どもどもですー!かっちゃんです!


先日、行きつけのお店にこんな面白アイテムが置いてあったのでご紹介。



Pearlのコンパクトトラベラーです。

PCTK_1810BG-l
画像出典:パール楽器製造株式会社
※画像のスタンド類、ペダル、シンバルは付属しません。


「ははっ(笑)まーた何かオモチャみたいなのが出てきたなあ(笑)」

と思って馬鹿にしながら叩いてみたらあらびっくり。


スネアは小口径スネアの小気味よく気持ちの良いサウンド、

バスドラはしっかり低音とアタックが共存してるし、

「え、なにこれ普通にすごい(笑)」

と逆の意味で笑ってしまいましたね(笑)

それでいてこんなに軽量かつコンパクトとは…



ちょっとしたイベントやストリートライブにもってこいですね。

メッシュヘッドなんかを張って消音すれば自宅練習用セットとしても使えそうです!

僕は本来YAMAHA信者なんですが、これは1台持っときたくなりました(笑)











さて、今日のメインの話題ですが、


ドラマーの皆さん、こんなこと言われたことないですか?


「ドラムくん、ハシりすぎ!落ち着いて叩いてよ!」

「ドラムさん、モタってるよ!もっとグイグイいってよ!」




・・・はい(笑)
ドラマーなら誰しも必ず言われたことがあるでしょう。


ドラムは、バンドの中でリズムの中心を担う存在。

それゆえに、周りから叩かれるとしたら真っ先にそこなんですよね。




▼そもそもハシる、モタるとは?
すごく簡単にいえば「ハシる」とは演奏中にリズムがどんどん速くなっちゃうこと、「モタる」とは逆に演奏中にリズムがどんどん遅くなっちゃうことを言います。

まだ十分な練習量を積めていない初心者の方に多いのはもちろん、たとえ上手い人でも様々な理由によってハシったりモタったりすることはあります。

個人差はあれど、人間のリズム感なんてわりと・・・というか、思った以上にいい加減なものなんですよ(笑)

※ただし、今沢カゲロウさんのような変態的なリズム感を持つ方もごく稀にいます。




▼僕もその昔は…
ものすごくハシってものすごくモタるタイプでした(笑)

そもそもリズム感があまり良くないほうだったんです。
吹奏楽やってたころはそりゃーもう怒られて怒られて(笑)

でも人間鍛えれば何とかなるもんでして、今では人並みのリズム感を持って(るつもりで)います。

そりゃーもうアホほど練習しましたけどね…(笑)


先天的に良いリズム感を持って生まれた方が羨ましいですね(笑)



▼たまにこんな人も…
過去それはもう多くのジャンル/年代の方とバンドをやってきましたが、中にはこんな人もいましたね。

練習中、頻繁にこっち(ドラマーの僕)を見ては、

「おい!モタるな!」
「遅いわ!もっと前に行け!」


と言ってくる。

僕は「あ、はい。すみません~」と聞き流してました。


だってその時、僕がモタってたんじゃなくて

その人がハシりまくってるだけだったんですもん(笑)
※そして本人はそのことに全く気付いてないという…。

無論、そんな人にドラマーの僕が合わせに行ってしまったらバンドサウンド全体が崩壊しますから、ゴキゲンだけ取って適当に流していましたが(笑)



▼そうなんです。実は・・・!
実はドラマーが正しいリズムをキープできていたとしても、他のパートがハシったりモタったりすることで、正しいはずのドラマーのビートがヨレているように聴こえてしまうこともあるんです。

それがゆえに、バンド内でタテのライン=リズムが合わないときにドラマーが真っ先に責任を疑われることも多いんですね。

そういうときは、一度バンド全員でメトロノームを聴きながら演奏してみるなどして、誰に原因があるのかを探る必要もあると思います。

リズム面のトラブルが全てドラマーのせいだと思っている方がいらっしゃいましたら、それは大きな間違いなのです。

僕の知る限り、ドラマーに限らずボーカルもギターもベースもアマチュアバンドマンには「この人…まともなリズムトレーニングを積んでないな?」とおぼしき方がかなり多いです。

ドラマー以外のパートの方もしっかりリズム感を鍛えてくださいね!!(笑)



▼ただし!!
あくまでバンド内でリズム面を統率しているパートはドラマーに違いありません。

「俺が後ろで叩いてやってるんだぞ?お前らどんと来いや!!」

くらいの気概は持っておくべきだと思いますし、本当にドラマーが曲の中でハシったりモタったりリズムがヨレたりしまくっていては↑の言葉に説得力もクソもなくなってしまいます。


ですので我々ドラマーは人一倍、リズム感を強化する練習は欠かさないようにすべきです。


そのためには、まず練習は基本的にメトロノームを使って行いましょう。

練習パッドで練習するときも、ドラムセットで練習するときも、です。

最近では、わざわざ楽器屋さんにメトロノームを買いに行かなくても、スマホアプリでいくらでも無料のメトロノームがありますから便利ですよね。

僕が実践しているメトロノームを使った効果的な練習法はコチラのブログから参照してみて下さい。



▼でも、時と場合によっては…
「なるほど!そうなんだねかっちゃん!

 ドラマーの仕事は一定のリズムをキープすること!

 よーし、機械のように一定に刻み続けるぞ~!」


・・・と、それだけではうまくいかないのが音楽の世界です。


いざステージに立って演奏すると色んなことが起きます。

ギタリストがソロで熱くなってグイグイっと前にいっちゃうこともあります。

感情の入ったボーカルがグググッとタメにタメて歌っちゃうなんてこともあるでしょう。


そんな時、ドラマーがだたひとり、無感情に淡々と一定のビートを刻むだけの存在だったらどうでしょう??


そんなドラマーなら、リズムマシンで代用が効いちゃいます。

そして、リズムの正確さだけなら人間が機械に敵うわけがありません。


なのにわざわざ人間がドラムを叩く意味がそこにあるわけで・・・






・・・と、ここからはかなり精神論的なお話になってきますので、ここでは避けておきます(笑)

知りたい方、語り合いたい方はぜひご来店の際にでも。



ではでは!かっちゃんでした!