みなさまこんにちわ。

 10月が終わりましたね。この頃は昼でも寒くなり、いよいよ冬らしい空気になってきました。
 私からの報告は、漫画『ProjectMOE 第6話その11』を10月に公開できたことです。「10月までに終われば良いよね……」って、なにしろページ枚数が48枚で背景CGは全て新規だったから、もうこれは今年中に終わらないんじゃないか……とすら思っていました。それも日々のがんばりのおかげで10月公開が実現しました。
 読んでいただけると嬉しいし、評価を頂けるともっと嬉しいです。読者からすればなんでもない「1点」かも知れないけど、頑張っている人にとっては嬉しいものなんですよ。

 こちらの記事は、私が10月中にTwitter&Pawooに書いたあれこれをまとめて、ちょろっと書き足ししたものです。記事全体を見ると長めに見えますが、一つ一つは短いです。見出しを付けているので、自分が興味を持ったものだけを拾って読むといい感じになると思います。

 それでは10月中の話題です。

10月4日 日向縁画像を公開しました

 pixivなどに画像を投稿しました。

pixiv:ゆかり 秘密画像
TINAMI:ゆかり 秘密画像
ニコニコ静画:ゆかり 秘密画像1
ニコニコ静画:ゆかり 秘密画像2
※ニコニコ静画のみ分割しています
ファンティア:ゆかり 秘密画像
Enty:ゆかり 秘密画像

 1年前、「1年後に公開します」と約束していた例のやつです。うっかり忘れるところだった。みんなは憶えていてくれただろうか? きっと憶えていたよね。「見えてるバージョンを1年後に公開します」って書いてたの。
 そんな過激なものでもないけど、一応念のため《R-18》で出しておきます。

 さて、1年前の画像……絵の描き方がわりと変わってる。変わるもんだな……。今だったら、こういう塗り方はしない。ごく一部(主にパンツ)に修整を入れたのだけど、レイヤーの使い方も今とずいぶん違っていた。自覚的に「変えよう」と思って描いていなかったのだけど、気付かない間に少しずつ変わっていたんだな……。
 1年前の絵を見ていて、なんか恥ずかしい気がしてしまって、新しいのをきちんと描こうかな……と思ってしまった。今は忙しいからどうにもならないけど。
 千反田えるに日向縁に、課題が1つずつ増えていく……。大変だ。

 ……確か、私は「その時に、ゆゆ式で本格的にエロいやつ描く」みたいな宣言もしていたような記憶があるのだけど……。
 こっちは保留。
 もうシャレにならないくらい忙しいので。そっちは後にしてくれ。


 それにしてもPawooもずいぶん人が減ったんだろうな。もう画像を出してもお気に入りもブーストもされないし、フォロワーも増えない。みんな飽きたんだろうな。

10月7日 北斗の拳が一冊に収録。eOneBookの話

驚愕の電子書籍リーダーが爆誕!『北斗の拳』、全巻詰め込みました! | 週プレNews

電子書籍『北斗の拳』はkickstarterで作品が提示されています。
https://www.kickstarter.com/projects/196861017/fist-of-the-north-star-innovative-ebook?ref=blog

このブログが更新される頃も、まだkickstarterでぎりぎり募集はしているはず。興味のある方はどうぞ。

 まるでアナログの本のようなルックス。紙の手触り感覚。でも中身は電子書籍。ネット接続とかそういう面倒なものはなし。商品の中には、『北斗の拳』の全ストーリーがまるまる入っている……という構成。

 すごくいいと思う。
 というか、電子書籍なるものが生まれるという話を最初に聞いた時、私はパカッと開くタイプのものを想像していた。なぜなら、本というものは右のページと左のページが密接に関連しながら成立しているものだから。特に漫画は、右のページと左のページの関連性が深い。“見開きページ”というものがあるし、普通のページでも、漫画家は左右のページの構成、バランスを見ながらネームというものを考えている。
 ところが間もなく世に出た電子書籍リーダーとやらは片面ページがデフォルト。なんでや! アップルのIpadがそのベースを作り、その後にKindleやらが後に続いたが、みんな似たような見た目。パクッただろお前ら!
 巨大な漫画文化、漫画市場を抱える日本から見ると、片面表示がデフォルトの従来の電子書籍は、どうにも噛み合わないところがある。電子書籍だと読者に不完全なものを読ませてしまう……というジレンマがあったように思える。
(解像度が低いし、ページめくるのに時間かかるし、デジタルなのに「索引」がないし、なんのためのデジタルなのか!!)

 しかし、これ……名前はeOneBookでいいのかな。eOneBookはまず本のような見た目で、パカッと開き、見開き表示の漫画が出てくる。「ダウンロードすればあらゆる漫画がたくさん入ります!!」という仕様ではなく、『北斗の拳』だけが入っている。本棚に置いた時の印象を考えてくれているのが嬉しい。装丁と中身が一致している、という“モノ”を手にした時の嬉しさをわかってくれている。そう、欲しかったのはこういうのだったんだよ!!

 ただ……気になるところもあって、ページとページの間、ちょっと空きすぎじゃないかな。もうちょっと寄せて欲しい。左右ページを深く関連させて欲しい。液晶のサイズもちょっと小さいような……。
 もう1つ気になるのは電池式ということ。単4電池4本。
 電池式なのは……確かに余計な配線に気をとられずに済むし、10年後や20年後、その当時の規格が手に入らないとなった時、電池式だといつでも簡単に手に入るので気は楽。しかし電池か……。

 もう1つ、究極的な問題は、“流行るかどうか”。『北斗の拳』は名作だから、「是非欲しい」という人は一杯いるし、実際お金を出した人はeOneBookに惹かれたのではなく、『北斗の拳』というタイトルに惹かれたのだと思う。しかし、この後に続く作品があるか。最近の作品のeOneBook版を作ってもちゃんと売れるのか。(『ドラゴンボール』なら確実に売れると思う)
 私としては面白いから流行って欲しいと思うし、普通に書店に並ぶようになったらいいと思う。ストーリーが完結して、10年くらい経った作品は、コレクター商品としてeOneBook版としてまとめられたらいいな、と。

10月18日 Netflixアニメの話題

ねとらぼ:「一般アニメの製作費の数十倍」はホント? Netflixはアニメ制作会社にとっての“黒船”になるのか 担当者に聞いた

 こういうのがこれからの時代になるのかもね。

 ニコニコ動画でアニメが正式配信されるようになった時、「もうそろそろテレビとはお別れかな」という気がした。
 というのも、アニメはテレビアニメというフォーマットに捕らわれすぎているのではないか……という気がしていたから。アニメをテレビ放送する限り、25分×1クール(12話)という構成に捕らわれてしまう。
 もちろん、この構成でピタッと収まっている作品はいいよ。そういう作品は一杯あるし。でも12話分のエピソードがなく、延々お話を引き延ばして薄味になっている作品とか、12話で尺が足りず、最終話がただのダイジェストになっている作品とか、やっぱりあるわけで。
 エピソードが足りないんだったら、別に8話くらいで終わってもいいじゃない。尺が足りないなら、16話くらい作ってもいいじゃない。ネットのみに切り替えたら、“その物語にあった相応しい尺・話数”で作れるじゃないか。
 と、いう話を当時のブログに書いたっけな。
 何年前の話だっけ?
 現実はそんなふうにはならず。アニメのネット配信はなんとなくテレビという権威に配慮しているような感じ。
 というか、公式のアニメ配信を最初にやったニコニコ動画は、衰退の一途。今では数本のアニメが配信されている程度(今期、私がニコニコ動画で見る予定のアニメは1本だけ)。後から来たライバル……Amazonプライムやdアニメストア、AbemaTV、Netflixに押されまくり。残念でならない。
 なんだろう……ニコニコ動画は社員にやる気がないのかね。

 それで、今回の話題となっているNetflix発のオリジナルアニメ。
 制作費は地上波アニメの数十倍……という噂は事実ではないが、数倍というところまではどうやら本当の話のよう。
 ただし……

――現場のアニメーターさんたちからは「高額の製作費が出ているはずなのに、自分たちに支払われる賃金はいつもと変わらない」という声もあがっているようです。

中島さん:私たちは制作会社に対して、ライセンスフィー(契約金)をお支払いしていますが、その先のお金の使い方というのは制作会社の範ちゅうになります。アニメーターの方からそうした声が上がっているということは把握しておりません。

 気になるポイントはここ。「自分たちのところにお金が回ってこない」という声がNetflixアニメのことを間違いなく指しているのか、という検証は必要だとは思うが。
 Netflix側は「きちんと制作費は払っている」、とはっきり証言している。これで末端にお金が回っていないという話なら、どこでお金が止まっているかきちんと調査すべき案件だろう。

 引っ掛かるポイントはあるが、納期の問題とか、目標とするクオリティに達していなければ延期してもいいし、全話納品してから配信日を決めるという考え方がいい。というか、なんで今までそうしなかったんだろうか……とすら思う。それができない、受け付けられないという限り、テレビはダメなんだと思うし(テレビは「未完成でも納品しろ」のスタンスだから……テレビ番組のクオリティが落ちるのは当然だ)、そのうちにも「作り手側がテレビを選択しなくなる」……という将来もあり得るだろうと思う。
 本当いうと、前から「別にアニメは週一でなければならない理由はないじゃない」……という気もしていて(雑誌と同じように、隔週や月一という選択肢もあるだろう)。そういうものにフレキシブルに対応できるのはネットの強み。

 と、こういう話を書いてきたけど、私はNetflixには登録していない。現状、貧乏の極みでネット配信サービスをチェックできていなくて……。それで見ているのはニコニコ動画だけ。とりあえずニコニコ動画なら、ネット配信されているアニメは見れるからいいや……と思ってたが、それもそろそろ限界、そろそろ潮時だ。もうニコニコ動画で配信されていないアニメとかわりとあるしね。

 将来的に、ネット配信サイトがお金を出してアニメを制作する……という流れができても面白いと思う。Netflixはもう始めているわけだけど、その他の配信サイトも同じようにやって、それぞれのサイトでしかやらないアニメ……みたいにやればいい。ニコニコ動画だって一応先駆者ではあるのだから、オリジナルアニメ作ればいいのに、と思う。
 それで色んなところに分散しすぎて、あちこちにお金を払わなくてはならなくなると大変だが……。「どこでやっているのかわからない!」という声もきっと上がるだろうし、そういう時、ユーザーを混乱させない工夫も大事になってくる。


10月17日付記事
Netflix:2018年度にオリジナルアニメ30本、映画80作を予定 予算は約9000億円
 Netflixの第3四半期決算が公開され、2018年度にコンテンツに費やす予算が70~80億ドル(約7900億円~9000億円)になると発表されました。ちなみに昨年同時期に発表された2017年度の予算は60億ドルでした。
 合わせて公開された同社役員へのインタビュー動画で、チーフコンテンツオフィサーのテッド・サランドスさんがオリジナルアニメシリーズを30作品、オリジナル映画80作品を2018年度リリースに向けて準備中だと語っています。

 予算9000億円で、アニメを30本、映画を80本制作する……とのこと。
 なんかすごい数字だな……。
 これからネット発のアニメが大きなものかも知れない。もちろん、問題は“予算の大きさ”ではなく“面白いかどうか”だが。

 ただ、9000億円の内訳が気になる。映画1本に100億~200億円を使って、残りがアニメで、結局普通のテレビアニメと同じくらいの予算……とかじゃあるまいな。

10月8日 夏アニメの感想を書きました

当ブログ:2017年夏期アニメ感想を一言ずつ

 ブログ更新しました。
 いつものゆるーいアニメ感想を一言ずつ書いているやつです。最近はちょっと長めになりつつあるけど。

メイドインアビス 取り上げている作品は次の10本。

サクラクエスト
NEWGAME2
魔方陣グルグル
レクリエイターズ
アホガール
てーきゅう 9期
終物語
THE REFLECTION ザ・リフレクション
RWBY
メイドインアビス

 夏アニメのベストは『メイドインアビス』です。

 このブログを公開した影響かどうかは知らないが……またTwitterのフォロワー減ったねぇ……。ついに350人下回っちゃった。
 どうやったら増えるんだろうねぇ。今時、普通の人でもフォロワー350人なんてないよ。「作品を公開しました!」と紹介しても、クリック数ゼロとか普通にあるし。
 いろいろやっているけど、もうわかんねーや。

 もしかしたら、私の姿なんて、誰にも見えてないのかも知れないね。なにせ、私はとらつぐみ《鵺》だから。

10月9日 気付けばイカリング終了

 ……しまった。
 イカリングって9月30日終了だったのか。いま気付いた。終了になる前に画像を記念に残しておきたかったな……。

 Switchが大ヒットして、大きな負債だったWiiUを切り離そうという目論見はわかる。WiiUの失敗が大きかっただけに仕方ないかな……と思うところもなくはないけど、しかし早すぎ。潔い撤退、という言い方もあるかも知れないけど。Miiverseもだけど、できれば数年くらい残しておいてほしかった。
 Miiverseはスマートフォンの中に代わるサービスを作って、移行してほしかったな……。

10月10日 尻から血が出る話

 1ヶ月ほど尻から血を出していたけど、ようやく収まってきた。どうやらヨーグルトが良くなかったらしい。乳製品はヨーグルトでもダメか……。こりゃチーズでもダメかな。

 食べるものを極限まで絞って、栄養価の高い食品のみを食べよう……という作戦だったのだが……。いや、おかげでどの食品がダメなのか、はっきりと把握できたけれども。

 それでも、毎日腹は下し続けている。この体質さえ、どうにかできればなぁ……。

10月11日 温泉回・水着回って本当にテコ入れになっているの?

ニコニコニュースオリジン:アニメの水着回・温泉回って実際テコ入れになっているの? ニコ生視聴者データを元に分析してみた

 しかしながら、この水着回や温泉回、実際にテコ入れとして機能しているのだろうか?

 そんな疑問を解決すべく、ニコニコ生放送で上映されたアニメの中から、水着回、温泉回を洗い出し、通常回と比べて来場者、コメント数が増えているのか調査してみた。

(中略)

 その中で、水着回・温泉回がひとつ前の話数の通常回に比べて来場者が増えたタイトルが3/9、コメント数が増えたタイトルが4/9、どちらも増加したタイトルは1/9という結果となった。

 これから分かることは、水着回=テコ入れに直結するわけないということ。とくにストーリーメインのアニメでは、来場者・コメント数ともに通常回通りの傾向を示すケースが多く、視聴者へのサービスのための唐突な露出もデータを見る限り効果は薄いようだ。

 まあそうだよなぁ。
 だって、そもそも水着回・温泉回は別に面白くないもの。水着回・温泉回が本当に“テコ入れ”としての効果があるかどうかは、前からかなり疑問だった。たいして効果はない……ということが数字で証明されてよかったように思える。
 コメント数が増えるケースがそこそこあるが、これは多分、「●REC」とか「円盤では湯気が消えます」というような定番のワードをみんなでワーッと書き込むからじゃないかな。ニコニコ動画文化というやつだけど、やっぱり「コメント打ちやすい場面」というのがあって。ゲーム実況やっている人なんかは、意図的に定番のワードを入れさせようと誘導する人もいるくらいだから。
 水着回・温泉回はせいぜい「誰でもコメントを打ちやすくなる」機会が増える程度で、作品全体・円盤ビジネスにおいて、それほど重要ではないんじゃないかな。

 ところで、それ以前の話として、水着回・温泉回をテコ入れとして作られているかどうか……という疑問もある。物語の展開として、「夏」で「プール」という舞台が用意されていて、ここまで筋立てがあって水着を着ないというのはおかしい。どちらかといえば、物語的な意図としてあるもの。あるいは、それまでの展開から空気・リズムを崩すのが目的。意識的に、「異色の場面」として水着回・温泉回を入れているのかも知れない。そうすると、女の子の肌を見せるのはある程度のサービス的な意図はあるかも知れないけど、それ以上の、“テコ入れ”としての爆発力なんて期待されていないのではないだろうか。水着回・温泉回を含むDVD・ブルーレイの売り上げが上がっている……というのであれば効果あり、と見なしても良いと思うが。
 という話をするのも、女の子の肌・裸を描くことに、そこまでの執着や愛着をあまり感じてなくてね。女の子の裸を見せたいのなら、もっとカメラを寄せるでしょう。
 うるし原智志の『プラスチックリトル』という漫画作品をずいぶん前に読んだけど、この漫画の入浴シーンは凄い。コマ割がそれ以外のシーンと明らかに違う。大コマを使って女の子の裸をドーンと描き、入浴シーンだというのに上半身はお湯から出し、さらにオッパイまでを必ずフレームの中に収める(なぜか湯量が少なくて、オッパイモロ出しになる)。うるし原智志のオッパイ作画へのこだわりはみんな知っていよう。ページ全体が女の子の裸とオッパイが占領するという、見た目的にも何ともいえない迫力があった。裸を描きたい……という意思力が現れると、ここまでのある種“凄みのある”入浴シーンができあがる。
 一方、だいたいのアニメに描かれる入浴シーンなんて、せいぜい2~3分程度のシークエンスだし、肝心な部分は隠れたまま。湯気や光線は円盤で取れることもあるけど、あの程度の乳首をちらちら見た程度では……ねぇ? アニメの裸表現……乳首や陰部の作画手法は、アニメ全体の表現進化の度合いと比較しても、さほど進化していないし。裸画像を求めるならDMMのほうに行くでしょう。

 でも……まさか水着回・温泉回を本気でテコ入れのために作られている……と思っている人なんてないよね。
 ネット上の“テコ入れ”のワードもすでにジョーク的なもの。まさか本気だと思っている人はいるまい。

10月14日 ゲームの物語をよりよくするには?

Gamesindustry:「This War of Mine」のリードデザイナーが語る,ゲームでより良い物語を語る方法

 ふむふむ、なるほど。
 これは勉強になる。しっかり熟読したい。

 与えられた情報をもとに人間が勝手に物語を作ってしまうというのは,映画でいうクレショフ効果がこれを証明している。

 映画の技法書を見ると、必ずというほど載っているこの技法だけど、そうか「クレショフ効果」という名前だったのか。今まで読んだ本の中には、名前は付けられてなかった。これは良いことを知った。


 ここからは私の話。
 ゲームは2種類に分けられる。
A・主人公が喋るゲーム。
B・主人公が喋らないゲーム

 私はAのゲームを「キャラクター同士が対話をするゲーム」と呼び、Bのゲームを「ゲームとプレイヤーが対話をするゲーム」と呼んでいる。勝手に。私が個人的にそう呼んでいるだけなので、まあ気にしないで。
 Aのゲームの場合、プレイヤーは映画の観客や、小説を読むような感覚で物語を追いかける。一方のBは、プレイヤーの体内から出てきた思いが、ゲームの主人公の思い……ということになっている。
 やはり最近のゲームは、ストーリーにこだわった作品の多くがAの方法を取っている。Bのほうは多くはなく、『ドラゴンクエスト』や『ゼルダの伝説』といったメジャー作品ではまだ採用されているが、どちらかといえば少数派だ。
 もちろん、Aのゲームは決して悪いわけではないが、ちょっと気になるところもあって。時々だがプレイヤーの思いと、ゲームキャラクターの感情との間に齟齬が起きることがある(それも1つの楽しみだが)。この場合、主人公の思いと、プレイヤーの思いが可能な限り重なっている作品、重なっているように誘導できているシナリオが優秀ということになる(これはゲームに限らず、小説や映画でも一緒)

 カットシーンで見せる能力と,ゲームプレイで起こる能力の間に巨大な隔絶がある
 重要な判断がプレイヤーによってではなく,プレイヤーのために行われてしまう
 シーンにおけるモチベーションが,実ゲームプレイ由来のものしかない

 Artur Ganszyniecさんも“悪い例”として上のように挙げている。実際、ゲームのストーリーを追っていて、こういう「おや?」という場面……ムービーシーンに入って、キャラクターがあまりに突飛とも思える行動を示す場面がある。例えば、実際ゲーム中では絶対できないようなスーパーアクションを披露して、重要な局面を切り抜けてしまうとか。
 そこで私が気にかけているのはBのパターン。というのも「シナリオ重視」のゲームはほとんどがAのパターン。すると、Bのパターン、こっちの技法・文法は実はまだ未開拓なところがたくさんあるんじゃないか? とかなり前から思っていて。
 私は前から、インディーズゲームの制作を画策している……という話をしてきたと思うが、そのアイデアを今たくさん練っているところで、そこでBの技法を押し進めることは可能じゃないか? そのためのアイデア、考え方をいくつか出しているところでもある。
 といってもその全容をいま話すべきじゃないだろう。「仮説を発表するのは実証を済ませてから」というのが私の考え方だ。……実証を終わらせてない段階で発表すると、恥を掻くだけなので。
 今回はいい情報が得られたので、私が考えていた方法に付け足しをしておこう。

10月17日 こんな夢を見た。喪黒福造が逮捕される夢。

 妙な夢を見た。私が警察官になって、喪黒福造を逮捕する……という夢だった。



 夢の舞台は駅。赤煉瓦のお洒落な感じだが、駅の左手にはブロック塀に囲まれた墓場になっていた。
 私は巡査だったが、この日は私服姿で駅前に張り込んでいた。私だけではなく、駅周辺にいる通行人全員が警察官だった。今日は世紀の大捕物がある……というので、署を挙げて人員が配置されていた。私もその大捕物に駆りだされた1人だった、というわけだった。
 被疑者の名前は喪黒福造。詐欺師……ということだが、ただの詐欺師ではない。その異様な活動によって多くの人が転落していった……という話だが、経済的な損実、個人の資産が移動したという事実すら確認できず、被害者の話を聞いてもいるんだかいないんだか存在があやふやで、それゆえに警察の手にかかることがこれまでになかった。その当人の話の中にしか被害の実態が存在しない……話を聞いても喪黒福造という幻覚を見たんじゃないか、というしかない話ばかりだった。

 と、ここで話は過去に遡る。
 喪黒福造。
 戦中の生まれで、戦後の混沌期には小さな詐欺グループに所属していて、その当時、逮捕歴がある。
 戦中戦後の混沌に飲み込まれ、相当な貧困とその時代特有の理不尽にさらされ、生き抜くための手段として手を付けたのが詐欺だった……そんな感じだろう。
 喪黒福造に関する公的記録はここで終わっている。たった1つの逮捕歴以降は、住所不明で生死不明。どんな記録の中にも出てこない幽霊みたいなやつ。名前だけが人から人へと渡り歩いて語り継がれる、都市伝説みたいな何かだった。

 戦中の生まれでその当人だとしたら、今では80過ぎのお爺ちゃんのはず。そんなお爺ちゃんが今も住所不定で詐欺行為を続けている……そんなバカな話はない。
 事実としたら、なんのために? せめてお金のため……とかそういう動機、結果を求めているのならわかる。だが喪黒福造の被害者の多くは、直接的には金銭的被害を被っていない。資産を失った被害者はいるが、喪黒福造自身は1円も得ていないはずだ。人間関係を洗っても、当事者ともなんら縁故関係ですらない。そんな利益のない、悪意だけの詐欺行為が存在するものか。

 幽霊なのか妖怪なのかすらわからない詐欺師を、刑事がどのように存在を察知し、いかにして調査を進め、かつ部長から令状を引き出すに必要な情報を集めたのか……。
 まるでキツネかタヌキの幻を追いかけるような話で、今こうしている状況すら、全員まとめてキツネかタヌキに化かされているんじゃないか……そんな気すらしてしまう。みんな同じ気持ちなのか、駅前に集まっている私服警官達は、みんな大捕物の緊張感という感じではなく、妙のふわふわしたような、足を乗せるような地面がないようなそんな感じだった。

「来るぞ」

 イヤホンから声が入って来た。電車の中で尾行している刑事の声だ。
 連絡が行き渡り、駅前が静かにざわついた。通行人の振りをして、日常を装っているが、駅前がじわりと殺気立つ。全員が平静を装いつつ、駅の出入り口を注目した。
 電車が駅に入ってきた。プラットフォームに止まり、去って行く。それからしばらく間があって、乗客が出入り口から出てくる。
 乗客たちから少し遅れて、あいつは出てきた。身長は人並みだが、異様に肥えている。全身真っ黒なスーツに、真っ黒な帽子。帽子を深く被ってて顔は見えないが、間違いない。あいつだ。
 喪黒福造は駅から1歩出て、足を止めた。ぴくりと体を緊張させて、辺りを見回す。
 気付かれた。
「捕まえろ!」
 刑事が叫んだ。
 全員が突撃した。私も飛び出した。駅前を張り込んでいた全員が、一斉に喪黒福造に飛びかかった。喪黒福造は逃げようもなく、タックルされ、押し倒され、警官達が次々とその上に飛び乗って、人の山ができあがった。
「喪黒福造! 貴様を詐欺容疑その他諸々の容疑で逮捕する!」
 刑事の1人が令状を突きつける。警官の山が崩され、腕を引っ張り出し、その手首に手錠をかけた。

 大捕物は終わった。
 待機していたパトカーがやってきて、喪黒福造が連れて行かれる。喪黒福造はなんの抵抗もせず、大人しくパトカーのほうへ向かった。
 辺りの空気は、先ほどの緊張から一転、ほっとした安堵に変わりつつあった。世紀の大捕物が終わり、みんな緊張から解放されようとしていた。あるいは、キツネともタヌキともわからない喪黒福造が実在していたことへの安心感かも知れない。
 解放されようとしていたが、誰も溜め息すら漏らさない……。ただただ妙な、妙というしかない奇怪な空気が辺りを漲っていた。私の視界には、喪黒福造の背中と、その向こうの墓地が見えていた。その光景がなんとも形容しがたい不気味さと異様さを放っていて、喪黒福造がその異様さの主のようにも見えていた。
 喪黒福造が振り返った。80のお爺ちゃんなんかではない。50代かそれくらいの顔だ。まるまると肥えた体に、普通の人の2倍はありそうな異様に膨らんだ顔。それだけでも異様なのに、その目はことさら大きく、分度器を逆さまにしたような形で、その縁を隈取りしたかのように黒く染まっていた。
 その顔が、私を見てにたっと笑う。その笑みには優越感と嘲りがあった。逮捕されたことによる失望感はどこにもない。この状況にまったく狼狽えていない。それどころか楽しんですらいる。
 いったいなんだ……なんだったんだ……?



 夢はここで終わる。
 変な夢だったが、妙に気になるので、こんな形で残しておこうと思う。
 なにか意味のある夢だったのだろうか……。
 奇妙だが、ちょっと面白い夢でもあったので、そのうち漫画のネタにしようかな。

10月18日 ラジオ番組『思春期が終わりません』終了

『浅沼晋太郎・鷲崎健の「思春期が終わりません」』……終わるのか……。第1回から欠かさず聴いてきたラジオ番組だったのだが。
 思春期が終わって、大人になるのか。いつまでも思春期のオジサンであって欲しかった。

10月18日 ブレイブルーに『RWBY』がゲストとして参戦!

Nintendo | トピックス | 夢のクロスオーバー2D対戦格闘ゲーム『BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE』が、Nintendo Switchで発売決定!





『RWBY』のCGアニメーション、本家よりクオリティ高いんじゃない? この辺りは、アークシステムワークスの画作りの凄さ。そろそろアニメ業界に進出してきてほしい。

 ただ、アニメーションを見ていてちょっと引っ掛かるのが、カメラワークが“ない”こと。『RWBY』はダイナミックなカメラの動き――PANやドリー、ティルト――素早く、激しくカメラを振り、そのカメラの速度に合わせてキャラクターが滑走する。アニメーションの美しさ、格好良さもあるのだけど、やはりそこにカメラの動きが組み合わさってこそ。
 ところが、『BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE』では格闘ゲームという制約があるため、1つの画面の中のみでアクションをこなさなければならない。ワイスの魔方陣を使ったアクションは、もっとカメラの動きを使ってスピード感やダイナミズムを見たい。ゲームだと、どことなく動きが縮こまって感じられる。
『RWBY』はもともとアクションの志向が格闘ゲームっぽいから、親和性はすこぶる高いが、原作の持っている痛快さが1つなくなっているところがちょっと惜しい。『ドラゴンボール ファイターズ』のように派手にカメラを動かすことをコンセプトに組み込んでいる格闘ゲームもあるけど、どのゲームでも同じように作るわけにもいかないし……。

 いっそ、『RWBY』単体のゲームが生まれたらいいのに。「格闘ゲーム」というコンセプトだけではなく、アニメーションで見たように派手にカメラを使って、さらに仲間キャラクターと連携したアクションができるゲーム。制作はもちろんアークシステムワークスにお願いしたい。『RWBY』をゲームにするのに、アーク意外にはあり得ないでしょう。

10月24日 マリオオデッセイにちなんで、マリオシリーズの話題

マリオオデッセイ 次のマリオ……『スーパーマリオ オデッセイ』は「64版」スタイルの3Dゲームなのね。色んな映像を見ているけど、ものすごく楽しそう。『マリオ』の映像で久し振りにワクワクした。是非NintendoSwitchを買ってプレイしたい。

 ところで、岩田社長体制の頃のマリオは、難易度が極端に下がっていた。WiiとWiiU、それからニンテンドーDSシリーズの頃だ。古典的な2Dスクロールタイプと、上から見下ろしたタイプの小さな箱庭タイプの3D(これ、結構好き)
 岩田社長の頃は、「ゲーム人口の拡大」を標榜としていた。それでマリオに「案内人」の役割を与えられていたように思える。
ニュースーパーマリオU 今はもっと複雑なゲームが作れるのに、あえて2Dスクロール。難易度もかなり低く、何度も失敗するようだと無敵アイテムを提供。それでもどうしてもクリアできないなら、スキップさえも認めてしまう。至れり尽くせり。さすがに過保護すぎじゃないか……「ゲーム人口の拡大」を盾に、やり過ぎじゃないか、とすら思えてしまった。

 しかし、確かにゲームは難しくなりすぎていた。今のコントローラーはボタン数が非常に多いし、常に高度なテクニックが要求されるし、3D視点のゲームも多くなった。
 ゲーマーから見ればそんなもの当たり前。できて当たり前。複雑だと思うほうがおかしい。その思い込みが、多くのユーザーを排除してしまったのではないか。
 思い起こせば、3Dのゲームが出始めた頃、「うまく操作できない」「3D酔いする」という人は多くいた。そういった声は次第に聞かれなくなった。3Dの感覚にこなれたのだろうか? いや、多分淘汰されたのだろう。追いつけない人達は、去って行ったのだ。
 気付けば、ゲームはコアなユーザーばかり。変な思想で、特定のゲームハードに固執する人も多い。ここを変えろだろ、俺達の思い通りにしろだの、声ばかりが大きい。面倒な人ばかり、増えてしまった。
 決定的に数が少なくなったのは、中級者だ。ミドルユーザー。ライトユーザーはみんなスマートフォンゲームに流れていってしまった。いるのは変なコアユーザーだけ。普通の発言をする中級者層、普通の立場の意見を言う中級者が決定的に少なくなった。(中級者の意見は、上級者に圧殺されて無視されてるだけかも知れないが)
「ゲームは難しいのが当たり前」その思い込みが、ゲーム人口の減少させ、変なユーザーばかりが残る現象を作ったのではあるまいか。

 それで、おそらくはマリオがライトユーザーへの案内人役を任されていたのだと思うが、そうすると複雑なもので、マリオシリーズ自体から魅力が弱くなった。
マリオ64 かつてのマリオは……ファミコンのマリオは様々な驚きがあった。『マリオ3』は名作だ。SFCのロンチである『マリオワールド』はロンチタイトルとは思えないくらい優秀だ。NINTENDO64の『マリオ64』は3Dゲームの革命を起こした。マリオシリーズは色々あるけど、マリオシリーズにはいつも先進的な驚きがあったし、それがもたらすワクワク感があった。そのハードの性能を見せる、最初のデモンストレーションだった。時に、ゲーム史に対して革命を起こすこともあった。
 それが、Wii以降のマリオは過去作の繰り返しと焼き直し。過去作の仕組みをちょこちょこっと入れ替えて一丁上がり。そこには何も驚きもなく、革命もなく、深みもない。わかりやすいし遊びやすいが、なんら新しさを感じるものはない。見た目的にも、「いつの世代のゲーム?」と問いたくなるくらい平凡で退屈。WiiUのマリオは、「これ、WiiUである必要はないよね」と落胆した(WiiUもまあそれなりのスペックだったのに、そのポテンシャルを見せるのに相応しくなかった)

 でも、それでも実際に手に取ってみると、そこそこ以上の面白さはきちんとある。ちょっとしたギミックを代入しただけで、“ちょっと面白い”を達成している。そういったところに、任天堂スタッフのポテンシャルの高さを感じ取ることができる。毎回毎回、様々な新しいギミックが考案されていて、よくもネタ切れにならないものだと感心する。常に“面白さ”という部分には安定感がある。“そこそこ以上に面白い”を達成できているから、このシリーズに対して、Wii以降のマリオには複雑な気持ちがあったわけだが……。
 ただただワクワク感がない。
 ライトユーザーはむしろ、「映像が凄い!」「このホラー恐そう!」と、やっぱりそういうぱっと見の驚きのほうを求めるものだ。子供もどちらかといえば「格好いいもの」に惹かれる。すべての子供は中二病予備軍だということを忘れてはならない。そういう理由で、子供も選択肢から「マリオ」を外す。ライトユーザーへの案内役なのに、ライトユーザーすら寄ってこないというスパイラルが起きていたように思える。

 余談。
 2016年リオデジャネイロオリンピックの閉会式の時に、安倍晋三首相がマリオの扮装で登場した。この時、「マリオは日本のものじゃないだろ!」と憤った人がたくさんいた。具体的にどれくらいの人だったのか把握していないけど、この時に憤ったり、驚いていた人は非常に多かったそうだ。
 もちろんマリオは京都生まれだ。『スーパーマリオ』シリーズは初代から日本生まれ、京都産のゲームだ。任天堂は大正創業の、カルタ、トランプ、花札を製造する由緒ある老舗だ。そんなの当たり前。常識。……と私は思っていたが、実は一般常識ではない、ということをこの一件は明らかにしてしまった。
 常識だろ。なんで知らないんだよ。……そんなことは言ってはならない。知らない人もいるかも知れない。知らない人へきちんと情報を伝える、さらに一歩進んで、面白さを伝える。
 届かなかった情報に価値はない。大きな商売をする時には、それだけきちんと情報を伝えなければならない。知らない人、興味がない人、情報を誤って認識している人にも、正しく情報を伝えること。これが大事なのだ。

 と、まあ遠回りしたけど『マリオオデッセイ』。なんというか、ひさしぶりに尖ったマリオが来たな……という嬉しさがあって。あの広大な世界観や、ポリーンのお洒落な歌唱。「かっこいい」マリオだ。やっぱり、マリオに「初心者への案内役」なんてやらせなくても良かったんだ。そういうのは、『1・2・Switch』あたりにやらしときゃよかったんだ(スマートフォン版も入口になってるしね)。WiiUの時は、「これWiiUじゃなくてもいいね」と思ったけど、ちゃんとSwitchというハードに相応しく、そのハードのポテンシャルを見せつける、「そのハードにおける1本」になっている。
 マリオは、尖っていて、それでいて親しみもある。そういうものであってほしいし、そういうものに戻ってきたんだな……というのがなんか嬉しい。

 これも岩田体制じゃなくなったから? いや、Switchの構想には岩田聡前社長も相当に関わっていた、という話を聞く。
 やっぱり、きちんとしたソフト構想。『1・2・Switch』を入口にして、『ゼルダ』があり、『ARMS』があり、『Splatoon2』があり、それぞれが、それぞれでハードの特性、魅力を伝える役割をそれぞれ担っている。担わせている。そういう流れを作って、Switchというハードを語ろう……そういう構想をきちんと立てて、その結果が出たからじゃないかな。それで『マリオ オデッセイ』は10月発売だから、もうマリオに初心者への案内役はさせなくていい。そういうことじゃないかと思う。これも多分、WiiUの失敗から学んだんじゃないかと想像するが……。

 もう1つ、ちょっと逸れる話題として、Switchソフトの順調さ。WiiUの頃は酷かったな……待てども待てどもソフトがさっぱり出ない。WiiUは初期の頃には勢いがあったが、ソフト日照りがあまりにもひどくて、熱が去ってしまった。
 Switchは大きなタイトルが1~2ヶ月おき。これを彩るように、各メーカーから多彩なソフトが出ている。良いペースでの発表が続いて、それがハード売り上げにいい影響を与えている。このペースで発表できるのも、小泉歓晃プロデューサーによると開発部門を1本にまとめたから……だそうだ。
 そういえば開発部門をまとめるのも岩田聡社長の功績だったな……。そう思うと、岩田社長の資産が今も残っていることを感じさせる。

10月25日 無断転載について

 Twitterで書かなかった話題。
 Twitterのトレンドで、「無断転載」が話題になっているようだ。切っ掛けになったのは、「ねとらぼ」のこちらの記事。

ねとらぼ:画像無断使用への請求代行サービス「COPYTRACK」が話題 「日本では特にキュレーションサイトの案件が多い」

 個人的には複雑なお話で……。
 私は、色んなイラスト投稿サイト・写真投稿サイトに画像を作って載せているが、プロフィール欄に「無断転載禁止」などは書いていない。多くの絵描きはここに「無断転載禁止」とか書いているのだが、私は書いていない。
 まず、基本的には「Twitterやブログに私の描いたイラストを載せるなどはOK」というのが私のスタンス。しかし、NGラインをどこに置くべきか……ここにまだ迷いがあって。「どこまでなら許せるか/どこからがNGなのか」このポイントをどこに置くべきか迷っているところがあり、明確にしてしまうと将来的に細かい案件に対応できなくなる事態も起きるような気がして、それであえて「何も提言しない」という、消極的な立場を取っている。良くないことだけど。

 事情は、もう一つある。私は漫画やイラストができあがると、Twitterに「pixivにイラストを投稿しました」なんて報告する。Twitterはひとつのツイートに対して、見た人がどのようにリアクションをしたか、細かくチェックすることができる。
 それで、「pixivにイラストを投稿しました」というツイートの、pixivへのURLをクリックする人は――だいたい「1人」くらいだ。「0人」ということもある。私のTwitterの拡散力というのは、その程度。Twitter切っ掛けで私の絵を見に行く……という人は1人いるかいないか程度でしかない。
 二次創作なら、もともとの作品が好きな人が「作品名」を検索して探しに来てくれる(私のTwitterから見に行く人はほぼいない。これはpixivアンケートで確認済み。私のTwitterから来たという人はいなかった)。しかしオリジナル作品は評価されない以前に、見てもらうことから難しい。前に、オリジナル→二次創作→オリジナル→二次創作とサンドイッチ方式で作品を発表した。二次創作作品のついでにオリジナル作品も見てもらえるかな……と思ったら、閲覧数に10分の1近い差。「次の作品」でクリックすらされなかった。
 どうあがいても、オリジナル作品には興味を持ってもらえない。クオリティの話でも、同じクオリティでも多くの人は「知らないキャラクター」よりも「知っているキャラクター」のほうを選ぶ。
 しかし、時々、閲覧数が1000くらいポンッと増えることがある。なんだろう……と思ったら、とある画像掲示板に掲載されていたのだ。
 私がTwitterやブログでどんなに宣伝しても、見てもらえるのは多くても3人程度。誰かに無断転載、無断掲載されたのほうが見てもらえる機会が増えるのだ。
 そういうわけで、「無断転載断固としてNO!」とは言えない。「無断転載ダメ!」と書いてしまうと、下手すると私のイラストを見る人が10人くらいで止まる恐れすらある。曖昧にしているのは、実はそういう理由もある。

 単純にうまくなれば、もっと堂々と「ここからOK/ここからNG」みたいに書ける……という話。今はむしろ曖昧にすることで、見てもらえる人の機会を増やそう……と、そういうつもりでいる。

 ここで何度かお話していることを繰り返すが、かつてネットは「ロングテール」が特徴の1つと呼ばれていたが、今は違う。最先端の時間において、どんな情報を共有されたか。過去に遡って情報を探る人はもちろんいるけども、そういう人は少数派。「情報さえ置いていれば、誰かが検索してくれる」……そんなわけはない。1ヶ月前に描いたイラストとか、再び閲覧されることなんてないもの(“ほぼない”ではなく“全くない”)
 最先端の時間で、誰も話題にしなければ、その情報に光が当てられることはない。むしろある程度緩めに考えておいて、無断転載・無断掲載されていたほうが、情報は拡散されやすい。今は、「自分の気になる情報」のみを選別して、それだけしか見ない人は多い。変に締め付けを厳しくしてしまうと、お客さんの幅が広がらない……ということも起きるかも知れない。
 大多数の人は、自ら検索してその情報に行き着くのではなく、キュレーションサイト……ようするにまとめサイトに転載されているのを見て、その情報を知る……というパターンが増えている。まとめサイトで切っ掛けを持つ人が圧倒的に多くなっている……というところにも注意すべきだろう。
 私のTwitterなんかは、ぜんぜん拡散されない。情報がぜんぜん伝わらない。一生懸命告知しても、ぜんぜん読者が増えない。あまりにも見てもらえないので、もしかして私のTwitterは世界に向けて発信されてないんじゃないか、とすら思うこともある。むしろ、「他の誰か」が勝手にやってくれた時のほうがはるかに効果がある(転載された作品だけが閲覧数・評価が高くなっているというのが現実だから)。だから、今は黙っていたほうがいい、気付いていないフリをしていたほうがいい……そう考えている。
(YouTubeやニコニコ動画に転載されているラジオ番組とか、あれ絶対「気付いてないフリ」だと思ってる。公式運営は絶対気付いてるはずだよ)

 そういうわけで、ゆるめゆるめに考えて行こう……と考えている。

10月29日 ああ、Splatoon2やりたい

 今も一日の仕事終わり後に『Splatoon1』で遊ぶけど、そろそろ『2』で遊びたい。
 改修されたBパスパーク、いいなぁ。スタート地点左手の謎通路が広くなって、意味のあるものになっている。いいなぁ。いいなぁ。

10月30日 ProjectMOE 第6話その11公開になりました

 pixivに漫画最新話が公開されました。『ProjectMOE 第6話その11』です。
 今回は本編48ページにおまけ付きです。ぜひ読んでください。

pixiv:ProjectMOE 第6話その11

 さて、ようやく『第6話その11』までやってきた。あと1本で第6話完結。次回で完結。
 はじめは1年くらいで終わるだろう……という見積もりで始めたものが、まさかの2年半以上。ただただつらかった。作業はハードだし、収入は出ないし、読者も評価もどんどん落ちていく。もうただただつらい。地獄だった。
 それもようやく終わりが見えた。
 今は『第6話その11』を描き上げた直後で、疲労がどっと来ている。ここ最近あまり寝てないのも来ているかと思われるが……(ただの不眠症です)
 しかし休んでいる場合ではない。次に取りかかろう。早くしないと今年が終わってしまう。
 ニートに休日はない。あともうちょっとだ。もうちょっと。


 そうそう。
 漫画最新話にはおまけが付いている。今までサムネイルのみでしか見せていなかったイラストの全身図を、低画質で公開。これらは後の単行本に、高画質で収録される予定だ。
 第6話の制作がそろそろ完了間近で、単行本第2巻の制作に入るので、その単行本に収録されるミニイラスト集の中身はこんなんですよ~という宣伝が目的。
 繰り返すが、単行本版では高画質版を収録。低画質版とは見た印象がまるっきり違いますよ。「低画質版を見たから、もういいや」ではなく、ぜひ高画質版に興味を持ってください。
 単行本第2巻の完成が近くなると同じ絵を上げると思うけど、その時は気付かないふりでお願いします。

10月30日 いろんな投稿サイトと接して思うこと

 漫画は色んなサイトに投稿しているのだが、これだけ数が多いとたかが投稿するだけの作業でももの凄く時間がかかるし、すごく疲れる。
 それで、やっぱりpixivへの投稿が一番楽。わかりやすいし、時間もかからない。ページ枚数が多くても受け入れてくれる。
 多くのサイトは、「アップロード」してから「容量が大きすぎます」って出るんだもの……。限界サイズがどれくらいなのか書いてくれていないところは結構あるから、枚数を調節して何度もアップロードしなくてはならなくなる。何度も同じ作業をやらされて、非常に面倒。
 一番面倒くさいのがEnty。使い勝手が悪い。Entyの場合、ブログ風の記事作りができる……というのが売りだから、他と比較するのは間違っている感じはするけど。

 疑問だけど、なんで使いにくい、やりづらい方法のままにしているんだろう? わかりやすい、使いやすいやり方に変えていけば良いのに。アップロード画面にテコ入れが入ることは滅多にない。「このサイトのアップロード画面はわかりづらいし使いづらい」なんてものは、サイト運営者ならすぐにわかるでしょ。
 画面をパッと見でわかりやすい、使いやすい、あるいはデザインが格好いいかどうか、というのはそのサイトが流行るかどうかに直結する。使いづらいと「発表する側」の負担になる。そんなのは、ここで指摘する間もなくみんな知っている話なのに、意外にこだわる人が少ないというか……。TINAMIとか、もっとちゃんとやればいのに、とかいつも思う。TINAMIは本当に使いづらい。

 あと、pixivのユーザーは優しい。普通に肯定的なコメントを残してくれるもの。
 某サイト……伏せてもしょーがないので書くけど、ひどいのはマンガボックス。一度、コメント欄を解放したけど叩きコメントしか来なかった。他のサイトでは、あんなひどいものはない。
 なんで民度に差が出るのか私にはわからないけど……。マンガボックスは読者数も伸びないし、あのサイトは引き上げようかと思ったもの。
 え? マンガボックスで人気が出たらプロデビューできる? お断りだよ!! あんなサイトからプロにないたいとは思わない。人に聞かれても、マンガボックスでの発表はオススメしないよ。

10月30日 漫画反省会を公開しました。

 ブログ更新しました。『ProjectMOE 第6話その11』の反省会です。

当ブログ:ProjectMOE 第6話その11 反省会

10月31日 漫画最新話の評判は?

 漫画発表から一日。結果は……。

pixiv閲覧数:159 いいね:3 ブックマーク数:4

 評価は発表の度に落ちていたけど、まさかここまで落ちるとは……。
 落ちるだろうと思っていたけど、実際のものを見るとつらい。

 本気出して1つのことに取り組んでもこの程度……。
 私の人生は、そろそろ終わりにした方がいいのかもね。

おまけ けものフレンズたつき監督降板で思ったこと

 9月25日、ネット界隈でちょっとした騒動があった。たつき監督が『けものフレンズ』のアニメシリーズから外された……という旨をTwitter上で報告した。これを切っ掛けにネット上は大騒ぎ。たつき監督降板を決定したKADOKAWAも、これに対応するために再度検討し直す……という事態にまで発展。今はどういうところに着地したかよくわからない。

 この件について、ちょっとした聞きかじりの話。

 当初はまったく期待されていなかった『けものフレンズ』はアニメが大ヒットして、KADOKAWAにとっても重要なコンテンツの1つになっていた。それゆえに、KADOKAWAは次の選択肢を慎重に選ばなければならなかった。

① これまで通り低予算でアニメシリーズの続きを作る。
② 大きな予算を付けて、実力のあるスタッフ、実績のあるスタジオで、ゴージャスな映像にする。


 それで、KADOKAWAはどうやら②を選んだらしい。それでたつき監督降板……ということになったそうだ。

 たつき監督降板の話を聞いた時「こういうことじゃないかな?」と想像はしていた。上の話も聞きかじりの話で、情報の信憑性とか、密度とか色々あると思うけど、大雑把なところは合っているんだと思う。KADOKAWAは、次の『けものフレンズ』を豪華なアニメにするつもりだったんだろう。

 しかし、これはちょっとどうやってもカドが立つというか……。なにしろ、『けものフレンズ』は当初、本当に期待されておらず、予算もまったくない。そんなコンテンツを大ヒットアニメに変えた功労者がたつき監督。すでに「けものフレンズ=たつき」の作品と見なす流れもできている。このたつき監督が下ろされたとなれば、あのツイートがなかったとしてもそれなりに騒ぎにはなっていただろうし、それをKADOKAWAが無視してゴージャスな『新・けものフレンズ』を制作してもやっぱり人気は出なかったんじゃないかな……と。『けものフレンズ』のファンとたつき監督のファンは重なっているところがあるから、いくらゴージャスにしてもファンは喜ばないというか、受け付けなかったんじゃないかな。
 そこを読み違えたのがKADOKAWAの失敗だったわけだ。
 いつまでたってもファンの気持ちを読めないのがKADOKAWAだ。こういう失敗も、KADOKAWAは今度も繰り返すだろう。
 この失敗で、KADOKAWAは来年度の予算を組み直すという面倒な手間をかけることになった……そういうところまで話は進んでいたか知らんけど。“もう1つのスタジオ”のほうにも話は行きかける……というところまで進んでたのかな。とにかくも、KADOKAWAは面倒をしょいこんだわけだ。

10月制作のイラスト

10月中に制作されたイラストのサムネイルです。
天子ミコ
天子サキ
唐手いぶき
天子サキ

次が、漫画最新話におまけとして公開された4枚のイラストです。
天子サキ
天子ミコ
唐手いぶき
色葉あや
ここで公開されたイラストは低画質版です。高画質版は『ProjectMOE 第2巻』に収録されます。

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