2019年11月

2019年11月29日

「石灯篭」

 白鳥神社本殿前に、二基の石灯籠が立っている。
高さは二・五メートル位でかなり風化が見られる。
彫られた文字を読むと正面に、奉納 御奉前。
横に、石灯籠 両基 献主 原 正勝
反対側に、文化十三丙子年、とあり、その下が読めない。
裏には石工 信○高遠住 守谷万壽とある。
文化十三年(1816)と言えば今から203年前。
郡上の宝暦騒動から約60年、明治より約50年前の時代。
徳川は11代将軍・家斉。
葛飾北斎(56)、雷電為衛門(49)達が全盛の時代。
全国的にも大飢饉が頻繁に続いた時代。
白鳥では牛道川大洪水や大地震が起きていたようである。
不安定な世相の中で、この石灯籠は寄進されている。
又、現本殿は1852年に建立されているが、
この灯篭はそれより36年前、旧本殿の時に建てられたことになる。
寄進者・原正勝氏を調べると、
白鳥の布屋・原醸造の第3代当主・原左次郎正勝氏である事が判明。
原氏は油坂峠に、私財を投入し苦難の末、湧き水を掘っている。
清水を旅人に提供し喜ばれている。
原氏は油坂峠の福井県側和泉村穴馬の出身。
この峠の厳しさは熟知しての事だと思う。
清水が湧き出た時、蝶々が沢山来て舞ったといわれる。
よって此処を“蝶々清水”と命名、今も湧き出ている。
これが九頭竜川の源流とされ、九頭竜湖は“蝶の湖”と呼ばれる由縁である。
又、正確には読み切れないが、この灯篭を刻んだ石工の名がある。
推測で読むと、信州の高遠石工ではないかと思われる。
高遠石工は当時、全国的に有名で各地で石仏などの痕跡を残している。
高遠石工で名工として名を残した人に、守屋貞治が居る。
これから推測しても白鳥の石灯籠を刻んだ、守谷万壽も高遠石工に相違ないと思われる。
全国に名の通った高遠石工の灯篭である。
二百年の歳月に耐えて、今も毅然と本殿前で、皆さんをお迎えしております。
先人の心意気に感謝しながら、お参り下さい。
知れば、趣も一段と違ったものとなるのではないでしょうか。
漠然と見ていたものも、内を知れば命を感じる。
先人の偉大さが伝わってくる。
今は市場経済主義とかで、情緒など皆無に等しい。
お金だけでは、後世に何も残らないだろう。
                  寅は皮を残す 寅次郎
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torajiro0421 at 17:00|PermalinkComments(0) 歴史 

2019年11月27日

「越すに越されぬ大井川」

 一昨年は“女城主直虎”で遠州を訪ねた。
箱根八里は馬でも超すが、超すに越されぬ大井川
川幅の広い大井川に架かる蓬莱橋に昔を思った。
今回は、大井川をさかのぼり、寸又峡、長島ダムを訪ねた。
寸又峡の宿は古風な翠紅苑。
この温泉街にはカラオケもなく、ひたすら飲んで語った。
翌朝早く寸又峡ハイキングコースに挑戦。
夢の吊橋までの約1時間半のコース。
紅葉真っ盛りで、都会の喧騒を離れ、汚れた心を癒す。
道端に“エロリンピック植林記念”の看板。
女性が裸で木を植えるんだろうか?
この静かな山奥で、想像は膨らんだ・・・。
よく見たら、エコリンピック植林記念だった。
トイレの看板が楽しいものだった。
天子トンネルの近くに“天子の香和屋”
厠をいい香りのする“かわや”にすり替えた。
おなごが化ける所を“美女の化粧処”
男が雉を打つところを“寸又で独白処”
(やまでひとりごとどころと読む)
10時、宿と別れてバスに乗り込む。
昨晩来た、恐怖の細道を戻り、大井川本流に出る。
そこを左に曲がり、長島ダムに向かう。
長島ダム駅の手前がアブト式の大井川鉄道。
丁度、電車が来て、スローライフ鉄道が見られた。
長島ダムは我々土方には興味深い。
大井川水系で唯一の治山治水の多目的ダムで高さは110mの重力式。
湖面には鉄橋がかかり電車が走り、歩行も可能。
レインボーブリッジと称し絶景である。
又、湖面を利用してカヌー競技も行われる。
ダム工事を観光面に発展させた事でも多目的だ。
この水系の奥に畑薙第一、第二ダムがある。
我が日本国土開発が絶壁に挑み、道路を付けた所。
1,961年、大井川をプロペラ船で遡り、資材を運んだ。
15tのブルドーザーを100mも吊り上げ現場に付けた。
今回、そこまで行きたかった。行くべきだったがタイムアウト。
容易くは、行くに行かれぬ大井川だ。
宿の床の間に鬼の絵の焼き物
“一人山に登りて遠くを望む 我の小ささに驚き 酒を飲む“
                   良き旅であった 寅次郎
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torajiro0421 at 17:00|PermalinkComments(0)  

2019年11月25日

「土方の酒盛り」

 昔、男ばかりで飲む酒を、死に酒と言った。
我々はほとんどこれで鍛えられてきた。
飲み放題に時間など関係なかった。
酒がなくなるまで飲んだ。
それが連日である。
あれからウン十年。
歳月は酒量を減らした。
遅まきながら、限界を自覚。
酒呑童子も酒呑老人と化してきた。
それでも普通人の倍は飲むか?
寸叉峡の宿は内部が合掌作り風。
土方、野武士風情にはピッタンコ!
其処にあろうことか、浅黒い女性二人。
今宵の料理の説明を始めた。
日本語が流暢である。
出身地を聞けば、ネパールとスリランカと言う。
ネパールと言えばインドの北部に横たわる国。
スリランカはインドの先端に浮かぶ島。
我々が学んだ頃はセイロン島だった。
寸叉峡と何の縁があって、この僻地に来たのか?
女性に年齢を聞くのは失礼と思ったが聞けば、二人共27歳。
学校を出て日本に来て三年目だという。
三年でこの日本語の流暢さは何だ?
優秀な二人なのではないか?
名前を聞いたが、酔っていて忘れてしまった。
気持ちよく笑顔で接待してくれる。
\2,000/一人、のチップを出したら、遠慮して受け取らない。
無理に豊かな胸元にねじ込んだ。
にっこりしていた。
彼女らの国にはそうゆう風習はないのか?
或いは支配人に止められているのか?
後で調べたら¥2,000は多すぎた。
彼女達の国の平均給与は¥30,000/月位との事。
今回初参加の鹿児島は、入社から今日までを立って語った。
野球は上手だった、記憶力も並み以上だ。
ただゴルフは見事ホタル賞に輝いた。
部屋で吞み直した酒呑老人たちは久々にエンドレス!
ブレーキとアクセルを踏み間違えるお年頃・・・。
                朝が怖かった 寅次郎
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torajiro0421 at 17:27|PermalinkComments(0)  

2019年11月23日

「掛川の合戦」

 51年前、韓国人・金嬉老は暴力団員二人を射殺。
金銭のもつれから掛川のクラブ・みんくすでライフルを乱射。
土地勘のある、寸又峡へ逃げ込んだ。
旅館・ふじみ屋に人質13人と、ライフルとダイナマイトで武装し立て籠もる。
四日間の籠城戦の末、取り押さえられる。
彼は殺人事件を人権問題にすり替えた。
日本人は在日韓国人を馬鹿にした。
その報復だと。
韓国に帰国して、彼は一時英雄扱いだった。
韓国はそうゆう国です。
彼が逃げ込んだ寸又峡とは、どげんな所か?
 その前に、掛川のミオス菊川CCで一勝負。
その前夜祭は、掛川市内のカラオケで歌合戦!
カラオケ合戦も定番となり、皆さん練習を積んでくる。
懐メロあり、新曲ありだが、基本はド艶歌。
飲み、喰い、語り、歌う!
こうなると、年齢は何処かに飛んで行く。
酒と歌が、老人を青年に変える。
明日の試合など眼中になくなる・・・。
番狂わせはここから始まる。
予想通りに収まった試しがない。
去年は東北の牝馬が鹿児島場所をぶっちぎった。
3位も東北の文。韓国の文に似て頑固一徹。
その印象が強く残って、今年も東北勢に人気は傾いた。
前半は病み上がりで酒を控えた岐阜の寅が先頭で引っ張った。
向こう正面、折り返しで東北の文が出て来た。
そのケツに、昨年の勝ち牝馬が付けている。
東北ラインの出来上がりか? に見えたが・・・。
4コーナーを廻っても、埼玉の未勝利馬が下がらない。
この未勝利馬、急遽出場に踏み切ってきた馬。
何時もブービー候補で、戸の外からの挨拶が定位置の馬。
この馬、後ろ姿が、金を嬉こぶ老人・金嬉老に似ている。
もう一頭、粘る馬がいた。
昨年の知覧場所を回避して、今回休養明けの東京多摩厩舎の馬。
この二頭がハンデを利して、1,2着の大穴!
優勝馬は一人で5口買っていて独り占め!
有ろうことか、この騎手は貸しクラブで栄冠を射止めた。
3着に入った関西馬も何と貸しクラブだった。
貸しクラブはこのコースに合わせているのだろうか?
本命の東北馬は後塵を拝し、東北支援はここに終焉を告げた。
                病み上がりは弱かった 寅次郎
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torajiro0421 at 23:06|PermalinkComments(0) スポーツ 

2019年11月21日

「久能山東照宮」

 一年一回の新幹線会。
新幹線会はその年のNHK大河ドラマを追っかけている。
今年の舞台は二か所有り迷った。
昨年は“西郷どん”で鹿児島。
今年は“いだてん”で主役が二人。
前半は日本マラソンの祖・金栗四三。
彼の出身地は九州・熊本。
後半は東京オリンピック招致の田畑政治。
田畑の出身地は遠州浜松。
二年連続九州ではと、言うので今年は静岡県に決定。
11月18日、新幹線掛川駅に午前10時30分に集合。
関東は仙台、栃木、千葉、埼玉、東京から11名。
関西は鳥取、兵庫、岐阜から3名の計14名。
65〜80歳までの元気なポンコツ野郎がヤアヤア!
まずは駅前で酒、ビール、そば、で乾杯の昼食。
腹ごしらえを終えて、先ずは日本平から久能山東照宮へ。
天気は良し! 富士山もウエルカム!
日本平から久能山へロープウエーで下る。
ここは21年前に来た事がある。
その年、清水市で女子ソフトボールの世界選手権が開かれた。
その頃はソフトボールがそれ程メジャーではなかった時代。
世界の面々が、どぎゃんなものか?
我がチーム・田舎侍の面々は遠州に旅。
その帰途に、久能山に寄り、家康公の墓参をしたのだ。
聞けば、ここは日光東照宮より前に建立された。
御前崎、久能山、富士山、日光は一直線上にあるとか。
そして江戸城の真北に日光、更に真北頭上に北極星が輝く。
更に久能山を真西に行くと駿府城、蓬莱山東照宮、岡崎城、その先が京都。
これが東照宮を巡る三本の聖なるライと言われる。
これ等は、初めて知った。
家康公の遺訓を見るに、今回の我がメンバーの多く外れている。
人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し・・・
重荷はコインロッカーに預け、身軽にホイホイ歩くが如しポンコツ共。
不自由を常と思えば、不足なし。
常に不自由な我が身共、夜な夜な徘徊の自由を知る。
己を責めて、人を責めるな
己を責めず、相手を責めねば勝てぬゴルフ・・・。
過ぎたるは及ばざるが如し。
飲み過ぎたるは二日酔いになるが如し。
          掛川の夜は更けて・・・寅次郎
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torajiro0421 at 21:15|PermalinkComments(0)  

2019年11月19日

「不忘の碑と看板」

 この碑の命名には迷った。
伊勢湾台風の時、この地で7名が亡くなった。
この地とは、岐阜県郡上市白鳥町白鳥ひばり町
拙宅のすぐ隣の場所。
当初は、隣人の供養塔として考えた。
ならば、慰霊の碑が最適と思った。
ところが、これには、待ったがかかった。
建立場所が市有地である。
加えて、慰霊碑では宗教的であると言う。
これの建設費は、寄付金と補助金を当てにした。
市有地に慰霊碑では補助金はダメだと言う。
無い知恵を絞った。
まず慰霊を表から消した。
目的をより鮮明にした。
この碑は、伊勢湾台風を忘れず、後世に語り継ぐ。
この碑は、災害の防止とその啓蒙の拠点にする。とした。
 ところで、不忘の碑 と言うのは耳慣れないが他にあるのだろうか?
ネットで探してみたら、三点ほど出て来た。
長野県上田市の無言館近くに“俳句弾圧不忘の碑”があった。
戦時中、治安維持法の下に、多くの人が検挙された。
戦争を否定する俳句が投獄の理由。
表現の自由が制限された。
今、表現の不自由が問題になっているが・・・。
自由が風化されつつあるのか?・・・忘れまじ。
 太平洋戦争末期、宮城県蔵王連峰不忘山に米軍B-29、3機が墜落。
34名の米軍兵士が死亡。
先人たちは恩讐を超えて、鎮魂の碑に世界平和を願った。
 三重県桑名市揖斐川最下流端にある。
伊勢湾台風はこの地に202名の犠牲者を出した。
慰霊と惨禍を忘れず、再度ない事を念じて建てられている。
今回、石碑と共に、当時の様子を看板に表した。
制作者は当時12歳で、ここに住んで居たKさん。
自宅にあった写真等を基に記憶を辿り、作り上げました。
Kさんは看板業であり、当時を解り易く再現してくれました。
Kさんは現在72歳。
当時を知る人が少なくなる中で、今が限界であった。
後10年もすれば、復元は難しかったと思う。
“災害は忘れた頃にやってくる”
           心せねば・・・寅次郎
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torajiro0421 at 17:30|PermalinkComments(0) ボランテア 

2019年11月17日

「止まった刻」

 東日本大震災で悲劇となった大川小学校。
子供74人と先生10人が犠牲に。
その一部始終が検証された。
まとめたのは河北新報社報道部。
今回も関東の寅次郎君が送ってくれた。
2011年、大震災が起きた翌月、現地に行った。
一か月後の現地はまだ戦場の様相だった。
一面の瓦礫をかき分け、辛うじて道がある程度。
東京の友人と二人で支援物資を積んで向かった。
一ノ関から気仙沼に入った。
支援物資を届けて帰路はズタズタの海岸線を走った。
カーナビを入れても、役に立たない。
至る所で通行が止まっているから。
北上川に出て女川に進路を取ったが、進めない。
北上川を渡って大川小学校を目指したがダメだった。
新北上大橋が壊れて渡れない。
その時は大川小学校行きを断念、迂回して女川に入った。
この頃の被災地は、まだ猛烈な腐臭が漂っていた。
 2年後の2013年9月に訪れた。
その時のブログにこんな事を書いていた。
この時、新北上大橋は仮設状態で渡れた。
学校は海抜1mの高さと言うのに驚いた。
関係者は、何故此処が安全と考えたか不思議でならない。
避難所の指定にもなっていたと言うから驚く。
我々土方の目から見れば、これほど危険な所はないと映る。
過去に被害がなかったから、と言う無防備の一語だ。
立派な祭壇が設けてあったのが、一層哀れに見えた。
これは、ここにきて直感的に感じた事だ。
今回、本を読み悲しくなった。
裁判沙汰にまでする教育委員会、市、県の態度に。
本では指摘されていないが、新北上大橋で川幅は狭くなっている。
上流から流れる水には、これでいい、だが、
津波で逆流すれば、水位の上昇は一目瞭然だ。
それに橋がダムの役目迄している。
想定外と言う以前の諸問題に無関心である。
この本を真摯に受け止めなければ、教訓にはならないだろう。
我々も今年、伊勢湾台風60年、不忘の碑を建てた。
これが終わりではない。
              川のそばに住む 寅次郎
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torajiro0421 at 19:00|PermalinkComments(0) 読書 

2019年11月15日

「天孫降臨」

 10月22日、天皇即位の日。
最初は雨降りだった。
式が佳境に入る頃から雲が切れてきた。
そして青空さえ見え、何と虹が懸かった。
遠州では富士山が現われたという。
 そして今日、大嘗祭の初日。
雨は上がり、紅葉の山々に虹が懸かる。
それも二重の虹まで現れた。
何とも神々しく感じた。
三種の神器の一つ、天の叢雲(むらくも)の剣。
これは帝が新しい帝に移る時に雨を呼ぶといわれる。
瑞祥吉雨と言い、おめでたい雨とされる。
それが止み、虹が懸かれば大吉兆!
神の仕業と言う他ない!
代替わりの年という事で、総代の研修会で学んだ。
天皇が変わられる時、三つの儀式がある。
その一は、
今年の5月1日に行われた三種の神器を受け継ぐ儀式。
二つ目は、10月の22日に行われた即位礼正殿の儀。
即位したことを国の内外に知らしめる儀。
そして三つめが大嘗祭。
 大嘗祭とは?
天皇が変わられる時だけに行われる新嘗祭。
されば新嘗祭とは、
五穀豊穣を神に感謝する神事。
普通の新嘗祭は2回に分けて、4時間位。
大嘗祭はその時だけの神殿を作り、合計8時間。
終戦までは新嘗祭と言う祝日であった。
GHQは新嘗祭を戦争と強く結びついていると危惧した。
そこで戦後、“勤労感謝の日”と言う名前に変えた。
 今朝、出勤途中に虹を発見。
カメラに納めねばと、高台へと道草。
何だか世紀の瞬間に出会った様な感じ。
虹の外に、更に薄い虹を見た。
紅葉と雲と霧と、時折差し込む太陽光。
もう少しいいカメラなら、神様も映るのに・・・。
大自然からの粋な贈り物だ。
必死にシャッターを押した。
          天皇陛下バンザーイ! 寅次郎
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torajiro0421 at 17:30|PermalinkComments(0) 自然 

2019年11月13日

「ある日曜日」

5時半起床、トイレ、新聞、ヨーグト、洗顔。
6時20分、白鳥神社へ掃除、作業指示、作業。
7時30分、掃除終了、帰宅、朝食。
8時00分、公園の雪囲い作業は顔だけ出してパス。
8時20分、ソフトボールの試合の為グランドへ向かう。
8時30分、監督会議招集、今日のルール他を協議。
9時00分、シートノック。
9時30分、試合開始、岐阜に9;2で勝つ。
     2打数1安打、まずまず。
     左膝が本調子を欠き、走塁に難。
10時40分、試合終了、急いで帰宅して着替え。
10時55分、親戚の一周忌法要に参列。
11時00分、読経始まる。
11時40分、読経終了、法話。
12時00分、料理旅館でお斎が始まる。
      昼間から酒肴である。
14時00分、お開きになり徒歩にて帰宅。
      しばし休息。
15時00分、本日の試合結果をまとめて新聞社にメール送信。
16時00分、修練道場で今日の試合の反省慰労会で又飲む。
17時40分、帰宅。
18時00分、NHK大河ドラマ・いだてん。
20時00分、入浴。
21時00分、日記を書いてダラダラ。
22時00分、本を読みながら就寝、すぐにイビキ。
このところ、こんな感じの日曜が2週続いた。
家の事も出来ない。
孫とも遊べない。
女房とも付き合えない。
一人自分の事すらできない。
亭主元気で留守がいい・・・。
何言ってんの、好きな事やってんじゃないのっ!とは女房の言。
静かに読書したり、勉強が出来ないって言うの。
入院でもしなきゃだめねっ!と又ゾロ女房の言。
恐ろしい事を述べられる・・・。
更年期障害がまだ続いているのだろうか?
80を目前にして、何か焦ってる感じがしないでもない。
フラストレーション?
                       お互いに 寅次郎
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torajiro0421 at 20:33|PermalinkComments(0) 独り言 

2019年11月11日

「戦い終わった」

 11月9日は天皇陛下即位の祝典をTVで見た。
皇居正門石橋に立たれた皇后は涙ぐまれた。
歓喜の祝宴に感極まれた様だ・・・。
我々と同じ涙腺を持っておられると一層の親しみ覚ゆる。
今朝、町内のお寺の新ポチの結婚式で花火が上がった。
古式ゆかしく、伊勢音頭で町内を練り歩いた。
52年前のこの日、我々も華燭の典だった。
親戚縁者が羽織袴で伊勢音頭を朗々と・・・。
女房はこの仕来たりにビックリ仰天!
不審者が行列に紛れ込み大声を出しているのか・・・?
一瞬緊張したと言う・・・のちに大笑い!
その時、感極まって涙したかは、聞いていない。
そして11月10日、祝賀パレード。
バーバと孫は郡上市芸能発表会で八幡町にて日舞。
そして我々は今シーズン最後の試合で各務原市へ。
朝7時にマイクロバスで元気に出陣パレード。
ハイシニア部門の優勝の懸かった試合だった。
相手は中津川シニア。
今迄の戦績からしてランクはこちらが上。
ところが今日の中津川は様子が違う!
勝たなければ!と言う重圧にエラーが出始めた。
何時もと違う中津川がガンガン打ち始めた。
その反作用か、こちとら全然当たらない!
話が違う!思いが違う!朝の元気は何処えやら・・・。
試合の途中から、突如、戦闘機の超爆音!
空が裂けるんじゃないか!バリバリバリバリ―!
ささやかな集中力は雲散無霧!
終わってみれば0;13、屈辱的惨敗!
にっくき戦闘機メッ!
今日、各務原市は航空ショーのイベント。
二戦目は気を取り直して、岐阜のチームを撃破した。
だが初戦の敗退で金メダルは遠のいた。
今シーズンの戦いはすべて終わった。
28試合、19勝9敗5引き分け。
夏場に胃の出血で入院をしたが、何とか復活を果たした。
反省会の一杯もすませて、ほろ酔いで帰宅。
TVで天皇皇后のパレードを見た。
ここでも、雅子皇后は涙ぐまれた。
                52回目に乾杯! 寅次郎
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torajiro0421 at 19:48|PermalinkComments(0) 独り言 

2019年11月09日

「大友二階崩れ」

 戦国時代、九州の雄藩・大友一族のお家騒動。
読み始めたが、同じ様な名前が沢山出て来る。
絶えず確認しながら読んでいると前に進まない。
読み方が半端ない、鑑理、鑑広、義鑑、義鎮、親誠、鎮信、鑑連・・・。
余程、精通した者でないと、大混乱である。
途中から、自分流の読み方でページをめくった。
アバウトに読み進むうちに主人公らしき者が見えて来た。
その主人公の名が 吉弘・左近・鑑理(あきただ)と言う。
その弟を 吉弘・右近・鑑広と言う。
そして文中で、鑑理と言ったり左近と言ったり吉弘と言ったり。
万事がこの調子で、単純な脳細胞は大混乱だった。
辛抱して前に戻ったりして読んだ。
これじゃまるで痴呆症予備試験じゃねえか・・・。
暫く読んだら、筋書きもぼんやりと見えて来た。
略記すれば、
 大友の藩主が正室の子を廃し、妾の子を世継ぎにしようとするお家騒動。
よくあるパターンである。
正室に飽きが来れば、側室に情が行く。
側室が可愛いのは世の常。
側室に、せがまれれば、あーよし、よし、となる。
愚かなる藩主の典型である。
この場合、側室も同時に愚かである。
色恋沙汰は、身の破滅になる事が読めないのだから。
愚かなる藩主の下には、愚かなる家来と優秀な家来が出来る。
そんなところに悲劇の物語が出来てくる。
最たるものは忠臣蔵だろうか。
この大友二階崩れも同類。
義に生きる左近。
親友を切り、弟の命も見捨てても藩主への義を貫く左近。
愚かな藩主に家を潰されても義を貫く左近の武士道。
武士道の非情さが何とも悲しい。
片や愛に生きる弟・右近。
敵方の娘に惚れて、生涯それを守り抜く右近。
人は何の為に生きるのか・・・。
それは人を、家族を、周りを愛する為だと言う右近。
総てが暗愚藩主の為に、消滅するのか・・・左近。
と、思いきや、優れた軍師二人が見事などんでん返し!
暗愚藩主に消されかけた嫡男が、後の大友宗麟(キリシタン大名)。
                        最後は面白かった 寅次郎
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torajiro0421 at 16:34|PermalinkComments(0) 読書 

2019年11月07日

「8・5・3」

 こんな川柳を聞いたことがある。
“8・5・3 すくすく育つ 消費税”
これが今年の10月には更に育って10%。
10%になった今、何と読めばいいのか?
“消費税 すくすく育ち 民やせる”だろうか。
この先も、まだまだ育つのであろうか?
育ってほしくない!
民が痩せだしたら、消費税は太らないよ。
民を太らせてから、消費税を取ってくれ!
民が痩せこけない様にと、5%は還元する、てか?
キャッシュバックとやらで。
8%から10%に上げて、5%還元とは何ぞや?
遊んでんじゃねぇぞ!
 白鳥神社は毎年11月3日に、7・5・3をやっている。
今年は11名のお子さんが来てくれました。
両親や祖父母と共に、その成長を慶びました。
11名の内、女児が10名とは、少しびっくり!
男子1名はひどく緊張していた。
女性が強くなると、世は栄えると言う。
“女ほど世にも尊きものはなし、釈迦も孔子も、ひょこひょこと産む”
人口減少に歯止めがかかるやもしれない。
男子はディープインパクト並みの種馬的存在か?
大事な神事の最中、不遜な事に思いが及んだ。
753の起源は平安時代と言われる。
当時は子供死亡率が高かった様だ。
そこで7歳までは、神の子として、大事にされた。
それは今も変わる事はないと思うが・・・。
一部には、聞くに堪えられない虐待がある。
その数は年に16万件とも聞く。
これは表に出た数字、出ない数はその何倍か?
それが年々増えていると言うから恐怖だ。
神様!何とかなりませんか!
今日、ご参拝頂いたご家庭には、神がおられる。
可愛らしく着飾った子達は、まさに神の子!
753は神様からのプレゼントがある。
3歳で言葉、5歳で知恵、7歳で歯(永久歯)授かる。
この恵まれた環境に、感謝して成長してほしい。
話は消費税から虐待になってしまったが・・・。
                子供達が眩しく見えた 寅次郎
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torajiro0421 at 20:15|PermalinkComments(0) イベント 

2019年11月05日

「ラグビーの思い出」

 ある程度は予測したが、これ程とは・・・。
ラグビーワールドカップ日本大会が盛り上がった。
愚生がラグビーに出会ったのは小学校4年生だった。
体育の時間、冬の校庭は雪のグランド。
先生は師範出のバリバリ新米教師。
かなりやる事が荒っぽい。
事ある毎に、ビンタを喰らった。
雪の校庭に、男子だけ横一列に並べ、と言う。
今日は何が始まるのか・・・・?
先生は列の右端の生徒に自らタックルを仕掛けた。
すると横一列の生徒は見事にドミノ倒し!
これがラグビーのタックルだ!
そこで簡単にルールを教えられて雪上ラグビーが始まった。
雪の上だから汚れない、痛くない、すっかりはまった。
長靴を履いて雪の上のランニングはハプニングの連続。
特に雪上のスクラムは、足が滑って難儀した。
日頃抑えられている奴にも強烈なタックルが掛けられる。
ざまあ見ろ!と溜飲が下がる。
試合が終わればノーサイドだと教えられたが・・・。
ガキ大将はそれを理解しなかった。
終わると上下関係は元に戻った。
ラグビーの時だけは堂々と倒せるのだ。
すっかり虜になった。
 その後、ラグビーには縁がなかった。
高校(岐工)三年の時、土木科の猛者連でラグビー部を立ち上げた。
結成しただけで、練習や試合は1、2年生がやった。
県下にラグビー部は少なく、すぐに花園に行けた。
その後、関商工が強くなり、県下の高校を二分した。
10年前、関商工の山口監督と出会い、話は弾んだ。
ひるがの高原を西の菅平にしようとなった。
ラグビー夏合宿のメッカにしようぜ、と。
今年のラグビーワールドカップも視野に入れていた。
市に働きかけ、ようやく人工芝と天然芝の二面が出来た。
ミニキャンプ地の誘致にも動いた。
ワールドカップのチームは無理だったが、女子7人制が来てくれた。
南米コロンビアとアフリカのマダガスカル。
志半ばで山口監督は旅立たれたが、その意思は引き継がれている。
ワールドカップを見ていて、雪上のタックルが思い出した。
                     One for all、All for one 寅次郎
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torajiro0421 at 17:30|PermalinkComments(0) 独り言 

2019年11月03日

「首里城炎上」

 国宝であり世界遺産が炎上。
悲しみの極である。
琉球王国の時代から四度消失。
今回が五度目との事。
何か呪われた城の感がする。
最初は王位継承による乱で燃えたらしい。
その時に、何か強烈な恨みが残ったか?
四度目が1945年の沖縄戦である。
恨みとは別に、貴重な文化財が多数在ったらしい。
1500余点の文化財の内400点ほどが消失らしい。
建物は再建出来ても、文化財は戻らない。
 過去に二度、首里城に行ったことがある。
26年前に会社の旅行で行った。
その時は正殿等が出来たばかりであった。
その歴史の何たるかも知らず、写真に納まっている。
二回目は沖縄サミットが開かれた2000年の年。
この時は、ゴルフの遠征旅行で訪れた。
その時の日記がある。
AM5;30夜の明けきらない雪の降りしきる白鳥を出発。
順調にフライトをして無事、新しい那覇空港に着陸。
マイクロバスにて、南部戦跡のひめゆりの塔を参拝する。
胸の熱くなるものを感じる。
花を買い求め、墓前に捧げる。
ひめゆり生き残りの人の話を聞いたが、涙である。
若い人の感想文に心打たれた。
今の幸せがこの人達の犠牲の上に有ることを知るべし、と。
摩文仁の丘にのぼり、岐阜と茨城(女房の実家)の墓に献花。
続いて首里城を見学する。
今回は正殿の中を見ることが出来た。
これでもまだ40%くらいしか復興していないと言う・・・
城とは元来、戦のシンボルである。
戦には、恨みつらみは付き物だ。
歴史を見ても数多、名城が灰燼に帰している。
沖縄の歴史は何か、もの悲しい。
琉球王国は島津藩に攻められ日本の属国に。
太平洋戦争では日本の犠牲になり米国に占領される。
日本に復帰しても米軍基地は残り、苦しんでいる。
綺麗な海とは裏腹に、悲劇の島に思える。
                   チバリョー! 寅次郎
syuri

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syurijyou

首里城の全体図 1-正殿 2-北殿 3-南殿 4-奉神門 5-番所 A-守礼門 B-歓会門 C-瑞泉門 D-漏刻門 E-広福門 F-久慶門 G-右掖門 H-木曳門
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torajiro0421 at 19:05|PermalinkComments(0) 事件 

2019年11月01日

「つつじヶ丘祭り」

 県立郡上北高校はつつじヶ丘に建つ。
一番上の孫が高1になり、青春を謳歌している。
秋の一日、全校挙げての“つつじが丘祭り”
勉強を離れて、年一度のお祭りである。
どうやらテーマはフリーの様である。
教室内を暗転しお化け屋敷を造っている。
自分達がお化けになり、来場者を虐めて居る。
保育園の孫は、絶対に行かないと言う。
お陰で、ジジババは体験できなかった。
茶道部はお茶の接待で、一杯¥200、−
趣味と実益を兼ねて、文化を売っている。
華道部は廊下に、自分達の活けた花を展示。
この年代で、日本文化を体に染み込ませておくべきだ。
日本自体を知らず、日本語も碌に話せないのが英語など不要だ。
国際交流とは、自国文化を知っての上で出来る事だ。
イギリスへ嫁に行った娘さんが後悔していた。
お茶、お華、舞踊等々を学んでおくべきだったと。
過日、フランスの人が円空について尋ねて来た。
フランス語は必要なかった。
通訳がきちんとやってくれる。
大事なのは、円空について詳しく知っていて、話せる事だ。
フランス語が喋れるから尊敬されるのではない。
 演劇部の1時間演劇を見た。
孫が司会をやっていた。
題名は“脳内アイデンティティ”・・・難解だ?
脳内とは、頭の中で自由に思い描く事らしい。
アイデンティティとは、個性、人格、が解り易いか?
一人の人間の中に、理性と感情がある。
時により、この二つが対立する。
勉強をするか、しないかを巡って、理性と感情がやりあう。
これを劇にして、我々に見せてくれた。
だが最終的にどちらが勝ったと言うモノではなかった。
今時の演劇部はこんな難しい事をやるのかと感心?
我々の時は、せいぜい時代絵巻の仮装行列がせいぜいだった。
俺には、人情・瞼の母か、一本刀土俵入りがいいなあー。
バーバとバザーに行き、北高ラーメンとミタラシ団子で栄養補給。
最後は孫の部活、射撃部でビームライフルに挑戦!
コンセントレーションの勝負だった!
                    的外れの多い 寅次郎
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