2020年08月

2020年08月31日

「燃える古希野郎」

 古希開幕、コロナ禍で試合が出来なかった。
可児市の姫治グランドへ何とか3チームが集合。
それも満足に選手が集まらない。
故障者が多発している。
原因は練習をやらないからだ?
練習で体を動かしていると、故障しない。
何もしないと、何かの拍子にギクッとやらかしてしまう。
我々はそうゆう年頃になってきたのよ?
老いたら、逆に“鍛えろ!”
これが正しい様だ。
今一つ集まらない原因は、奥さんのブレーキ!
郡上は感染者が出ていない。
いわば、清潔にして神聖な環境なのだ。
それを好んで、感染者の出ている所に行く事はない!
コロナを拾いに行くようなもんだ。
と、奥方連はブレーキをかけるらしい。
解らんでもない。
でも、ソフトが何時までも出来る保証はない?
そうゆう、お年頃なのよ・・・。
出来る時に、好きな事はやっておいた方がいいんじゃない?
奥様・・・出来るうちですよ!
何? もう出来ない?
バットが振れない?
練習不足?努力不足?スタミナ不足?頑張れ!
旦那が希望するんだから、いかせてやって下さいよ!
てな訳で、助っ人を借りて戦ってきた。
初戦は常勝軍団の岐阜信長チーム。
二戦目は地元可児市シニアチーム。
何れも、感染者を排出している都会のチーム。
クロスプレー等の濃密接触はノー!
でもコロナが怖くちゃ試合にぁ勝てねぇ!
信長戦は相手が崩れていった。
コロナ禍による、明らかな練習不足。
何と11:2で勝っちゃった!
次の可児は県下で二番目にコロナ感染者の多い所。
余りに警戒しすぎて萎縮し、1:5でコロナの勝ち。
この日の可児グランドの温度は40度を超えていた。
そこで2試合を戦った高貴高齢者!
                正に狂気! 寅次郎
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torajiro0421 at 17:59|PermalinkComments(0) スポーツ 

2020年08月29日

「男の散り際」

 安倍総理、史上最長政権おめでとうございます。
その記録を待つかの日に、辞職を決意されました。
記録更新まで、病と闘い、辛い毎日だったでしょう。
コロナには終始悩まされました。
森友、加計、桜、IR等には何時までも追いかけられました。
憲法改正、拉致、北方四島は宙に浮いたまま。
安倍一強を築き上げた7年8か月。
国は自らで守ると称し、戦争の出来る法案を強行採決。
違う意見を言う人には、見解の相違だと聞く耳持たない。
官僚から自殺者が出ても知らぬ顔。
忖度優先集団を生み育てました。
アベノミクスは大企業と金持ちを太らせました。
貴方の政権下で、我々貧乏人には何の恩恵もありませんでした。
真面目に働いたお陰で、路頭に迷うまでには至りませんでしたが。
でも、真面目に働いても報われない人達もおりました。
志半ばで、辞任は断腸の思いだと言われました。
8年近くやっても出来なかった事は、この先、何年やっても出来ないでしょう。
国民軽視、不十分な説明姿勢では・・・。
貴方の突然の辞意を聞いて、政治家の多くは“まさか”と言った。
何と、ノー天気な極楽トンボの人達かと驚く。
国会を早々に畳んでから、何もしない総理の何処を見ていたのか?
総理はひたすら記録更新のみを考えていたんですよ。
そんな事すら見抜けないとは情けない先生方だ。
記録が更新されたら、持病を謳い、スパッと辞意!
何と鮮やかじゃありませんか!
誰にも迷惑をかけず、ひたすら病気のせいにして・・・。
記者会見で病気の説明は実に丁寧でした!
丁寧に説明しますと言い続けてきた総理にふさわしい説明でした。
寅は若いころ野球部で徹底的に鍛えられました。
あそこが痒いの、ここが痛いの等と泣き言、言い訳は一切許されませんでした。
言ったから治るものでもないし、憐れみを希うのみです。
男の言い訳程見苦しいものはありません。
恥ずべきものです!
麒麟が来るの明智光秀の三女・細川ガラシャの辞世。
“散りぬべき、時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ”
西軍・石田三成の人質を拒否、38歳にして、その意思を貫く。
これは言い訳などではない、見事な諫言である。
余生は歴史でも学ばれた如何ですか。
                 永らえば恥多し 寅次郎
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torajiro0421 at 20:26|PermalinkComments(0) 独り言 

2020年08月27日

「暴虎の牙」

 広島を舞台にマル暴刑事とヤクザの戦い物語。
広島弁がヤクザにピッタリなのが不思議。
“孤狼の血”“凶犬の眼”に続く三部作。
前の二作は極道の中で“仁義”が貫かれた男の物語。
この“暴虎の牙”では仁義は出てこない。
まさに暴力のみが幅を利かせる。
“愚連隊”と言う言葉が出てくる。
俺が成人に達する頃、独立愚連隊と言う映画がヒットした。
戦争部隊の中でならず者が愚連隊として組織される。
それが活躍するのだから愚連隊賞賛映画だ。
その頃から、巷でも愚連隊が幅を利かすようになったと感じる。
愚連隊はヤクザと違うのは、暴力で何でもやり散らかす事だ。
そこには仁義などは露のかけらもない。
まさに、仁義なき戦いで、勢力を伸ばしてゆく。
この“暴虎の牙”の首領・沖 虎彦は血も涙もない。
極道の親父は家族を虐め苦しめる。
我慢ならず親父を殺して、山に埋める。
そこから暴力の人生が始まる。
“極道が何ぼのもんじゃ!と戦いを挑む。
ヤクザも一目置く存在迄のし上がる。
決して、やくざ組織には入らず独自に突っ走る。
沖は“呉虎会”と言う組織を作り勢力を伸ばした。
だが側近の身内に裏切りが出て、それを殺して埋める。
そして最後は仲間割れを起こし、ナンバー2に撃ち殺される。
そして死体は、親父と裏切り者を埋めた所に埋められる。
壮絶なプロローグとエピローグである。
狼、犬、虎の三部作はそれぞれに魅力が湧く。
著者;柚月裕子さんのプロフィールを見た。
岩手県出身、52歳、二児の母は美貌である。
この容姿から、壮絶な男の世界が生まれるとは・・・。
ところで、沖の団体は“呉虎会”であった。
俺は2003年に白鳥猛虎会―“白虎会”を立ち上げた。
メンバーは100人近く集まった。
沖の呉虎会といい勝負だ。
その年の秋、白鳥駅前で盛大な祝賀会を張った。
近隣近在から祝儀が届いた。
その後、会長が不慮の事故で無くなってからは泣かず飛ばずだ。
そろそろ弔い合戦を・・・・。
              関西へ乗り込むぞ! 寅次郎
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2020年08月25日

「いとしろへの道」

 2012年9月 越美文研・水谷塾はセミナーを開催。
石徹白をターゲットにした“おもしろ・いとしろ”を。
水谷慶一先生は元NHKのチーフディレクターだった人。
白鳥に終の棲家を構えて、地域にインパクトを与えた。
奥様は故人となられたが、ここ白鳥の人。
水谷氏が、石徹白が面白いと言い出した。
無学の寅次郎としてはチンプンカンプン。
お手伝いをしながら参加した。
知らない事が次々と出てきた。
地元に居て、恥ずかしい・・・と赤面。
近くに嫁いだ娘が、石徹白の本が読みたいと言うので1冊渡した。
“石徹白幻想録”〜11年前に書かれた本で水谷先生に頂いた。
著者は石徹白出身の上村武住。現在は東京町田市に在住。
白山中居神社の謎を中心に、知られざる歴史が網羅されて面白い。
そして、一週間ほど前に、嫁いだ娘が別の本を持ってきた。
“いとしろへの道”
40年ほど前に書かれた本である。
当時慶応3年生まれで92歳の老婆が、子供の頃、聞いた話から始まる。
郡上で宝暦年間に百姓一揆の宝暦騒動があった。
時を同じくして、石徹白でも、石徹白騒動があった。
物語はその一部始終である。
当時の娘は山へ草刈り仕事に出た。
その時は、化粧をして行ったと言う。
神の森で働くのでとか、若者の出会いの場だったと言うので。
昔は労働と娯楽は表裏一体だった。
それが近代になり、分離されてしまった。
平和な村にも悪徳神主が出て来て、独裁化を図る。
言う事を聞かぬと村を追放する。
雪の降る中を、鷲見上野、遠くは白川まで追っ払った。
村の2/3にあたる500人の追放者を出した。
今の芥見に彼らを援護する庄屋が現われた。
この人は昔、石徹白で一命を救われた人。
その恩を今返す時と立ち上がる。
結果、悪神主・石徹白豊前他2名は死罪。
訴えた百姓達は軽い罪で許された。
郡上の宝暦騒動は双方ともに負けであったが、
石徹白騒動は、百姓側の勝訴であった。
こんなドラマチックな事が石徹白にはあったのだ。
              ディスカバー石徹白 寅次郎
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torajiro0421 at 17:16|PermalinkComments(0) 歴史 

2020年08月23日

「縁日神事」

 8月23日は為真白山神社の縁日だ。
残暑厳しい中、礼服に身を正して参拝した。
昨年から、この地域6神社の長を仰せつかった。
秋に集中する6神社の縁日に出向かねばならない。
形だけの偽献幣使である。
主な役目は幣帛料と神饌料の贈呈である。
昨年は訳も解らず、どぎまぎしながら顔出ししただけだった。
今年はそれらしく振舞わねば・・・と、少し勉強。
幣帛の帛は布の意味で、古代では布は貴重品だった。
幣帛は捧げ物であると同時に、神がそこに宿るとも言われる。
従って御幣なども幣帛と言われる。
叉、神饌料とは?
神饌とは神様に捧げる食べ物との事。
御饌(みけ)とも言われる。
今は両方とも、お金で供えている。
神事の中で幣帛奉献の儀と言うのがある。
その時、立ち上がり、雲脚台と言う三宝に載せて渡すのである。
その作法は習っていないが、献撰作法を思い出してやった。
誰も文句は言わなかったので、正しかったのだろう?
万事がこんな調子である。
暑いさ中、背中に冷や汗混じりの汗が流れる。
この神社は古い。
雄略天皇の時(477)、その勅使が白山に向かった。
奈良からの道すがら、ここ為真を通る時、紙垂を飾った。
その後、養老年間に泰澄大使が休憩して、桜を植えた由。
裏側に二本の椿が2m位の所でくっついて1本になっていた。
叉、杉と欅の枝が途中で、やはりくっついている。
檜の古木も雄雌並んで立っている。
この事から、縁結びの神社とも言われる。
大神楽舞は天と岩戸の舞をなぞらえて創られたとかで、
勇壮にして、滑稽さも加味して、楽しいものだ。
数年おきの秋の祭礼時には、大演芸会も有名だ。
その稽古に寝食を忘れる一ヶ月程が地域の篤い時である。
氏子達の熱演に大向こうが叫び、お捻りが乱舞する。
今年はやる予定だったが、コロナに阻まれて大残念!
人々の楽しみまで奪ったコロナが憎い!
何もかもが中止されると、人は孤立する。
テレワークじゃ心が通じない。
こんな事を思いながら玉櫛を奉奠した。
             静まれコロナ! 寅次郎
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torajiro0421 at 16:33|PermalinkComments(0) 風習 

2020年08月21日

「終活開始」

 “ボーとして 傘寿となりし この先は”
80の声は、人生の大きな区切りに感じる。
70代までは、まだ年寄と言う響きは持たなかった。
だが80の声は、否が応でも年寄だ。
人に聞かれ80です、とは言いたくない。
何ともじじ臭く感じるのだ。
加山雄三や三浦雄一郎を見れば、そんな事は言えないが。
兎に角、なってしまったんだから、グダグダ言うな!
と思うしかない。
80になり、暇になったら自分史を作ろうと思っていた。
今日まで、人様に語れるような人生ではなかった。
平凡と言えば平凡であったかもしれない。
でも、人には書けない、自分だけの事は沢山あった。
子供や孫達に残すものは何もない。
せめて、その子達が如何にして、この世に出てきたか?
これは、俺にしか書けない事である。
母が83歳の時“花子の生涯”と言うのを書いた。
それを読み、己の知らぬ事が沢山出てきた。
アーそうだったのか・・・。
知っていれば、もっと聞く事もあったのに・・・。
してやれる事もあったのに・・・。
俗にいう“後悔先に立たず”である。
己がボケない内に、纏めておこうと一念発起した。
自分史の全体を纏め始めたら、横道にそれていった。
女房と出会いの頃の日記が出て来た。
読み深けるうちに、心が変わった。
自分で言うのも恥ずかしいが、何とも純粋だった。
二人共・・・。
この部分を先にまとめようと、取り掛かった。
日記に従い、写真を集めた。
眺めていると、作業が進まない・・・。
この時代に戻ってみたい・・・。
戻れれば、もう少し増しに出来たのではないか・・・。
当時の人達と、もっと話をしておけばよかったのに・・・。
正に“一期一会”が出来ていなかったのだ。
でも完璧な人生などある筈がない。
未完だから、いろいろ味わいが出て来るのだろう。
人様に見せるモノではないが、せめて身内だけには・・・。
とりあえず”人生の、とある二年間”を纏めた。
                終活も又楽し 寅次郎
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torajiro0421 at 18:23|PermalinkComments(0) 独り言 

2020年08月19日

「凶犬の眼」

 時々、こうゆう本を読まないとダメになる。
損した、得した、勝った、負けたのはびこる昨今。
一本筋の通った人が、とんと見られない昨今。
お世辞たらたら、善人ぶった忖度流行りの昨今。
グルメとスケコマシがのさばる昨今。
自分さえよければと言う昨今。
義理と人情は何処さ消えたんだ?
てめぇ自身がフラフラになっちまう。
関東の寅次郎が送りつけて来た。
これを読んで、忘れていたモノを思い出せ!と。
土方にも“仁義”があるって言っただろ。
じゃ仁義ってなんだ?
仁;思いやり
義;正しい筋道
仁が強すぎると、弱弱しくなる。
義が強すぎると、固くなりすぎる。
両方のバランスが大事だと言う。
仁義もなかなか難しいもんだ。
人によっちゃ武士道とも言う
更に難しくなる。
脱線刑事と任侠やくざの仁義物語。
前回“孤狼の血”の続編。
先輩・大上刑事の死後、日岡は田舎の駐在に左遷される。
そこで、日本最大のヤクザの組長を殺した国光と出会う。
国光に真の男を感じて、刑事ながら兄弟盃を交わす。
国光は“わしゃ、まだやる事が残っとる身じゃ、目途がついたら
必ずあんたに手錠を嵌めてもらう、それまでまっとってや“と日岡に約束。
刑事の正義、やくざの仁義と掟が絡み合う。
男が男に惚れあう姿に一種の憧れを持つ。
そこに、日岡に思いを寄せる高校生・祥子。
小料理や志乃の晶子、粋と度胸と旨いタコ飯がいい。
正しいヤクザなどいるはずもないが、真っすぐに貫くものが眩しい。
経済最優先の昨今にあって、失っているものに気付く。
この頃の日常より余程、篤い人情を感じる。
捜査四課はマル暴と言われ、暴力団対策課。
まる暴は警察と言う代紋を背負ったヤクザと言われる。
その世界を柚月裕子さんは書ききっているが、女マル暴?
ページを止めさせないのが凄い!
                            マル暴心得 寅次郎
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torajiro0421 at 13:48|PermalinkComments(0) 読書 

2020年08月17日

「縁日踊り」

 8月16日は白鳥神社の縁日盆踊りの日。
白鳥の徹夜踊りは13,14,15、の三日間。
それの翌日だから、人出もそんなに多くない。
それでも昔は境内がいっぱいになるほど集まった。
昨今は全盛期の1/10くらいだろうか。
そもそも縁日とは?
神仏がこの世に降りて来る日で、その日にお参りし、
神仏と縁を結ぶと功徳が大きく得られるとされる。
神仏を供養する日とも言われ、市が立ち、踊りが踊られる。
所によっては夜店が出たり、祭りが行われる。
ざっとこんなところであろうか。
白鳥神社は8/16が踊りの縁日。
9/18が秋祭り例祭の縁日。
娯楽の少なかった頃は大変賑わった。
各所でイベントが多くなると、衰退の一途。
信仰心もつられて希薄になって来たのか。
でも、伝統は守られてきた。
 今年は前代未聞のコロナ禍。
観光協会等主催の踊りは全て中止された。
そんな中で、神社の踊りを如何にするか悩んだ。
神社の踊りは観光目的とは一味違う。
縁日踊りである。
地元の人達が神仏と縁を結ぶ日であり、踊りである。
批判は承知の上で、やる事に決めた。
時節柄、縮小した。
来場者の検温、消毒、住所氏名の記入を求めた。
境内の中心に、魔除けと言われる切子灯篭を吊るす。
拝殿にスピーカーをセットして音頭を流した。
今回、踊り催行の宣伝はしていない。
果たして、人は来るだろうか?
いや、来なければそれでも良い。
音だけでも、奉納できるのだから。
7時半頃からぼつぼつ来始めて、8時から踊り開始。
直径30m位の踊りの輪が出来た。
これは通常と同じ位だ。
内心驚いた。
9時までの1時間、老若男女≒100人。
神との縁を結んだ。
           来場者に幸あれ! 寅次郎
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torajiro0421 at 12:00|PermalinkComments(0) 風習 

2020年08月15日

「音の消えたお盆」

 死者のお盆か?
お通夜のお盆か? お囃子が聞こえない。
いやいや、普通なら、あの世から賑やかに帰って来るのだ。
切り子灯篭を目印に・・・。
今年は切子灯篭すらぶら下げない。
献灯提灯の姿も見えない。
角々に、ナスもキュウリも見当たらない。
これじゃ帰るに帰れない・・・。
自粛中だから?
あの世も県外だから駄目だと言うのかえ?
あの世からコロナを連れて来るとでも言うのかえ?
ここまで、来るものを拒んじゃ、世も末だねぇ。
一年に一度、肉親に会いに来ようとしているのに・・・。
お盆が何たるかをご存じないのか?
一年一度、先祖様が帰ってきて、それを接待するのよ。
我々を育ててくれた事に感謝して。
知っていてもこの際面倒だから・・・なのか?
いや、そんなの迷信だよ・・・。
それらは不要不急だから?
コロナに事寄せて、今年は何もしない!
事は、仏さんばかりじゃない。
帰省も控えろ!だってじゃねぇかい。
大事な人に、一年一度会う事は不要不急かい?
来年会える保証はどこにもないと思うがえねぇ。
何とも淋しい話じゃござんせんか。
今日8月15には終戦記念日。
午前中は庭の伸びた雑草の手入れ。
正午に、黙祷!
ソーメンの昼食後に、近くのお寺に向かった。
この寺は毎年、戦没者を悼み朝の5時から1,000回の鐘を突く。
その内の2回を女房と撞き、鎮魂を祈った。
新装成った阿弥陀堂に入り、読経を聞いた。
家に戻るとTVは“女たちの8・15”“綾瀬はるかの戦争を聞く”をやっていた。
日本人が忘れてはいけない4つの日。
6/23沖縄慰霊の日、8/6広島原爆忌、8/9長崎原爆忌、8/15終戦の日。
生々しい証言にTVの前で2時間半、身動ぎ出来なかった。
コロナ禍で自粛していた事で静かな8/15だった。
コロナは様々な事を考える機会を与えてくれたのか?
               独酌の冷酒が滲みる 寅次郎
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2020年08月13日

「自粛妄想」

 この頃、己のブログが面白くない。
そう言えば、注目記事のランキングが伸びない。
昨年の今頃までは、常時、間違いなく上位に居た。
それが最近はベスト20に時々入るぐらいだ。
それも一日か二日で消えてゆく・・・。
それとは別に読者ランキングは常にトップなのだ。
解せない? 何故だろう?
ランキングが操作されているのではないか?
すぐ人のせいにするのが得意なのだ、寅は?
いやいや待て待て・・・
己が14年前、ブログを始めた動機を忘れたか!
その冒頭に
“芭蕉は日々詠む句が辞世だと言った
寅が吐く、日々の駄文、これもつたない辞世だ”
その時、60代も半ばになり、本音を残したいと言う気になった。
決っして飾るな!
人様がけなそうが、褒めようが動ずるな!
生き様を残せ!
他に残すものとてない身なれば・・・。
それが俺の辞世だ!
こんな気持ちで書き始めた筈だった。
ところがいつの日か、ランキング制度が始まった。
意識しないと言えばウソになる。
邪念が入り始めた・・・・
人に見せる意識が何処かに入り始めた。
受け狙い? 
俺らしくなくなってきた様だ。
面が割れてきた事もある。
勝手気ままに書けなくなった。
愚行が見透かされたかランクは下がってきた。
これを人様のせいにしてきた。
思いと違ってきては、もはや書く価値はない。
さりとて止めたくもない・・・。
えーぃ、ままよ!もっと生き恥さらしたれ!
寅の言う事なんざ屁みてぇなもんだ。
すぐに消えるがなー・・・。
あの戦争でスラ、75年も過ぎりゃ風化するんだ、と安倍が言う。
そんな事言ってねぇ?
そう聞こえるんだよ・・・。
寅さん、初心に帰ろうよ・・・。
            帰れねぇんでさー・・自粛で 寅次郎
hajime

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ブログのスタート
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2020年08月11日

「コロナ妄想」

 うんざりだ!
テレビ、新聞、スマホ共、コロナ、コロナの大合唱。
GoTo安いぞ、旅に出ろ!と国交省。
帰省は自粛と、厚労省。
オロオロしている経済再生痴呆省。
勝ってにしろと菅房長官。
知らねぇ顔の晋三省。
小池姐さん厚化省。
ウガイ、テアライ、サンミツマスクの呪文。
耳にタコ出来ます忘却省。
今日は全国で何人の感染者です。
第2波と思われます。
3波は来ますか? 池上さん?
そんなんはどうでもようがす!
何故日本は感染が少ないのか?
重症者が少ないのか?
死傷者が少ないのか?
徹底的に調べろよ!
そこから答えが出てくんだろうに!
 ところで自粛にもいろいろあるみたい。
隣のオヤジが言ってたよ。
昼間は晴耕雨読。
夜は性交功徳だって?
ひたすら外に出ず、自粛生活。
そうしたら子供も増えないかなー・・・。
少子化に歯止めがかかるかもよ?
2020年、コロナベビーなんちゃって。
コロナで年寄はくたばる、ガキァ増える。
少子高齢化は一気に解決!
こいつぁコロナの功徳ってもんじゃあんめぇか?
そろそろ、脳にコロナ菌が入り込んだんじゃねぇかい兄さん?
そう言やぁ、酒の味がしねぇなぁー・・・。
屁も臭わねぇなぁ・・・。
PCR検査は町病院でやってるかい?
保険効くかい?
8月から俺3割になったんだぜ!
3割打者に出世だぜ!
入院する? 精神科に・・・。
                 熱中症かな・・・? 寅次郎
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2020年08月09日

「俺のジッポー」

 “孤狼の血”の中に、ジッポーが出てくる。
ヤクザ刑事大上が愛用しているライターだ。
そこには一匹の狼が吠えている絵が彫られている。
昭和の終わりに¥8,000で買い求めている。
大上、おおかみ、狼、が一人吠えている図柄だ。
融通の利かない、警察権力に向かって吠えている様にも・・・。
理不尽な社会に向かって吠えている様にも・・・。
俺のジッポーは昔、女房からプレゼントされたもの。
結婚を約束し、交際を続けていた頃。
27歳の誕生日に頂いた。
何故か馬の図柄が浮き彫りに彫られたもの。
Cast House と彫られているが意味は不明。
この一月後の日本ダービーで2−4の穴を逃している。
何故馬柄なのか?未だに確かめていない。
以来、タバコを止める(1998)まで30年余使った。
裏に自分で文字を彫った跡があるがすり減って解らない。
タバコを止めた後は、大事に机に収まっていた。
今回“孤狼の血”を読んで、昔を思い出したのだ。
純粋だった頃の唯一の遺産でないだろうか?
ジッポーは1932年生まれのメイドインUSA。
特に兵士に好まれた。
何時でも何処でも、風があっても点火するので。
女性は好んで戦場に赴く彼氏に送ったと言う。
戦場で銃撃にあった兵士は、胸に入れていたジッポーが弾を止めた。
そのジッポーは曲がったけれど、火は着いたと言う。
飛行機で電気系統が故障しても、ジッポーで計器を読んだとも言う。
兵士には欠かせない身を守る、武器の一つであった様だ。
当時、我が女房殿は、そこまでは知らなかったと思うが、
男の持ち物として、厳選してくれたものと思う。
昨今、スモーカーは嫌われ者だ。
タバコ吸う人は嫌い!
タバコを吸って、女にもてる奴を見たことない。
吸う奴を見てると、こそこそ隠れて吸っている。
100ライターを懸命にこすって・・・。
携帯の灰皿迄、ポケットに忍ばせている。
何ともスケールのコンマイ人間に見えてしまう。
最近の高校生も吸ってはいるが、何ともセコイ。
体に悪いから、低ニコチンのフィルター付きだと言う。
                 有難うジッポー 寅次郎
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torajiro0421 at 19:12|PermalinkComments(0) 独り言 

2020年08月07日

「孤狼の血」

 我々土方稼業にも仁義はある。
やくざが仁義を切る時は、ドスを後ろ手に回す。
土方は手ぬぐいを後ろ手にするとか。
飯場にて一宿一飯にあずかる時にしたそうだ。
てなわけで、土方はやくざとの共通項がある。
きちんとしたやくざやきちんとした土方は礼儀正しいのだ。
と、先輩方が話して聞かせてくれた。
任侠の二文字を愛する関東寅次郎が送りつけて来た。
現代版、男の世界。
すっかり魅せられた!
暫く忘れていたものを思い出した感じだ。
広島の仁義なき戦いの姉妹編。
 やくざ以上のやくざ刑事と新米刑事の物語。
やくざにも一目置かれる刑事とは、
広島県警呉原東署捜査二課暴力団係班長 大上章吾(44)巡査部長。
その下に新米刑事の日岡秀一(25)、彼は何故か機動隊から回された。
初対面の日に大上がタバコを加えても日岡は火を付けなかった。
大上は日岡に怒った。
“ヤクザちゅうもんはよ、日頃から理不尽な世界で生きとるだ。
 上がシロじゃ言やあ、黒いカラスもシロよ。
 そいつら相手に闘うんじゃ、
 わしらも理不尽な世界に身を置かにゃあ・・・のう、
 極道の考えもわからんじゃろが“
平たく言や、体育会系の上下関係と一緒じゃと言う。
日岡は日を追うごとに、大上にひかれ、感化されてゆく。
大上はこうも言う、
“わしらの役目はヤクザが堅気に迷惑をかけない様に目を光らせとく事。
 そしてやり過ぎた外道を潰す事だ“
そこに警察官の服務規程など関係ない、と言い切る。
正義とは何か?悪とは何か?葛藤する日岡。
そこに、小料理や志乃の晶子がいい味を出す。
その晶子にも、隠された大きな秘密があった。
“死を覚悟した男の顔を見たことがあるか?”
大上は日岡に言い残して、姿を消した。
最後の章は身震いがするほどだった。
岩手の女性が広島の男臭い世界を書けることに驚嘆する。
各章の頭に黒塗りの日記は、最後に解る。
大上、おおがみ、おおかみ、狼、ジッポー・・・。
じゃけぇ、広島弁がぶち好きになったがなー!
             ジッポーが欲しい 寅次郎
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torajiro0421 at 19:12|PermalinkComments(0) 読書 

2020年08月05日

「ゴットハンド・吉村」

 久しぶりに吉村先生の元気な姿を拝見。
TVで難しい脳の手術を公開された。
何処の病院でも見放された18歳の女子高生患者。
ラストドクターとして吉村先生に巡り合った。
動脈瘤は脳の奥の方に出来ている。
動脈を止めての手術は出来ない。
前例はないが、やってみましょうと引き受けた。
引き受けた限りは勝算はあるのだろう。
でも、その表情は、何時もと同じ驕らず高ぶらず淡々とした姿。
どうするのか?
TV画面を食い入る様に見た。
まず頭を切り開き、深部の動脈瘤に到達。
動脈にバイパスを設ける手術。
これは我々土建屋も良くやる工法だ。
迂回路を設けて、欠損箇所を修復する。
バイパスに血が迂回した事を確認して、両端をクリップで止める。
交通遮断である。
扨て、大きな動脈瘤の処理だ。
先生はカテーテル工法を選んだ。
足の付け根から、ワイヤーを脳に到達させて処理する。
ミクロの仕事を拡大鏡を覗きながらの仕事はまさに神の手。
9時間以上の大手術で女子高生の命を救った!
 思えば12年前になる。
拙者も、半身不随になるところを吉村先生に救っていただいた。
右頸動脈狭窄症。
この動脈が糸位の細さになり、血液が時々詰まる状態だった。
脱水状態になると血液は詰まり気味になる。
すると右手が痺れて、動かなくなった。
こんな事が数回あり、予断を許さないと急遽入院。
足の付け根から、血管にカテーテルを挿入。
心臓を通り、首の横の動脈に到達。
そこにステントと言う網状の菅を入れて、動脈を広げた。
当時、とんでもない事を医者はするもんだと思った。
この工法が開発される前は、首を切り開いてやったらしい。
以後、定期的に先生を訪れ、状況を見て頂いている。
が、去年あたりから、それをサボりだした。
訪れる日を忘れてしまうのである。
これは脳の別の回路を修繕しないといけない様だ。
                     ごめんなさい先生 寅次郎
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torajiro0421 at 15:13|PermalinkComments(0) 健康 

2020年08月03日

「旧油坂峠」

 老人4人と若者一人で旧油坂峠を越えた。
昨年秋には、一人で熊が怖かったけど、行った。
頂上に、清水が湧き、そのルーツを知るために。
加えてNHK大河ドラマ“麒麟がくる”に繋がっているから。
明智光秀が身重の奥方を背負って超えている。
この急坂を・・・。
現地を見て、この峠に惚れこんだ。
その後、色々調べると凄い歴史がある。
放っておいては、もったいない。
ウオーキング歴史街道として、世に出そう!
今年になり、関係する人を訪ねた。
先祖が頂上に清水を掘った、原酒造さん。
地元向小駄良区長の佐藤さん。
ウオーキング団体の大将、曽我謙之助君。
それに唯一の若者議員、三島一貴君。
何れも、前向きなご返事を頂いた。
5人で第一回目の会合を持った。
まず、現地を見ようぜ!と相なった。
白鳥観光協会長の遠藤さんも含めて、現地視察に。
梅雨の晴れ間を選んで、登った。
越前側から登り、白鳥側に下山。
越前側は比較的なだらかだが、白鳥側はやや急である。
頂上には清水が枯れる事なく沸いていた。
汗をかいた後の天然冷水は、命復活の水である。
峠からの展望は、伸びた木に邪魔をしているが、
これ等を切り払えば、白鳥町は一望だ。
歴史を読めば、様々な人が通っている。
室町時代、美濃の守護・土岐氏が新田義貞勢を討ちに越前へ。
戦国時代、朝倉義景が東氏の篠脇城を攻めに来ている。
この時は逃げ帰っているが、翌年来て、油坂で戦っている。
1556年、長良川の戦いに敗れた、明智光秀一族が越えていている。
越前一向一揆の時、郡上遠藤氏が油坂で一揆と戦っている。
江戸時代(元禄5年)郡上藩は越前69ケ村を領有。交流が頻繁。
1821年、白鳥町布屋酒造の三代目・原佐次郎正勝が頂上に清水を掘る。
明治22年、峠の中腹に狭いトンネルが掘られた。
昭和61年、中部縦貫道が旧トンネルより100m低い地点に開通。
昔、この峠を越えるのに一日は有しただろうが今は数分である。
見逃したくない歴史が身近にある。
                       温故知新 寅次郎
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torajiro0421 at 15:48|PermalinkComments(2) 歴史 

2020年08月01日

「国会議員」

 自民党は安倍一強とかでポチ集団。
自分の意見は何も言わない。
上からの命令に従うだけだ。
自民党と言う組織だから、しかたないか。
だが、組織が最優先ではなかろう。
でもその組織と、その人を選んだのは大多数の国民だ。
自分の思いを何も言わない人達を・・・。
たまに言ったと思えば、忖度の大バーゲンセール。
歯の浮くようなお世辞タラタラ・・・。
こうでもしないと、党内で出世できないらしい。
俺の机の前に昔から一枚の紙が貼ってある。
そこには“人間らしい人間”と書いてある。
“嫌々ながら仕事をする人間
 それは牛馬と同じではないか
命ぜられただけをする人間
 それは囚人と変わらない
自ら思い立って働く人間
 それが人間らしい人間だ“ と書してある。
だとすれば、彼らは囚人に等しい。
 一方、野党の先生方は如何に?
これは、言いたい放題、揚げ足取り専門。
相手を攻撃するのみで、妥協が出来ない。
反対すれば、日本を変えられると妄信してる。
それは結構だが、所詮、野党では吠えるのが精いっぱい。
自民党のミスを突くのが精いっぱい。
醜い国会劇場を脇役で演じているに過ぎない。
個人的なパフォーマンスに酔っていてはだめだ。
選挙には勝てるかもしれないが、それまでだ。
事を成すには、やはり政権を取らなきゃダメよ。
それには、それぞれの勝手な言い分を少し控える事だ。
妥協しながら、大同団結しないと、政権は近寄らない。
俺のメモ帳にこんな事も書いていた。
妥協・・・好きな言葉ではない、だが
“人間的には蛇蝎の様に嫌っていても、その才能が他に、かけがえのないものだったら、
必要性の為に妥協をすると言うことは、政治家にとって絶対条件である” と。
今時の先生方は、安っぽい正義を振りかざし、国民を欺いている。
国会議員と言う職業に留まる為に・・・。
        これではコロナ戦には勝てない 寅次郎
rasii2

binbo

JC0009

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torajiro0421 at 21:56|PermalinkComments(0) 政治