・・。
古いばかりじゃない、若い娘さんから、小学生もいた。
今日の4時からが、その子達の発表タイムであった。
新聞はその子達を報じてくれた。
この子達がいないと、この会も消滅の危機だ?
絶滅危惧種は救えないけれど、後継者は育てられる。
我が孫(小3)も踊っている。
バーバも後継者が出来て、一安心の様だ。
危惧種先生方の華麗な舞がひと段落したら、舞台は一転。
大城バネサの歌謡ワンマンショーに!
アルゼンチン生まれの小柄な女性歌手。
パンチの効いた声を聴かせる。
この頃、市長さんの姿は消えていた。
若い娘の歌とリズムは、性に合わないのか・・・?
寅も、昼からの酒が続き、この辺が限界だった。
記憶が途切れ途切れ・・・。
                       又、2ごうを超えてしまった 寅次郎
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torajiro0421 at 08:58|PermalinkComments(0) 文化 

2017年02月15日

「福翁自伝」

 白山塾でテキストとして学んだ。
福沢諭吉は68歳で亡くなっている。
この本は、彼が64歳の時に作られた。
速記者を侍らせて、彼が口述して纏めたもの。
伝記と言えば、品行方正、正義の味方的なものが大半。
だが、これは違った。
福沢諭吉は後世になって評価の上がった人だろう。
死ぬ4年前に、自分を総括しておこうと語りだしたのだ。
その時、将来自分が一万円札になる等とは露ほどに思わなかったろう。
一介の田舎侍の生き様を、福沢家に残しておこうと思った位だろう。
だから、飾らず、赤裸々に己を語れたのだと思う。
幼少時の赤貧時代。大阪の緒方塾でのいたずら時代。
大酒飲みであったところが何とも共感が持てる。
とてもこんなのが将来、一万円になるとは思えない。
彼がなるなら、俺でも千円位にはなれそうな気がする。
白山塾で水谷講師に質問したことがある。
彼は自分の一生の半分(34年)を江戸のちょんまげ時代。
後半の34年を文明開化の明治時代にと、折半されている。
維新の立役者、勝、西郷、大久保、竜馬、松陰等と同じ時代に生きている。
なのに、福沢の名はそこに出てこないのは何故か?と。
彼は政治家ではなく、武闘派でもなかった。
ひたすら洋学を学び、開国論者を貫く。
命のやり取りは性に合わなかった様だ。
明治政府が落ち着いてきてから、福沢の考えが生きてきたのだ。
そこまでくるともう暗殺の心配もなくなってきている。
危険な時代はひたすら勉強して、時期の来るのを待つ男だった様だ。
将来を思い、若者の教育に力を入れ、慶應義塾が開花してゆく。
大酒飲みではあるが、女性との色恋話は皆無。
刹那的に女を求める維新の志士達とは一線を画す。
人生観、死生観の違いか?
貧を苦にしない、そして借金が大嫌いは、見事。
でも、翻訳業に勤しみ、大邸宅を購入してゆくから不思議。
新政府から、かなりのポジションを示されても、振り向かない。
渡米が2回、渡欧が1回と、船の時代に勇敢だ。
かなり野次馬根性が旺盛だってと見る。
晩年の諭吉は、人間味に欠けてきた感じがする・・・偉くなったのか?
諭吉翁は大好きだ! 誰よりも君を愛す!
だが、長居をしない君は嫌いだ!
                            ずーと居てくれ! 寅次郎
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torajiro0421 at 09:54|PermalinkComments(0) 読書 

2017年02月13日

「昼間の酒盛り」

「昼間の新年総会」
 これをやらないと今年のソフトは始まらねぇ。
美濃インターチェンジのそばのホテルに集合!
毎度毎度、場所の設定が大変だ。
少し入り組んだ所だと、たどり着けねぇ面々。
自慢じゃないが、カーナビは有るけど使い方が解らねぇ。
今回は料金所を出ると、そのすぐ前だ!
あまり近すぎて、通り過ぎた奴がいた。
頭の構造がわからねぇ?
ソフトボール以外、何も解らない、何も知らない、何も出来ない。
それでも宴会になると、酒の飲み方は一流だ。
量も一流、声の大きさも超一流!
動きも激しくなる!
昼間だと言うのに・・・。
如何に日頃、抑圧されているか?
奥様の顔が浮ぶようである。
 飲む前には一応、総会を行なった。
前年度の決算、今年度の予算、事業計画と型通りに。
ぐずぐず、ごたごた言ってると、進まない。
これが終わらないと、飯にありつけない。
酒が飲めない!
こちらの議案説明に“異議なし!”の声・声・コエ・こえ!
その前に、会長挨拶。
トランプの人種差別を批判した。
今や世界は、有色人種が活躍している。
陸上短距離で、白人は歯が立たない。
他の競技でも、黒人選手が優位である。
プロ野球メジャーリーグも然り。
トランプは時代を逆走しようとしている。
又最近、人工知能=AIなるものがもてはやされている。
この先、多くのことをロボットが代わりをする時代になる。
しかし、ソフトボールにロボットは要らない。
プレミアムフライデーと称して金曜日は3時で仕事は止め。
余暇が出来る。
ロボットと遊ばないで、体を動かそう!
我々の旗印は“生涯青春”である、と喝破。
“ソフトボール・ファースト!”
                             さあー飲もう! 寅次郎
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torajiro0421 at 09:17|PermalinkComments(0) スポーツ 

2017年02月11日

「旨い!大根足」

 バーバが育てた秋大根。
雪の中で、寒さに耐えると甘くなる!
春待ち人参の真似をした。
春待ち大根。
その横では、白菜も越冬させた。
葉っぱを頭で結んで、雪が中に入らないようにした。
凍みてしまうとパーになる。
必要な分だけ、雪を掘り起こして取り出す。
天然の冷蔵庫である。
そして、寒さの中で甘みが増せば一石二鳥。
これは科学的に証明されている。
寒い中に野菜を置くと彼等は、凍るまいと努力する。
体内の水分の中に糖を作り出す。
砂糖水は、普通の水より凍りにくい。
彼等は体を甘くして、凍らずに生き延びるのだ!
凄い!
 雪をかき分けて、バーバが掘り出してきた。
冷たい水で土を洗い落とした。
その中の一本に見とれてしまった。
その白き姿態・・・
バーバよりはるかに、ふっくらと瑞々しい。
・・・艶めかしい。
切り刻んで鍋に入れるのはおしい。
が、バーバは無情にも包丁を入れてゆく。
何の感情も湧かないのだろうか?
その日の夕食、それはおでんに姿を変えてきた。
そこには、あの艶めかしい姿はなかった。
薄茶色の輪切りのおでんに変わり果てていた。
ちくわ、はんぺん、こんにゃく、玉子達と同居。
でも、旨そう!
 俺も寒くなると凍らないように熱燗を補給する。
時々、補給し過ぎる・・・。
医者は“少し糖がでていますねー”と言う。
“凍らないためです!”と心の中で答える。
寒は甘で燗なのだ! 
                               自然は楽し 寅次郎
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torajiro0421 at 09:22|PermalinkComments(1) 植物 

2017年02月09日

「膝小僧が泣く」

 北風小僧がやってくる頃・・・
膝小僧が泣き言を言い出す・・・。
いじめた訳でもないのに、痛みが顔を出してきた!
俺の左膝小僧の履歴書。
生まれてこの方、73年間、故障歴ゼロ!
誠に高性能なショックアブソバーだった。
3年前の春。
シニアソフトボール・サクラカップで捻挫。
歩行困難のアクシデント。
生まれて始めての車椅子。
松葉杖も経験した。
歩けない事が、もどかしかった。
全快まで半年かかった。
その間、ソフト、ゴルフは封印。
この度の痛みには心当たりがない。
一年間のオーバーワークのせいか?
休めば治るのか? 休んだが駄目だ。
寒くなったからか?
暖めてみたが駄目だ!
渋々、整骨院の門を叩いた。
院長も良く解らないようだ。
この年になると、良く水が溜まるらしい。
水の溜まる人は女性に多いらしい。
へその下方の水分が膝に下りてきて溜まるとか?
下方は乾燥状態になり、潤いは消える・・・?
女性の生命線?
解るような気がする?
だが俺の膝に水はない。
治療二週間目に入った。
僅かながら、快方に向かってる・・・気がする。
深酒をすると、痛みが強くなる・・・気がする。
酒は血流が良くなるというが・・・・気がしない。
違うのか?
開幕まで、あと一ヶ月だ。
焦る・・・。
                              膝小僧めっ! 寅次郎
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torajiro0421 at 08:45|PermalinkComments(0) 健康 

2017年02月07日

「大西郷という虚像」

 明治維新の中心人部ながら晩年が不遇。
維新の内部抗争に負けて、下野。
敗者なら悪人なのか?と思えば、否である。
今でも上野に立派な銅像で輝いている。
良く解らない人である。
 関東の寅次郎が送ってきた。
原田伊織著“大西郷と言う虚像”
西郷隆盛を解剖している。
“短刀一本で事は済む!”と好戦的な西郷は倒幕に突き進む。
明治新政府が出来、西郷の人望が大きくなる。
朝鮮の開国を平和裏にと望む西郷に、大久保、岩倉、木戸が、なん癖。
西郷を貶める。
加えて、新政府の主要メンバーが私利私欲に走る。
木戸の子分である山縣や井上の不正は目に余る。
明治維新は、テロ集団が政治の実権を握っただけだ。
戊辰戦争など、改革の戦争等ではない。
それは京都での恨み、復讐の怨念戦争である。
会津が恭順を示しても、許さず、壊滅に追い込む。
そこには、明確な日本の将来ビジョンなんぞは、欠片もない。
外交交渉等にしても徳川幕府のほうが余程優秀だ。
欲にまみれた怨念と不正の明治維新。
これ等に西郷は激怒して、辞表を叩き付け、帰郷する。
西郷は決して優秀な官吏ではないが、正義感は抜群。
薩摩のよか二才どん達の、常に頭目であった。
これが後に、西南の役に繋がり、田原坂で消えてゆく因となる。
彼は、最初に倒幕を企てた時は、幕府に対しての賊軍である。
幕府を倒したら、官軍になっていた。
そして新政府に辞表を出しらた、西南の役で賊軍である。
しかし明治22年、恩赦で正三位を贈られて、又官軍。
西郷を殺した連中が、自分達の罪滅ぼしに、なした仕事だ。
そしてそれが上野の銅像へと繋がったのだろう。
後年、福沢諭吉は“西郷の罪は不学にあり”と手厳しい。
この本の中で、もう一人正義の男を見た。
佐賀藩の江藤新平、維新の十傑とも言われ、西郷と共に働く。
新政府の法務大臣となり、山縣や井上等の汚職を厳しく追及している。
西郷等と共に下野して佐賀に帰る。
その後、理不尽な裁判で獄門に処せられている。
これも明治22年、大恩赦で正四位を贈られている。
                              一読に値する 寅次郎
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torajiro0421 at 08:31|PermalinkComments(0) 読書 

2017年02月05日

「龍潭寺」

 平成5年(1993)、53歳の時である。
この年、書初めに“吾唯足知”を書く。
4月、一念発起、高建コーポレーションを立ち上げる。
同月、中学の同級生“辰巳会”で三河蒲郡方面を旅する。
その時、この龍潭寺を訪れていた。
23年前である。すっかり忘れていた。
 今年のNHK大河ドラマ“女城主・直虎”でこの寺が出て来た。
始めに聞いた時、どこかで聞いた名前の寺だなー・・・だった。
アルバムをひっくり返してみた。
出て来た!この寺の、裏庭が・・・違ぇねぇ!と確信。
江戸時代初期、小堀遠州作の名園。
ここだけが、頼りない脳裏ながらも、鮮やかに残っていた。
本堂の裏が回廊になっていて、そこに座って眺めた事を。
そこに誘ってくれたのが、今は亡き同級の黒田稔。
彼は旅行業を営んでいて、この名刹を知っていた。
しかし、23年後、この寺がNHK大河ドラマになる事までは知らなかったろう。
直虎は少女時代、その名を“おとわ”と言った。
今川に攻められ、やむなく出家する。
その出家先が、この龍潭寺なのだ。
そこの住職・南渓和尚が、おとわの師匠となり助けてゆく。
今、ドラマはおとわ時代が終わり、成人女性へと移り行く。
女だてらに、その名を“次郎法師”として物語は展開する。
23年前のアルバムは何とも若々しい!
賞味期限、内である!
だが、この時の旅行参加者は24名、悲しいかな4名が消えている。
男は、黒田 稔、曽我富男、女は、鷲見ちず、杉山幸江、である。
逝く奴は、みんないい奴等ばかりだ・・・。
今年我々は喜寿だ、何処かへ旅しよう!同級生がとうるさい。
23年前は、お寺なんぞ!と思い、ろくに見てこなかった。
パンフレットを開くと、見所満載!
この寺は1,300余年前に創建とある。
名門・井伊家の菩提寺であり、後に彦根の地に出世する。
左甚五郎のうぐいす廊下、龍の彫刻、屏風、大仏etc。
因みに、井伊家の家紋・丸に橘は瀬木家と同じ!
四人の供養も含めて、今一度行くべきか?
我が家の女城主・すみ虎に許可を得て・・・。
                           おとわにも逢いたい 寅次郎
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torajiro0421 at 22:30|PermalinkComments(0)  

2017年02月03日

「鬼の七訓」

 電通“鬼の十訓”に犠牲者が出た。
若くて美しい女性“高橋まつり”さんが自殺。
東大出の才媛が企業に殺された。
過労死と断定された。
写真を見れば、何とも美しい人だ!
おかあさん孝行だったとも聞いた。
死ぬ勇気があれば、会社を辞める勇気など屁ではないのか?
精神的に追い詰められると、死しかなくなるのだろうか?
東大を出ると、そう言う結論になるのだろうか?
この辺が、高卒の凡人には理解出来ないところだ。
かけがえのない命だ!死ぬ事はなかったよ!
彼女はツイッターで叫ぶだけで、孤独だったのか?
これだけの美貌で、頼れる恋人はいなかったのか?
何とも割り切れない事件だ。
 四半世紀前、寅は帰郷してH会社に専務として勤めた。
その会社の当時の売り上げは2億円位のBクラスだった。
その時、電通鬼の十訓を知り、真似して作った。
“H・鬼の七訓”を額に入れ、事務所に掲げた事を思い出した。
時勢も良かったのだろう、売り上げを10億まで伸ばした。
業界のAクラスにまで上り、同業者から敵視もされた。
悲しい事に、社長からも疎まれだした・・・何故?
専務は、会社を乗っ取ってしまうのでは? と。
それを察知して、さっさと会社を辞めた。
“過ぎたるは及ばざるが如し”とはこの事か、と。
以後、すまじきものは宮使えと心に決め、会社を起こした。
収入は大幅に下がったが、いい仲間と巡り合えた。
こいつ等と仕事が出来れば、先は明るいだろうと頑張った。
今は、会社を若手に譲り、扶養家族的存在。
今、会社に、鬼の十訓、七訓、等はない。
これ等はトップダウンの押し付け経営だと知った。
会社に“安全十訓”はある。
パワハラ的な上下の関係はなし!
発言は極めて自由!
但し、向上心無き者は望まず。
残業は能力の無い者の仕事。
皆で稼いで、皆で分ける、スモールパブリックカンパニー。
今のところは機能している。
今日は節分だ。
                               扶養の老鬼 寅次郎
maturi

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torajiro0421 at 08:52|PermalinkComments(0) 独り言 

2017年02月01日

「厄払い神事」

 42歳は男の大厄。
男は一生の内で、3回厄年がある。
25歳、42歳、61歳。
寅次郎の場合
25歳で女に振られた!転機となった。
41歳(前厄)で、親父が旅だった。
61歳、ソフトボールで怪我、歩行困難に。
    義妹、水死体で発見。
今思えばやはり、災いがあった。
大厄である42歳頃は、働き盛り。
無理もするし、体調に異変をきたす。
社会的にも、責任が重くなり始める頃。
家庭内では、マイホーム、子供の進学etc。
その時、寅は同級生達と国府宮裸祭に行った。
真剣にお参りをせず、遊び半分だったようだ。
そのせいか、親父が66歳の若さで身罷った。
頑丈な親父だったが、肺癌だった。
あの丈夫な男が?とみんな不思議がられた。
これも、目に見えぬ運命とやら、か・・・。
 今回、白鳥神社に厄払いの、お願いが来た。
なんせ、受ける側として初めての事である。
天下の白鳥神社?が、出来ません、やった事ありませんとは言えねぇ。
どうぞ、どうぞ!と引き受けた。
地元近在の42歳、男の同級生8名が参拝者。
彼等は昭和50年生まれ。
この頃は第二次ベビーブーム。
あんたあの娘の何なのさ、が流行り、
昭和枯れすすきがヒット、広島カープが初優勝。
男はつらいよ・相合傘が大ヒット。
今年続きを書くと言い出した、五木寛之の青春の門が人気となる
こんな時代に生まれた彼等。
スーツにきっちり身を固め、個々に玉櫛を捧げた。
中に一人、車椅子の方がおられた。
雪道、拝殿の階段・・・みんなが手助けして・・・。
同級生に男の友情を見せてもらった。
約人生の半分を生きて来られた皆さん、
残り半分の後半が、より輝きます様にと願い、〆た。
                          もう厄年の無くなった 寅次郎
yakubarai2

yakubarai1

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torajiro0421 at 08:29|PermalinkComments(0) 風習