2024年07月

2024年07月31日

「狂 言」

 日本舞踊西川流静恵会のゆかた会に出席。
バーバと孫娘(小4)が舞うと言うので。
加えて特別参加に“狂言”が演じられた。
狂言を見るのは今日で2回目である。
最初は25年前に名張市で見た。
ロータリークラブ地区大会のアトラクションだった。
名張市は子ども狂言の盛んなところ。
演目は“附子”(ブス)だったとかすかな記憶。
附子と言うのはトリカブトの事らしい。
毒が入っているから開けると死ぬと言われた箱。
だが、開けてみると中は砂糖だった。
死んでお詫びをすると、砂糖を舐めてしまった話。
当時、予備知識はゼロだったが理解はできた。
今回の演目は“仏師”(ブッシ)だった。
田舎者が仏像を買いに京都に行く。
詐欺師に出合い、仏像を買う約束をする。
詐欺師は仏像に化けて騙そうとする。
次第にぼろが出てばれてしまう。
今回の狂言師は14世・野村又三郎氏とご子息。
演ずる前に、狂言についての話を面白く語られた。
舞踊の舞と踊りの違いは如何に?と問われた。
舞は腰から上を中心に柔らかく演じる。
踊りは腰から下を重視して直線的に動く。
平安時代の恋愛は顔や容姿ではなかった。
和歌の応酬で好き、嫌いが決まった由。
老婆でもいい歌を作れば美人と見られた?
直接会って相手を見ることがなかった故。
思えば、今のSNSと同じようなものではないか?
SNSでは相手の容姿は解らない・・・危ない。
能楽は元来、神に奉納するものであった。
大きな神社には能楽堂が作られている。
中尊寺にも白山神社があり、横に能舞台がある。
宴席は隣が野村ご子息で、話が聞けた。
直系男子の世襲制が400年続いている。
稽古時の父は師匠であり厳しいと言う。
酒は声に悪いと、召されなかった。
        ござる調の声が耳に残る 寅次郎
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torajiro0421 at 17:00|PermalinkComments(0) 文化 

2024年07月29日

「小まんじゅう」

 静岡の知人・M氏からいただいた。
M氏は白鳥が大好きで踊りに来られる。
愚生のブログを民宿でご覧になり興味が出たと。
いつも“いいね”をぽちっと押していただいている。
この度は“富士川の小まんじゅう”をいただいた。
“献上銘菓”の朱印が包装紙にある。
明治天皇に献上された由。
小さく、形は決して良くないが美味しい!
やめられない、止まらない・・・。
聞くところによれば、
創業は大正元年とか。
パートを含めて10人くらいの小企業。
多い日は3時間ほどで17,000個くらい作るとの事。
朝七時半に開店すると午前中にはまず売り切れる。
保存料等は使わず、作り置きしない。
昔、インチキをした何処かの赤福とは大違い。
添加物なしの超自然食品。
本物志向の時代になったのでしょうか?
 富士川と言えば思い出が二つある。
上流は釜無川と笛吹川である。
これが富士川町で合流して富士川となる。
一つ目は釜無川。
昭和34年伊勢湾台風で釜無川が大氾濫。
韮崎の下流、竜王町で災害復旧を行った。
川に堆積した5万㎥の土砂を取り除く工事だった。
炎天下で多くのダンプトラックを使い運び出した。
二つ目は笛吹川。
25年前(1999)石和町でソフトの全国大会。
全国からシニアチームが80チーム集まった。
強豪、静岡コスモスを破りBゾーンで準優勝した。
温泉の街に二泊して、夜の部も楽しんだ。
ここも毎年、炎天下での試合であった。
 今回の小まんじゅうの松風堂は富士川の最下流。
東名高速道の駅富士川にも売っているだろうか?
M氏も炎天下の中、白鳥においでいただいた。
銘菓“小まんじゅう”はそれぞれの炎天下に繋がりました。
孫達とこんな話をしながら美味しくいただきました。
                 今日は甘党の 寅次郎
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torajiro0421 at 17:00|PermalinkComments(0) 食物 

2024年07月27日

「ゴールドマーク」

 今、二つのゴルフクラ部に在籍している。
一つは地元白鳥でコンペ開催は毎月第3木曜日。
二つ目は一宮の仲間達で毎月第3金曜日が多い。
84歳の年寄りが二日続けてのラウンドはきつい。
どちらかを断念せざるを得ない。
てな事で月に1回の楽しみになってしまった。
 昨年までは若者と同じ白マークのTeeで打っていた。
80歳を過ぎたら飛距離が極端に落ちてきた。
ここ2年間はアベレージで100が切れなくなってきた。
100の切れないゴルフは面白くない。
つまらぬ見栄は捨てて、ゴールドマークから打つことにした。
コースにより総てが有利とは言えないが、楽だ。
白マークからだと“飛ばさなきゃ!”と思い、力が入る。
逆に飛ばなくなる。
ゴールドは気分的に楽で力みは少なくなる。
今年に入り7回行ったが、100を超えたのは1回だけ。
88も1回出て、現在までのAVは95.7である。
距離の有利さよりも力まない気楽さがいいのかも。
しかし凡人の悲しさで次なる欲が出てくる。
90をコンスタントに切りたい!
己の老化が日々進む事も忘れて、少しずつ力みだす。
こうなると100が近づいてくる。
昨日もパーでスタートして今日は行けると思いきや・・・。
終わってみればスリーパットが4回。
寄せが悪く、4オン、5オンが多くなり自滅してゆく。
飛ばさなくていいショートゲームで力んでいる。
かくして49、50、=99。辛うじて100を切ったお粗末。
今年の目標は3パットをゼロ、OBをゼロにする事だった。
OBは飛ばなくなったのか少なくなった。
もうひとつショートゲームがポイントになってきた。
弱点は解っているが・・・。 
如何せん練習場にも行かず、月一プレーヤーでは・・・。
こんな言い訳をしている様では、90は切れない。
プレー後のビールに生き甲斐を感じるロートル。
                   欲張り 寅次郎
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torajiro0421 at 17:56|PermalinkComments(0) スポーツ 

2024年07月25日

「還るべき場所」

 山岳小説には正直、興味は薄かった。
今年の3月、美濃市のネパールカレー店に入った。
その店にはヒマラヤ山脈の大きな写真があった。
ネパール人の店長は、写真を流暢な日本語で説明してくれた。
ヒマラヤ山脈がぼんやりと解ってきた。
そして、今回この本が送られてきた。
地名や専門用語が多く最初は読みづらかった。
カタカナの説明なども多くて・・・。
主人公・翔平はK2で恋人・聖美を事故で亡くした。
4年後、再度ヒマラヤに挑むことになる。
それは仲間との公募登山(商業登山)であった。
しかし翔平にはK2に眠る聖美探しも心にはあった。
現地に入りブロードピークに上り始める。
その頃から緊迫感が出て、引き付けられた。
登るにつれて、危険とアクシデントが増してくる。
空気は薄く、気温は−50度C、想像を絶する世界。
標高8,000mはまさにデスゾーン!
“登山とは死が暗黙のルールとして入ったスポーツだ”
何で死ぬかもしれないのに、山に登るのだろう?
登った人しか解らないのだろうか?
そこはどんなに神々しい場所なのだろう?
一度見たら、その魅力に取り憑かれるのか?
そこには神々の住み、容易く人間を寄せ付けないのか?
グループの一員で、カリスマ経営者・神津の人間性に惹かれる。
“夢を見続ければ人生は生きるに値する、
 そう自分を騙しおおせて死ねれば本望だ“と言う。
最悪の状況下でも、悪人をも助ける山男。
宗教を超越した人間の凄さ、素晴らしさを見た。
“絶望というピリオドを打つことは簡単なことだ、
しかしそれは戦い抜いての敗北とは意味が違う。
絶望は闘いからの逃避だよ、魂の自殺行為だ。
絶望というピリオドを打つたびに人生は腐ってゆく“
還暦過ぎ、心臓ペースメーカ装着の神津の言葉に痺れる。
金も名誉もいらないクライマーに最強の愛を見た!
               還るところのない 寅次郎
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torajiro0421 at 16:20|PermalinkComments(0) 読書 

2024年07月23日

「穴馬紙」

 大河ドラマ“光る君へ”に越前和紙が出てきた。
これは年貢の代わりに納められていた。
米と同じ、貴重な品物であったのだ。
造り酒屋元文の原さんがFBに書いておられた。
穴馬紙の事を。
穴馬紙とは、現大野市和泉地区で作られた紙である。
この地区の昔の名は“穴馬村”で雪深い所。
冬の仕事に、紙を漉いた。
原料は総て地元の山が恵んでくれた。
始まりは江戸時代のようである。
雪解けとともに町に売りに出たらしい。
町に出ると言っても容易ではない。
今の大野市に出るか、郡上に来るかである。
郡上に来るには県境に油坂峠がある。
越前歩荷の人達が荷を背負い、運んだ峠である。
収入を得る事が如何に厳しい事かが伺える。
我が家にも、穴馬紙を使った物が残っていた。
昔は冠婚葬祭の出入りは帳簿にして残した。
その都度、穴馬紙を買いに行かされた。
この紙は丈夫で長持ちするから、と。
帳方の人は必ずこの紙を指定した。
我が町は美濃地方である。
この地には美濃和紙と言う有名な紙がある。
それでも先人は穴馬紙だと言うのだ。
古い帳簿を広げてみた。
普通の紙より厚く出来ている。
透かして見ると繊維らしきものがランダムに見える。
紙の端はケバケバが残っている。
やや茶色身を帯びていて、丈夫そうである。
ついでに書かれた文字を見た。
葬儀の時のお手伝いさんの名前がびっしり。
多くの人達が手間暇かけて、人を送ったのだ!
人情の細やかさをそこに見た。
旧きを訪ねと学ぶべき事が多く残されている。
               AI? やだねっ! 寅次郎
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torajiro0421 at 16:23|PermalinkComments(0) 地方・地域 

2024年07月21日

「同窓会企画」

 ソフトは夏休みで中断、暇が出来た。
同窓会をやろうと親友・角に相談。
二つ返事でやることを決めた。
84歳になり、人生最後の同窓会と銘打って。
名簿は角が午前中に各務原から車で持ってきた。
午後から案内文を作り、往復はがきに印刷。
時間がない、その日の夕方に投函した。
多くの人に相談せずに御免なさい。
ご批判は愚生と角が背負います。
卒業生は135人。鬼籍に向かった人46人。
行方不明者6人。現在生存者は83人。
生存率は約60%。
この中で元気な人は何人いるだろうか?  
施設に入った人、痴呆の人、車いすの人等々。
風聞ではかなりの人の数が聞こえてきます。
健康でしょうがないと言う人はいないでしょう。
皆さん50歩100歩です。
万難を排して集まろうじゃありませんか!
冥土への土産話でも語りませんか!
ここに、案内文を添付します。
“同窓会のご案内”
暑中お見舞い申し上げます
 前回の校門同窓会から12年が過ぎました。
齢84、浄土からのお誘いが気になる年代となりました。
皆様如何お過ごしでしょうか。
ここらあたりで人生の中締めとして、
最後の同窓会を開き、100歳まで楽しく生きる方法、
極楽往生の仕方等を楽しく語りたいと下記の通り計画致しました。
    記
日 時;令和6年8月15日(木)
場 所;白鳥 レストラン日高 鳳凰の間
木戸銭;時価相場
服 装;喪服以外 出来るだけ派手に・・・。
100歳!100歳! 急ぐな!急ぐな!
            最後です! 寅次郎
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torajiro0421 at 20:28|PermalinkComments(0) イベント 

2024年07月19日

「は・め・まら」

 人生は“生老病死”と言われる。
生まれて生きる、老いる、病む、死ぬ。
この4つの苦しみの事とか。
苦しむと言う事は、自分の思う様にならない事。
生きてる限りは避けられねぇ苦悩らしい。
仏教用語の四苦八苦の、四苦を指す様だ。
人生は苦しみの連続なんかい?
仏教は面白くもねぇ、ネエガティブだなー。
仏教には楽しい言葉はねぇのかい?
日日是好日〜良し悪しを捨てればすべて良き日。
遊戯三昧〜好き嫌いを捨て、総てを楽しもう。
これ等は悟りの境地にならなきゃ味わえねぇ?
四苦は悟らなくても四苦である。
苦しまねぇように悟れって言いうのかえ?
凡人には所詮無理だなー・・・。
老いの苦しみは何処から始まるか?
先人曰く“は・め・まら”からと。
歯と目と息子さんからです、と。
3月末に歯医者の世話になった。
ところが、今月初めに、又しても歯が故障。
脆くなってグラグラなので抜きます、と。
目は2年前に白内障の手術を受けました。
免許証の更新検査では動体視力が鈍いと宣告。
これも84歳の偽らざる証拠です。
さて残るは息子さんの生態系。
こんな所で、告白する事じゃござんせんが・・・。
色香を求める希望はあります。
でも、反応が心もとないのであります。
サプリメント広告も気にはなります。
でも、効果有りの話しを耳にしたためしなし。
少子化Stopに寄与したい気持ちは強いのですが・・・。
はめマラの次にボケが加わります。
は・め・マラ・ボケ、これが老いの完成形です。
これは病気ではありません、自然現象です!
         ポジティブに生きよう! 寅次郎
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torajiro0421 at 19:26|PermalinkComments(0) 独り言 

2024年07月17日

「夏の下草刈り」

 白鳥神社、宮の森の下草刈り。
例年、7月中旬に行われる。
総代衆が草刈り機を唸らせて、刈り込む。
今年は時折小雨の降る中だったが頑張った。
合羽は外の雨と中の汗で、グショグショ!
終わって社務所前で暑気払いのビール。
この時、十数名の参拝客が来られた。
刈り込まれた後を見て不審顔。
キツネのカミソリはありませんか?と聞かれた。
時期は8月です、と返答。
刈り込んでも大丈夫ですか?と問われる。
今から生えてきます、の答えに納得。
どちらから来られました?
金沢からです。
此処のキツネノカミソリは有名ですよ、と言う。
・・・???
我々は有名だとは思っていないのに・・・。
どうやら、Netで調べられた様だ。
2019年に自分はブログに書いた。
http://blog.livedoor.jp/torajiro0421/archives/52530614.html
その後、中日新聞は2回掲載してくれました。
それ以外に、此処を訪れたブロガーが記している。
全国に群生地はあまたある。
だがこの近辺では、ここ以外に余り聞かない。
参拝者は、今から阿弥陀が滝、石徹白仲居神社に向かう。
中には、御朱印を希望される方も見えた。
情報化が神社を紹介してくれている。
情報に耐えられる神社にしなければ・・・。
地元に浸かっていると見えないものがある。
今迄、花の群生は自然に任せていた。
森の中一面に咲き誇るよう、考えよう。
暑気払いをしながら、お客さんに教えられた。
チコにも叱られるかもしれない。
ボーと生きてんじゃねぇよっ!
          ハッハァーー低頭・・・寅次郎
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torajiro0421 at 15:48|PermalinkComments(0) 植物 

2024年07月15日

「七夕診察」

 毎年7月に診察を受けている。
大垣徳洲会病院まで片道90kmを走って。
そこには昔お世話になった吉村先生が居られる。
頸動脈狭窄症で首にステントを入れて頂いた。
今年で16年経過した。
その後の経過観察であるが、良好である。
愚生も齢84になる
そろそろ免許返納が叫ばれるお年頃?
病院まで約2時間、モミジマークで突っ走る。
このマークを見ると、他の車は避けてゆく。
モタモタ運転と見るのだろうか?
年寄り運転を馬鹿にするのだろうか?
時には、割り込みを譲ってもくれる。
意外と走りやすい事がある。
帰りは、先生に“お気をつけて!”とご注意を。
病院に行くのに怪我していては笑われる。
あと何年、自力で行けるだろうか?
 徳洲会と言えば、先日、徳田虎雄氏が亡くなられた。
愚生より2歳上の86歳だった。
40数年前、青年会議所時代にお会いしている。
郡上で講演会を開いた時、富山から来られた。
JCメンバーが車で富山に迎えに行った。
車に乗ったら、時間がないから走れ!と檄が飛ぶ。
制限速度なんか気にするな!走れ!走れ!だ。
途中で、取っつかまって、罰金。それでも走れ!
少々の違法は構わない!
目的の為には手段は選ばないバイタリティーに脱帽。
懇談の場で彼の野望を聞いた。
“俺は世界の大統領になる!と吠えた。
そして“命だけは平等だ”の理念で24時間稼働の病院を造った。
現在、病院や他の事業総数は400カ所らしい。
晩年、筋力が衰えるALSを患い、世界の大統領は遠のく。
国会議員にもなり無法もあったが功績は大きかった。
稀に見るスケールのでかい男だった。
診察を受けながら、在りし日の虎さんを偲んだ。
             お疲れさまでした 寅次郎
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torajiro0421 at 15:26|PermalinkComments(0) 健康 

2024年07月13日

「追加工事」

 老いが随所に現れてくる。
今年に入り、歯の工事が増えてきた。
虫歯ではない。
ポンコツの歯なんぞは、虫も食わねぇ。
まずいから・・・。
歯の老朽化である。
歯が擦り減って来る、欠けてくる、割れてくる等。
もう10年も20年ももたなくていい。
適当に治して下さいとお願い。
いやいや、そう言う訳にはいきません。
きちんとやります!
ハイ、お口を開けて・・・。
麻酔します、チクリとします!
キーン、ガリガリ、ゴリゴリ・・・。
失神!気が遠くなりそう・・・。
いっそ、遠くなった方が楽そう・・・。
何のこれしき!
“死ぬこと思えばかすり傷だ!”
得意の呪文を唱えて、我慢の最高峰?
背中が汗でぬれている。
3月は前歯3本の大工事だった。
6月に入り奥歯2本の調子が悪い。
これも追加の大工事。
ブリッジ工法とかで昨日、竣工した。
かなり工事費もかさんだ。
2年間の保証付きだと言う。
この歯は大丈夫でも、隣の歯が心配だ。
今更、真面目に歯磨きしても手遅れだろう?
カルシュームを摂っても効き目がないだろう?
竣工祝いに恐る恐るビールを飲んでみた・・・。
美味い!
これは噛まなくていいから、なお更美味い!
歯に負担をかけてはいけない!
これからは、噛まないものを多く摂取しよう!
          ほろ苦い竣工祝いだった 寅次郎
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torajiro0421 at 19:56|PermalinkComments(0) 健康 

2024年07月11日

「高倉健・最後の季節」

 網走番外地、唐獅子牡丹・・・。
女房との恋が始まる頃、流行り出した。
女房のアパートの隣がヤクザ屋さんだった。
彼女をヤクザ屋さんから守らにゃならん?
高倉健さんを見習ったのでございます?
お陰様で無事でした。
てなわけで当時、健さんを兄貴と慕いました。
晩年、養女となった小田貴月さんの本。
関東の寅次郎が送ってくれました。
不死身と思っていた健兄も遂に不帰の客。
その一部始終が解り・・・しんみり。
2013年5月、小田貴月を養女に。
その年の秋に文化勲章受章。
2014年春、体調不良で入院、7ヶ月で身罷った。
悪性リンパ腫が彼を襲った。
83歳は俺より1歳若い、早すぎる。
この7ヶ月の闘病生活がリアルに記されている。
弱った姿は見せたくないと言う役者魂。
これを最後まで貫き通したと読めた。
悔いなく逝かせた小田貴月さんも素晴らしい。
座右の銘は“往く道は精進にして、忍びて終わり、悔いなし”
(どんな苦難に逢おうとも、決して後悔はしない)
これは尊敬する天台宗酒井大阿闍梨から頂いた言葉。
酒井大阿闍梨は言う。
健さんは侍だと。
与えられた人生に“これだけ燃え尽きました”
そう言って逝ける数少ないお人だと思います、と。
江利チエミの死後、彼は比叡山に向かっている。
両親とチエミの位牌は酒井師に預け、滝修行。
厳寒の滝に、自分の生き様を問うている。
一番印象に残る映画は。
“幸せの黄色いハンカチ”でした
この本を読み、昔が思いかえされた
やくざ屋さんから守ろうとした頃の純愛が・・・?
              悔いなく逝けるか・・・寅次郎
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torajiro0421 at 17:00|PermalinkComments(0) 読書 

2024年07月09日

「弟・健司」

 6月23日は沖縄慰霊の日。
日本人が忘れてはいけない日の一つである。
6月のこの頃は、我が家にも因縁深い月である。
母・故花子は6月26日生まれ。
長女・美夏は6月27日生まれ。
美夏の夫・秀人は6月24日生まれ。
そしてわが弟・故健司は6月24日生まれ。
彼は昭和17年、岐阜市龍田町に生まれた。
生まれつき病弱であった。
加えて、戦争中で食料事情が悪かった。
母も満足に母乳も出なったと言った。
栄養失調が体を蝕んだ。
今一つは、祖父が新興宗教を始めていた。
祖父は、病気は信仰で治すと言い、医者を拒んだ。
最後は県病院に入院したが手遅れ。
昭和20年4月16日、3歳で帰らぬ児となった。
戦争の犠牲者ともいえる。
悲しい運命の弟であった。
彼は利発な子であったとは、母の口癖。
法名は “釋顕真童子”
彼が亡くなって足掛け80年になる。
生きていれば、二歳年下の弟である。
良き相談相手だったかもしれない。
彼はどう生きたであろうか?
彼がいれば俺自身の人生も変わっていただろう。
東京に出た俺に代わって、瀬木家を継いだかもしれない。
昨晩、NHK映像の世紀・東京戦後ゼロ年を見た。
誰もが必死に生き延びる姿が映し出された。
乳の出ない母親が叫ぶ姿に、我が母がダブル。
世相不安で新興宗教が多く生まれた。
祖父もその一人だったのか?
よく生き延びられたと胸が詰まった。
生きていれば八十路の弟をぼんやり想像してみた。
様々な映像に、しばし睡魔は来なかった。
            残りを大事に生きよう! 寅次郎
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torajiro0421 at 19:21|PermalinkComments(0) 人物 

2024年07月07日

「七夕の事」

 白鳥小学校の校庭隅に飾ってある。
全校生徒が書いた短冊が揺れている。
子供達が何を願っているのか?
短冊を覗いてみた。
6年生の子は世界の事を考えている。
“どの国も平和で笑顔で戦争のない事を願う”
“貧しい国を無くしたい、その為に募金するよ”
“こまっている人に やさしくするよ”
今の戦争をTV等で見ているのだろう。
家では会話しない言葉が多くある。
自分の幸せの前に、戦場の子達の幸せを祈っている。
戦場の子達を見て、今の自分の幸せを感じている。
親にはそうした事を口にしないが・・・。
子供達は、それなりに考えを持っている。
むしろ親の方が無関心・・・?
短冊を単なるお祭り飾りと見過ごさない事だ。
短冊には書いてはいけない事がある。
“何か欲しいとか、何処かに行きたいと言った欲望”はダメ。
書くことは、努力する事、夢や目標、等々。
 愚生にも古い七夕の思い出がある。
昭和38年(1963)初めて仙台の七夕を見た。
福島の現場から仲間と見に行った。
絢爛豪華! そこには願い事など何もなかった。
車を締め出した商店街道路に飾られていた。
昭和42年(1967)平塚の七夕。
仙台と互角の豪華絢爛!
平塚の現場で東京支店の女性陣を招待し、案内した。
その中に、何故か女房が紛れ込んでいた。
極秘の交際中で、誰も知らなかった。
正に織姫と彦星の逢瀬であった。
大きな短冊に内緒で願いを書いた!
“結ばれます様に”
これは“欲望”であったろうか?
いや、人知れず努力はした積りだ!
            老いた織姫と笑い合う 寅次郎
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torajiro0421 at 17:00|PermalinkComments(0) 歳時記 

2024年07月05日

「真夜中に消えた」

 会社で使っているPCがストライキ!
出勤したら、画面が真っ暗!
左上に小さな英文字が並んでいる。
訳してみたら、ハードデスクに不都合!
トーシロには手に負えそうもない。
パソコン110番にTel。
救急車を呼んだ。
早速デスクトップをひっくり返して開腹手術。
人工呼吸?
何度となく外したり、付けたりを繰り返す。
画面にHPのマークは出てきた。
生き返る!
だが、そこから先に進まない・・・。
HPマークが消えたら、左上に小さな英文字・・・。
先生曰く・・・寿命です!
ハードデスクが壊れています。
ハードデスクはパソコンの心臓です。
でもこの心臓は取り換えが可能です。
やれやれ、助かったか、と思ったが・・・。
中の血は、全部なくなりました!
データーはすべて飛んだ!
死んだと言うことです、と軽く言う。
それじゃ、全てが死んだも同じじゃないか・・・。
二度目のがっかりだ・・・。
このパソコンが動かないのは俺が死んだも同じだ!
これじゃ仕事ができねぇ!
会社を辞める潮時かもしれねぇ・・・。
84歳だ、何時までも会社にしがみついてんじゃねぇ!
器械が辞めろと言ってんだ!
家に帰り一杯飲んだら、何故かすっきりした。
愛用のパソコンを開いた、これは健在だ!
そうだ、此処のデータを移せばいいじゃん!
変な希望が湧いてきた。
まだ働く気が出てきた?
           いやいや潮時だ・・・寅次郎
gamen

mark

PCgamen

PCnaibu

data

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torajiro0421 at 17:00|PermalinkComments(0) 仕事 

2024年07月03日

「収穫とEEZ」

 今年前半の収穫を終えた。
イチゴは今迄で最低の出来だった。
連作がダメだったのか?
甘味は十分だったが量が採れなかった。
玉ねぎも育ちが悪かった。
昨年は豊作だったが・・・。
ニンニクもジャガイモも小粒。
植えた位置が悪かったか?
畑の南側に大きなクルミの木がある。
この木の近くに植えたものは育ちが悪い。
畑の養分はこのクルミが吸い取っている様だ。
加えて日陰にもなっている。
日照権も侵害されている。
反面、クルミの葉はビッシリ茂っている。
この大木の根は、間違いなく我が畑に侵入している。
その根の切断を考えねばならん。
我が畑のEEZ(排他的経済水域)内に入り込んでいる。
地下からの、領土侵害である。
このクルミの大木がロシアや北朝鮮に見えて来た。
侵入を防衛しなくちゃならねぇ。
誰も助けてはくれねぇ・・・。
集団的自衛権・・・関係ない?
しかし、あまり強硬にも出来ない事情もある。
秋になるとクルミの実は我がEEZ内に落ちてくる。
これは無条件で戴いている。
俺が育てている様なモノだから・・・。
我が領土に落ちてくるのだから・・・。
何! 勝手が良すぎる?
うるせぇ!
作物が不作だと人間はイラつくのだ。
戦争はかくして始まるのだ。
今年も、野菜は小粒ながらも収穫は出来た。
次は秋に向けて大根、ナス、キュウリ等である。
これはバローに行かない為の戦いでもあるのだ。
                EEZを守る? 寅次郎
2406-7

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torajiro0421 at 17:00|PermalinkComments(0) 独り言 

2024年07月01日

「猫グッズ」

 小4の孫、女の子。
ジジババが東京に行くと聞いたらみやげをと言う。
何がいいの?
可愛い猫柄のリュック!
東京駅にあると言う。
スマホで調べたと言う。
どうやって調べたの?
猫グッヅ+東京駅 と打ち込んだら出たらしい。
行けば解るだろうと詳しくは聞かずに出かけた。
ところが土日の東京駅は人の大洪水。
店を探すどころじゃない。
人とぶつかり、かわしながら構内を右往左往。
食べ物のお土産はごまんとあるが・・・。
猫が見当たらない・・・。
インフォメーションの姉ちゃんに尋ねても?
店の名前も聞いてこなかったから・・・。
俺たちゃ昔、東京に居たんだ。
東京駅が何さ!
半世紀過ぎたジジババは見事にイナカッペだった。
ウロウロし、疲れ切って、買わずに新幹線に座った。
孫にはウソを言った。
後で送り届けてもらう事にしたからと。
急いでネットで探した。
いいなーと思うものは、売り切れ、在庫なし!
アマゾンも、楽天にもない!・・・が有った!
有った!と思ったら、Temuだと言う。
Temuとは何だ?
海外通販サイトで去年から始まったとか?
何でも安いのが評判らしい。
何だか怪しいので、会社のお姉さんに頼んだ。
到着までに10日ほどかかるのが難点とか。
人気の有る柄だから時間がかかるの、と孫に説明。
忘れた頃、到着!
可愛い柄に、孫は有頂天!
            猫に振り回された 寅次郎
toukyoueki

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torajiro0421 at 08:59|PermalinkComments(0)