『ProjectMOE 第6話 魔法少女その6』が公開されました。

作品が掲載されている各サイトの紹介です。
pixiv:第6話その6
TINAMI:第6話その6-A
TINAMI:第6話その6-B
漫画ハック:第6話その6

マンガボックス:第6話その6
アルファポリス:第6話その6
マンガボックスとアルファポリスは縦書きバージョンです。


発表からだいたい24時間くらいの各サイトにおける結果です。
戦場
戦績
pixiv 閲覧数:132 評価回数:8 総合点:80
TINAMI(A) 閲覧数:49 支援数:0
TINAMI(B) 閲覧数:38 支援数:1
漫画ハック 閲覧数:19
マンガボックス 閲覧数:43
アルファポリス 閲覧数:不明 24時間ポイント:597 45位(1328位中) 一般男性向け:12位(338位中)
正確には24時間じゃないけど、上に掲げた数字は2日すぎた現在もほぼ動いてないので、「だいたい24時間くらい」ってことにしてください。
pixivは前回のデータが残っているから比較できるが、閲覧数、評価ポイントともにがっつり落ちている。閲覧数は80も落ちている。これはやっぱり、間が空きすぎて、作品の存在を忘れられてしまったせいだろう……。トラブルがあったからだけど、3ヶ月は時間かけ過ぎだった……。
早く発表したいけど、どんなに頑張っても睡眠時間を削っても、現状が限界(後半は4時間くらいしか寝てなかった)。遅くなればなるほど存在を忘れられる。うまい解決方法はないだろうか。

ではいつもの反省会です。

85ページ

第6話85ページ コマ2コマ2
脚本では元しらせから情報をもらい、すぐに神戸へ向かっていたが、漫画ではワンクッション。「その翌日」という設定が足された。
で、左のシーン。「ターン タターン」←なんだこれ?
個人的に「キーンコーンカーンコーン」の電子音が嫌いで、それじゃ代案ということでアヴェマリアのオルゴール音……という設定にした。
が、よくよく考えたらオルゴール音なんかにしたら音が響かず、生徒が授業の開始・終了に気付かないんじゃないだろうか? という疑問。オルゴールのような鐘の音で、なおかつ程よく響く素材はないだろうか……。この設定は、しばし保留。確定するまでもうしばらく「謎の音色」ということにしておいてください。






86ページ

第6話86ページ コマ2コマ2
脚本には「駅前の通り」となっていたが、駅の背景CGなんて用意できるはずもなく。
駅の背景CGを作ろうと思ったら、まずモデルとなっている地域へ行って資料写真を撮り、それからモデリング……という流れになるが、切り詰めて制作を進めている現状(生活も切り詰めている)、ロケハンを実施するほどのお金なんてあるわけがなく、そこまでのCGを作るほどの時間的余裕もあるわけもなく……。
なので、街灯のみをレンダリングして、さらに雑木林を書き足すことにした。
足下が描写されてないのは、そもそも地面が作られてないから。

第6話86ページ コマ5コマ5
続いて電車内のシーン。
煌あかねの座っている位置、近すぎないか? この距離だとサキ達にバレるんじゃないか?
……なんであかねの位置があの場所になったかというと、これ以上遠くになると、絵が小さくなってあかねがいること自体に気付けないんじゃないか……という懸念があったから(これ以上遠くになると、あかねの顔を描写できない)。他の乗客(モブ)がいないのも、あかねの存在に気付いてくれなくなるんじゃないか……という恐れがあったから。描くのが大変だったから、という理由もあるけども。

87ページ

第6話87ページ コマ7コマ7
ミコ「お姉ちゃん達、なにか食べてる?」
サキ「ベッキーあるわよ」
この漫画には珍しい芸能人ネタ。予定ではパッケージがクローズアップして、タレントのベッキーが描写される予定だったけど、ページ枚数の都合上、カットされた。
『ProjectMOE』のシナリオが完成したのは4年前の話。発表まで非常に時間がかかる……ということが判明してから可能な限り時事ネタは避ける方針に変わったが、それでもごく一部に「芸能人ネタ」が使われている。
で、シナリオ完成から漫画にするまでに、ベッキーに例の不倫騒動があり、タレント活動休止があり、世間が大騒ぎになっている間、私は何を気にしてそわそわしていたかというと、このネタが消える……ということだった。
でも、よくよく考えたら消えても問題なかった。パッケージがクローズアップされるカットも没になってしまったし、笑いとしては薄いというか、下手したら気付かなかった読者もいそう。
今回は辛うじて残った芸能人ネタだけど、「完全に姿を消した芸能人」とか4年の間にお亡くなりに方もいるので、他の芸能人ネタはすべて消えてなくなりそうだ。
(ベッキーネタを残していたのは、「ベッキーなら数年後も芸能界に残っているだろう」と思っていたから。まさかあんな騒動が起きるとは想像もできなかった)

88ページ

第6話88ページ コマ4コマ4
旧黄昏家へやってきたサキ達。
あやはさっそく絵を描くために「いい構図」を探してみんなから離れている(家の様子を調べるためではなく、絵を描くため。この子は基本ボヘミアン)。家の前の通りがななめになっているのは、坂道の多い神戸の街という設定だから。
家CGの作り込みは、見ての通りクオリティが低い。テクスチャを載せてないから全体がツルッとしていていかにもCGだし、隣近所が描写されてない。家を1軒描いたら当然、その周囲も作るべきだったのだけど、そこまで作り込めなかった……。家の後ろに木を書き足したのは、あまりにも殺風景だったため。家の屋根が映ってないのは、屋根もツルッとした三角ポリゴン1面で作られているので、「これはちょっとお見せできない」ということでこの画角になった。
もう1つ、引っ掛かっているのが車庫の車を描写できなかったこと。車の絵なんて、私の技量でポンと描けるわけがない。だから、このシーンでは車庫が見えないように切った。本当は車庫の車を見せて、次のページで「車が車庫に置いたままだったわ」という台詞を書きたかった。
諸々のごまかしで説得力のあるカットになったかというと……………。背景が描けないのは、つらい。

第6話88ページ コマ6コマ6
これはインターホンに備え付けられた凸型レンズからキャラクターを覗き込んだ……というつもりだったが、ぜんぜんまったくそんなふうには見えない。レンズの歪みや距離感がまったく表現されていない。インターホンを描かずに、インターホンの存在を感じさせたかったのだが、明らかに絵が失敗している。ここでも背景が描かれていないことが大きなマイナスポイント。この描写だと、ミコのポーズが意味不明だし、なぜ「ピンポーン」と音が鳴っているのかもわからない。「わかった」という人がいたとは思えない。構図作り、絵作りともに失敗したカット。

89ページ

第6話89ページ コマ1~3
コマ1~
「窓われてるよ」
と、やっぱり背景が描かれてないから、カットに厚みが感じられない。
あやの指摘に、サキは改めて家の現状を再確認するが……。サキなら家の前に立った瞬間に、諸々の違和感に気付くはず。今回はお話の流れがわかりやすくするため……ということにしておいてください。

第6話89ページ コマ9コマ9
もともとの脚本には、「玄関開いてるよ」「あら本当だわ。入りましょう」みたいな感じだった。
オイオイ、何の躊躇いもなく入るなよ。
さてどうしよう? どうやって家の中に入れよう? といろいろ考えた結果、何かに襲われて、家の中に逃げ込む……という展開にした。
その「何か」で犬を登場させたわけだけど、ただ怒っている犬ではなく、何かに操られているような雰囲気を(実際、操られているわけだが)出したかったのだけど……ぬるかった。もっと極端に、「見るからに危ない雰囲気」を出すべきだった。

90ページ

第6話90ページ 3コマコマ3
玄関の中へ。
……わざわざ玄関の中まで入る必要はなかったんじゃないか? ここは、例の犬が門を飛び越えてきて、“仕方なく”玄関の中まで入る……という流れまで描く必要があったんじゃないだろうか。
それはともかく。
脚本では、何の躊躇いもなく家の中へと上がっていくのだけど、漫画ではここでもワンクッション。「何を動機にして家の中に上がるのか?」。
入っちゃったから仕方なく「すみませーん、いませんかー?」みたいに言いながら上がっても良かったのだけど、すでにサキは異変に気付いているので、そういう展開はやりづらい。なんとかうまい理屈を探りながら描いていたけど……話の流れがスムーズにいかず反省。


第6話90ページ コマ5コマ5
廊下の端に置かれたゴミ袋。朝になったら出勤ついでに出す予定だったのだろう。それが置かれたまま……という違和感。
おそらく、「今ゴミ袋は透明! なんで黒いゴミ袋なんだよ!」と思われたんじゃないかと……。
シンプルな理由を1つあげると、透明ゴミ袋を描いてしまうと、その“中身”を描かなければならず、ゴミ袋の中身を描写する……となるともの凄く大変になるから。この一家が普段何を食べていて、何をゴミとして排出しているのか、という設定を作らなければならなくなる。大変すぎて、とてもじゃないが透明ゴミ袋なんて描けない。
だから、もしも漫画で「透明じゃないゴミ袋」を見かけても「この漫画家は世間のことがわかってない!」みたいなことは言わないであげてください。「透明じゃないゴミ袋」を描かなければならない理由がきっとあるはずですから。

94ページ

第6話94ページ コマ4コマ4
思いがけず死体を発見して、慌てて逃げ出すミコたち。と、そのミコ達を目撃する通行人……。
やっぱり背景を描くべきだった……。この絵だと、どこを走っているのかわからない。しかし、私は背景が描けないし……ああ、どうすれば……。



95ページ

第6話95ページ コマ4コマ4
これは誰の指紋?
設定上は色葉あやの指紋……ということになっている。
91ページで冷蔵庫を開けて、「冷蔵庫の中ちゃんとあるよ」という台詞があったと思うが、この時冷蔵庫に残った指紋がこれ。
本当はこの1つ前にコマをもう1つ作り、冷蔵庫の扉に銀粉を撒いているところを描写したかったが、描ききれなかった。冷蔵庫のCGは単純に四角いポリゴン板1枚で作っているので、描写してしまうと作り込んでないことがバレてしまうので、描けなかった。

96ページ

第6話96ページ 1~2コマ
コマ1~2
聞き取り調査で、さっそくサキ達の身元がバレる。
通行人はできるだけ「普通の人」であるように描いた。漫画やドラマでは、読者のヘイトを向けやすいように、見るからに「ちょっと嫌な人」を描くケースがあるが、私はあくまでもごくごく普通の人、事件に遭遇して、善意で情報を提供する人……として描こうとした。
で、この場面では機動捜査隊が情報収集を行っているわけだが(腕章描き忘れてる)、こんなふうに聞き取り調査をやり、その場で人相書きなんてするのかどうかはよくわからない。諸々の展開を省略して、話を一気に進めるため……ということにしてください。

第6話96ページ コマ7コマ3~
警察オフィス。制作の都合で、漫画に描かれたこの一面しか作り込まれていない。一応、オフィス全体像までは作ったのだが……。
さて、困ったのがオッサン組の2人。
いわゆる「美少女」はリアルな人間の体型とはまったく違う。頭がでかいし、胴体が短いし、脚が非常に長い。これは人間の体型をより美しく見せるために、先人が模索して行き着いた理想の体型だ。どの絵描きも同じテンプレートを利用して描いているので、いわゆる「美少女もの」に登場する女の子は、頭の大きさに違いはあるが、だいたい同じようなバランスで描かれているはずだ。
問題なのがオッサンを描写する場合。
美少女とオッサンを同じように描くわけにはいかない。美少女たちと同じように、頭が大きく足の長い設定で描こうとしてみたのだけど、しっくりこない。それで、できる限りリアルな体型で描く……ということになったのだけど、それだと美少女と同居した時に、体型というか、デザイン様式がまったく違う……ということになってしまう。もうほとんど、同じ作品に別作品のキャラクターが同居しているような状況になってしまった。いったい、どう描くのが正解だったのだろう?
あと、手が美少女のスタイルを描くのに慣れてしまっているから、オッサンを描こうと思っても、なかなか上手くいかない。バランスがおかしくなっているカットがちらほら。スーツの動きもよくわかっておらず、「なんとなくこうかな?」みたいな感じ。セーラー服のディテールに対して、テキトー感。
それに、やっぱりオッサンなんか描きたくないです。可愛い女の子だけを描きたいです。可愛い女の子しか描かなくていい作品にしよう……という方針で始めたはずなのに、どうしてこうなった。

97ページ

第6話97ページ コマ2コマ2~3
またまた背景がなくて、場所不明なカット。場所は神戸だが、わかるわけがない。本当は背景を載せたかった……。
ところで、ウサギのデッサンが常におかしい。理由はシンプルで、ウサギを描くための資料が全くないから。ウサギがどんな骨格を持っていて、どんな動きをするのかまったくわからないままに描いているので、この有様。たまにウサギがクローズアップになる場面があるけど、デッサンのあやふやさが出てしまうから描きたくない。
それはそれとして、このウサギ、前半身は猫、後ろ半身はウサギ……という面倒くさい書き方をしてしまっている。それで、こういった場面を描く上で問題になったのは、「歩き方」。「歩き方は猫っぽい? ウサギっぽい?」。とりあえず前脚は猫だから、きっと猫っぽい歩き方をするだろう、ということになったが……猫ってどんなふうに歩くんだ??

リボン描き忘れ問題右のコマを描いていてようやく気付いたのが、設定間違い。リボンの描き方を間違っていた。
……え? いつからだ? 遡ってみると67ページからずっと書き間違えていた。
幸いにして、大変な間違いではなかったから一日で修整できたけど、設定はよくよく確認した上で描くべきである。





99ページ

第6話99ページ コマ1コマ1~2
漫画を描く段階になって、「あ、これはよくないな……」と気付いた場面。
1コマ目、あかねが何かに気付いて足を止める。
2コマ目があかねの目線で、ゴミ袋に紛れて、男が倒れていることに気付く。
このカット割りだと、あかねの立ち位置と、ゴミ袋が置かれている一角までどの程度の距離があるのかがわからないし、ゴミ袋が置かれている様子の全体像も見えてこない。
ここはもっとカメラを引いた画を一枚入れるべきだったけど、このコマのバランスだと俯瞰画を入れるのは難しいし……。何が正解だったのだろう?

第6話99ページ コマ6コマ6
ポケモンのバトルシーンのような構図。
いよいよ「敵」と対峙する大事な場面だが……。
私としてはこの場面の背景を、とにかくごっちゃごちゃした、汚い情景にしようと思っていた。が、制作途上でパソコンのスペックが限界に達し、レンダリング不能に。なんとプレビューすら出せない。
仕方なく、作ったものを削ることに。画面の左側、壁に変なパイプが突き出ているのが見えると思うが、もともとは室外機に繋がっていた。パイプ類も、もともとは無駄にたくさん作っていたのだけど……半分以上削らねばならなくなった。残念。
教訓:グラフィックボードは無理してでも一番いいやつを買うべき。
今回の一件で、自分のパソコンが思いのほかスペックが低いことに気付いて、今後どうしようか……と頭を抱えている。

100ページ

第6話100ページ コマ6コマ6
頭にヴェールを被せている黄昏あんり。
さて。
脚本を書いたのはもちろん私だが、書いたのは4年前。構想はそれよりさらに前。それで、私はどういった意図でこのシーンのあんりを、ヴェールで隠そうと思ったのだろうか?
描いている最中「隠す必要ってあったっけ?」としばし考えてしまった。
読者的な目線で言うと、この少女が黄昏あんりだってもうわかっているだろうし。
うーん、多分、あかねに対して正体を隠そう……という意図があったんじゃないかな。顔を出していたら「あっ、クラスの子だ」ってなりそうだし。
でもそのおかげで「黄昏あんりにやられたって言いなさい」という台詞が必要になってしまったわけだし。無駄な一手間を増えてしまった。
やっぱり隠す必要はなかったんじゃないだろうか……。

102ページ

第6話102ページ コマ1コマ1
腕の切断面は規制で見えないわけだけど……(後の単行本では規制解除します)
腕を切断されたのに、出血がない理由は?
描いたみたけれども、血を描いてしまうと切断面が見えなくなってしまうし、というかどう考えても黒いモヤモヤしたものが出ている……というふうにしか見えないので血は描かないことにした。
やっぱり血を描かないと違和感がある……。


第6話102ページ コマ5コマ5~6
突然レンガがすっ飛んできて、コツーン!
……こういうシーンって、どう頑張ってもギャグっぽくなっちゃう。もちろん、ギャグっぽくしようという意図はないんだけど。
それはそれとして、レンガはどこから飛んできた?
もちろん、あんりが飛ばした。あんりを取り巻いている、黒くてザラザラしたものが地面を砕き、その衝撃でレンガがあかねに向かって飛んだ……。という一連の流れを描写しなかったのは、「この場面はあかねの主観で描くべきだ」と思ったから。
でも……4コマ目の構図を描き直した方がいいかも。カメラをちょっと引けば、何が起きたか伝わりやすくなる。と、今になってアイデアが浮かぶ。描く前にすべて気付いて、最初から“不具合修正済み完全版”が描ければいいのだけど。

105ページ

第6話105ページ コマ2コマ2
漫画制作の作法として、あまりよろしくない場面。まず病院の外観を描き、それから病室に入っていく……という流れを描くのが正解だけど、例によって病院外観の画像を用意できなかった。部屋の雰囲気からなんとなく「病室」という情報を読み取れた人もいたとは思うけど、「わからなかった」という人もいたはず。
もうちょっと色んな場面が自由に描けるように、制作準備が整っていればいいのだけど……。


第6話105ページ コマ7コマ7
ネタバレはある程度避けて書くけど、元しらせの「お姉ちゃんがこの子の友達で」というのは情報を得るためについた嘘。元しらせは一人っ子。
現状では謎のシーンだけど「6年前」というのが大きなヒント。前にも「6年前」というワードが出てきたはず……。
花束を持っている女性は、この少女のお母さん。40代はじめくらい……という設定だけど、この年代は描くのが難しい。ファッション若すぎたかな?

106ページ

第6話106ページ コマ1~3
コマ1~3
ダメ漫画のお手本のようなシーン
どこがダメ漫画なのかというと、まず最初のシーン。背景がなく、場所がどこなのかわからない。神原高校にやってきた場面なんだけど、絵がないので伝わらない。「うわぁ本物の女子校だ」という説明的な台詞が足されたのは、そういう理由。
まずここは、1コマ目を大コマで、大ロングで学校の様子と、その学校へ入っていく2人の刑事の姿を描くべきだった。
次の3コマ目で「まずいですって」って、何がまずいのがわからない。絵が小さくてわかりづらいが、老刑事がタバコを口にくわえている(火は点けていない)。1コマ目、2コマ目にロングサイズの絵を描き、3コマ目でキャラクターに寄せて何をしているかを描くべきだった。そうすれば確実によくなる。
どうしてそのように描かなかったか、というと……学校を外から見た全体像をいまだに準備できていないから。多分、私のパソコンのスペックだと、作っている最中でメモリー不足に陥るのは確実だし、私自身のスペックでも完成まで持って行けそうにないから、描写することができない。しかし背景による説明がずっとないまま進行するのはまずいので、完成済みの玄関ロビーのほうを出そうとしたら、こういうカット割りになってしまった。
漫画家志望の人達は、こんなカット割りは絶対にやらないように!
シーン解説をすると、2コマ目の「今だけ性犯罪者の気持ちがわかります」「ぶち込まれたいのか」のやりとりは、この老刑事がジョークをまったく理解しないタイプだということを。3コマ目で校舎内でタバコをくわえるが、ここで老刑事の非常識ぶりを表現しようとしていた。
「老刑事といえばベテラン」というイメージがあるけど、しかし実はこの老刑事はただの非常識なオジサン。後になって非常識ぶりがどんどん出てくる……という感じにするつもりだったけど、その最初のフックになるはずのタバコが見えなかったのは失敗だった。
ところで1コマ目。私は『こち亀』の両さんのような歩き方を描きたかったのだけど、チンピラ歩きにしかならなかった。反省。

書き忘れ。
「この刑事、神戸に向かったんじゃなかったのか?」
はい、神戸へ行きました。で、必要な資料をもらって、岡山に戻り、その次に神原学園に向かった……というところ。位置関係を考えると、ほぼ瞬間移動しました……くらいの移動力だけど。その辺の矛盾点はスルーしてください。
(書き足し 3月20日)

第6話106ページ コマ4コマ4
職員待機室。本当は職員館のほうにしたかったのだけど、いまだCGができていないから……。
この職員待機室の背景CGはひどかった。1枚レンダリングするのに1時間半。しかも画像が粗くてザラザラ。白黒にしてコントラストを調整してその他諸々の処理を加えて、やっと「らしく」みえるけど、元画像は一見して「なにこれ?」という感じだった。モザイク画かと思うようなひどいものだった。
教訓:グラフィックボードは無理してでも一番いいものを買おう。
CGレンダリングしている間、パソコンが使用不能になって暇だったので、Minecraftが進行しました。

107ページ

第6話107ページ コマ2コマ2
手元をクローズアップしたのは、「ほら、前にも出たよね? こんな感じの入れ墨、見覚えあるよね? 思い出して!」というつもりだったけど……覚えてるわけないよなぁ。生徒会長紗綾が登場したのは、もう1年……1年と半年前だわ。もっといいペースでポンポンポンと描ければ、「あっ! あの時の!」ってなるけど、1年前のストーリーなんて普通忘れてるよ。前回登場時は夏服で、もっとはっきり入れ墨見えてたし。
どうにかして、発表速度を早めたいけど……。私1人の能力だと無理……。

108ページ

第6話108ページ コマ5 コマ5
「ウソでしょ……」
って何が?
理由はそのうち開示するとして、ヒントとしては「可愛い!」と思っていた女の子が「実は××××だった」と聞かされてがっかりしそうなことといえば?
最近では「むしろ大好物」という奇特な方々も増えているようだけども。
この辺のお話は、第7話か第8話でします。

109ページ

第6話109ページ コマ1
コマ1
ここはどこ? 
答えは第1生徒会室(「第2生徒会室」というものもある)
第1生徒会室のディテールは突貫工事で作ったので、大雑把にしかできていない。第6話においては全体が影っぽくなって見えなくなる、という前提だったので、スピード優先で作り込まないようにした。
次に本格的に登場するまでには、しっかり仕上げてきます。
ところで、秘書のおねーさん。「第6話その6」は機材がアレして制作が停止するという事態になったので、空いた時間でわりとちゃんとしたキャラクターデザインが作られた。いつもは時間が足りなくて、モブキャラは即興で描く……という感じだったのだけど。

第6話109ページ コマ5コマ5
ところで……なんで私は生徒会長紗綾の顔を隠そうと思ったんだろう?
この段階で隠さなければならない理由……例えば紗綾の正体が意外なあの人物だった!! みたいな展開は特にない。隠す必要性がどこにもない。
じゃあ私は、なんで紗綾の顔を隠そうと思ったんだったっけ……?
うーん……。
今の私が想像するに、おそらく紗綾の本格的な活躍シーンはまだ先だから、このシーンでは“謎の人物”ということにしておこう、と思ったのではないだろうか。今の段階で紗綾の顔を出してしまうと、情報過多になって、印象に残りづらくなる、という配慮もありそうだ。
と、考えても、当時の私がどう考えていたのか、もはや推測でしかない。4年前考えていたことなんて、憶えてないよ!


110ページ

第6話110ページ コマ1~2
コマ1~2
またまたダメ漫画のお手本シーンが出てきた。この構図だと、紗綾がどこで・どんな状態にあるのかわからない。
私はこのシーンを、紗綾の背面からロングサイズで描くつもりだった。しかし、街の俯瞰構図なんて描けるわけないから、カメラを寄せた絵に。
2コマ目になって電柱が見えて、ようやく紗綾が空中にいる……ということがわかるが、電柱だけ、というのはかなり奇妙。ここは建物の屋根がずらーっと見えるように描くべきだった。そういう絵を描きたかった。
なぜそのように描かなかったかというと、私に背景を描く能力全くなく……云々

111ページ

第6話111ページ コマ5~6コマ5~6
ここの2コマ、妙に小さくない?
実はネームを描き終え、コマ割を終えた後、「あっ、これ描くの忘れてた!」と急遽書き足した2コマ。なのでフォルダー名も「コマ5」ではなく、「コマ4B」「コマ4C」となっていた。
で、まあ……サキの表情がクッソ下手! 私が目指していたのはこんな表情ではない。
サキはウサギを見て、概ねの経緯を察して、憤怒して睨み付けていたのだけど、そんなふうには全く感じない。描き手の画力のなさがダメな方向で出てしまった一場面。

第6話111ページ コマ7コマ7
こんなふうに体を密着させる絵を描くのは難しい。まず密着感を出すのを難しいし(右の絵だと、キャラクターが触れ合っているようにはまったく見えない)、次にそれぞれのキャラクターの顔が見えなくなってしまう。本当はぴったりと体を密着させたかったけど、そうするとどうしてもミコの表情があかねの頭で見えなくなってしまう。仕方なくちょい離れることにしたけど、それでもやっぱり目の一部しか見えない。
このシーンにおいて大事なのは、あかねの切断された左腕。これを描写しなければならない。しかしフレームの外になって見えなくなってしまった。
キャラクターの立ち位置をうまく調整して、ミコの表情とあかねの切断された左腕、両方見せられる角度はないだろうか……と思ったもののうまくいかず。
どう描くのが正解だったのか……今の私にはわからない。

まとめ

「第6話その6」は26ページ。脚本の量は今までと一緒だったけど、シーンの数がちょっと多めだったため、ページ数も自然多くなってしまった。なんとか圧縮して、ページ枚数が多くなるのを防ごう……と思ったけど、後になって全体像を俯瞰すると、なんとなくカット割りが窮屈。余白のない感じになってしまった。
余白がほとんどないのは、いつものことだけども……。
前回の公開から3ヶ月。機材の故障があって制作が滞った、というのもあるけど、それにしたって時間かかりすぎ。読者数もがっつり減った。たぶん、存在からして忘れられてしまったのだろう。無理もない。時間掛けすぎだ。
あとはやっぱり絵が下手。クオリティが低い。人気が出ない理由は、発表が遅いことと、クオリティが低いこと。この2つだ。忘れられるのは、私が悪い。
ストーリーは面白いのに……。
描いている最中というのは洞窟を掘っているようなものだから何もわからないけど、制作が終わって「終わったー!」と改めて描いてきたものをふわっと読んでみて……それから落ち込む、ということを毎回繰り返している。「え? なにこのゴミみたいな絵は?」と愕然とする。背景が用意できず妥協したところが、思った以上にひどいものになっていることに気付き、かなり大きなショックを受ける。描いている最中は、それなりにうまくごまかせたと思っているから、私の自分の技術を本当に信用できない。
やっぱり私が絵を描くのは間違っている。いい絵描きを見付けることだ。それを達成できないと、どうにもならない。

それはそれとして、『第6話 魔法少女篇』は「全12回」の予定。制作から1年、やっと折り返しだ。
……1年かかってやっと半分か……。「やるぞ!!」ではなく、「あと1年もかかるのか」と気分が沈む。体はもうボロボロだし、お金もない。肉体的にも精神的にも、そろそろもたないんじゃないか、もう折れるんじゃないか……というところまで来てしまっている。
それでもあと1年だ。私には選択肢はない。頑張ろう。人気がなさ過ぎて、最後まで描ききっても何の展開がないのは、もう見えているけど、とりあえず描こう。「希望があるんだ」と思い込もう。「希望があるんだ」と思い込まないとやっていられない。
次の「第6話 その7」はできる限り早く。2ヶ月もかからない範囲で出せるように頑張ります。