どうもでっすっす!かっちゃんです!


あらかじめ言っておきますが、
今日のブログは大長編です(笑)

というのも、
普段トリゴロにご来店のお客様だけでなく
日本全国のバンドマンたちの参考になればなあ~
と考えて書いたからです。




今回ご紹介するのは

“レコーディングした後のこと”
について。

無事レコーディングも終了し、
ミックス・マスタリングも終えて、
ついに自分たちの音源が完成したぜ!

さて、あとはその渾身の音源を
どうやってみんなに手に取ってもらうか
ですよね。

最近ではアマチュアバンドでも
自分たちの音源をカンタンに配信することができます。

iTunesだったりYoutubeだったり、
聴いてもらう手段には事欠きません。

が、やっぱり原始的な手段にもこだわりたいもの。

きちんとパッケージングされたCDとして、
自分たちの音源を形にするには
一体どうしたらいいのでしょうか?

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※トリゴロ受付でもたくさんのアマチュアバンドの音源が販売されています。





▼“CDプレス”って何だろう?
CDプレスとは、
レコーディングした音源と
ジャケットデザインを専門業者に送り、
製品化したCDとして仕上げてもらうことです。

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画像出典:㈲メディアライブラリー

これでアマチュアバンドの自主製作音源でも、
お店で売られているメジャーバンドのCDみたいに
本格的な感じにできるということですな(^ω^)

よくレコーディングするまでの事は考えていたけど、
プレスすることまで全然考えてなかった!
レコ発の日も決めちゃっているし・・・
うわ~!どうしたらいいですか~~(;ω; )

と救援要請を出してくるバンドさんがいらっしゃいます。

もちろん我々トリゴロスタッフは
そのへんにつきましてもめちゃくちゃ詳しいので、
最後の最後までサポートさせて頂いております(^ω^)

「家に帰るまでが遠足だよ!」

じゃないですが・・・

「レコ発するまでがレコーディングだよ!」

と僕はよくお客さんに言っていますね(笑)

さて、具体的にどんなことをしていくのか、
かな~り長くなりますがご紹介していきます。



▼プレスを依頼する会社を決める
何はともあれまずはここからです。
依頼するプレス会社を決めましょう。

とはいえ、プレス会社はたくさんありますので、
どこが良いかは個人の判断で選んでもらうようになります。

が、最初は安全策として、
既にCDをリリースしたことのある周りのバンドや、
僕たちレコーディングスタジオのスタッフ
おすすめのプレス会社を聞いてみるといいかもしれません。



▼国内プレスか、海外プレスか。
プレスには大きく分けて
国内プレス海外プレスがあり、

その名の通り、
工場が日本国内なのか海外なのかで分かれています。
どちらか片方しかやっていない会社もありますし
両方やってくれるプレス会社もあります。

基本的にはですが、
国内プレスは納期も早く安全に商品が届きますが
料金は少し高めの設定になっており、

海外プレスは料金が国内に比べて安い代わりに
納期が少し長い場合が多いです。

また、海外プレスだと最悪の場合、
日本ではそうそう起こりえない事件・事故により
輸送機関がストップして納期が延びてしまった、
という話もどこかで聞いたことがあります。
※危ない人たちによるテロとかね。。

万一を考慮し確実性を取るか、
それでも金額の安さを取るか、
そこはバンドさん個人の判断となりますね。



▼プレス会社の“営業日”って??
製品が届くまでの納期として
プレス会社のホームページには
〇営業日という記述があると思います。

10~14営業日の会社がほとんどですが、
よくこれを勘違いしている方がいらっしゃいます。

たとえば「14営業日」と書かれているなら、
それは「2週間後に届くよ!」という意味ではありません

“営業日”とはそのプレス会社が実際に営業している日。
土日祝日は含まれていないのです。

つまり土日祝日を除く平日だけを
営業日として数えなければいけません。
※プレス会社によっても違うかもなので、
 詳しくは各プレス会社にお問い合わせ下さい。


14営業日後の発送だと、
製品化されたCDが手元に届くのは
最速でも約3週間後ということになります。

さらにはGW・お盆・年末年始などは、
プレス会社も普通にお休みしていますので、
さらに納期が延びる可能性がありますし、

こちらが入稿したデータに不備があったりすると、
それらを全部直して送りなおさなければならないので
さらに日数がかかってしまいます。

ここは安全策として、製品が届くのは
約1ヶ月後と思っておきましょう。

よくここを勘違いしていたがゆえに
レコ発ライブの日取りを誤ってしまい、
レコ発ライブがレコ不発ライブに・・・

という悲しい事態に陥るバンドもいます。

さて、参考までに11月のカレンダーを
例に挙げて考えてみましょう。

14営業日後の発送で、
国内プレスの場合とします。

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12/2(土)レコ発ライブの予定日、
その前日には製品が届くようにすると仮定します。
※これでもギリギリなので、実際はもっと余裕を持ってね。

すると、11/29(水)には、
プレス会社から製品を発送してもらわねばなりません。

さらにそこから、平日だけを14日間数えます。
(緑色の〇数字です)
11/23(木)は祝日なのですっ飛ばして数えます。

ほとんどのプレス会社では、
料金の振り込みが確認されてはじめて
プレス作業を開始するようになるので
(まあ、そりゃそうだわなw)

緑の①のさらに2日前には、
マスター音源及びジャケットデータの入稿
そしてプレス料金の振り込み
完璧に済ませておく必要がありますね。

さて、どうでしょうか。
ほとんど1ヶ月かかってしまいましたね(笑)

14営業日=2週間後に届く!
と勘違いされていた方からすれば
かなりの時間がかかることに驚かれたことでしょう。





▼パッケージの種類は?料金は?
パッケージの種類も色々ありまして
ざっくり思いつく限り並べてみると
・ジュエルケース(1cm厚)
・スリムケース(5mm厚)
・紙ケース
・バルク

と様々なバリエーションがあります。

トリゴロで販売しているバンドのCDでも…
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※左から、ジュエルケース→スリムケース→紙ケース

お値段としてはジュエルケースがいちばん高く、
バルクがいちばん安くなります。

詳しいお値段については、
各プレス会社のHPを参照してください。

※バルクとは?
CDの盤面印刷のみでケースなしのプレス方法のこと。


僕の感覚では、ですけど、
2~3曲入りのシングルならスリムケースor紙ケース
10曲以上のアルバムならジュエルケースで出したいかな?
といった感じではあります。

中に封入する歌詞カードのページ数
によっても価格が変わりますので、
そちらも詳しくは各プレス会社の…(以下略)

あと、僕の見てきた感じですと、
プレス枚数が500枚を超えたあたりから、
そんなに料金は変わらなくなります。

500枚と1000枚でも数千円の差だったりしますので、
たくさん売る気満々!なバンドさんは
いっそのこと多く刷っておいたほうが良いかもですね。
※売れなかったら悲惨なことになりますが。

また、最後の落とし穴なのですが、
多くの場合プレス料金とは別に
ジャケットの校正チェック料だったり
完成した製品の送料など
意外なほど追加料金がかかったりします。

プレス会社のHPに記載の料金より、
結局の所は数千円~1万円程度
多くかかると見ておいて良いです。
詳しいところは各…(以下略)




▼マスター音源を準備する
プレスを依頼するプレス会社のホームページに
「マスター音源はこういう形式で送ってください」
という説明が必ずありますので、
レコーディングしてくれたスタジオに依頼して
それに見合った形式でマスターを書き出しでもらいます。

昔はCDなどの記録媒体を介する場合が殆どでしたが、
最近ではDDPという形式が主流になっておりますね。

DDPとは、
Disc Description Protocol
(ディスク・ディスクリプション・プロトコル)

の略語であり・・・・・・

・・・詳しくはググってください(笑)

まあ、簡単に説明しちゃいますと
音も良いしラクだしめっちゃ便利な形式やで!
ということですな(笑)

記録媒体を介さずともレコスタのエンジニアから
マスターDDPデータをオンラインストレージ等で貰い、
それをプレス会社HPの入稿専用ページから
ドラッグ&ドロップするだけでOKになってます。

なんちゅー便利な時代なんでしょうね(笑)

トリゴロのレコーディングでも、
ここ最近CDで納品することはあまりなく、
このDDP形式での納品がほとんどになっています。




④ジャケットデータとレーベルデータを準備する

マスター音源と一緒に必要になるのが
ジャケットデータレーベルデータです。

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画像出典:㈱キングプリンターズ

ジャケットデータとは、
中に入っている歌詞カードのデザインのことです。
オビのデザインやバックインレイ(CDトレイ下の絵)、
裏ジャケットなんかも含まれます。

レーベルデータとは、
CDの盤面に印刷するデザインのことです。

これがプレス初心者のバンドマンにとっては
恐らくかなりの鬼門なんですね(笑)

なぜならだいたいのプレス会社では
プレス会社から支給されるテンプレートに沿って
アドビのイラストレーター
もしくはフォトショップなどの
専門的なソフトで作らなければいけないからです。

元からデザイン関係の仕事をしてたりして
イラレやフォトショを自由自在に使える方や
そっち方面の友人・知り合いでもいない限り、
まずそういった専門ソフトの勉強から
地道~にやっていかねばならないので

この段階でものすごい苦労をすることになります。
※僕も初めてのときは地獄を見ました。

また、CD盤面やジャケットに
どんな記号を入れてどんな表記をするかなど…

ここもバンドマンの頭を悩ますポイントだったりします。
CDDAB
↑市販のCD盤面には必ず入ってますよね!

こういう細かいところまで本格的にできると、
いざ仕上がったときにかなり見栄えがしますし、

逆にこういうところをきちっとしてないと
とたんに安っぽく見えちゃったりします(^_^;)

詳しいことを書いてくれているサイトもあるので
ジャケットを作る前に勉強しておきましょう。




▼1枚いくらで売るか考えておく。
自主製作音源を本格的に作ろうと思うと、
最終的には割とすごい金額になってきます。

参考までにですが、僕が自分のバンドをしていたころ
11曲入りのフルアルバムを出すのにかかった金額は
①レコーディング
②ミックス&マスタリング
③プレス

全てのトータルで約40万円でした。

幸いたくさんの方に購入して頂けたので
元を取ることはできましたけど、

もし全然売れてなかったら…
と考えるとゾッとする額ですよね(笑)

というわけなので、
売れそうな枚数の見込みを考えておき、
一体何枚売れば元が取れるのか?
しっかり考えてから金額設定しましょう。

とはいえ、ここはそれぞれの自由でもあるので

聴いてもらえればそれだけでバンド冥利に尽きるわ!
というならば無料配布でもいいでしょうし、

絶対に売れるという確固たる自信があるのならば、
メジャーバンドと同じくらいに設定しても良いでしょう。

参考までにですが、アマチュアバンドの場合、
シングルなら500~800円くらい、
アルバムなら1500~2000円くらいが多いですね。




▼プレス会社に入稿する
はい、ここまでたいへん長い道のりでしたが
プレス会社に送付する
①マスター音源データ
②ジャケット&レーベルデータ

そして
③お金

この3つが揃いましたらいよいよ入稿です。

入稿はカンタンです。
先程も申しましたが、
CDなどの記録媒体を送る方式ではなく
最近ではデータを直接送るのが主流ですので、
手近にあるパソコンでポチッとやるだけです。

入金もカンタンです。
ちょっとお近くの銀行へ行って、
指定の口座へお金を振り込むだけです。

こうして長く険しい道のりが終わりを告げ…







…てない!!

最後の仕上げとして、
届いたCDを引っ提げて
全力でライブをしてください。

そうです。

レコ発するまでがレコーディングだよ!!

なのです!

何物にも代えがたい自分たちのオリジナルCD。

ぜひたくさんの人たちに
手に取ってもらってください。
聴いてもらってください。

それが我々、音源製作に携わる人間の願いです!


長々と語って参りましたが、

トリゴロでは、
レコーディング~ミックス&マスタリングはもちろん、
初めてCDを出すバンドさんでも困らないよう
無事CDがリリースされるまでの間、
全力でサポートさせて頂いておりますので、
ぜひお気軽にご相談頂ければと思います!(^^)


ではでは、今日はこんなところで。

かっちゃんでしたー!