2021年01月

2021年01月31日

「無私の日本人」

 このご時世、心を洗われる本である。
右肩上がりの経済至上主義者こそ読むべき本だ。
人間が生きるとは何なのか?
幸せとは何なのか?
一つの哲学書とも言える本だ。
送って来た関東の寅次郎に深謝だ。
歴史家・磯田道史氏が克明に調べて書いた実話。
 江戸時代に生きた、三人の生き様に涙する。
仙台藩で廃れゆく宿場町・吉岡宿を救う八人の同志。
その中心人物が穀田家十三郎。
彼等は、私財を投げ打ち、大金を作り藩に貸し付け、その利息を受け取る。
それで、子々孫々迄が飢えずに暮らせないかと画策する。
大博打とも言える事業に命をかける。
一つ間違えば、八人の家族もろ共、路頭に迷う決断。
子供、孫達の時代まで、この宿場が潰れない様に。
この事業は決して安易には出来なかった。
彼等の相手は藩の上役連中、いわば事なかれ主義の官僚達だ。
これにも命がけで立ち向かっている。
彼等が怖かったのは、自分達の貧困そのものではない。
宿場が貧困になった時、窃盗・殺人・強姦・暴力等で宿場が地獄となる事だ。
事業は成功したが、この事を誇らしげに終生語るな、と戒めたらしい。
著者は穀田屋の子孫の方に会って話したが、彼等は語らなかった由。
 中根東里は江戸中期の儒学者。
貧困を厭わず、ひたすら書物を読み、勉学に励む。
自分に降りかかる不幸を不幸と思わず、人を助けて行く。
人が、幼子を虐待する文章には胸が詰まる。
いい仕官の話が来ても乗らずに、極貧の中で読書する。
卑賎の職と言われる、下駄、草履を売りながらも書を読む。
晩年は粗末な庵で、集まりくる人達に講義したらしい。
終生、禄を食まず、栄達を望まなかった清貧の人。
文中に禅問答の“婆子焼庵”が出て来る。
これは小生が水谷慶一先生から教えられて記憶していた。
 太田垣蓮月は幕末の清貧な歌人。
夫を始め、多くの肉親に死なれ出家する。
40歳頃までは不幸の極致。
その後は出家して和歌に生きる道を求める。
西郷隆盛に和歌を送り、江戸城無血開城に結び付けた。
富岡鉄斎を育てた人でもある。
高杉晋作の女・野村望東尼とも親交があった様だ。
その生涯は、人を憎む事なく、分け与える事だった。
この三人はまさに無欲!
損得ばかり考えていると品性が卑しくなる。
子供がいつか読んでくれたらと言う思いで書いたと著者は言う。
この三人を知り、己が恥ずかしくなった。
反面、日本人として誇りにも思った。
             情けは人のためならず 寅次郎
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torajiro0421 at 17:00|PermalinkComments(0) 読書 

2021年01月29日

「分裂選挙の功罪」

 先の岐阜県知事選は保守分裂選挙だった。
果たして、そのしこりは残るのか?
保守分裂だった福井、富山でも、しこりは残っているようだ。
激しく戦えば戦う程、しこりは残る。
岐阜の場合はどうだったろうか?
田舎に居ては解らなかった。が、
戦いは静かだった気がする。
それは、コロナがそうさせて向きもある。
現職は、街宣には出ないで公務に専念する。
新人は、集会が開けない、人を集められない。
リモート映像では激しさは伝わらない。
県議団は、醜い感情だけで分裂した。
そこには、何の政策もない。
投票率も50%を切った。
政策に何ら変わり映えのしない者同士の戦いだ。
庶民は、そこを見抜いていたのだろう。
コロナ禍の最中で、不要不急を決め込んだのか?
バカらしくて、遠くなった投票所には足を運ばなかった。
内に燃えるモノが湧いてこなかったのだ。
誰がなっても劇的に変わる事はないだろう、と。
俺が“コップに中の嵐だ”と言うのは、そこである。
 激しくなかったのなら、しこりは薄いのではないのか?
ならば、ノーサイドを謳えないのか?
何時までも、愚かな感情のぶっつけ合いは見苦しい。
江崎君、貴方、副知事になってくれませんか、と。
一緒になって、コロナ退治に向かいませんか、と。
“オール岐阜”でやりましょうよ!と
これがリーダーの“覚悟”と言うものじゃ有りませんか?
これでしこりは消え、保守は一枚岩に戻るでしょう。
でもこれでは、如何にも格好が良すぎるなぁー。
世の中、そんなに甘ちゃんじゃねぇよ。
 されば視点を変えよう!
自民が割れた! 野党は絶好のチャンスだ!
今年、衆議院選挙は必ずある。
しこりは、それ迄、どうか残っていてくれ!
さすれば野党にもチャンスは出て来る!
野党に力が付けば、政治に緊張感が出て来る。
アフターコロナは、新しい日常が開けるかも?
              後者に期待する 寅次郎
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torajiro0421 at 17:00|PermalinkComments(0) 政治 

2021年01月27日

「ゴールデンワイン」

 すっかり忘れていた。
昨年の10月18日に仕込んだ酒を。
庭に咲く、芳香な金木犀を呑もうと。
NETを調べたら、その酒の造り方があった。
昨年の10月25日のブログにそれを書いた。
金木犀の花をテーバックに入れる。
氷砂糖をワンカップ。
それにチリ産のワインを注ぎ込む。
3ケ月過ぎから成熟が始まる。
その3ケ月が過ぎた。
白色の液体は見事な金色に・・・。
トランプワインと命名した。
恐る恐る瓶のふたを開けた。
金木犀の強烈な臭いがしない?
花を採取した時期が遅かったせいもあるか?
でも、微かに香りは残している。
嗅覚がダメになったか? コロナで?
でも、食欲? 呑む欲?は旺盛だ。
心配ない!
ワイングラスに注いでみたがドローッとしている。
生で飲んでみた・・・甘い!
砂糖が効き過ぎたか?
氷を入れてロックにした。
飲み易くなったが酒のイメージが薄らいだ。
女房はこれ位が飲みやすいと言う。
酒飲み寅次郎には今一。
これにブランデーをブレンドした。
日本の金木犀にチリのワインとフランスのナポレオン。
ゴールデンチリレオンと名を変えてみた。
チリのブドウはフランスの苗木を使っている。
三国同盟の酒が出来上がった。
先日、俺の嫌いな金色トランプが辞任した。
お祝いに、このワインで乾杯してやった。
バイデンにも飲ませてやりたい。
にっくきトランプを呑み込んじゃえ!と。
来年は何を作ろうかなぁ?
自民酒造のガースーワイン?
ドクダミを乾燥させて金粉を入れるか?
           売れねぇなぁ 寅次郎
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torajiro0421 at 17:00|PermalinkComments(0)  

2021年01月25日

「保守分裂選挙」

 一昨年、昨年、福井県、富山県で知事選があった。
保守分裂選挙で、何れも現職が負けた。
現職は何れも5期目を目指していた。
岐阜県知事選も、保守分裂選挙。
5期目を目指す古田。
そこへ生きのいい新人江崎の戦い。
同じ中部地区で福井、富山とあまりにも似ている。
柳の下に3匹目のドジョウが潜んで居るか?
岐阜県も福井、富山にお付き合いするか?
かなりの人が3匹目のドジョウを信じた?
ところが岐阜には福井、富山と大きく違う点があった。
コロナの感染拡大である。
これの出現により、選挙スタイルが大きく変わった。
当初、古田は出馬する気はなかった様だ。
ところが、岐阜の感染者が急激に拡大しだした。
これを見て、この時期に知事を辞めるのは敵前逃亡だ。
コロナを退治せねばならん!と意思を固めた。
周囲に相談をせず勝手に決断した事が分裂に繋がった様だ。
俺に相談がなかった! と長老がむくれた。
こんな奴は止めさせろ! と号令をかけた。
愚かな感情のもつれから、戦争は始まった。
そこには政策論争はゼロだ。
4人が立候補して、選択肢が増えた等と寝言を言うが、
急遽作った公約は、50歩100歩。
とても選択肢等と言えるものではない。
不謹慎と叱られるかもしれないが、
あえて言えば、コップの中の嵐だ。
でも、コロナのお陰で新しいものが見えた。
リモート選挙とやらである。
SNSやLINE、それに映像で訴えてくる。
現職は、開き直った。
この一大事に選挙どころじゃない!と。
街宣や集会には一切出なかった。
俺の敵は、江崎じゃない、コロナだ!と公務に専念。
これを傲慢とみるか、尤もだ、と見るか?
古田はこれに賭けた。
これで敗れれば本望だ! と。
県民は試されたのではないか?
コロナは古田に味方した?
でも、次は古田に退治されるぞ!
頑張れ、古田!
       ヤブにらみの 寅次郎
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torajiro0421 at 17:00|PermalinkComments(0) 政治 

2021年01月23日

「熊 嵐」

 コロナ禍で落ち着かない日々が続く。
友人宅の裏にも熊が来たと言うので熊に興味が湧いた。
関東の寅次郎から送られた薄い文庫本を読み始めた。
作者は吉村 昭。
過去には“落日の宴”“高熱隧道”の二つに感動した。
“高熱隧道”は仕事柄、興奮して読んだ。
黒部ダム建造のドキュメンタリー。
大自然の過酷さに挑む、トンネル屋の生き様。
 今回の“熊嵐”は軽く読み流す積もりで開いた。
が、いきなり大正三年の文字が目に飛び込んできた。
大正三年は、我が親父が生まれた年だ。
これで、グウーンと親近感が湧き、読み進んだ。
俺の読書は床に入り、約30分である。
これで大体、睡魔が襲ってくる。
ところが、この“熊嵐”は眠くならない。
恐怖で、目がさえて来る。
これは、夜に読む本ではない!
 あらすじは、北海道の西海岸留萌の北側に位置する開拓地。
国策で北海道の痩せ地に入植し、何とか生きようとした人達。
その住まいは極寒の地にありながら、草で囲った粗末な家。
想像を絶する中で、文字通り身を寄せ合って生きようとした。
そこへ巨大なヒグマが襲い掛かり、6人を食い殺す。
最初は若い妻と幼子が犠牲になり、続いて別の家で妊婦を含む4人が犠牲に。
妊婦はその腹を引き裂かれ胎児まで食われた。
母が喰われ、その骨を噛み砕く音、その音を子供が聞いている。
羆は最初に女を食い、その味を占め、その後、好んで女を狙う。
警察や軍隊まで出て、退治に向かうが彼らは烏合の衆。
酒癖は悪いが一人のマタギが単独で、この巨大な羆を打ち倒す。
仕留めた羆の胃から出て来たものは、長い毛髪、骨片、柘植の櫛等であった。
熊を仕留めた後には強い風が吹くとも。
熊は神の化身だと思われている由。
そして人を食べた熊を、皆で食べる事が、犠牲者への弔いだと言う。
何とも恐ろしくも、厳かな儀式だ。
壮絶な北海道開拓史、農民の貧しさがひしひしと伝わる。
約100年前の出来事だが、信じられない。
我々の親父の時代も貧しかった様だが、これ程ではなかったろう。
人の強さと儚さが入り混じった読書感になった。
当時の家が再現されているらしい、一度訪れてみたい。
                   凄い本だった・・・寅次郎
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torajiro0421 at 18:45|PermalinkComments(0) 読書 

2021年01月21日

「コロナ元年の賀詞」

 コロナに明けコロナに暮れた2020。
中国武漢に端を発し、世界を征服。感染者が何と1億に届こうとしている。
その波は1波、2波、3波、と押し寄せる。年が明けても、その勢いは衰えず。
人々はひたすら自粛を強いられ、接触を避ける。
そんな新年ながら、賀状はGoTo! 全国各地から果敢に我が家を目指して来た!
有難きかな!
琴線をくすぐるモノを1,2ご紹介。
コロナに翻弄されながらも、肺癌と善戦健闘中! 東京三鷹の立五郎。
御大典事業の職務を終え、再度、永田町に舞い戻った 八王子の議員秘書・博
“温笑無敵”コロナも笑い殺せと、89歳老い知らず 中津川の老監督 敏
八十路半ばなるもコロナの如く世界を股に強く生きたい! 駅前の虎狂・稔
新年に巣籠で乾杯!虎は横浜に來ると強い!何故? 東のホエールズ狂・明
八十路になりしも、子会社の社長から逃れられず老骨にムチ! 大垣の同期・勝
江戸時代肥後の海に現れたアマビエを信じて生きる 東北仙台の女流歌人・ふじ子
宇都宮の里山で炭を焼きながらフクロウを育てる福男 元鍋島藩士の末裔・泰
賀状に俺の写真を張り付けて來る、にっくき元ゴルフ場社長 加賀藩の和彦之守
“春風萬里” 篆刻の師匠は熱烈な虎狂の古信者 丹波の国・青山藩の末裔・龍
“月見るも 老いの務めと なる身かな” 永井荷風の心境に近づく 春日井の闘病士
旦那が薩摩に転勤で付き添い、桜島の噴煙に遠く異郷を思う 姪の篤姫・麻理奈
“自粛せよ言われる前から日々休み” 六甲山の麓で小林旭を謳う 元ゴルフ場社長・雅
菅さんよ一に人命、二に人命、三四がなくて五に経済だ 摂津の国三田藩の国家老・剛
“いくつ迄ゴルフが出来るか八十路過ぎ” ゴルフが出来なくなるのが怖い 岐阜の勝
何時もは遅い年賀状が今年は元旦に来た!これもコロナ自粛の恩恵か? 茨城の姉夫婦
年賀状にQRコードを添付!同級生乍ら老いない奴だ! 安孫子のコーラス生・陽一
心臓にペースメーカー埋め込み、今年は中日だとほざく稲沢のポン友・紀幸
ホッとする場所ふと立ち止まってみる処それはお寺です!最近引き継いだ若き住職・円
手のひらを太陽に透かして見れば真っ赤に流れる僕の血潮 一味違うレストランの良二
97歳にして細かな文字と絵と自筆の文章! 元小学校校長・美良
日舞に出会い貴方に出会い孫と遊び土を耕す田舎暮らしが最高! 大和村の舞姫・春美
土建屋寅次郎の新聞記事に刺激を受けコロナと戦っています! 先輩プログラマー・孟
年頭の残日録に人生の無常を思い己へのレクイエムを模索 元NHK新宿の文人・秀兄
悟りの境地に近づくか?仏画に感謝の二文字 埼玉の苦労人・浩一
去年確賀状は控えると宣言せし人、まだ生きていると来信 八十路半ばの親戚兄貴・清
全部書ききれません、お許しを。
素晴らしい人達に巡り合っている己の幸せはコロナなぞ問題じゃない!
           本年も何卒見捨てないで、宜しくお引き回し下さい 寅次郎 拝
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torajiro0421 at 15:21|PermalinkComments(0) 歳時記 

2021年01月19日

「泌尿器科・受診」

 恥ずかしい科と言うイメージがある。
昨年暮れの住民健診で引っかかった。
排尿が時にはスムースでない事がある。
これは前立腺の肥大を疑えと言われる。
血液検査で、簡単に判るらしい。
昨年はその値が2.83だった。
それが今回は4,01となった。
70歳以下は3.5以下
70歳以上は4,0以下が基準値らしい。
0, 01基準値をオーバーした。
すわ精密検査だ!
まるで鬼の首でも取ったかの如く、病院は言う。
精検に行け!と・・・女房までもが。
まるで俺が何か悪い事でもしたかの如く・・・。
後日、病院からも正式に出頭令状が届いた。
しかるべき所で受診されたし、と。
たかが0,01越えただけじゃねぇか。
四捨五入すれば4.0だぜ。
だが、そこには言い訳が添えられていた。
昨年までは貴方の値は3点未満で優秀でした。
だが今年は急に4を僅かだが越えてしまいました。
原因追及が必要です!と来た。
悔しいが、説得力がある。
 おらの村には泌尿器科はない!
20km離れた、隣村の総合病院へ行った。
そこも、週に二日だけの完全予約制だと言う。
去年の12月に予約したら、1月の中旬に決まった。
正月にたっぷりとお神酒を沁み込ませた体。
とても正常とは思えない。
覚悟して行った。
まず、小便を採取して来いと言う。
次に、ズボンを下げて横になれと言う。
中途半端に下げたら、グイッと下げれらた、看護婦に・・・。
下腹部に冷たいモノを押し付けて、動かしている。
“腎臓は正常だなー・・前立腺は少し大きいなー・・・。
この年じゃ、こんなもんだろう!”先生はブツブツ言ってる。
二月の終わりまで様子を見よう!・・・で終わった。
この次は血液検査等をやります、と看護婦はニヤッと笑った。
                行きたくない! 寅次郎
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torajiro0421 at 16:30|PermalinkComments(0) 健康 

2021年01月17日

「神への道・除雪」

 1月17日(日)神社総代の出勤日だった。
境内の門松撤去日と除雪を目論んでいた。
ところが前日、近くでコロナのクラスター発生。
スキー場従業員5名が感染との事。
スキー場は前日に全面閉鎖、関連事業総ても。
休業を自社のホームページに謳った。
近年雪不足でスキー場は低迷していた。
豊富な雪に、今年こそはと意気込んでいた矢先である。
それ以上の詳細は不明。
スキー場勤務者は近くに多くいる。
いよいよ近づいて来た!の感。
この際、集会は極力避けるべし!
急遽、総代の出勤を停止した。
門松はそのままでも神は怒らないだろう。
除雪は、人力は避けて機械でやる事にした。
本殿参拝は屋根雪が落下して満足に出来ない状況だ。
落下した雪は硬く、人力では歯が立たない。
人海戦術は密を生む、この際止めにした。
重機でやる事にした。
機械はコロナと関係がない。
ユンボ―、ペイローダー、小型飛ばし機の3台。
寅次郎はユンボ―に乗り、硬い雪を除去した。
狭い参道は小型飛ばし機。
それぞれが役割分担して午前中で片付けた。
除雪中でも、参拝者は来られた。
今日の参拝者曰く、
正月は雪がひどくて来られませんでした。
加えて密を避けて来ませんでした。
雪も落ち着きましたので来ました。
分散の気持ちで、今日来ました・・・etc。
除雪後も見ていると参拝者がぼつぼつ来られる。
この時期に、これだけ来られるとは思わなかった。
参拝者の姿を見ると、やってよかった!
皆さんは、神への感謝、お願いに来られたのだ。
神への参拝は不要不急か?
そう思う人は、コロナ恐怖症?
そう思わない人は無神経? いや宮の森信者。
神社では事有る毎に早期終息を祈念している。
         除雪は必要至急であった 寅次郎
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torajiro0421 at 16:37|PermalinkComments(0) 宗教 

2021年01月15日

「認知症検査」

 年寄の運転手をいじめる検査だ。
検査料¥750を納めろと先取りする。
はなっから高姿勢だ。
黙って聞いてりゃ、この先も検査があるらしい。
今日の結果で、進むコースが決まるとか。
やや認知の疑いある人は2時間の講習コース。
検査量が¥5,100とか。
認知症と認められた人は、医者に行きなさい。
その上で3時間の講習コースが待っている。
その検査料は¥7,800?とか。
これじゃまるっきり年寄りの虐待コースじゃねぇか?
¥750の検査を受けた。
今日は6人だった。
密を避けているんだろうか?
受付から終了まで1時間の検査だった。
この検査の難関は記憶力テストだ。
16枚の絵を見せて、覚えろと言う。
親切にヒント迄言いながら覚えろ!と。
覚えたら次に全然違うテストをやらされる。
このテストに集中する。
言われた数字を消すテストだ。
これで、折角覚えた絵を忘れてしまう。
それが終わると、前の絵を思い出すテストだ。
何とも意地悪だ!
13枚の絵を思い出したが、残り3枚が出てこない。
次にヒントが出て来た。
このヒントでは、全部思い出して16枚書けた。
時計の文字盤を書いて、11時10分を描けと言う。
単純だが一瞬迷う?読めるけど書けない?
数日して、結果が郵送されてきた。
88点だった・・・正常との事。
75点以下が問題のコースに進まねばならない。
早速申し込まないと一杯になる、とここでも脅される。
遅れると遠くの講習会場に行かねばならない、と。
貧乏老人から高い金をふんだくって虐めている。
早く免許証を返納して、くたばれと言わぬばかりだ。
こうなりゃ意地でも返納しないぞ!
100迄高速をぶっ飛ばしてやるぞ!
免許証を取り上げられるまで!
              老人暴走族 寅次郎
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torajiro0421 at 17:00|PermalinkComments(0) 独り言 

2021年01月13日

「コロナ禍の知事選」

 55年振りに保守が分裂して戦う岐阜知事選。
分裂の種は双方の感情のぶつかり合いだ。
言う事を聞かないだといか、多選は駄目だとか・・・。
エゴむき出しの分裂劇である。
政策論争などではない。
又、その隙を突けない野党は人材不足か?
岐阜市長は元野党だったが・・・。
知事選は30余年、梶原、古田と官僚出身が続いた。
今回の古田、江崎、どちらにしても同じスタイルだ。
国の下請け的な感じがしてしょうがない。
岐阜県を劇的に変えるようなビジョンが見られない。
今井雅人辺りが出れば面白かったのに・・・初夢だった。
古田、江崎どちらが勝っても、官僚政治だ。
政策を見ても50歩、100歩。
当面の事しか書かれていない。
人生100年時代を如何に生きるか?
俺は今80だから、大きなお世話だよ。
如何に気分よく死ぬか!
思いはそれだけだ!
それよりも、何故、子供を増やそうと言わないのか!
2人の政策には、その具体策が何もない。
今、ハンガリーは少子化を克服したとある。
子供が増えなくて、何が希望か? 何が夢か?
何が100歳だ! 何が生きがいか?
橋や、道路や、箱物にかける金を子供にかけろ!
人がいなくなるのに、インフラもくそもあるか。
国は、高価な戦闘機や航空母艦など買いあさっている。
戦争に結び付くおもちゃを買ってる時じゃない!
その金を地方に回せ!子供にかけろ!
知事さん、国に直談判して下さいよ!
人口減少を是とする意見も承知している。
だが急激な少子化は防がねばならない。
コロナ禍は奇しくも総てに“変化”を突き付けてきた。
既存の生き方を大変換するチャンスを与えてきた。
明治維新か?産業革命か? 否!生存革命だ!
こんな時代に、先を読まない、いや読めない人では淋しい。
今こそ、大ナタを振るう時じゃござんせんか!
ハンガリーを見よ! 候補者殿!
              言いパなし男 寅次郎
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torajiro0421 at 19:29|PermalinkComments(0) 政治 

2021年01月11日

「流人道中記」

 浅田次郎が武士道をぶっ壊す。
二百数十年続き、硬直した武士社会を解凍する。
武士である前に、一人間であるべき、と。
この物語の中では完結しないが・・・。
この八年程後に幕府は潰れ、侍はいなくなるのだ。
主人公・青山玄播はそこまで見通していたか?
青山玄播は不義密通を被せられ、切腹となる。
だが彼は切腹を拒否し、蝦夷地へ流刑となる。
お家は断絶、一族は路頭に迷う。
腹を切れば、お家安泰とはおかしなルールだと言う。
罪人旗本・青山玄播を蝦夷地迄送り届ける若い町方与力石川乙次郎。
この二人が繰り広げる道中記である。
約一ヵ月の道中で盗賊、女郎、敵討ち、仮病人達と出会う。
様々な人間模様に玄播は人情深く関わり合う。
新米与力は、立場は上だが、罪人に勝てない。
次第に罪人に傾倒してゆく。
 昔、法律はなかった。
それは人には“礼”があったからだ。
自らが己を律したからだ。
だが人間が堕落して“礼”が廃れだした。
これではいかんと、法律を作ったのだ。
法律で人間を縛る事は悲しい事なのだ。
時代が進むにつれて、次々と法律が生まれる。
言い換えれば、人間はドンドン堕落しているのか?
心がどんどん消えてゆくのか?
越後屋はお上に、上げ底饅頭を贈る。
江戸のこの方、今も伝統は守られている?
大臣室で堂々と・・・。
脇に逸れた・・・。
三厩に近づくにつれて、東北弁が出て来る。
何とも言えない、情と温かみが伝わってくる。
壬生義士伝の吉村貫一郎は南部藩の脱藩者。
新撰組に入っても東北弁で人を斬る。
自分や、家族が生きる為に・・・。
浅田は若い頃、洋服の商売で東北を頻繁に廻ったらしい。
そこで東北に魅せられた様だ。
素朴で粘り強い北国に・・・。
言い訳をしない玄番に乙次郎は別れ際“玄播様”と叫ぶ。
               男の涙を感じた 寅次郎
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torajiro0421 at 21:35|PermalinkComments(0) 読書 

2021年01月09日

「手水舎の水」

 四年前、神社境内に井戸を掘り汲みだした。
昼間だけ出るようにして、汲み続けた。
順調に出て、人様を綺麗に整えてきた。
それが12月の27日に突然止まった。
原因不明?
聞けば、この近所の井戸水が出ないらしい。
枯れたか?
このところ降水量はゼロに等しい。
この地域の地下水は隣接の長良川に左右されている。
この地の上流で、河川工事が行われている。
そこで瀬回しなどが行われると影響が出る。
それの影響か?
確たる原因は浮上してこない。
正月を目前にして、神社は大ピンチ!
折角コロナ禍を避け、竹で自然流出する装置を考案したのに。
何と神は意地悪をするのかと、本殿を睨みつけた。
最悪の場合を考えて、水道水を引く段取りもした。
水道業者を呼んで更に原因追及。
井戸の水位を計ってみた。
地上からおよそ6m位の所にある。
井戸を掘った深さは13m少々。
その時の水位はGLから4,1mだった。
一昼夜汲み上げたが、水位の下がる事はなかった。
地下水は極めて豊富であることが解った。
それからすると枯れる事は考えられない。
現在の水位を計る時にマンホールの蓋を開けた。
その蓋は土などが隙間に入りピッシリ閉まり開けずらかった。
更に溝には雨水が溜り、空気を遮断していた。
この蓋を開けたら、水は出始めた。
この汲み上げポンプは気圧に押されて汲み上げるシステムとか。
その大気圧がマンホール内で真空になり、圧が減少したのか?
十分に考えられることである。
マンホールの蓋に隙間を作り、真空状態を消した。
この状態で一晩出し続けてみようと試みた。
翌早朝、見ると水は出ている!!
やれやれ!
それまで冷えていた心も温まって来た。
井戸水の水温は13℃で温かい!
          細やかなおもてなしが出来た 寅次郎
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torajiro0421 at 20:39|PermalinkComments(0) 宗教 

2021年01月07日

「走る宗教大学」

 1920年、箱根駅伝は始まった。
昨年NHK大河ドラマの金栗四三達が立ち上げた。
今年で101年目になるが途中、数回中止がある。
依って今年は第97回となった。
約一世紀に及ぶ歴史がある。
最初の頃は15時間位かかったらしい。
それが今では11時間を切っている。
100年で4時間の短縮だ。
この歴史の中で、優勝校は大きく変わっている。
俺が上京した頃(昭和34年)は、
日大、中央大、日体大が主力であった。
昭和50年頃から
大東文化、順天堂、早大、山梨学院辺りが強かった。
平成10年が過ぎる事から、
駒沢大、東洋大、青山学院が台頭してきた。
大まかに100年は、こんな流れだった。
昔強かった大学は、昨今、上位には来られない。
伝統だけでは絶対に勝てないものがあるようだ。
今年は、ある発見をした。
優勝は駒沢、二位が創価大、三位が東洋大、4位が青学。
全て宗教大学である。
駒澤大学〜曹洞宗が起源の仏教。
 禅宗の“喝っ!”の精神か?
創価大〜創価学会。日蓮宗を基とする創価学会。
 何妙法蓮華経デンデンツクデンツク・・・。
東洋大〜創立者は哲学者であり、創設者はお寺の長男坊とか。
 人間は走る蘆である・・・?
青山学院〜キリスト教。
 与えよ、されば与えられん!
宗教はマラソンに強いのか?
昨今のスポーツ界はメンタルトレーニングがうるさい?
箱根は、メントレを宗教に求めたか?
 今一つあった。
ラグビー大学選手権準決勝。
天理大は明大を圧倒して決勝に進んだ。
言わずと知れた踊る宗教・天理教。
決勝で早稲田とぶつかる。
果たして、華麗なステップは踏めるか?
                 白鳥神社の 寅次郎
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torajiro0421 at 17:07|PermalinkComments(0) スポーツ 

2021年01月05日

「百笑一嬉」

 80過ぎて、今年の抱負でもあるまいが・・・。
コロナ受難の年、如何に生きるか?
この期に及んで難しく考えたくもない。
さりとていい加減でも落ち着かない。
去年何処かでふと見かけた文字が脳裏にあった。
わが故郷の宝暦年間に起きた宝暦騒動。
過酷な年貢に苦しむ百姓が、時の幕府に直訴を企てた。
この騒動にハッピーエンドの勝者は居なかった。
直訴した百姓の幹部連は打ち首獄門。
監督不行き届きの金森藩は改易・お家断絶。
幕府の幹部の多くも罷免された。
こんな一揆は郡上だけだと言われる。
これは一種の改革である。
農民が命を懸けた。
 郡上の百姓一揆から260余年が過ぎた今、
我々人類はコロナと言う敵に、喘ぎ苦しんでいる。
人との接触を避け、ひたすら自粛する日々である。
其処には閉鎖的な空気が充満して非健康的でもある。
皆で楽しく酒も飲めない現状。
密がなければラブストーリーも生まれない。
それも男女の密が・・・。
大げさに言えば、人類滅亡の序曲だ!
お互いに喜び合えることが子孫繁栄の基である。
このままではいけない。
現状打破! 百姓一揆のように・・・。
そこで“百姓一揆”を“百笑一嬉”と変換。
今年の書初めとした。
嬉しさのバロメーターは笑いである。
笑いが多すぎて、戦争になったとは聞かない。
女が喜ぶと嬉しとなり、人類は平和になる。
百の笑いは女が喜ぶ→百笑一嬉でござる。
女が喜べば男の鼻の下はだらしなく伸びる。
さすれば子孫は増え、繁栄するだろう。
無茶苦茶なこじつけ・・・?
こんな事でも考えないと、益々コロナに付け込まれる。
逆説、男女の密は、推奨に値する。
それは人類を救う唯一の手段だから!
“百笑一嬉”でコロナ撲滅!?
         老いたドン・キホーテ 寅次郎
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torajiro0421 at 11:50|PermalinkComments(0) 独り言 

2021年01月03日

「粉雪舞う歳旦祭」

 皇居では朝5時半から天皇様と行われます。
歳旦とは元旦と同じような意味で、年の初めの朝の意。
日本全国の神社で行われます。
年始を祝い、一年の御加護、五穀豊穣、国民の繁栄を祈念する。
参拝者の年始の挨拶も交わす。
神事としての初詣とも言えましょう。
白鳥神社では午前9時から拝殿で斎行。
宮司は純白の装束。
総代は礼服に意義を正します。
6年ぶりの雪の舞う中での神事となりました。
境内には、琴の音が春の海を流している。
雪は時折、横に降る吹雪の様相も見せる。
宮司を始め、参拝者は防寒着等まとえず、薄着である。
歯がガチガチと鳴る寒さ。
心頭滅却すれば火自ずから涼し?
滅却しても涼しさは増すばかり・・・?
丹田に力を籠め、背筋をスーと伸ばして拳を握りしめる。
そして歯を食いしばる!
早く終わらないかしら、等と思うと余計に寒くなる。
時折、粉雪が拝殿に舞い込んで、頬を撫でる。
もっと吹き込め!と開き直ると震えは止まった。
40分程の神事の終わりは、総代長挨拶である。
 “丑は干支では2番目である、その訳は。
12の動物が神様に新年の挨拶に行く事になった。
牛は自分がのろまであることを知っていた。
従って、前日に家を出て向かった。
その背中にネズミが乗っかり、着く寸前に降りて飛び込んで一着。
牛は二着であったが、彼は己を知り、マイペースを貫いた。
真面目で実直で、慌てず、我慢強いのが牛である。
今、世の中はコロナで右往左往。
不安と不透明に、人心は乱れている。
誰も決定打を打ち出せないでいる。
こんな時こそ、ジタバタせず、我慢の二文字ではないでしょうか。
よしや歩みは遅くとも、牛に学びたい”と結んだ。
下手な長談義で、聞く人はさぞかし寒かったろう。
御免なさい!
喋る方は、間違えまいと必死で寒さなんぞは感じる余裕なし。
直会は炬燵で、冷のお神酒が胃を直撃!
         “正月や 寒の冷やよし お神酒かな” 寅次郎
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torajiro0421 at 16:50|PermalinkComments(0) 歳時記 

2021年01月01日

「イチローとトラジロー」

 あけましておめでとうございます。
新年を迎え、過去を振り返ってみました。
昨年はコロナ禍の中で30試合を戦った。
15勝13敗2引き分け、勝率=0.536だった。
個人的には、都合で5試合を休み、25試合に出た。
50打数、20安打、打率=0.400
2塁打=1、四死球=4、三振=2、犠打=1だった。
持病である膝を庇いつつの戦いは、決して軽快ではない。
ライト前ヒットでも、一塁でアウトは数度あった。
中にはセンターゴロの屈辱も味わった。
往年ならば、二塁打、三塁打も、単打に終わってしまう。
年齢的が20歳も違う選手達に混じっての事である。
そんな中で20安打は褒めてもいいだろう。
今年は大きなケガをせずに終えた事も褒めてもいい事だ。
こんな事を積み重ねて、ソフト歴が33年になった。
毎年、記録を綴っているので、眺めてみた。
 イチローとトラジローを数字で比べて見るのである。
恐れ多くもプロ野球の大打者イチローと比較するのだ。
イチローは19歳でオリックスに入団。
以来27年間で、3,604試合。
13,553打数4,367安打、打率=0.322、である。
一方のトラジローは郡上に帰ってからの記録である。
それ以前は、野球をやっていたが、記録がない。
会社(日本国土開発)でも、かなり試合をやって来た。
47歳からソフトに変更して、以来今日までである。
イチローとは比較にならないが、仮説を立てて比較した。
自分は33年間で、1,578試合を闘った。
8,906打数、1,800安打、打率=0.461、である。
ここで、次の仮説を立てる。
トラの試合数=1,578をイチローの3,604試合と同じにする。
すると8,921打数、4,111安打と言う数字になる。
トラジローがイチローと同じだけの試合をすればこうなるのだ。
名球会入りの条件は十分である。
安打の差は256本である。
だが、これは抜けそうにない。
1年に20本位しか打たないようでは、この先10年以上かかる。
俺が90歳まで頑張っても、ぎりぎり届かない。
やはりイチローにはかなわないのである。
          でも数字は楽しい! 寅次郎
ichiro-

muri1

ichitora

syougai

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torajiro0421 at 17:30|PermalinkComments(0) スポーツ