シマシマしっぽ

活字中毒な猫バカ。日々の読書の感想を残しています。最近は映画日記化ともなっていますが、楽しみがあるのはいいことです。今日一日、楽しいことを考えて,何とか日々を乗り越えたいです。This is my Lifelog.

あきない世傳 金と銀(四) 貫流篇3

「あきない世傳 金と銀(四) 貫流篇」 高田郁 角川春樹事務所

 江戸時代中期、長く続いた不況を脱し、景気にも明るい兆しが見え始めた。大坂天満の呉服商、五鈴屋でも、五代目店主の惣次とその女房幸が、力を合わせて順調に商いを広げていた。だが、徐々に幸の商才を疎むようになった惣次は、ある事件をきっかけに著しく誇りを傷つけられ、店主の地位を放り出して姿を消す。二度と戻らない、という惣次の決意を知ったお家さんの富久は、意外な決断を下す。果たしてその決断は五鈴屋を、そして幸を、どのような運命へと誘うのか。大人気シリーズ第四弾! (「BOOK」データベースより)

 えらい女主人公の幸に都合よう話が進んでいきますなぁ。女中上がりのご寮さんやのに、こないにとんとん拍子やと、嫉妬心までわいてきますやないの。
 話の世界の中に今一つ入りきれないのは、「みをつくし」では主人公がこれでもかと苦労するのに、今回の主人公はえらく恵まれている。自分が美人で頭がいいことを知り尽くした計画も鼻につき、「この時代の女やのに、えらそうに」とまで読み手に思わせてしまう。今回のあまりに幸に都合のいい展開、ご寮さんとしての手馴れたふるまい、次巻になれば増長するであろことを予測出来るので、多分次は読まない。女があんまりでしゃばったら、あきまへんで。




大奥4

「大奥」 よしながふみ 白泉社

 一五巻で終わるのかと思っていたけど、あと一〜二巻かかりそう。最初は男女逆転から始まったこの「大奥」も、途中からこの人物は男の設定のまま、こちらは女に、とややこしくなってきている。
 家定が身ごもったという驚きのラストの前巻から、今回もラストは「おお!」と驚いたラストになってはいるけれど、家定の突然の死の経緯がうやむやでモヤモヤが残る。和宮の件をどうするか、又次巻が楽しみ!
 それにしても美男と美人の顔の描き分けがワンパターンなので、「さぁ、これは誰?」と言われても区別がつかない・・・。

 

ドクター・ストレンジ3

「ドクター・ストレンジ」(原題:DOCTOR STRANGE)2016米
 
 ベネディクト・カンバーバッチ主演によるヒーローアクション。突然の交通事故により神の手を失った天才外科医、ドクター・ストレンジが、過酷な修業により魔術師を経て闇の魔術に立ち向かい、壮絶な戦いに巻き込まれていく。 (「キネマ旬報社」データベースより)

 出演: ベネディクト・カンバーバッチ、マッツ・ミケルセン、ティルダ・スウィントン

 マーベルのアメコミ実写化映画。主演の3人が大好きな俳優さん達なので、映画館に行くか迷ったのだけど、テレビの予告編を見たら間違いなく酔いそうだったので、DVDレンタルまで待っていた。
 建物や壁が、崩壊したり向きが変わったりズレていったり、ドライブ感が弱い私には辛いものがある。迫力よりも酔いそうになるのだ。家のテレビで見る分にはまだましだったけど、これを映画館で3Dとか、もう絶対無理!

 シャーロック・ホームズからアメコミヒーローに!ベネディクト・カンバーバッチの人気は相変わらず凄い。シャーロックの役とは見た目が随分違って、お髭が渋いおじ様っぷりがかっこいい!俺様的キャラは合っている。しかし、天才外科医が事故によりゴッド・ハンドを取り戻す為にネパールに行って魔術師になる、って、西洋人は東洋にどんだけ幻想を抱いているんだろう。
 115分という時間に限られているからか、随分簡単に魔法を取得し、悪の組織の親玉と戦えるまでになっているのは、子供だましのようで興醒め。悪役のマッツの魅力が活かしきれていない!ティルダ・スウィントンは相変わらず中性的で知的で美しい。
 
 今回一番面白かったのは、ヒーローのマントだ。赤いマントは意思を持ち、結構面白い動きをしてくれて楽しい。ベネディクト・カンバーバッチの魅力を存分に味わえ(アップ多過ぎ!)、マッツの出番の少なさにガッカリし、東洋の神秘に呆れ、そこそこ楽しめる作品だった。・・・「アイアンマン」の方が面白かったな。

 
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ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期4

「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」(原題:BRIDGET JONES'S BABY)2016英米

 レニー・ゼルウィガー主演による人気ラブコメディシリーズの11年ぶりとなる第3弾。43歳のブリジットは、ハンサムでリッチなIT企業社長・ジャックと急接近。その一方、離婚協議中の元彼・マークとも再会し…。(「キネマ旬報社」データベースより)

 出演: レニー・ゼルウィガー、 コリン・ファース、パトリック・デンプシー

 もう原題がBRIDGET JONES'S BABY、なので書いちゃっていいだろう。あのブリジット・ジョーンズが妊娠しちゃうのだ。それも、酔って一夜限りのお相手と思った男か、再会して盛り上がっちゃった元彼ミスター・ダーシーか、ほぼ同時期にセックスしちゃったから、どっちがお腹の子の父親なのか、生まれるまでわかんないという尻軽っぷり!
 まさかこんな第三弾が作られようとは。43歳独身キャリアウーマンのブリジッドの周りは、下品なおばはんだらけだ。仕事場とか、子どもがいる前でこんな下ネタばかりでいいのか!下半身のことしか頭にないアラフォーの女なんて嫌っ!
 可愛かった レニー・ゼルウィガーも設定どおりと言うか43歳以上に老けて見えるが、誰しも年を取るのだから仕方がない。「劣化」などという言葉を見るとムカつく。
 40代の自然妊娠って5%の確率とか以前聞いたことがあるけど、女性がコンドームの箱ごとバッグに入れてるって、やっぱり日本と感覚が違うなぁと。日本じゃ男が財布とか車に忍ばせといて当り前、と私は思ってたけど、前に通ってた英会話の講師は、「じゃあ車の中でボーイフレンドと盛り上がっちゃって、コンドームがなかったら、君はドラッグストアに乱れた格好で、コンドーム・プリーズ、って買いに行くの?」って、女も持ってて当り前、って態度で不思議そうに聞いてきてびっくりしたなぁ。いや、授業中コンドームという単語が飛び交う変わった教室ではあったけど。(単に私がズバズバ物言う非常に変わった生徒だったかららしいけど、そんな会話振られても・・・)。

 とにかく、お腹の子供の父親がどっちかわからないなんて非常識過ぎるのに、それをどちらの男にも言っちゃうという主人公。私が当該の男だったら、そんな軽いおばはん、どっちかどころか、他にも候補は一杯いる乱れた生活してる女だと思って、「ベビーの誕生が待ち遠しいよ!」なんて言えない。二人とも実に寛容な男性だ。むちゃくちゃな内容だけど、主演の三人が魅力的で、あっとう間に観終わった感じ。コリン様以上にスーツの似合う男性がいるのだろうか、いや、いない!、と素敵なお姿にウットリ魅入ってしまった。彼のスーツ姿に星1つ追加だ!うらやましいぞ、レニー・ゼルウィガー!

 
 
ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期 [DVD]
レニー・ゼルウィガー
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
2017-11-08

闇金ウシジマくん Part34

「闇金ウシジマくん Part3」2016日

 真鍋昌平原作、山田孝之主演による人気ドラマの劇場版第3弾。派遣社員として日々を食いつなぐ真司。彼はある日、ネットビジネス業界のトップ・天生翔のセミナーに参加したことから、人生の一発逆転を懸けたマネーゲームに巻き込まれていく。 (「キネマ旬報社」データベースより)

 出演: 山田孝之、 綾野剛、本郷奏多、白石麻衣、筧美和子

 今回は見るからに胡散臭いセミナーにハマる青年と、妻がいるのに女好きの中年男(大企業勤め)の二つの話が同時進行していく。
 こんないかにも胡散臭いネズミ講的な話に乗る人が今でもいるのかなーと思うけど、現実にいるもんね。テンポ良く話が進んで、レギュラー・メンバーも安定感。綾野剛の役柄は一体どんだけ人脈広いねん、と嘘臭いけど、彼の役がないと話は痛快に解決しない。山田孝之の無表情ぶりも相変わらず怖い。このシリーズは好きなので、ドラマも新シリーズやって欲しいなぁ。



百姓貴族2

「百姓貴族」ァ々喟邱亜/圭餞

 ハガレンの映画の実写化(しかも日本人キャスト!)を許した荒川さんにはガッカリだー!予告編観ただけでアホらしさに吹き出したわ。やはり子供が三人も出来ると金が欲しいのか。

 このエッセイ漫画もいい加減ネタが尽きた感がある。次は読まないだろう。最初はびっくりした北海道の酪農家生活も、もう連載10年となると読者も慣れてきた。エッセイ漫画だから、子どもの話も出てくるけれど、やっぱりハガレンのイメージが強いので、<女性漫画家・子持ち>という現実はあまり知りたくない。育児漫画なんか描かずに済んでるんだから、現状はすっ飛ばして過去の農家生活を読みたい。


マジック・イン・ムーンライト3

「マジック・イン・ムーンライト」(原題:MAGIC IN THE MOONLIGHT)2014英米
 
 ウディ・アレン監督が、南仏を舞台に描くロマンティックコメディ。友人の依頼を受け、コート・ダジュールの豪邸へ赴いたマジシャンのスタンリーは、アメリカ人占い師・ソフィに魅了されてしまうのだが…。コリン・ファース、エマ・ストーン共演。(「キネマ旬報社」データベースより)

 最初っからラストが予想されるベタなロマンチック・コメディ。コリン・ファースとエマ・ストーンが親子にしか見えない。私だったら、自信家で嫌味ばっかり言ってる中年のマジシャンより、若くてハンサムで気前のいい金持ちのボンボンと結婚するわ。
 コリン・ファースがずーっと不愉快なことばり言っていて、こんな高慢ちきな男、おとしてやろうと思わないんだよなー。アホボンの方が可愛げあって、お母さんも優しそう。クラシックな衣装や雰囲気は楽しかった。短い映画で済んで良かったわー。


マジック・イン・ムーンライト [DVD]
コリン・ファース
KADOKAWA / 角川書店
2016-11-25

秘密 season 05

「秘密 season 0 」キΑ\郷緡荵辧’鮴社

 イ鉢Δ肋絏軸のようになっているので、絶対にセットで買うべし!今回の事件はすごく面白い!「観た人が死ぬ、と言われるホラー映画の秘密を暴け!」だ!可愛い顔した薪さんが、「おまえら全員この事件が解決するまで布団で寝られると思うな!」、とよく刑事ものにあるようなおっさん臭い台詞言ってるし!

 寝る前には読みたくないこの「秘密」シリーズ、こないだ久しぶりに読んだときには少し違和感を感じた、近未来が舞台なのに、背景や小道具等が現在なのは、そういえばこの作品に一貫してある設定だった。もう本編全部揃えなきゃなー、多分半分位しか持っていないはず。
 昔の本編まで1巻から読み返したくなるほど、今回の事件は秀逸!!あるホラー映画を観た人達が「こども」の幽霊をみて次々に死んでゆく。一体どんな仕掛けが?!全国公開されたらどうなっちゃうの?!
 そして謎が解けたかと思えば、Υでは衝撃の展開に!ここまで重くするか!これは確かに1冊だけでは描ききれない内容。さすが清水玲子!一気に二冊続いて読んで、翌日また読み返した。これ映画化して欲しい位良く出来たストーリー。
 




ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅3

「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」(原題:FANTASTIC BEASTS AND WHERE TO FIND THEM )2016英

 魔法使いのニュート・スキャマンダーは、優秀だけどおっちょこちょい、そして魔法動物をこよなく愛する変わり者──。世界中を旅しては魔法動物を研究し、不思議なトランクの中に保護している。
 ある時ニュートは、旅の途中でニューヨークへ立ち寄ったが、ひょんなことから自分のトランクが普通の人間(ノー・マジ)のトランクと入れ替わってしまう! トランクの中から魔法動物たちは逃げ出してしまい、ニューヨーク中を巻き込む大騒動に! (アマゾンあらすじより)

 出演: エディ・レッドメイン、キャサリン・ウォーターストン、アリソン・スドル、 ダン・フォグラー、コリン・ファレル

 長い事映画を観ていなかった。ドラマは和洋双方色々観てたんだけど。映画二時間観る集中力が今はない。 「ファンタスティック・ビースト」はハリポタに飽きた私でも、魔法動物を見たい!そして主演のエディ・レッドメインを見たい、という気持ちから、やっとこ重い腰を上げ観始めた。

 最初エディ・レッドメインってこんなに声が悪かったっけ?、と思った。声フェチの私には声の悪い俳優さんは致命的に苦手。今まで彼の映画やドラマを観て、そんな印象はなかったのだけれど。
 二時間以上の作品は、最近だれている者にはきつい。観るのに三日かかった。ストーリーはそれほど面白くない。コリン・ファレルが苦手な私に真面目な顔して魔法の杖を振っている彼は、イマイチ恰好良く見えない。他の俳優さんにして欲しかった。主演のエディは相変わらずシャイな演技。そういう設定のキャラクターなんだろうけど。唯一大きな魔法動物の真似をしておびき寄せようとするシーンはカッコ良し。最後に一瞬ジョニー・デップ。サービスのつもりか。必要なかったのに。

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 [DVD]
エディ・レッドメイン
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2017-04-19

祝言島3

「祝言島」 真梨幸子 小学館

 2006年12月1日、東京で3人の人物が殺され、未解決となっている「12月1日連続殺人事件」。大学生のメイは、この事件を追うテレビ番組の制作会社でアルバイトをすることになる。無関係にみえる3人の被害者の共通点が“祝言島”だった。東京オリンピック前夜の1964年、小笠原諸島にある「祝言島」の火山が噴火し、生き残った島民は青山のアパートに避難した。しかし後年、祝言島は“なかったこと”にされ、ネット上でも都市伝説に。一方で、祝言島を撮ったドキュメンタリー映画が存在し、ノーカット版には恐ろしい映像が含まれていた。 (「BOOK」データベースより)

 なんとか島、ってタイトルでイヤミス作家の新作、っていったらわくわくしちゃうよなー。横溝正史を安っぽく真梨幸子風にしてくれるのかと期待して。安っぽいのは相変わらずだけど、別に「祝言島」でなくても良かったような内容だった。
 相変わらずの「実は〇〇は△△だった」、ってワンパターン。途中であ、この人とあの人は同一人物、ってわかるようにはしているけれど、今回最初に登場人物の表が出てるだけあって、ちょっと人間関係がややこしい。祝言島って島の名前に意味はなかったし。
 真梨幸子独特の、霧の中で沼にはまったようなドロドロした感覚、湊かなえより好きなんだわ。もうちょっと文章力があったらB級から這い上がれるのに。
 
祝言島
真梨 幸子
小学館
2017-07-26

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