「勇者の納会」

　岐阜県シニアソフトボールリーグの戦いが終わった。
今年の納会は恵那峡の畔、かんぽの宿・恵那。
シニア、ハイシニア、古稀、合わせて１６チーム２６人が集った。
各チームの代表、監督等の幹部連である。
平均年齢は７０を超えているだろう。
岐阜、各務原、可児、郡上、下呂、高山、中津川等々から参加。
一年を戦い抜いた強者揃い。
５時から表彰式。
今年のシニアチャンピオンは我が郡上白鳥シルバースターズ。
三年ぶりのＶ奪還である。
ハイシニアは岐阜エンジェルスが初優勝。
古希は岐阜信長クラブが二連覇。
個人賞は最高殊勲選手と最優秀投手に白鳥の雪野選手。
特筆すべきは、古希の部の最優秀投手・若井　知選手。
８４歳で４勝１敗。古希優勝の原動力となっている。
冬でも素足にゴム草履で闊歩している。
風呂では石鹸は使わない、大事な脂が落ちるからと言う。
食事は普通の人の倍は食べる大食漢。
酒はほどほどに飲む。
登板しない時は、ベンチでスコアラーをやっている。
連盟では監事をやっていただいている。
現役の庭師で主に木の剪定で高い所も平気で登る。
言葉は岐阜弁丸出しの貴重な存在。
ボケがしっぽを巻いて逃げ出し、近寄らない。
昨晩も二次会は自室に数人が集まり12時近くまで侃々諤々。
今回の懇親会にはカラオケがなく、その分、飲んで大いに語った。
あちこちで、大きな爆笑もあり、飲むほどに若くなり元気！
それぞれのチームの内情などがわかり、楽しかった。
終わりがけに、高山のメンバーが“めでた”を披露した。
三人が前で歌いだし、それが終わると一人が返し歌を唸った。
本来は宴会の中程に歌われるもの。
“めでた”が出るまでは、自席を立つなと言う掟。
これは、まず料理を美味しくいただきなさい。
それが料理を作ってくれた人への礼儀である。
それと、まず両隣の人と、仲良く話しながら頂きなさい。
これは素晴らしい宴会の在り方だ。
他所の人達と飲む酒の味は、また一味も二味も違う。
勇者は強いばかりではだめだ！深みがなければ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　まだまだの　寅次郎





















にほんブログ村
上をクリックして
寅のランキングＵＰに
ご協力ください！
ss="pict" />