「フクロウの巣箱」

　宇都宮の友人に感化された。
彼は里山に巣箱を設け、フクロウを観察。
自然の営みが面白いという。
フクロウは肉食で、弱い動物を襲って食べる。
そこには彼らのルールがあり、掟がある様だ。
命のやり取りで、それぞれが生き延びている。
自然界の厳しさ、面白さが覗けると友人は言う。
　我が家の周りには様々な鳥達がやって来る。
丁度この時期は彼等には厳しい時だ。
一面が雪で覆われると、エサが無くなる。
我が家の庭先の赤い南天は彼らの胃袋を満たす。
追い払うのも可哀そうと、眺めている。
木の実を食べて、種は又、何処かに捨てる。
何処かで、その実が実り、南天が咲く。
又、鳥達が食べる・・・輪廻転生かな？
　友人に教わり巣箱を作った。
フクロウの巣箱はかなりデカイ！
とても一人では取り付けられない。
近所の友人に力を借りて取り付けた。
高さは地上３ｍ位がいいという。
目立つような位置にせよという。
下に畑などがあるといいとも言う。
野ネズミ、モグラ等のエサがあるかららしい。
巣箱の中に枯葉を沢山敷いてやる。
フクロウは自分で巣作りが出来ない鳥だから。
フクロウは夜行性で肉食。
視力と聴力が異常に優れている。
わずかな音に反応する夜のハンター。
利口な鳥で森の哲学者、森の忍者とも言われる。
不苦労、福老に通じ、縁起物でもある由。
果たして、我が巣箱に来てくれるか？
恋人を待つ気持ちだ・・・。
孫は毎日来て、スマホ三昧だ。
孫は昔、モノまねお喋りフクロウが大好きだった。
本物のフクロウ観察にチェンジさせねば。
　　　　　　　　　　　　　　Come on哲学者　寅次郎















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