シマシマしっぽ

活字中毒な猫バカ。日々の読書の感想を残しています。最近は映画日記化ともなっていますが、楽しみがあるのはいいことです。今日一日、楽しいことを考えて,何とか日々を乗り越えたいです。This is my Lifelog.

秘密 season 05

「秘密 season 0 」キΑ\郷緡荵辧’鮴社

 イ鉢Δ肋絏軸のようになっているので、絶対にセットで買うべし!今回の事件はすごく面白い!「観た人が死ぬ、と言われるホラー映画の秘密を暴け!」だ!可愛い顔した薪さんが、「おまえら全員この事件が解決するまで布団で寝られると思うな!」、とよく刑事ものにあるようなおっさん臭い台詞言ってるし!

 寝る前には読みたくないこの「秘密」シリーズ、こないだ久しぶりに読んだときには少し違和感を感じた、近未来が舞台なのに、背景や小道具等が現在なのは、そういえばこの作品に一貫してある設定だった。もう本編全部揃えなきゃなー、多分半分位しか持っていないはず。
 昔の本編まで1巻から読み返したくなるほど、今回の事件は秀逸!!あるホラー映画を観た人達が「こども」の幽霊をみて次々に死んでゆく。一体どんな仕掛けが?!全国公開されたらどうなっちゃうの?!
 そして謎が解けたかと思えば、Υでは衝撃の展開に!ここまで重くするか!これは確かに1冊だけでは描ききれない内容。さすが清水玲子!一気に二冊続いて読んで、翌日また読み返した。これ映画化して欲しい位良く出来たストーリー。
 




ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅3

「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」(原題:FANTASTIC BEASTS AND WHERE TO FIND THEM )2016英

 魔法使いのニュート・スキャマンダーは、優秀だけどおっちょこちょい、そして魔法動物をこよなく愛する変わり者──。世界中を旅しては魔法動物を研究し、不思議なトランクの中に保護している。
 ある時ニュートは、旅の途中でニューヨークへ立ち寄ったが、ひょんなことから自分のトランクが普通の人間(ノー・マジ)のトランクと入れ替わってしまう! トランクの中から魔法動物たちは逃げ出してしまい、ニューヨーク中を巻き込む大騒動に! (アマゾンあらすじより)

 出演: エディ・レッドメイン、キャサリン・ウォーターストン、アリソン・スドル、 ダン・フォグラー、コリン・ファレル

 長い事映画を観ていなかった。ドラマは和洋双方色々観てたんだけど。映画二時間観る集中力が今はない。 「ファンタスティック・ビースト」はハリポタに飽きた私でも、魔法動物を見たい!そして主演のエディ・レッドメインを見たい、という気持ちから、やっとこ重い腰を上げ観始めた。

 最初エディ・レッドメインってこんなに声が悪かったっけ?、と思った。声フェチの私には声の悪い俳優さんは致命的に苦手。今まで彼の映画やドラマを観て、そんな印象はなかったのだけれど。
 二時間以上の作品は、最近だれている者にはきつい。観るのに三日かかった。ストーリーはそれほど面白くない。コリン・ファレルが苦手な私に真面目な顔して魔法の杖を振っている彼は、イマイチ恰好良く見えない。他の俳優さんにして欲しかった。主演のエディは相変わらずシャイな演技。そういう設定のキャラクターなんだろうけど。唯一大きな魔法動物の真似をしておびき寄せようとするシーンはカッコ良し。最後に一瞬ジョニー・デップ。サービスのつもりか。必要なかったのに。

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 [DVD]
エディ・レッドメイン
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2017-04-19

祝言島3

「祝言島」 真梨幸子 小学館

 2006年12月1日、東京で3人の人物が殺され、未解決となっている「12月1日連続殺人事件」。大学生のメイは、この事件を追うテレビ番組の制作会社でアルバイトをすることになる。無関係にみえる3人の被害者の共通点が“祝言島”だった。東京オリンピック前夜の1964年、小笠原諸島にある「祝言島」の火山が噴火し、生き残った島民は青山のアパートに避難した。しかし後年、祝言島は“なかったこと”にされ、ネット上でも都市伝説に。一方で、祝言島を撮ったドキュメンタリー映画が存在し、ノーカット版には恐ろしい映像が含まれていた。 (「BOOK」データベースより)

 なんとか島、ってタイトルでイヤミス作家の新作、っていったらわくわくしちゃうよなー。横溝正史を安っぽく真梨幸子風にしてくれるのかと期待して。安っぽいのは相変わらずだけど、別に「祝言島」でなくても良かったような内容だった。
 相変わらずの「実は〇〇は△△だった」、ってワンパターン。途中であ、この人とあの人は同一人物、ってわかるようにはしているけれど、今回最初に登場人物の表が出てるだけあって、ちょっと人間関係がややこしい。祝言島って島の名前に意味はなかったし。
 真梨幸子独特の、霧の中で沼にはまったようなドロドロした感覚、湊かなえより好きなんだわ。もうちょっと文章力があったらB級から這い上がれるのに。
 
祝言島
真梨 幸子
小学館
2017-07-26

秘密 season 05

「秘密 season 0」ぁ\郷緡荵辧’鮴社

 このスピンオフシリーズ、1巻は素晴らしかったのに、2と3がイマイチの出来栄えだったので、もう4巻の発売を忘れていた。とっくに出てたのか!そして、今回は又清水玲子の魅力満載の出来!ラストは目に涙が滲んだ。
 
 昔から好きな女性の漫画家さんは、結婚して子供が出来ると、いや、子どもはいなくても結婚しただけで、才能を失くして消えてゆく人が多い。大御所さんはほぼ結婚してないし。今のところ、子どもがいても所帯臭さを殆ど感じさせず、昔より更に才能豊かになっていっているのは清水玲子さん以外思いつかない。「ハガレン」の荒川弘さんもすごいけど、あのおひとは少女漫画家ではないし、もう男名前使ってるだけあってパワーも別枠って感じだし。
 
 今回は、薪さんの大学の同級生の桜木警務部長の「秘密」がテーマ。ネタバレになるので書かないけれど、どうして容疑者の顔を狙って撃ったのだろう。そして2066年という近未来の日本が舞台なのに、今現在でも消えつつある昔風の「葬式」だとか、たとえ40年前でも田舎は結婚式に着物とか、ちょっと違和感はある。
 いつもながら斬新なアイデアと、凄惨な事件を絡ませての展開。グロテスクなシーンは今回はほぼない。大きな秘密を抱えた桜木さんとお母様のことを想像すると胸が痛くなる。母の愛の大きさ。「お母さん」。薪さんの優しさも哀しさも大きくて、今回は泣けたわ。



デンジャラス4

「デンジャラス」 桐野夏生 中央公論新社

 君臨する男。寵愛される女たち。
 「重ちゃん、ずっと一緒にいてください。死ぬときも一緒です。僕はあなたが好きです。あなたのためには、すべてを擲つ覚悟があります」兄さんはそのまま書斎の方に向かって歩いて行ってしまわれました。
その背中を見送っていた私は思わず目を背けたのです。これ以上、眺めていてはいけない。
そう自戒したのです。(本書より抜粋)

 文豪が築き上げた理想の〈家族帝国〉と、そこで繰り広げられる妖しい四角関係――

 日本文学史上もっとも貪欲で危険な文豪・谷崎潤一郎。
人間の深淵を見つめ続ける桐野夏生が、燃えさかる作家の「業」に焦点をあて、新たな小説へと昇華させる。(アマゾンあらすじより)

 
 久々の一気読み!タイトルが気に入らないけれど、桐野さんが、谷崎潤一郎を題材に取り上げるとは意外。
 
 「私」という一人称が語り手の小説はとても読みやすい。語り手に読者が感情移入しやすいので、容易に物語の世界に入れる。
 語り手である重子という主人公は、名作「細雪」の三女「雪子」のモデルとなった、谷崎潤一郎にとっては、妻の妹、という立場にある女性。といっても「文豪」と言われる作家の作品は、殆ど読んでいない私。「細雪」は何度も映画化され、あらすじはおぼろげに知っているだけで、読んだことがない。モデルとされたのが谷崎潤一郎の何番目かの妻の姉妹であるということは聞いていたけれど、他人には理解出来ないこんな「帝国」があっての谷崎作品であったとは。
 作家の家族になるということは、私生活を他人にさらされる覚悟をしなければばらない。エッセイなど出されたらたまったものではないが、それでおまんまを食べていけるのでは我慢しなければ。しかし、「文豪」が小説の中の殆どが創作ではなく、家族を観察して、それを作品に多く取り入れていたとは、意外と言うか残念な感じが。しかも、モデルとされている人達が自覚しているのだから、余計妙な関係になる。
 
 最初は家族の人間関係に戸惑った。何度か最初のページに戻って、頭の中で家系図を描いた位。血の繫がっている実の娘の出番などなく、三番目の妻とその連れ子二人と、妻の妹という奇妙な関係の家族構成。やがて、連れ子が嫁を貰い、その若い嫁に狂ったような愛情を注ぐ、というはしたない事情になってくるが、それすらも小説にしてしまう。「文豪」って何よ?、って感じ。作中にも出てくるけれど、芥川龍之介の作品はちゃんと創作であるけれど、谷崎の小説は身近な人たちを描いているだけ、とまで書かれている。本当にそうなのか、谷崎作品を読んでいない私にはわからないけれど、参考文献を見れば、そうだったのか、と思ってしまう。作中に出てくる小説を、確認のため読みたくなってくる。桐野さん、久々のグッジョブ!


デンジャラス
桐野 夏生
中央公論新社
2017-06-07

君の名は・・・いや、PS4の操作方は?

 先日息子が「君の名は。」のブルーレイを購入。まだ観てなかったので、ぜひ貸してくれたまえとお願いし、息子が仕事に行ってってから観ようとした。
 我が家にはブルーレイプレイヤーがないが、パソコン君でOKさ〜、と軽い気持ちでいつものようにPCの前に座りディスクを入れたが、よく考えればDVDではなくブルーレイを入れたのは初めて。・・・ウィルスバスターが邪魔して再生出来ない!マイクロトレンド社に電話してみるも、「只今電話が混み合っております」と予想通りの音声メッセージ。仕方なく、息子にメールをし、「俺の部屋のPS4使えば?」とのお返事をいただき、魔窟に入りゴミを搔き分けゲーム機を発見。しかしプレステは2までしか持ってなかった私には本体の電源ボタンがどこか、どこからディスクを入れるのかもさっぱりわからーん!何、このスタイリッシュな本体は!?
 結局操作法を全てネットで調べ、冷や汗をかきながら観ることが出来るようになるまで数十分。これだけ手間をかけてまで観たのに、始まってすぐイライラ。アニメ絵が気に入らん!声も耳障り!・・・5分で音をあげた。そして、又PS4の電源の切り方がわからず、ネット検索。悪戦苦闘の末、おばちゃんついていけやん・・・と改めてトシを自覚し、情けなーい気持ちに・・・。あーあ。

3月のライオン おでかけエコバッグ付き特装版5

「3月のライオン おでかけエコバッグ付き特装版 」 羽海野チカ 白泉社

 三月町の夏まつりで島田と初めて出会い、あかりと林田は、思いがけずそれぞれに転機を迎えることに。8月に開催される真夏の戦い・東洋オープンで、二海堂は“宗谷を倒した男”になるべく負けん気をたぎらせる。彼の指す将棋の駒音が、零や宗谷や滑川達、他の棋士達の胸中にまで響き渡っていく。 (アマゾンあらすじより)

 まずは楽しみにしていたエコバッグ!大きくて、内ポケットもあり、中が見えないよう上にファスナーまでついていて、上出来!すんごい可愛い!可愛すぎて使えない!もう一つ欲しいから特装版をもう一冊買うべきか悩んでいるところ。
 さて巻の方。ドキドキしてページをめくる。あれ?ちょっと絵が変わったかな?、って思うカットが数枚、いや、もっと。内容は文句なしなんだけれど、今回はあとがきに今回の将棋ブームを引き起こした藤井君のことや、ヒフミンのことがどう描かれているか楽しみにしていたのに、一切触れられておらず、意外。それにしても、二階堂君とエリザベスはたまらんなー。あ、そういえば主役の零くん、今回殆ど出番がなかっ・・・・いやいや、それもまた良し!個性溢れる脇役キャラのお話の方がむしろ楽しいではないかっ!


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とるとだす1

「とるとだす」 畠中恵 新潮社

 長崎屋の主が死んだってぇ!?骸骨も来襲してきて…。緊急事態続出のしゃばけシリーズ最新刊。 (「BOOK」データベースより)

 シリーズ16作目。五つの短編が入ってる。そして、そのどれもが、もう今まで以上のくどさと訳のわからん無理やりで投げやりな展開と、更にウケを狙ってハズしてる情けなさが混沌として、もう、読者としては、今までダメ男に貢いできたけど、ついに放り出したくなった感じ。
 今までも持って回ったくどさは充分あって、それをキャラの可愛いさでごまかしてきてなんとか我慢して読んできた。しかし・・・ついに我慢の限界が来た!今回はひとっつもいいとこなし!長い事お付き合いしてきた「しゃばけ」シリーズを読むのも、これが最後かもしれない。
 ごめんよ、若だんな。作者のせいで若だんなの晴れ姿を見ることが出来ないかも。身体が丈夫になって、早くおっかさん達に孫の顔を見せてやれる日が来るのを、読まないで祈るよ。さようなら・・・。(作者が反省してマシになったら、読むかもしればいけど)。

とるとだす
畠中 恵
新潮社
2017-07-21

夢やしきへようこそ 〜帝都編〜5

「夢やしきへようこそ 〜帝都編〜」参 さちみりほ ハーパーコリンズ・ジャパン

 そういえば、「お化け屋敷」は、どうやってできたんだっけ・・・。随分前に連載されていた本編には詳しく載っていなかったような気がする。読者のリクエストによる、兄さんたちの仲間集めのお話、良かった!その他の短編も昔と違って随分絵が上手くならはって・・・袂で瞼を抑えたくなるわ、ノースリーブ着てるから無理やけど。
 特に、最初の百貨店のお話!の裏話!和歌山市には「丸正百貨店」っていう老舗の百貨店があったんやで〜、ってのは、こちらも懐かしくて!!小さい頃は丸正に連れていってもらうのがどれだけ楽しみだったことか。包み紙はチューリップやったなぁ。
 さちみさんのハーレクインものは一作も読んでいないのだけど、これだけ絵が上手くなっていたら、華麗な衣装とかもっと見たいし、買ってみようかなー。

夢やしきへようこそ 帝都編 3 (夢幻燈コミックス 22)
さちみりほ
ハーパーコリンズ・ジャパン
2017-08-24

あきない世傳金と銀 4

「あきない世傳 金と銀〈3〉奔流篇」 高田郁 角川春樹事務所

 大坂天満の呉服商「五鈴屋」の女衆だった幸は、その聡明さを買われ、店主・四代目徳兵衛の後添いに迎えられるものの、夫を不慮の事故で失い、十七歳で寡婦となる。四代目の弟の惣次は「幸を娶ることを条件に、五代目を継ぐ」と宣言。果たして幸は如何なる決断を下し、どのように商いとかかわっていくのか。また、商い戦国時代とも評される困難な時代にあって、五鈴屋はどのような手立てで商いを広げていくのか。奔流に呑み込まれたかのような幸、そして五鈴屋の運命は?大好評シリーズ、待望の第三弾! (「BOOK」データベースより)

 亡くなったダメダメ夫と違って商売熱心だけど、ワンマンなその弟に求婚される主人公、幸。今度こそ幸せになって、と祈るように読み始め、安心したのも束の間、やはり高田さんはそうやすやすと楽にはしてくれないようだ。 十歳も年下の十七歳の嫁はそりゃ可愛いだろう・・・最初のうちは。でも、自分よりも賢い若い嫁をどう扱うか。男の器の大きさが試される。次巻からは厳しい展開になりそうだ。幸の苦労が予想される。


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