境界の彼方 (5)
姉妹ブログ『モノクロのアニメ』に『境界の彼方 作品紹介』という記事を書きました。


いつも2日がかりで大変な『モノクロのアニメ』の更新だけど、今回は頑張って1日で更新しました。
疲れたので、ここからは簡易版。『モノクロのアニメ』で描きこぼした補足版を書きまーす。


境界の彼方 (6)
第1話冒頭のこの対話シーン。
名瀬美月「バラバラ死体ね」
神原秋人「何でもかんでも、殺し方を残酷にすれば読者の興味を引けるってわけじゃないだろ」
名瀬美月「じゃあ、どういう殺し方ならいいの?」
神原秋人「読者にとって大切なのは、行動と意味だと思うけどね。ただ何となくバラバラにしてみました、みたいなのが一番苦手なんだよ」

これは作品を始めるに当たっての前口上だと思っていいのかな? 一見仰々しくアクションをやっているようで、どこかに着地点を、ちゃんと合理的な意味がある、という宣言かな。ならばこれからの展開に期待しよう。


境界の彼方 (2)
手の描き方。顔は少女漫画ふうのあっさりした感じだが、手はしっかりと形を捉える。京都アニメは以前からこういうふうに手を描いてきたのだけど、もしかしてスタッフに手フェチがいるのだろうか。女性キャラクターと手を比較すると、描き分けがしっかりなされているのがわかる。
押井守は「アニメーターに指フェチっていないのかな?」と『イノセンス』の音声解説で語っていたけど……。


境界の彼方 (8)
巨乳・名瀬美月の横から見たフォルム。今のアニメは、顔が大きく、胴体が細く小さい、それに対して手足はひょろっと長く……京都アニメもこのスタイルを概ね踏襲しているが、横から見たフォルムはかなり厚く描かれている。肩の厚み、胴体の厚み、胸の厚みに実在感がある。
もちろん、この厚みは誇張されたもの。胴体を細く捉えるスタイルだと、本当なら横から見た厚みも薄くなっているはず。フィギュアなどで立体化するとそのようになるのだと思う。しかし敢えて厚みを作ることで、実在感を与えている。これも京都アニメスタイルの一つ。


境界の彼方 (15)境界の彼方 (16)
上の2カットのみ、露出高め画面を想定している。。他のシーンでは窓の向こう側が描かれているが、このシーンのみ真っ白の光になっている。
一応シリアスなイメージにして笑いを誘っているのだけど……うまくいっているとは思えない。


境界の彼方 (18)
名瀬美月のクローズアップショット。このカットのみ、背景の光が妙に輝いているように見える。おそらくこのキャラクターを印象づけたい、あるいは魅力的に見せたい意図のあるカットだったのだろう。実際、このカットの名瀬美月は際立って美人に見えて魅力的だ。


境界の彼方 (13)
栗山未来は典型的な京都アニメヒロインだ。ちっちゃくて動きが可愛い。かなりのドジッ子。なのにアクロバティックなアクションを演じてみせる。いかにもなギャップの作り。
大きすぎる赤い眼鏡、ピンクのカーディガンもキャラクターの小柄な印象を引き立てている。赤い眼鏡、ちょっと『ドクタースランプ』を思い出す。


境界の彼方 (55)
朝の登校風景だと思うのだけど……何か足りないような?
「鞄」が描かれていないのはなぜ?
登校風景じゃないのかな?


境界の彼方 (57)
屋上。室外機らしきもののダクトの上に座っている名瀬博臣。キャラクターの背景に描かれた室外機のディテールがかなりがっちり描かれている。美術スタッフが妥協しなかったお陰で、重量感のあるショットになった。撮影も手前から奥に向かって、細かいピントの移り変わりを作っている。


境界の彼方 (58)
妖夢石の鑑定をやっている新藤彩華。物だらけの狭い空間の作りが凄まじい。描くの大変だったろうな……。


境界の彼方 (61)
ブログ制作のために作品を何度か見直したのだけど……確かに対話、コメディパートがあまりよくない。構図の作りが悪いわけではないが、画面が妙に重い。リズム感がない。画面がどっしりしすぎて、対話に流れができていない。シリアスな対話だと、いい感じに流れていくのだけど、笑えるはずの場面が笑えない……という嫌な引っかかりを感じる。
ひょっとして、ニコニコ生放送で評価が低かったのは、こういうところにあるのかも知れない。


境界の彼方 (33)
対話シーンの一コマ。思わず名瀬美月の太股に目が行ってしまうが、そこがポイント。空間を広く捉えて描かれている。普通のアニメではもっと構図を狭めて(下手するとキャラのアップショットだけが延々続く場合も)描くものだけど、キャラクターを空間に馴染ませて描こうという姿勢が見えてくる。


境界の彼方 (34)
この作品はどうやらデジタルモブは使用しない方針らしい。『Free!』でもほとんど使用されていなかったし。


境界の彼方 (62)
炎のエフェクト。ファンタジー作品だけあって、エフェクトがかなりこだわって作られている。ファンタジーアニメはエフェクトアニメである。


境界の彼方 (28)
妖夢。ちょっとオランウータンに顔が似ている。実は私もオランウータンが苦手。あの顔や大きな体を見ると、ちょっと恐い。



境界の彼方 GIF3
不思議なのはしゃがみ込んだ瞬間。その手前まで、スカートは後ろになびいていたのに、座り込んだ瞬間、スカートの布がお尻のラインにぴったり合わせられる……。魔法としかいいようがないが、こういう嘘を平気でやれるのもアニメならでは。

境界の彼方 GIF5b
倒れる瞬間。
境界の彼方 (64)境界の彼方 (65)
境界の彼方 (66)境界の彼方 (67)
間違いなくヒップラインは見えているのに、パンツが見えない……穿いてないんだろう。
それにしても、この子はやたらこける。


以下、準備したのに結局使用しなかった画像。
境界の彼方 (22)境界の彼方 (23)
境界の彼方 (21)境界の彼方 (30)
境界の彼方 (24)境界の彼方 (27)
境界の彼方 (29)境界の彼方 (35)
境界の彼方 (36)境界の彼方 (37)
境界の彼方 (45)境界の彼方 (60)
境界の彼方 (44)



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