キルラキル 3話 (3)
第3話冒頭シーン。鬼龍院皐月の子供時代の回想が描かれるけど、3:4のスタンダードサイズ。ところどころ、フィルムを意識したようなガタつきが入る。昔のシーンを再現するのに、昔の撮影法を再現する、ちょっと面白い場面。


キルラキル 3話 (5)
さて、本編。3日目にしてついに授業を受ける! この子はずっと授業受けないのだと思った。でも、あの時以来授業は止まっているのでまだヒトラー政権の話をやっている。
マコちゃんもずっと寝てるね。
教師との距離感は思い切って圧縮されている。このデタラメさがいい。


キルラキル 3話 (9)
どうして鮮血は片目なんだろう……と思ってたけど、これ眼帯だったんだね。気がつかなかった。眼帯といえば、父さんを思い浮かべるけど……。そもそも父さんが何者なのかもよくわからない。モンタージュ的なものは示されたけど、具体的な描写がはぐらかされているのはなぜだろう?
この作品では普通のスタイルだけど、纏流子の開き口。輪郭線にはみ出んばかりに大きく描かれていていい感じ。


キルラキル 3話 (19)
生命
一つ星極制服には10%、2つ星極制服には20%……おそらく3つ星は30%の生命戦維が織り込まれている。生命戦維があの力を引き出す源になっている。
……なんとわかりやすい。
ここまでわかりやすく物語の構造を説明できたアニメは、今時なかなかない。いや、物語の構造をそこまでシンプルに絞っているからこそだろう。
キルラキル 3話 (20)
先日のニコニコ生放送では、美木杉愛九郎の露出にも実はかなり重大な伏線がある……ということが明らかにされだけど……。
着る、脱ぐ……何か曰くありげな連なりだ。
キルラキル 3話 (24)
神衣の力が発動すると、どうしてあんな恥ずかしい格好になるのか? これにも何かしらの伏線がありそうだ。


キルラキル 3話 (28)
一方、本能字学園裁縫部実験室では……。50%の生命戦維を織り込んだだけでこの暴走っぷり。100%生命戦維を着こなせるはずがない。ではなぜ纏流子は神衣を着ることができたのか? いろいろ含みを残す場面が続く。
ところで、この場面は「裁縫部」なのだけど「実験室」とは? 裁縫で実験室が必要なんてはじめて知った。


キルラキル 3話 (33)
「服は着るためにある!」とこの堂々たる裸! エロスを越えた迫力。なんかもう凄いものを見たという気にさせる。


キルラキル 3話 (35)
燕雀安んぞ鴻鵠の志をしらんや
なんか知らんが格好いい。この意味のわからない気迫が作品をもり立てる。

キルラキル 3話 (31)
ただの脇役かと思えば堂々と名前を出した黒井戸滝次。今後も出番があるのか?


キルラキル 3話GIF1
さて満艦飾家では……無駄にいい動き(笑)。
キルラキル 3話 (36)
お、ちんこ。


キルラキル 3話 (37)
マコちゃんは、何をやっているかと思ったらトイレ。トイレから飛び出してくるヒロインも珍しい。

キルラキル 3話 (38)
纏流子のパンツは……あれだけ恥ずかしがっておきながら、ローライズパンツを着用。かなり切り詰めているので、縞が2つしかない。なかなかスタイルはいいようで。


キルラキル 3話 (43)
翌日学校へ行くと、鬼龍院皐月が待ち構える。幟が並ぶ、日本的な風景が渋い感じ。水平線で画面を分けて顔を出す、というなかなかいい感じの演出。
でも、まだ転校4日目。色々と目まぐるしい。

Aパート終わったところで、すでに普通のアニメ1本分を見たという気分にさせるボリューム。
なぜそんな気分になるかといえば、『キルラキル』には他の多くのアニメであるべきものが描かれていないから。
それは物語の背景を説明するための描写や、人物の心情を説明するための描写。そういうものが一切描かれず、場面転換のためのカットが1つある程度。色んなものを取っ払って、いきなりアクション、いきなりクライマックスが描かれる。この作品のジェットコースター的なイメージはそうやって作られている。
しかし、この手法はあまり参考にするべきじゃないけど。なぜならそれは「情緒が描かれていない」ということと同義だから。『キルラキル』は情緒が一切描かれていなくても許されるけど、他のアニメでやると「キャラクターの心情がわからない」ということになる。

キルラキル 1話回想シーン
そういえば、第1話の回想シーン。父親を殺害し、“青”の「片太刀鋏」を奪って去る何者か。
ちょっと見ると、鬼龍院皐月の後ろ姿に見えるけど、そのことを追求されるとなぜかはぐらかす皐月。何かしら仕掛けがありそうな場面だ。


キルラキル 3話 (49)
神衣 純潔
この堂々たる立ち振る舞い! 格好いい!
もしもリアルな世界に出してしまったら猥褻になってしまうのだけど、そういうふうに思わせないのはアニメだから、絵だから滲み出る迫力があるから。女体としての生々しさがまったくなく、むしろメカものとか、そういった硬質感が前面に表れている。むしろ、変身してそういった超越者になる、という含みもありそうだけど。現実世界でこのコスプレをやったら大惨事必死です。
それはそれとして、純潔の青いカラーは静脈のイメージかな?

キルラキル 3話GIF2
壮絶なアクション! おそらくは作画優先で、それから背景に合わせたのだろう。『進撃の巨人』はデジタルで動きを付けて、それに併せて作画が作られていたけど、『キルラキル』は作画が優先。絵の勢いやケレン味を前面に押し出している。
背景の使い方だけど、もしかしたら……3次元で空間を作って動かしているのではなく、2次元で描かれたものに動きを付けているだけじゃないかな? カメラが回転するシーンとか、背景は動いてないし。時々、キャラクターが画面全体を覆う瞬間があるけど、そこで背景を入れ替えているんじゃないかな。思った以上にアナログ的なシーンかも。


キルラキル 3話 (53)
戦闘に負けて、急に画面の彩度が落ちる。画像で場面の変化を現している。
それにしても、3戦とも1回負けてるよね。

キルラキル 3話 (56)
そこに飛び出してきたマコちゃん。「おっぱいの大きさでは負けていません!」
鬼龍院様が怒ったのは「おっぱいの大きさ」で負けたから?


キルラキル 3話 (57)
なんだかわからないうちに、神衣の正しい身につけ方を心得て、改めて変身!
よくわからないが、格好いいから良し!

キルラキル 3話 (60)
片太刀鋏 武滾流猛努
もはやヤンキーの当て字。でも格好いいからいいや。

キルラキル 3話 (63)
派手にすっ飛ぶモブ。これはデジタルモブ。

キルラキル 3話 (68)キルラキル 3話 (66)
戦闘が終わって、今度は画面全体に色彩調整。纏流子を赤く、鬼龍院皐月を青く。
何だか、すでに1シリーズ分のエピソードを見たような気がするけど、今回でようやく物語の道筋を付けた、というところ。これから運動部部長との戦いが始まりますよ、と順調に物語の大枠を見せた。もの凄く大きくストーリーがうねっているように見えて、実はセオリー通りに“3話までに背景を解説する”という展開をやってみせている。
ただ『キルラキル』はその描きようが凄まじく力があること、圧倒的であること。いやいや、凄い作品だ。

前回 『キルラキル』補足説明を読む

次回 第4話の感想を読む

解説 モノクロのアニメ:キルラキル


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