2025年02月02日

「黄楊と南天」

 我が家の玄関前に南天がある。
黄楊の木と並んで立っている。
この黄楊は女房殿の分身でもある。
我が家に嫁ぐ時に、義父がくれたもの。
高さ50cm程の苗木だった。
茨城の庭にあったものを持参して植えた。
黄楊の謂われはこうだった。
黄楊は髪をすく櫛の材料である。
自分の子供が結婚する時に、これで櫛を作れ。
それを子供へのプレゼントとせよと言われる。
末永く暮らせという親心のシンボルだ。
その黄楊は今では高さが3m近くである。
娘の嫁ぐ日に、とても切って櫛は作れなかった。
義父が持たせてくれた大事な形見に思えて。
今では玄関前で堂々と門番をしてくれている。
瀬木家のシンボルである。
秋には黒い実をつける。
南天は古い家の時、親父が植えたものである。
その時から並んで植えられている。
南天は難を転じるとして、我が家を守ってくれている。
秋には赤い実をたわわに実らせてくれる。
黄楊の黒い実と、南天の赤い実は我が家の守り神だ。
ところがである。
周り一面が銀世界になると守り神の敵がやって来る。
野鳥達がこの実を食べに来るのだ。
雪は、彼らの食料を隠してしまう。
これは彼らにとっては死活問題だ。
人様の難を転ずるなんぞと言ってれねぇ!
俺達は今、難に会ってるんだ。
俺達、鳥の難をこれで救ってくれ!
彼等を追い払おうと思ったが止めた。
腹一杯食べて行ってくれ!
そしてその種を又、いずこの地にかに撒いてくれ!
南天や黄楊は又何処かで増えるだろう・・・。
         トランプに教えてやりたい 寅次郎
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torajiro0421 at 17:00│Comments(0) 植物 

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