いつもなら、エピソードが終わってから反省会ですが、今回は今まで以上の長丁場が予想されるので、自分で書いたことを忘れてしまわないうちに反省会を始めたいと思います。

では、まずProjectMOEが掲載されている各サイトの紹介です。


COMICO
第6話その1→http://www.comico.jp/challenge/detail.nhn?titleNo=9697&articleNo=10
第6話その1(縦スクロール版)→http://www.comico.jp/challenge/detail.nhn?titleNo=9697&articleNo=11
TINAMI
第6話その1→http://www.tinami.com/view/848809
漫画ハック
第6話その1→http://mangahack.com/issue/show/19811
第6話その1(縦スクロール版)→http://mangahack.com/issue/show/19812

今回、新しい漫画投稿サイトにも作品を投稿しました。
マンガボックス
第3話その1→https://www-indies.mangabox.me/episode/59431/
アルファポリス
目次ページ→http://www.alphapolis.co.jp/content/cover/405061247/
第3話その1→http://www.alphapolis.co.jp/content/sentence/115628/
マンガボックス&アルファポリスは第3話からスタートします。サイトの都合上、ページの順序が逆になっております。非常によみづらいですが、サイトが横書きに対応してくれるまでお待ちください。
私も、まさか横書きに対応していない漫画投稿サイトがあるなんて想像もしていませんでしたから……。

では、いつものように反省会を始めます。

ProjectMOE第6話1ページ 1コマ
さて冒頭シーン。瞳にハイライトがない少女が登場しています。
妙にのっぺりしている絵はさておき……(手の動き、左手が前に出ている瞬間の絵だけど、立体感が表現できていないので、ただ左が大きく、右手が小さく見えて奇妙)、背景がひどい。キャラクターを描いた後、どうも絵がのっぺりしているな、と思って、以前作った背景CGを載せてみたけど、シーンと合っていない。だってこのシーン、明らかに賑やかな街を想定しているでしょ? 私もそのつもりで描いていたし……。
pixiv公開版の時は余力がなかったのでこのまま掲載したけれど、単行本制作時にはなんとしてでも直したいと思います。





02
1ページ 2,3,4コマ
ゆゆ式 長谷川ふみどうやら知り合いの女の子とすれ違ったようです。
「ふみ?」
ここでピンと来た方は、『ゆゆ式』検定2級くらい。→の方です。『ゆゆ式』の長谷川ふみさんだったんですね。よーく見ると、髪型がまったく一緒です。すれ違った女の子も、やはり『ゆゆ式』より、相原千穂さん。おっぱい大きいですね。
ではあとの2人は誰?
ProjectMOE 第4話
答えは←。
第4話に登場していたゲーム好き2人組。わりと気に入っている2人組なので、ちらちらと登場させていきたいです。







ProjectMOE 第6話1ページ 5コマ
長谷川ふみさん、夢遊病状態で見知らぬ路地裏へと迷い込んでしまいます……。
背景はいつものようにCG制作ですが、なんかのっぺりしている。何かしらのテクスチャア貼り込んだほうが良かったかな……? 暗めのライティングにすれば大丈夫かな、と思っていたけど……。妥協したところがやけに目について、引っ掛かる。

ProjectMOE 第6話
1ページ 8、9コマ/2ページ 1コマ
ようやく我を取り戻した長谷川ふみさん。まだぼんやりした意識のままで「ここはどこ?」と辺りを見回す。
と、頭上からなにかがぺちゃり。見上げると、そこに怪物が……。
何が問題か、もうお気づきかと思うけど、1ページ8コマの時には、煽り構図で描かれているのにも関わらず怪物が描かれていない。このアングルだと、見えていなければならない。というか、最初に路地裏に入っていった時に、描かれていないのがおかしい。
読者を驚かせようと仕掛けたのだけど、失敗したかな……と反省した場面。

ProjectMOE 第6話3ページ 3コマ
突然の異変に、ぺたんと座り込む長谷川ふみさん。
おや、背景が……?
ふみさん、今どっちを向いて座り込んでいる?
実はこのシーン、CGセットを反転させ、キャラの位置を逆にしているだけ。セットの反対側、作ってなかったから……。まるで予算の少ない映画みたい。奥の建物の窓が特徴的だから、今どっちを向いているのかわからなくなって混乱してしまう。

ProjectMOE 第6話5ページ 2コマ
5ページ目に入って、ようやくサキさんたち登場。
その2コマ目。
サキさん、大きくない? ミコさん、小さくない?
これは、サキが1歩手前にいるから。ミコが1歩後ろにいるから。……と、いうつもりだった。つもりだったけど、遠近感が表現できてないから、「サキでかい! ミコ、いぶきより背低かったっけ?」みたいな感じになってしまっている。こういったシーンの場合、どう描くのが正解だったのだろう……。
ProjectMOE 第6話
5ページ 4コマ
歩く4人の足下。私はパースが理解できないので、それぞれの大きさが合っているかどうかよくわからない。奥行きありすぎな敷石が気になるところだけど。
あと、キャラの描き分けができてないので、どの足がどのキャラなのかわからない。一応、左からあや、サキ、ミコ、いぶきという順番。いぶきの足下をよーくみると、靴下のスニーカーラインが見える。
ソックスの色、少し工夫すればよかったかな……。でもこの子たちはやっぱり白が似合う。

ProjectMOE 第6話
6ページ 1コマ
「ここはどこ?」と辺りを見回すサキ達。
こういうシーンのセオリーは俯瞰。俯瞰は今いる場所を説明できるし、俯瞰であれば見知らぬ場所に放り込まれた雰囲気が出る。
でもあえて煽り構図で。煽り構図で見せたかったから天井のディテール細かくしたんだ。単純に、それほど細かく作り込んでもいないから、俯瞰構図で見せられなかった……という問題があるんだけど。
あとこのシーンの問題点といえば、キャラの頭がそれぞれバラバラなこと。煽り構図の絵は描くのが難しいです。

ProjectMOE 第6話8ページ コマ5
位置関係がおかしい。そのカットそのカットでおさまりのいい場所にキャラ位置を変えたので、最初の立ち位置とまったく違うところにキャラが立っている。
最初、サキ達が立っていたのは廃墟に入って数十歩まっすぐ歩いた地点だったけど、右の場面はそこからさらに廃墟の奥に入ったところになっている。どうしても背景に窓が並んでいる構図が使いたくて立ち位置を変えたのだけど、読んでいるほうはどう思うものなんだろう? 「今どこにキャラが立っているのかわからない」なのかな……。

ProjectMOE
10ページ 1コマ
怪物が激しく柱に衝突。それきり動かなくなってしまう。サキ達はしばし警戒して、壁の汚れを見ているが……。
またしてもキャラの立っている場所が変わった。ここには本来、レジや買ったものを袋詰めするためのテーブルがあるはず。というか、さっきまでここにこんな柱はなかった。でもどうしても、こんなふうに窓があって、柱があって、サキ達が囲んでいる場面を描きたかった……。
もう1つ気になるのは窓の外のディテール。店の外は1メートルちょっとくらいの範囲しか作ってなかった。いざレンダリングしてみると、そこで背景がぶつ切りになっているので奇妙な感じになってしまう。もっと作り込めばよかった……。外が見えそうになると、カメラを低くしてなんとかぶつ切りになるラインが見えなくなるようにしていたのだけど。

ProjectMOE 第6話
9ページ 4コマ/10ページ2コマ
「危ない」と飛びついたミコ。
怪物の攻撃をなんとか回避するが……。
でもなぜか目を回しているあかね。これはミコに突然飛びつかれて、床に頭をぶつけたから。サキほど体をうまく動かせるわけじゃないので、かえって大ダメージ。(7ページのサキは、ちゃんと頭をぶつけないようにしていた……らしい。そういうふうに絵が描けなかった。左手を頭に添える描写を描くべきだった)
後述するけど、件の怪物はまとわりつかれると気持ち悪いだけでほぼ殺傷力ナシだったので、ミコに飛びつかれたおかげで、あかねはむしろダメージを負ってしまっている。

ProjectMOE 第6話 煌あかね!10ページ 6コマ
このシーンで伝えたかったのは、煌あかねがお馬鹿だということ(愛情を込めて「お馬鹿」と言うよ)。どうやらあかねは、格好良く決めて、何かしらヒーローっぽい名前を言うつもりだったのだけど、思わず本名を言ってしまう。芸名を言うつもりが、本名を言ってしまった……みたいな感じ。
でもこの流れだと、「どうしてあかねは「違います」と言った直後に自分の名前を名乗ってしまったの?」みたいな感じになってしまったんじゃないかと。ちょっとやりとりが伝わりづらい。
あかねのお馬鹿っぷりを伝えるチャンスはまだまだあるので、その時に伝わればいいかな。





ProjectMOE 第6話11ページ 6コマ
あやの絵を使って、脅迫じみた台詞を言うサキ。ちょっと悪い子。
でも、こういう場面、今時の子はスマートフォンのカメラ機能を使うんじゃない?
私はスマートフォンを持ってないし、携帯電話は一応持っているもののまったく使ってないので、そのカメラ機能を使う……なんて展開は想像もできなかった。
『三者三葉』というアニメで、「ウチの子(猫)を写真に収めるぞ!」とスマートフォンを取り出すのに「え!?」ってなったもの。そんなもんで撮るの?? それが今の普通の子の感覚なんだよな……。
でも、スマートフォンを使わなかった理由を作らなくちゃ駄目だよな……。うーん。
よし、これだ。暗所なので、スマートフォンがあったとしても適切に撮影できる状況ではなかったから。あと、ブレずに顔を狙って撮影できるタイミングがなかった。……ということにしよう。(あかねの場合、「写真撮るよー」と言ったらのせられてVサインしちゃいそうだけど)
どちらにせよ、写真並の正確さで記憶し、自由にアウトプットできる色葉あやがいるので、スマートフォンを取り出さなければならない理由もないのだけど。

ProjectMOE 第6話12ページ 2コマ
セーラー服が汚れてしまったので、ジャージのいぶき。ジャージ、皺入れすぎじゃない?
これは、ジャージの質感を確かめようと高校時代のジャージを引っ張り出して着てみると、こんな感じになったから。私の体が当時より小さくなった、というのもあるけど、どうももうちょっと体格の大きい人を想定して作られてたっぽい。ジャージはもうちょっとシャープなシルエットになるはずなので、設定としてはおかしいけど、このだぼだぼ感はいぶきだとむしろ体格の小ささを表現できると思ったので、そのまま描写。描くのに一手間かかってしまうけど。
サキの座り位置がいつもと違うけど、これはただただいぶきに抱きつかせたかったから。それだけ。ミコに抱きつく、なんて想像しにくいもの。

ProjectMOE 第6話
12ページ 2,3,4コマ。
カットが重複してしまうけど、ちょっと問題のシーンなので。
2コマ目3コマ目の境目に、サキの台詞「それで?」
この「それで」は左のコマからの続きで発せられている。
「煌さんは魔法少女で、街の平和を密かに守っていた……」
こちらもサキの台詞だけど、右側から発せられている。なぜ右側から発せられているかと言えば、その位置に座っているから。
ProjectMOE 第6話でもパッと見、サキが右にも左にもいるように感じられてしまう。
さらに→のカット。(13ページ 2、3コマ)
「ミコ落ち着きなさい」という吹き出しがコマの右隅に置かれている。吹き出しを追いかけていくとサキの姿が出てくるわけだけど、でもサキの座っている位置は、正しくはこの左側。反対側から吹き出しが出ていることになってしまう。
このシーンの場合、コマの流れ方を重視したわけだけど、読んでいる人は混乱するんじゃないだろうか……。ミコが立ち上がるこのコマ、イマジナリィラインの反対側に出てしまっているので、位置関係がわからなくなっていまう恐れがある……(イマジナリィラインは12ページ1コマ目で提示したカメラ位置)。後で思うと、なんでここでカメラ位置を反対にしてしまったのだろう……。反対にしなければ、混乱もなかったはずなのに。
描き手ゆえの落とし穴は、「わかっている視点」で描いてしまうこと。初めて読む人は混乱したんじゃないかと心配だ。

ProjectMOE 第6話13ページ 4コマ
説明役として現れる妖精さん。魔法少女の使い魔。魔法少女ものでは定番のキャラクター。
頭はウサギだけど、手足が長い……。はじめは、実際のウサギみたいにもっと丸々としていて、前足も短く描いていたのだけど、ちょっと思うところがあって長くした。もうちょっと長くしてもいいかなと思うくらい。今の長さだと、ちょうど猫くらい。
魔法少女のお供は色んな作品で描かれてきたけど、そういえばウサギ、というのは珍しいかも知れない。ありそうでなかった……ような。意外性を狙って描いたわけではなかったけど。
あと、思いのほか可愛くならなかった。設定画描いている時から「あまり可愛くないな」と思っていたけど、漫画に登場させてもやっぱり可愛くなかった。次回からちょっと目を大きくするかも。

ProjectMOE 第6話
14ページ 3コマ。
制作が完了してから気付いたこと。テーブルの上の紅茶やらクッキーやらコッカトリスの唐揚げやらが消滅していること。単行本版では書き足しします。
消失点に使い魔のウサギを置いた。これは単純に、消失点の方向に、人の視線が吸い寄せられる性質があるから。すると困るのは、奥の席に座っている子の顔が見えなくなること。このシーンの場合はあや。とりあえず、ちょっと身を乗り出す動作を付けたけど。
時代劇を見ていてある時気付いたのだけど、時代劇ではお膳を置き、人が一列にならんで食事するシーンがよく描かれるけど、よーく見ると畳のラインとお膳の置かれている線が一致しない。奥の方の人が、少しずつ前に出ている。もちろん、顔が見えるように。そういう工夫もあるのか、とその時は感心したけれども。……でもこのシーンはソファなので動かすわけにはいかず。
ProjectMOE 第6話
14ページ 5コマ
「僕と契約して、魔法少女になってよ」
なにマギカなんだ、これは……。
煌あかねは、鹿目まどかのパロディとして描いたわけだけど……。ピンクの髪にツインテールという組み合わせは、はっきり鹿目まどかを意識して描いている。
でもこのシーンは別に『魔法少女まどか☆マギカ』を意識して描いたわけではなかった。でも描いてみるとモロ『魔法少女まどか☆マギカ』。描きながら「しまったな……」と思った。「しまった」と思ったけど、むしろネタとして面白いかな、と思って修整もかけず。
あとウサギさんが可愛く描けなかった……。どうすれば可愛くなるのかな……。

ところで、第5話発表から、半年も経っていたんだね。驚いた。私の感覚では、3ヶ月くらい……というつもりだったから。単行本作って、第6話の準備をして、休日なんてほぼなく描き続けていたのだけど、そんなに掛かっていたか……。
なんとしても今年中に第2巻発表、利益をあげないと生活がヤバイので、今後も休日なしでどんどん描いていきたいと思うけど、「今年中に」は難しいかも知れない。

ProjectMOE 第6話では今回登場した怪物くんたちの紹介です。
←の怪物は、細い路地の壁なんかによくくっついています。大きな口と凶悪な歯で、近付いた獲物をバリバリ喰ってしまう、恐ろしい怪物です。
でも、獲物を捕獲する器官を持ってないので、近付かなければ安心。見かけても、間違っても面白がって手を伸ばしたりしないようにしましょう。
飢え死にするまで放置か、遠くから石でも投げつけてください。

ProjectMOE 第6話→の怪物は、廃墟に降り積もった埃やら塵やらが意思を持って人の形を持ったもの。
すばしっこく、好戦的で知能もある怪物ですが、なにしろただの埃なので、まとわりつかれると気持ち悪い、服や体が汚れるなどがありますが、それ以上の被害はありません。もし怪我などをしていたら、バイ菌が入り感染症を起こすなどの危険性はありますが、まあその程度のものです。
見かけたら退治しようとせず、大急ぎで廃墟から脱出してください。
煌あかねが持っている光のリボンをぶつけると、埃が拡散して弱くなるようです。


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