「戦い終えて」

　納会を開き、皆で一年を回顧した。
新米監督の一年は多難であった。
前監督が突然の辞意で、やむなく受けた監督業。
選手兼任は正直言ってつらく、面倒だった。
プレーに専念できない・・・カッコつけやがって。
昨年は首位打者で褒めて頂いた。
今年も首位打者となったが、辞退した。
カッコつけやがって・・・どうして？
監督が自分を褒めていてはカッコつかねぇべよ。
おまけに後半は怪我で満足に働けなかった。
納会で三人を選んで表彰した。
最も出塁率の高かった、角武美選手。
規定打席未満だったが貢献した、森庄司選手。
監督代行でよくまとめてくれた、国居嘉三選手。
県のリーグ戦、今迄は平成２２年の５位が最高であった。
だが今期の成績は、3位と同じ勝ち点だった。
悔しいかな、得失点差で4位となり、残念！
引き分けが3試合あった。
あと1点取るか、1点を防いでいれば銅メダルだった。
あー、あの時の三振が・・・。
あー、あの時のエラーが・・・走塁が・・・。
全てを盃に流し、楽しい酒に盛り上がった。
チーム在籍者は２５名である。
納会には、２３名が出席してくれた。
この全員ソフトが、Aクラスとなったのか・・・？
良き友達に恵まれた。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　来年は金だ！　寅次郎













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