ニコニコ動画&YouTubeに『ProjectMOE 第6話』のメイキング動画を公開しました。




この動画は、漫画『ProjectMOE』の制作工程を録画し、字幕解説を付けただけのものです。絵とは特に関係ない話をしています。
音、音声はありません。

これを書いた私は、犬程度の知識しかありません。というか犬のほうが賢いです。問題があっても怒らずに、笑いのネタにしてください。
以下、書き起こしです。

みなさんこんにちわ。とらつぐみです。
1人で同人漫画『ProjectMOE』という作品を描いています。
『ProjectMOE』はpixivなどで無料版を読むことができます。
現在第6話を制作中・掲載中です。
第6話は『魔法少女篇』。
主人公の天子サキがクラスメイトの魔法少女、煌あかねに出会い、一緒に魔法少女となって町を守る戦いを始めます。
いわゆる、“魔法少女パロディ”ですね。
この動画は、漫画『ProjectMOE』のメイキング動画を見せつつ、ぜんぜん関係のない話をします。
漫画『ProjectMOE』の宣伝が主な目的なので、気になった方は、漫画本編もお読みください。
第6話の制作が完了したら、『ProjectMOE』第2巻の制作に入りますので、そちらのほうもよろしくお願いします。
漫画がぜんぜん売れず、テコ入れ目的で制作しているダイレクトマーケティング動画ですので、どうかよろしくお願いします。


さて、今回のお話ですが、特にテーマもないので、「雑談」にします。

4Kテレビ……お店に行くとちらちら画面を見ているのですが……あんな高級なもの、買うお金なんてあるわけないので見ているだけですが……。
いや、お金の話はさておくとして、4Kテレビ。
お店に行くと、映画の映像が流れていて「フルハイビジョンと比較! こんなに高精細!」なんて宣伝しているのだけど、うん、確かにハイビジョンより美しいのだけど、逆に見えすぎちゃっているのが気になってね……。
パッと見で、ロケなのかセットなのかわかってしまう。壁や床の質感や、照明の感じで、「ああセットね」と思ってしまう。
ハイビジョン(2K)でも照明の感じで、ロケかセットかわかってしまうけど、4Kだとより明確にわかってしまう。
さらに気になってしまうのは実景とCG。高精細すぎて、一瞬で「ああこことここがCGなのね」とわかってしまう。見えすぎているぶん、質感や光の感じが違うのがはっきりわかってしまいます。
というか、映画の映像が妙にツルッとしてしまって、なんか画面が嘘くさく見えてしまうのが気になってしまって……。

映画『ホビット』は48ハイフレームレート(48HFR)で撮影されていて、
通常の映画は24コマ撮影なのに対して、『ホビット』は48コマで撮影されています。48コマで撮影することで、今までにない高精細な映像になり、あらゆる動きが繊細に描写することができます。

HFR48の上映はアイマックシアターのみのはずですが、『ホビット 第3章』の3D上映を観に行くと、動きが妙にヌルヌルしている。
「あれ? これ絶対に24コマ撮影じゃないぞ」というくらい動きがヌルヌルしている。
後で映画館のサイトを見ても、特に48コマとも書いてなかったけど……。あれはなんだったんだろう?
(電話して聞いてみれば良かったのかな……?)

まあ、とにかく。
妙にヌルヌルした『ホビット 第3章』を見たのだけど、あらゆるものが不自然に見えてしまって……。
もうセットがいかにもセットだったんですね。照明も、「ああこれくらいの高さのこの角度から光を入れてるんだな」と、わかってしまうくらい。
冒頭のスマウグが町を襲撃するシーン、炎が画面になじんでおらず、今まさに町が崩壊している最中という恐ろしさがまったく感じられない。
画面全体がツルッとしていて、なんか素人が無駄にいいカメラで撮っているみたいな感じ……そんなふうに思えてしまいました。映画の映像を見た……という気になれませんでした。

後に、ブルーレイで『ホビット 第3章』を見たのだけど、そちらを見ると、うん、納得。画面に奥行きが感じられて、映像が絵画として、美しいし迫力も感じられました。
確実にいって、ブルーレイの画像が監督が本来目指していた映像だったのでしょう。
でもファーストインパクトがあの劇場で見た未完成な映像だったので、『ホビット 第3章』に対する印象は今でもあまりよくありません。
単に、仕上げが間に合ってなかっただけかもしれないけど……。

『ホビット』は、だいたい5Kくらいで撮影されていました。
……「だいたい5Kくらい」というのはメイキングでスタッフがそう話していた情報なので、私発信ではありません。
5Kになると、あらゆるものが見えすぎてしまうようで、どうもセットはいかにもセットにしか見えなくなるし、CGはいかにもCGにしか見えなくなります。
見えすぎているせいで、せっかくの映像が嘘くさく感じられてしまうんですね。ビデオっぽい質感になって、絵画っぽい感じに見えないんです。
高精細すぎるのも考え物……解像度が上がれば上がるほどハッピーになる、と私たちは信じているけど、必ずしもそうじゃないのかも知れません。

近い将来……2020年のオリンピックのタイミングに合わせて、8Kテレビが登場する……という話ですが。
うーん、今以上に密度が高くなるのか。
4K映画はブルーレイで観ることができますが、8Kとなると……新しいメディアが必要になるんじゃないかな……?
8Kで映画を観ると、どういう気分になるのかな……。
「美しくなる」ではなくて「粗が目に付く」という印象になるんじゃないかな……? セットの隅に落ちている埃も見えちゃうくらいですよ、多分。
だったら、8Kでも絶対に粗が見えないくらいの密度の高い映像を作ればいいんじゃね?
……と思うかも知れないけど、大変ですよ。そこまでやるとしたら。8KのCGなんて、レンダリングにどれくらい時間がかかるのやら……。私のパソコンだと出力できないレベルです。セットも本物のように作らなくてはならないから、現場は大変です。

ドキュメンタリーでは高精細な映像は威力を発揮するでしょう。
秘境や動物の生態を追跡したドキュメンタリー映画……私も大好きですが……そういった映画は、今まで知っている映像でも全く違った印象、新しい発見をするでしょう。
そういうドキュメンタリーなら8Kで見たいと思います。

しかし、フィクションは作るのが大変だろうな……。8Kで粗が見えないところまで作り込まないと、受け手がリアリティを感じられなくなりますから。
「ああセットね」「ああCGね」「ああ特殊メイクね」という気分にさせないくらいの密度で作り込まなくてはなりません。きっともの凄く大変でしょうし、お金も掛かるでしょう。

ホラーなんかもどうなるんでしょうね。
8Kの高精細な世界に現れる幽霊って、きっと怖くないと思いますよ。
それ以前に、「ああ合成ね」ってすぐにわかってしまうし。
ホラーって、あえて解像度を落とし、昔のビデオっぽい処理をかけたりします。今は2K時代ですが、2K画質でも幽霊はそこに存在することができないんです。だから、わざと古ぼけた感じを演出として作ります。高精細すぎる世界に出現する幽霊は怖くないからですね。
8K時代になったら、ホラーの描き方はどう変わるんだろう……? 今までの手法は通用しなくなりますが、大丈夫でしょうか。

その時代のアニメはどうなるのだろう……?
現在でもハイビジョンに対応して、クリンナップを相当細い線で書かれています。僅かな線のヨレや、線の太さにムラがあると、見えてしまいますから。
より神経を尖らせて描かないといけませんが……きっと大変だと思いますよ。そろそろクリンナップだけで専門のスタッフが必要になるかも知れません。

私が危惧しているのは、画面が高精細になりすぎて、観る側がアニメの映像に飽きてしまうことです。アニメなんて所産、シンプルな線に、ペタっと色を置いただけのものですから。テレビシリーズも劇場クオリティで描かないと、しょぼく見えてしまうかもしれない。
その時代の高精細な映像に見慣れてしまって、「なんだアニメはこの程度の絵でしかないのか」と思われてしまわなければいいけど……。

現状でも、手書きとCGを混ぜてアニメが作られているのですが、ショートアニメとかの質の高いCGになると、CGのほうが線がシャープで、手書きの線のほうが汚く見えてしまうことがあります。CGのほうがデッサンもしっかりしているし、もはや手書きパートいらないんじゃない……? みたいに思うこともあります。
8Kで見ると、その差がもっとはっきり出てしまうので、心配です。

……という私の心配は考えすぎなのかな?
今はお店でチラッと見た経験でしかないけど、普通に4K映画を1本観れば考え変わるのかな……。
ゲームもすでに4Kの時代に入っているけど、4Kのゲームもやってみればイメージ変わるのかな?
今の私の財力では、4K映画なんてちゃんと見る機会ないのだけど。

オリンピックが近くなると「これからは8Kテレビだ」とメディアは推進に熱を入れると思いますけど、
いつまで「オリンピックでテレビを買う」という古い成功体験にしがみついているつもりなのかな……という気もしますが。
何かしらの切っ掛けが欲しい、という意味ではオリンピックはそれなりに取っかかりになるのかもしれませんが。
今の時代、なによりも8Kで見られるソフトの充実が一番でしょうね。

と、いう話をここまでしてなんなんだけど、仕事に使う場合には解像度は高い方がありがたいです。
イラスト制作とか、「ピクセル等倍」すると、ごく一部しか見えなくなります。漫画は4961×7016で描いているので、私は自分の漫画を縮小した画面でしか見たことがありません。
今回のイラストは7022×8190で描かれています。
娯楽としての8Kモニターは難しいですが、仕事用には欲しいかも……とか思います。


……さて、後半は何の話をしようかな。


困ったな……。
まだ絵もできあがってないし。

えーっと、
ほら、ネットの世界に「情報強者」様というのがいるじゃないですか。

なに言ってんだ私は……?

いや、あれは考え物だなって。
ネットニュースなんかで「そんな誰でも知っているようなこと記事にすんな」というコメントはいーっぱい見るけど、
いや、あなた1人のために書かれた記事じゃないからね?
知らない人もいるかもしれないでしょ?

情報強者様って、「自分の知っている知識は常識」「知らない奴は情弱」と思い込むところがあって。
そういう考え方は、いろんな局面において、失敗の原因になるんですよ。

例えば会社のプレゼンで、相手が自分の説明を理解してくれない時、どう思うか?
1)「理解しない相手が悪い」
2)「自分の話し方が悪い」

前者の「理解しない相手が悪い」という考え方の人は、出世しないでしょう。絶対に仕事では成功しない。
「自分の話し方が悪い」と考える人は、反省できる人だから仕事がうまくいくでしょう。
情報強者様はだいたい「理解しない相手が悪い」という考え方でしょ? 自分を高く評価しすぎる、回りのレベルが低すぎるのが苛立つ……という思い込みの世界にいるわけですから。

学校教育でも、「自分の授業を理解しないのは、バカな生徒が悪い」と言ってしまうような先生はまず信頼されませんよ。
学校の先生なら無能でもクビにされる心配だけはありませんけど。

まずコミュニケーションの基本として、「相手は知らないかもしれない」というつもりで話をはじめないといけません。
それから「どう話したらわかりやすく伝わるか」。
「なんでこの程度の知識がないんだよ!」とは絶対に言ってはいけません。相手の知らないことはきちんと伝える。情報を固陋してはいけない。情報や知識を一人占めせず、ちゃんと共有できれば相手にとっても利益になりますし、自分にとっても巡り巡って利益になります。

個人的に、情報を持っているくせに、その情報を相手に伝えず、「情報を持っている優越者」という立場で相手を見下すタイプが大っ嫌い。
そういう人は、どんなに賢くても、コミュニケーションとりたいとは絶対に思いません。なにしろ、利益になる情報を一切こちらに与えてくれないどころか、ただただ不愉快なだけですから。
ネットの情報強者様にはこういうタイプがどうやら多いらしくて……友達なくしますよ? ああ、だから友達いないのか。こりゃ失礼。

相手が知らないと思って、法外な料金を請求する……なんて仕事を始めると最悪ですよ。老人をターゲットに法外なお金を請求したPCデポの一件の話ですけど。
短期的には儲けが出てウハウハかも知れないけど、世間に知られた時が怖いですよ。
ネットの世界には、「知らない方が悪い」「調べない方が悪い」そして「法を犯してないから悪くない」と考えるタイプがわりと多い……なんて聞きますけど。
情報強者様は、「後が怖い」という想像力に欠ける人が多いようです。

そんなに自分の知識や知性が自信があるのなら、ネットニュースのコメント欄に貼り付いてないで、その時間をもっと教養ある本を読むことに当てたほうがいいですよ。ネットのタダで見られるニュースなんて、ハエの糞みたいなものですから。
知識や教養は、お金を払って手に入れたほうがいいです。
ネットならあらゆる情報がタダで手に入る……と思っているうちは情報弱者ですよ。
タダで得られる知識なんて、本当にハエの糞ですよ。

ネットの上級者様ってね……。
初心者や知識が曖昧な人を見かけると「にわかがいたぞ! 潰せ! 追い出せ!」
ってやるんですよ。
よくわかっていない人や、初めての人がいたら、教えてあげればいいじゃありませんか。
私が思う本当の上級者とは、「初心者を導ける人」です
初心者を排斥する人は、ただの外道でしょう
初心者を導ける人になれば、その文化は潤うでしょう。
「情弱を潰せ!」精神でひたすらぶつかっていったら、その文化はいずれ絶えるでしょう。
その原因を作っているのは、上級者様です。
ゲームの世界には多いですよね。初めての人や子供を歓迎できない文化は、どんどん高齢化します。ゲームユーザーは実際どんどん高齢化してますから。
「初心者なんてどうでもいいから、もっと刺激を強く! もっと難易度を高く! チュートリアルもいらない!」って、やりすぎると気付けば回りに誰もいない……みたいになりますよ。
そして最後には自分もいなくなります。……年を取ると気付くんですよ。難しすぎるゲームは、手と頭が追いつけなくなるって。私が今すでにそうですから。仕事で疲れすぎて、あまり激しいゲームには入れないんですよ。
ゲーマーの多くは、自分が年を取っても同じようにゲームができると思っていますが、無理ですよ。「自分はゲームでは最強だから大丈夫」というわけにはいきませんよ。
悲しいですよ、難しすぎて自分も入れない、と気付いた瞬間って。
あと「新規ユーザーの期待ができないゲーム」はどんないい作品でも、その後次回作が作られることはありません。だって、そんな利益の出ないゲームになんて、だれも投資しないでしょ。

ちょっと例え話。
あなたの側に、ものすごーく可愛い女の子がいます。
あなたが好きな文化に興味があるようですが、まだ知識が浅いようです。
その時あなたは……
「わかってない奴がこっち来るんじゃねえよ!」と言いますか?
それとも優しく教えてあげますか?
叩けば確実に嫌われますが、優しく教えてあげればいい関係を築けますよ。
だいたいの情報強者様は、こういう時、排除するほうを選ぶようですが……ああなるほど、だから彼女いないのね。

私はブログを書く時、基本的には「指示代名詞」「指示形容詞」は使わない……という方針で書いてます。小説でもあまり使っていません。
指示代名詞を使うと、スッキリした文章にはなりますが、ある瞬間「“それ”…ってなに?」となります。その1行だけでも克明に了解できる文章にするため、多少もっさりした文章になっても名詞はぼかさず書いてます。

これは「紙で読む場合」と「モニターで読む場合」の違いがありまして……。
時間が迫っているので簡単に話すと、モニターで読むと「早く結論!」ってなるんです。そういうとき、「“それ”…“それ”ってなんのこと?」とストレスになります。指示代名詞を使わないのは、そういう理由もあります。

まあ、なんで私がそういう考え方なのかというと……。

私は人生において頻繁に言われた言葉がありまして。
「誰もお前の話なんて聞いてないんだよ」

誰も話を聞いてくれない。
だからいかに伝えるか……を嫌でも考えなければならなかった。

私はなにかと蚊帳の外に置かれることが多くてね。

蚊帳の外にいると、みんながわーわー言い合っているのを見て、「こうすれば簡単に解決するんだけどな……」とわかることがたくさんありました。
発言しようとしても「お前は黙ってろ!」「お前の話なんて聞いてない!」とつまみ出されてしまう。

そういう時、私はなぜか誰からも信頼されないんですよ。いや、普段から信頼も信用もされてないけど。
私の描いた作品も、だいたい蚊帳の外です。誰も読んでくれない。
まあ話を聞いてくれないのだったら、せめて、聞いてくれるごくごくわずかな人には伝わるようにしよう……と。見てくれる誰かがいたとき、ちゃんと伝わるようにはしておこう……と。それでそういう考え方になったわけなんです。

私は人とより、壁と話しているほうが長いんですよ。
誰も話を聞いてくれないから……ね。
ここまで読んでいる人って、何人くらいいるんでしょうね。
まあ0人でしょう。

と、こういう話をしておきながら、最近ぜんぜん冒頭にちゃんとした自己紹介入れてませんでしたね。
鮮やかなブーメラン。反省です。しばらくはちゃんと動画の説明をはじめに入れます。

そろそろ絵も完成したので、終わりにします。
最後までお疲れ様です。
天子サキ
完成画は次のサイトでご覧頂けます。




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