「雪の平湯へ」

　“宴会場　強者共の　夢のあと”
その場所で、朝食。
朝７時半には全員が揃うから恐ろしい。
昨晩１時半まで飲んだのに・・・。
涼しい顔して、ご飯のお代わりをしている。
この老兵共の胃袋は鉄板で出来ているのか？
９時にチェックアウト。
古い町並みの造り酒屋に直行。
五勺の升に荒塩をもって冷酒を胃袋へ。
何とも言えぬ、味な迎え酒である事か！
今更、家に帰っても中途半端だ。
平湯の温泉に行こう！と衆議一決。
情報では平湯は雪との事。
雪が怖くて、郡上の人間と言えるか！
朴ノ木平近くなったら、雪道である。
所々に動けなくなった車がいる。
ノーマルタイヤじゃ無理に決まっとろうが！
我々は無事に湯平の森に着き、温泉に飛び込む。
硫黄の匂いが身体に沁み込む・・・。
昨晩の酒の毒素が抜けてゆく・・・。
遊んでいても腹は減る。
館内のモミの木なるレストンに入る。
板の間はオール床暖房・・・快適！
温泉の湯が床を温めている様だ。
ソバと焼き肉と生ビールで本能を満たす・・・至福也。
雪景色を見ながら、現実を離れた境地に生を感じる。
むさ苦しい５人の男旅だが、満足！満足！
ここに異性が居れば・・・泊まる処もあるらしい。
次はカカでも連れて来るか、と・・・仏心。
冬の平湯の大自然・・・雄大で清楚だ。
さて帰ろうとすると道路は雪で動けない車で大渋滞。
即座に進路を北の神岡に向ける。
少し遠回りだが神岡―古川経由に決めた。
途中、ノーベル賞・ニュートリのドームも見学できた。
ニュートリノは地球の裏からやって来るんだって？
悲しいかな、全然理解できなかった。
知らなくてもソフトには関係ない！と力んでいる。
楽しい飛弾路だった。
　　　　　　　　　　今度はペアで・・・寅次郎



























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