今日の夕方のニュースは、IATを除く各局が
速報・トップニュースで報じていたのが
「マルカンデパート事業引継ぎ方針へ」。
3月の閉店発表後に引継ぎ検討を開始した
花巻家守舎(はなまきやもりしゃ)でしたが、
結論を出すと言っていた5月末に、
「何とか引き継げるよう進めていく」との見解を出しました。

花巻家守舎(小友木材店内)の発表はこちら

明日6月1日より、上町家守舎という企業を立ち上げ、
本格的に引き継ぎ検討を進めていき、
最終的な方針を8月末に出すとのこと。

最近の建物を見た方はわかると思いますが、
ボロボロと言う言葉がよく似合う。
ただ、手入れが行き届いていないと言うわけではない。
使い切った、使い古したという言葉がよく似合う。
ある建築系の仕事に従事している方が言っていた
「マルカンは食堂は最高だけど、耐震補強面は最低」
というのがぴったりのような建物。

花巻家守舎の試算で初期投資に約6億。
中でも耐震補強に1~1.5億。
投資の費用は当初は10年で回収との見込みが、
15~20年かかるという見解になりました。

初期投資のうち、2億は6月中旬から8月頃まで
一般や企業からの募金を行って賄いたいとの話。
(未達成の場合は返金の方針とのこと)
また、コラボレーション寄付として、企業ごとの得意分野と
連携して共同開発等を行いモノ・サービスを販売して
売上の中から寄付をする企画もあるとのこと。
こちらは具体的事例が既に2件あり、コラボワインなど。
(こちらは未達成の場合は慈善団体に寄付予定)

夕方6時の会見の3時間前までどうするか検討したうえでの
結論だったそうで、相当な紙一重状態。
8月末にはダメでしたなんて言われても仕方ない位の状態。

大食堂の事業については、運営したいと言う
企業が複数挙がっており、マルカンがノウハウを提供、
運営が別企業のパターンも想定されるとのこと。
ここで別企業が運営するとなると、
別物になるかもしれないと言うリスクも。
ただ、いくら現状に寄せていったとしても、
「前のほうが良かった」なんて言う層は必ず
一定数居るもので、いかにその言葉を
言う人を少なくするかが鍵でしょう。

暗い話ばかりではありません。
推進に舵を切ったのにはもちろん理由があります。

1~5階のテナント候補も売り場面積の半分ほどで
手が挙がっている状態であること。
花巻市長の「耐震工事の支援など、
可能な限りの支援を検討する」との表明による後ろ盾。
何より大食堂のファンの後ろ盾。
花巻家守舎の代表も冒頭に
「今のままの大食堂の雰囲気・味を残したい」と
コメントを述べた通り、皆の想いが後押ししたのでしょう。

なにはともあれ、存続への大きな一歩。
8月末にはさらにいい知らせを期待するばかりです。

・・・さーて、おまけコーナー。
6年前に食べたナポリかつの画像が出てきましたwwwww
DCIM0166
昨日上げたナポリかつとサラダがちょいと違う。かつの位置も。
DCIM0165
DCIM0167
当時はナポリかつが550円!!
ソフトクリームも140円!!!
えー、安いですwww