2025年02月10日
「宿命の子」上
副題は・安倍晋三政権クロニクル
令和4年10月30日に初版が出たばかりの本。
正直言って俺は、安倍は好きじゃなかった。
祖父・岸信介、父・安倍晋太郎、バリバリの世襲。
戦後生まれ、戦争知らずの苦労知らず。
甘ちょろいボンボン総理だと思ってきた。
だが、この本を読んで認識が変わって来た。
取り巻きの政治家とのやり取りに安っぽい妥協はない。
特に官邸スタッフ、官僚達とは真剣に闘っている。
自分の思いを余すところなくぶっつけている。
その良し悪しは別にして。
第一次政権は病に倒れた。
その5年後に再び総理に帰り咲く。
そして7年8か月の長期政権を担い、戦った。
この本を読むと、まさに戦ったと言う印象だ。
2012年秋、当時の野田総理との党首会談が始まり。
ここで元野田総理から解散を引き出した。
そして、総選挙で自民は圧勝し安倍が総理に。
アベノミクスでは株高と円安を産んで突っ走る。
大企業が潤い、庶民との格差が顕著になる。
靖国参拝は、強い日本を示す為だと言う信念に見えた。
尖閣問題、当初アメリカは防衛する気は薄かった。
安倍は独自で守ると言いだして、オバマを屈服させた。
TPP問題で安倍は甘利を信頼して全て任せた。
甘利は毅然としてアメリカに挑み主導権を握った。
慰安婦問題は河野談話を何時までも引きずっている。
しかし、安倍は毅然とした態度は崩さなかった。
戦後70年の首相談話の中で二つの演説が見事。
一つはオーストラリア国会議事堂。
もう一つはワシントン議会での演説。読まれたし!
ヒロシマ/パールハーバーも興味深い。
ここでは駐日米大使キャロライン・ケネデーが活躍。
その他、知らない政治の舞台裏が網羅されている。
これを読むと日本のメディアは屁みたいなもんだ。
上っ面を流しているだけで。
凄いノンフィクションに出合った。
次は下巻だ 寅次郎






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令和4年10月30日に初版が出たばかりの本。
正直言って俺は、安倍は好きじゃなかった。
祖父・岸信介、父・安倍晋太郎、バリバリの世襲。
戦後生まれ、戦争知らずの苦労知らず。
甘ちょろいボンボン総理だと思ってきた。
だが、この本を読んで認識が変わって来た。
取り巻きの政治家とのやり取りに安っぽい妥協はない。
特に官邸スタッフ、官僚達とは真剣に闘っている。
自分の思いを余すところなくぶっつけている。
その良し悪しは別にして。
第一次政権は病に倒れた。
その5年後に再び総理に帰り咲く。
そして7年8か月の長期政権を担い、戦った。
この本を読むと、まさに戦ったと言う印象だ。
2012年秋、当時の野田総理との党首会談が始まり。
ここで元野田総理から解散を引き出した。
そして、総選挙で自民は圧勝し安倍が総理に。
アベノミクスでは株高と円安を産んで突っ走る。
大企業が潤い、庶民との格差が顕著になる。
靖国参拝は、強い日本を示す為だと言う信念に見えた。
尖閣問題、当初アメリカは防衛する気は薄かった。
安倍は独自で守ると言いだして、オバマを屈服させた。
TPP問題で安倍は甘利を信頼して全て任せた。
甘利は毅然としてアメリカに挑み主導権を握った。
慰安婦問題は河野談話を何時までも引きずっている。
しかし、安倍は毅然とした態度は崩さなかった。
戦後70年の首相談話の中で二つの演説が見事。
一つはオーストラリア国会議事堂。
もう一つはワシントン議会での演説。読まれたし!
ヒロシマ/パールハーバーも興味深い。
ここでは駐日米大使キャロライン・ケネデーが活躍。
その他、知らない政治の舞台裏が網羅されている。
これを読むと日本のメディアは屁みたいなもんだ。
上っ面を流しているだけで。
凄いノンフィクションに出合った。
次は下巻だ 寅次郎






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torajiro0421 at 17:00│Comments(0)│
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