2020年11月

2020年11月30日

「浪速の空」

 岐阜県知事選が混乱している。
選挙がある度に、いやな事が思い出される。
かなり昔の話だが、忘れられない。
執念深い俺の性格が記憶を消せないのか?
人に話して、同情を買う程、女々しくはない。
だが何かに書き残しておかないと、自分の気が済まない。
話は身近な選挙がらみでの事。
AとBと俺は信頼の置ける友であった。
奉仕団体等でも仲良しだった。
だがある選挙において袂を分かつ事になる。
事は彼等との三者会談から始まる。
その選挙、俺達三人は一枚岩にはなれなかった。
AとBに対し、俺は別れる事になった。
でも互いを尊重、理解してフェアーにやろうと合意。
選挙前の三者会談は、和やかにして円満であった。
三人での紳士協定は結ばれた。
選挙結果がどうなろうと終われば、ノーサイドでと約束。
だが選挙戦に入ると、様子がガラリと変わってきた。
複雑な事情が出て来た。
その説明の為の会談を二人に申し込んだ。
だが「今更、そんな話は聞きたくない」と、高飛車に断られた。
・・・それ迄の会談は、何だったのか?
“俺の動きを止める”だけが目的のモノだったのか?
俺は紳士協定を守り、派手に動くことはなかった。
選挙結果は、AとB側の勝利であった。
選挙が終わってから、反省の三者会談でもあるのかな?
5ヶ月過ぎても、携帯は鳴らなかった。
こうして、俺の友人リストからAの名は消えた。
好漢惜しむらくは思慮が浅い、加えて多弁にして駄弁だ。
“Aは詐欺師に等しい”と日記に書いて閉じた。
二度と盃を酌み交わすことはあるまい、とも。
こうして俺は友達を減らしてゆくのだろうか?
しかし、自説を曲げてまで、人と付き合いたくはない。
ましてや、約束を破るような男とは。
自ら親交を断ったことは、俺の矜持である。
負け犬の遠吠えではない!
愚かなる頑固者と言われても結構だ、それが土建屋寅次郎だ。
「すねて狭めた浪花の空に、何で丸い月が出る・・・・」
白鳥の東の空にも満月が登り始めた。
                春団治の心が沁みる 寅次郎
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torajiro0421 at 20:27|PermalinkComments(0) 政治 

2020年11月28日

「今和会研修会」

 役員15名が昨今の政治を学んだ。
主なお題目は
*菅新政権の有り様。
*コロナのこの先の見通し。
*岐阜県知事選のドタバタ劇場etc。
菅政権は何も発信しない。
コロナ対策も常に後手後手。
感染が拡大し始めたら、慌てふためきGoto縮小へ。
菅政権の中に警察出身者が異常に多い。
学術会議問題はイコール香港だ。
気に食わねぇ奴は排除の論理。
人事権力を振りかざし、力ずくだ。
格差社会生みの親・竹中平蔵と蜜月だ。
小泉政権時、竹中総務大臣の副大臣が菅だった。
都市中心、非正規は正しい、人をモノ扱い。
これが人材派遣の親分・竹中の基本である。
これをベースにアベノミクスを継承すると菅は言う。
何が言いたいのか?
自分の構想は何も言わない。
言い出したのはデジタル省の設置。
携帯電話料金の引き下げ。
ハンコをなくす。
これでは日本の将来像は何も見えて来ない。
コロナが収まるまでは、解散どころじゃない!
地方は如何に生き延びるか?
ITは地方の最大の武器である。
田舎者はこれの活用を真剣に考えるべきだ。
それと、よそ者を呼び込む事。
若者、よそ者、ばか者が地方活性化のキーワードだ。
年寄りがのさばる地方をぶっ壊せ!
トランプの白人中心主義は崩壊だ。
多様性の世界をぶち壊している。
岐阜県知事選挙も理念なきのドタバタ劇場。
既得権の奪い合いには、岐阜の将来は見えない。
自粛していてTV相手では、多様な情報は見えない。
やはり、人は出会って語るべきだと痛感。
リモート劇場では緊張も迫力も感じない。
            犬も歩けば腹も減る 寅次郎
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torajiro0421 at 17:27|PermalinkComments(0) 政治 

2020年11月26日

「糸 車」

 この著者は始めて読む、出身は北海道函館。
5年前に乳がんで亡くなっている、66歳。
時代小説の人らしい。
山本一力の女性版とでもいえようか。
普通の生活の中に一筋、凛としたものを感じる。
 主人公・お絹は3年前までは松前藩家老の奥方だった。
夫は藩内の理不尽な事で切り殺される。
これが表沙汰になると藩が取り潰しになる。
12歳の息子は身の危険を感じて逐電、行方不明に。
奥方は息子を探しに江戸に出る。
長屋に住みなり振り構わず、小間物の行商をして息子を探す。
そこに様々な人達が絡んでくる。
その人達と親しくなり、逞しく生きて行く。
物質的には貧しく、決して良い時代ではなかったろう。
だがそこには熱い人情が渦巻いた。
心は豊かである・・・貧乏なるが故であろうか?
ゲイボーイに身を落とした息子も、親の敵討ちを忘れない。
家老を切った男は、事情を知る息子も殺そうと探す。
そこに、町方役人・持田が、母子に味方する。
持田は子を養子にして、母お絹を自分の後添えにと願う。
この通りに収まればハッピーエンドだが・・・。
息子は松前藩にカムバックを願う。
お絹も、息子が一人前になる迄は息子と共に生きると言う。
二人は国替えになった奥州の簗川に向かう。
持田と一夜を共にしたお絹も、その先の約束をして去る。
10年後に、息子も祝言を上げる。
母・お絹は、これで自分の人生を歩もうと江戸に向かう。
だが、恋人・持田は、病に倒れ、あっけなく他界。
遠距離恋愛の挙句が、死に別れとは、はかな過ぎる。
持田の家の縁側にある釣忍を二人で見ようと願ったのに・・・。
子を思う母に生きるのか、自分と言う女に生きるのか?
子離れが出来なかった親が、あたら女の幸せを棒に振った。
それぞれの糸車は同時に廻る事は叶わなかった。
持田の意外な死が、男として何とも切ない。
でもそこに、えも言えぬ美しさが余韻として残る。
俺にはこんな生き方は出来ないだろう。
だから、雑だと言われるんだ。
雑だからこうゆう物語に揺さぶられるんだ。
            文句あるかい女房殿 寅次郎
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torajiro0421 at 16:23|PermalinkComments(0) 読書 

2020年11月24日

「棚ぼた内閣」

 ある日突然、総理大臣に祭り上げられた。
二階操り師の糸で踊ってるに過ぎない。
自分の言葉で喋れない。
官僚の作文を棒読みするしかない。
叩き上げだと言うが、角栄とは雲泥の差。
角栄は”日本列島を改造する“と言う高邁な理想を持っていた。
学歴のなさを堂々と歌い、高学歴の官僚を翻弄した。
相手の気持ちをきっちりとつかんだ。
そして逃げなかった。
何よりも彼は明るかった。
角栄と菅を叩き上げと言うだけで比較は無理だ。
菅は何がやりたいのか、サッパリ解らん。
人事権と言う権力をやたら振り回して力んで居る。
人事権の行使なんぞは手段であってお目的ではないんだ。
それで人を脅すなんぞは成り上がり小人のやる事だ。
抜けきらぬ東北訛りに自信をもたれたら。
生半可なイントネーションは気味悪い。
東北訛りの江戸辨なんざぁ落語だよ。
その上、答弁じゃあ、まともにぁ答えねぇ。
“差し控える”が専売特許だ。
あんべぇ悪くなッと、差す控えるるんだ!
東北の人はもっと愛嬌があるんだ。
“伊那かっぺい”なんかは大好きだ。
千恵っ子よされを歌う、岸千恵子。
福島の黄門様、渡辺恒三。
彼等は田舎を隠さねぇ!
かぐさねぇちゃ!
その言葉に誇りさ持ってるもん。
寅は東北弁は大好きなんだ。
昔、ゼネコン時代に東北の出稼ぎ連中と一緒だったから。
彼らの言葉には愉快さの中に哀愁があった。
純粋な東北弁は粘りもあり、強さもあった。
彼らと交わった俺は、東北弁の通訳が出来るんだ。
総理のイントネーションだけのとは大違いだ。
巣牙内角葬裏大臣はめったに笑わねぇ。
笑うと軽く見られるとでも思ってるんだろうか?
だとすれば、その器は五勺の升以下だ。
             之じゃ酔えねぇ! 寅次郎
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torajiro0421 at 17:33|PermalinkComments(0) 政治 

2020年11月22日

「神送り」

 白鳥神社は11月19日が神送りの日である。
何故この日になったのかは解らない?
そもそも神送りとは何だろう?
当神社の云われは定かでない。
かなり昔から行われているようだ。
午後になると参拝者が三々五々に来られる。
酒を入れた瓶に、南天の枝を挿して。
昔は、その酒が自家製の甘酒だったそうだ。
今日も、甘酒を持ってこられた人が何人かおられた。
何故、甘酒だったのだろうか?
酒は高価で買えないから、自ら作ったのか?
社守はその酒を受け取り、半分だけ戴く。
そして、半分はお返しする。
参拝者は、それを家に持ち帰る。
これ又、何故にそうするのか?
80にもなったが、寅は何も知らない!
これが総代長とは、片腹痛い!
恥ずかしい・・・。
長老にお聴きした。
決定的な答えは得られなかった。
種々調べてみると、
我が故郷は山に囲まれ、稲作が主である。
雪が融けると山の神が里に下りて御座る。
それが田の神となり、稲作を見守る。
秋に収穫を終えると山に帰り、山の神になると言われる。
この時に、感謝を込めて送り出すのが神送り。
米で作った酒を半分だけ飲んで頂く。
残りの半分は、神からのおさがりとして家で戴く。
別れの盃ではない、豊作感謝の分盃である。
神送りには風が吹き、雨があると言う。
総てを清めて、風に乗って帰られるのか?
散った銀杏の葉が、黄金の絨毯を敷き詰めていた。
そこを渡って帰られたのか?
社守一人が取り仕切っていたが、これじゃ淋しい。
寄せられたお神酒を頂き、皆で盛大に御見送りをすべきだなぁ。
一年の慰労であり、送別会である・・・なぁ神様?
神送りはあるのに、神迎えはないが、何故だろう?
”八十路にて 始めて知る事 多過ぎる”
              ヘボな総代長 寅次郎
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torajiro0421 at 17:00|PermalinkComments(0) 風習 

2020年11月20日

「コロナ禍の晩秋」

 奥美濃の秋は早い。
マゴマゴしてる内に、落ち葉が舞い始めた。
秋に入り、多忙を極めた。
景色など愛でる暇はなかった。
コロナ禍で神社の秋祭りも変則的な開催。
密にならない様に・・・
さりとて賑やかにやりてぇ・・・
人のいない祭りなんざぁ、クリープのないコーヒー?
古いねぇ寅も。
今時、コーヒーはブラックだよ。
神事中心のお祭りは余計に疲れた。
お神酒も出ねぇし・・・。
 今年は天皇様が交代で、御代替わりの年。
令和御大典記念で、境内の一角に玉垣を建立した。
順調に竣工したが、お披露目は質素。
これもコロナ様に気を使い、多くを呼べなかった。
 麒麟がくるの光秀に因んだ記念事業。
明智光秀は戦に敗れ、一族を連れて越前に逃れた。
その時、我が町の越前境、油坂峠を越えている。
この歴史街道を整備して、復活させようと企んだ。
多くの人の協賛を得て修復は成った。
記念のウオーキング大会を開催した。
だが、これも三密回避で参加者の限定を余儀なくされた。
50名程が紅葉の歴史街道で光秀を偲んだ。
何れもコロナ野郎の横ヤリだった。
でも、それなりに終わり安堵し、少し暇が出来て来た。
周りの景色に眼がゆく様になった。
玄関前のドウダンは深紅をやや過ぎた。
北にそびえる大日岳は初冠雪。
以上に赤い朝の空。
放射冷却の産物か、長良川の朝霧。
油坂から見下ろす我が町に霧か雲か?
油坂高原の空は高かった。
ひるがのから見る、白山の景色は三色。
ひるがのの高速道路も紅葉に包まれる。
これ等の景色は、我が錆びた脳に天下の秋を刻んだ。
コロナの第三波、第四波とテレビは騒ぐ。
我が故郷の大自然は無縁の如く、遷りゆく。
              有難う山河! 寅次郎
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torajiro0421 at 17:00|PermalinkComments(0) 自然 

2020年11月18日

「55歳の挑戦」

 11月15日、3回目の宇宙へ飛び出した。
最初は40歳の時、15日間の飛行だった。
二回目は44歳の時、160日の宇宙滞在だった。
そして今回、55歳での挑戦は半年間だと言う。
今回、4人で飛び立ち、国際宇宙船にドッキング。
そこには3人が滞在していて、計7人で活動するらしい。
その内、二人が女性である。
トラブルはないのであろうか?
トイレは?風呂は?寝る時は?その他諸々・・・。
ゲスの勘ぐり心配か?
いずれにしても55歳での挑戦は凄いの一語だ。
 今一人の偉丈夫は伊能忠敬。
寅の職業柄、尊敬する一人である。
井上ひさしの“四千万歩の男”に感動した。
江戸末期、日本中を歩いて測量し、日本地図を作り上げた。
測量を始めた年が、これまた55歳である。
弟子5人を連れて、江戸を発ち、蝦夷地を目指している。
その後17年を費やして、日本中を測量した。
出来上がった地図は、かなり正確だった。
測量器具のない時代にしては、凄い事だったと思う。
 寅は昭和34年に社会人になり、サブゼネコンに入社した。
最初の仕事は、測量だった。
どんな大工事も、測量から始まるのだ。
失敗もあったが、測量にはかなり神経を使った。
その当時の、サラリーマンの定年は55歳だった。
1980年(寅40歳の頃)停年は60歳になった。
そして今は定年が65歳、70歳と叫ばれている。
 寅は親の面倒を見る為に35歳でUターンした。
地元の建設会社で働いた。
そして53歳で一念発起して、建設会社を興した。
健康には自信があったが、資金は寒かった。
生き馬の目を抜く土建業会で生き延びられるか?
試行錯誤は続いた。
でも、人に恵まれて10年社長を務めて、後進に譲った。
その会社も今年で27年が過ぎようとしている。
今は相談役で、邪魔をしない程度に勤めている。
今時、55歳は若者の部類なのだろう。
人生は100年時代だ、老いるなかれ!
            まだ20年もある! 寅次郎
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torajiro0421 at 22:40|PermalinkComments(2) 人物 

2020年11月16日

「戦い終わった」

 岐阜県シニアソフトボールリーグ戦が閉幕。
様々な事のあった年だった。
まず3月の開幕がコロナ禍で中止。
それでも練習は真面目にやった。
ところが5月下旬、主力の田中五朗が急逝。
前日まで一緒に練習をしていたのに・・・。
心筋梗塞・・・信じられない悲しみ。
6月7日、二ヶ月余遅れて開幕。
参加者の名簿提出、検温、渡航歴等々のチェックシート提出。
汚れてる手を先ずはアルコール消毒。
密を避ける為に、整列、握手の挨拶はなし。
ベンチ前に整列して挨拶。
総てが初めての試みで、何ともチグハグ。
今期から女性の参加がOKとなり、さっそく登場。
彼女達には年齢制限はない!
全体が華やかになり、ハッスルの度合いが変わって来た。
年寄り共が、何時もと違う動きを見せる。
健気と言えば健気だ!
高山は6人を登録して来た。
次々に紅香を繰り出され、ドギマギの老兵!
我がチーム、高山の紅い軍団に完敗!
我がチームの紅一点エースも、シルバー岐阜相手に健闘!
彼女達の黄色い叫び声は、錆びた老兵の脳ミソを刺激する。
こんな形で始まった今期のリーグ戦。
11月15日、岐南グランドで最終戦を戦い、閉幕。
各務原に住む中学野球部同級生の角宗男君が応援に来てくれた。
この日、我がチームはシニアの部2位が懸かっていた。
初戦はシルバー岐阜に負け、二戦目グレートベアーズに懸かった。
3;0でリードしていたが、後半追いつけれ4;4のドロー!
何とか勝ち点1を拾って、僅差の2位が決まった!
ハイシニアの部も僅差で何とか2位を確保した。
このクラスは女性の活躍が光った。
古希の部は、綱渡りの優勝。
最終戦二連敗して優勝は消えたと観念した。
ところが、最後の試合で可児が信長に負ける番狂わせ。
これで郡上と可児は勝ち点同じで首位に残った。
そして郡上が得失点差で1点可児を上回り優勝!
後半、ケガ人続出で苦しかったが、よくやった!
80歳のポンコツ寅次郎も25試合を闘った!
               まだいける? 欲張り寅次郎
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torajiro0421 at 19:56|PermalinkComments(0) スポーツ 

2020年11月14日

「辨慶寿司」

 4年前再度、東日本大震災鎮魂の旅に向かった。
横浜で友人の偲ぶ会を終えて、4人で。
気仙沼、陸前高田、女川、石巻等を見て仙台へ。
復興の槌音は聞こえたが、まだまだの感。
仙台は友人宅に草鞋を脱いだ。
友人は奥さんとは別居中で不在。
夕食は外へ出る事にした。
仙台市河原町の、とあるすし屋に入る。
野郎ばかりで酒喰らってても面白くもねぇ。
何とかしろ!と友人を脅す。
二、三、電話をしてたら、お晩です!と一人現れた。
友人は俺の同級生です、と怪しげな紹介をする。
見た所、玄人には見えねぇ。
だが、物おじはせず、堂々としている。
小柄で、ポッチャリのメガネ美人。
最初だけ、お晩ですと東北弁だった。
しかしその後は、流暢な標準語。
時折、・・・御座いますのよ・・・云々。
ざぁます言葉も織り込んでくる。
仙台にしては(?)品格がある。
美味しく食べて、楽しく飲んだ。
その後、カラオケ迄付き合っていただいた。
どうやら、亭主とは死に別れ、と薄々聞いた。
 昨日、断捨離まがいの事をしてたら出て来た。
その寿司屋の箸袋が。
何故こんなものを持って来たのか?
箸袋の裏に書かれた文言に魅せられたからだ。
箸袋の裏面、曰く。
辨慶寿司・屋号の由来!
“ご存じのように辨慶は義経の家来であり、
辨慶寿司もお客様の下僕です。
お客様は常に義経なのです。
辨慶は弓矢を全身に射たれても倒れませんでした。
当辨慶寿司もどんな不況にも倒れる事は有りません”
義経様のいる限り・・・。
ところが義経はこの度、コロナに攻められて自粛中です。
果たして辨慶や如何に?
断捨離で4年前の仙台美人と辨慶が出て来ました。
                 平家の落人 寅次郎
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torajiro0421 at 18:28|PermalinkComments(0)  

2020年11月12日

「土漠の花」

 千葉の寅さんから送られてきた本。
土獏とは?
砂漠はサラサラした砂の大地。
土漠とは土の砂漠と言えばいいのか。
固い土の不毛の土地と言うべきか。
この小説の舞台は、アフリカ東部ソマリアである。
恥ずかしながらソマリアが何処にあるか不学だった。
地図を広げて初めて知った次第。
エチオピア、ケニア、タンザニアはよく聞く。
それ等は、陸上競技で強い選手が出る国だから。
その三国に囲まれて、東側はアラビア海だ。
地図で見る限りは美しい国を想像するが・・・。
調べると、世界一危険な国だと言う。
我が自衛隊は、2009年頃からソマリア沖の海賊退治に出向いている。
陸海空で事に当たっているとは知らなんだ。
まだ、直接の殉職者は報じられていない。
ソマリア自体が統一されてなく内戦が絶えないらしい。
そんな危険の中で、自衛隊が民族紛争に巻き込まれる物語だ。
仲間のヘリが墜落し、その探索に7人の自衛隊員が向かう。
そこで部族の娘・アスキラ達が助けを求めてくる。
否応なくテロ集団と戦うはめになる。
彼等は容赦なく殺戮を繰り返してくる。
何せ多勢に無勢でしばしばピンチに陥る。
しかし、訓練を受けている自衛隊員は何度も窮地を脱する。
息もつかせぬ戦闘シーンにページは進む。
寝床で読んでいても眠くならない!
7人の内、4人が命を落としてゆく。
残った3人と娘アスキラは、瀕死の重傷ながら戦う。
そこには特攻精神を持った隊員の犠牲的戦闘がある。
武士道を彷彿させるものがある。
自衛隊の戦闘能力がこの通りだとしたら、凄い!
ひょっとしたら、これに近い事が起きているんじゃないかと思う。
日本の隊員だけが無傷で居る訳がない。
集団的自衛権とは、こんな事が起こり得る事かもしれない。
現役の自衛官が、この本を読んだら、何と言うか聞いてみたい。
こんな事はないと言うか?
中東へは行きたくないと言うか?
関東の寅さんに、又目を覚まされた本だった。
               平和ボケ老人 寅次郎
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torajiro0421 at 16:26|PermalinkComments(0) 読書 

2020年11月10日

「歴史街道復活」

 今年の5月に話は始まった。
様々な人にアタックして賛同を得た。
実質一ヵ月で作業を終えた。
集まったメンバーは決断の早い人ばかり。
考えてから動くのではない。
動きながら考える人ばかり。
少々の難点はスピードで突破!
まごまごしていると仕事は終わっている!
お金?
何とかなる!全て後払い。
歩道の階段に使う丸太には防腐剤を圧入する。
これに時間がかかる。
製造会社に出向き社長に直談判。
予定より早く出来たが、乾燥が不十分。
従ってものすごく重い製品だった。
人力で運び上げた。
手摺のアンカーピンも重かった。
これも人力で持ち上げた。
昔の越前歩荷の苦労が身をもって味わえた。
これだけでも価値のある事だった。
記念品の名入れタオルの発注も離れ業。
全てメールでやり取りし、即断即決!
これもギリギリ間に合った。
倒木の整理、石碑の文字清掃等々。
次々と予定外の仕事が出て来た。
Lineによるリモート決済と言えば格好がいいが、
殆どが事後承諾・・・アイコンタクト?
それ位、メンバーは互いに信頼をしていた。
11月8日、記念のウオーキング大会が開催できた。
福井から来られた元和泉村教育長は挨拶で、
白鳥のキチガイじみたスピードについて行けない、と褒められた?
市長は、昔越前から草相撲力士が多く白鳥に来た話。
教育長は、これからは福井の時代だ。
歴史はTVで見るだけでなく、現場に立ち空想するものだ、と。
16銀行支店長は、トンネルが掘られた頃の時代を話された。
頂上の清水の湧いている所では、原君が先祖を語ってくれた。
更に洞口元教育長は、石碑の盗難談を、ユーモアを交えて話された。
紅葉真っ盛りの下での歴史談義も満開。
               良き人達に恵まれた 寅次郎
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torajiro0421 at 19:08|PermalinkComments(0) イベント 

2020年11月08日

「光秀の山越え」

 明智光秀は生涯で二度大敗している。
明智軍記依れば、
今から464年前、斎藤道三の息子義龍に敗れている。
長良川の戦いに負けて、一族を引き連れて越前に逃げた。
その時、この油坂峠を身重の妻を背負って越している。
昨年の秋にこの事を知り、自分も越えてみた。
道はかなり荒れていた。
特に岐阜県側は急坂で樹木が繁茂。
でも何とか道はおぼろげに解った。
峠に立てば、我が町白鳥が一望に出来る。
それに頂上には清水がコンコンと湧いている。
ここを光秀一行が逃げたのか・・・。
暫し感慨にふけった。
何とかこの道の再生復活の手立てはないか?
時あたかも“麒麟がくる”で光秀ブームだ。
若手の市議会議員に話した。
清水を掘った人の子孫にも会った。
地元の自治会長にも相談。
観光協会にも働きかけた。
ウオーキングクラブにも意見を聞いた。
地域協議会の友達にも。
ノーと言う返事はなかった。
修復にはお金が要る。
市にも理解を願い、補助金申請に活路を求めた。
16銀行財団にも援助を願い出た。
隣の旧和泉村にも足を運んだ。
何れも、前向きで、面白いと言う言葉を頂いた。
 この春に話がスタートして、10月に入り急ピッチ。
多くの人の応援、ご支援を頂いた。
岐阜県側の本年度修復分は終えた。
11月8日、記念のウオーキング大会が開催までこぎつけた。
様々な過去を含んだ歴史街道、光秀夫婦も歩いた。
50数人が参加し、郡上市長も歩かれた。
旧和泉村からも来られた。
数年後には中部縦貫道が越前と美濃を結ぶ。
新しい物流、人の流れが見えてくる。
光秀はこんな時代を想像したであろうか?
彼の二度目の大敗は京都山崎で竹槍に滅んだ。
                 温故知新 寅次郎
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torajiro0421 at 15:31|PermalinkComments(0) 歴史 

2020年11月06日

「信長の逆襲!」

 信長は死んでいなかった!
最終段階で明智を討った!
県シニア連盟のリーグ戦が最終段階に来た。
5日は可児姫治グランドで古稀の最終戦だった。
今月1日に岐阜諏訪山でシニア戦を闘った。
中3日置いての古稀戦。
半分以上の選手が連戦である。
故障の選手が出ても不思議でない。
今回もギリギリの人数で挑んだ。
初戦は地元可児シニア。
立ち上がり、1点を先制された。
こちらもチャンスは出来るが今一本が出ない。
最終回も1点加点され苦しくなる。
速球投手にバットが空を切る。
寅次郎と助っ人選手のヒットは2本だけ。
結局0;2で完封負け。
これに勝っていれば無条件で優勝だったのに。
二戦目は中津川シニア。
これも立ち上がり2点を献上。
その後追いついたが終盤2点を追加され2:4で負け。
これで今季の優勝は9分9厘消えた。
ところが可能性は1厘残っていた。
最終戦、岐阜信長と可児シニア戦。
信長が勝ち、更に可児の得点が3点以内なら、
得失点差で郡上の優勝となる。
ここで歴史を振り返った。
信長は光秀(可児)に殺されている。
歴史通りに行けば、信長の惨敗である。
ところが事実は小説よりも奇なり!
イヤ令和の本能寺は歴史をひっくり返した!
まさかと思った信長が光秀(可児)を返り討ちにした。
それも3点差で切り伏せた。
これで郡上と可児は勝ち点で並んだ!
そして得失点差は4対3、僅か1点差!
古稀郡上藩は創設以来、常にBクラスの下だった。
11年目にして、初優勝!
漁夫の利! 信長殿かたじけない!
夏に贈った缶ビールのお返しだろうか?
            武士の情けか? 寅次郎
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torajiro0421 at 19:50|PermalinkComments(0) スポーツ 

2020年11月04日

「初宮&753」

 毎年11月3日は神社の一大イベント。
初宮参りと753参り神事を行う。
今年の参拝者は多かった。
世はコロナ禍で自粛中なれど・・・。
初宮参りに6名の新生児。
753参りには23名の子供達。
両親と付き添いの祖父母兄弟親戚・・・。
総勢120人を優に超えていただろう。
とても拝殿には入り切れなかった。
幸いにも、外は小春日和。
拝殿の中より外の方が温かかった。
付き添いの皆さんには、外からお見守り頂いた。
今日の赤ちゃんは誰も泣かなかった。
陽気が丁度良いせいだろうか・・・。
中には、俺と視線が合い、こちらが笑うと笑い返してきた。
歯のない口を大きく開けて・・・。
核家族化なのだろうか、お母さんが抱いて見える。
一人だけ、おばあさんが抱いて来られた。
昔は、お産は穢れたものとされてきた。
従って母親は神聖な赤子は抱けなかった。
付き添いのおばあさんが抱いたのだ。
母親は宮参りが済んで、初めて忌が明けた事になったのだ。
見方を変えれば、産後の母親を気遣ったとも思える。
最近のお母さんは強く、丈夫になったのかな?
 続いて753の神事に移った。
23名で、これがこの拝殿のキャパ、リミット。
密を避けねばと思ったが、無理だった。
何故に多く来られたのか?
風聞では近隣の大きな神社の評判がよろしくない。
我が家の初孫は、そこの神社で行ったのに・・・。
大きいから、有名だからに胡坐は禁物の様だ
今回、わが社に来られた親御さんの感想が聞こえてきた。
小さな神社だけれども、丁寧だった、との事。
何よりも嬉しい言葉である。
全員が個々に玉櫛の奉奠をやっていただいた。
作法は解らないながらも、小さな手が柏手を打った。
この頃から、祈る気持ちが根付いてくれれば・・・。
多くの子供たちを見ると何故かホッとした。
              御加護あれ! 寅次郎
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torajiro0421 at 19:17|PermalinkComments(0) 風習 

2020年11月02日

「俺の断捨離」

 同級生が断捨離を始めたと言う。
これをやると、スッキリあの世へ向えるらしい。
心置きなく、この世を終えられる・・・。
モノの本にも、それらしいことが書いてある。
へー、そんなもんかい?
それじゃ、神も仏もいらねぇなぁ?
それ等に頼らず、成仏できるんじゃ・・・。
ところで断捨離とは何だい?
不要な物を減らし、身軽な人生を作る事らしい。
物への執着から離れる事らしい。
物以外に、仕事や人間関係も整理する事らしい。
元はヨガの思想とか。
不要不急なものは捨てる?
今流行りのコロナの思想だな?
80も過ぎた事だ、やってみるか・・・。
冥途行きに乗車する前に。
何から始めるか?
我が方丈には、本がぎょうさんある。
これは捨てる気はないので段ボールに入れて保管。
目につかない縁の下に仕舞い込む。
次に年代別に袋詰めしてある、諸資料。
これは先々、何でも鑑定団候補も中にはある?
こう思うと、捨てられない・・・。
その点、カカ殿はキップがいい!
ドンドン、ゴミ箱に放り込む!
モノの価値が解らいとは、何とも羨ましいかぎりだ。
断捨離ダイエットが見事に出来るのだ。
食っても、買っても、太らない!
すぐ出しちゃう・・・糞族だ!
 古い年賀状が出て来た。
中学時代から、今日までのがある。
一枚一枚に思い出が詰まっている。
あんな事、こんな事、あったでしょー・・・。
これは捨てられない!
眺めていると、断捨離は止まってしまう。
戦後“もったいない”で育った俺には無理だ!
優柔不断なのだろうか?
断捨離には、時間がかかる。
           当分は旅立てない 寅次郎
syosai1

syusai

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torajiro0421 at 17:00|PermalinkComments(0) 独り言