2020年05月

2020年05月31日

「主砲逝く」

 まさか?・・・真坂?
そんな坂あるもんか!
そんな坂が出来ちまったんだ。
数日前、共に練習した友が逝っちゃった。
元気に白球を追った友が・・・。
何の前触れもなく・・・。
彼は健康の為に新聞配達をやっていた。
その日は、何時もと変わらず、配達を終えた。
家に帰り、少し気分が悪いからと病院に行った。
そこで事、切れたと言う・・・。
こんな話、誰が信じられるか!
何をそんなに急いだのか?
無常が許せない!
そのまさかの男:田中五朗、享年71歳。
体格は大きくて頑丈。
背番号31を背負い、ヘッドコーチを兼ねた一塁手。
今期は監督を補佐して、試合を指揮する筈だった。
パソコンが堪能で、メールをはじめ、県連との窓口だった。
各選手の成績も、こまめにパソコンに打ち込んだ。
決して器用とは言えないが、一塁の守備は右に出るものなし。
当初は野球の癖が抜けきれず、打球が芯を食わなかった。
それでもガタイが大きく、外野はバックして守った。
所が打球はその前にポトリ!
テキサスの五朗を名乗り、ヒットを量産した。
慣れてきたら、本来の鋭い打球が飛び出した。
野球を熟知していることもあり、主審もやってくれた。
県連との総会、納会にも進んで参加してくれた。
飲むと陽気になり、存在感を発揮。
試合後の反省会は皆勤賞に近かった。
厳しい事も口走るが、誰も恨むことはなかった。
陽気なゴロちゃんであり、ゴロさ、だった。
先日の練習でも、ノックを受け、打ち、なおかつ走った。
グランド整備もすべて皆と同じメニューをこなした。
その時、どこに病魔は潜んで居たのか?
ある日、突然とは卑怯ではないか!
愚痴っても始まらない、今、葬儀は終わった。
今日は日曜日で、午後は練習日である。
とても練習なんか出来ない・・・中止。
             暫く喪中だ 寅次郎
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torajiro0421 at 14:12|PermalinkComments(0) スポーツ 

2020年05月29日

「ドローン空撮」

 現場を空から撮影したい。
工事前、工事中、完成後等々を。
昔、圃場整備工事を行い完成写真に苦慮した。
現場周囲の山に登り、望遠レンズで挑戦した。
思うような写真は撮れなかった。
航空写真は非常に高価になる。
最近、ドローン空撮が出来る事を知った。
それが意外と安い事が解った。
デモストレーションをみて、その気になった。
画質も悪くない。
かなり詳細な写真も撮影できる。
最近、別荘の屋根の破損が増えて来た。
この地の屋根勾配は降雪を考え、急に出来ている。
簡単には登れない。
下から双眼鏡で見る程度しか確認できない。
取敢えず、これに使えそうだ。
早速購入した。
¥60,000少々だった。
会社でデモフライトをやってもらった。
簡単に飛びあがり、簡単に撮影出来た。
すっかり魅せられた。
数日後、自分で飛ばす事に挑戦した。
ドロちゃんは、おいそれと言う事を聞かない。
何とか飛びあがったが、カメラが言う事を聞かない。
画面は白っぽく写る・・・何故だろう?
まごまごして居たら、ローバッテリーだと、画面に警告が出る。
着陸せねば、墜落しちゃう?・・・焦る!
レバーをむやみに動かせば、逆方向に動く! やばい!
何とか、着陸した。
運転の基礎が、何も頭に入っていない事が解った。
マニュアルを読み直して、バッテリー交換して、再離陸!
性能は高さ500mまでOK。距離は無制限。
GPS信号をキャッチして飛ぶらしいが、詳細は今の所不勉強。
問題はフライト時間が実質12、3分しかない事だ。
かなり練習しないと、すぐにバッテリーが切れてしまう。
何とか、家屋の基礎鉄筋、屋根の状態を撮影出来た。
飛行機からの景色が簡単に見られるのが楽しい。
自分の眼が空を飛んでいるのだ・・・。
               視野は拡がる 寅次郎
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torajiro0421 at 21:52|PermalinkComments(0) 仕事 

2020年05月27日

「ペットボトル風車」

 我が家の前に30坪足らずの畑がある。
最近のコロナ騒動で、少し考えた。
兎に角、自粛せよ!とうるさい。
人様と接するな!とうるさい。
出歩くな!とうるさい。
働きに行くな!とうるさい。
働かないと、食えなくなる。
家の中で、じーっとしていると病気になる。
これでは日本は早晩パンクする。
新聞で誰かが言っていた。
一ヶ月くらい、経済が止まっても、生き延びれる社会を造れ、と。
為替や株価に一喜一憂する社会なんて砂上の楼閣だ。
富のみに幸福感を求める、現代社会。
経済が止まれば、即、墓場だろう。
流通、販売産業も急性肺炎だろう。
サービス業は更に重症だろう。
最も強いのは農業だろう。
自給自足が出来れば、容易くはくたばらない。
我が家には、ささやかな畑が存在する。
これが、我が家の生命線になると思う。
この畑の経営・管理は我が大奥殿。
時折、将軍様はミニ耕運機でかき混ぜる役。
最近、この近辺の畑に夜な夜な賊が出没する。
そろそろ実る頃、その寸前にやられる。
敵も賢い。
美味しい時期を心得ている。
ここを敵にやられては、生命存続にかかわる。
何としても、敵を撲滅せねば・・・。
昨年はハクビシンとモグラ、それにテントウムシ。
奴等との知恵比べた。
奴等は、音、振動、匂い、辛さに弱いと聞いた。
ペットボトルで風車を作り、音と振動を発信しよう。
沢山作って、風車畑と思われるほど設置した。
風が吹くと、凄い勢いだ!これなら大丈夫!
ところが風が吹かねば、お茶引き女。
お呼びでない! 相手にされない!
扇風機で風送れば・・・孫と一緒に大奥は言う・・・。
“たんと売れても 売れない日でも 同じ機嫌の 風車”
                       知恵比べだ 寅次郎
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torajiro0421 at 17:00|PermalinkComments(0) 植物 

2020年05月25日

「サラメシ」

 働く大人は腹が減る!
NHKが中井貴一を使って、いろいろな昼飯を紹介する。
何だ、たかが昼飯じゃねぇか・・・。
馬鹿にして、ろくに見もしないでいたが・・・。
されど、昼飯である。
良く見ると、なかなかのドラマがある。
新婚のサラーリーマンは愛妻弁当が定番。
夫婦喧嘩が始まる頃から、外食に変わる。
女房が主婦業をさぼり始めるのだ。
男も、押し付けられず、店で好きなものが食べられる。
でも一生涯、愛妻弁当の人もあった。
信じられない・・・。
喧嘩した翌日にはトリカブトが入っていないか・・・?
こちらは仕返しが出来ない・・・ジレンマ。
大企業は社員食堂である。
社長さんも平社員と同じテーブルで駄弁りながらコミニケ。
いい会社の様だ。
社長室で一人、うな重を食う会社は早晩傾く!
俺も女房が喫茶店をやってる頃は、外食だった。
店をたたんでから、愛妻弁当に変わった。
愛妻かどうかは、不明だが・・・。
八十路を迎えても作ってくれる。
だが、時々、ない時がある。
疲れたぁーと朝寝をした時。
何を疲れたのか知らないが、起きない。
こんな時は外食である。
高鷲村の山奥ではレストランはない。
出勤時にコンビニに厄介になる。
コンビニの姐さんが、にっこり笑う。
この笑顔を見ると、つい高価な弁当を買ってしまう。
そして彼女の笑顔を思い出しながら・・・である。
依って、女房との冷戦は長くなる。
冷戦の時は勿論、弁当は作ってもらえない。
作ったとしても、みそ汁の具がなかったり、箸のない時もある。
意識的な虐めである・・・。
と思っていたが、どうも痴呆ではないだろうか?
その内、俺も痴呆で、昼飯を忘れる時が来るかも・・・。
その頃は、夫婦円満かも?
                  まだ早い・・・ 寅次郎
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torajiro0421 at 17:30|PermalinkComments(0) 独り言 

2020年05月23日

「舐めんなよ!」

 黒川検事長辞任。
辞任なんて甘っちょろい!
即、解雇だ! 首だ!
コロナ禍で日本中自粛の中、
検事長が賭け麻雀をしているんだぜ。
あんた取り締まる方の親方だろうが。
何故、定年延長を総理が決めたのかな?
麻雀が上手だから。
その内にカジノも始めるから。
そこの大将になってもらいたいから。
余人をもって代えがたい人なんですよ、あんたは。
これからは賭け麻雀では訓告ですみますよ皆さん!
罰金もなし! 楽しいなー・・・。
 ここへ来るまで、数々の安倍疑惑。
森友、加計、桜、IR、安保法、まだあるけど忘れた。
責任は私にあります。
真摯に受け止めます。
何も守らず、強行突破!の得意技。
これら不都合な真実を握りつぶしてほしかった。
それをお友達の黒ちゃんに頼ろうとした。
ところが、遠山の金さんが待ったをかけた。
大岡越前も仲間に加わった。
さすがの越後屋晋三もいよいよ詰みの様相だ。
早速、中日時事川柳に投稿した。
“晋三丸 超すに越されぬ 黒い川”
それでも内閣支持率は30%後半には驚く!
何処まで日本人はお人好しか?
バカ か?
リーマンショック以上のものが来たら考えると言った消費税増税。
以上のモノが来たではないか!
素知らぬ顔の晋三忘却相。
何も触れない野党痴呆相。
今は、我慢する時だ、耐える時です、と誰も言わない。
それを言うと、落選するから・・・。
兎に角、補償、補償、補償の一点張り。
寝言言うんじゃねぇよ!
みんな、国民の税金だぜ、借金だぜ!
眼を覚まそうぜ!
覚めねぇかなー、警察が博打してんだから・・・。
それを又、お上が守ってんだから。
真面目に働けねぇなー。
            来世はお巡りさんだ 寅次郎
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torajiro0421 at 16:30|PermalinkComments(0) 独り言 

2020年05月21日

「油坂と光秀」

 NHK大河ドラマが佳境である。
長良川の決戦で斎藤親子が戦う。
斎藤道三と龍興が醜い争いを繰り広げる。
光秀は道三側について、あえなく敗れる。
明智の城を捨てて越前へ逃亡を図る。
”越前へ“と言う題だったので期待した。
油坂峠を越えるシーンを・・・。
残念!道のない藪原が少し映っただけだった。
“明智軍記”によると、
 明智一族を連れて、涙と共に明智城をでる。
郡上郡油坂峠を越えて、越前の国、穴馬谷に着く。
越前に妻子を残し、諸国を遍歴。
その後、越前に戻り、朝倉義景の家臣となる。とある。
この油坂を超える時、熙子は重身であった。
光秀は自らの背に熙子を背負い峠を越した。
家臣が代わると言っても頑として聞かなかったらしい。
この峠の白鳥側はかなり急峻である。
かなり頑強でないと出来ない事だ。
越前歩荷と言う言葉を、昔聞いた。
越前の品物を背負い、美濃の白鳥まで売りに来たのだ。
頑強な男達が行商をする仕事であった。
又、戦国時代は越前の朝倉が郡上と戦っている。
江戸時代には郡上藩が越前国内に飛び地を領有している。
油坂峠は越前から郡上や飛騨とつながる道であった。
政治的、軍事的、経済的に重要な交通路として。
 去年の秋に、この峠に登ってみた。
これは2019/12/1蝶々清水に書いている。
http://blog.livedoor.jp/torajiro0421/archives/52534665.html
人の歩ける道はあるが荒れている。
台風で倒された大きな木が横たわったりして。
頂上は白鳥の町が見えて、良い展望である。
様々な歴史のある道でもある。
大河ドラマにも係わってきた事だ。
何とかハイキングコースに整備出来ないものかと思案した。
光秀はここを通り越前に出て、出世をしてゆく。
妻・熙子も不遇な時代の光秀を助けて行く。
100年後、芭蕉はそれを詠んでいる。
「月さびよ 明智が妻の 咄せん」
内助の功の熙子を、褒め詠っている。
光秀は主君を討った逆賊かと思ったが、思いは違ってきた。
歴史街道を再生したい。
              歴史にロマンあり 寅次郎
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torajiro0421 at 22:59|PermalinkComments(0) 歴史 

2020年05月19日

「白山中居神社・神事」

 ここは海抜730m。
霊峰白山に一番近い神社。
格式高い金幣社である。
立夏を過ぎたとはいえ、朝晩は肌寒さを覚える地。
春の例大祭が催された。
神事が始まる10時頃は薫風が心地よくなってきた。
今年はコロナ禍で内容は大幅に縮小。
巫女による五段の神楽舞、神輿の繰り出しは中止。
普通なら優に3時間はかかる神事も、今年は1時間足らず。
自粛中にも関わらず一般参拝の方々の姿も見られた。
愚生も昇殿を許され、玉櫛奉奠迄させていただいた。
厳粛の内に神事も終わり、直会に移る。
本来なら、膳が出てお神酒が振舞われるらしい。
今回はコロナ事情でそれはなく、拝殿でお神酒のみ。
これにも作法があった。
神職、神社関係者、来賓が拝殿で車座に座る。
お神酒を土器に受けて、前に置く。
全員で、一礼一拍手して、お神酒を飲み干す。
土器を前に戻して、一拍手、一礼して、お開きである。
始めての経験であった。
神事には、一挙手一投足に作法がある。
 この日始めて見たものに“布橋”があった。
“布橋”とは、この世と、あの世に架かる橋。
その中央に白い布を敷き、白い道を作る。
それを進めば、西方浄土に行けると言われる。
この世で死んで、あの世に生まれ変わる時に通る道とされる。
神社で、仏教の西方浄土が出て来るのだから神仏混合だったのだ。
この渡河儀式は別に行われ、秘中の秘とされているようだ。
今回、宮川の橋には敷かれていなかった。
今回見たのは、拝殿から本殿に上がる階段横に敷かれていた。
勿論、誰も渡る事はなかった。
本殿への石段は女人禁制で、男性でも素足で昇殿参拝したと言う。
今、此処の宮司さんは女性であるが、良いのだろうか?
余分な心配をする・・・。
昔、女性は白山登山が出来なかったと聞く。
白山の主神は菊理姫で、女性の来るのを拒んだらしい。
女性が登山すると山が荒れたと言われる。
白山信仰は奥深いものがあるようだ。
                        男は招かれる? 寅次郎
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torajiro0421 at 10:34|PermalinkComments(0) 宗教 

2020年05月17日

「薬が切れた」

 薬(ヤク)が切れた。
でもこの薬は切れても禁断症状は出てこない。
一週間や10日位飲まなくても平気だ。
本当は一週間前が予約日だった。
だが、これだけ自粛を叫ばれては・・・。
不要不急以外は動くな!とお上からのご達しだ。
俺の病気なんざ、この際、不要不急だ。
時節柄、病院なんかは行きたくない。
病院に行くと病気になるご時世だから。
先生も出来るだけ来るなと言う。
今回も、無断で一週間延ばしたのに何も言わなかった。
先生も、怪しげな奴には来てほしくないのだろう。
俺を怪しい奴と睨んだか・・・
簡単な問診で、すぐに薬を出してくれた。
二か月半分を出してくれた。
当分病院へは行かなくて済む。
この日の待合室は席が離してあった。
隣同士がくっつかない様に配慮して。
だが想像よりも混んでいた。
意外とコロナが怖くないのかもしれない。
高齢者がリハビリに沢山来ているし。
リハビリは不要不急とは言わないか?
受付にはコロナに対する問診票があり記入する。
体温などは測定しなかった。
ここはまだまだ甘いのかもなぁ。
病院から帰ったら、昔の同僚から電話が来た。
昔、赤城山有料道路工事で苦闘した仲間。
当時の珍しい資料が出てきたので送付した。
そのお礼の意味の電話。
だが、今、入院中で長く話せないと言う。
肺の中に、細菌が入り一週間、意識不明だった。
このままお陀仏だと、周りは思ったらしい、と。
コロナではないが、何だか難しい病名を言っていた。
息が苦しそうであった。
兎に角、良く飲み、良く働いた仲間だ。
何とか快方に向かいつつあると言う。
お互いに、病院に厄介になる年頃になったのだ。
薬が切れても元気な内は幸せと言うもんか?
              まだ往くなヨ 寅次郎
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torajiro0421 at 21:20|PermalinkComments(0) 健康 

2020年05月15日

「畑元退屈男」

 自粛は、身の置き所がない。
一日中、家の中に居ると、いさかいが起きる。
50余年この方、四六時中一緒に居たことがないから。
病気でもない限り・・・。
病気の時は、どちらか片方が弱っているから喧嘩にならない。
お陰様で、双方元気だから、後へは引かない?
あー言えば、こう言う、こう言えば、アー・・・。
“そうだねー”って言えねえのか?
わたしゃカーリング娘じゃないよ! だってさ。
あら捜しの旧いボーリングマシーンだ。
言葉の反応だけは、ますます冴えている。
これでは、病気になる。
今時、簡単に病院にも行けない。
コロちゃんが何処に潜んでるか、解らねぇから。
昔はこんな事はなかったのになぁー・・・。
ズーっと一緒に居たかったのに。
新婚時代は“愛”の一字が総てだった。
それが、いつの頃からか“忍”の一字に変わった。
それでもまだ“離”にならないのが救いか?
月日は、げに恐ろしきモノなり。
要は、過ごし方を知らないのだ。
 妻はTV体操を始めた。
画面は綺麗なお姉さんの姿態がまぶしい。
俺は眺めているだけで、体がほぐれてくる。
体力をつけなきゃと、鍬を持った。
昨年はモグラ、ハクビシン、カラスの野郎共に襲われた。
先ずは風車の回転と音と振動で退治すべく、風車作り。
ペットボトルを加工した。
究極のエコ作品も風がないと動かない。
奴等は無風の時に来るに違いない。
鷹の爪を通り道に埋めることにした。
この激辛が効くとその筋の者が言う。
友人の畑を見てきた。
作物を、樹脂の波トタンとネットでガードしていた。
これじゃコロナでも入れまい!
人も入れない、収穫はどうするのか?
人里を獣が闊歩する時代になった。
家の中にも丈夫なメス獣が潜んで居る。
              退屈してられない 寅次郎
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torajiro0421 at 15:33|PermalinkComments(0) 独り言 

2020年05月13日

「断捨離せず!」

 今、世の中は断捨離ブームだ。
モノ余りの時代、モノに埋没してしまう人生。
モノに邪魔され、ごちゃごちゃになる日常。
不要な物を捨て去れば、先が見えてこないか?
いや、見えてくると言う触れ込みが断捨離の様だ。
さればと言う事で始めて見たが、何も見えてこない。
根がケチなのか、欲張りなのか、なかなか捨てられない。
捨てたものは、全体の一割くらいか?
片っ端から捨てて行くと、自分の人生を捨ててしまう気がして・・・。
俺はそれ程、無駄なモノを溜め込んでいる意識はない。
俺が居なくなってから、誰かが捨てるのは構わない。
だが、俺自身は手放せない!
ところで断捨離の本当の意味は?
物の本に書いてあった。
 *“断”=入ってくる不要なものを断つ
 *“捨”=不要なものを捨てる
 *“離”=モノへの執着から離れる
と言う事らしい。
どうやら俺がやろうとしていることは“捨”だけの様だ。
これだけでは不十分らしい。
物への執着心を捨てる事らしい。
貧乏人育ちの身としては、なかなか難しい。
ガキの頃は、空き缶を拾い集めて小遣いにしていたから。
格好よく言えば、モノを大事にする精神が身についたのだ。
精神なんて大げさなもんじゃない。
そうゆう習性に育っちゃたんだよ。
くだらない戦争のお陰で・・・。
それを今になって捨てろ!って言うから、世の中、信用ならねぇてんだ。
全て捨てちまったら、何でも鑑定団に出すものがなくなっちまうぜ。
昔のオモチャを鑑定に出す人を、俺は尊敬するよ。
物を大事にする人だねぇ。
最近の若い夫婦には解らないだろうなぁ。
子供が最初に書いた絵や文字などは貴重なもんだ。
これは子供の貴重な歴史だよ。
昨今の親は、これをゴミだと思っている。
そうゆう親の方が、余程、粗大ゴミだ。
ガキがぐれ出したら、そういうのを見せてやるんだよ。
                      俺が捨てられそう 寅次郎
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torajiro0421 at 17:30|PermalinkComments(0) 独り言 

2020年05月11日

「鬼龍院花子の生涯」

 お袋が亡くなって5年が過ぎようとしている。
以前、読み始めた本がそのままになっている。
読んでしまわないと何となく落ち着かないので、読んだ。
お袋の名前が“花子”と言うこともあって・・・。
数年前、新幹線会は竜馬訪ねて、南国高知に行った。
時間つぶしに、痛快娯楽小説でもと思って駅で買った。
題名からして、女侠客の物語かと思った。
男の跡目がいなくて、娘が任侠道を継ぐ話かな?
お袋と同じ名前の“花子”も気にかかった。
 話の舞台は奇しくも、その時向かう高知であった。
魚市場を縄張りにもつ博徒、鬼龍院政五郎から始まる。
男稼業の看板を掲げて、どんどん勢力を伸ばしてゆく。
それに絡む女達の愛憎が繰り広げられる。
本妻と三人の妾を住まわせ、それに奪略した養女・松恵が絡む。
本妻に子供が出来ず、妾の子が花子である。
唯一、血の繋がった花子を鬼政は溺愛する。
全盛を誇った鬼政も晩年は不運続きで、68歳で逝く。
その後の鬼龍院は没落の一途。
周りの者は他所に去り、又死んでゆく。
溺愛された花子はふしだらな女に育ってしまう。
生活力はゼロで、結婚するも全て失敗。
花子の一人息子は、親の血を引く、チンピラやくざ。
花子は住み込みで働いた旅館で、45歳の生涯を閉じる。
これ等に鬼政の養女・松恵が全て絡み、物語が展開してゆく。
 最初に思ったストーリーとは全然違った。
あとがきで知ったが、これはセミノンフィクションだった。
著者は宮尾登美子。
女性で、よくこれまでが書けるとびっくりした。
それは、彼女の経歴を知って納得した。
彼女の父は、高知の遊郭で芸妓紹介の仕事をしていた。
その後、両親は離婚し、辛酸を舐める生活となる。
文中の養女・松恵=登美子である。
それまで、昔の事は劣等感から決して書かなかった。
著者46歳の時、自分と似た境遇を“櫂"として発表。
以後、一流の作家へと進んだ宮尾登美子。
2014年暮れ、88歳で逝去。
その翌年に、我が母“花子”が旅立っている。
昨日、ふしだらな女・花子を書いたばかり。
二人は全然、正反対の女性であったが・・・。
                     落ち着いた 寅次郎
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torajiro0421 at 17:00|PermalinkComments(0) 読書 

2020年05月09日

「ふしだらな女」

 コロナ退治は、引き籠りに限るらしい。
用もないのに出歩くな!
出歩かないと、ブログのネタが切れるんよ。
引き籠つて、過去を整理してたら、ネタが出てきた。
お袋はある時、わたしゃ、そんなふしだらな女じゃない!と叫んだ。
昨今、ふしだら なる言葉をあまり聞かない。
少し勉強した。
我々が唱える正信偈の中に“依修多羅顕真実”と言うのがある。
お釈迦様は、お経(修多羅)により、真実を明らかにしたの意。
葬式の時、坊さんの背中に垂れ下がっているものを修多羅と言う。
これはスータラ(修多羅)と言ってお経の事らしい。
玄奘三蔵法師が16年かけて天竺からお経を背負って帰っている。
お経には正しい事が書かれている。
それに不をつけて、ふしだらといい、だらしない事としたとあった。
お坊さんが修多羅を背負ってないとふしだらになるんだ。
お寺出身の植木等のスーダラ節もここからだとは知らなんだ。
14年前、今は亡きお袋の米寿祝いの時の事。
オヤジの23回忌と、母の米寿祝いを同時にやっちゃった。
法事と祝賀を一緒にやるとは不届き千万!
ご先祖様に叱られそうだが、やっちゃったのだ。
お坊さんも何も言わずに、飲んで楽しく語られた。
ふしだらだとは言わなかった。
その席上、自分の出生を、冗談交じりに話した。
俺の生年月日は昭和15年4月21日だ。
所が戸籍謄本では昭和15年1月6日に婚姻届けが出されている。
俺は4か月足らずの未熟児で生まれたの?
出来ちゃった結婚だったの。
お袋も、なかなかやるもんじゃないか・・・と冗談交じりに。
皆も、やんやとお袋をはやし立てて、にぎやかな米寿祝いだった。
ところが数日して、お袋は怒った。
皆の中で、恥をかかせた、と。
何事かとおもいきや・・・。
わたしゃ、そんなふしだらな女じゃない!と。
涙ぐんでいた・・・。
解ってるよ!婚姻届けを忘れていたんだろ?
オヤジは呑気だから・・・と慰めた。
更に怒られた、夫はそんないい加減な男じゃない!
じゃ何よ!?
涙ぐんでいたところを見ると、深いわけがあるのか?
両親ともすでに鬼籍だ、聞く術はない。
役所が忘れていた事にしておこう。 
              忘れられた男 寅次郎
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torajiro0421 at 17:39|PermalinkComments(0) 家族 

2020年05月07日

「心の運動」

 緊急非常事態宣言が延長された。
当初、安倍ちゃんは一ヶ月でけりをつけると豪語した。
一ヶ月が過ぎたが、収まらない。
御免なさいと謝って、もう一ヶ月頼むと、簡単に伸ばした。
ウーもスーもなく、全国一律である。
中には鎮静化の兆しを見せる県もあるのに・・・。
専門家会議様のご意見なのでしょうか?
そこには政治判断はゼロに等しいように感じる。
いろいろと文句はあるが、耐えるしかない。
ここまで、如何にして耐えてきたか・・・。
まずは運動不足の解消で散歩が多くなった。
小さな畑を、丁寧に耕している。
これは生き残るための食糧源である。
ジャガイモ、なす、サツマイモ、ピーマン、しし唐等を植えた。
心の運動不足は、俳句、川柳で補った。
思いつくままに、コロナを相手にひねった駄句を列挙する。
「コロナ禍や 自粛で俳句 ひねるのみ」
 「コロナ禍は 今年の季語だと 駄句ひねる」
 「コロナ禍や ああコロナ禍や コロナ禍や」
 「コロナには 八割寝るのが 効くと言う」
 「コロナ菌 時事川柳でも 殺せない」
 「死なぬなら 死ぬまで待とう コロナ菌」
 「死なぬなら 殺して見せよう コロナ菌」
 「死なぬなら 殺してしまえ コロナ菌」
 「コロナ菌 安倍を何とか 辞めさせて」
 「コロナ菌 あんたは凄い 忖度なし」
 「自粛せよ 昭惠は大分 宇佐神社」
 「コロナ菌 諭吉までもが 引き籠り」
 「人並みに 自粛一人で 碁でも打つ」
 「引き籠り この子良い子だ 不登校」
 「コロナ禍が コロナ忌となる 志村魂」
 「不気味さや 人に浸みいる コロナ菌」
「安倍総理 あなたの嫌いな さくら散る 次はコロナと ひと戦」
 「コロナには 私も昭惠も 関係ない 辞める理由は 何処にもない」
心のトレーニング、「ストレスが これで消えれば 易いもの」
足腰のトレーニングは散歩、「散歩道 汗ばむ美人 香を残す」
コロナの余禄と言えば不謹慎か?
                 畑元退屈男 寅次郎
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torajiro0421 at 17:00|PermalinkComments(0) 独り言 

2020年05月05日

「自然との対話」

 “人並みに 自粛一人で 碁でもうつ”
最近は、パソコンが相手をしてくれる。
何回でも待ったをしてくれるんで、勝てる?
待ったをしても文句は言わないし・・・。
でも、何となく味気ない。
時には潔く負けないと・・・・。
負けて覚える、相撲かな、だ。
この連休は天気も良いし、おとなしく自粛もどうかな?
俺はソフトの練習をしたり、神社の神事をしたりで自粛してられない。
この青天井・・・家に居ては病気になる。
何時もよりユックリ、道草OKの散歩に出る。
気が向けば、ルートはすぐに曲がる。
ウオーキングの響きはトレーニングに通ずる。
体を鍛える為に歩く時は、歩きに集中する。
例え美人に遭遇しても、半分以上無視!?
その点、散歩は心のトレーニングである。
出会う人とは挨拶以上の会話が出てくる。
男とは、あまり話さないが・・・。
道草、みちくさ、michikusa、何かを求めて・・・。
道草散歩はカメラが必携。
今の時期、花が終わり、新緑に移る。
それでも春の名残の花が最後の化粧を見せる。
我が散歩道は総天然色ワイドスクリーンだ。
これは、カラー映画が出始め時の、宣伝文句だ、古いねぇ。
とにかくカラフルだ!
狭き庭には、白い可憐なドウダンがびっしり。
ハナミズキは濃い目のピンクを緑の山をバックに映える。
前の小さな畑の周りには、芝桜が今を盛りと地を這っている。
チューリップが怪しげな花芯を花びらが包む。
丸い、はかなげな綿帽子が風に揺れる。
黄色の福寿草はしあわせの色そのもの・・・
名もない小さな紫の花の群生が緑の葉に映える。
遅咲きの八重桜が豊満な姿態を見せる。
春のモミジがその青さを一段と際立たせる。
俺の好きな狂歌共が大空を闊歩している。
“江戸っ子は 皐月の鯉の吹き流し 口先ばかりで ハラワタハなし”
その鯉が、渓流の女王・アマゴと喧嘩をしていた。
“散歩道 汗ばむ美人 香を残す”
               今日、立夏 寅次郎
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torajiro0421 at 21:39|PermalinkComments(0) 自然 

2020年05月03日

「稲荷神社神事」

 毎年5月3日は例祭神事を行う。
白鳥春祭りはこの神事からがスタートである。
所が今年は、コロナ禍でお祭りが中止。
でも神事だけは挙行した。
神事は稲荷神社本殿前の参道で行う。
野外であり、濃厚接触は希薄である。
例年は50余名で行うが、今年は縮小。
30少々で実行。
案内にはそれなりに謳った。
時節柄、不安をお感じの方は欠席されても結構です、と。
2名の方が休まれた。
自重いたしますと明言され。
ご参加頂きました方々の勇気に敬服です。
総代長の謝辞は、
“現代科学をしても、解決できないコロナ禍、
人類が初めて遭遇する、未知の恐怖、
今の所、これは神の領域である、
伏見稲荷大社の楼門は豊臣秀吉が寄進した、
彼の母者・大政所が危篤の時、伏見稲荷に祈られた、
母者の病を治癒してくれれば一万石寄進すると、
その祈りが通じて、母者は回復
その一万石で楼門が建立された、
稲荷神社は元々五穀豊穣を願う神である、
秀吉により病も直す神ともされた、
江戸時代三井が救われて、商売繁盛の神となった、
今日、宮司も祝詞の中に、コロナの早期終息を祈られた。
御参拝の皆様とともに、コロナの終焉を共に祈りましょう、と結んだ“
安易な神頼みと解されるかもしれないが、他に手立てがない。
科学万能な世相に、神の存在は薄れて来たと言える。
ひたすら、総てを自粛して、耐えるしかないのか。
30数人が集まった神事は自粛に反するかもしれない、
しかし、三密を回避し、終息を祈る事は許されまいか?
自粛とは、何もしない事ではない。
いい空気の中を散歩したり、子供と戸外で遊ぶことは、いい事だ。
十分な注意をしながら自粛をすると言う事だろう。
さもないと、精神的な病に見舞われることになる。
午後からは、ソフトボールの練習に汗してきた。
                 不謹慎だろうか? 寅次郎
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torajiro0421 at 17:27|PermalinkComments(0) 宗教 

2020年05月01日

「伊勢湾を越える」

 昨年、不忘の碑を建てた者として、少し考えた。
昨今の異常温暖化は何を意味するのか?
昨年、台風15号、19号は記録的な大雨と風で関東地方がやられた。
想定外の雨量で河川は反乱、決壊。
台風19号では
神奈川県箱根の一日降雨量は922mmで平年の3倍を記録。
関東甲信東北10か所の記録は
1時間雨量、70〜95mm
1日総雨量、561〜942mm
瞬間最大風速、40〜45m
何れも過去の記録を塗り替えている。
この想定外をもたらした犯人が温暖化だと言う。
 昨年は伊勢湾台風から丁度60年目。
我が町・白鳥町では災害はなく、平穏に終わった。
伊勢湾台風では、我が家に隣接の集落から7名が犠牲になった。
堤防の決壊による大惨事であった。
その時の白鳥町の記録を調べたら、
1時間雨量、56mm〜関東地方は≒1,5倍
2日間の総雨量、252mm(八幡で1日=146mm)、関東地方では≒5倍。
瞬間最大風速、32m〜風は関東が≒1.3倍 である。
もし今、関東を襲った位のものが来れば、どうなるか?
一日総雨量で伊勢湾の5倍の雨量が来るのである。
想定外ではない、現実に関東に来ているのだから。
因みに平成30年7月豪雨の記録も調べた。
白鳥町長瀧で、1時間雨量=64mm、1日雨量=423mmである。
伊勢湾台風以上の降雨量だったが、堤防の決壊は免れた。
これは伊勢湾台風以後、堤防の補強がなされたものだろう。
だが、この時、堤防を越流寸前であった事は事実である。
昨年の関東の時の平均降雨量はこれの≒1,8倍である。
この数字が押し寄せてきたら、我が町は甚大な被害になるだろう。
最低限、我が町の中心部は床上浸水を免れない。
果たしてそれだけで済むであろうか?
長良川だけではない、曽部地川、長兵衛川、立多羅川等の中小河川も氾濫するだろう。
町全体が沈む時、我々は何処に逃げるのか?
その避難先は明確に示されていない。
素人が、過去の記録を調べて出した、大雑把な結論かも知れない。
しかし、これは想定外ではない。
早急にシュミレーションしてハザードマップ作成が急務と思う。
                 老婆心、お節介だろうか? 寅次郎
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torajiro0421 at 22:24|PermalinkComments(0) 歴史