「一期一会の会」

　郡上青年会議所ＯB会が開催した。
今迄は銀婚式、金婚式を開催してきた。
ところが昨今、応募してくる人がいなくなったという。
皆が、お祝いしてくれると言うのに・・・。
費用は一切、OB会が持ち、会費制である。
本人負担はゼロに等しいと言うのに。
お嫁さんの方が敬遠すると聞く。
この歳で人前に晒されたくない。
着てゆく物がないとも聞く。
今更、過去を暴かれたくない？
この歳でラブラブでもないｅｔｃ。
何とも淋しい話である。
知らない者同士が25年、50年連れ添ったのだ。
我慢と忍耐だったかもしれない？
そればっかりではないだろう？
誇りを持ってもいいのではないか？
兎に角い“やだ”と言うらしい。
そんな訳で、一期一会の会になったらしい。
今回のメインゲストは郡上青山藩の殿様の末裔。
青山家14代後見人・青山幸文氏（76）。
宗家は今の群馬県中之条青山との事。
その後、三河の国、岡崎に土着、家康の譜代となる。
幕府の要職を務め、最後は丹波篠山藩で明治となる。
分家は掛川藩→丹後宮津藩→郡上藩で明治。
家紋が葉菊で、このルーツを尋ねた。
後醍醐天皇から頂いた由。
西郷隆盛もこの家紋だと言う。
我が娘の嫁ぎ先が、この葉菊紋で驚いた。
これはとんでもない所と親戚になるのではと心配？
今一つは、郡上青山藩は4万８千石。
その半分の２万４千石は越前に飛び地としてある。
これは何故ですかと聞いた。
懇親会のオープニングは愚妻の日本舞踊・やりさび。
乾杯の音頭は最高齢者の拙者。
青山家は、出過ぎず、引っ込み過ぎずが家訓だった由。
瀬木家は夫婦で踊りと乾杯で出過ぎである。
青山家に言わせれば、碌でもない家臣だ。
ご参会の皆様のご多幸と、欠席者の御不幸を祈り乾杯！
　　　　　　　　　　　　　　　教養と栄養の会だった　寅次郎

















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「我慢出来ねぇ」

　高山へソフトボールに試合に行ってきた。
この梅雨時だと言うのに猛暑日になった。
今日はシニア戦で若手の試合である。
代打要員だろうと楽にしていた。
ところが二試合目は8番セカンドでの先発指令。
8番セカンドは岸田総理の若かりし頃。
頑張ってみよう！
UPを始めて心配事が大きくなって来た。
時折左手首に痛みが走る！
捕球の時にズキンと來る。
ある角度の時に痛みは来る。
暫くすると消える。
バットスイングは何とか出来る。
だがボールが当たった時は、痛あーッ！
だが、何のこれしき・・・。
死ぬ事思えばかすり傷だー・・・。
折角先発メンバーに選ばれたのだ。
痛いだの痒いだのとは言ってられねぇ！
男は黙って我慢の子だ！
二遊間後方のフライを追ったがグラブを弾いた。
今一、思い切ってグラブが出せない。
打っても打球が弱くて内野を抜けない。
監督は何かを察したのだろう、3打席目に交代を宣言。
自分からは決して言い出さなかった。
交代を聞いて、内心ヤレヤレと正直思った。
帰りの車内では缶ビールを右手だけで開けて飲んだ。
時間が経つにつれて痛みは増してくる。
翌日、痛くて顔も洗えねぇ・・・。
我慢出来ずに医者に医者の門を叩いた。
レントゲンでは骨折やヒビはないないと言う。
だが間接にやや異常が見える。
それと痛むのは腱鞘炎だと言う。
痛む処二か所にブスﾂ、ブスﾂと注射。
一週間分の飲み薬と塗り薬が処方された。
暫くは、手首は使用禁止！を宣告された。
次週の試合はこれで諦めた。
80を三つ越えるとこの様か・・・。
酒は左手で呑むモノと教わったが・・・。
　　　　　　　　　　　　　　暫くは右手だ　寅次郎











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「トンガレコクドの続き」

　トンガレコクドはいい響きだ。
トンガレは好きな言葉だ。
この度“トンガレコクドに”出会って浮かんだ。
この三人のトンガリ節が。
　一人目、幕末の坂本龍馬は言う。
“丸くとも　一かどあれや　人心　
あまりまろきは　ころびやすきぞ”
一節には一休禅師の作であるとも言われるが。
イエスマンでは、転々と転ぶだけだぞ、と言う。
龍馬の今一つの言葉に
“人皆善を為せば、我一人悪を為さん”
人と同じ事をしていてはつまらんぜよ！
強烈なトンガリ精神である。
　二人目は、明治の実業家・渋沢栄一は言う
“男はいかに丸くとも角を持たねばならぬ”
彼は500以上の会社を立ち上げた超経済人。
100人もの子供を成したとも言われるが・・・。
その根底の精神は。
経済には道徳がなくてはならないと言う。
論語とソロバンというかけ離れたものを一つにせよと。
道徳経済と言う角をしっかり持った男だった。
　三人目は俺の好きな演歌歌手・福田こうへい
南部蝉しぐれに、歌っている。
♪弱音を吐くな　強気になれよ・・・♪　
・・・負けて泣くより　勝って泣け
・・・時節は来ると　風が云う
♪とがって生きろ　丸くはなるな・・・♪
・・・酒に聞いてる　蝉しぐれ。
トンガレコクドの語呂には勇気を感じる。
男を感じる・・・。
何となくうれしくなった・・・。
最近、人は俺を歳と共に丸くなって来たと言う。
馬齢を重ね、体力がなくなって来たからか？
そりゃ、ゴルフもソフトも飛ばなくなって来たヨ。
色香を嗅ぐのも鈍って来た・・・。
だが、心まで萎えて来ちゃいねぇヨ。
言いたいことはブログに言わせている。
　　　　　　　　　名前も変えるか　トンガリ寅次郎







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「トンガレコクド」

　日本国土開発のHPを開いた。
トップページが“トンガレコクド”である。
一瞬、ドキッとした。
何処にもない独特のフレーズ。
今迄の建設会社に見られない見出し。
若き女性がアップで出てくる。
薄字で”私をどう成長させてくれますか？“ときた。
建設会社が若い女性にこう言わせている。
建設会社と言えば男の世界だった。
それがいきなり女性社員の成長を謳いだした。
画面は新入社員の面接風景に入る。
女性面接官が女性受験者に問う。
何でも聞きたい事を聞いてください、と。
そこで女性受験者は言うのである。
“私をどう成長させてくれますか？”と。
大胆な突っ込みである。
一口には答えられない質問である。
女性面接官は自分の過去を映像で語る。
様々なことに出会い、夢中で経験をしてきた。
それが成長につながったと思う。
“成長するのはあなたです”と結ぶ。
これがHPのイントロである。
その先は、専門分野別に詳細な説明がある。
正直言って面白くない。
HPの為のHPで建設会社のお手本の様。
働き方改革、コンプラ順守等々も。
浅学菲才の身には難しすぎるし魅力がない。
中に、気になる一行があった。
“一般からの提案は受け付けません”と言う。
国土は鎖国をしたのか？
OBとしては、何だか切って捨てられた感じがした。
これでは愛着は湧かない。
何とも淋しい一行であった。
娘が結婚を意識するときに言った。
この男と一緒になれば彼が幸せにしてくれる等と思うな。
この男とならば一緒に苦労をしてもよい。
そうゆう人を選べと。
前記の“私をどう成長させてくれますか？”
会社は私を幸せにしてくれますか？に聞こえる。
苦労を共に出来る会社になってほしい。
“トンガレコクド”はいいフレーズだが・・・。
　　　　　　　　　　　　　鎖国されてはおしめぇか？　寅次郎

















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「第17集挨拶」

拝啓
　梅雨の訪れが例年より早い様であります。
線状降水帯も頻繁に発生し、災害を引き起こし、人々を不安に陥れております。
これもロシアのせいでしょうか？　日本も緊張しなさいと言う事でしょうか？
　小生も83年の馬齢を重ねるに至りました。
急ぐ訳ではありませんが、数年前より自分史作りを始め、今その概要が出来上がりつつあります。早く仕上げると黄泉の旅が待ち受けるので、完成は急ぎません。
瀬木のルーツも追いかけて、200年程前、江戸の末期まで迫りました。
ゴルフ歴、ソフト歴、孫編を併せればA-4版で2,500頁近くになりそうです。
過去を振り返る事がこんなに楽しい事とは、初めて知りました。
子や孫に残すモノを持ち合わせぬ身は、せめて残せるのはこの程度のモノです。
　この1年を振りかえりますと、
昨年5月にはコロナに襲われました。
夫婦で感染したのは、濃厚に接触していた証でしょうか？　
この頃は、まだ外部に知られる事を恐れた時でした。
二人仲良く遠くの病院の一室に監禁されました。
昔なら子作りに勤しめたが・・・今回は、ひたすら、喰って出すだけのサイクルでした。
　7月には安倍元総理が凶弾に倒れました。
不謹慎かもしれませんが、それ程驚きませんでした。
むしろ怪しげな宗教団体が露呈され事に興味が移り、犯人親子が哀れにも感じました。
「安倍氏逝く　モリカケサクラを　道連れに」
・・・官僚の自殺など負の部分は残したままでした。
菅前総理の追悼の辞に感銘しました。
昔、暗殺された伊藤博文を偲んで山形有朋が弔辞として読んだのを引用。
「語り合いて　尽くしし人は先立ちぬ　今より後の　世を如何にせむ」　
昔を語る人が、周りから少なくなる昨今の我が身にも響くものがありました。
　10月に「寅次郎の徒然草」が認知されました。“寅次郎の徒然草”の16年継続について。
新聞の地方版に大きく載り、我ながら驚きました。
尊敬する“男はつらいよ”の車寅次郎氏、彼の“笑いと愛と怒り”を真似て綴っております。
書き始めて17年目。今日迄に約3,000編、書いた事になります。
　ゴルフは100が切れず、止め時かと・・・仲間も多くが鬼籍に向かいました。
飛ばず、当たらず、入らず、の三ず（三途）の川で溺れそうです。
我馬齢８３。41､4２､＝8３。エイジシュートの夢を見ました。夢でした・・・。
人生100年と世間はいいます。まだ17年残っています。どうする寅次郎！
今年も又、恥ずかしき愚痴話の数々、不躾をも省みず送付の段、お許しください。
脱糞時の暇つぶし、その押し出しの一助にでもなれば、幸甚この上もございません。
末筆ながら、大兄のご健康を心よりお祈り申し上げます。　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　敬　具
令和五年　水無月　紫陽花の映える日に
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　認痴の　寅次郎　拝





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「左手首不調」

　一昨年は右手首が痛んだ。
原因はパソコンマウスの使い過ぎだった。
筋が変形して痛くてマウスが使えなかった。
切開手術で完治した。
　今回は左手首だ。
原因は定かでない。
だが思い当たる事は種々ある。
ソフトボールによるバットスイング。
速球を打ち返す時の衝撃か？
飛ばす時は、手首を返す。
ライナー捕球時の衝撃か？
これ等は手首がクッションになっている。
柔らかく受け止められないのか？
手首も老化してきたか・・・。
　今一つはゴルフ。
このところ、全く不調である。
その原因の一つがヘッドアップだった。
基本中の基本が忘れ去られていた。
FW,アイアンが全然当たらない。
打ち込んでいないのだ。
打ち込みを意識してスイングした。
これの練習を繰り返した。
当たりだした！
ターフに打ち込むと、衝撃がある。
そんなに強いモノではないが、ある。
これの繰り返しが、左手首に来たようだ。
思い当たる原因はこの二つ。
暫く辛抱したが、治らない。
止む無く、整骨院の門を叩いた。
ヒビや骨折ではないないと言う。
暫く使わないようにと、包帯のグルグル巻き。
包帯も巻き方でギブスになる。
使わなければ痛みはない。
だが、何とも不便だ。
片手じゃ顔も洗えねぇ。
風呂は片手で入る？
手ぬぐいが絞れねぇ。
左手様の偉大さが解った。
　　　　　　　暫くはパラリンピックだ　寅次郎





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「如何にいい加減か？」

　我がブログは2006年4月30日にスタート。
依ってブログ年度は5月1日〜翌年4月30日。
この一年に書いたものを冊子にまとめている。
書き始めて17年が過ぎた。
カテゴリーは決めないでオールフリー。
思い付くままに書き殴っている。
目標は一日おきに更新。
何とか続いている。
旅行で留守にした時。
酔っぱらって帰宅した時。
この時はさすがに書けない。
旅先で更新はしない事にしている。
折角の旅が楽しめなくなる。
旅行中は旅に集中！
但し、カメラメモは残す。
帰宅してから書く為に。
日頃、少々の酒を飲んだ時は書く。
これは翌日、チェックを要する。
誤字脱字が甚だしいから・・・。
おまけに、書くことが大胆になっている。
この方が面白いのだけれど・・・。
だが人様を傷つける事が多々ある。
　4月30日がこのブログの大晦日だ。
翌日から、冊子の編集が始まる。
巻頭言、プロローグ、エピローグ書き。
目次作り。添付写真の選択、編集。
これに約10日間を要する。
USBに書き込んで印刷屋に持参。
数日して、ゲラ本になり帰ってくる。
ここから、校正が始まる。
これは酔っていては絶対だめだ！
集中しないと、用をなさない。
第1回目の校正を一週間で済ます。
これを4回繰り返す。
合計すると400ヶ所くらい修正が出てくる。
Netに載せている文章が如何にいい加減かが解る。
5月はこの校正作業で過ぎてしまう。
これで何とか6月10日の発刊を目指す。
　　　　　　　　　　　真剣に道楽をしている　寅次郎







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「綾瀬・浦島」

　56年振りに訪れた。
東京都足立区西綾瀬3丁目・・・。
我が恋はここから始まった。
彼女はここのアパートに住んでいた。
四畳半一間。
昔風に言えば九尺二間である。
炊事場、トイレは共同。
4軒長屋のアパート。
名は大黒荘。
隣の部屋の住人は競輪の予想屋オヤジ。
南側に窓があった。
だが、隣の家と殆んどくっ付いていた。
窓の役目を果たしていない。
その家はヤクザ屋さんだった。
背中に絵を描いた兄さん方がいた。
高倉健の唐獅子牡丹がよく流れていた。
又、30分も歩けば小菅刑務所もあった。
そんな中にうら若き乙女が棲んでいた。
この悪環境から守ってやらねば・・・。
義侠心が湧いてきた？
お節介に、しばし通った。
敵は予想屋とヤクザだ。
でも、問題は起きなかった。
その一年半後に、何故か結婚した。
　その場所を、この度、二人で訪れた。
56年の歳月は昔を消していた。
駅の位置は変わり、高架橋に変貌。
区画整理され、道路も変わった。
当時の木造アパートは消えて、名を変えて居る。
○○コーポ、メゾン××、△△ハイツ・・・。
大黒荘らしきものはとんと見当たらない。
消えかかった記憶を呼び起こし、捜し歩いた。
若かった頃の二人を再現しようと・・・。
ここで悩んだ、ここで笑った・・・。
その場所を求めて・・・。
そこは、山の彼方の空遠くに消えたのか？
新しい綾瀬の駅に降りた二人は浦島太郎だった。
そこに竜宮城はなかった。
　　　　　　　　でも充実した綾瀬探索だった　寅次郎









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「お上りさん」

　田舎から都会に遊びに行く人の事。
いなかっぺを笑う言葉でした。
以前勤めていた会社のOB会が東京でありました。
社内結婚の我々は二人共、有資格者。
連れ合いが申しますには、
暫く、お江戸には行っていない。
冥途に行く前に、今一度、江戸の空気が吸いたい。
生き残りの人達の顔が見たい。
てな事で、お上りさんをやりました。
行く先は皇居先端の竹橋にあるKKRホテル東京。
東京駅から大手町の地下鉄に乗るのに迷子。
30分位、しっかりお上りさんでした。
外国の団体お上りさんの多いのに驚き。
お江戸も変わったなーと苦笑い。
会場ではこれまた、変化した人達に驚き。
名札を確認して、昔を思い出す始末。
その先は昔に帰り、自分の歳を忘れる。
会は物故者への黙祷から始まった。
意外な人が鬼籍に向かっている。
総会の中で現社長のメッセージ。
一つの文言が気になった。
「今、会社は過渡期であり、脱請負を目指している」
詳細は不明だが新しい事業に取り組む様だ。
当社は戦後の復興を目指し、重機の賃貸業から始まった。
小生が入社する数年前（昭和30年頃）一つの過渡期があった。
当時の佐渡社長は、賃貸業から請負業に舵を切った。
高度成長の波に乗り、ゼネコンへと発展、成長。
今、その請負業から脱しようと言う。
田舎の中小企業の一部は既に脱請負を試みている。
農業、環境、エネルギー、健康福祉等の分野へ。
自ら仕事を創り出してゆくのが脱請負なのだろう。
帰りにペットボトルの水を頂いた。
ボトルの裏に日本国土開発の文字があった。
水を売り出したのか？
すでに動き始めているのか？
本社も赤坂から虎ノ門に移した。
我々ポンコツOBにも情報を流して下され。
亀の甲で何かが飛び出してくるかもよ・・・。
　　　　　　　　　　　　　　　老いたお上りさん　寅次郎















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「国土開発ＯＢ会」

　関東地方の三つのOB会が統合された。
“関東こくど会”として新たに発足。
９０人程が集まると言う。
どんな面々が来るのだろう？
古い奴らは来るだろうか？
あいつは、こいつは、女性陣は来るか？
女房も東京支店のOBである。
雁首揃えて出席してきた。
遠くは九州、関西からも来ている。
岐阜なんぞは近い方か？
受付に行くと、すぐに懐かしい面々に出会えた。
ヤーヤーヤー、オーオーオー・・・・
すぐに名前が出てこない人もいる・・・
今日は名札をブラ下げている。
これに救われることもしばしば・・・。
最高齢者は米寿の88歳。
80代は一割いただろうか？
此処に出てくる限りは元気印だ。
会は物故者への黙祷から始まった。
今一度会いたかった人も多く居る。
ご冥福を祈る。
三浦さんにお土産を頂いた。
静岡の美味しい新茶と抹茶。
それに、為書き入りの写経を頂いた。
これには驚いた！
氏は四国88カ所を逆打ちされたとか。
一つのお寺に二つずつ写経を納められた由。
お遍路さんには様々な願掛けがあるようだ。
この期に及んでモノカネじゃない。
人間とは？　生きるとは？　自分とは？
企業の修羅場を勤め上げた者の行きつく先か？
写経された“般若心経”260文字とは？
苦からの解放である。
それが菩薩と弟子の会話で書かれているらしい。
この写経、額に収め日々眺めたい。
様々な出会いで、過去を懐かしんだ。
とても2時間ほどでは語りつくせない。
女房も、昔に帰っていた感じだった。
本を読め、旅に出よ、人に会えと言われる。
　　　　　　　　　　　　良き出会いだった　寅次郎



















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「雨のち晴」

　一週間前、何となく不調だった。
ブログに書いたが、心は雨降りだった。
心臓がドックン、ドックン・・・。
それが後頭部迄来て、脈打つ・・・。
脈が時々途切れる・・・。
少し動くと、心臓が早打ちする・・・。
胸周りがモヤモヤ・・・。
何故か、ゲップが出ると収まる。
酒を飲んでも治らない・・・？
このところゴルフもない。
ソフトの試合もない。
依って、酒もあまり飲みたくない。
飲んでも旨くない・・・。
酌婦が居ないから？
居ても、お酌をしない・・・。
居るだけ・・・。
独酌じゃなお旨くない。
身体に悪い・・・？
TVで、阪神が勝っても旨くない・・・。
病気じゃないだろうか？
医者に行った。
上に書いた事を話した。
24時間心電図測定器を装着された。
血液検査と胸のレントゲンも撮った。
今日は、その結果説明がある日。
判決が下る日である。
恐る恐る先生の前に座った。
裁判では主文を先に言う。
その後から判決理由を述べる。
被告人は無罪とか被告人を××に処する、とか。
先生曰く・・・異常なし！
但し、測定した日だけ異常がなかったかもしれない。
この先、不調が高じたら遠慮なく訴えに来なさい。
高齢ゆえ油断をするな！　くぎを刺された。
明後日、東京でOB会がある。
不安なく飲んで来られそうだ。
病は気から？
今日の、裁判判決費用は￥640だった。
　　　　　　　　　　　心は晴れた！　寅次郎









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「大雨後の解禁」

　鮎解禁の前日は大雨であった。
解禁日は川が赤く濁り、手も足も出ない。
その翌日、意外と水位は早く下がった。
遠方からの釣り人は無理を承知で竿を出した。
全体としての釣り人は少ない。
見ていたがさすがに釣れない・・・。
地元の人は知っているから川に入らない。
娘婿殿も午前中は川を睨んで我慢していた。
午後になり動き出した。
自分の得意とする縄張りに入った。
　拙者は今期、組合を脱退した。
年寄りを虐めるような組合のやり方に反発して。
今迄、年間\\1,500だったが、\\4,000に値上げした。
その理由が全く意味不明のご託を並べている。
これについては4月7日“年寄りの戯言”に書いた。
組合の理解は出来るものではない。
けったくそが悪いので、組合を蹴った。
オヤジの時代からの組合員であった。
長良川はガキの頃からの遊び場だった。
長良の水で産湯を使い姓は土建屋、名は寅次郎！
川は様々な自然を教えてくれた。
泳ぎも覚えた。
魚の取り方も学び、上達した。
魚は友達であった。
自由に獲って遊び、楽しんだ。
川は社会の学校でもあった。
好きだった長良川。
それが今回の仕打ちで、嫌いになった。
年寄りの細やかな遊びも取り上げた。
この川は一体誰のモノなんだ？
加えて、堤防の桜も切り倒してしまった。
　夕方、婿殿が引き上げて来た。
午後からだけで22匹Getして来た。
この水位にしては良く釣れた。
初物だから、親戚身内に配布すると言う。
有難い事だ。
漁業組合は憎らしいが、鮎には罪はない。
仏壇に供え、カカと二人で塩焼きを吟味。
　　　　　　　　「食卓に　瀬音届ける　初香魚」　寅次郎









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「シニアクラブ」

　入会の誘いが來る。
入会条件は60歳以上との事。
なかなか入会者が居ない様だ。
有資格者は沢山いるのに・・・。
何故、入会しないのだろう？
かく言う自分も入っていない。
83歳なのに・・・。
何故入らないの？
60歳の時の自分に聞いてみた。
老人に思われたくない？
年寄り扱いされたくない？
親(82)が入っているから？
入ると親子で老人クラブ員になる？
会の中味は年寄りイベントばかり？
入ると老人になってしまう？
こんな事が頭をよぎる。
役員さんも言っていた。
今時、60歳は老人じゃない。
シニアクラブ＝老人クラブと思っている。
これは昔のイメージだ。
でも本来“シニア”とは気高い言葉なのだ。
ラテン語で“経験豊富な誇り高き戦士”をさす言葉。
シルバーは銀、銀髪、お年寄り。
シルバーシートは年寄り優先。
これと混同している節もある。
60歳以上なら名前を変えるべきか。
昨今60〜70を“アクティブシニア”と言うらしい。
定年後も趣味や仕事に意欲的な人達。
酒も飲むが色香も嗅ぐ！
席を譲られても座らない！
老眼でも眼鏡をかけない！
アグレッシブシニア略して“アグニア”と呼ぶか。
でも巷ではシニア割引が随所にあるぞ。
映画館、銭湯、フィトネスクラブ、各種入場料等々。
そうゆう時は、大人しくお年寄りしましょう。
でも不満が一つ。
八十路越えの医療費負担3割は不愉快千万。
毎日、ちまちまとバイトで稼ぐだけなのに・・・。
　　　　　　　　　　　　　　　　　大老人シニア　寅次郎











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「何となく不調」

　阪神が絶好調なのに、なんで俺が・・・。
浮かれて飲み過ぎている訳でもなし・・・。
心臓辺りに何となくの不規則感。
同時に後頭部がドックン、ドックン・・・。
何時、何故そうなるか不明。
暫く続く時もあれば、数分で止まる時も。
知らない内に消えている事も・・・。
その間は、痛くもかゆくもない。
気持ちが悪くなることもない。
何となく、胸焼けにも似ているか？
ゲップが出ると楽になる事もある。
心臓ではなく近所の胃袋の機嫌が悪いのか？
思えば、16年前に不整脈が出た。
その時は住民健診の心電図から出て来た。
岐大病院でアブレーション手術を受けた。
心臓の中の悪玉を焼き殺すモノ。
1回で終わらず続けて2回行った。
一つ焼く度に、体中が猛烈に熱くなる手術。
これの繰り返しで、4時間ほどの苦行だった。
それ以後は、2009年に24時間心電図。
2015年にも24時間を付けた。
この二つは精神的なモノで異常はなかった。
今回は、16年前と同じような感じ。
後頭部にズキン、ズキン、ドックン、ドックン。
その時の再発ではないかと医者の門を叩いた。
心電図を計ったが、これは正常だった。
正確を期すために24時間心電図装着となった。
看護婦さん曰く、風呂に入りますか？と聞く。
装着したら入れねぇだろう・・・。
いや、最近のは防水がしてあり、入れますと言う。
全体が何ともコンパクトに出来ている。
寝起き、トイレ、食事などのイベントもボタンだけ。
装着している煩わしさがない！
ここ数年で、大きく進歩した様だ。
器械は進歩するが、体は退化の一途だ！
でも83年持ち応えたのだから・・・。
文句を言えば、体総てを止めるかもしれない。
今日の結果は一週間後との事。
　　　　　　　　　　　　　任せるしかない　寅次郎









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「岸田商店ピンチ」

　昨年の10月14日に“岸田商店”を書いた。
岸田総理が首席秘書官に息子を登用。
官房長官は、適材適所だと言っている。
他人は信用ならないのか？
はたまた世襲による政治家養成か？
イエスマンばかりの茶坊主集団を危惧した。
ご意見番が居ないのだ！
その不安が現実になって来た。
今年の1月、欧米訪問に随行。
公用車で観光旅行、土産物買いあさり。
公私混同でメディアに批判される。
4月には夫人が全額公費で訪米。
この場合、夫人は私人である。
これも公私混同。
そして今回。
首相公邸に親族を招き忘年会。
不適切な写真が表に出た。
公私混同も甚だしいと批判炎上。
今の公邸は昔の総理官邸である。
ここは、2/26事件、5/15事件の舞台である。
岡田総理、犬養総理が共に襲われた。
岡田は逃げたが、犬養は凶弾に倒れている。
事程左様に物騒な所なのだ。
セキリテーを厳しくしなければならない所。
公邸と言えど同じ事ではないか。
事もあろうに忘年会や閣僚ごっこだ。
セキリテーや危機感は見当たらない。
岸田は警護するに当たらない人なのか？
岸田商店の域を出ない人なのか？
G7の過剰警護は何なのか？
やってる事がチグハグ！
翔太郎君、就任8ヶ月で岸田商店退社。
6月1日付け退職だとボーナス満額支給？
月給が58万余、賞与は252万余。
ボーナスは返納できないルールらしい。
“返す”と言っても返せないらしい。
“どうする翔太郎”
　　　　　　　　日本は大丈夫かな？　寅次郎









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