2005年04月23日

『千と千尋の神隠し』、観ました。

 『千と千尋の神隠し』、観ました。
両親と引越し先へ向かう途中、千尋は不思議な町に迷い込んでしまう。
魔法で豚に変えられた両親を救うため、千尋は湯婆婆の湯屋で働く事に
なるのだが‥‥。
 史上最高の興行収入をマークした作品ですが、少なくとも「宮崎駿の
ベストムービー」ではないと思う。“郷愁感”たっぷりに描かれた『トトロ』、
環境破壊による“痛み”を感じた『ナウシカ』、未来への“夢”を見た
『ラピュタ』と比べると、心動かされるほどの感動は少ない。
それでも、さすがに宮崎駿! 少女の“精神的な成長”を描きながら、
子供から大人まで誰が観ても楽しめる抜群のエンターテイメント作品に
仕上がってます。
 トンネルの向こうにあった“バブル期の町の残骸”‥‥
ヒロインの千尋は“その廃墟”を歩きながら、不思議の町に迷い込む。
そこには美味いものばかり食べ続けて“豚になった 両親”がいた‥‥。
 “富”をばら撒き、周りからもてはやされ、有頂天になったカオナシは
たった一度の歯車が狂っただけで、飲み込んだものものをすべて吐き出し、
下降線を止める術(すべ)も知らない‥‥。
そう、この映画で見え隠れしているのは、紛れもなく《バブル期の日本》なのです。
 では、この映画で“宮崎駿が伝えたかったメッセージ”とは?? 
現代っ子で苦労を知らない千尋に湯婆婆は一つのルールを教えた。
「お家に帰りたい」とか「もう、イヤだ」とか、そんな泣き言を言ってはダメだと‥‥。
今の我々が口癖のように言う言葉、「(バブルだった)あの頃は良かった」や
「あの時代に帰りたい」では、 いつまで経っても“今の日本”は進歩しないんだよね。
“現実”を直視して、“今後の日本が進むべき道”を考える。
バブルは終わったんだ‥‥、もう昔には戻れない‥‥。
これからの時代こそ、本当の“日本の真価”が問われるのです。

千と千尋の神隠し

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Posted by toraneko7kinokosupa at 20:41│Comments(0)TrackBack(1)

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千と千尋の神隠し[Spirited Away]【ヒトコトシネマ☆インプレッション】at 2005年06月26日 09:59